前ページに戻る
G1秋華賞の反省

G1秋華賞の結果
1 1-02テイエムオーシャン 本田 1.58.5--- 442kg+2 1人気
2 5-09ローズバド 横山典 1.58.63/4 422kg-4 2人気
3 3-06レディパステル 蛯名 1.58.92 466kg-6 3人気
単勝240円 枠連590円
複勝110円 130円 130円 馬連660円
ワイド260円 270円 320円
予想と見解 好材料と不安材料
G1秋華賞の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • 私の本命◎テイエムオーシャンがその強さを見せつけてくれたことを非常に嬉しく思う。速いペースだったが、掛かることなく3番手で折り合い、直線で抜け出すという青写真どおりのレース運びで危なげない女王の走りだったと思う。タイムも58秒台と優秀だったし、この馬の潜在能力の高さを改めて証明したといえる。次は古馬相手のエリザベス女王杯になるが、今回の内容であれば十分に戦えるだろう。
  • ローズバドは悔しい2着に終わった。スタート直後の躓きがなければ、もしかしたらオーシャンを敗っていたかもしれないだけに、悔やんでも悔やみきれない2着ではないだろうか。とはいえ、最後方からの競馬だったから2着を確保できたという考え方もできるし、レースがやり直せない以上は、2着は2着と考えるしかないだろう。それにしても横山典騎手の開き直りには感心する。最後方から外を回っては届かないと判断しインを突いてきた。こういうことは人気を背負っているとできそうでできないものである。横山典騎手だったからこその2着だと私は思う。
  • レディパステルは3着だった。3強では唯一外を回ったロスが結果に出てしまった感じが強い。とはいえ着差を考えると微妙な3着である。実力負けという考え方もできるし、直線の長いコースなら逆転できたかもしれないという考え方もできる。次のレースで実力を再確認したい。
  • 前ページに戻る

    参考
    G1秋華賞の予想
    結論   ◎テイエムオーシャン
       ○ローズバド
        ▲ムーンライトタンゴ
        △レディパステル
        △ドリームカムカム
     買い目(馬番連勝複式)
      2-9(3,000円)
      2-5(1,000円)
      2-6(1,000円)
      2-14(1,000円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はテイエムオーシャンである。桜花賞圧勝、オークス3着の実績はやはり抜けている。オークスの敗因は長い直線と距離2400mであれば、京都内回りの2000mならばこの馬がやはり一番強いと私は思う。ただ、確かに休み明けというのは大きな不安である。特にテンションが高くなりやすいこの馬の気性を考えるとさらにその不安は大きくなる。これがマイル戦であればそれでも押し切る可能性が高いが、2000mというのは非常に微妙な距離といえる。そういう意味では、この馬が負ける可能性も十分にあるとは思っている。しかし、能力の高いと思える馬から勝負するのが私のスタイルである。ここはこの馬から勝負するしかない。
  • 対抗○はローズバドにする。オーシャンの次に強いのはこの馬だと私は思っている。何せオークスではオーシャンを負かしにいっての2着である。内容としては最も強かった。前走のローズSも休み明けできっちり2着を確保。勝ったダイヤモンドビコーが出走しないのだから少なくてもローズS組に負けることは考えづらい。切れ味勝負の馬だけに京都内回りでの仕掛けどころが非常に難しいが、あまりオーシャンを意識しなければ結果はついてくるはずだ。
  • 単穴▲はムーンライトタンゴにする。前走のローズSで完敗しているだけに常識的には巻き返しは難しいだろう。基本的には距離が長いということだと思う。でも惨敗しているわけではないのだから戦えないくはないはずだ。オークス、ローズSは勝ちにいって負けているが、桜花賞の時のように何も考えずに直線勝負をすれば、意外に好走するのではないかと思っている。
  • 4番手はレディパステルにする。オークスを勝っているのにここまで評価を下げていいものかどうかとは思っている。前走の紫苑Sも完勝し、臨戦課程も申し分ない。G1連覇も夢ではないだろう。しかし、オークスは奇襲がはまったというか、デザーモだから勝てたという印象が非常に強い。今回京都内回りコースで勝ちにいくレースをして同じように伸びるかどうか疑問に感じている。オークスまでそんなに強い競馬をしていたわけでもないし、抜けて強いという馬ではないと私は思っている。ただ、デザーモが乗らないにしても蛯名だからなあ、やっぱり好走してしまうのかなあ。
  • 6番手はドリームカムカムにする。紫苑Sでレディパステルと僅差の勝負をしたのだからチャンスは十分だとは思う。ちょっと距離が長いという感じもするが、マイル戦を上がり33.3という切れ味で差し切ったこともあるだけに、京都の軽い馬場では押さえは必要と判断した。
  • 5番手はダイワルージュにする。基本的に上位の馬は抜けていると思う。これらの実力で逆転できるかもしれないと思えるのは、桜花賞3着、阪神3歳牝馬S2着のこの馬ということになるとは思う。でもオークスで惨敗しているので2000mでも距離が長そうだし、休み明けになるのでちょっと信用しづらい。それと2着争いは切れ味勝負になると私は思っているので、この馬が台頭するのは難しいと思っている。
  • 7番手はサクセスストレインにする。オークス4着の実績があるのだからここでも全く通用しないということはないだろう。厳しい流れになるとしぶといタイプなのでチャンスはありそうだ。とはいえ、クイーンC優勝も考えると東京コースでこその馬という感じがするだけに、京都コースではちょっと魅力がなくなる。
  • 8番手はノブレスオブリッジにする。ローズS3着したことでチャンスが出てきた。先行するタイプなので京都内回りは合いそうだし、好走しても不思議ない馬だとは思う。でもテイエムオーシャンと同型タイプということになるので、展開がかなり厳しくなるのではないかと私は見ている。連対はかなり難しいと判断した。
  • 9番手はシルキードルチェにする。テイエムオーシャンが掛かってハイペースになるようだと面白い存在になる。一昨年のブゼンキャンドルのような競馬をすれば、勝手に勝利が転がり込んでくるということもあるかもしれない。とはいえ、ローズS7着はあまりに負けすぎなので、展開に助けられたとしても連までは難しいと思う。
  • 10番手はフローラルグリーンにする。潜在能力は高いと言われている馬なので、一発あるかもしれないが、私はこういう馬は信用しないことにしている。
  • 11番手はタイムフェアレディにする。フラワーSを勝った馬であるが、フローラSで決め手のないのを露呈してしまった。あれではG1では通用しないと私は思う。
  • まあ、こんなところでしょう。
  • このページのTOPに戻る
    G1秋華賞出走馬
    テイエムオーシャン
    (牝3・本田55)
    買い 桜花賞優勝、阪神(2)歳牝馬S優勝、チューリップ賞優勝。桜花賞を3馬身差で勝ちマイル戦では抜けた強さであることは明白である。距離が不安視されたオークスでも負けはしたものの3着に踏ん張りその能力の高さを見せつけた。今回は2000mに距離が短縮されるのだから当然オークス以上の結果を期待していいことになる。しかも京都2000mは先行馬が圧倒的に有利なコースとなるだけに東京コースよりも安心して見られるはずだ。休み明けも調教量は問題なく体はきっちり仕上がっているはずである。
    消し まずは休み明けが大きな心配となる。体が出来ていても、掛かりやすい激しい気性を考えると、折り合えずに道中で燃え尽きることも考えられる。しかも今回は速いペースで飛ばす馬がおらずスローの展開の可能性が高い。この馬がこらえきれず出て行ってしまうこともありそうだ。それにやはり距離が不安となる。2000mに距離が短縮されるとはいえ、オークスで現に3着に負けたわけだし2000m未経験なのだからこれでも距離が長いということは十分に考えられる。さらにオークスでもそうだったが、切れ味があるタイプではないので、ラスト瞬発力勝負になるようだと苦しくなるかもしれない。
    レディパステル
    (牝3・蛯名55)
    買い オークス優勝、紫苑S優勝。オークスを勝っている実績は当然に高く評価しなければいけない。テイエムオーシャンに約3馬身の差をつけたのだから2000mでも逆転されることはないという考え方もできる。前走の紫苑Sも危なげのないレース運びで着差以上の強さを見せる余裕の勝利だった。叩かれた上積みは当然に見込めるだろうし、大きく崩れる要素は何もないといえる。
    消し オークスを勝っているが展開に恵まれたというか、デザーモの巧さで勝ったという印象が強い。それまでの実績が抜けた強さではなかったことからもどうしてもそう思えてしまう。前走完勝も相手が弱かっただけということも考えられるわけで、前走勝っているだけでは調整が順調というだけで他の馬よりも強いということにはならない。
    ローズバド
    (牝3・横山典55)
    買い ローズS2着、オークス2着、フィリーズレビュー優勝など。オークスで連対している実績は当然に評価しなければならない。テイエムオーシャンをマークし、早めに抜け出すというレース運びでの2着という内容は最も強いものだったといえる。前走のローズSでも前残りの厳しい展開だったにもかかわらずきっちりと2着を確保した。勝ったダイヤモンドビコーは古馬重賞でも連対しているほどだから相手が強すぎたといえ、そのダイヤモンドビコーが今回出走してこないのだからチャンスは大きい。フィリーズレビューの走りからも2400mよりは2000mの方が距離は合いそうだし、決め手勝負になればさらにチャンスは広がる。
    消し 基本的に後ろから差す競馬を基本としているだけにどうしても展開に左右されそうである。これが東京か京都外回りならまだいいのだが、今回は京都内回りとなるだけに、仕掛けどころが非常に難しい。直線まで貯めていると脚を余しそうだし、4角で上がっていこうとすると大外を回ることになりそうだ。あんまり前の位置につけると持ち味が生きそうにないし、この馬にとっては非常にやっかいなコースといえるのではないか。それに、オークスでレディパステルに負けているわけだし、テイエムオーシャンも距離短縮でオークスよりは力を出してくるはずで、実力を出し切っても負けるということもありそうだ。
    ダイワルージュ
    (牝3・柴田善55)
    買い 新潟(2)歳S優勝、阪神(2)歳牝馬S2着、アネモネS優勝。阪神(2)歳牝馬S2着はもちろん、桜花賞でも3着している実績はここでは上位にランクされる。オークスは惨敗に終わったが、距離が長かったとか体調が悪かったとか、いずれにしろ中途半端に負けているわけではないので、能力を出し切っていないと考えるべきだろう。距離短縮は当然にプラスだろうし、鞍上も柴田善騎手に強化されて必勝態勢である。
    消し まずはテイエムオーシャンに1度も勝っていないというのが大きい。オークスでも負けたのだから距離短縮歓迎のオーシャンを逆転できるとは考えづらい。しかも2400mであれだけ負けたことを考えると2000mでも距離は長いのではないかという不安もある。さらに休み明けもやはり不安である。ただでさえテンションが上がりやすいタイプなだけに、引っかかって自滅することも十分に考えられる。
    ノブレスオブリッジ
    (牝3・熊沢55)
    買い ローズSで3着したのは大きい。ダイヤモンドビコーには完敗したもののローズバドとは僅差の勝負をしたのだから高く評価できる。忘れな草賞で2着している実績からも2000mはベストの条件といえる。先行して抜け出す競馬を得意としているので京都内回りコースも有利となる。ダイヤモンドビコーが出走しないことを考えれば、大きなチャンスといえる。春は大味なレースが多かったが、前走の走りは成長を感じられるものだった。叩かれた上積みは当然に見込めるだろうし面白い存在になるであろう。
    消し ローズS3着をどう考えるかであるが、先行馬有利の展開でローズバドに差されたのは力の違いといえそうだ。ダイヤモンドビコーがいないとはいえ、今回は他にも強い馬が参戦してくるのだから前走よりも厳しいレースになることは間違いない。まして、テイエムオーシャンというとんでもない同型馬がいるのだから展開もかなり厳しい。オーシャンが前にいるということは他の有力馬も早めに仕掛けてくるだろうから前残りの展開にはなりづらいということである。
    ムーンライトタンゴ
    (牝3・四位55)
    買い 桜花賞で2着とG1で連対した実績があるのだから当然に上位ランクということになる。また前々走クイーンSで3着しているのも大きい。古馬相手に3着しているのだから当然に評価しなければいけない。前走も詰めが甘く4着に敗れたが、勝ちにいって止まってしまったという感じだった。であれば、桜花賞の時のように無欲のレースをして直線だけの競馬に徹すれば道は開けるのではないか。能力的にはそれほど差がないことは確かだと思われる。
    消し ローズSで4着に敗れたのはあまりに痛い。あの展開でノブレスオブリッジも差せないというのは力不足ということになりそうだ。オークスでも6着と中途半端に負けていることを考えると2000mでは距離が長いということかもしれない。桜花賞の時のように直線だけの競馬に徹したとしても、京都内回りは追い込み馬には不利なコースなので届かない危険性もある。休み明け3戦目なので他より上積みが見込めないというのもちょっと痛い。
    サクセスストレイン
    (牝3・木幡55)
    買い クイーンC優勝、フェアリーS2着。オークス4着という実績がやはり大きい。少なくても距離は問題ないはずだ。クイーンCもそうだったが、とにかくしぶとい走りが信条の馬で、どんなレースでもそれなりの競馬をする馬である。どうしても地味に見えてしまうが、こういうタイプは厳しい流れでこそ強いもので、テイエムオーシャンを軸に厳しい流れになればチャンスが出てくる。前走6着も休み明けで瞬発力勝負になったのが痛かった。叩かれた上積みは当然に見込めるだろうし、上がりがかかる展開ならばチャンスは出てくるはずだ。
    消し 桜花賞7着、オークス4着とそれなりに好走はするけど、勝ちきれないというか、ちょっと中途半端な感じがする。厳しいレースでも大崩れしないのは悪いことではないが、こういう馬は常に掲示板までということになりそうだ。オーシャンがいるからどうしても後ろの馬も早めに仕掛けてくるだろうし、展開としてもこの馬向きではないと思うし、京都コースはどうしても瞬発力勝負になりやすいので、この馬の切れ味では苦戦しそうな気もする。
    ドリームカムカム
    (牝3・角田55)
    買い 紫苑S2着、レディパステルと僅差の勝負をしたのだからそれなりに評価できる。古馬1000万クラスでNHKマイルCで3着したサマーキャンドルに2馬身差という競馬をした実績もあり、3歳牝馬では上位ランクの馬であることは間違いない。新潟の実績からも京都の軽い馬場は合いそうだし、古馬と戦ってきたキャリアがG1の厳しい流れで生きるということもある。初めての2000mも1800mであれだけの競馬をしたのだから問題ないだろう。
    消し 紫苑Sで休み明けのレディパステルに負けたのは痛い。着差以上に力の違いを見せつけられたという感じである。まして今回は相手がレディパステルだけではないのである。さらに厳しいレースになることは間違いない。さらにこの馬は2000m未経験である。これまでの走りを見た限りではやっぱりマイルがベストだと思われるだけに、前走の1800mがぎりぎりなのではないだろうか。
    アドマイヤハッピー
    (牝3・藤田55)
    買い 紫苑Sで3着しておりオープンでも十分に通用することは証明されたといえる。キャリア4戦と未知数も多くまだまだ秘めた実力を隠している可能性もある。4着以下には負けたことがないというのも好感が持てる。父トニービンなので距離延長はプラスだろう。先行タイプなので直線が短いのも好材料となりそうだ。
    消し 紫苑Sで3着したが、レディパステル、ドリームカムカムに決定的といえる負け方だっただけに逆転は非常に難しいといえそうだ。まして今回はメンバーがさらに強くなるわけだから、3着も厳しそうだ。テイエムオーシャンという強力な先行馬がいるだけに、この馬にとっては展開も楽にはならない。惨敗する可能性の方が高いかもしれない。
    ハローサンライズ
    (牝3・秋山55)
    買い ローズSは5着に終わったが、調教量が少なかったことを考えれば上々の結果といえる。叩かれた上積みは大きいだろうし、一変する可能性もある。母スカーレットローズというなかなかの良血だけにその期待は大きく、一発あっても不思議ない。中距離で結果を出しているので距離は問題ない。先行馬なので京都内回りも有利となる。
    消し 前走ローズS5着であるが、スローで逃げていたことを考えると決定的な負けといえるのではないか。スローで逃げて簡単に差されていたのだから、流れが速くなればさらに厳しくなるだろうし、テイエムオーシャンという強力な同型馬がいるのもこの馬にはつらい。他に重賞実績があるわけでも以上は、やっぱり実力不足ということになるだろうし、一発という要素も見いだせない。
    シルキードルチェ
    (牝3・佐藤哲55)
    買い 前々走古馬1000万を勝っているのは大きい。昨年のティコティコタックも900万勝ちから勝っているのだから、この馬だってチャンスは十分ということになる。前走7着に負けたのは確かであるが、前残りの展開で持ち味を発揮できなかった。今回はテイエムオーシャンがいるだけに、有力馬はどうしても早めの競馬になる。一昨年のような追い込み馬のワンツーという展開ならばチャンスは出てくるはずだ。
    消し 前走のローズSで7着に負けたのは大きい。前残りの展開とはいえローズバドはきっちり差しているのだからやっぱり実力不足というのが妥当な考え方だろう。夏場もかなり使い込まれているだけに疲れが非常に心配だし、1000万勝ちも牝馬限定戦でレベルもそんなに高くなかったと思われるのでG1の裏付けには厳しすぎる。馬体がかなり小さい馬で、小倉の在厩競馬だからこそ結果を出せたとも考えられ、輸送競馬となる中央場所というのも苦しい。
    フローラルグリーン
    (牝3・武幸55)
    買い エルフィンS優勝。エルフィンSの勝ちっぷりはなかなかのものだった。先行して直線で引き離すレース内容はかなりの能力を感じた。ナリタトップロードの半妹ということもあり、将来を期待された1頭であった。その後は惨敗に終わったが、実力の限界というよりは能力を出せないでいるという感じなだけに、今回はその実力を見せつけるかもしれない。まだ底を見せたとは言えないし、好走しても不思議ない存在であることは間違いない。
    消し 春の惨敗はともかく、前走のローズSでも惨敗に終わったのが痛い。休み明けもあるだろうが、10着というのはあまりに負けすぎである。能力は高いと言われているが、重賞ではそれを見せたことがないのだから、本当に能力が高いのかどうか分からない。仮に潜在能力が高いにしてもそれを常にレースで発揮できないのでは何の意味もない。1回叩かれただけで大きく変わるとも考えづらいし、ここで復活というのは難しいのではないか。
    シャイニンググラス
    (牝3・吉田55)
    買い 前走の紫苑Sで4着に頑張った。とりあえずオープンでそれなりの結果を残したのだから、まったく戦えないわけではないだろう。前々走は2000mで勝ったのだから距離延長はプラスと考えられるだろうし、ローテーションも好感が持てる。このレースは乱ペースになり有力馬が総崩れということもあり得るから自分の競馬をしていれば、何が起きるか分からない。
    消し 前走の紫苑Sで4着に負けているのは痛い。レディパステル、ドリームカムカムには力の違いを見せつけられているだけに巻き返しは非常に難しい。まして、今回はG1なのだからさらにメンバーが強くなっている。この程度の実績ではまともな戦いはとてもできない。極端な競馬をする馬でもないので一発も考えづらい。
    ピンクパピヨン
    (牝3・河内55)
    買い スイートピーS3着、若駒S4着、クイーンC4着などオープン重賞でそこそこの成績を残している。3歳牝馬限定戦は何が起きるか分からないだけに、これだけのオープン実績があれば、ちょっとしたことでチャンスが出てくるものである。休み明けを叩かれた上積みは見込めるだろうし、一変ということもあり得る。サンデーサイレンス産駒ということもあり潜在能力は高そうな感じはするし、距離もこのくらいが合いそうだ。
    消し 重賞オープンで3着4着に負けているが、いかにも実力の限界という内容だったと思うので、今回G1で連対するのはかなり難しいように感じる。こういうタイプは頑張っても掲示板までということになることが多いし、前走のローズSでも8着に負けていることを考えると、今回は掲示板も厳しいのではないか。
    ウィーンレジスタンス
    (牝3・幸55)
    買い 前走500万とはいえ勝っているのは好感が持てる。調子は良さそうだし勢いは感じられる。芝は初めてとなるが、挑戦してくる以上は自信があるということだろう。芝でとんでもない走りを見せるという可能性も否定はできない。1700mを走っているのだから距離も大丈夫だろう。
    消し 前走500万を勝った程度の実績では明らかに格不足である。最低でも1000万好走の実績はほしいところである。まして、この馬は芝未経験というのだから話にならない。芝で一変ということもあるかもしれないが、そういうことはほとんどないものである。客観的にみて、好走できそうな材料があまりに乏しいと言わざる得ない。
    ショウナンパーキン
    (牝3・横山義55)
    買い クイーンC3着という実績を持っている馬である。前々走500万だったが休み明けでいきなり勝っているあたりは能力の高さを感じることができる。前走惨敗したが、重め残りだったのが影響したようだ。今回はびっしり仕上げてくるだろうから前走よりはしっかり走るはずだ。まだキャリア5戦と実力が計りづらいこともあり、秘めていた実力を発揮するということもあるかもしれない。
    消し 前走1000万で9着に負けたのは痛い。確かに重めだったかもしれないが、G1で好走するつもりなら掲示板くらいは確保してほしいところだ。格不足は否めないということになる。距離実績もマイルまでで、2000mという距離も不安が大きい。後ろから競馬をする馬なので展開にどうしても左右されるし、京都内回りも不利になりそうだ。
    タイムフェアレディ
    (牝3・松永幹55)
    買い フラワーC優勝。重賞を勝っている実績は高く評価しなければいけない。しかも1800m戦だったのだからなおさらである。フローラSもレディパステル、ローズバドに次ぐ4着だったのだから同等の評価をしていいはずだ。前走の紫苑Sは惨敗に終わったが、実績のある馬だけに叩かれて一変という期待をしてもいいだろう。切れる脚はないが、速い流れの粘りの勝負になればチャンスは出てくるのではないか。
    消し 前走の紫苑Sで8着に負けたのはあまりに痛い。いくらなんでも負けすぎという感じがしてしまう。馬体重もマイナスだったことを考えると、叩かれた上積みもあまり期待できないし、一変するというのは考えづらい。フローラSでは決め手のないところを露呈しているだけに、どんな展開でもそれなりの決め手が要求されるG1では、かなり厳しい戦いになりそうだ。
    タイヨーキャプテン
    (牝3・菅谷55)
    買い 前走500万とはいえ勝っているのは好感が持てる。勢いはそれなりに感じる。芝は未経験だがスキーキャプテン産駒なら芝も問題なさそうだし、1700mで2勝しているので中距離を得意としているのだろう。単騎の逃げは約束されたようなものでノーマークで気分よく逃げられればチャンスはあるかも。
    消し 芝未経験というのはやはり大きな問題である。実は芝の方が合っていたということもないとは言えないが、確率的に言えばこういう馬が好走したことはほとんどない。しかも500万を勝ったばかりという実績である。常識的にはいきなりG1で通用するとは思えない。距離も1700mまでしか経験してないので2000mは未知の距離ということになる。逃げる展開もテイエムオーシャンという強力な先行馬がいるのであまりにつらい。
    このページのTOPに戻る

    前ページに戻る