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G3エプソムCの反省

G3エプソムCの結果
1 1-02アドマイヤカイザー 芹沢 1.45.1--- 450kg+2 5人気
2 2-03トーヨーデヘア 後藤 1.45.21/2 498kg0 7人気
3 5-10バンブーマリアッチ 坂井 1.45.51.3/4 456kg-8 14人気
単勝1,200円 枠連2,870円
複勝460円 480円 1,030円 馬連8,380円
ワイド2,740円 7,680円 8,040円
予想と見解 好材料と不安材料
G3エプソムCの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • まずは久々に高配当を的中したことを素直に喜びたい。500円だけだったから回収額はいまいちだったけど、押さえの押さえで買ったトーヨーデヘアが2着だったのだから贅沢は言えない。もっと絞っていたら間違いなく外れていたのだから、的中しただけで満足しなければいけないでしょう。この調子で何とか巻き返していきたいけど、そうはうまくはいかないかな。
  • とにかく私の◎アドマイヤカイザーが低人気にもかかわらず、その実力を見せつけてくれたことに本当に嬉しく思う。予想でも言ったけど、毎日王冠2着を考えれば、メンバーNo1の実力ということは明白であり、近走がどんなに悪かろうと決して軽視してはいけない馬のはず。ひねくれて人気のない馬に◎本命を打ったことはあったけど、今回はその実力を信じての◎本命だっただけに、私としては本当に会心の予想でした。穴を狙いにいくというスタイルも確かにあるだろうけど、強い馬を評価し配当は後からついてくるものというのが私のスタイルなんだなと改めて思いました。今後もあまり配当に惑わされず強い馬を素直に評価していきたいと思う。
  • あと言っておきたいことは、今回はよくも悪くもグリーンベルトが大きなポイントだったのは間違いないでしょう。アドマイヤカイザーもインコースを通ってきたから伸びてきたのだし、トーヨーデヘアも同じだった。内枠の2頭で決まっていることからもそれがはっきり分かります。それを考えてトーヨーデヘアを押さえたわけだし、今回の私の勝ちはグリーンベルトにこだわったからこそだと思っています。
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    参考
    G3エプソムCの予想
    結論   ◎アドマイヤカイザー
      ○イーグルカフェ
      ▲トウショウノア
      △グリーンプリッツ
       △ヒコーキグモ
       △ロサード
       △ニホンピロスワン
       △トーヨーデヘア
     買い目(馬番連勝複式)
      2-4(1,000円)
      軸2--6-11(各600円)
      軸4--6-11(各600円)
      6-11(600円)
      軸2--3-7-13-14(各500円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はアドマイヤカイザーである。中山記念で復帰してから4戦したがいずれも掲示板に載っていないということで、勢いがないというかスランプに陥っていることはもちろん分かっている。しかし、この馬は毎日王冠でトゥナンテの2着、マイルCSで4着という実績を持っており、このメンバーでは明らかに実績上位であり、潜在能力の高さはメンバー中No1であると私は考えている。ここまで近走が悪いとさすがに信じ切れない部分は多々あったが、かといって他に信じられる馬がいるわけでもなかった。であれば、実力No1の馬から素直に攻めるのが最も悔いを残さない買い方だろう、と最終的に判断した。左回りの方が合っていそうだし、1800mもベストだと思っている。内枠に入ったのでグリーンベルトも通れるはずだ。差しタイプだけに直線でグリーンベルトは走れないかもしれないのが気にはなるが、それは他馬も同じである。鞍上芹沢など他にも不安材料はあるだけにさすがに弱気な買い方になっているが、気持ちとしては真の実力を見せつけてほしいと思っている。
  • 対抗○はイーグルカフェにする。この馬も毎日王冠4着、天皇賞秋4着という実績を尊重した。これけの実績を持っていればG3では明らかに実績上位である。アドマイヤカイザーの下になったのは単純に毎日王冠での着順を考慮したからである。私の気持ちとしてはこの2頭のワンツーで当然という気持ちが実は強い。それくらい毎日王冠のレベルは高かったはずなのである。しかし、ドバイから帰ってきての休み明けとなるだけにどこまで力を発揮できるかという不安もあるし、個人的にどうも信用しきれないタイプの馬である。グリーンベルトを通れるかどうかでも結果が変わってくるだろうし、あまり当てにはしていない。
  • 単穴▲はトウショウノアにする。グリーンベルトを考えるとやはり今回は先行馬有利というのは間違いないと思う。となれば、先行できる馬が圧倒的に有利になると思う。ただ、有力馬は意外にみんな差し馬であり、これという強力な先行馬がいない。最も可能性の高いのはやはりこの馬ということになりそうだ。左回り1800mはベストの条件だけにかなりやってくれそうな感じがしている。とはいえ、重賞では連対もしたことのない馬である。根本的な能力の問題でダメかもしれない。
  • 4番手はグリーンプリッツにする。同じように先行馬有利という観点からこの馬を選んだ。前走がマイル戦だっただけに距離不安は大きいし、重賞実績がないのも非常に気になったが、前走レコード決着で好走したことなどを考えれば、先行して早めにグリーンベルトを確保するようであれば同じように粘れるのではないかと考えた。もちろんデザーモということもある。
  • 5番手はヒコーキグモにする。逃げるのは間違いなくこの馬だろう。他に無理にいく馬はいないだろうから、マイペースでレースを進められるはずで、この馬には展開はかなり恵まれるはずだ。しかもグリーンベルトを味方にすれば、かなり粘るのではないだろうか。重賞だけにそんなにうまくいくかどうか疑問だし、左回りで実績がないのが気になったのでこの評価にしたが、けっこうやるのではないか。
  • 6番手はロサードにする。前走都大路Sでレコード決着の3着と価値ある走りをした。叩かれた上積みとベストの1800mになることを考えれば、今回は最大のチャンスと考えるのは十分に理解できる。しかし、この馬は先行策には疑問が残るところがあるし、追い込みだと展開に左右されるという弱みがある。今の東京コースは、内側にグリーンベルトがあるので、外から追い込むのもかなり厳しい。今回はあまり大きな期待をかけるのは危険なのではないかと思っている。
  • 7番手はニホンピロスワンにする。前走の都大路Sで上がり33.7という強烈な末脚で2着にきている。この内容であれば当然にここでも通用しそうではある。しかし、ロサード同様に展開に左右されやすいだけに、あまり当てにできないと思う。とりあえず内から伸びてくるということも考えられるので押さえるだけは押さえたい。
  • 8番手はトーヨーデヘアにする。もう1頭をどうするかはけっこう悩んだが、最終的には内枠に入ったこの馬にした。切れ味がないのがこの馬の弱点であるが、ヒコーキグモが引っ張るのであれば上がりが速くなるとは思えない。グリーンベルトをうまく味方につければインから抜け出すことも可能かもしれないと思った次第である。でもちょっとこの馬の決め手ではそれも難しいかな。
  • 9番手はルネッサンスにする。ラジオたんぱ賞を勝った得意の東京1800mである。そういう意味では一発ありそうな感じもするが、あのときはスローの展開で楽に抜け出してきたという内容だったので、古馬の厳しい流れではこの馬は実力を出し切れないと私は思っている。
  • 10番手はブラックタキシードにする。ダービー5着ということを考えれば、復調さえしてくればこのレベルならば勝ち負けする器だとは思うのだが、最近の走りからはまだ復調の兆しは見えてこない。時計も速くなりそうだし、もう少し時間がかかるのではないだろうか。
  • まあ、こんなところでしょうか。
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    G3エプソムC出走馬
    ロサード
    (牡5・江田照57)
    買い H11京阪杯優勝、H12京阪杯2着、H12北九州記念2着など。重賞連対は1800mに集中しているので、1800mはベスト条件と考えてよさそう。この馬の持ち味は、直線だけの競馬で差してくる強烈な末脚である。そういう意味では東京の長い直線はプラスといえるし、揉まれ弱いこの馬にはコースが広いというのが何よりありがたいのではないか。京都大賞典で3着するなどレベルの高いレースでの好走もあるし、このレベルのG3ならば圧勝しても不思議ない存在といえる。前走休み明けで僅差の3着にきており勢いもある。叩かれた上積みも当然見込めるだろうし、勝負気配はかなり感じる。
    消し この馬は追い込み脚質なのでどうしても展開に左右されるというのが大きな不安である。前走はうまく先行したが、気性的な問題もあるだけに今回もうまく先行できるかは分からない。距離が延びることを考えれば、先行すれば直線で伸びないということも考えられる。それにこれまでも人気になると裏切るということが何度かあっただけに、もう一つ信用できない部分がある。脚質的に時計がかかる馬場は得意と思えないので、そういう馬場になるとかなりやばくなる。
    イーグルカフェ
    (牡4・田中勝57)
    買い H12NHKマイルC優勝、H12共同通信杯優勝など。3歳限定とはいえG1を勝っている実績はここでは最上位ということになる。毎日王冠、天皇賞秋でも4着しており、古馬の1流レベル相手でも結果をしっかり残しているし、それで斤量も57kgと他と同じであれば、圧勝しても不思議ないということになる。共同通信杯、毎日王冠の走りからも東京1800mはベストに近い条件といえるし、安田記念を回避して参戦してきた以上はここは落とせないというのが陣営の本音のはずだ。
    消し 最も大きな不安は、ドバイから帰ってきてからの初戦となることである。単なる休み明けというだけでも不安は拭えないものなのに、ドバイ遠征後となればさらに不安となるのは当然だろう。ダートだったり、ドバイだったりと言い訳はあるにしろ、近走は惨敗続きというのも、勢いという点から物足りないものを感じてしまう。それに、何と言っていいか分からないが、どんなレースでも好走で終わるというか、もう一つ強さが伝わってこないというのが不安である。
    トウショウノア
    (牡6・小林淳57)
    買い 1800mで3勝しているのだから距離はベストといえる。左回りで3勝しているのも好材料である。重賞実績も関屋記念で3着しているのだからまったくないわけではない。先行して抜け出す競馬を得意としているので、馬場が荒れてきたことはこの馬には好都合といえる。切れ味勝負の馬の末脚が鈍る分チャンスは広がったといえる。今週からAコースなので早めにインコースを確保できるのも大きい。準オープンだったが58kgを背負って不良馬場で勝っているので道悪になればさらにチャンスは広がる。
    消し 関屋記念で3着しているが、少頭数で楽に先行できたのが大きかった。それ以外の重賞では力負けという内容だけに、多頭数の中央重賞では通用しない可能性も十分にある。先行する脚質なので直線の長い東京コースでは展開的に有利にはならないし、重賞レベルだと決め手のある馬が多くなるだけに、この馬の先行力では粘りきれないかもしれない。
    アドマイヤカイザー
    (牡5・芹沢57)
    買い H12毎日王冠2着、H12京都金杯2着など。この馬のベストレースは昨年の毎日王冠だろう。休み明けながらトゥナンテにクビ差の2着なのだから高い評価が必要だ。一昨年のマイルCSでは3歳馬ながら4着したこともあり、この馬の絶対能力は相当高いと見ていい。上がり34秒台は当たり前で、33秒台を2度叩き出したこともあるように、とにかく切れ味鋭い末脚がこの馬の武器である。1800mは6戦2勝2着3回という実績と毎日王冠の走りからも、距離はベストといえるし、左回りの方が安定している。徐々に調子も上げているようだし、このメンバーであればそろそろ復活ということになりそうだ。
    消し まずは中山記念で復帰してから7・7・11・12着と掲示板にも載っていない。うち2つはオープン特別戦なのだからあまりにだらしない結果といえる。これまでの実績からすると極度のスランプに陥っているといえるかもしれない。こういう状況で一変するのを期待するのは難しいしかもしれない。また、この馬は実は重賞どころかオープン特別も勝っていない。マイルCS4着なのだから能力が低いということはないだろうが、これまで惜敗が多かったことを考えると勝負弱いという感じもする。
    トーヨーデヘア
    (牡4・後藤57)
    買い H13ジュニアC優勝、H13NHKマイルC2着など。3歳限定とはいG1で連対している実績は評価しなければならない。東京コースでのものだし、G3戦であれば当然勝っても不思議ないことになる。前々走ダービー卿CTで3着しており、古馬重賞でも通用することも証明している。ダートも走れるタイプなので時計のかかる馬場になればさらにチャンスは広がる。
    消し まずは距離経験がないのが不安となる。東京マイルをこなしているのだから大丈夫という考え方もできるが、経験がないのだから絶対大丈夫とはとても言えない。また、G1連対といってもしょせん3歳限定戦だし、古馬戦での実績がダービー卿CT3着だけというのももう一つ物足りないものを感じる。どちらかというと切れる脚がないタイプと思うので、荒れてきたとはいえ東京の軽い馬場への適応も少し疑問だし、決め手勝負となると分が悪いかもしれない。
    ニホンピロスワン
    (牝4・河内57)
    買い H12ローズS優勝、H13都大路S2着。重賞は3歳牝馬限定だけであるが、その後も牡馬混合の古馬戦線で3着、4着と好走しておりその実力を見せている。特に前走の2着は、レコード決着という厳しい展開ながら上がり33.7という末脚を見せてハナ差まで詰め寄っているのだから、非常に価値がある。ローズSの実績から距離1800mが長いとは考えられないし、直線の長い東京コースも脚質を考えればプラスと考えていいだろう。
    消し 重賞勝ちはあるもののしょせん3歳限定戦であるし、古馬戦線の好走もすべてオープン特別であり、しかも勝っているわけではない。G3とはいえ、重賞を勝っているメンバーが多数いるというメンバー構成を考えると、実績不足は否めない。勢いがあるだけに、このメンバーで好走しても不思議はないとは思うが、牡馬相手だけに惨敗に終わっても文句が言えないのも確かである。オープン特別を勝ちきれないあたりから勝負弱いというか、常に好走で終わるタイプかもしれない。
    ヒコーキグモ
    (牡7・蛯名57)
    買い H13豪州T優勝、H12東風S優勝、H9きさらぎ賞優勝など。前々走豪州Tを勝っており、まだまだ元気なところを見せつけている。タイムも良かったと思うし、実力は落ちていないと考えるべきだろう。その豪州Tもそうだったが、この馬は単騎逃げの形に持ち込むと本当に強い。今回は他に逃げる馬もいないようだから、マイペースの単騎逃げが期待できる。内側がグリーンベルトになることを考えても、かなりしぶとく粘るのではないだろうか。好条件がかなり揃ったといえるだけに、チャンスはあると思われる。
    消し 前々走のようにいきなり勝ってしまうから分からない部分が多い馬ではあるが、ここしばらくは好走はオープン特別だけで重賞では掲示板にも載っていない。さすがに重賞ともなると、自分の形を作っても地力の違いで勝負をさせてもらえないということかもしれない。早めに競られると簡単に潰れるもろいところもあるのであまり信用は置けないし、東京コースでは実績がないというのも不安となる。すでに7歳という年齢を考えても重賞ではちょっと難しいかなという感じもする。
    ルネッサンス
    (牡4・大西57)
    買い H12ラジオたんぱ杯優勝。東京1800mで重賞を勝っているのだから条件はベストといえる。しかも4勝中3勝が東京1800mなのだから、この条件でしか走らない馬なのかもしれない。まだ4歳と若いのでまだまだ成長は見込めるだろうし、本当の能力を出し切っていない可能性もある。馬場が荒れてきて時計がかかるようになってきたのもプラスだろうし、この条件ならば復活があっても不思議はない。
    消し ラジオたんぱ杯を勝っているが、メンバー構成が強かったと思えない。その後、オープンで活躍している馬がいないのだからレベルが低かったと考えるのが妥当ではないだろうか。現に古馬と戦うようになってからは4着が精一杯である。古馬のスピードについていけないという印象が強いだけに、今回のような別定戦での巻き返しは非常に厳しいように感じてしまう。
    トッププロテクター
    (牡4・和田57)
    買い H12カウントダウンS優勝、H13東風S優勝。近走でオープンを2勝しているのは評価できる。勢いはそれなりに感じられる。まだ4歳という年齢からも今が伸び盛りの時期なのだろう。そういう意味ではさらなる上積みというか、前走以上の走りを期待してもいいだろう。前走も上がり34秒台では走っているし、相手が強すぎただけである。今回は前走よりはメンバーは落ちるし、G3ならばチャンスはあるはずだ。
    消し オープンは2勝したものの、重賞では4度走ってすべて着外というのだから壁があると思わずにはいられない。さらに、これまでマイルで実績を残してきた馬だけに、距離1800mもどうか。ここまでマイル戦に良績が集中していると、マイルでしか走らない典型的なタイプと考えたくなる。極端に切れる脚を持っているわけでも、逃げるタイプでもなく、オーソドックスなレース運びをする馬だけに、展開などで大きく結果が変わるとも思えない。頑張っても掲示板だとどうしても考えたくなる。
    グリーンプリッツ
    (牡7・デザーモ57)
    買い 前走都大路Sで4着したのは大きい。レコード決着の0.1秒差の4着なのだから当然に評価していい。しかも連対した2頭は追い込みだったが、この馬は先行してのものだけにその価値は高い。今の東京コースは多少荒れてきて時計がかかるようになってきているだけに、先行できるのは好材料だし、グリーンベルトも確保できそう。東京コースも得意としている。そして何より鞍上デザーモというのが心強い。
    消し 前走4着好走もしょせんオープン特別である。去年のエプソムCで惨敗しているように重賞では通用しない可能性も十分にあるだけに、前走4着で評価するのはどうかと思う。前々走勝っているのが1400mということも考えると、1800mは距離が長いと思えるし、距離延長はたぶんプラスではない。実績や距離適性を考えると、惨敗しても文句は言えないということになるだろう。
    マチカネホクシン
    (牡4・吉田57)
    買い NZT2着など。朝日杯3着、NHKマイルC3着などG1で2度3着している実績は高く評価しなければいけない。古馬と戦うようになってもオーロC2着、東京新聞杯4着などその力を見せている。1800mで1勝している実績もあり距離は守備範囲だろう。切れる末脚がこの馬の大きな武器であり、ハイペースの展開になればこの馬の末脚が炸裂することになるかもしれない。
    消し この馬は斬れる脚を一瞬しか使えないという問題がある。東京コースだとどうしても伸びてきてもゴール前で止まってしまう。だから3着までという結果になってしまう。オーロCは1400mだからラストまで伸びたが、マイルでも息切れするくらいだから1800mでは持つわけがない。ここ3戦は惨敗が続いており勢いも感じられない。
    ザカリヤ
    (牡5・北村57)
    買い H11NZT優勝、H11NHKマイルC2着。3歳限定とはいえG1で連対した実績を持っていることを忘れてはいけない。格から言えばG3ならいつ勝っても不思議はないということになる。前走速い流れを先行したが、こういう元気なとこを見せたのは久々だった。少しは良くなっているということかもしれない。であれば、当然に上積みは見込めるだろうし、いよいよ復活ということもあるかもしれない。
    消し 古馬として戦うようになってからの戦績もあまりにひどい。全て2桁着順というのは問題である。早熟タイプで3歳春から成長していないということだろうか。長期休み明けから5戦を消化しても結果が変わらないのだから、少しは良くなっているにしても、一変するというのは考えづらいのではないだろうか。1800mで実績もないし、勢いももちろん感じられない。
    ブラックタキシード
    (牡5・村田57)
    買い H11セントライト記念優勝、H11プリンシバルS優勝など。セントライト記念ではハイペースで逃げる2頭を自ら追いかけてきっちりと差し切るという強い内容だったし、この馬の能力の高さはダービー5着からもうかがえる。近走は惨敗続きであるが、1年5ヶ月も休んでいたことを考えれば、やむ得ない部分もある。菊花賞で惨敗したことを考えると典型的な中距離馬で1800mくらいが合っていると思われるし、そろそろ復調してきても不思議ないころでもある。
    消し 休み明けから3戦を消化したが、7・9・16着では復調の気配はちょっと感じられないと言わざる得ない。屈腱炎からの復帰だけにもう少し時間がかかるのかもしれない。あるいは、ダービー5着とはいえ、しょせん3歳限定戦だったことを考えると、根本的な実力の方にも問題があるのかもしれない。実際に古馬相手で好走したという実績がないのだから、そういう理屈も成り立つはずだ。
    バンブーマリアッチ
    (牡6・坂井57)
    買い H11愛知杯優勝、H13白富士S2着。前走愛知杯で4着、2月には白富士Sで2着と、今年に入ってからオープン重賞で好走しており、調子はなかなか良さそうである。もともと重賞を勝っている馬だし、調子が上がってくればG3ならば何とかなるだけの実力はありそうだ。好走は左回りが多いというのにも注意しないといけない。
    消し 前走愛知杯4着といっても、しょせん父内国産限定のローカル重賞である。その前の白富士Sもオープン特別だし、今回のメンバーとはレベル差がかなりあったように思われる。そこでやっと好走しているくらいだから、今回は好走も難しいのではないか。距離も2000mで好走しているので1800mは短いのではないか。
    ジーティーボス
    (牡4・小野57)
    買い 共同通信杯4歳S2着。このときはイーグルカフェとアタマ差の勝負をしているのだから、この馬だってかなり強いということになる。3走前にメトロポリタンSを勝って古馬戦でも通用することは証明したし、共同通信杯の実績からも東京コースは得意と考えて良さそうだ。先行してしぶといタイプなので、馬場が荒れてきたのはこの馬にとっては好材料である。1800mも勝ち鞍はないものの2着4回と結果は出している。
    消し メトロポリタンSを勝っているが、楽に逃げられたという展開と斤量52kgというのに恵まれたものである。これだけでは別定重賞で好走できるという裏付けにするのは厳しい。距離も2300mあったから切れる脚がなくても何とかなったが、今回は1800m戦ということを考えると、この馬の決め手では厳しい戦いになりそうだ。
    リベレーション
    (牡4・二本柳57)
    買い 3走前に準オープンを勝ってオープン入り。ここ2戦は負けているが、着順は上げており成長は見られる。まだ4歳ということからもさらなる成長も見込め、今の段階で底を見せたとは思わない方がいい。なかなか鋭い脚を持っているようだし、G3くらいなら展開次第で好走することも可能だろう。サンデーサイレンス産駒ということからも潜在能力の全部を出したとも思えないだけに、一変ということもあるかもしれない。
    消し オープン入りして11着・7着という成績では底を見せてしまったと考えたくなる。ましてハンデ戦での結果なのだから別定戦で巻き返せるとは思えない。勢いもあまり感じないし、極端に切れる脚を持っているわけでもない。しかも長距離中心に使われていたのだから、ふつうに考えれば長距離が合っている馬で、1800mはやっぱり短いと考えたくなる。
    サイレントセイバー
    (牡7・加藤57)
    買い 前走準オープンとはいえ東京1800mを勝っているのは大きい。タイムも1.46.6とまあまあといえるし、勢いも感じる。今回も同じ条件となれば堅実な走りを期待して良さそうだ。サンデーサイレンス産駒ということもあり、どうしても気性的な問題があるようだが、それが良い方に働けば大仕事をする可能性も秘めているということになるわけで、一発ありそうな気配はある。
    消し まずはオープン重賞の実績がないのが大きな不安である。すでに7歳という年齢とキャリアを考えても、ここで馬が大きく変わったとは考えづらい。前々走は8着に負けていることを考えれば、前走は展開とか条件が揃ったにすぎないと考えるべきではないか。そして、この馬の最大の問題は上がり34秒台で走れず切れ味がないことである。さすがにこのクラスになるとどんな展開でもそれなりの決め手は出してくる。この馬の決め手ではちょっと太刀打ちできないのではないか。
    アクティブバイオ
    (牡4・岡部57)
    買い 前々走準オープンを勝っている。スローの展開だったのに4角7番手から抜け出した末脚はなかなかであった。前走の目黒記念はハードなレースになっただけに、準オープンを勝ったばかりの馬にはちょっと厳しすぎただけで、準オープンの勝ちっぷりからG3で対応できないことはないと思われる。近走は長距離を中心に使われていたが、1800mで勝っているし、意外にこのくらいの距離の方が合っているということも考えられる。
    消し 重賞オープンと何度か走っているが、いづれも掲示板に載れず惨敗している。この結果を見る限りではオープンでは実力不足ということになりそうだ。さらに、これまで長距離で使われていたことからすると、距離1800mはやはり短いと感じてしまう。いろんな条件を試したいということなのだろうが、流れが全く違うだけに馬が戸惑うことになるのではないか。
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