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G3中山金杯の反省

G3中山金杯の結果
1 6-11カリスマサンオペラ 中舘 2.01.2---36.6 460kg-2 8人気
2 7-13クラフトマンシップ 勝浦 2.01.2クビ36.3 426kg+6 10人気
3 8-15シンボリオレゴン 菊沢徳 2.01.31/237.0 472kg-2 11人気
単勝2,270円 枠連3,170円
複勝570円 880円 870円 馬連31,730円
ワイド6,450円 4,170円 12,490円
予想と見解 好材料と不安材料
G3中山金杯の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • 新世紀早々とんでもない結果となった。とはいえハンデ戦だとこのような軽量馬同士の決着で万馬券というのはよくあることで、そんなにびっくりするほどのことではない。こういう結果を私に予想しろという方が無理の話であり、そういう意味では仕方ない負けだと自分でも思う。とりあえず、それほど実績があるわけでもないのに人気になった馬を本命◎にしなかったのは良かった。私の本命◎ダイワカーリアンがトップハンデにもかかわらず4着に頑張ってくれたことだけが救いである。これからもこういう芯の通った予想をしていきたい。まあ、的中しなければ意味がないと言われそうだけど。
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    参考
    G3中山金杯の予想
    結論   ◎ダイワカーリアン
      ○ダイワオーシュウ
      ▲トウショウアンドレ
      △メジロロンザン
      △トウカイダンディー
     買い目(馬番連勝複式)
      BOX 1-2-9-14-16(各600円)
    にへいの見解
  • 今年のスタートを飾るのは恒例のハンデ戦である金杯である。これまでのG1戦線と比較するとメンバーが一気に弱くなるだけにレースそのものの面白味はもう一つであるが、今年を占う上でも是非にも的中しておきたいレースではある。とはいえ、ハンデ戦ということもあるし、新旧世代交代ということもあり、毎年難しいレースとなることが多い。今年もこれといった中心馬が不在であり難解なレースになっている。メンバーとハンデを見た限りでは、どの馬がきても不思議ないという印象を受ける。まあ、こういう時は自分らしく予想してそれでダメなら諦めるということにするしかないだろう。
  • 私の本命◎はダイワカーリアンである。別定G2の札幌記念とマイルCSのステップレースとなった富士Sを勝っている実績を考えれば、ここでは抜けた存在である。距離2000mとハンデ58.5kgが不安だし、展開もエーピーグリードとのハナ争いがあるだけに楽な競馬にはならないだろう。そういう意味ではこの馬で絶対とまではとても思えない。しかし、今回のメンバー構成では他に本命◎にふさわしい馬は見あたらない。2000mは札幌記念を勝っているのだから守備範囲であることは確かだし、展開もマイルを逃げるよりは2000mを2番手で走る方が楽なのではないか。まあそれよりも、ベストのマイル戦となる京都金杯を蹴ってまでこちらに来たのは、明らかにメンバー構成を見ての判断だと私は思う。ダイタクリーヴァ、アグネスデジタル、エイシンプレストンと戦うよりは、例え2000mでもこちらのレースの方が勝つチャンスが大きいと誰でも思うはずだ。今の荒れた中山コースでは後からの追い込みはかなり難しいだけに、ハンデ58.5kgでもこの馬で粘り込めそうだし、この馬が勝てる要素もいくらでもある。この馬にとって条件が楽ではないのは確かではあるが、私は年の始めということもあり、今回は素直に最も強いと思われる馬から勝負することにした。とはいえ、トップハンデであるこの馬を軸にするほどの勇気もない。今回は無難に5頭ボックスで勝負させていただくが、正直これでも的中する自信はあまりない。
  • 対抗○はダイワオーシュウにする。菊花賞2着、オールカマーでも2年連続2着などG1G2の実績があるのを評価した。近走はあまり良くないし、ハンデ57kgもちょっと重いかなというのは否めない。しかし、ここまでメンバーが弱くなれば、多少ハンデが重くても、多少調子が悪くても何とかなってしまうのではないかと思った。昨年のオールカマーで4着しているのだから極端に実力が落ちているとは思えない。得意の中山コースだし、何とか頑張ってくれるのではないだろうか。
  • 単穴▲はトウショウアンドレにする。正直まだ分からない馬であるが、素直に前走の重賞勝ちを評価してみた。メンバーは確かに準オープン級だったが、中団から抜け出して勝ったという内容はなかなかだったと私は思った。そんなに強い相手もいないし、今の勢いであれば重賞連覇も夢ではないのではないか。
  • 4番手はメジロロンザンにする。アルゼンチン共和国杯で2着しているのだから実力はある馬である。菊花賞5着という実績もあるし、ここを勝っても何の不思議もない馬である。にもかかわらず斤量54kgというのはかなり恵まれたと私は思う。2000mだと距離が足りないためか、どうしても掲示板が精一杯という感じになるために、今回も連対までは厳しいかなあという気もするが、上がりはかかりそうな展開になりそうなので、この馬のスタミナが生きるのではないかと読んでみた。
  • 5番手はトウカイダンディーにする。3歳時はクラシックの有力候補になった時もあったように当初から能力の高さを評価されていた馬である。特にNHKマイルCではとんでもない出遅れをかましたにもかかわらず7着してしまった時は本当にびっくりした。そういう馬がここまで出世が遅れた最大の理由は気性の難しさのせいである。そのために条件戦すら勝てない状態が続いた。しかし、前走の勝ち方を見ても明らかに馬が大人になっている。今のこの馬ならばハンデ重賞ならば十分に戦えるのではないか。2000mという距離が長い気もするが、この馬の勢いに賭けてみた。
  • 6番手はリワードフォコンにする。やられるとすればたぶんこの馬だとは思っている。何せダービー5着という実績があるのだから、勝って当然ということになる。にもかかわらず私がこの馬を消したのは、これまでの走りを見てきた私の印象としては、どうしても強い馬には見えないからである。ラジオたんぱ賞でもまさかの10着に負けているし、皐月賞だって12着に負けている。前走だってオープン特別にもかかわらず9着だし、ダービーだけがたまたまはまったとしか思えないのである。とりあえずダービー5着している馬なのでこの馬で負けたのなら素直に諦めるしかないが、私は自分の感性を信じることにした。
  • 7番手はエーピーグリードにする。ダイワカーリアンが当初京都金杯狙いだったので、この馬はマイペースで逃げることになるから2着までに残る可能性はけっこう高いと思っていたが、ダイワカーリアンの出走でこの馬の評価を落とした。この馬はマイペースの逃げが絶対条件なだけに、ダイワカーリアンと先行争いをしなければいけないのはかなり厳しい。ダイワカーリアンが2番手に控えたとしても早めに仕掛けられるだろうから直線で粘るのも厳しいだろうと判断した。重賞では力不足という感じもするし、連勝はないと判断した。ただ、エイプリルSもそうだったが、2番手の馬に交わされても2着に残ってしまう可能性はけっこう高いかもしれないとは思っている。
  • 8番手はクラフトマンシップにする。函館記念であっと言わせたように、いつ走るか分からない馬だけに、ハンデ戦では注意が必要である。2000mが得意な馬だし、一発ありそうな感じがどうしてもしてしまう。でも、近走の走りを見る限りでは一発の兆しは特に感じない。坂のある中山コースだし、今回は斤量54kgを背負っている。函館記念のようなことはないと私は判断したが、甘いのかなあ。
  • 9番手はシンボリオレゴンにする。前走900万とはいえ勝っているだけに勢いは感じる。調子も良さそうだし、4歳馬の成長力も期待できる。うまく流れに乗れれば面白い存在だとは思っている。とはいえ、さすがに900万からいきなりの重賞挑戦は無謀なのではないか。私はまだまだ実力不足と見ている。
  • 10番手はカリスマサンオペラにする。近走は3着、4着とまあまあの走りを見せている。斤量50kgということを考えると逆転もあるのではないかとちょっと考えてしまう。しかし、4歳牝馬ということを考えればハンデに恵まれたとも思えないし、決め手に欠けるタイプなので好走してもまた3着までという感じがする。私はそんなに強い馬だとは思っていない。
  • その他でも実績のある馬、未知の馬がいるだけに、一発あっても不思議はないとは思っているが、近走の走りを見る限りでは巻き返しはないと判断した。
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    G3中山金杯出走馬
    馬名 買い&消し
    ダイワカーリアン
    (牡8・北村58.5)
    買い H12東京新聞杯優勝、H12札幌記念優勝、H12富士S優勝など。昨年重賞を3勝している実績はかなり凄い。しかも別定G2にマイルCSのステップレースというようにレベルの高いレースを勝っているのが凄い。このメンバーでは実績は群を抜いている。先行力のある馬であるが、多少速い流れでも粘りきれるだけの力を持っている。東京新聞杯の時は2番手でも競馬ができたようにハナにこだわるタイプでもない。定量戦なら間違いなく上位争いできるだけの能力を持っている馬である。
    消し まずは距離2000mが不安である。札幌記念を勝っている距離であるが、ハンデ56.5kgだった函館記念で9着に負けていることを考えると2000mは守備範囲とはいえ若干長いと言える。まして今回のハンデは58.5kgである。マイル戦ならともかく2000mを走りきるのは難しいかもしれない。また、同型馬がいることで札幌記念のような楽な競馬にはならない可能性が高い。2番手からの競馬で、この馬のしぶとさを生かしきれるかどうか。
    リワードフォコン
    (牡4・蛯名54)
    買い H12毎日杯2着、H12ダービー5着など。何と言ってもダービー5着の実績は高く評価しなければならない。G1で掲示板に載ることは並大抵のことではないものである。菊花賞2着のトーホウシデンとクビ差だったことからもこの馬の実力が分かる。前走は9着に敗れているが、休み明けで馬体重+34kgではやむ得ないものと言える。これで馬体が絞れるだろうし叩かれた上積みも大きいだろうから巻き返しは必至だろう。2000m以上で好走していることからも距離延長もプラスではないか。
    消し ダービー5着だった馬がラジオたんぱ賞で10着に負けているのが理解できない。皐月賞も12着に負けているし、どうも安定度に欠けるような感じがする。前走も休み明けだったかもしれないが、本当に強い馬であれば掲示板は確保しているのではないだろうか。斤量も恵まれたとは言えないし、連対まで巻き返せるかどうか。
    メジロロンザン
    (牡5・吉田54)
    買い H12アルゼンチン共和国杯2着、H11菊花賞5着など。アルゼンチン共和国杯では先行してうまく粘りきった。準オープンでも勝てなかった馬であるが、持ち味のしぶとさを生かしきった形となった。前走のように時々惨敗することもあるが、基本的には先行してしぶといタイプなので安定度は高い。勝てないまでも2着の期待は十分に持てる。荒れた中山コースは先行有利といえるし、展開も向きそうだ。もともと菊花賞で5着したほどの馬である。未だにオープンを勝っていないことが不思議なくらいである。
    消し この馬は斬れる脚がないのが不安材料である。大崩れはしないのだが、決め手勝負でどうしても4着5着に負けてしまうことが多い。しかも、大きく負けることも少なくないだけに判断が難しくなる。重賞戦線でそれなりに人気になると裏切るくせにアルゼンチン共和国杯のように人気が落ちると好走するというようにどうも掴みづらいところもある。この馬のしぶとさを生かすには2500m前後の方が合っているような感じもするだけに、2000mは微妙に短い感じもする。
    エーピーグリード
    (牡6・江田照55)
    買い H12ディセンバーS優勝など。前走のディセンバーSで完勝しているので調子はかなり良さそうだ。エイプリルSで2着したこともあるし、中山コースとの相性も良さそうだ。これまでの成績からもマイペースで逃げた時はかなりのしぶとさを発揮しており、今回も前走のような展開になればチャンスはあるだろう。前走で勝っているのに斤量が前走の56kgより減っているのも好材料である。
    消し 前走は完全に展開に恵まれた。メンバーもそんなに強かったわけではなかったし、あの走りでは絶対能力が高いとはとても言えない。重賞となればさすがに相手もそれなりに強くなるだろうし、距離も1F延びることでペースも難しくなる。今度はきっちりマークされるだろうし、少なくても前走ほど楽な競馬にはならないはずである。マイペースでの逃げが条件だけに、同型馬のダイワカーリアンが出走に踏み切ったのはこの馬には誤算だったに違いない。
    ダイワオーシュウ
    (牡7・柴田善57)
    買い H11オールカマー2着、H10菊花賞2着など。なんだかんだ言ってもクラシックで連対を果たした実績は大きい。この時シルクジャスティスやメジロブライトに勝っているのことも忘れてはいけない。その潜在能力は本物であることは間違いないだろう。オールカマーを2年連続で2着しており古馬重賞でも通用するところも見せている。昨秋も札幌記念4着、オールカマー4着とまずまずの走りは見せている。最近2走はG2のハンデ戦だったためか惨敗しているが、同じハンデ戦でもG3ならメンバーも弱くなるし、巻き返しは十分にありそうだ。
    消し クラシック連対馬もすでに7歳である。オールカマーで連続連対を果たしていた馬が去年は4着に負けていることからも年齢的な衰えがあるのかもしれない。ここ2戦もG2だったとはいえ2桁着順というのはいかにも負けすぎという感じがしてしまう。距離2000mも意外に勝ち星がなく、もう少し距離があった方がこの馬には良さそうな感じもする。ハンデ戦で好走したことがないのも気になるところだ。
    クラフトマンシップ
    (牡6・勝浦54)
    買い H12函館記念優勝など。函館記念での激走にはびっくりした。この馬は馬体が小さいだけに斤量が軽いと走りが一変する。ハンデ戦では目が離せない1頭である。近走の成績はあまり良くないが、函館記念を勝った時だって近走は良くなかった。いつ走るか分からないのがこの馬の魅力であり、一発あっても不思議はないということになる。
    消し 前々走15着、前走13着といくらなんでも負けすぎという感じがする。休み明けからまだ調子が上がってきていないということかもしれない。またオープンでの連対は53kg以下なので54kgといのが堪えているのかもしれない。中山コースとの相性も良くないようだし、ハンデ戦とはいえ今回は中央場所の重賞である。函館記念の時のメンバーよりは強くなっている。
    トウカイダンディー
    (牡5・後藤55)
    買い H10ホープフルS優勝など。クラシック候補となった頃もあり、以前から素質の高さは評価されていた馬である。NHKマイルCでは1秒以上出遅れたにもかかわらず7着にきたのはその能力の高さを証明している。その後はその難しい気性のために成績が伸びなかったが、昨年の5月に復帰してからは安定した走りをしている。気性が落ち着いてきたのが良くなってきた要因らしいが、前走も2000mでも余裕の走りを見せているように本格化という気配になってきている。
    消し 前走完勝したと言っても準オープンでの話である。重賞でも通用するかどうかは走らせてみないと分からない。特に気性に問題のある馬は相手が強いと気負って実力を出せないことはよくあることである。ベストは1600mだと思われるだけに、2000mというのも不安である。古馬オープンではほとんど実績がないのに斤量55kgというのもちょっと背負わされた感じがする。
    ミッドナイトベット
    (牡7・田中勝57)
    買い 京都金杯、京都記念、そして国際G2の香港国際Cを勝っている実績を持つ。実績だけならばこのメンバーでは最上位ともいえるものである。絶対能力が高かったことは明白で、全盛期のような調子さえ戻ってくれば好走しても不思議はない。斤量もG3で57kgならばこの馬にしては恵まれた方だろう。スワンS8着、毎日王冠6着からもまだまだG3ならば巻き返せそうなところにはいる。
    消し 最近の成績があまりにひどい。去年の金鯱賞を勝って以降は、地方交流戦で5着した以外はすべて着外に沈んでいる。斤量が堪えて走らないのか、ピークが過ぎてしまったのか分からないが、とにかく全盛期のような勢いがないのは確かである。前走もG1とはいえ17着というのは負けすぎのように感じるし、非力なこの馬に中山の馬場も合わない感じがする。すでに7歳ということを考えても復活は期待できそうになさそうだ。
    ニッポーアトラス
    (牡7・岡部55)
    買い H11アイルランドT優勝、H11中山金杯2着、H10ディセンバーS優勝など。マイルCSで6着した実力馬である。このメンバー構成ならば一発あっても不思議はないはずだ。前走惨敗もダートでは当然のことだし、芝の2000mなら巻き返しがあるかもしれない。近走の着順こそいまいちではあるが、レース内容はそんなに悲観するものでもない。好走する時はほとんど520kg台なので、馬体が大幅に絞れているようだと楽しみが増える。
    消し 昨年の7月に復帰したが、7戦して1度も掲示板に載っていないというのはさすがに問題だろう。年齢的な衰えを感じざる得ない。全盛期にはもっと積極的なレースをしていたのに、最近は後ろからレースをして着を拾うという感じである。そんなに斬れる脚があるわけでもないので、後方からの競馬だと勝ち負けは厳しそう。ちょっと使い詰めという感じもするので、上積みもあまり期待できそうにない。
    バンブーマリアッチ
    (牡6・大西54)
    買い H11愛知杯優勝。2000mの重賞を勝っていることは評価しなければならない。11月に復帰して3戦したが、徐々に着順が良くなっており、調子が上向いているのかもしれない。去年の中山記念もハンデ55kgで7着とまあまあの成績だったし、ハンデ54kgなら何とかなるかもしれない。
    消し 重賞を勝っていると言っても父内国産限定戦だし、2着馬がラティールだったことからもレベルはそんなに高くなかったといえる。さらに昨年は1度も掲示板に載っておらず、実力の限界を見せてしまっている。前走も中日新聞杯で7着という成績では勢いを感じることもできないし、年齢的に上積みを期待するのも難しい。
    トウショウアンドレ
    (牡5・角田55)
    買い H12中日新聞杯優勝。前走重賞を勝って勢いに乗っている。中団追走から抜け出すという強い勝ち方だったし、46秒台というタイムもまあまあである。連闘で連勝しているのも勢いのある証拠である。もともと2000m以上で使われていた馬だけに距離延長も問題なさそう。展開も問わないだろうし、大崩れはないように感じる。今の充実度ならば重賞連勝も夢ではないのではないか。
    消し 前走重賞を勝っていると言っても父内国産限定のレースである。しかも中京のローカル重賞である。そんなに強いメンバー構成でもなかったように感じるし、前々走は900万を走っていた馬だけに、いくらハンデ戦とはいえ中央重賞でどこまで通用するかは、走らせてみないと分からないといえる。そういう意味ではあくまで試金石のレースであり、惨敗されても文句は言えない。
    クリノキングオー
    (牡4・木幡52)
    買い 若葉S優勝。皐月賞TRを勝っている実績を持っており2000mはベスト距離だと思われる。この時はほとんど直線だけの競馬で勝っているように一発はありそうなタイプではある。近走は自分で競馬をやめてしまうところがあるらしく、実力を出し切っていない。集中して走りさえすれば重賞でもそれなりの結果を出すかもしれない。
    消し 若葉Sを勝ってから6戦しているが全て2桁着順というのはあまりに問題である。G1での惨敗はやむ得ないにしても、前走のオープン特別でも10着なのだから実力不足の可能性が高い。たとえ気性の問題にしても、一変するとは考えづらい。勢いも感じられないし、斤量も52kgならば恵まれたとも言えない。
    ジーティーボス
    (牡4・吉永52)
    買い 共同通信杯4歳S2着。このときはイーグルカフェとアタマ差の勝負をしているのだから、この馬だってかなり強いということになる。そう考えればハンデ52kgは恵まれたように感じてしまう。先行してしぶといタイプなので、今の中山コースも合っていそう。休み明けを2度叩かれて調子が上がっているようならば、巻き返しがあっても不思議はない。
    消し 実績が4歳限定の重賞で2着というのが最高では古馬重賞での裏付けにはちょっと苦しい。近走も惨敗続きだけに勢いも感じられない。斬れる脚とか何か武器があれば一発もあるかもしれないが、この馬は斬れる脚があるわけでもないし、これといった武器を持っているわけではない。これだけのメンバーが相手では頑張っても掲示板が精一杯という感じがしてしまう。
    シンボリオレゴン
    (牡4・菊沢徳51)
    買い 前走900万とはいえ勝っているのは好感が持てる。体調は良さそうだし勢いも感じられる。先行してしぶといタイプのようでスタミナはありそうだから距離延長はプラスのはず。今の中山コースは力が要るコースなだけに、斤量が51kgという軽量であれば何とか粘りきることも可能かもしれない。
    消し しょせん900万を勝ったばかりの馬である。いくらハンデ戦とはいえ重賞でいきなり通用するかどうかは疑問である。前走もうまくマイペースに持ち込めたのが良かったように感じられ、展開に恵まれたという感じもする。気性の難しい馬でもあるので、強力な同型馬が2頭もいるのもこの馬にはあまりに苦しい。スタミナはありそうなのでそんなに大崩れはしないかもしれないが、斬れる脚がないだけに、これだけのメンバーが相手では掲示板が精一杯ではないだろうか。
    ミラクルタイム
    (牡6・村田53)
    買い 4歳の春に毎日杯、京都4歳特別と重賞を連勝し、秋にはジャパンCに挑もうとしたほどの馬である。その後不調に陥ったが、何かをきっかけに復活してくることもあり得る。前走は休み明けでダート戦だったので惨敗はやむ得ない。最初からこのレースが狙いだたと思われ、リフレッシュで馬が変わっていればもしかしたら一発かますかも。
    消し 4歳の秋以降は掲示板にも載れない不調が続いている。古馬になってからはオープン特別4着だけというのはあまりにひどい実績である。体調うんぬんよりも根本的な実力の問題かもしれない。前走ダートだったとはいえ負けすぎという感じがするし勢いも感じない。すでに6歳ということを考えてもそんなに大きくは変わらないのではないか。
    カリスマサンオペラ
    (牝4・中舘50)
    買い H12オークスTR2着。牝馬限定とはいえ別定G2連対の実績を持っている。オークスTRもそうだが、2000mで良績を残しているので距離はベストに近いと思われる。4歳牝馬のG1戦線ではいまいちの成績に終わってしまったが、ターコイズS3着、ディセンバーS4着と古馬を相手になかなかの走りをしている。先行して粘るタイプだけに荒れた中山コースはこの馬に合っていそう。今回はハンデ戦で前走より2kg斤量が減っているだけに、一発ありそうな感じもする。
    消し 重賞連対実績もしょせん4歳牝馬限定のものである。しかも相手関係からもそんなにレベルが高かったとは思えない。前走4着、前々走3着と着順こそ悪くはないが内容としては完敗であり、さらに上積みがあるとも思えない。斤量も4歳牝馬であることを考えれば、そんなに恵まれた方でもないだろう。先行して粘るタイプなので大崩れはしないかもしれないが、斬れる脚を持っているわけでもないので、勝ちきるほどのパンチ力はないようにも感じる。
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