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阪神JFの反省

阪神JFの結果
1 4-08タムロチェリー ペリエ 1.35.1--- 442kg-6 7人気
2 1-02アローキャリー ファロン 1.35.21/2 450kg-2 9人気
3 2-03オースミコスモ 常石 1.35.2クビ 426kg0 2人気
単勝1800円 枠連4330円
複勝520円 940円 220円 馬連25350円
ワイド5120円 1680円 2730円
予想と見解 好材料と不安材料
阪神JFの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • まあ2歳牝馬なんてこんなもんでしょう。未知数が多いだけにどうしてもこういうことがおきてしまうものである。でも大穴が出る可能性が高いと分かっていても、どの馬が穴を出すかまでは分からないし、人気どおりに決まることもあるのだから、私のようなデータだけで予想するタイプには今回のような場合は運がなかったと思うしかない。毎年のことだけどG1の中でも最も当たりそうにないレースだし、悔しいという気持ちはほとんどない。
  • 勝ったのはタムロチェリーだった。さすがペリエである。3週連続G1制覇とは恐れ入った。混戦だったからタムロにもチャンスはあるとは思っていたが、勝因はやっぱりペリエだと思う。レース運びそして豪快な追いがなければ勝っていないだろう。つまり今回はペリエだから勝てたが、来年の桜花賞は有力候補にはなるだろうが、今回の内容では絶対的存在とまでは言えないと思う。来年の牝馬クラシックはかなりの混戦になりそうだ。
  • 2着はアローキャリーだった。こちらもファロン騎手だからこその2着だろう。平均ペースの逃げで余力はそれなりにあったのだろうが、馬は一杯一杯だったのを強引に粘らせてしまったという印象があまりに強い。これが世界のトップジョッキーのパワーと技術なのだろう。今回有力馬に乗った須貝と常石とはあまりに格が違ったということだろう。
  • 3着はオースミコスモだった。常石騎手が「瞬発力の差」というのだからそれが一番大きいのだろう。ただ、もう少し早く動くなどすれば結果は変わっていたのではないか。そういう意味ではやっぱりペリエとファロンとの力の差といえるのではないか。とはいえ、来年の桜花賞になるともっとレベルが高くなるわけで瞬発力のなさを露呈したということは騎手を替えたとしても苦戦するかもしれない。
  • 4着はキタサンヒボタンだった。前半掛かったのが痛かった。それでも4着したのだからそれなりに強さは証明したといえるのではないか。負けは負けなので桜花賞で巻き返せるかは何とも言えない。
  • ツルマルグラマーは13着だった。スタート直後から走りが明らかにおかしかった。3角あたりですでに惨敗を覚悟したし、2歳牝馬なんてこんなものだと思っているからそんなにショックはない。
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    参考
    G1阪神JFの予想
    結論   ◎ツルマルグラマー
       ○ブライアンイブ
       ▲キタサンヒボタン
       △オースミコスモ
        △タムロチェリー
        △ヘルスウォール
        △フォルクローレ
        △マイネノエル
        △オメガグレイス
        △シーバスビコー
        △ミニーチャン
     買い目(馬番連勝複式)
      9-18(1,000円)
      11-18(1,000円)
      3-18(1,000円)
      9-11(300円)
      3-9(300円)
      3-11(600円)
      8-18(500円)
      7-11(500円)
      16-18(300円)
      17-18(200円)
      13-18(100円)
      1-18(100円)
      5-18(100円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はツルマルグラマーである。今回もかなり悩んだが、ファンタジーSで休み明けながら2着したこの馬を選択した。この時期の2歳牝馬はテンから飛ばす馬が多く展開もハイペースになりやすい。となると後ろで脚を貯められる馬が圧倒的に有利だと私は思う。そうなるとファンタジーSでキタサンヒボタン以上の切れ味を見せたこの馬の決め手が生きるのではないかと考えたわけである。こういう脚質の馬は距離延長も問題ないというか、先行馬が失速する分マイルの方がレースがしやすいと思うし、前走が休み明けだったから叩かれた上積みが大きいというのも魅力である。そして鞍上が武豊というのも大きな魅力となる。阪神マイルは外枠不利なので内枠に入れば堅軸だと思っていたが、まさか18番枠に入ってしまうとはさすがに私も頭を抱えた。それじゃ他に◎本命にしたい馬がいるかとなると何となくピンとこない馬ばかりだったので、最終的には武豊なら何とかするだろう、それに賭けようと思うことにした。とはいえ武豊だってできることに限界はある。明らかに能力が抜けていれば、わざと出遅れるという手もあるのだろうが、この馬がそれだけの能力を秘めているかどうかは疑問である。正直なところ惨敗もあり得るなと思っている。
  • 対抗○はブライアンズイブにする。ファンタジーSで3着した馬であるが、上がりタイムは35.2とツルマルグラマーと同じだったのだから上の理屈からすればこの馬も評価しなければならないことになる。切れ味はあまり感じないが、長くいい脚を使うタイプでこういう馬は厳しい流れになればなるほど強いだけに、ハイペースを予想する私としては期待せずにはいられなくなる。すでに5戦も消化していることであまり上積みは見込めないだろうし、500万でも3着に負けたりしていることからすと、単にどんなレースでも好走に終わる堅実タイプという感じもするが、大一番に強いブライアンズタイム産駒ということところに賭けてみる。
  • 単穴▲はキタサンヒボタンにする。4戦4勝、前哨戦のファンタジーSも完勝し、マイナスといえる要素は何もないに等しい実績であり、ふつうに考えればこの馬を◎本命にすべきだと素直に思う。しかし、私にはこの馬がずば抜けて強いというよにはちょっと感じられなかった。安定度は高そうなので惨敗はないとは思うが、大一番では3・4着に負けそうなタイプに思えてならなかった。そういうわけで、今回の私の予想のスタートはこの馬だけには◎本命を打たないというところから始まっている。でもまあ4勝している実績を考えればこれより下に評価するのはあまりに失礼でしょう。
  • 4番手はオースミコスモにする。マイル戦を2勝している実績は確かに魅力だし、2戦とも完勝という内容だったのだからかなりの素質馬と考えるのも自然なことだと思う。デビュー戦でいきなり35秒1というタイムも出しているし、重賞初挑戦でもその力の違いをいきなり見せつける可能性はけっこう高いかもしれない。とはいえ、私は厳しいレースを経験していないというのがどうも気になる。今回はかなり激しいレースになると私は見ているだけに、その厳しい展開に馬が対応できるかどうか疑問を感じている。人気になればそれなりにプレッシャーもあるだろうし、厳しい流れで早めに仕掛けると直線で止まってしまうということもあるのではないか。まあ、そんな感じの不安を抱いている。
  • 5番手はタムロチェリーにする。小倉2歳Sで直線だけで差し切った末脚はかなり凄かった。私は展開に恵まれただけと正直思っているが、鞍上がペリエだし、ファンタジーSも不利があった割には頑張っていたし、念のため押さえとおく。
  • 6番手はヘルスウォールにする。この馬のことをよく分かっていないので何とも言えないが、もう一つ決め手に欠けるタイプのような気がしている。前走のファンタジーSで休み明けで4着しているなど巻き返しの余地もあるので念のため押さえるがあまり期待はしていない。
  • 7番手はフォルクローレにする。休み明けでいきなりG1というのはけっこう厳しいし、オープン実績もないのだから常識的には苦しいとは思う。でも、ダイワファルコンに勝っているなどけっこう素質も高そうだし、まだ底を見せていないのだから買っておく価値はあると思った。
  • 8番手はマイネノエルにする。この馬も1戦1勝と底を見せていない。直線だけで勝っているのだから決め手はありそうだし、速い流れになればけっこう面白い存在だと思って押さえることにした。
  • 9番手はオメガグレイスにする。前走6着に負けたのだから巻き返しは厳しいと思っているが、期待の素質馬らしく潜在能力は高いかもしれないので、念のため押さえとく。
  • 10番手はシーバスビコーにする。ダートだったとはいえ圧勝しているのだからかなりのスピード能力である。いくら未勝利でもあんなに離して勝つのは容易ではないはずだ。芝の方が走るかもしれないし、念のため押さえとく。
  • 11番手はミニーチャンにする。6戦目の勝ち上がりということを考えてもG1では好走すら難しいとは思うが、前走上がり34秒で走っているのが気になってしまった。
  • 12番手はマイネヴィータにする。けっこう人気になっているようで、これだけ流すのになんでこの馬を買わないのか、と思う人もいるだろう。私もできれば押さえときたかったが、配当がけっこう低いので押さえるのを諦めた。札幌2歳Sで2着しているのだから当然に評価しなければならないというのは確かであるが、私は今回のレースはかなりのスピードが要求されると思っているだけに、マイル以下を経験していないこの馬では対応できないのではないかと思っている。でも私がこの馬だけを消すということをすると、得てしてその馬が来てしまうものである。仮にそうなっても後悔しないよう今から心の準備をしておきたい。
  • まあ、こんなところだと思うけど、この時期の2歳馬は未知数が多いだけに、他にもあっと言わせる馬が出てきてもおかしくないとは思っている。
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    G1阪神JF出走馬
    キタサンヒボタン
    (牝2・須貝54)
    買い ファンタジーS優勝、すずらんS優勝。前哨戦のファンタジーSを勝っているのはやはり大きい。阪神JFを目標にしていた強いメンバーが揃っていたはずで、そこで勝ったのだから他より一歩抜け出したという評価をしなければいけない。他にオープン特別も勝っておりまぐれとかフロックではないのは明らかである。もちろんオープン2勝はこの馬だけである。さらに4戦4勝と無敗というのもこの馬を信用できる大きな材料となる。まだ底を見せていないことになるし、すでに4勝しているというのも3勝馬すらいないのだから他を大きく引き離していることもになる。レースセンスを感じる馬なので距離延長も問題なさそうだし、信用しやすいデータが他馬に比べるとあまりに多いといえる。
    消し 客観的なものとしてはやはり距離だろう。マイルの経験がないのだから走らせてみないと分からないことになる。短距離戦でも先行できたことを考えるとスピードに勝るタイプで短距離戦でこその馬ということも十分に考えられる。それ以外では、この馬だけの問題ではないが、この時期の2歳馬は未知数があまりに多すぎる。この馬はそれなりの強さを証明してるといえるが、この馬が能力を出し切ったとしても他の馬がそれ以上の能力を見せれば連対できないということも十分に考えられる。これまでのレースを見る限り圧倒的な強さというほどではなかったと思うので、人気を背負うことを考えるとけっこうリスクが大きいような気もする。
    ツルマルグラマー
    (牝2・武豊54)
    買い ファンタジーS2着。まずは重賞で連対したのだから格としてはそれなりに評価しなければならない。しかも今回の前哨戦の位置づけのファンタジーSで連対したのは価値ある。休み明けで大幅馬体重増という状況で結果を出したのだから大したものである。今回は叩かれた上積みは見込めるだろうし、中団からレースを進めるこの馬には距離延長もプラスとなるだろう。キタサンヒボタンと0.2秒差なら逆転があっても不思議はないはずだ。混戦が予想されるだけに鞍上が武豊というのも大きな魅力となる。
    消し なんだかんだで前走で負けているのは痛い。敗因がなんであれ1馬身以上の差をつけられて負けたのだから、とんでもない大物という存在ではないだろう。キタサンヒボタンには力の違いを見せつけられたという評価もできるだけに、この馬に巻き返せるかは疑問である。マイルという距離も初めてで走らせてみないと分からない。
    オースミコスモ
    (牝2・常石54)
    買い 2戦2勝。オープン勝ちはないもののまだ無敗で底を見せていない。2戦ともマイル戦というのも大きな魅力で距離には一抹の不安もない。他の有力馬が初距離となることを考えれば、2度経験しているのはあまりに大きなアドバンテージとなる。前走も先行して抜け出すという強い内容で大物感たっぷりの走りだった。今回が初重賞となるが、重賞で負けた馬よりはずっと期待が持てるとも言えるだけに、かえって魅力を感じる。
    消し 2戦だけなので何とも言えない部分が多いが、オープン未経験というのは事実であり、すでにオープンで好走した経験のある馬たちと本当に互角に走れるかどうか疑問である。なんだかんだでオープンと500万ではレベルが違うはずで、500万好走だけで評価するのはリスクが大きい。さらに前走は重馬場での結果でありそのまま参考にしていいのかも疑問である。新馬戦の上がりも36秒台だったし、切れ味という点でもどうだろうか。前走輸送のせいもあったと思うが馬体がけっこうへっており、それで中2週の競馬というのもきつそうだ。
    シェーンクライト
    (牝2・福永54)
    買い フェニックス賞優勝。オープンを勝っている実績は評価しなければならない。デビュー戦は3着に負けたもののその後2連勝とまだまだ底を見せていない。レース内容もハイペースを先行していってそのまま押し切るというなかなか強い内容だったので、このスピードをうまく生かせればチャンスはあるだろう。夏場を使って休みに入り、英気を養って復帰となるわけだが、休ませたことで馬がさらに成長していることも十分に考えられる。
    消し まずは1200mまでしか距離経験がないのがどうか。1200mでもハイペースをついていってしまっているだけに気性的にスプリンターという感じがしないでもない。1600mで流れに乗れるかどうか疑問である。次に3か月以上の休み明けとなるのが大きなマイナスである。新馬戦で負けていたことを考えると、初戦から力を出すタイプではないような気もするので、久々というのはやはり大きな不安となる。さらに実績がフェニックス賞だけというのもいまいちである。暑い時期のオープン特別には大物はあまり出走しないので、このレースのレベルにも疑問を感じざる得ない。
    タムロチェリー
    (牝2・ペリエ54)
    買い 小倉2歳S優勝。このときはほとんど最後方の位置から直線だけで差し切っており、鋭い末脚を見せつけた形となった。前走は惨敗に終わったが、不利を受けて馬が走る気がなくなったようなので度外視でもいいかもしれない。それでも1秒は負けていないことがこの馬の強さともいえる。1800mで勝っているので距離延長は望むところだろうし、スプリンターが飛ばしてハイペースになるようだと、さらにこの馬にチャンスが広がる。鞍上がペリエというのも頼もしい。巻き返しを期待できる要素はけっこう多い。
    消し 何とも分かりづらい馬である。短距離の新馬戦で惨敗し、中距離の未勝利を勝ったから中距離馬かと思ったら、短距離の重賞を勝ってしまうのだから理解に苦しむ。前走も不利を受けたにしろ惨敗に終わったわけだし、かなりムラのあるタイプという評価が妥当なのではないか。であれば一発というのも否定はできないが、確率的には負ける割合の方が高いのではないか。小倉2歳Sも上がり36秒ということを考えると、単に相手が止まっただけであり展開に恵まれただけという評価もできるわけで、これだけメンバーが揃うと他力本願だけでは結果は出せない。
    ブライアンズイブ
    (牝2・幸54)
    買い ファンタジーSで3着に好走したのはそれなりに評価できる。切れる感じはしなかったものの最後までいい脚を使っていた。上がり35.2で走ったのだから大したものである。ブライアンズタイム産駒だから距離が延びるのはプラスだろうし、厳しい競馬になればなるほど力を出すタイプのような感じもするだけに、巻き返しも十分に考えられる。キャリアも多くレース経験を積むに連れて成長している感じもするだけに、けっこう不気味な存在になりそうだ。
    消し 前走3着は頑張ったとは言えるが、キタサンヒボタンには完敗という内容だった。連闘のあとの中2週の競馬だったことを考えると上積みは期待できないだろうし、すでに5戦を消化した疲労の方が心配である。サフラン賞も僅差で勝っているので、相手なりに走るタイプで、どんなレースでも好走までという馬かもしれない。距離も未経験なのだから走らせみないと分からないことになる。
    ヘルスウォール
    (牝2・デムーロ54)
    買い ダリア賞優勝。オープンを勝っている実績はそれなりに評価しなければならない。函館2歳Sで3着と牡馬相手に好走した実績もあるし、素質はけっこう高そうだ。前走のファンタジーSも休み明けで大幅馬体増を考えれば4着なら上出来といえ、叩かれた上積みはかなり大きいはずである。キタサンヒボタンと0.3秒差だったことも考えれば巻き返しがあっても不思議はない。
    消し なんだかんだで前哨戦で4着に負けたのは事実である。キタサンヒボタンには完敗という内容だっただけに叩かれた上積みを見込んだとしても逆転できるかどうかは疑問が残る。5戦2勝という成績からもとんでもない大物ということはないだろうし、連対率も5割に満たないというのは気になるところである。今までのレース振りからすると末脚が切れるという感じでもないような気がするし、距離も経験していないのだから走らせてみないと分からない。
    マイネヴィータ
    (牝2・中館54)
    買い 札幌3歳S2着。牡馬混合の重賞で2着したのは大きい。牝馬限定戦ならば楽勝ということも十分に考えられる。1800m戦で結果を出したのだからスタミナは心配ない。マイル戦となるとスピードだけでは押し切れないものなのでスタミナの裏付けがあるのは大きい。昨年のテイエムオーシャンは札幌2歳S3着からの勝利だっただけに、2着だったこの馬もかなりチャンスは大きいことになる。ナリタブライアンのラスト世代ということもあり、大一番での期待はどうしても高くなる。
    消し 1800mしか経験していないということでスピード不足が心配となる。9月のレースしか走っていないことを考えると、それほどスピードがなくてもセンスだけで好走は可能だったと思われ、牝馬No1を決める大舞台となると、スタミナだけで勝てるほど甘くはなくなる。札幌2歳Sのレベルも昨年ほどではなかったと思われるし、3着との着差も僅差だったことを考えると、この馬が抜けて強いとは思えない。先行して結果を残したが、これだけ快速馬が揃うと先行することはかなり難しく、自分の競馬に持ち込めない可能性が高いのではないか。
    アローキャリー
    (牝2・ファロン54)
    買い すずらん賞でキタサンヒボタンの3着に好走している実績を持っている。0.1秒差だったことを考えれば能力差はそれほどないとも考えられる。札幌1000mではレコードで走ったことからも、スピードには絶対の自信を持っている馬であり、マイペースで走ることができればそのスピードで押し切ってしまうことも十分に考えられる。
    消し すずらん賞で3着に負けたのはやはり痛い。1200mを逃げて差されているということは、キタサンヒボタンとは実力の違いを見せつけられたことになるし、1200mで逃げ切れなかった馬が1600mでさらにいい走りをするとは考えづらい。先行して直線で失速するというパターンが容易に推測できてしまう。間隔が2ヶ月開いたのもどちらかというとマイナスだろう。
    テイエムハーバー
    (牝2・宝来54)
    買い 前走未勝利戦とはいえ勝っているのは好感が持て、勢いはそれなりに感じる。 どの馬にも言えることだがこの時期の2歳馬は未知数が多いだけに、秘めた能力をこの大一番で開花させる可能性も否定はできない。 特にこの馬は連闘で勝負にきたのだからかなり調子が良いと思ってよさそうだ。
    消し 実績が牝馬限定の未勝利戦だけというのはさすがに寂しい。しかも1200m戦だったから今回のマイル戦の参考にはならない。4戦目の初勝利ということで大物感も感じられないし、前走も圧勝したわけでもない。未知数が多いのも確かではあるが、現時点ではG1で好走できるかもしれないという客観的データはほとんどないに等しいといえるだけに、常識的には苦戦すると言いたくなる。
    カネトシディザイア
    (牝2・池添54)
    買い 500万のりんどう賞で4着に敗れたものの1.21.8というなかなかのタイムを出している。ファンタジーSのタイムが1.22.6だったことを考えれば、かなり優秀ということになる。距離が延びて良いタイプかもしれないし、どの馬にも言えることだがこの時期の2歳馬は未知数が多いだけに、秘めた能力をこの大一番で開花させる可能性も否定はできない。
    消し 前走500万で2着に負けているのは痛い。G1を好走するつもりなら500万くらいは軽く勝ってもらいたいところだ。それでオープン初挑戦がG1というのはさすがに厳しそうだ。けっこう使い詰めなので上積みは見込めないだろうし、馬が一変することも考えづらい。距離も経験していないのだから走らせてみないと分からない。
    オメガグレイス
    (牝2・蛯名54)
    買い デビュー戦では出遅れながらも直線だけで差し切るという大物感たっぷりの強さを見せた。 前走は2人気ながら6着に敗れたが、休み明けだったし道悪だったのだから参考にならない。 叩かれた上積みは見込めるだろうし、良馬場ならば持ち味の決め手を生かせるのではないか。 サンデーサイレンス産駒ということもあり森厩舎の中でも期待の高い1頭だろうから、巻き返しがあっても不思議はない。鞍上にわざわざ蛯名騎手を起用していることからも勝負気配を感じる。
    消し なんだかんだで前走500万で6着に負けたのは事実である。気性の悪さを出してしまったようだが、今回は素直に走るという保証はどこにもない。実力というものは気性の問題も含めて結果を出せる能力のことを言うもので、そういう意味では実力不足と言われても仕方ない。だいたい実際にオープンで結果を出したわけでもないのだから潜在能力が高いかどうもあやしいものである。サンデー産駒とか森厩舎だから必ず強いわけではない。
    シーバスビコー
    (牝2・エスピノ54)
    買い 前走未勝利戦とはいえ勝っているのは好感が持て、勢いはそれなりに感じる。 内容も2着に1.2秒差もつけたのだからかなり強かったといえる。 芝は初めてとなるが、ダートであれだけのスピードを見せたのだから芝でもかなりのスピード能力を見せるのではないか。 意外に芝ではダート以上の強さを見せつけるかもしれない。
    消し しょせん前走未勝利を勝ったばかりの馬である。オープンどころから500万の経験もないのだからG1で好走できる裏付けはないに等しい。前走圧勝もしょせんダートの話である。芝の参考にはならないし、こういう大きなレースで初芝という馬が好走するケースは非常に稀なので、常識的には苦戦すると考えるべきだろう。前走は逃げて勝っているが、今回はスピード能力の高い馬がけっこう多いだけに、揉まれて力を出し切れない可能性もあるだろう。
    チャペルコンサート
    (牝2・熊沢54)
    買い 新馬戦でいちおう勝ち上がっているのだからそれなりに素質は高いのだろう。 3戦してまだ2着を外したことがないので連対率は100%となるわけで安定度はかなり高そうだ。サンデーサイレンス産駒ということからも潜在能力はかなり高いかもしれない。 どの馬にも言えることだが、この時期の2歳馬は未知数が多いだけに、秘めた能力をこの大一番で開花させる可能性も否定はできない。
    消し 前走500万で負けているのは痛い。着差が0.7秒差というのは負けすぎだし、タイムも23秒台ではとても優秀とは言えない。前走が実力だとすればG1ではとても通用しないということになる。潜在能力が高いにしても何か問題があるから能力を出せないわけで1ヶ月で克服できたとは思えない。マイルも初めてで距離をこなせるかも走らせてみないと分からない。
    フォルクローレ
    (牝2・四位54)
    買い 1戦1勝で無敗というのは、まだまだ底を見せていないということになるだけに魅力は大きい。 7月に勝ってすぐに休養に入りここに備えた。 よっぽどの素質馬だからこういう調整を選択したのだろう。 実際に重賞で人気したダイワファルコンに勝っていることからもその素質の高さが分かる。 いろいろと不利な条件が多いのも確かであるが、力の違いですべてをクリアしてしまうということも十分に考えられる。
    消し しょせん1勝馬である。無敗といっても重賞オープンで結果を出していない以上は、あくまで未知数であり、能力がないことを露呈して負けるということも十分に考えられる。しかもこの馬は4ヶ月以上の休み明けとなるわけでいきなりの大舞台で力を出せるかどうか疑問である。距離も経験がないわけで走らせてみないと分からない。底を見せていないというのも確かではあるが、だからといってG1で好走できる裏付けがあるわけでもない。
    マイネノエル
    (牝2・河内54)
    買い 1戦1勝で無敗というのは、まだまだ底を見せていないということになるだけに魅力は大きい。 東京芝1400mはけっこうスタミナが必要なのでマイル戦も問題なさそうだし、直線だけで差し切ったというレース内容も好感が持てる。 今回はテンに速い馬がけっこういるので、流れは速くなると思われ展開も向きそうだ。中3週というローテもいいし、デビュー戦を叩かれてさらに体調がアップしていることも十分に考えられる。
    消し しょせん1勝馬である。無敗といっても重賞オープンで結果を出していない以上は、あくまで未知数であり、能力がないことを露呈して負けるということも十分に考えられる。距離も経験していないのだから走らせてみないと分からない。G1というレベルを考えると1400m戦くらいは先行できるくらいのスピードがほしいという考え方もできる。さらに牝馬にとって2戦目というのはけっこう重要なもので、いきなりレベルを上げると馬がそれに対応できないことがけっこう多いだけに、1戦だけのキャリアというのはけっこう大きな不安である。
    ミニーチャン
    (牝2・松永幹54)
    買い 前走未勝利戦とはいえ勝っているのは好感が持て、勢いはそれなりに感じる。 しかも後方から直線だけで差し切るという内容で、上がり34秒台というのは立派である。 こういうタイプは距離延長も問題ないと思えるし、展開も味方するのではないだろうか。 どの馬にも言えることだがこの時期の2歳馬は未知数が多いだけに、秘めた能力をこの大一番で開花させる可能性も否定はできない。
    消し まずは6戦目でやっと未勝利を脱出していることから大物感は感じられない。ある意味だいたい底を見せてしまったという考え方もできるだけに、実績馬を負かせそうという期待をかけづらい。マイル戦も1度走っており8着に負けているのも気になる。けっこう使い詰めで来ているので大きな上積みもあまり期待できないだろう。
    ワイドパッション
    (牝2・渡辺54)
    買い 前走新馬戦を勝っているのは好感が持て、勢いはそれなりに感じる。 どの馬にも言えることだがこの時期の2歳馬は未知数が多いだけに、秘めた能力をこの大一番で開花させる可能性も否定はできない。
    消し 前走新馬勝ちもダート戦というのは問題である。デビュー戦は芝で16着に負けていることを考えるとどうしても芝は合わないのではないかと思えてしまう。マイルも経験していないので走らせてみないと分からない。 オープン重賞で好走した実績がない以上は、大きな信用はかけづらい。
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