G3札幌記念の結果
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結論 |
◎ジャングルポケット ○ダイワカーリアン ▲スティンガー △エアエミナム △エモシオン |
買い目(枠番連勝複式) 5-7(2,000円) 7-8(1,500円) 2-7(2,000円) 4-7(500円) |
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ジャングルポケット (牡3・角田54) |
買い | H13ダービー優勝、H13共同通信杯優勝、H12札幌3歳S優勝など。今年のダービーを勝っている実績はここでは抜けた存在である。札幌コースも札幌3歳Sを勝っており問題はないし、斤量も54kgもダービーの時と比較すると3kg減ということになる。今年の3歳世代はかなり強いと言われているが、その代表的存在である。これまでのレース振りからも同世代では抜けた存在であり、古馬初挑戦もG1馬のいないこのメンバーであれば楽勝しそうだ。 |
消し | やはり古馬初対決というのが大きな不安となる。なんだかんだでこれまでは世代限定のレースだったのだから古馬との実力差は何とも言えないことになる。これまで名馬と言われた馬も古馬初挑戦では敗れているケースも多いだけに、そういう意味でも人気が偏るようだとリスクは大きいといえる。休み明けになるわけだし、本番はあくまで菊花賞である。仕上げが100%ということはあり得ないだけに、そういう隙を古馬につかれる可能性もある。 | |
スティンガー (牝5・横山典55) |
買い | H12H13京王杯SC優勝、H12京都牝馬特別優勝、H10阪神3歳牝馬S優勝など。別定G2を2勝しているし、G1でも天皇賞4着、安田記念4着があるのだから、かなりの実績といえる。ベストは1400mくらいかもしれないが、天皇賞秋で4着しているのだから距離を心配する必要はないだろう。脚を貯められる分、マイルよりはレースがしやすいかもしれない。別定G2ということもあり今回は斤量55kgで走れるし、メンバーもダービー馬以外は前走のメンバーよりもレベルが落ちるという感じもするだけに、前走よりは見せ場がありそうだ。 |
消し | まずは距離2000mがどうかだろう。京王杯SCを連覇しているだけにベストは1400mというイメージが強く、2000mはどうしても長いと感じてしまう。それに短距離で活躍する牝馬がいても、中距離で活躍できる牝馬はなかなかいない。私の記憶ではエアグルーヴくらいである。しかも今回はダービー馬ジャングルポケットがいるだけに、実力を出し切っても勝てない可能性もある。安田記念で惨敗したように、ちょっと去年ほどの強さは感じられないというのも気になる。前走もなんだかんだで5着に終わっているわけだし、もしかしたら年齢的な衰えがあるのかもしれない。 | |
ダイワカーリアン (牡8・北村57) |
買い | H12札幌記念優勝、H12富士S優勝など。昨年のこのレースを勝っているのだから距離コースは問題ない。昨年7歳にして重賞を3勝している超晩成の馬で、昨年の富士Sではトロットスター、ダイタクリーヴァを相手に完勝しているのだから実力は本物である。マイル戦をハイペースで飛ばしても直線でばてないというように、スピードとスタミナを兼ね揃えている馬である。昨年も函館記念惨敗からの巻き返しだったのだから前走は度外視でいい。自分のペースで走れればチャンスはあるはずだ。 |
消し | すでに8歳という年齢からも昨年よりは実力は落ちていると考えるのが普通だと思う。今年の成績はそんなに悪くはないが、もともと勝つか惨敗かが魅力だった馬だけに、どんな時でも好走するというのは良くも悪くもズブくなっているということではないか。昨年のこのレースを勝っているが、この馬のベストは1600mであり、2000mはちょっと長い。ペース次第ということになるだろうが、相手だって早めに潰しにくる可能性が高い。 | |
エアエミナム (牡3・蛯名53) |
買い | H13駒草賞優勝、H13巴賞優勝。3歳馬であるが、すでに古馬オープンを勝っており、古馬相手でも戦えることを証明している。ペースにもよるだろうが、先行して抜け出すというレースセンスが素晴らしく、大崩れはあまりなさそうだ。6戦4勝だが、6戦すべて1人気だったというのもこの馬の素質の高さを如実に表している。まだまだ未知数な部分も多いが、大いなる可能性を秘めた馬といえる。 |
消し | 古馬オープンを勝っているが、重賞となるとまた話が別である。しかも今回は別定G2である。前走の巴賞の時よりも当然にレベルが上がるわけで、巴賞好走だけでは今回も好走できるという裏付けにはなり得ない。未知数が多いというのは、悪い意味もあり、前回が実力の限界だったということも十分に考えられる。まだ3歳ということを考えても、別定G2は荷が重いかもしれない。 | |
サンエムエックス (牡5・中館56) |
買い | 日経新春杯2着。昨年10月に2400m戦でレコードを出したこともあるスピード馬である。その後、ステイヤーズSで3着、日経新春杯でステイゴールドの2着と頑張り、その実力を見せた。近走の結果はいまいちであるが、潜在能力が高いのは確かだと思われる。切れる脚がないので展開に左右されやすいが、はまった時の粘りはかなりのものである。 |
消し | 近走の走りがあまりに良くない。どうも調子が上がってこないようである。どちらかというと長い距離で結果を残している馬なので、2000mというのはちょっと短い感じもするし、どちらかというと暑さにも弱いらしい。今回は別定G2とレースレベルも高いし、ここでいきなり復調というのは難しいのではないか。 | |
ファイトコマンダー (牡5・藤田56) |
買い | 今春準オープンを連勝して堂々のオープン入り。その後もメトロポリタンS2着、新潟大賞典4着などそれなりの結果を残している。前走の函館記念は6着に敗れたが、直前に雨が降ったのが厳しかったようであるし、ハンデ56kgも実力を認められたからこその数字だろう。今回はG2戦となるが、別定戦になるのはこの馬にはプラスだろう。ジャングルポケット以外の有力馬は弱点も抱えているだけに、この馬が逆転しても不思議ない状態だと思われる。 |
消し | なんだかんだで重賞では連対経験がない。今回は別定G2となるだけに、この程度の実績ではちょっと物足りないという感じは否めない。これまでの走りからそんなに大崩れはしないとは思うが、2着を確保できるかとなると、まだパンチ不足という感じがしてしまう。追い込むとか逃げるとか極端な競馬をする馬でもないだけに一発というのも考えづらい。 | |
エモシオン (牡6・菊沢徳56) |
買い | H11京都記念優勝、H11日経新春杯2着。菊花賞でもスペシャルウイークに僅差の3着という実績もあるし、潜在能力は相当高い馬であることは間違いない。2年の休養があっただけに近走は惨敗続きであるが、きっかけさえ掴めばいきなり好走しても不思議はない。 |
消し | 重賞実績も2年前の話である。近走は惨敗が続いているように復活の兆しはまだ見せていない。こういう時は徐々に復調するもので、いきなり復活というのは考えづらいものである。あるいは年齢的にピークが過ぎて現時点での実力という考え方もできる。どちらかというと長い距離で実績のある馬なので2000mもちょっと短い感じがする。 | |
アクティブバイオ (牡4・芹沢56) |
買い | 4月の準オープンでスローの展開だったのに4角7番手から抜け出し、かなりの末脚を見せた。オープン重賞ではまだこれといった結果を残していないが、後方からそれなりの脚を見せており、内容としては悪くなかった。前走の函館記念ではハンデ52kgだったとはいえ3着に頑張ったし徐々にオープンに慣れてきている。年齢的にさらなる上積みも見込めるし、ジャングルポケット以外は不安を抱えているメンバーだけに、別定G2でも2着ならあるかもしれない。 |
消し | 重賞オープンではまだ連対したことがない実績を考えると、別定G2では力不足という感じは否めない。前走函館記念で3着したがハンデ52kgでの話である。今回は別定戦ということで斤量56kgを背負わなければいけないし、メンバーも函館記念よりは強くなっている。前走3着からさらに着順を上げるというのは難しいということになる。切れる脚が持ち味のこの馬であるが、オープンではもっと切れる馬が多いというのが苦戦の要因となっているような感じがする。 | |
ウインシュナイト (牡3・岡部53) |
買い | 未勝利を勝ったばかりだけに何とも言えない部分が多すぎるが、藤沢和厩舎所属で鞍上岡部騎手というだけに勝算があっての参戦ということも十分に考えられるし、それだけの素質を持った馬であることは間違いないのだろう。連闘も休み明けを1度叩かれてさらに調子が上がっていると見るべきだろうし、少頭数で揉まれる心配とかもないだろうから、この馬の能力を出し切れるようであれば、もしかするかもしれない。 |
消し | 未勝利を勝ったばかりで連闘で古馬重賞しかも別定G2に参戦してくるなんてあまりに常識を逸脱している。素質が高いということで挑戦してきたのだろうが、前走の内容も圧勝という感じではなかったし、まだまだ矯正すべきところがあると岡部騎手はコメントしていた。いくら何でもいきなり古馬の別定G2で勝ち負けできるレベルには達していないだろう。藤沢和調教師も将来のための経験を積ませるというのが目的なのではないだろうか。 |