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G1菊花賞の反省

G1菊花賞の結果
1 2-02マンハッタンカフェ 蛯名 3.07.2--- 494kg+4 1人気
2 6-10マイネルデスポット 太宰 3.07.31/2 520kg-4 11人気
3 5-08エアエミネム 松永幹 3.07.43/4 502kg+2 3人気
単勝1710円 枠連1620円
複勝440円 1770円 230円 馬連46210円
ワイド6690円 1220円 4910円
予想と見解 好材料と不安材料
G1菊花賞の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • 私としてはまさかまさかの結果である。ジャングルポケットとエアエミネムがここまで負けるとは夢にも思わなかった。この2頭の敗因であるが、前半掛かったのが痛かったと私は思う。お互いに牽制し合ってマイネルを逃がしてしまったという見方もあるが、マンハッタンが同じような位置から届いたのだから、ジャングル、エアだって十分に届いたはずである。それが届かなかったということは、前半掛かったせいで伸びがいまいちだったということではないか。ということであれば、一言で言えば「距離適性がなかった」ということになると思う。私はこの2頭は来年の春の天皇賞でもかなり苦戦するのではないかと現時点では思えてならない。でもまあ、エアエミネムがもう少し早く動いていれば2頭ともマイネルは交わしていたとは思うけど。
  • 勝ったのはマンハッタンカフェであった。何とコメントしていいか難しいが、私としては「たなぼた」だったと思う。有力馬が揃って自滅する中、自分の力を出し切って台頭したという感じである。それにしてもやっぱり蛯名は巧い。有力馬を牽制しながらもきっちり逃げ馬との間合いも計っていたのだろう、最後はきっちりと差し切った。3000m以上のレースに限って言えば、この世代では最強といっていいと思う。ただ、この馬で来年の天皇賞春を戦えるかどうかは疑問が残る。
  • 逃げ粘って大穴を演出したマイネルデスポットであるが、長距離レースで逃げ切るお手本のようなレースをした。「4角手前で一気に引き離す」というのがその極意である。ただよっぽどスタミナがなければラストで失速するものである。そういう意味では長距離適性があったからこその2着といえる。ただ、次からはノーマークで逃げることはたぶんできない。今後レベルの高いレースでこの馬が活躍することはないように感じるが、果たしてどうなることやら。
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    参考
    G1菊花賞の予想
    結論   ◎ジャングルポケット
       ○エアエミネム
       ▲サンライズペガサス
     買い目(馬番連勝複式)
      8-13(3,000円)
      7-13(2,000円)
      7-8(1,000円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はジャングルポケットである。私は春の時点でアグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネは抜けている存在だと言ったが、実際にこの3頭がきっちりとG1を勝ったのだからその考えは現在も間違っていないと私は思っている。今回はこの3頭のうちジャングルポケットしか出走しないのだから当然にこの馬を本命◎にするしかないことになる。ただ、夏を越してエアエミネムというこれもとんでもない大物が出てきたのはちょっと予想外だった。こちらも上3頭と同等の評価を与えなければならないと思っているだけに、今回の本命◎は少し悩んだ。最終的にジャングルを選択した理由は、2400mのダービーで圧勝していることで距離適性がジャングルの方が信用できると思ったからである。たとえエアエミネムに負けたとしても他の馬に負けることはないだろうということである。札幌記念で3着に負けているし、間隔が開いたことで100%のデキかどうかという不安もあるだけに、3着以下に負けることもあるかもしれないという気持ちもあるけど、それでもまあきっと勝ってくれると信じている。
  • 対抗○はエアエミネムにする。札幌記念、神戸新聞杯を連勝したが、どちらもそれなりのメンバーが揃っていただけにこの2つのレースを勝っている意義は大きい。しかも、好位から抜け出すという強い内容だっただけにG1級の器である可能性が高いと私は思う。上がり34秒台の切れ味も見せているので決め手も申し分ない、掛からない気性なので展開も問わないタイプだろうし、3000mもこなしてしまう可能性は非常に高い。好位で競馬ができるので不利を受けることもないだろうから早めに抜け出して粘りきるということは十分に考えられる。前述したとおり私はこの馬もとんでもない大物だと思っているだけに、ジャングルとの組み合わせでほぼ決まりではないかというのが基本的な考えである。ただ、距離実績が2000mまでしかなくデインヒルという血統で本当に3000mを走れるかどうかという不安が拭いきれない。意外に惨敗もあるのではないかという気持ちも持っている。
  • 単穴▲はサンライズペガサスにする。前走の神戸新聞杯で2着したのが大きい。本調子ではなかったとはいえクロフネに勝ったのだから実力は本物だと認めるべきだと私は思う。正攻法のレースを展開し、上がり34秒台の決め手を見せたのだから、この馬もかなり強いと私は思っている。エアエミネムともクビ差の勝負をしたのだから逆転しても不思議ないはずだ。掛からない気性なので3000mも問題ないようだし、菊花賞特有の上がりだけの競馬も望むところだろう。サンデーサイレンス×母父ブライアンズタイムという究極のクラシック配合というのにも魅力を感じている。意外にも勝ってしまうのではないかという気持ちもある。でもまあ、前走2着だけではこれ以上に評価するのはちょっと難しいということでこの評価にとどめた。
  • 4番手はダンツフレームにする。皐月賞2着、ダービー2着という実績からもここを勝っても不思議ないことは明らかである。2400mで好走したのだから3000mも問題ないといえるし、何と言っても武豊騎乗というのが非常に恐い。3000mを超えるレースというのは騎手の力が大きく左右されるもので騎手の腕だけで勝ってしまうということも十分に考えられる。前走4着に負けているのもあくまで本番の一叩きと考えれば4着でも上出来といえるし、何とも不気味というかいやらしい存在である。私個人としてはこの馬は3000mは走れないと思っているので思い切って消すという判断をしたが、私が消したことで逆に来そうである。
  • 5番手はアグネスゴールドにする。きさらぎ賞でダンツフレームに完勝していることからも能力はかなり高い馬だとは思っている。この馬が勝ってしまってもそんなにびっくりはしないだろう。そういう意味では一発あるとすればこの馬しかいない。とはいえ、前走骨折明けで8着という内容と、距離3000mを考えると、さすがに今回復活するのは難しいと考えるのが常識的だと思う。
  • 私は基本的にこの5頭で十中八九決まると見ている。たとえジャングルポケットが負けても連対するのは他の4頭の組み合わせのいずれかになるということである。今までも条件戦を負けているような思わぬ馬が好走したりしたことがあるのでさすがに絶対とまでは言い切れないが、今回はこの5頭の能力が抜けていると私は判断している。
  • 6番手はメイクマイデイにする。前走2500m戦を上がり34.2で勝っているというのが気になる。これだけ見ると、長距離戦の瞬発力勝負に対応できるということになる。小牧太騎手ということもあり何とも不気味である。でもまあ、上5頭の瞬発力にはさすがにかなわないだろう。
  • 7番手はマンハッタンカフェにする。サンデーサイレンス産駒だし何となく大物かもしれないという雰囲気もあるし、鞍上が蛯名に替わることで何とも不気味な感じはしている。でも、そんなにレベルが高かったと思えないセントライト記念で権利を取れなかったことを考えると、私は買う気にはとてもなれない。
  • 8番手はアドマイヤロードにする。思いもよらない馬の好走を考えた場合、まだ底を見せたといえない馬がやっぱり気になる。超良血馬だし潜在能力が高い可能性はある。大一番での一発もないとは言えない。たぶんないとは思うけど。
  • 9番手はテンザンセイザにする。京都新聞杯で強い勝ち方をしているだけに、まったく戦えないことはないと思うが、何というかこれといった武器というか個性がいまいち感じられない。好走で終わるタイプだと私は思う。
  • 10番手はダービーレグノにする。実績はそんなに悪くはないのだがやっぱり中途半端である。一発というタイプでもないし、3着以内にくることはないと私は思う。
  • まあ、こんなところでしょう。
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    G1菊花賞出走馬
    ジャングルポケット
    (牡3・角田57)
    買い H13ダービー優勝、H13共同通信杯優勝、H12札幌3歳S優勝など。今年のダービーを勝っている実績は当然評価しなければいけない。圧勝といえる内容だっただけに強い3歳世代の中でも抜けた存在といえる。他馬に比べれば距離は心配ないだろうし、末脚勝負は望むところである。前走札幌記念3着も今回の叩き台でしかなかったのだから度外視でいいはずだ。今回はきっちり仕上げてくるはずで取りこぼせない戦いになる。
    消し 札幌記念で3着に負けたのはあまりに痛い。8分のデキとはいえ負けは負けだし、あまり成長してなかったとか体調だけでないところに問題があった可能性も否定できない。まして、同じ3歳のエアエミネムに負けたのだから同世代限定に戻れば、ということも言えない。間隔が開いたのも必ずしもプラスとはいえないだろうし、3000mという距離も未知数である。京都コースも意外にも初めてとなるし、落とし穴がありそうな感じがする。
    エアエミネム
    (牡3・松永幹57)
    買い 神戸新聞杯優勝、札幌記念優勝など。現在4連勝中というとでもない勢いである。前走の前哨戦を勝っているのももちろん凄いが、古馬G2の札幌記念を圧勝したのがあまりに凄すぎる。いずれも好位から抜け出すという横綱相撲で勝っており、なおかつ上がり34秒台の切れ味を見せているのだから、付け入る隙がないとはこのことである。折り合う気性からも3000mは問題ないだろうし、ジャングルポケットにもすでに勝っているのだから、この馬が負ける要素はほとんどないといえる。
    消し 3000mという距離が大きな不安となる。現在4連勝もすべて2000m以下である。いくら気性的に問題ないといっても体力的なスタミナがなければ走りきれない。特にデインヒルという血統を考えると距離に壁があっても不思議ないといえそうだ。札幌記念や神戸新聞杯で勝ったものの、相手はここ本番の叩き台でしかなかったわけで大きな上積みが見込めるが、この馬は夏場使われたことで上積みは期待できない。逆転されることも十分にありそうだ。
    ダンツフレーム
    (牡3・武豊57)
    買い 皐月賞2着、ダービー2着、アーリントンC優勝など。G1で2度連対しているのはこの馬だけなのだから当然に高く評価しなければならない。2400mで好走しているのだから3000mだって大丈夫だろうし、ジャングルポケットにも皐月賞で勝っている。前走の神戸新聞杯4着も休み明けで太めだったことを考えれば、0.2秒差なら上出来といえる。そして何より鞍上武豊というのがいかにも不気味である。何せ長距離レースは馬よりも騎手の比重が重いといわれるのだから武豊マジックがあるかもしれない。
    消し 前走の神戸新聞杯4着をどう考えるかであるが、今まで連対率100%を誇っていた馬が4着に負けた意味は大きいといえる。どんな時でも崩れない馬が崩れたのだから、成長していない、若しくは上がり馬に実力的に逆転されたということかもしれない。さらにこの馬は常に距離不安がつきまとう。ダービーでは2着しているが、最後の脚色は一杯一杯という感じだったので、3000mは走れない可能性も十分である。ダービー、皐月賞とも2着しているのに、なぜか強さを感じないことからも、もう一つ大物感がないのも気になる。
    アグネスゴールド
    (牡3・河内57)
    買い きさらぎ賞優勝、スプリングS優勝など。スプリングSまで無傷の4連勝とずば抜けた強さを見せた。もしかしたらアグネスタキオンを皐月賞で敗るのではないかと言われたくらいである。それがまさかの骨折で春のクラシックを棒に振ったが、なんとか菊に間に合った。前走の神戸新聞杯は急仕上げだったし、骨折明けということを考えればやむ得ない部分が多々あった。一度叩かれた意味の方が大きく、春の実績を考えれば一変もあり得る。距離不安も上がりだけの競馬になる可能性が高いのだから、この馬の瞬発力が生きるのではないか。
    消し 前走の神戸新聞杯8着はやっぱり負けすぎではないか。いくら急仕上げだったにしろ同世代限定でそんなに強くない馬も多く出走したのだから問題の方が大きいと思う。菊を意識したがために無理してしまったという印象が強い。叩かれた上積みは見込めるだろうが、一叩きだけでピークに持っていくのは難しいと思われ、8着からの巻き返しはあまりに厳しいように感じる。それにこの馬は中距離タイプというのが春の時点での評価だった。そういう馬が3000mを走れるかどうか疑問である。
    サンライズペガサス
    (牡3・池添57)
    買い 神戸新聞杯2着。4強対決ムードの神戸新聞杯で2着に好走した意味は大きい。クロフネ、ダンツフレームに勝ち、エアエミネムにもクビ差まで詰め寄っているのだからかなりの実力馬といえる。上がり34.5という切れ味を見せての2着なので京都コースの瞬発力勝負も望むところだろう。気性的に掛かるタイプではないらしいので3000mも問題ないようだ。父サンダーサイレンスに母父ブライアンズタイムという究極のクラシック血統というのも大きな魅力である。前走はフロックだったと甘く見ていると再び痛い目にあう。
    消し 実績らしい実績は前走の2着だけである。実績がそれだけだとどうしてもまぐれだったのではないかと考えてしまう。クロフネ、ダンツフレームはあくまで本番前の一叩きということで完調手前だっただけに、前走だけで実力が上と判断するのは危険だろう。京都新聞杯で惨敗していたり、8月1000万で2着に敗れるなど、これまでの実績に強さが感じられないだけに、どうしても半信半疑になってしまう。距離3000mも走ったことはないのだから何とも言えない。
    マンハッタンカフェ
    (牡3・蛯名57)
    買い 弥生賞4着、セントライト記念4着の実績を持つ。新馬戦勝ち直後に弥生賞で4着しているのだからそれなりに能力はあるということだとは思う。夏場2勝したがいずれも2600mという長距離で勝っているので距離延長は歓迎のはず。サンデーサイレンス産駒ということもあり潜在能力の高さを評価する報道も多いだけに、本当であれば巻き返しもあり得る。そして鞍上が蛯名に戻ったのが大きい。
    消し 実績が弥生賞4着とセントライト記念4着というのはあまりに寂しい。特にセントライト記念はそんなにレベルが高かったと思えないだけに、権利も取れない4着に負けたのはあまりに痛い。今回は重賞勝馬が多く出走してくるのだから、よっぽどの変わり身を見せないと好走は難しい。夏場も使われていたことを考えると一変は難しいだろう。
    テンザンセイザ
    (牡3・四位57)
    買い 京都新聞杯優勝。このとき2馬身差をつける完勝という内容だっただけに、かなりの実力馬であると思われる。ダービーもクロフネに次ぐ6着であれば、そんなに悪い結果ではない。前走神戸新聞杯は惨敗に終わったが、休み明けで仕方ない部分もあっただろう。叩かれた上積みは当然見込めるだろうし、巻き返しの余地はあるはずだ。
    消し 京都新聞杯を勝っているが、メンバー的にそんなにレベルが高くなかったと思う。上がり35.5で差し切れたことからも展開に恵まれた印象も強いし、抜けて強いという感じはしない。現にダービー6着は力負けという感じで底を見せたといえるし、前走も9着というのは負けすぎである。1度叩かれた上積みが見込めるにしろ、それは相手も同じことで2着まで巻き返すのはかなり難しいのではないか。
    ダービーレグノ
    (牡3・幸57)
    買い シンザン記念優勝。皐月賞で5着、ダービーでも7着と春のクラシックではまあまあの結果を残した。勝った重賞はマイル戦であるが、トニービン産駒ということを考えても距離は十分に持つはずだ。前走の神戸新聞杯は7着に敗れたが休み明けを考えればやむ得ない部分もあった。0.5秒差なら十分に巻き返せる。2勝している得意の京都コースで一発をもくろむ。
    消し 皐月賞5着、ダービー7着は悪い結果ではないが、中途半端すぎるというか実力の限界というかパンチ不足というか、そんな印象を強く受ける。前走も先行馬有利の展開で7着に負けたのは問題といえるし、今回も掲示板前後という結果になりそうな感じがしてしまう。これといった武器を持っているわけではないし一発も考えづらい。
    チアズブライトリー
    (牡3・藤田57)
    買い 中京3歳S優勝、すみれS優勝。2000m以上で使われることが多く長距離向きであることは確かなのだろう。距離延長は大きなプラスということになる。オープン特別を2勝している実績も悪くないし、青葉賞でも4着にはきているので、なんとか戦えそうな雰囲気は感じる。前走7着も叩かれ良化型なので、叩かれた上積みは大きいはずだ。
    消し 重賞は共同通信杯9着、青葉賞4着、セントライト記念7着とこれといった結果を残していない。これを見る限りでは重賞では実力不足と言わざる得ないと思う。特にそんなにレベルが高くなかったと思われるセントライト記念で掲示板にも載れなかったのはあまりに痛い。夏を越しての成長が見られないということになると思う。距離延長はプラスにしても、上がりだけの競馬になる可能性が高いだけにこの馬の脚質で一発を期待するのは難しそうだ。
    アドマイヤロード
    (牡3・福永57)
    買い 期待の超良血馬である。デビューが4月と遅かったためこれといった実績はないが、未出走、500万と連勝しているし、その500万でロードフォレスターに完勝していることからも、かなりの潜在能力を秘めていると考えられる。実績がないからといって甘く見ていると痛い目にあるかもしれない。
    消し ラジオたんぱ賞9着、セントライト記念11着という結果を見る限りではそんなに強い馬とは思えない。前走も古馬戦とはいえ1000万クラスで3着に負けたわけだし、ここからG1連対まで巻き返してくるとは考えづらい。能力は高いにしろ結果が出せないということは、その能力を発揮できない何か大きな問題を抱えていることになるわけで、大一番でそれを克服してくるとも思えない。
    タニノトリビュート
    (牡3・武幸57)
    買い 若草S3着というオープン実績がいちおうある。長い距離を中心に使われており距離延長は大きなプラスのようだ。前走は1000万といえ、スリリングサンデーの2着だから評価できる。タイムも24秒台となかなかの内容だった。厳しい流れでもしぶとく伸びてくるのがこの馬の持ち味で、ハイペースのスタミナ勝負となればチャンスは出てくる。
    消し セントライト記念で13着に負けていることからも重賞ではまだまだ実力不足と言わざる得ない。前走好走も1000万ではとてもG1好走の裏付けにはできない。これまでのレースでも決め手不足で好走で終わるケースが多く、一発を期待できるタイプでもない。距離延長も上がりだけの競馬になる可能性が高く、この馬の決め手ではとても戦えない。
    ビッグゴールド
    (牡3・村本57)
    買い きさらぎ賞3着、若葉S2着、プリンシバルS2着というように重賞やクラシックTR戦で好走している実績を持っている。実力がまったく通じないということはないだろう。前走も休み明けで準オープン2着なら悪くはない。叩かれた上積みも見込める。
    消し 皐月賞11着、ダービー9着と春のクラシック戦線では惨敗に終わっている。TR戦も2着に終わっていることからも、いかにも決め手不足というかパンチ不足の印象が強い。安定度はけっこう高いので好走することはあるとは思うが、切れる末脚とか武器を持っているわけでもないだけに3着以内に入るのは厳しいのではないか。
    マイネルデスポット
    (牡3・太宰57)
    買い 4月にデビューした馬であるが、未勝利、500万と連勝しているあたりはそれなりに素質を感じる。2500mでも勝っているので長距離を得意としているということだろう。前走1000万3着も休み明けを考えれば悪くないともいえる。叩かれた上積みも見込めるだろうし、距離延長もプラスだろう。逃げる展開になればノーマークだろうから意外に逃げ切ってしまうこともあるかも。
    消し 1000万で足踏みしている現状で、G1を好走しようというのはあまりに苦しい。前走も1000万で3着に負けているわけだし、巻き返せるとは考えづらい。距離延長も最近の菊花賞は上がりだけの競馬になることが多いだけに、この馬の決め手では有力馬の瞬発力にとても太刀打ちできない。
    メイクマイデイ
    (牡3・小牧太57)
    買い 駒草賞2着とオープン実績はある。前走も1000万とはいえ2500mで勝っており勢いは感じる。折り合いに心配ないようだし、血統的にも長ければ長いほどいいタイプで、距離延長は望むところだろう。前走は上がり34.2と意外に切れ味を見せており、瞬発力勝負にも対応できそうだ。地味ではあるが好走できる要素はけっこう多いといえそうだ。
    消し 駒草賞でエアエミネムに0.7秒差というのはさすがに負けすぎだろう。この時点で力の違いを見せつけられていては逆転というのは難しいのではないか。レベルが高かったと思えないセントライト記念で6着に負けているし、重賞では通用しないレベルの馬ではないか。前走勝ちもしょせん1000万クラスの話だしG1の裏付けにはあまりに厳しい。
    ワンモアバンクオン
    (牡3・渡辺57)
    買い 京都新聞杯4着など重賞でもそこそこ走った実績を持っている。900万は勝っているのだからそれなりの実力は認めないといけない。前走惨敗も休み明けならやむ得ない部分もあっただろう。叩かれた上積みは見込めるはずで一変ということもないとはいえない。距離延長はプラスのタイプのようでスタミナには自信はあるようだ。
    消し 京都新聞杯4着が最高の実績ではさすがにG1で戦える器だとは思えない。前走11着も休み明けとはいえさすがに負けすぎである。逃げるタイプでも追い込むタイプでもないだけに一発も考えづらい。瞬発力があるタイプでもないだけにあまりに厳しいレースになりそうだ。
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