前ページに戻る
阪神牝馬Sの反省

阪神牝馬Sの結果
1 4-08エアトゥーレ デムーロ 1.33.5--- 470kg+14 5人気
2 3-06ムーンライトタンゴ 河内 1.33.63/4 432kg+2 8人気
3 5-09スティンガー 田中勝 1.33.71/2 474kg+4 4人気
単勝1020円 枠連810円
複勝390円 650円 390円 馬連11840円
ワイド3110円 1930円 2860円
予想と見解 好材料と不安材料
阪神牝馬Sの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • 昨年に続いて万馬券決着となった。牝馬限定戦らしいといえばそうであるが、別定G2ということを考えると荒れるという結果に違和感を感じてしまう。でもまあ、実力馬が連対しているわけだから人気の方に問題があったともいえそうでるが。
  • 勝ったのはエアトゥーレだった。重賞で何度か好走しているし良血なので潜在能力は高いと思ってはいたが、ハイペースを先行して押し切ってしまうというとんでもない強い勝ち方にかなり驚いている。2〜5着馬がすべて追い込み馬だったことからもこの馬の強さは明白である。来年の牝馬マイル戦線はこの馬が中心ということになりそうだ。
  • 2着はムーンライトタンゴだった。桜花賞で2着しているのだからこれくらい走っても不思議はない。前走のマイルCSで惨敗という内容だったので巻き返しは疑問を感じていたが、これだから牝馬は分からないのである。マイル戦では今後も注目しなければならない。
  • 3着はスティンガーだった。もっと早めに動いていれば2着はあったと思うが、やっぱり右回りでスムーズにレースをできなかったのかもしれない。まあ、よく追い込んではいる方だろう。
  • 4着はタイキポーラだった。やっぱりこの馬は能力は高い。気分良く走ればこのとおりである。
  • ビハンインドザマスクは5着だった。内枠ということもありこの馬にしては早めの競馬を余儀なくされた。かえって最後方からレースを進めた方が良かったとも思うが、人気を背負っていたことを考えると仕方ないレース運びだったと思う。
  • 私の◎本命ダイヤモンドビコーは6着に沈んだ。エアトゥーレと同じ位置で競馬をしたのだから展開は理由にならない。休み明けで馬が本調子でなかったか、距離が合っていなかったか、というところではないか。あるいは、この程度の実力でしかないということも考えられる。
  • 前ページに戻る

    参考
    G2阪神牝馬Sの予想
    結論   ◎ダイヤモンドビコー
       ○ビハインドザマスク
       ▲スティンガー
        △ダイワルージュ
        △エアトゥーレ
        △タイキポーラ
        △ムーンライトタンゴ
        △スリーローマン
        △コスモフライト
     買い目(馬番連勝複式)
      1-5(3,000円)
      5-9(1,000円)
      1-9(500円)
      5-7(400円)
      5-8(400円)
      5-13(300円)
      5-6(200円)
      5-11(100円)
      5-10(100円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はダイヤモンドビコーである。今年の3歳馬はとにかく強い。エリザベス女王杯で3頭が僅差の勝負をしたことからも明白である、その中でも最先着だったローズバドにこの馬は勝っているのである。しかも藤沢師に言わせれば「距離が長かった」というのだからとんでもない強さである。敢えて秋華賞を回避したのも適性の高い今回のレースのためだろうし、今年の3歳牝馬の陰のエースとも言える存在である。牡馬G1での好走経験を持つ馬が2頭いるだけにこの2頭には勝てないかもしれないが、逆に言えばその2頭以外には負けないだろう、というのが私の結論である。
  • 対抗○はビハインドザマスクにする。マイルCSで先行有利の展開にかかわらず追い込んで4着したのだからかなりの実力馬である。1人気は当然だろうし、私が本命◎を打たないことの方が問題かもしれない。とはいえ、何が起きるか分からないのが牝馬戦であるだけに1人気というのはかえって嫌な感じがしてしまう。追い込み脚質となるとどうしても展開に左右されるし、言うほど絶対的な存在ではないような気がしてしまった。
  • 単穴▲はスティンガーにする。これが左回りなら私は迷わずこの馬を本命◎にした。そのくらいこの馬の潜在能力は高い。しかし、昨年のこのレースでも惨敗に終わったように右回りだと別馬になってしまうのがこの馬の大きな問題である。本当なら消すという判断をしたいところだが、阪神3歳牝馬Sを勝っているように右回りが絶対ダメというわけでもない。実力を出し切るという可能性も否定できないだけにこれ以下に評価は落とせない。
  • スティンガーが右回りがダメということで、ほとんど上2頭で決まるだろうと私は思っている。スティンガーが能力を出し切ったとしても3頭で決まることになるだろう。といっても牝馬戦は何が起きるか分からない。念のため数頭をせこく押さえることにはした。
  • 4番手はダイワルージュにする。オークス、秋華賞と惨敗したが、前走古馬相手に好走したということは、やはりマイルが合っているということなのだろう。今度は牝馬限定戦になるのだから重賞でも何とかなりそうだ。上3頭の力が抜けているとは思うが、牝馬戦ということで押さえたい。
  • 5番手はエアトゥーレにする。現在2連勝中と勢いがある。もともと重賞でも好走していたように能力も高い。鞍上デムーロだし押さえは必要だろう。
  • 6番手はタイキポーラにする。マーメイドSでの圧勝が忘れられない。気性的に勝つか惨敗かというムラのあるタイプであるが、逆に言えば一発があるということになる。能力はあるのだから押さえる必要はあるはずだ。
  • 7番手はムーンライトタンゴにする。桜花賞で2着した実力馬である。思い出の阪神マイルで大きく変わることも考えられると思ってしまった。
  • 8番手はスリーローマンにする。府中牝馬Sで3着したのだから実力はそれなりにあると思う。前走負けすぎという感じもするが、マイル戦で巻き返せるかもと思ってしまった。
  • 9番手はコスモフライトにする。前走3着に負けたが、出遅れて直線だけの競馬になったということを考えればよく走っている。昨年7着の時よりも実力をつけている感じを受けるし、うまく流れに乗れればけっこうやるのではないか。
  • 10番手はプラセールにする。地方馬であるが、中央でも活躍しておりかなりの実力馬だとは思う。とはいえ、さすがにちょっと重賞では荷が重いと私は思う。決め手はしっかりしているだけに展開次第ではチャンスはありそうだが、中央重賞はそんなに甘くはないと思う。
  • 11番手はヤマカツスズランにする。クイーンSを圧勝した実力馬であるが、今回はエイシンルーデンスとの先行争いが激しくなりそうなので、敢えて消しという判断をした。こういう時の方が意外に残ってしまうということもありそうだが、ここは思い切って決断した。
  • 12番手はエイシンルーデンスにする。基本的にはヤカツスズランと同じ見解である。この馬も実力馬なので残ってしまうということもあるとは思っているが、2頭いっしょに潰れると判断した以上は仕方ない。
  • まあ、こんなところでしょうかね。
  • このページのTOPに戻る
    G2阪神牝馬S出走馬
    ビハインドザマスク
    (牝5・松永幹56)
    買い H13スワンS優勝、都大路Sなど。安田記念5着、マイルCS4着とマイルG1で2度掲示板に載った実績はここでは最上位にランクされる。特に前走のマイルCSは先行有利の展開だったにもかかわらず、後方から切れ味鋭い末脚で4着まで持ち上げてきたという内容で、高く評価できる内容だった。前々走のスワンSも快勝しているし勢いもかなり感じられる。とにかく33秒台は当たり前という末脚が武器であり、決め手勝負なら負けはしないだろう。距離は問題ないし、牝馬限定戦と相手も一気に弱くなるだけに当然にチャンスは大きい。斤量も1kg増だけなら問題ないだろう。
    消し マイルG1で好走はしているが、重賞勝ちとなると1200〜1400m戦だけであり、どうしてもスプリンターというイメージが強い。追い込み脚質というのも他力本願的な要素が強くなるわけで、先行有利の展開になった時に連対圏内まで差してこれるかどうか。牝馬限定戦ではあるが、牝馬同士だとやたら強くなる馬もいるし、たかが斤量1kg増が牝馬だとされど斤量1kg増ということもあり得る。何が起きるか分からないのが牝馬限定戦の特徴でもあるし、実績だけでは信用しづらい部分もある。
    スティンガー
    (牝5・田中勝56)
    買い H12H13京王杯SC優勝、H12京都牝馬特別優勝、H10阪神3歳牝馬S優勝など。別定G2を2勝しているし、G1でも天皇賞4着、安田記念4着があるのだから、かなりの実績といえる。レベルの高い京王杯SCを連覇していることからもこの馬の潜在能力の高さは明白である。牡馬相手にこれだけの実績を残しているのだから牝馬限定戦ならば当然に勝ち負けということになる。 距離はもちろん問題ないし、斤量も1kg増なら恵まれたほうだろう。能力を出し切るようだと圧勝もあり得る。
    消し 最大の問題は左回りが得意というよりも右回りを苦手としていることが大きな問題となる。昨年のこのレースでは、人気を集めながら内に刺さって競馬にならず惨敗という結果に終わっている。潜在能力が高くてもその能力を発揮できないのでは話にならない。今回右回りである以上は大きな期待はかけづらいものである。また、安田記念惨敗、関屋記念5着など左回りでも昨年に比べると物足りない結果に終わっている。年齢的な衰えが見え隠れしているようにも感じる。
    ダイヤモンドビコー
    (牝3・ファロン55)
    買い H13ローズS優勝、H13クイーンS2着。ローズSでローズバドに勝っている実績を無視することはできない。エリザベス女王杯の結果からも今年の3歳馬はレベルが高いことは明白であるし、その中でもG1連続連対を果たしたローズバドに勝ったというのは、それだけで潜在能力の高さがよく分かる。しかも、そのローズSは勝ったものの、藤沢師の評価は「距離が長かった」というのだから恐れ入る。ローズバドに勝っておいてそんなことを言われては他の馬の立場がない。とにかく、レベルの高い3歳馬の中でもトップクラスの実力を持っている馬であり、距離短縮も大きなプラス、斤量増もないとなれば、当然に勝ち負けということになるだろう。
    消し ローズバドに勝ったと言ってもG1の前哨戦の話でどこまで参考にしていいかは疑問である。G1で好走したわけではないのだから過剰な評価は危険ということになる。クイーンSではヤマカツスズランに3馬身差という負け方をしているし、古馬重賞となるとやや実績不足という感じも否めない。3ヶ月の休み明けというのも気になるところで、高い能力を持っているにしても、その能力をいきなり発揮できるかどうかも疑問となる。調教師はマイルが合っているということだが、重賞で好走したのは1800〜2000mだけに本当にマイルが合っているのかどうかも走らせてみないと分からない。
    ヤマカツスズラン
    (牝3・池添55)
    買い H11阪神3歳牝馬S優勝、H13クイーンS優勝、H13マーメイドS2着、H12秋華賞2着など。 3歳G1を制した思い出のコースということになるわけだが、テンに速くスピード能力の高い馬だけに、マイルに距離が短縮するのは大きなプラスとなる。クイーンSを圧勝、マーメイドSと秋華賞でも2着しているが、それはマイペースという条件があったからで得意距離ではなかったはずである。マイルならば多少速いペースで逃げてもラストまでばてることはないだろうし、単騎で逃げられればチャンスは大きいはずだ。
    消し これまでの結果からも、この馬は勝つか惨敗かという大味な競馬が多い。その大きな理由としては、単騎で逃げられるかどうかが大きなポイントであり、気分よく走れなけれ惨敗に終わるケースが多いということだと思う。そういうわけで、レースがスタートしないと何とも言えないということになる。ただ、レベルの高いレースではハナを切っても負けるケースが多く、牝馬限定戦とはいえ別定G2で結果を出せるかどうかも疑問である。相手だってこの馬を楽に逃がしたら手強いというのは分かっているだろうし、そう楽な競馬にはならないだろう。
    ダイワルージュ
    (牝3・北村54)
    買い H12新潟3歳S優勝、H12阪神3歳牝馬S2着、H13アネモネS優勝。前走のキャピタルSでは古馬初挑戦で2着に頑張った。相手が外国馬のプラウドウイングスだったのだから負けたのは仕方ない。牡馬相手ながら日本馬には負けなかったことを高く評価したい。秋華賞、オークスと惨敗に終わっていたことを考えると、この馬はマイル前後の距離が合っているということになるのだと思う。となれば、レベルの高い3歳でも上位にランクされる馬である。得意のマイル戦で牝馬限定戦ならば、重賞でもかなりやれるということになる。
    消し 前走2着は評価できるが、しょせんオープン特別である。G1を戦ってきた馬が数頭いるだけに前走だけでは不安も大きい。桜花賞では3着したが、テイエムオーシャンには完敗だったし、ローズバドとレディパステルが出走してなかったことを考えると、そんなに高くは評価できないかもしれない。別定G2のマイル戦で好走するつもりなら秋華賞ではもう少し結果が良くてもいい感じもするし、今年の実績だけではもう一つ物足りないものを感じてしまう。
    ムーンライトタンゴ
    (牝3・河内54)
    買い H13桜花賞2着。マイルG1で連対している実績はそれなりに評価する必要がある。その後1800m以上のレースを走ったが、距離が長くなるにつれてレース内容が悪くなっており、この馬はマイルでこそ能力を発揮できるタイプである可能性が高い。前走のマイルCSはさすがに相手が強すぎて惨敗に終わったが、牝馬限定戦なら巻き返しは可能なはずだ。クイーンS3着と古馬戦ですでに結果を出しているわけだし、桜花賞の時のように直線だけの競馬ができればけっこうやれるのではないだろうか。
    消し 牝馬限定とはいえ別定G2で牝馬No1決定戦というレースなのだから、せめて3歳牝馬限定の重賞を1つは勝っていてほしいし、1800mや2000mでも連対できるくらいでないと、得意のマイル戦でもどこまで戦えるか疑問である。現にマイルCSでは17着と惨敗しているわけで、ビハインドザマスクが4着していることを考えると、いくら牝馬限定戦になるからといってもさすがに負けすぎという印象は否めない。8月に復帰して5戦目となるし上積みも見込めないだろう。
    タイキポーラ
    (牝5・武幸55)
    買い H13マーメイドS優勝。このときは先行して抜け出すという競馬で3馬身差という圧勝だった。絶対能力が高くなければこんな競馬はとてもできないはずである。その後は惨敗が続いているようにムラがあるのは確かであるが、絶対能力が高いということはその実力さえ発揮できれば十分に勝ち負けできるということになる。気性の難しさが惨敗の原因のようだが、流れが速くなるマイル戦なら折り合いもつきやすいし、気分良く走れるかもしれない。
    消し 重賞実績がマーメイドSだけというのがやっぱり気になる。これ以外はクイーンSで5着したくらいで他は掲示板すら載っていないというのは負けすぎな感じがする。マーメイドS完勝もメンバーが大したことなかったという見方もできるし、強いと言われている3歳馬が加わることも考えると別定G2で同じようなパフォーマンスを期待できるかどうか。距離短縮も気性的には良くても、能力的に合わなければ意味がない。2000mの重賞を勝っていることを考える必ずしも距離短縮はプラスとはいえないのではないか。
    エアトゥーレ
    (牝4・デムーロ55)
    買い 京都牝馬S3着、4歳牝馬特別3着と重賞で好走した実績を持っている。1000万を勝ったばかりであるが、実力は重賞級であることは間違いはない。出世は遅れたが、今秋復帰してから2戦2勝と期待どおりの実力を見せており、まだまだ底は見せていない。母がスキーパラダイスという良血でもあり、いきなりのG2挑戦でも通用しそうな大物感も感じる。前2走ともマイル戦を勝っているというのも好感が持てる。距離はベストといえるのではないか。
    消し 2連勝といってもしょせん1000万下を勝っただけの話である。重賞で通用するかどうかの裏付けにはちょっと難しい。これまでに重賞で好走している実績もあるが、勝っているわけでも連対しているわけでもない。3着までというあたりがこの馬の弱さともいえる。前走も気性のせいか逃げる競馬をしているし、重賞となるともう少し大人の競馬ができないと苦しい感じもする。前走馬体重が20kgも減っているのも気になるところだ。上積みはあまり見込めないかもしれない。
    プラセール
    (牝3・岩田54)
    買い 地方園田所属の馬であるが、中央ですでに2勝をあげており、中央でも十分通用するところを見せている。しかも上がり33秒台も出せる斬れる末脚を持っており、決め手はかなり凄い。前走1800mを勝ったので距離不安はないし、少しでも距離が短くなるのはプラスと考えるべきだろう。重賞初挑戦となるが、まだ3歳馬で底を見せていない部分もあり、通用するかどうかは走らせてみないと分からない。流れが速くなる分かえって条件戦よりもレースがしやすいかもしれない。
    消し 前走勝っているといってもしょせん1000万下の話である。重賞の裏付けにはちょっと厳しいと言わざる得ない。まして今回は別定G2と重賞の中でもレベルの高いレースである。中央で2度負けていることを考えると、まだ重賞レベルではないような気もする。また直線だけの競馬を得意としているが、どちらかというと前半ついていけないという感じもするし、これだけレベルが上がると相手もかなりの決め手を持っているだけに、直線だけの競馬で通用するかどうか。
    エイシンルーデンス
    (牝5・野元55)
    買い H13中山牝馬S優勝、H12京都牝馬特別2着など。中山牝馬Sを勝っており重賞級の実力を持っていることは間違いない。このときも前走もそうだったが、マイペースの単騎で逃げた時はゴールまでしぶとく粘るタイプであり。今回も単騎で逃げることができればチャンスは大きくなるはずだ。前走3着はハンデが重かったのでやむ得ない部分もあった。距離短縮もプラスと考えていいだろうし、甘く見てると痛い目にあう。
    消し 単騎に逃げた時は確かに恐いが、今回はヤマカツスズランがいるだけに単騎で逃げるのは難しいのではないか。ハナを奪ったとしてもマイペースでの逃げは期待できない。さすがに今回は自分の競馬をさせてもらえないような気がする。今秋は以前に比べると成績がもう一つという感じがして、年齢的な衰えも何となく感じる。
    スリーローマン
    (牝4・安田55)
    買い 前々走の府中牝馬Sで3着に頑張っている。エリザベス女王杯の前哨戦というレベルの高いレースで結果を出しているのは大きい。着差も僅差だったわけだから今回も十分に通用するといえるだろう。エリザベス女王杯はさすがに惨敗したが、今回は距離がマイルになることで、切れ味勝負というよりはスピードの持続力が勝負の鍵となるだろうから、精神的にタフなブライアンズタイム産駒ということもあり、巻き返しもあり得るだろう。
    消し 府中牝馬Sの走りは確かに評価できるが、この馬は良績が1800mに集中しているだけに1800mでしか好走できないタイプかもしれない。まあ2200mよりは良いような気もするけど、マイルで1度も3着したことがないことも考えると、マイルでも不安の方が大きいといえる。前走のエリザベスも12着は負けすぎという感じがするだけに、連戦の疲れが溜まっているのではないかとも思ってしまう。しょせんG3で3着までという馬だけに別定G2では格不足になるわけで、実力的にも通用しない可能性も高い。
    アデレードシチー
    (牝3・藤田54)
    買い 前走1000万とはいえ勝っているのは好感が持てる。休み明けでいきなり勝ってしまうということは、実力が抜けていたということだろう。今回は叩かれた上積みが見込めるだろうからさらに調子は上がっていると思われる。まだ3歳と底を見せていない魅力も大きい。前走はスローの展開だったとはいえ、上がり34.2となかなかの決め手を見せており、重賞でも何とかなりそうな走りは見せている。
    消し しょせん1000万下を勝ったばかりの馬である。スローの逃げからなんとか押し切るという内容で、着差も僅差だったし、抜けて強いというものではなかった。これで重賞まして別定G2で戦えるかは疑問である。どちらかというと1800m以上で好走しているので、距離短縮もマイナスと考えるべきではないだろうか。今回は流れがかなり速くなるだろうからペースに対応できるかどうかも不安である。
    コスモフライト
    (牝4・本田55)
    買い 昨年3歳ながら500万900万1600万と3連勝した。こういうことは実力が抜けてなければできないことでこの馬の能力の高さが窺える。その後に挑戦した重賞ではさすがに惨敗に終わったが、4歳となった今年は昨年よりさらに力をつけたはずだ。休み明け初戦は準オープンで6着に敗れたが、叩かれた前走は出遅れながら直線だけの競馬で3着まで押し上げた。稍重で上がり34秒2だったことを考えれば、3着にきただけでも凄いことで、内容としては悪くはなかった。これなら別定G2とはいえ牝馬限定戦であれば十分に戦えそうだ。
    消し なんだかんだで前走準オープンで3着に負けている。牝馬限定戦の準オープンで負けたのだから、牝馬限定の重賞でも実力不足ということになりそうだ。昨年も重賞で惨敗しているし、重賞級の器ではないのかもしれない。また、良績は1400mに集中しているのも気になる。マイルでは距離が長いという可能性が高そうだ。昨年に比べると勢いもあまり感じないし、完全復調まではもう少し時間がかかるかもしれない。
    タイムフェアレディ
    (牝3・横山賀54)
    買い H13フラワーC優勝。いちおう重賞を勝っている実績を持っている。フローラSもレディパステル、ローズバドに次ぐ4着だったのだから同等の評価もできる。近走は惨敗ばかりであるが、斬れる脚がなくて負けているという感じでこの馬なりには頑張っている。今回はマイル戦になることでそれほど切れ味勝負にはならないだろうから、意外にこの馬のしぶとさが生きるかもしれない。
    消し 秋に復帰してからは8着8着7着9着と惨敗が続いている。特に前走のターコイズSはハンデ51kgに恵まれながら9着に負けたというのだから話にならない。すでに4戦しているので大きな上積みは見込めないだろうから、前走からの巻き返しはかなり厳しいということになる、まして今回は古馬相手の別定G2戦である。この馬の実績ではあまりに苦しいと言わざる得ない。
    ピンクプルメリア
    (牝4・熊沢55)
    買い これといった実績はないが、1000万を連勝するなどそれなりに素質の高いところは見せている。特に前々走のマイル戦では上がり33秒台を叩き出し圧勝に近い内容だった。前走は1400mで負けたが得意のマイル戦なら巻き返しがあるかもしれない。血統的にも素質は高そうだし、重賞でも牝馬限定戦ならいきなり何とかしてしまいそうな気もする。
    消し 前走準オープンで負けたのはあまりに痛い。連勝してきた勢いが止まってしまったと言わざる得ない。まして今回はさらにレベルが高くなる別定G2となるだけに、実力不足で負ける可能性が高そうだ。
    ショウナンハピネス
    (牝6・渡辺55)
    買い うーん、ときどき重賞に挑戦してくる馬ではあるが、これというものは見あたらない。
    消し 条件戦でも勝ちきれないのだから別定G2では話にならない。1800m以上で良績が集中しているので距離もマイナスである。強力な先行馬が2頭もいるし展開の助けもあり得ない。掲示板すら厳しいと言わざる得ない。
    このページのTOPに戻る

    前ページに戻る