G1天皇賞春の結果
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結論 |
◎ナリタトップロード ○メイショウドトウ ▲テイエムオペラオー △エアシャカール △タガジョーノーブル |
買い目(馬番連勝複式) 5-12(2,000円) 1-12(2,000円) 10-12(1,500円) 9-12(500円) |
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馬名 | 買い&消し | |
テイエムオペラオー (牡5・和田58) |
買い | H12天皇賞春秋制覇、H12宝塚記念優勝、H12ジャパンC優勝、H12有馬記念優勝など。昨年の中長距離G1を総ナメにしたスーパーホースである。史上初の快挙を成し遂げているのだから歴史的名馬ということになる。前走の大阪杯は4着に敗れたが、休み明けで2000mのレースはさすがに忙しかった。叩かれた上積みはあるだろうし、今回はゆったりとレースができるのだから当然に巻き返してくるはずだ。前走の敗戦で少しは人気が落ちるだろうから今回はかなり狙い目ということになる。現役最強馬の称号はまだ譲れないはずだ。 |
消し | 前走の4着はやはり大きな不安となる。いくら距離が短いとはいえ、天皇賞秋を勝っている馬がそんな言い訳はできない。2着3着ならまだしも4着というのはいかにも負けすぎという感じがする。もしかしたら昨年の激走の走りの反動が出てしまっているのかもしれない。どんなに強い馬でもそんなに長くはピークを維持できるものではない。オペラオーの時代はもう終わったのかもしれない。 | |
ナリタトップロード (牡5・渡辺58) |
買い | H11菊花賞優勝、H13阪神大賞典優勝など。3歳時のクラシック戦線では3強の1角を担い菊花賞を制した。しかし期待された4歳時はまさかの未勝利に終わる屈辱を味わい、復活を待たれていたところ前走の阪神大賞典で圧勝を演じ、完全復活を果たした。タイムも日本レコードと文句のない走りだった。勢いも感じるし、実績も文句はない。いよいよ打倒オペラオーを果たす時がきたという感じである。 |
消し | 昨年のG1ではついに連対すら果たすことができなかった。古馬G1では力不足という考え方もできる。前走圧勝も単に相手が弱かっただけということもいえる。G1で好走経験のあるこのメンバーで再び強い競馬を見せられるかは何とも言えない。オペラオーの人気が多少落ちることによって、この馬の人気は多少上がることになるだろう。配当的な魅力にも欠けることになる。 | |
メイショウドトウ (牡5・安田康58) |
買い | H12宝塚記念2着、H12天皇賞秋2着、H12ジャパンC2着、H12有馬記念2着など。昨年のG1ではテイエムオペラオーには負け続けたものの、それ以外の馬には負けていないのは凄いとしか言いようがない。オペラオーもそうであるが、抜けた強さがなければこんな芸当はできないものである。そのオペラオーが前走4着とつまづいた。前走日経賞を完勝し調整がうまくいっていることをアピールしているだけに、打倒オペラオーを果たす時がきたといえそうだ。 |
消し | まず不安なのは距離だろう。3000m以上のレースを経験していないだけこなせるかどうかは走らせてみないと分からない。また、京都の長距離レースは得てして上がりだけの競馬になりやすい。場合によっては上がり33秒台ということも考えられ、それだけの瞬発力がこの馬にあるのかもちょっと分からない。 | |
エアシャカール (牡4・蛯名58) |
買い | H12菊花賞優勝、H12皐月賞優勝など。昨年の2冠馬である。ダービーもハナ差だったのだからほとんど3冠馬という評価でいいことになる。菊花賞を勝っているので京都の長距離は問題ないことを証明している。前走2着も伏兵トウホウドリームに負けただけで、オペラオーやアドマイヤボスには勝っているのだから高く評価できる。さらに上積みが見込めるだろうし勢いも感じる。3強に人気が集まるだろうから配当的な魅力も期待できる。 |
消し | この馬の最大の問題はイレ込みやすい気性である。まあ、それでこれだけの成績を残しているのだから気にすることはないとも言えるが、ジャパンCで惨敗しているように、気持ちが切れればまったく走らないということも考えられる。まして、距離3200mともなるとメンタルな部分がさらに大きくなる。また、昨年の2冠馬といっていも、ジャパンCでアグネスフライトとともに惨敗したことからすると、レベルの低い世代だっただけという考え方もでき、3強に実力で勝てるかどうかも疑問となる。右回りで内によれる癖もあるのも心配である。 | |
セイウンスカイ (牡6・横山典58) |
買い | H10皐月賞優勝、H10菊花賞優勝など。スペシャルウイークを相手に2冠をゲットしているのだからその潜在能力の高さは歴然である。皐月賞もそうだったが、菊花賞でのスピード十分の逃げで影も踏ませぬレコード勝ちは圧巻だった。菊花賞を勝っているのだから距離の心配はないし、実績も文句はない。実力を出し切れる状態であれば、いきなり勝ってしまっても不思議はないことになる。 |
消し | 常識的に考えて1年以上の休み明けで、いきなり3200mのG1で好走するなんて考えづらい。いくらG1を勝っているといっても、できることには限界があるはずだ。休み明けで菊花賞の時のような逃げをかますようなリスキーなことはできないだろうし、上がりの勝負になればこの馬にはそんなに切れる脚はないだけに苦しくなるし、それこそレース勘みたいなものが重要となる。能力的には通用する可能性は秘めているかもしれないが、1年以上の休み明けというのはあまりに大きなマイナスと言わざる得ない。 | |
アドマイヤボス (牡4・後藤58) |
買い | H12セントライト記念優勝など。重賞勝ちは1つだが、有馬記念でテイエムオペラオーと0.2秒差の5着、前走の大阪杯ではオペラオーに先着しての3着と、それなりに見せ場は作っている。ダービー馬アドマイヤベガの全弟という良血でもあるし、昨年の7月にデビューしたばかりでキャリア6戦ということからも、まだまだ大きくなる馬だと思われる。このレースで完全本格化ということも十分に考えられる。 |
消し | なんだかんだで重賞勝ちはセントライト記念だけである。実績が3歳限定重賞だけというのはちょっと寂しいものである。有馬記念5着ということは、G1では掲示板クラスという考え方もできるだけに、連対まではどうかとなる。前走も3着に負けているわけだし、さらにメンバーが強化されることを考えると、厳しい戦いになりそうだ。距離も3000m以上は経験がないだけに走らせてみないと分からない。 | |
サンエムエックス (牡5・松永幹58) |
買い | 日経新春杯2着。昨年京都2400mでレコードを叩き出しており能力の高さを見せている。続くドンカスターSで2着、ステイヤーズSでも3着と3000m以上のレースで実績を残しているのも好感が持てる。日経新春杯2着もステイゴールド相手ならそれなりに評価できるし、京都コースでの好走が目立つのも良い。どんなペースでも対応できる馬だし、大崩れすることはないと思われる。 |
消し | 重賞勝ちどころかオープン勝ちもないのが痛い。これという実績が日経新春杯2着だけというのはちょっと寂しい。その2着もハンデ差3kgあって1馬身差というのは完敗といえる。前走の阪神大賞典で7着に負けているのも問題である。ナリタトップロードと1.9秒差というのはどう考えても離され過ぎである。日経新春杯の走りを見ると、この馬は意外に2400m前後がベスト距離で、3000mという距離はちょっと長いようにも感じる。 | |
タガジョーノーブル (牡7・福永58) |
買い | ステイヤーズS2着。3600mのG2で連対している実績は評価できる。ドンカスターSでレコード勝ちしていることからも3000m以上のレースには絶対の自信を持っている。長い距離でも速い流れで先行するのを得意としており、スタミナ勝負に自ら持っていくというのがこの馬のレースといえる。前走の阪神大賞典も4着は確保しているし、安定度もけっこう高い馬である。 |
消し | ステイヤーズSで連対しているが、中山3600mはいかにもスタミナ重視というコースだっただけに、この馬にとってはベストのコースだったといえる。それに対し、京都コースはスピード重視となるだけに、G3くらいならともかくG1となるとさすがに厳しい感じがしてしまう。前走の阪神大賞典でナリタトップロードに1.6秒差というのも、スピードの違いを見せつけられた結果といえるだけに、巻き返しはかなり厳しいのではないか。 | |
マックロウ (牡4・安藤勝58) |
買い | 京都記念優勝。アグネスフライトとナリタトップロードをまとめて差し切った末脚はかなり凄かった。G1馬2頭に勝っているのだからそれなりの評価は当然にしなければならない。前走は惨敗しているが、こういう追い込み馬は展開によって大駆けするだけに一発の恐さがある。ベガの全兄という良血ということも考えれば、京都記念勝ちもまぐれではないといえる。 |
消し | 前走の阪神大賞典で惨敗しているのが痛い。これにより3000m以上の距離をこなえるかどうか分からないことになるし、京都記念はやっぱりまぐれだったのかも、ということにもなる。京都記念勝ちも、900万も勝てなかったことを考えると、展開にはまったというか追い込みに徹したからの好走という評価が妥当だろうから直線だけの競馬をしないとこの馬の良さは出ないことになる。3200mという長距離で直線だけの競馬というのは展開としてあまりに厳しすぎる。よっぽど展開に恵まれないと苦しいだろう。 | |
メジロランバート (牡6・柴田善58) |
買い | H13ダイヤモンドS2着、H10青葉賞2着。この馬のベストレースはやはり菊花賞だろう。スペシャルウイークとほぼ同じ位置から同じように伸びてきて4着したのだから、京都の3000mのレースはかなり得意としているといっていいだろう。前走の日経賞は3着に敗れたが、この馬は東京や京都の軽い馬場を得意としているので、中山でも3着を確保したという安定度の方を評価したい。1年以上の休み明けから復帰し、徐々に調子を上げてきており、ここらへんで一発あっても不思議はないだろう。 |
消し | やはり重賞を勝っていないというのは大きなマイナスである。ダイヤモンドSで連対といっても、ハンデ55kgでのものだし、レベルもそんなに高かったとは思えない。前走の日経賞も上位2頭とは3馬身差という決定的な差をつけられているだけに巻き返しはかなり難しい感じがする。あぶらののった4歳時の天皇賞で8着に負けていることからすると、6歳になった今2着以上を目指すのはあまりにも厳しいということになりそうだ。 | |
エリモブライアン (牡4・藤田58) |
買い | H13阪神大賞典2着、H12駒草賞優勝など。まずは前走の阪神大賞典で2着したのを評価したい。トップロードには完敗だったが、他の馬には完勝しているのだから立派である。菊花賞でも3着していることからすると、この馬は長距離が合っているということなのだと思う。そういう意味では距離3200mというのは大きなプラス材料といえる。大一番で強いブライアンズタイム産駒だし、流れ次第では分からないのではないか。 |
消し | 阪神大賞典で8馬身差、菊花賞では4馬身差、長距離レースで好走しているといっても、この着差はあまりに大きすぎる。これを逆転するというのはかなり厳しいと考えるのが常識的ではないだろうか。少なくてもG1実績馬が能力を出し切るようであれば、この馬が地力で巻き返すというのは難しいと考えるべきだろう。掲示板に載れないレースも多いので、安定度もあまり期待できない。 | |
イブキガバメント (牡5・小牧太58) |
買い | 900万1600万と連勝中であり勢いは非常に感じられる。前走も3馬身差という力の違いを見せつけるレースをしているだけに、オープンでも十分に通用する器だといえるだろう。中団より後ろからレースを進める馬なので折り合いは心配ないだろうから、距離も何とかなるのではないか。 |
消し | 重賞実績がないのは大きなマイナスといえる。連勝中といってもいきなりのG1挑戦はあまりに無謀ではないか。しかも距離経験が2100mまでしかないのだからさらに不安となる。まして京都コースでは勝ったことがないというのもマイナス材料である。厳しい条件がこれだけあると、さすがに狙いづらいものである。 |