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G2中山記念の反省

G2中山記念の結果
1 2-02アメリカンボス 江田照 1.47.7---36.4 488kg+2 2人気
2 5-07ジョウテンブレーヴ ペリエ 1.47.91.1/437.1 488kg+4 3人気
3 7-10ダイタクリーヴァ 松永幹 1.48.7537.2 504kg+6 1人気
単勝580円 枠連1,270円
複勝140円 150円 100円 馬連1,800円
ワイド450円 210円 230円
予想と見解 好材料と不安材料
G2中山記念の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • まあこんなことがあるのも競馬である。けっこうメンバーが揃っていた割には予想以上に人気が被っていただけに嫌な予感はしていたが、マイルCSで2着した時から今年のマイル路線はこの馬だと思っていたので、この馬から勝負せざる得なかった。それで負けたのだから素直に諦めるしかないだろう。昨年のこのレースでは重賞勝ちのない1人気から流して痛い目にあったが、それに比べればずっとましな負け方である。
  • レースであるが、勝ちタイムが47秒台で、上がりが37秒かかっていたことを考えると、開幕週の割には時計がかなりかかる馬場だったと思われる。勝ったアメリカンボスは時計のかかる馬場を大得意としているし、2着のジョウテンブレーヴは鞍上ペリエが上がりがかかることを計算して先行したのだろう。そう考えれば、この2頭の好走は納得がいく。斬れる脚のある馬を重視した私の予想はまったく検討違いだったということである。ダイタクリーヴァは出遅れたのが痛かった。本当はジョウテンブレーヴの位置でレースをしたかったのだと思うが、ちょっとだけだが出遅れたことで後方からの競馬を余儀無くされた。3角からかなり無理して上がっていったが、直線ではもう脚が残っていなかった。もっと軽い馬場であれば、後ろからでももっとやれたと思うが、これだけ時計がかかる馬場では後ろからではあまりに厳しすぎた。そういう意味では今回の負けはそんなに悲観することはないと私は思う。2着に5馬身差というのは離されすぎという感じがしないでもないけど。
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    参考
    G2中山記念の予想
    結論   ◎ダイタクリーヴァ
       ○アドマイヤカイザー
       ▲メイショウオウドウ
        △アメリカンボス
        △ダイワカーリアン
        △ジョウテンブレーヴ
         △ダイワテキサス
         △エイシンプレストン
     買い目(馬番連勝複式)
      3-10(1,000円)
      4-10(1,000円)
      2-10(800円)
      8-10(800円)
      7-10(800円)
      3-4(800円)
      6-10(400円) 9-10(400円)
    にへいの見解
  • この時期だと例えG2でもなかなかG1級の馬が揃うということはないのだが、今年のこのレースのメンバーは例年になく強いのが揃った。中心はほぼ間違いなくダイタクリーヴァということになるだろうが、相手もけっこう強いだけにすんなり決まらないということも十分に考えられる。今回もかなり難しい予想となりそうだ。ただ、レース自体はレベルが高そうで非常に楽しみである。
  • 私の本命◎はダイタクリーヴァである。皐月賞2着、マイルCS2着という実績からも間違いなくG1級の馬である。G2レース2勝を含む重賞4勝しており、その勝ちっぷりが横綱相撲という内容だったことを考えても、いつG1を勝っても不思議がないという器だと考えられる。スローなら先行し、速い流れなら後からと自在性のある脚質を持っており安定度も期待できる。ここでも間違いなく主役にふさわしい存在と言える。ただ、実績を冷静に考えれば、G1を勝っているわけではないし、そんなに強い重賞を勝っているわけではなく、この程度の実績で絶対的存在とまで評価するのはどうかという気がしないでもない。それにこの馬は出遅れ癖があるのも心配である。人気が被ることを考えればなおさらである。しかし、この馬のこれまでのレースを見る限りではこの馬は本物だと私は評価している。運悪くG1は勝っていないが、その実力は間違いないと信じている。たとえ圧倒的人気を背負ったとしても私はこの馬から勝負する。きっと、私の期待に応えてくれるはずだ。とはいえ、古馬のG2戦しかもこれだけのメンバーが揃っているとなれば、共同通信杯のジャングルポケットほど楽に勝てるということはないだろう。ちょっとしたことで取りこぼすことも十分考えられるので念のため縦目は押さえたい。
  • 対抗○はアドマイヤカイザーにする。この馬は重賞勝ちがないことからもいまいち強そうなイメージがないが、マイルCS4着、毎日王冠2着という実績を考えても、別定G2で力が足りないということは決してない。実績がいまいちに見えるのは単に出走数が少ないだけで、順調に出走していれば重賞の1つや2つは間違いなく勝っている馬だと私は思っている。距離1800mもこの馬には合っていると思うし、鞍上武豊なら凡ミスはない。斬れる脚を持っているので極端にスローにならない限りはきっちり伸びてくるはずだ。ただ、休み明けだし、重賞を勝っていないのも事実である。負けても文句は言えない。
  • 単穴▲はメイショウオウドウにする。私は昨年の天皇賞秋で◎を打った馬である。何を評価したのかというと、毎日王冠でグラスワンダーとハナ差の勝負をしたのを高く評価したのである。天皇賞はさすがに惨敗だったが、続くマイルCSで3着とその実力を証明してくれた。有馬記念は距離が合わなかったのだから度外視でいいし、得意の1800mで別定G2ならば当然勝ち負けということになるだろう。
  • 4番手はアメリカンボスにする。前走アメリカJCCを圧勝した。馬が成長しているのは感じるし、勢いも感じる。距離短縮もどちらかと言えばプラスと思うし、ここも当然に有力馬ということになる。しかし、この馬はG1で好走したことがないし、レベルの高いレースではいつも苦戦している。G1実績のある上3頭に比べると、どうしても格が下と判断せざる得ない。今の勢いでどこまで頑張れるかだろう。
  • 5番手はダイワカーリアンにする。札幌記念を勝っていることでも分かるとおり自分のペースで競馬ができると非常に強い競馬をする。富士Sでは実際にダイタクリーヴァに勝っているわけだし、この馬を舐めると痛い目にあう。マイルがベストだとは思うが、札幌記念を勝っているのだから1800mは十分守備範囲である。中山1800は先行馬が有利でもある。エーピーグリードがいるので自分のペースで走れるかどうか分からないし、今回はかなりマークされるだろうから今までのような楽な競馬はできない可能性が高いので、さすがに今回は厳しいかなあとは思っているが、先行できる強みがあるだけに押えは必要だと判断した。
  • 6番手はジョウテンブレーヴにする。前走京阪杯を完勝しているだけに、明け4歳という若さを考えても、ここでそれなりの走りを期待したくなる気持ちもよく分かる。しかし、4歳限定のクラシックでも皐月賞4着が最高の馬である。京阪杯だってハンデに恵まれた部分もあったことを考えると、別定G2で好走できるかどうかはかなりあやしいと私は思っている。まして休み明けとなればかなり厳しいレースになるのではないか。ただ、鞍上が絶好調のペリエというのが非常に気になるし、4歳馬の成長ということも考えると、さすがに消すことはできないと判断した。
  • 7番手はダイワテキサスにする。昨年の有馬記念3着、ジャパンC5着ということを考えれば、ここでは中心の存在にならなければいけない馬である。しかも1800mはこの馬にはベストの距離だと私は思っている。そういう意味ではこんな低い評価というのはおかしいということになる。しかし、前走の走りはあまりにひどかった。馬場が悪すぎたというのはあるとは思うが、それにしても掲示板にも載れないというのは問題である。調子は下降気味なのではないかと私は見た。斤量も59kgだし、年齢も明け8歳である。今回はけっこう強いメンバーが揃っただけに、今の勢いでは厳しい戦いになると私は判断した。ただ、実績のある馬なので念には念をいれて押さえることにはした。
  • 8番手はエイシンプレストンにする。一昨年の3歳チャンピオンである。NZTでも力の違いを見せつけており、現4歳世代屈指の存在であることは間違いない。マイルCSではダイタクリーヴァに敗れたものの5着は確保しており、能力の高さは証明している。しかし、前走惨敗はダートだから仕方ないにしても、京都金杯の惨敗はあまりに不可解である。調子が落ちているとどうしても思いたくなる。距離1800mの実績もないし、ここは念のため押さえる程度で仕方ないだろう。
  • 9番手はセンターフレッシュにする。1800mのオープン特別を2勝している実績を持っているので、条件としてはベストに近いといえる。そういう意味では好走も十分に考えれるとは思っているが、重賞では実績のない馬なのでここまでメンバーが揃うとさすがに厳しいと言わざる得ないだろう。
  • 10番手はエーピーグリードにする。ここ3戦でオープン特別を2勝しているのだから勢いは非常に感じる。中山1800もこの馬が最も得意とするコースといえると思う。しかし、中山金杯で惨敗しているように自分のペースで競馬ができないとそれで終わりである。今回もダイワカーリアンが出走してくる以上は自分のペースで競馬ができるとは思えない。まして別定G2では相手が強すぎる。この馬が好走するのは展開的にも相手関係的にもかなり苦しいと私は思っている。
  • 11番手はリワードフォコンにする。ダービー5着の実績があるだけに、いつ一変しても不思議はないということも言えるとは思うが、ここ数戦を見る限りでは復活の兆しも見えてこない。しかも今回はメンバーが揃っただけにダービー5着というのもそれほど凄い実績に見えない。私はかなり厳しい戦いになると思っている。
  • まあ、こんなところでしょうか。
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    G2中山記念出走馬
    馬名 買い&消し
    ダイタクリーヴァ
    (牡4・松永幹58)
    買い H12鳴尾記念優勝、H13京都金杯優勝、H12マイルCS2着、H12皐月賞2着など。G1レースで2度連対している実績は高く評価できる。特に古馬が相手となったマイルCSで2着したのはこの馬の絶対能力の高さの証明となった。その後の鳴尾記念、京都金杯もトップハンデとも言える斤量を背負って横綱相撲で勝ったことでも、この馬の絶対能力の高さが分かる。鳴尾記念、皐月賞の実績から距離1800mが問題になるわけがないし、ダービーと休み明けの富士S以外では2着を外していないという安定度も魅力である
    消し 前走の京都金杯に比べればメンバーが強くなっているだけに、同じ斤量58kgでも前走のような楽な競馬にはならないはずである。距離もベストはマイルだと思われるだけに距離が延びるのも少し不安である。これまでの実績を考えても当然に人気が被るだろうから、配当を考えるとどこまで信じていいか判断が難しい。自在性はあるが、基本的に先行する馬なのでどうしてもマークされやすい。最後の直線で差されて3着4着ということも考えられる。3着を外しているのがダービーと富士Sということを考えると、関東への輸送もちょっと心配である。
    アメリカンボス
    (牡6・江田照58)
    買い H13AJC杯優勝、H11H12エプソムC優勝など。2年連続エプソムC優勝、中山記念2着など1800mで実績が集中しているだけに距離はベストといえる。コースも昨年のこのレースで2着しているのだから問題にならない。前走のAJC杯を圧勝したが、別定G2を勝ったことは大きい。2200mを克服したことからもさらなる成長を遂げたと言っていいだろう。調子もかなり良さそうだし勢いも非常に感じる。
    消し 前走の勝ち方は確かに強かったが、中山の荒れた馬場がこの馬の味方となったのが大きいと思われる。今回は開幕週の馬場となるだけに状態はかなり良さそうで、この馬にマイナスとなるわけではないが、他の馬が喜ぶ分だけ前走のような楽な競馬にはなりそうにない。メンバーも前走よりも昨年のこのレースよりもずっと充実している。毎日王冠5着などレベルの高いレースでの活躍がいまいちなだけに、G1好走の実績を持つ馬が多く出走する今回はかなり苦しいレースになるかもしれない。
    ジョウテンブレーヴ
    (牡4・ペリエ56)
    買い H12京阪杯優勝、H11東京スポーツ杯優勝など。重賞2勝はどちらも1800mで勝っていること、クラシック戦線では距離が延びるほど成績が落ちていたことを考えるとベスト距離は1800mであると思われる。京阪杯で古馬相手に完璧な内容で勝ったことは大きく、古馬相手でも通用することを証明した。まだ4歳という若さも魅力でありさらなる成長も期待できる。皐月賞4着の実績もあるし、このメンバーでも気後れすることもないだろう。斤量56kgも有利と言える。そして絶好調ペリエ騎乗はあまりに大きい。
    消し 京阪杯完勝も今回のメンバーと比較するとレベルが低かったと思われる。これだけG1実績のある馬が多いとハンデG3戦を勝った実績だけではどうしても寂しく見えてしまう。クラシックでも3着を確保できなかったくらいだから別定G2で通用するかどうかは微妙なところと言えそう。弥生賞の走りを見る限りでは休み明けが得意な馬とも思えないし、今後を占う意味でも試金石の一戦ということになりそうだ。
    ダイワカーリアン
    (牡8・北村58)
    買い H12富士S優勝、H12札幌記念優勝など。昨年重賞を3勝しているが、別定G2にマイルCSのステップレースというようにレベルの高いレースを勝っているのは高く評価できる。速い流れで先行しても直線でばてない馬であり、絶対能力の高さを感じる。自分で競馬を作れるのも大きい。東京新聞杯の時は2番手でも競馬ができたようにハナにこだわるタイプでもない。ベストはマイルだろうが、札幌記念を勝っているのだから1800は守備範囲である。前走中山金杯4着も距離2000でトップハンデだったことを考えれば上出来の結果といえ、まだまだ実力は衰えていない。
    消し 今回のメンバーはG1でも好走したことがある馬がけっこういるだけに相手はけっこう強いといえる。安田記念、マイルCSと惨敗したことを考えると、けっこう厳しいレースになるかもしれない。それに距離1800もどうか。守備範囲であることは確かだろうが、今回のメンバーでは守備範囲という程度では苦しいかもしれない。昨年の実績もあるのでノーマークということはないだろうから展開も楽にはならないだろう。8歳という年齢を考えると、昨年以上ということも考えづらい。
    ダイワテキサス
    (牡8・蛯名58)
    買い H12中山記念優勝、H12関屋記念優勝、H12新潟記念優勝など。昨年はこの歳で重賞3勝というのだからけっこう凄い。でもそれよりも、ジャパンC5着、有馬記念3着とG1でこれだけの成績を残しているのがさらに凄い。有馬記念なんて一瞬は抜け出していただけにその価値は高い。別定G2ならば当然勝ち負けということになる。昨年のこのレースを勝っているので距離コースが問題になるわけがないし、私はこの馬のベストは1800だと思っている。前走惨敗は荒れた馬場が大きかっただろうから開幕週の馬場であれば、巻き返しは十分にあり得る。
    消し 前走8着がやはり気になる。苦手の荒れた馬場だったとはいえ、有馬記念で3着したほどの馬が掲示板も確保できないというのはあまりに問題ではないだろうか。勢いという点では下降気味といえる。ジャパンC、有馬記念の激走の疲れが出てしまったのかもしれないが、そうであれば中4週で体調が回復するとも考えづらい。昨年このレースを勝っているが、今年のメンバーの方が明らかに強いし、今年は斤量59kgで年齢も1つとっている。昨年よりは厳しいレースになることは間違いない。
    メイショウオウドウ
    (牡6・飯田57)
    買い H12大阪杯優勝、H11毎日王冠2着など。この馬のベストレースは去年の毎日王冠である。グラスワンダーとハナ差の勝負をしたのだから絶対能力は相当高いはずである。この時のタイム1.45.8もかなり優秀である。別定G2を勝っている実績もあり、ここでも格としては見劣りすることはない。昨年のマイルCSで3着したことでもこの馬の能力の高さは証明されている。マイルCS3着も考えれば1800がベストといえそうだ。マイルCSでダイタクリーヴァと3/4差だったが、今回はダイタクより斤量が軽いことを考えれば逆転は十分にあり得る。
    消し 昨年は8戦して5回も着外に沈んでおり、安定度に欠ける馬という印象が強い。重賞勝ちもそんなにレベルが高かったとも思えない大阪杯だけだし、イメージ的に強いという感じが伝わってこない。逃げるわけでも追い込むわけでもないので、これといった個性も感じず、一発が魅力というわけでもない。間隔が開いたのもちょっと不安である。
    アドマイヤカイザー
    (牡5・武豊57)
    買い H12毎日王冠2着、H12京都金杯2着など。この馬のベストレースは昨年の毎日王冠だろう。休み明けながらトゥナンテにクビ差の2着なのだから高い評価が必要だ。一昨年のマイルCSでは3歳馬ながら4着したこともあり、この馬の絶対能力は相当高いと見ていい。上がり34秒台は当たり前で、33秒台を2度叩き出したこともあるように、とにかく切れ味鋭い末脚がこの馬の武器である。1800mは5戦2勝3連対という実績と毎日王冠の走りからも、距離はベストといえる。休み明けも気にしないタイプだし、斤量57kgも有力馬が58kg背負っていることを考えれば有利である。
    消し この馬は実は重賞どころかオープン特別も勝っていない。マイルCS4着なのだから能力が低いということはないだろうが、これまで惜敗が多かったことを考えると勝負弱いといえる。終いの脚を生かす馬だけに自分で競馬を作ることができず展開に左右されるので、どうしても勝ちみに遅くなるのだろう。休み明けというのもどちらかと言えば不安材料だろうし、中山の小回りコースも不器用なこの馬にはマイナスかもしれない。
    エイシンプレストン
    (牡4・福永56)
    買い H11朝日杯優勝、H12NZT優勝など。一昨年の3歳チャンピオンであり、この世代のマイル路線では絶対的な存在であった。故障でNHKマイルCは出走できなかったものの、古馬相手にマイルCS5着とその実力を見せている。今年に入って2戦は惨敗を喫しているが、絶対能力は高い馬だし、切れ味鋭い末脚が武器の馬なだけに、展開や流れで一変する可能性は十分にある。現にきさらぎ賞9着から巻き返したこともある。
    消し まずは1800mという距離が不安である。実績がマイルに集中しており、きさらぎ賞で惨敗していることを考えると、距離が長いということは十分に考えられる。ましてここ2戦は14着12着とこの馬らしさがまったく見られない。少なくても勢いは感じることはできない。もともと安定度に欠けるところがある馬でもあるだけに、あまり高くは信用できない馬でもある。マイルCSでダイタクリーヴァに完敗していることも考えると、逆転は難しいかも。
    エーピーグリード
    (牡6・吉田57)
    買い H12ディセンバーS優勝、H13白富士S優勝。最近3走でオープン特別を2勝と今非常に勢いがある。いずれも逃げて勝っており、自分のペースで競馬ができるかどうかが大きなポイントになるだろう。距離も1800の方がレースはしやすいだろうし、中山1800mは先行馬が有利なコースである。実績不足は否めないが、今の勢いならば重賞でもそれなりに戦えるかもしれない。
    消し オープン2勝は立派だが、いずれも一人旅という楽な競馬だった。中山金杯でダイワカーリアンにハナを奪われて14着に惨敗したことを考えると、ハナを奪えなければジエンドということになりそうだ。今回もダイワカーリアンがいることを考えると展開は厳しくなるだろう。今回は無理してハナを奪うかもしれないが、ハイペースで1800を走りきるのも難しそう。そもそも重賞実績のない馬であるのだから別定G2では実力不足ということにもなる。さすがにここでは厳しい戦いになりそうだ。
    センターフレッシュ
    (牡6・大西57)
    買い H12カシオペアS優勝、H10ベンジャミンS優勝など。オープン特別を2勝しているが、いずれも1800mであることから距離はベストといえる。中山コースもベンジャミンSを勝っているのだから問題になるはずがない。前走の小倉大賞典4着も、ミスズシャルダン、ロードプラチナムが相手だっただけにまあまあ評価できるし、勢いも感じられる。カシオペアSは前走14着からの巻き返しだっただけに一発の魅力もある。流れ次第ではチャンスはあるだろう。
    消し 実績がオープン特別2勝だけということでG1好走馬が揃った今回のメンバーでは格下の存在ということになる。重賞では前走4着以外は掲示板すら載っていないことからも実力不足という感じは否めない。前走4着もしょせんローカルのG3である。今回は中央の別定G2であることも考えると、前走以上に苦しいレースになりそうだ。
    リワードフォコン
    (牡4・田中勝56)
    買い H12毎日杯2着、H12ダービー5着など。何と言ってもダービー5着の実績は高く評価しなければならない。G1で掲示板に載ることは並大抵のことではないものである。菊花賞2着のトーホウシデンとクビ差だったことからもこの馬の実力が分かる。昨年暮れに復帰してから惨敗が続いているが、大きく負けているだけに能力を出し切っていないのは明白であり、本来の能力を出し切れるようであれば巻き返しがあっても不思議はない。暖かくなってきているので大幅に絞れているようだと一変するかもしれない。
    消し 復帰して3戦を消化したが9着、16着、10着とまったく走っておらず、勢いはほとんど感じられない。ラジオたんぱ賞10着、皐月賞12着と惨敗することが多い馬だけにもともと安定度は期待できない馬ではあるが、それにしても負けすぎという感じがする。ダービー5着からも2000m以上の方がいい馬だと思われ、1800mは微妙に短いように感じる。また、ダービー5着もまぐれだったとも考えられる。
    フューチャサンデー
    (牝4・郷原54)
    買い H12クイーンC優勝。3歳牝馬限定戦だったとはいえ2戦目で重賞を勝っているのだから能力はけっこう高いかもしれない。クイーンC以後はいまいちの成績ではあるが、まだキャリアが8戦なのだから、能力を出し切っていないということも考えられる。4歳という若さから大きく成長していることも考えられる。
    消し 実績がクイーンCだけというのはあまりに寂しい。その後の3歳G1戦線で惨敗を喫しているということは、クイーンCのレベルが低かっただけで、能力そのものに問題があるということかもしれない。今回は休み明けだし、相手関係も違いすぎる。中山牝馬Sに出走するための叩き台である可能性が高い。
    ユーワミラージュ
    (牡8・武藤57)
    買い うーん困った。好材料は特にないとしか言いようがない。
    消し 芝で1勝しているものの、ダートでしか好走経験がない。しかもオープン勝ちどころか連対もないのだから話にならない。年齢的に成長しているとも思えないし、このメンバーではあまりに敷居が高すぎる。
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