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G3札幌記念の反省

G3札幌記念の結果
1 2-02エアエミネム 蛯名 2.00.1--- 500kg+2 2人気
2 6-06ファイトコマンダー 藤田 2.00.52.1/2 466kg-2 5人気
3 7-07ジャングルポケット 角田 2.00.5アタマ 470kg0 1人気
単勝580円 枠連3,530円
複勝130円 190円 100円 馬連3,480円
ワイド480円 150円 280円
予想と見解 好材料と不安材料
G2札幌記念の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • まさかジャングルポケットが連を外すとは思わなかった。古馬初挑戦だったことや菊花賞が本番で仕上がり具合がいまいちになることなど不安があったのも確かであり、そういう意味では冷静に物事を考えていれば、ジャングル危険という判断をしても良かったが、私は個人的にジャングルは歴史的名馬の器と勝手に判断してしまっていただけに今回の負けは仕方ないと思っている。今回の敗因はたぶん調整不足ではないだろうか。体調としては7分くらいのデキだったように感じる。菊花賞が本番だし、暑い夏にあまり無理はさせたくない気持ちは分かる。でも、ダービーを取ったほどの馬である。菊花賞を勝つためとはいえ、出走してくる以上はそれなりに仕上げてほしかった。こんなところで3着に負ける仕上がりであれば出走させないでほしかったというのが正直な気持ちである。
  • 勝ったエアエミネムであるが、マイペースで逃げるダイワカーリアンを楽に捕まえ一瞬で引き離した末脚はかなり凄かった。メンバーが弱かったとはいえ古馬G2を勝ったのは本物の証拠である。相手にもよるだろうが3歳限定戦であれば負けることは考えづらいのではないだろうか。
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    参考
    G2札幌記念の予想
    結論   ◎ジャングルポケット
       ○ダイワカーリアン
       ▲スティンガー
       △エアエミナム
       △エモシオン
     買い目(枠番連勝複式)
      5-7(2,000円)
      7-8(1,500円)
      2-7(2,000円)
      4-7(500円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はジャングルポケットである。なんだかんだでまだ3歳であること、古馬初対決となること、菊花賞が本番であり100%の仕上げということは考えられないことなどを考えると、圧倒的人気を背負うこの馬から攻めるというのはけっこうリスクが大きいとは思っている。しかし、今回の相手を見た限りでは、この馬を倒せるだけの実力を持っている馬はいないと思う。古馬G1を勝っている馬がいれば話は違うのだが、今回の相手くらいの実績ならばたぶん問題にしないのではないだろうか。何せ私はこの馬は歴代のダービー馬の中でも上位に位置すると思うくらい強いと思っている。正直この程度のメンバーで負けてほしくないという気持ちが非常に強い。斤量54kgが重いわけはないし、札幌コースも経験済み。少頭数なので展開も関係ない。一番の心配は仕上がり具合であるが、出走してくる以上はそれなりに仕上げてくると信じたい。まあ、私は8分のデキでも勝てると思っているからあまり心配はしていないけど。
  • 対抗○はダイワカーリアンにする。昨年の札幌記念を勝っていることを忘れてはいけない。昨年も函館記念惨敗からの巻き返しだったのだから前走の負けは考えなくてもいい。他に逃げる馬がいないようだから、ペースをうまく作れれば今年も逃げ残ることは十分に可能だと思われる。うまく逃げた時のこの馬のしぶとさは半端ではないだけに、けっこうやるのではないかと私は思っている。とはいえ、すでに8歳という年齢だし、マイルがベストのこの馬に2000mは長いと言わざる得ない。前走のように早めに競られるともろいところもあるだけに、安定度もあまり期待できないのも確かで、惨敗されても文句は言えないとは思っている。ただ、ジャングルポケットを◎本命にしている以上は、勝負手はあまり広げられない。不安要素が多いことも確かであるが、実質的にはこの馬で勝負して、他はあくまで押さえという馬券の買い方をする。
  • 単穴▲はスティンガーにする。京王杯SCを連覇していることからもベストは1400mだと思われるし、右回りは京都牝馬特別でもたれっぱなしでレースにならなかったように大きな不安である。前走の関屋記念でも5着に敗れたし、この馬を評価できる材料はあまりないというのが基本的な考え方だと思う。しかし、天皇賞秋で4着した実績のある馬だし2000mがまったくダメという馬ではない。マイル戦よりも息を抜くことができるだけに、かえって2000mくらいの方が好走するかもしれないという考えもできる。メンバーもジャングルポケット以外は大したことないし、2着の可能性はけっこう高いかもしれない。
  • 4番手はエアエミネムにする。まだ3歳馬でいきなり古馬の別定G2に挑戦してきた。基本的には私はこういう未知数の多い馬で勝負することはほとんどない。とはいえ、未知数なだけに好走してしまう可能性も否定できない。特に今年の3歳馬はレベルが高いというのがもっぱらの評判だけに3歳馬のワンツーも十分に考えられる。先行抜けだしを得意としているレースセンスからも、かなりの素質馬という感じは確かにするだけに、やはり押さえは必要だろう。
  • 5番手はエモシオンにする。菊花賞でスペシャルウイークと僅差の3着、日経新春杯でメジロブライトと僅差の2着など潜在能力の高さは間違いない。問題はその実力を発揮できるかどうかであるが、前走12着など復活の気配はないように見える。しかし、前走はけっこういい感じだったが雨でノメってしまったというコメントもある。意外に調子は上向いている可能性もあり、能力があることは確かなのだから人気がないのであれば買ってみても面白いかなと思ってしまった。
  • 6番手はファイトコマンダーにする。オープン重賞ではまだ地味な走りしか見せていないが、前走函館記念でロードプラチナムと同斤量の56kgを背負っていたことからも、この馬の潜在能力の高さが窺える。前走6着も直前の雨の影響が大きかったらしいので、別定戦ならば巻き返しがあっても不思議はない。重賞連対経験のない馬がG2戦で好走できるかという心配は確かにあるが、9頭立てでジャングルポケット以外には不安要素が多いこのメンバーであれば2着はありそうな気がしてしまう。そういうことで本当はエモシオンよりも高い評価をしていた馬であったが、9倍というオッズでは500円ばかり買ってもあまり意味がない。それならば高配当のエモシオンで勝負しようということで最終的に消しという判断をしてしまった。この馬で負けるとなるとちょっと悔いが残るかもしれないが、ジャングルポケットから流す以上はこのくらいのリスクは仕方ないことだ。というより、これでも手を広げすぎなくらいである。
  • 7番手はサンエムエックスにする。日経新春杯でステイゴールドの2着という実績があるのだから能力は高い馬である。京都2400mをレコードで走ったこともあるし、このメンバーであれば2着しても不思議ない馬である。前走の金鯱賞で11着に負けているだけに、調子がまだまだ上がってきていないようではあるが、簡単に軽視できる存在ではない。ということで今回は念のため枠で買うことにした。
  • 8番手はアクティブバイオにする。前走函館記念3着と調子が良さそうだし、切れる脚も持っているから少頭数なら2着があっても不思議はないとは思っている。とはいえ、前走52kgで3着に負けていることを考えると、別定G2での好走は難しいと判断した。
  • 9番手はウインシュナイトにする。藤沢和調教師が参戦に踏み切ったのだから能力は相当高いのだとは思う。でも、いきなりの古馬別定G2戦で好走できるとは私は思わない。これで好走するようだと藤沢和厩舎の馬はどんな時でも外せないことになってしまう。
  • まあ、こんなところでしょう。
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    G2札幌記念出走馬
    ジャングルポケット
    (牡3・角田54)
    買い H13ダービー優勝、H13共同通信杯優勝、H12札幌3歳S優勝など。今年のダービーを勝っている実績はここでは抜けた存在である。札幌コースも札幌3歳Sを勝っており問題はないし、斤量も54kgもダービーの時と比較すると3kg減ということになる。今年の3歳世代はかなり強いと言われているが、その代表的存在である。これまでのレース振りからも同世代では抜けた存在であり、古馬初挑戦もG1馬のいないこのメンバーであれば楽勝しそうだ。
    消し やはり古馬初対決というのが大きな不安となる。なんだかんだでこれまでは世代限定のレースだったのだから古馬との実力差は何とも言えないことになる。これまで名馬と言われた馬も古馬初挑戦では敗れているケースも多いだけに、そういう意味でも人気が偏るようだとリスクは大きいといえる。休み明けになるわけだし、本番はあくまで菊花賞である。仕上げが100%ということはあり得ないだけに、そういう隙を古馬につかれる可能性もある。
    スティンガー
    (牝5・横山典55)
    買い H12H13京王杯SC優勝、H12京都牝馬特別優勝、H10阪神3歳牝馬S優勝など。別定G2を2勝しているし、G1でも天皇賞4着、安田記念4着があるのだから、かなりの実績といえる。ベストは1400mくらいかもしれないが、天皇賞秋で4着しているのだから距離を心配する必要はないだろう。脚を貯められる分、マイルよりはレースがしやすいかもしれない。別定G2ということもあり今回は斤量55kgで走れるし、メンバーもダービー馬以外は前走のメンバーよりもレベルが落ちるという感じもするだけに、前走よりは見せ場がありそうだ。
    消し まずは距離2000mがどうかだろう。京王杯SCを連覇しているだけにベストは1400mというイメージが強く、2000mはどうしても長いと感じてしまう。それに短距離で活躍する牝馬がいても、中距離で活躍できる牝馬はなかなかいない。私の記憶ではエアグルーヴくらいである。しかも今回はダービー馬ジャングルポケットがいるだけに、実力を出し切っても勝てない可能性もある。安田記念で惨敗したように、ちょっと去年ほどの強さは感じられないというのも気になる。前走もなんだかんだで5着に終わっているわけだし、もしかしたら年齢的な衰えがあるのかもしれない。
    ダイワカーリアン
    (牡8・北村57)
    買い H12札幌記念優勝、H12富士S優勝など。昨年のこのレースを勝っているのだから距離コースは問題ない。昨年7歳にして重賞を3勝している超晩成の馬で、昨年の富士Sではトロットスター、ダイタクリーヴァを相手に完勝しているのだから実力は本物である。マイル戦をハイペースで飛ばしても直線でばてないというように、スピードとスタミナを兼ね揃えている馬である。昨年も函館記念惨敗からの巻き返しだったのだから前走は度外視でいい。自分のペースで走れればチャンスはあるはずだ。
    消し すでに8歳という年齢からも昨年よりは実力は落ちていると考えるのが普通だと思う。今年の成績はそんなに悪くはないが、もともと勝つか惨敗かが魅力だった馬だけに、どんな時でも好走するというのは良くも悪くもズブくなっているということではないか。昨年のこのレースを勝っているが、この馬のベストは1600mであり、2000mはちょっと長い。ペース次第ということになるだろうが、相手だって早めに潰しにくる可能性が高い。
    エアエミナム
    (牡3・蛯名53)
    買い H13駒草賞優勝、H13巴賞優勝。3歳馬であるが、すでに古馬オープンを勝っており、古馬相手でも戦えることを証明している。ペースにもよるだろうが、先行して抜け出すというレースセンスが素晴らしく、大崩れはあまりなさそうだ。6戦4勝だが、6戦すべて1人気だったというのもこの馬の素質の高さを如実に表している。まだまだ未知数な部分も多いが、大いなる可能性を秘めた馬といえる。
    消し 古馬オープンを勝っているが、重賞となるとまた話が別である。しかも今回は別定G2である。前走の巴賞の時よりも当然にレベルが上がるわけで、巴賞好走だけでは今回も好走できるという裏付けにはなり得ない。未知数が多いというのは、悪い意味もあり、前回が実力の限界だったということも十分に考えられる。まだ3歳ということを考えても、別定G2は荷が重いかもしれない。
    サンエムエックス
    (牡5・中館56)
    買い 日経新春杯2着。昨年10月に2400m戦でレコードを出したこともあるスピード馬である。その後、ステイヤーズSで3着、日経新春杯でステイゴールドの2着と頑張り、その実力を見せた。近走の結果はいまいちであるが、潜在能力が高いのは確かだと思われる。切れる脚がないので展開に左右されやすいが、はまった時の粘りはかなりのものである。
    消し 近走の走りがあまりに良くない。どうも調子が上がってこないようである。どちらかというと長い距離で結果を残している馬なので、2000mというのはちょっと短い感じもするし、どちらかというと暑さにも弱いらしい。今回は別定G2とレースレベルも高いし、ここでいきなり復調というのは難しいのではないか。
    ファイトコマンダー
    (牡5・藤田56)
    買い 今春準オープンを連勝して堂々のオープン入り。その後もメトロポリタンS2着、新潟大賞典4着などそれなりの結果を残している。前走の函館記念は6着に敗れたが、直前に雨が降ったのが厳しかったようであるし、ハンデ56kgも実力を認められたからこその数字だろう。今回はG2戦となるが、別定戦になるのはこの馬にはプラスだろう。ジャングルポケット以外の有力馬は弱点も抱えているだけに、この馬が逆転しても不思議ない状態だと思われる。
    消し なんだかんだで重賞では連対経験がない。今回は別定G2となるだけに、この程度の実績ではちょっと物足りないという感じは否めない。これまでの走りからそんなに大崩れはしないとは思うが、2着を確保できるかとなると、まだパンチ不足という感じがしてしまう。追い込むとか逃げるとか極端な競馬をする馬でもないだけに一発というのも考えづらい。
    エモシオン
    (牡6・菊沢徳56)
    買い H11京都記念優勝、H11日経新春杯2着。菊花賞でもスペシャルウイークに僅差の3着という実績もあるし、潜在能力は相当高い馬であることは間違いない。2年の休養があっただけに近走は惨敗続きであるが、きっかけさえ掴めばいきなり好走しても不思議はない。
    消し 重賞実績も2年前の話である。近走は惨敗が続いているように復活の兆しはまだ見せていない。こういう時は徐々に復調するもので、いきなり復活というのは考えづらいものである。あるいは年齢的にピークが過ぎて現時点での実力という考え方もできる。どちらかというと長い距離で実績のある馬なので2000mもちょっと短い感じがする。
    アクティブバイオ
    (牡4・芹沢56)
    買い 4月の準オープンでスローの展開だったのに4角7番手から抜け出し、かなりの末脚を見せた。オープン重賞ではまだこれといった結果を残していないが、後方からそれなりの脚を見せており、内容としては悪くなかった。前走の函館記念ではハンデ52kgだったとはいえ3着に頑張ったし徐々にオープンに慣れてきている。年齢的にさらなる上積みも見込めるし、ジャングルポケット以外は不安を抱えているメンバーだけに、別定G2でも2着ならあるかもしれない。
    消し 重賞オープンではまだ連対したことがない実績を考えると、別定G2では力不足という感じは否めない。前走函館記念で3着したがハンデ52kgでの話である。今回は別定戦ということで斤量56kgを背負わなければいけないし、メンバーも函館記念よりは強くなっている。前走3着からさらに着順を上げるというのは難しいということになる。切れる脚が持ち味のこの馬であるが、オープンではもっと切れる馬が多いというのが苦戦の要因となっているような感じがする。
    ウインシュナイト
    (牡3・岡部53)
    買い 未勝利を勝ったばかりだけに何とも言えない部分が多すぎるが、藤沢和厩舎所属で鞍上岡部騎手というだけに勝算があっての参戦ということも十分に考えられるし、それだけの素質を持った馬であることは間違いないのだろう。連闘も休み明けを1度叩かれてさらに調子が上がっていると見るべきだろうし、少頭数で揉まれる心配とかもないだろうから、この馬の能力を出し切れるようであれば、もしかするかもしれない。
    消し 未勝利を勝ったばかりで連闘で古馬重賞しかも別定G2に参戦してくるなんてあまりに常識を逸脱している。素質が高いということで挑戦してきたのだろうが、前走の内容も圧勝という感じではなかったし、まだまだ矯正すべきところがあると岡部騎手はコメントしていた。いくら何でもいきなり古馬の別定G2で勝ち負けできるレベルには達していないだろう。藤沢和調教師も将来のための経験を積ませるというのが目的なのではないだろうか。
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