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G1スプリンターズSの反省

G1スプリンターズSの結果
1 4-04トロットスター 蛯名 1.07.0--- 456kg+24 4人気
2 2-02メジロダーリング 田中勝 1.07.0クビ 496kg+2 3人気
3 7-09ダイタクヤマト 江田照 1.07.0ハナ 486kg-18 2人気
単勝810円 枠連2950円
複勝270円 200円 120円 馬連3000円
ワイド1030円 510円 390円
予想と見解 好材料と不安材料
G1スプリンターズSの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • 勝ったのはトロットスターだった。予想で述べたとおり私は実力はNo1だと思っていたので、この勝利は別に不思議だとは思っていない。終わってみれば、一番強い馬が勝ったというだけのことである。この馬を本命◎にできなかったことに少し悔いは残ったが、ダイタクもかなり強いと信じていただけに、まあ仕方ないところでしょう。
  • それよりも2着のメジロダーリングが計算外だった。内枠に入ったことで逃げざる得ない状況で、案の定、超ハイペースで逃げることとなり、当然に潰れると思っていたら、そのまんま粘られてしまった。重賞2連勝中と勢いがあったことは確かであるが、まさかこんなに強いとは思ってなかった。あれだけ厳しい流れでの2着なのだから本物と認めざる得ない。人気になっていたのに評価できなかった私はまだまだ甘ちゃんということだ。
  • 私の本命◎ダイタクヤマトは3着に敗れた。ラスト100mでは余裕でメジロを交わしてくれると見ていただけに、私のショックは計り知れない。レースが終わっての結果論であるが、年齢的に去年より実力が落ちているということがいえると思う。この臨戦課程で3着に敗れるというのはやはり問題である。確かにハナ差だからインを突いてればとか、もう少し早く仕掛けていればとか、ちょっとしたことで2着あるいは勝つことは可能だっただろう。しかし、私が期待したのは有無を言わせぬ勝利である。あの形で勝てない以上は私の期待には応えていないと言わざる得ない。今年の安田記念でブラックホークが勝っているだけに、年齢で判断するのはナンセンスなのかもしれないが、やはり7歳馬に本命◎を打つというのは問題だったかもしれない。
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    参考
    G1スプリンターズSの予想
    結論   ◎ダイタクヤマト
      ○トロットスター
      ▲ゼンノエルシド
      △テネシーガール
       △ブレイクタイム
       △ビハインドザマスク
     買い目(枠番連勝複式)
      4-9(1,000円)
      6-9(1,000円)
      9-11(1,000円)
      8-9(1,000円)
      1-9(500円)
      4-6(500円)
      4-11(500円)
      6-11(500円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はダイタクヤマトである。昨年このレースを勝ってからの勢いが凄い。スワンS、阪急杯と完勝し、その実力が本物であることを見せつけている。前走は2着に敗れたものの、休み明けと斤量59kgを考えれば上出来といえる。中山コースを得意としているし、叩かれた上積みはかなり大きい。展開も抑える競馬ができるようになっているから気にすることもない。実績、ローテーション、コース条件とすべてがプラス材料といえるだけに、負けるとすれば相手関係だけだろう。ハイペースが予想されるだけに、差し馬にやられる危険性があることと、高松宮記念の惨敗がどうも引っかかるが、でもまあ前走の走りを見る限りでは大きく崩れることはないと私は思う。
  • 対抗○はトロットスターにする。高松宮記念を完勝したことからも、絶対能力ではNo1だと私は思っている。正直この馬を◎本命にするかどうかかなり悩んだ。でも、やっぱり休み明け、しかも調教量が不足しているとなれば、どうしても評価を下げたくなってしまう。高松宮記念の時に比べれば状態はまだましというコメントもあるし、展開も合いそうなだけに、やっぱり勝ってしまうような気もするが、今回は惨敗もあり得るということで、安定度のありそうなダイタクを上にした。
  • 単穴▲はゼンノエルシドにする。G1初挑戦で未知数があまりに多い馬であり、惨敗されても文句がいえない馬である。こういう実績のない馬がいきなりG1で好走するということはあまりなく、人気を背負っていることも考えると、リスキーな馬ということになる。ふつうであれば私はこういう馬は思い切って消しているところであるが、前走の走りを見せられてはやっぱり高く評価せざる得ない。なんといってもマイル戦で先行してレコードで走るのだからただものではない。こういうタイプは1200mも問題ないだろうし、スタミナも不可欠となるG1でこそ実力を発揮しそうである。
  • 4番手はテネシーガールにする。前走のセントウルSを勝ち、高松宮記念でも3着していることを考えれば、能力的には十分通用するはずだ。展開が厳しくなりそうなのがつらいところであるが、高松宮記念でも3着に粘っているし、外枠に入れたのも大きい。ハナを切れなくても気持ちよく走れるはずで、ここで粘りきることも可能だろう。
  • 5番手はブレイクタイムにする。安田記念で2着して大穴の一翼を担った。先行馬で唯一粘っていたことを考えても、この馬の絶対能力の高さはかなりのものである。ただ、こういう粘りはマイル戦でこそ生きるような気がするだけに、スプリント戦ではスピード負けしてしまうのではないか。ハイペースが予想され、坂のあるコースということでこの馬のスタミナが活きるかもしれないのでとりあえず押さえるが、函館SSで完敗していることを考えると距離不足だと思う。
  • 6番手はビハインドザマスクにする。この馬の持ち味は鋭い末脚である。上がり33秒は当たり前のとんでもない切れ味なのだから、こういうハイペースのレースでは恐い存在となる。G1では結果を出していないことと、休み明けということでもう一つ評価しきれないが、一発あるとすればこの馬だと思うので念のため押さえる。
  • 7番手はメジロダーリングにする。重賞2連勝中と勢いではNo1である。今年に入ってから充実しているだけに、ここでも十分通用しそうな雰囲気は感じるが、私的にはこの2連勝は相手と展開に恵まれただけだと思っている。
  • 8番手はユーワファルコンにする。G1でもハナを切れるだけのスピードを持っている馬だけに能力は十分に通用するはずだ。とはいえ、速い馬が多いだけに展開は厳しくなるだろうからこの馬が能力を出し切るというのは難しそうだ。
  • 9番手はシンボリスォードにする。前走のアイビスSDで2着しているので勢いは感じるが、重賞勝ちの実績がなりことを考えるとG1では力不足だと思う。
  • まあ、こんなところでしょう。
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    G1スプリンターズS出走馬
    ダイタクヤマト
    (牡7・江田照57)
    買い H12スプリンターズS優勝、H13セントウルS2着、H12スワンS優勝など。昨秋のスプリンターズSでまったく人気がなかったにもかかわらず逃げ勝った。レース直後は展開等に恵まれただけという評価だったが、その後スワンS完勝、マイルCS4着、阪急杯完勝と、G1勝ちはフロックでないことを証明してしまった。高松宮記念は8着に敗れたものの、休み明けとなった前走のセントウルSでも2着を確保し、まだまだ衰えていないことを証明している。今回は斤量2kg減、叩かれ2戦目、得意の中山コースと、好材料が揃っている。抑える競馬もできるようになっているし、大きく崩れることは考えづらい。
    消し やっぱり高松宮記念で8着に敗れているのが気になるところである。強い競馬を見せていた馬が突如崩れたのだから今回も分からない。前走もなんだかんだで格下と思われる相手に負けているのだから昨年の秋の強さは一時的なものだった可能性もある。年齢もすでに7歳だし昨年よりは力が落ちていると考えるのがふつうだろう。
    トロットスター
    (牡5・蛯名57)
    買い H13高松宮記念優勝、H13シルクロードS優勝、H12CBC賞優勝など。何といっても今春の高松宮記念を勝っているのは大きい。中団から鋭い末脚で他を引き離し、力の違いを見せつけた。1200mの重賞は3連勝中で距離はもちろんベストといえる。1200mであれば絶対能力はかなり高いだけに、実力を出し切れる状態であれば圧勝も考えられる。中山1200mは差し馬が有利なコースだし、速い先行馬が多いだけに展開も恵まれそうだ。
    消し やはり休み明けというのが大きな不安となる。G2G3ならともかくぶっつけでG1というのはリスクがあまりに大きい。しかも1200m戦は終始厳しい流れになるだけに、ちょっとした反応の悪さが致命傷になる。調教数も少なく急仕上げという印象が強いだけに、力を出し切れずに終わることも十分にあり得る。
    メジロダーリング
    (牝5・吉田55)
    買い H13アイビスSD優勝、H13函館SS優勝など。現在重賞2連勝中と非常に調子が良い。内容も前走は直線1000mのレースにもかかわらず前の馬を見ながらという余裕のレース運びでレコード勝ちだし、前々走もマイペースの逃げで直線突き放すという強い勝ち方だった。昨年に比べると明らかに強くなっていると思えるものだった。高松宮記念でも5着しているのだからG1でも通用することは証明しているし、今の勢いならさらに上の着順は約束されたようなものだろう。
    消し 現在重賞2連勝中も相手に恵まれたのは否めない。重賞常連組であったもののG1で結果を出している馬はいなかったのだから今回の参考にはならないという考え方もできる。前走は直線コースだったから抑える競馬ができたが、コーナーのあるコースでは逃げないと苦しい感じがする。同型馬もいるだけに、この馬にはかなり厳しい展開になるのではないか。前半飛ばしての直線の坂もかなり堪えるのではないか。
    テネシーガール
    (牝4・山田和55)
    買い H13スワンS優勝、H11ファンタジーS優勝、H12札幌日刊杯優勝など。前走のセントウルSで勝っているのは大きい。前哨戦を勝ったのだから本番でもそれなりの結果を期待して当然である。1000mを56秒台で走っているように、とにかくスピード能力に長けた馬で、とにかく逃げて逃げて逃げまくるのがこの馬の好走パターンであり、今回も思いきったレースさえできれば連勝も十分にあり得る。高松宮記念では3番手追走で3着しているのだから、なんでかんで逃げなければいけないということもない。G1ですでに結果を出しているということも忘れてはいけない。4歳という若さも魅力であり、昨年より成長しているということも十分に考えられる。
    消し G1で3着したのにオープン特別で簡単に負けるなど、この馬はよく分からないところがある。自分の競馬ができれば強いのだが、そうでないと力を出し切れないタイプなだけに、安定度はあまり期待できないといえる。先行馬が多いことで前走のような楽な展開は期待できないし、今回は直線に坂のある中山コースである。前半に脚を使うようだとゴール前で失速することになるだろう。
    ゼンノエルシド
    (牡4・横山典57)
    買い H13京成杯優勝。前走の京成杯では格上挑戦だったにもかかわらず、レコード勝ちというとんでもない走りを見せた。速いラップを軽く走り直線で抜け出す内容は、間違いなく大物を感じさせるものだった。レコードで走っているのだからスピード能力は相当高いといえるし、距離短縮も問題ないのではないか。逆に厳しい流れに耐えられるスタミナがプラスと出そうだ。藤沢和師も以前からこの馬の高い素質を買っていたようだし、今の勢いならG1も簡単に突破しそうである。
    消し 前走は確かに強い内容だったが、しょせんG3戦だし、ハンデは53kgだったし、距離もマイル戦であった。G1のメンバーを相手にどこまでやれるかは未知数だし、前走より4kg増になる斤量57kgも不安材料となる。1200m未経験というのも大きな不安となるし、走らせてみないと分からないことが多すぎる。前評判が非常に高いので好走しても不思議はないと思うが、実績を考えれば惨敗しても不思議はないことにもなる。
    ブレイクタイム
    (牡4・松永幹57)
    買い 安田記念2着、H12葵S優勝、H12菩提樹S優勝など。3歳時は目立った実績はなかったが、安田記念でその潜在能力の高さを見せつけた。ハイペースを先行して粘った内容からもかなりレベルの高い馬であることははっきりしている。スピード能力に長けた馬なので1200mも問題にはならないだろう。先行馬が速いペースで引っ張ってくれるので、かえって折り合いて、レースがしやすいのではないか。マイルを走れるスタミナもあるのだから中山の坂も味方になりそうだ。
    消し 安田記念で好走しているが、あくまでマイル戦である。1200mでも同じように強い競馬ができるかどうかは分からない。函館SSで3着、メジロダーリングには0.8秒差もつけられていることを考えると、もう少し距離があった方がいいタイプではないだろうか。というのは、この馬の良さはマイルを速い流れで飛ばしてもラストでばてないことのように感じられ、1200mでも相手もばてないし、後ろの馬も比較的楽についてきてしまうことで、この馬の持ち味が生きないように感じるのである。もちろん休み明けも常識的にはマイナスと考えるべきだろう。
    ユーワファルコン
    (牡4・柴田善57)
    買い H12中日スポーツ杯優勝、H12CBC賞3着など。1200mでハナを切れるだけのスピードを持つ生粋のスプリンターである。レベルの高いCBC賞でも3着したことがあるように、能力はかなり高いと言っていい。自分の競馬ができれば十分チャンスはあるはずだ。前走マイル戦に挑戦したが、1200mよりはリラックスして走れただろうから、そういう経験が1200mで生かせれば、また変わった走りを見せてくれるかもしれない。
    消し テンに速いスピードは評価できるが、レベルの高いレースであまり結果を出していないことで、どうしてもG1ではもう一つという印象が強い。G1となると、この馬と同じくらい速い馬が他にもいるだけに、どうしても競り負けてしまうようである。しかも、この馬は出遅れる時があり安定度もあまり期待できない。前走マイル戦でも結果が出なかったし、頭打ちという感じもするだけにこの大一番での巻き返しというのはあまりに厳しいのではないか。
    ビハインドザマスク
    (牝5・福永55)
    買い H12セントウルS優勝、H12小倉日経オープン優勝など。昨年のセントウルSで直線だけの競馬でレコード勝ちというのはかなり凄い。上がり33.2というのも驚異的な斬れ味である。このときブラックホークを敗っているのだからG1で通用しないということはない。1200mで6勝と距離ももちろんベスト。直線の切れ味は半端でないものを持っているだけに、前が潰れる展開であればチャンスが広がる、いや、この馬の決め手であれば展開に関係なく差し切ってしまうかもしれない。
    消し 休み明けとなるのが大きな不安となる。調教でももう一つということらしいし、いきなり実力を出すのは難しいかもしれない。それに、これまでG1では結果を出せないでいるだけに、G1という器の馬ではないということも十分に考えられる。追い込み一辺倒だけに展開も気になるところだ。G1ともなると相手もそうはばてないだけに、直線だけの競馬というのはあまりにリスキーである。
    シンボリスウォード
    (牡6・後藤57)
    買い H13アイビスSD2着、H13バーデンバーデンC2着など。前走のアイビスSDで連対したのは大きい。直線のスピード勝負でこの結果なのだからスピードではこのメンバーでもひけをとらないだろう。ゼンノエルシドばかりに注目が集まっているが、この馬だって絶好調藤沢和厩舎所属の馬である。勝算があるからこそ挑戦してきているのだろうし、2頭出しは人気薄を狙えというではないか。
    消し これまで何度か重賞挑戦しているが勝ったことはない。特にG1では力の違いを見せつけられて終わっている。G1ではどうしてももう一つパンチ不足という感じは否めない。前走好走は確かに評価できるが、あくまで直線1000mだからと考えるのがふつうではないか。今回はコーナーのある1200mに戻るわけだから、前走のようにうまくいくとは思えない。当然のことだが相手もさらに強くなっている。
    ジョンカラノテガミ
    (牡6・佐藤哲57)
    買い H13バーデンバーデンC優勝。今年4月にオープン入りし、2戦目ですぐにオープン特別を勝っているのはなかなか好感が持てる。6歳という年齢だが、今が昇り調子という感じがするだけに、勢いはそれなりに感じられる。バーデンバーデンCもインから鋭く伸びてきており、展開次第では末脚爆発ということもありそうだ。
    消し 前走の日刊杯で6着に負けているように、まだまだ安定度がなさすぎる。オープン特別で掲示板にも載れなかったのだから、G1で通用するとはとても考えられない。現に京王杯SCでも16着に敗れている。中山コースでは実績がないし、年齢的に大きな上積みも見込めない。
    フィールドスパート
    (牡3・藤田55)
    買い H13キーランドC2着、H12もみじS優勝。ここ4走を2着3着2着2着と古馬を相手になかなか頑張っている。大崩れしないのが魅力だし、3歳という若さを考えればまだまだ上積みも見込めるだろう。こういう若い馬は実績がいまいちでも、能力を出し切れてなかっただけ、ということもあり、ここ一番でその能力を開花するということもないとは言えない。
    消し ここ近走頑張っているといっても、準オープンとオープン特別での話である。函館SSでは惨敗していることを考えると、古馬重賞ではまだまだ通用しない程度の実力と判断するのが常識的ではないか。逃げるとか追い込むわけでもないので一発も考えづらいし、このレースで好走しても不思議ないという材料があまりに乏しいと思われる。
    トキオパーフェクト
    (牡6・木幡57)
    買い H10クリスタルC優勝、H11淀短距離S優勝、H12銀嶺S優勝など。持ち前のスピードで逃げ切るというのがこの馬の特徴で勝つときはとんでもない強い勝ち方をする馬であったが、最近は差す競馬で結果を出せるようになってきている。昨年の高松宮記念で5着したこともあるし、G1でまったく通用しないという馬ではない。もともとスピードは非凡なものを持っているだけに、馬の気分さえ損ねなければチャンスはある。
    消し 古馬になってからは芝の重賞で連対したことがない。ハイレベルなレースだとハードな流れになるために、それに耐えうる精神力がない足りないのかもしれない。タイムも持っていない。最近は特に目立った活躍はしていないし、いきなりG1で好走するというのは考えづらい。
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