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G1NHKマイルCの反省

G1NHKマイルCの結果
1 2-04クロフネ 武豊 1.33.0--- 506kg-4 1人気
2 7-14グラスエイコウオー 村田 1.33.11/2 468kg0 13人気
3 4-08サマーキャンドル 田中勝 1.33.63 470kg-2 12人気
単勝120円 枠連720円
複勝110円 1,510円 1,100円 馬連6,880円
ワイド2,610円 2,060円 46,660円
予想と見解 好材料と不安材料
G1NHKマイルCの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • クロフネが期待どおりの走りをしてくれた。ぎりぎり差し切ったという感じになったが、タイムからもグラスエイコウオーも強かったと考えるべきで、クロフネの評価を下げる必要はないと思う。あれで2着だと実力に疑問を抱かざる得ないが、きっちりと勝つところがこの馬の強さだと思う。今回の内容であれば、やっぱり距離はもっと長い方が良さそうなので、ダービーでは今回以上の走りが期待できそうだ。アグネスタキオンがいなくなった以上は、相手はジャングルポケットくらいであり、ラジオたんぱ杯の着差であれば逆転は十分に可能だろう。
  • それにしても2着のグラスエイコウオーにはびっくりした。ハイペースを先行してあれだけ走るのだから能力が高いと考えざる得ない。それではなぜ今まで走らなかったのか、であるが、結果論で考えると、揉まれ弱いので控える競馬だと力を出せなかった、軽い馬場が得意な馬で中山コースが合っていなかった、ということではないだろうか。3歳馬はこういう未知の実力をここ一番で発揮する馬がいるから困ってしまう。私のようなタイプにはとても狙えない馬であり、素直に諦めるしかなさそうだ。
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    参考
    G1NHKマイルCの予想
    結論   ◎クロフネ
       ○メイショウドウサン
       ▲ネイティヴハート
       △エアヴァルジャン
       △シャワーパティー
       △フジノテンビー
     買い目(馬番連勝複式)
      4-18(1,000円)
      4-12(2,000円)
      4-9(1,000円)
      4-5(1,000円)
      3-4(1,000円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はクロフネである。新馬、500万をレコード勝ち、ラジオたんぱ杯ではアグネスタキオン、ジャングルポケットに敗れたが、4着以下は5馬身突き放しているのだから、相手が強すぎたとしか言いようがない。とはいえ、この時点ではまだ半信半疑のところもあった。ところが3歳初戦となった毎日杯でスローの展開にしっかりと折り合い、直線だけで5馬身突き放すという内容だったのだから、さすがに本物と考えざる得ない。やはりラジオたんぱ杯の3頭は次元が違うと考えるのが妥当なのだろうと私は判断した。マイルでは勝っていないなどの不安材料があるのも確かではあるが、3歳でジャパンCを制したエルコンドルパサーだってマイルCを楽勝している。このレベルの馬であれば、3歳限定のマイル戦ならば、まったく問題にならないと思われる。ここはダービーの通過点でしかない。
  • 対抗○はメイショウドウサンにする。ちょっとひねくれたのは否定はしない。でも、他にこれといって信用できる馬がいないのも事実で、配当的なことも加味してもっとも魅力的なのはこの馬だったということである。とりあえず朝日杯で4着しているのだから実績は悪くはないはずだ。その後あまり結果を残していないが、展開に恵まれなかったところもあったはずだ。展開の助けがないと好走できないタイプだけに、結果を出していないというのは気にしなくていいと思っている。直線の長い東京コース、流れが厳しくなるG1であれば、この馬が2着する可能性はけっこう高いのではないかと私は期待している。もちろん、今回は流れがあまり速くならない可能性が高いので、展開は向かないかもしれないし、これまでの成績から実力不足という考え方もできる。あくまで配当的魅力を加味しての評価である。
  • 単穴▲はネイティヴハートにする。朝日杯で3着しているし、前哨戦のNZTも休み明けながら2着を確保しており、その潜在能力の高さを見せつけている。今回は叩かれた上積みも見込めるし、前走で斬れる脚を見せているだけに、今回はかなり期待できそうだと考えるのが常識的だとは思う。しかし、地方馬だからというのもあるとは思うが、どうも勝負弱い感じを私は受けている。勝負どころの4角手前でいつも置いていかれているように、流れに乗りきれないのも気になる。地方票もあるのだろうが、人気がちょっと被っている印象もあって、なんか勝負しづらい。今回はあくまで押さえの評価にしておきたい。
  • 4番手はエアヴァルジャンにする。前走NZTで3着ときっちりと権利をとった。権利のために敢えて先行させたようで、本来のこの馬の姿でなかったようである。今回は負けてもいいわけだから思い切ったレースをするはずで、蛯名騎手の手綱さばきに期待できる。重賞実績が前走3着だけだから、あまり大きな期待はかけづらいし、それにしては人気になっているのがちょっと気になるが、好走しても不思議ない存在であることは確かだろう。
  • 5番手はシャワーパティーにする。2歳時にはクラシックの有力候補と言われた逸材である。3歳になってからは休み明けと熱発明けと万全の体調とは言えなかったのだから負けても仕方ない部分もあった。前に行きたがる気性だから距離短縮はプラスだろうし、叩かれた上積みもあるので、今回は好走するチャンスといえる。ただ、2歳時の相手はたいしたことはなかったし、重賞で1度も好走していないというのも事実である。本当に強い馬かどうかを証明したことがないのだから、あまり大きな期待はかけづらい。
  • 6番手はフジノテンビーにする。昨年のデイリー杯を34秒台の好タイムで勝っているのを忘れてはいけない。ハイペースを先行してそのまま押し切っているのだから能力が高いことは確かである。前走スプリングSは惨敗に終わったが、久々で距離1800mというのが厳しかった。今回は叩かれた上積みは見込めるだろうし、この馬のスピードを生かすにはマイルの方が合っているはずだ。京都コースで好走しているのだから軽い馬場も合っていると思われ、東京コースに替わるのも良いのではないか。ただ、3歳になってからの実績は前走の14着だけに、安定度は期待できないし、本当の実力も計りづらい。あくまで押さえの評価が妥当だろう。
  • 7番手はキタサンチャンネルにする。前走のNZTで逃げ切っているが、スローだったのにマイペースで走れたのが大きかったと思われるだけに、展開に恵まれただけというのが常識的な評価だろうし、私もそう思っている。そういう意味で東京マイルのG1ではさすがに好走は難しいと素直に考え、消すという判断をした。しかし、マイル重賞で連対を外したことがなく、負けたのも皐月賞3着のダンツフレームにハナ差負けただけなのだから、本当に強い馬である可能性も残されている。そういう意味では本当は押さえておくべきなのだろうが、配当的に手は伸ばせないし、とりあえず自分の感性を信じることにした。
  • 8番手はスティーマーにする。意外に人気になっているのでびっくりしている。タイムが良かったし内容も悪くはなかったと思うが、平均ペースでそんなに厳しい流れでなかったのが幸いしたように私には感じる。相手も弱かったし、ちょっとここではまだ力が足りないのではないかというのが私の評価である。でも、最近の私はこういう馬にやられているからなあ。
  • 9番手はテイエムサウスポーにする。朝日杯で5着しているし、京王杯を勝っている実績もある。ここでまったく通用しない馬ではないとは思うが、なんというか堅実なだけで勝ちきれないタイプに私には見える。頑張っても掲示板までだと思う。
  • 10番手はメジロキルデアにする。前走のNZTで上がり34秒台の切れ味を見せて4着しているだけに、東京の長い直線では面白い存在だとは思う。でも、これまで共同通信杯6着、ジュニアC9着と負けているだけに、安定度は期待できないし、前走が一杯一杯という感じがするだけに、さらに着順を上げるのは難しい気がしている。
  • まあ、こんなところでしょうか。
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    G1NHKマイルC出走馬
    馬名 買い&消し
    クロフネ
    (牡3・武豊57)
    買い 毎日杯優勝。2歳時に新馬500万を続けてレコード勝ちして一躍注目を集めた。1人気に推されたラジオたんぱ杯では皐月賞優勝のアグネスタキオンと同3着のジャングルポケットに敗れたが、4着以下は5馬身離しておりその強さは歴然である。そういう馬が3歳初戦の毎日杯で2着に5馬身差、タイムも58秒台というとんでもない内容で快勝した。やはりモノが違うというところか。もう相手は皐月賞組だけであり、この馬にとってここはダービーへの通過点に過ぎないのかもしれない。
    消し 唯一ともいえる不安は距離である。新馬戦でエイシンスペンサーに敗れている距離であり、その後は2000mでしか使われていないだけに、G1のマイル戦の流れに乗れるかどうかが問題となる。スローペースの上がりだけの競馬しか経験していないだけに、息の入らない流れになるとスタミナ切れを起こすことも考えられる。タキオンのように無敗であればまだしも2度も負けているわけだからあまり絶対的な信頼は置かない方がいいかもしれない。
    キタサンチャンネル
    (牡3・高橋亮57)
    買い NZT優勝、アーリントンC2着。前哨戦を制しているのは大きい。少なくてもNZT組では一歩リードしたことになる。展開に恵まれたという見方もあるが、アーリントンCで皐月賞2着のダンツフレームとハナ差の勝負をしているのだから実力だと考えるべきだろう。先行できるというのは自分で競馬がつくれるということなのだから、それだけでも大きなアドバンテージといえるし、こういう馬は大崩れしないだけに、人気馬が不利などで伸びてこないようであれば、この馬がきっちり残ってしまうということも考えられる。
    消し ここ2戦重賞で素晴らしい成績を残しているが、スローの展開にもかかわらず競りかけてくる馬がいなかったのだから、あれくらい走って当然である。東京コースは向正面、最後の直線とも長いだけに、スローで逃げる馬には厳しいコースといえる。G1ともなると斬れる脚を持っている馬が多くなるだろうから、東京で逃げ切るのは難しい。抑える競馬をすれば、斬れる脚を持っていないのだからなおさら斬れる馬にやられる可能性が高いと思われる。
    ネイティヴハート
    (牡3・柴田善57)
    買い アイビーS優勝、京王杯2着、NZT2着。まずは朝日杯3歳Sで3着した実績は高く評価できる。最後は差し切られたが、積極的なレース運びで内容はかなり良かった。前走のNZT2着も休み明けだったこと、スローの展開で直線だけの競馬だったことを考えると高く評価できる内容といえる。叩かれた上積みは大きいだろうし、後ろからでも競馬ができることも分かった。東京コースも経験済みだし、中央実績も申し分ない。このメンバーでは間違いなくトップクラスの存在である。
    消し 地方馬ということだけで、どうしてもここ一番には弱いのではないかという感じがしてしまう。環境が変わるわけだから調整が難しいはずで、それだけでも大きなハンデともいあえる。それに、なんだかんだで中央の重賞では勝っていないわけだし、勝負弱い印象も受ける。中央のレースでは勝負どころで置いていかれているのもちょっと気になる。ここでもたつくのが勝ちきれない要因だと思われるだけに、G1では同じような形になれば致命的といえる。
    エアヴァルジャン
    (牡3・蛯名57)
    買い トライアルのNZTで3着し権利をゲットした。勝ったキタサンチャンネルと0.1秒差、2着のネイティヴハートとハナ差の勝負なのだから、ほぼ同等の評価をしていいことになる。権利を取るために勝てないまでも崩れないレースを心掛けたようで、好位から競馬をすすめるという堅実なレース運びで権利をゲットした。今回は勝つか負けるかでいいのだから、思いきった競馬をする可能性が高く、たぶん後ろから直線で勝負するという競馬をすると思われる。前回よりはこの馬の持ち味を発揮できるはずだから、うまくいけば前走以上の走りは期待でき、一発の可能性を秘める。
    消し オープン実績は前走の3着だけである。数字としては、オープン勝ちも重賞連対もないということになるのだからG1で好走するというには実績不足ということになる。未勝利脱出に5戦も要しているので大物感もあまり感じられないし、前走の走りが一杯一杯という可能性もある。後ろから競馬をしたとしても本当に伸びるかどうかは分からないし、前走スローの展開だったにもかかわらずネイティヴハートに差されていることを考えると、やっぱり堅実な走りで終わるような気もする。
    スティーマー
    (牡3・武幸57)
    買い マーガレットS優勝。前走オープン特別を勝っているのは評価できる。勢いは感じられるし、今の時期のオープンを勝ち負けしたのだから十分通用するはずだ。クリスタルC5着から巻き返したのだから距離延長も良かったのかもしれない。であればさらに距離が延びるのもプラスかもしれない。前走で34秒台の決め手を見せているのだから、直線の長い東京コースも向きそうだ。2着でもダービー出走権を得るだけに力が入る。
    消し 前走オープン特別を勝っているとはいえ、レベルに疑問を感じざる得ない。クリスタルCよりはメンバーが弱かったと思われるだけに、この成績だけではG1を好走する裏付けにはちょっと厳しいかもしれない。距離も経験がないので走らせてみないと分からず、どちらかといえば不安の方が大きいのではないか。500万で惨敗したこともある馬だけに安定度もあまり期待できないのではないか。
    フジノテンビー
    (牡3・後藤57)
    買い デイリー杯優勝。地方からの転厩馬であるが、2歳時に中央のG2を勝っている実績も凄いが、京都コースだったとはいえ2歳馬がマイルを34秒台で走ってしまったのだから凄いとしかいいようがない。2着だったテエムサウスポーがその後京王杯を勝ち朝日杯でも4着したことからも、この馬の能力の高さがうかがえる。前走スプリングS惨敗も、休み明けで初めての1800戦だったのだからやむ得ない部分もあった。叩かれた上積みはあるだろうし、実績のあるマイル戦であれば巻き返しも十分に考えられる。
    消し やはり前走のスプリングSで14着に負けたのが痛い。東京マイルを走るのであれば1800mくらいはこなしてほしいところだし、体調が完全でなかったにしろそれなりの走りはしてほしいところで、14着というのはいくら何でも負けすぎという感じがしてしうまう。重賞勝ちも2歳時の10月の話だし、意外に成長していないということも考えられる。転厩してまだ1ヶ月で環境に慣れていないということも考えられる。
    シャワーパーティー
    (牡3・江田照57)
    買い 京都(2)歳S優勝。黄菊賞をレコード勝ちして、続くオープン特別も勝った時はクラシックの有力候補と言われた馬である。3歳になって2戦とも結果を出していないが、きさらぎ賞は休み明けだったし、前走の皐月賞も熱発明けで体調は万全ではなかった。特に皐月賞では前に行きたがる気性のため2000mが長かったようである。気性的に距離はマイルくらいの方が合いそうだし、速い流れの方がこの馬に合いそうだ。今回は叩かれた上積みも見込めるだろうし、前走のようなことはないのではないか。2歳時に評価された素質の高さをここで証明したいところだ。
    消し やはり3歳になってから結果を出していないのはつらいところだ。2歳時に好走したといっても500万とオープン特別を勝っただけで重賞を勝っているわけではない。戦ってきた相手もそんなにレベルが高かったと思えないだけに、それほどレベルの高い馬ではないのではないか。マイルも経験がないので走らせてみないと分からないところがあるし、前に行きたがる気性はマイル戦でもプラスとはいえない。先行するも直線で失速する可能性も高いと思われる。
    テイエムサウスポー
    (牡3・和田57)
    買い 京王杯優勝、デイリー杯2着、小倉3歳S2着。重賞で3度連対している実績はやはり評価しないといけない。朝日杯でも5着にきているし、能力的にはトップクラスの評価は必要だ。先行して抜け出すという競馬を得意としているので安定度も高い。前走8着に敗れるも、今年初戦でしかもダート戦、さらに距離が1800mだったことを考えると、やむ得ないというより当然の結果ともいえ、単に今回のレースの調教をしただけと考えるべきではなかろうか。
    消し 京王杯は勝っているものの展開に助けられたという感じが強いし、デイリー杯、小倉3歳Sと惜しいというよりは堅実という内容だったし、朝日杯でも5着に敗れているところからすると、あまり大物感は感じられず、どちらかというと入着までというイメージが強い。ハイペースで逃げるタイプでもないし、末脚が斬れるタイプでもなく、脚質的にも堅実なだけという印象が強い。しかも、前走ダートを使った意図も分からないし、そこで惨敗しているのだから3歳になっての評価ができない。本当に強い馬であればダートでも掲示板には載ってほしい気もする。
    カチドキリュウ
    (牡3・デザーモ57)
    買い クリスタルC優勝、シクラメンS優勝。重賞を勝っている実績は素直に評価しないといけないだろう。さらにダートのオープン特別も勝っているのだから潜在能力の高さがうかがえる。前走のNZTは惨敗したが、スローで展開が向かなかったし、途中で馬が走るのをやめたらしい。中途半端に負けたのであれば能力の限界ということになるが、気持ちの問題でやめたのであれば巻き返す余地があることになる。クリスタルCもそうであったが、こういう馬は人気が落ちた時に爆走するものである。
    消し 芝での実績がクリスタルCだけというのはさすがに寂しい。タイムもそんなでもなかったし、相手もそれほど強くなかったと思われる。NZTで惨敗していることからすると、ちょっとレベルの高いレースでは通用しないかもしれないと考えたくなる。ダートのオープンを勝っていることからするとパワー型で中山のような馬場が合っていると思われ、馬場の軽い東京コースも心配である。距離もマイルでは実績がないので不安である。
    シンボリスナイパー
    (牡3・岡部57)
    買い クリスタルC2着、クロッカスS2着。重賞とオープン特別で連対しているのだからオープンでも十分通用するところは見せている。どちらかというと好走か惨敗か極端なタイプのようなので、流れ次第では一発かます可能性を秘める。道悪や中山で結果を出していることからすると道悪になるとさらに面白い存在となる。
    消し アーリントンC、NZTともに掲示板にも載れなかったことからすると、マイルという距離が合っていないと思われる。さらに、道悪や中山で結果を出していることからすると、時計のかかる馬場を得意としていると思われ、東京の軽い馬場には合っていないと思われる。好走しても2着までだから勝負弱いという感じもするし、好走した時の相手もレベルが高かったと思えない。ちょっと実力が落ちるかなという感じがしてしまう。
    メイショウドウサン
    (牡3・安田康57)
    買い 朝日杯で4着していることを忘れてはいけない。アーリントンC、NZTでも5着はしているので重賞実績はそれなりである。速い流れから追い込むのがこの馬の好走パターンであり、そういう意味では、スローだったアーリントンCとNZTは5着でもやむ得ないといえる。G1となると流れも速くなるし、東京ならば直線も長い、この馬が好走しやすい条件が揃ったといえそうだ。
    消し まずはオープン重賞で連対すらしたことがない実績が寂しい。朝日杯で4着しているのだからその後の重賞戦線で5着までというのはちょっと情けない。重賞だとG1だろうとG3だろうと掲示板までというタイプで、一言で言えば勝負弱いタイプかもしれない。共同通信杯で惨敗しているので東京マイルもどうだろうか。2歳時に8戦、3歳になってからもすでに4戦とかなり使われているだけに、上積みも期待はできない。
    メジロキルデア
    (牡3・吉田57)
    買い 前走NZTで4着したのは大きい。キタサンチャンネルと0.2秒差だったのだから価値が高い。スローという厳しい展開で追い込んできたのだから4着でもやむ得ないところはあったし、上がり34秒台という決め手も見せているのだから内容は良かった。マイル戦で2勝しているのだから距離はベストといえる。メジロドーベルの半弟という血統も申し分ない。
    消し まずはオープン重賞で連対したことがないので実績不足は否めない。前走だって4着に負けているわけだし、それ以前は掲示板にも載っていない。前走の走りが一杯一杯という感じもしただけに、さらにメンバーが強くなる今回のレースでさらに上の着順を目指すというのは厳しいという考え方もできる。昨年8月から月1ペースで使われているだけに大きな上積みは見込めない。
    スマッシュキング
    (牡3・古川寛57)
    買い 前走500万とはいえ芝1600mで勝っているのは好感が持てる。距離はベストと思われるし、勢いは感じることができる。東京コースでも勝っているのでコースも問題ないだろう。
    消し 前走500万を勝ったばかりでオープンの経験がまったくないというのはやはり大きな不安である。初重賞がいきなりG1というのはさすがに厳しいというのが常識的な判断だろう。前々走まで掲示板にも載れなかったことからすると、そんなに大物感も感じないし、前走の内容も平均ペースを好位追走し抜け出すというオーソドックスなもので、これといった武器を見せたわけでもない。
    グラスエイコウオー
    (牡3・村田57)
    買い 新馬、500万と連勝し、いきなり朝日杯に挑戦したほどの馬である。さすがに惨敗に終わったが、その後ジュニアC3着、クリスタルC3着とオープン重賞で結果を出しており、その能力の高さをそれなりには見せている。前走はしんがり負けと見せ場もなかったが、力をまったく出せずに終わっているわけで、一変の可能性もあるということになる。
    消し 朝日杯と前走のNZTで惨敗していることを考えると、レベルの高いレースでは力が足りない感じを受ける。どうやら揉まれ弱いところがあり、厳しいレースになると力を発揮できないようだ。ジュニアCとクリスタルCは相手が弱かったから好走できたと考えるのが妥当かもしれない。それに2勝ともダートだったわけだから、中山の時計のかかる馬場にも助けられたのではないか。好走している時はハイペースを先行したときであるが、東京マイルでそういう競馬をするのは展開的にあまりに厳しすぎる。
    サマーキャンドル
    (牝3・田中勝55)
    買い 昨年の夏にデビューし初戦はリワードアンセルに負けたものの2戦目できっちりと勝ち上がり、その後休みに入り、4月に復帰してすぐに2着し、中1週できっちり2勝目をあげるというように素質の高さをそれなりに見せている。4戦2勝2着2回と連対率はパーフェクトだし、負けたのは休み明けだけというように底をまだまだ見せていない。未知の魅力という点ではけっこう期待できるかもしれない。
    消し 前走500万を勝ったばかりでオープンの経験がまったくないというのはやはり大きな不安である。初重賞がいきなりG1というのはさすがに厳しいというのが常識的な判断だろう。しかもこの馬は牝馬である。牡馬に混じってのレベルの高いレースなのだから苦しい戦いになると考えたくなる。勝ったのも1200mと1400mで、マイルでは勝っていないというのも気になる。前走のタイムもそんなでもなかった。
    エイシンフジサン
    (牡3・橋本広57)
    買い 500万とはいえ前走で勝っているのは好感が持てる。勢いは感じることができる。ハイペースを先行してそのまま押し切っているように、スピードはかなりある。今回は速い流れで逃げる馬がいないだけに、この馬がそのスピードを生かす競馬をすれば、ノーマークだということもあり意外に粘ってしまうかもしれない。
    消し これまでに4連対しているが、すべてダート戦である。芝は3戦とも着外に敗れているだけに、まずは芝でどうかという不安がある。まして、重賞オープンの経験もないのだからいきなりのG1では厳しいと考えるのが常識的だろう。距離も短距離しか経験していないのでマイルも不安となる。これだけの不安が揃っているのだから、好走するのはかなり厳しいと思われる。
    ヤングモンタナ
    (牡3・北村57)
    買い キャリア4戦で2勝、しかも芝はNZTしか走っていないことからすると、未知の部分が多いわけで、とんでもない能力を秘めている可能性も残されている。すでに底を見せてしまった馬よりは期待する価値はあるかもしれない。
    消し 前走のNZTで8着に惨敗していることからすると、芝での走りに疑問を感じざる得ないし、前哨戦で負けたことで、底を見せてしまった感じもする。重賞オープンで好走したこともないことにもなるのだから、常識的にはG1では厳しいということになる。
    トシザボス
    (牡3・四位57)
    買い キャリア4戦で2勝、しかも芝はアーリントンCしか走っていないことからすると、未知の部分が多いわけで、とんでもない能力を秘めている可能性も残されている。すでに底を見せてしまった馬よりは期待する価値はあるかもしれない。
    消し 2勝はダート戦、芝はアーリントンCで12着に惨敗ということを考えると、常識的にはG1では厳しいということになる。まして、2ヶ月以上の休み明けとなるのだから、なおさら狙いづらい。2〜5着がないことから安定度も期待できそうにない。
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