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G1高松宮記念の反省

G1高松宮記念の結果
1 6-12トロットスター 蛯名 1.08.4---34.2 436kg-10 1人気
2 7-13ブラックホーク 横山典 1.08.51/234.6 530kg-2 3人気
3 8-18テネシーガール 山田和 1.08.8235.2 500kg+6 16人気
単勝290円 枠連530円
複勝150円 140円 2,190円 馬連590円
ワイド290円 6,540円 8,890円
予想と見解 好材料と不安材料
G1高松宮記念の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • トロットスターが3角あたりでもがいていたので、かなりやばいなあと見ていたら、直線ではダイタクヤマトがまったく伸びないのだから、ラスト200mの時点では正直「終わった」と思った。そしたら、外からトロットスターが伸びてくるではないか。あまりの末脚に一瞬言葉を失った。まさかここまで強いとは思ってなかった。この勝ち方は実力の違いとしか言いようがない。本当に強くなった。この内容であれば安田記念でも期待できるのではないだろうか。
  • ダイタクヤマトであるが、もともと分からない馬と言ってしまえばそれまでではあるが、ここ数戦はかなり強いレースをしていただけに、ちょっと解せない内容である。内枠で動けなかったことと、馬場の悪いところを走らされたということはあったとは思うが、もう少し頑張ってもいいような気がする。もしかしたら左回りがダメということも考えられる。
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    参考
    G1高松宮記念の予想
    結論   ◎トロットスター
      ○ダイタクヤマト
       ▲ビハインドザマスク
       △ブラックホーク
     買い目(馬番連勝複式)
      2-12(3,000円)
      12-17(1,000円)
      2-17(1,000円)
      12-13(1,000円)
    にへいの見解
  • 今年初のG1レースですが、いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はトロットスターである。ダイタクヤマトとどちらに本命にするかけっこう悩んだが、勢いのあるトロットを最終的に選択した。その最大の要因は、CBC賞を完勝している実績を高く評価したからである。1200m戦は息を抜くことなく走りきるだけに、コースの得手不得手がけっこう結果に出てくるものである。それを考えると中京1200mのG2戦を勝っていることは大きく、今回も好走する可能性が非常に高いと考えた。前走のシルクロードSでも着差以上に強い内容だったし、今のこの馬はコースに関係なく強い競馬をしているというのも心強い。ダイタクヤマトがG1G2で好走して実績としては上位だけに、ダイタクに勝てるかどうか、後ろから競馬をする馬だけにG1でも前を捕まえられるかどうか、少し不安はあるが、安田記念5着という実績があるし、そんなに心配しなくてもきっちり勝ってくれるのではないか、と私は見ている。
  • 対抗○はダイタクヤマトにする。スプリンターズSをしんがり人気で勝つというとんでもないことをしてしまった馬であるが、その後もレベルの高いレースできっちりと結果を残しており、この馬の実力は本物であることを認めざる得ない。実績だけであれば間違いなくこの馬が最上位である。私としては本命◎に近い評価をしている。順番としてこの馬を1つ下げたのは、中京1200mの実績がないことと、今回はハナを切りたいスピード馬が多いので展開としてどうかということがあったためである。でもまあ、ここ最近の走りを見れば、実力の違いで左回りも関係なさそうだし、競られて怯むタイプとも思えない。そういう意味では、私はやはりこの2頭で決まるのではないかと思っている。
  • 単穴▲はビハインドザマスクにする。上2頭に地力で勝てるとすればこの馬が最有力だと思う。昨年のセントウルSで直線だけの競馬でブラックホークを差し切っているように、とんでもない決め手を持っている。休み明けだし、平坦小回りコースで追い込みがきくかどうかという不安もあるのであまり大きな期待をするのは酷かもしれないが、一発あっても不思議はないだろう。
  • 4番手はブラックホークにする。一昨年のスプリンターズSを勝っているし、その後も1200m戦で安定した結果を残しているので、今回も掲示板は必ず確保しそうではあるが、すでに7歳という年齢からか昨年あたりから勝ちに見放されている。G1でも連対できないでいることからもピークが過ぎたのではないかと私は思っている。でもまあ、前走も2着を確保していることを考えると、とりあえず押えは必要かな。
  • 5番手はキーゴールドにする。正直なところこれより下は実力差がちょっとあるのではないかと私は考えている。それでも前走オーシャンSを勝って勢いがあるという点でこの馬の一発はあるかもしれないと思っている。道悪になればさらに面白い。とはいえ、前走のオープン特別はレベルはあまり高くなかった。さすがにG1では厳しいと考えるのが常識的な判断なのだろうなあ。
  • 6番手はユーワファルコンにする。逃げるスピードならこの馬が一番だろう。その持ち前のスピードをうまく生かせればチャンスはあるのではないか。とはいえ、他の馬もかなりスピードがあるだけに、この馬が楽に逃げることができるとはとても思えない。早めに競られて負ける可能性が高そうだ。
  • 7番手はタイキトレジャーにする。安定した走りを見せている堅実な馬なので、有力馬が全滅するようだとこの馬が台頭する可能性もある。でも、実力馬が揃って全滅するようなことは考えづらい。頑張っても3着までと私は見ている。
  • 他の馬はG1ではちょっと足りないのではないかと思っているけど、昨年のスプリンターズSのようなこともあるからなあ。
  • まあ、こんなところでしょうか。
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    G1高松宮記念出走馬
    馬名 買い&消し
    ダイタクヤマト
    (牡7・江田照57)
    買い H12スプリンターズS優勝、H12スワンS優勝、H13阪急杯優勝。昨秋のスプリンターズSでまったく人気がなかったにもかかわらず逃げ切っている。レース直後は展開等に恵まれただけという評価だったが、その後スワンS完勝、マイルCS4着、前走の阪急杯も完勝と、G1勝ちはフロックでないことを証明してしまった。これはもう完全本格化と認めるしかない。2番手からの競馬もできるようになったし、荒れた馬場も得意としている。前走休み明けで勝っており勢いもある。この馬のマイナス材料はほとんどないといえる。
    消し たいしたことではないが、唯一の不安といえるのは左回りでどうかということくらいだろう。実績が本格化する以前のものなので苦手と決めつけるわけにはいかない。とはいえ、アグネスワールドのように左回りだともう一つという馬もいるので、こなせるかどうかは走らせてみないと分からないということになる。あとは、今回は徹底的にマークされる立場なのでスプリンターズSのような楽な競馬にはならない。厳しい流れになると最後の最後で差し馬に一気に交わされるということもあるかもしれない。
    トロットスター
    (牡5・蛯名57)
    買い H13シルクロードS優勝、H12CBC賞優勝など。現在3連勝中とこのメンバーでは最も勢いがある。G1実績でも安田記念でキングヘイロー、スティンガーと僅差の5着しており、決して見劣りすることはない。G1馬ブラックホークにCBC賞で完勝しており、着差も1+1/2馬身と阪急杯のダイタクヤマトの1/2馬身差よりも上だったことからもG1でも十分通用するはずだ。前走はタイキトレジャー相手に僅差の勝負だったが、馬群に包まれまともに追ったのはラスト1Fだけで、間が開いた時の抜け出すスピードは他を圧倒しており、力の違いを見せつける内容であった。左回りは4連対と得意としているというのも大きい。
    消し G1実績が安田記念5着だけというのが非常に寂しい。賞金の関係もあって昨秋のG1レースに出走すらしていないだけに、G1で勝てるほど強くなったかどうかは走らせてみないと分からないということになる。展開もどちらかというと後ろからの馬なので、平坦中京コースということも考えると、先行力のある馬に持ち前のスピードで押し切られるということも十分に考えられる。前走のように前が詰まるようだと、G1では致命的となるし、力を出し切れるかどうかも大きなポイントとなる。
    ブラックホーク
    (牡7・横山典57)
    買い H11スプリンターズS優勝、H13阪急杯2着、H12CBC賞2着など。一昨年のスプリンターズSを勝っているG1馬である。その後も短距離戦に限っていえば7戦1勝2着4回3着1回4着1回という安定した成績を残している。前走もダイタクヤマトを相手に1/2馬身差という僅差の勝負をしており、逆転の余地を残すなかなかの内容だったといえる。流れに応じて、先行することも中団で待機することもできる自在性のある馬で、安定度はかなり高い。今回はこれまでのG1ほどは人気を背負わないということも、この馬が思いきったレースができる要因になりそうで一発ありそうな気もする。
    消し 一昨年のスプリンターズSは完勝したものの、昨年の高松宮記念では4着、スプリンターズSでも3着に敗れ、歳を1つとった分だけ実力が落ちているという感じがする。それ以外のレースでは2着を確保しても、だいたい完敗という内容ばかりでG1で逆転できるという感じではなく、この馬の全盛期の迫力はあまり感じられなかった。今年になってさらに歳をとって7歳になったということも考えると、G1でどうかという不安も拭えない。掲示板は外さないと思うが、ダイタクヤマト、トロットスターを相手に地力で逆転するという勢いはちょっと感じられない。
    ビハインドザマスク
    (牝5・福永55)
    買い H12セントウルS優勝、H12小倉日経オープン優勝など。昨年のセントウルSで直線だけの競馬でレコード勝ちというのはかなり凄い。上がり33.2というのも驚異的な斬れ味である。このときブラックホークを敗っているのだからG1で通用しないということはない。1200mで6勝と距離ももちろんベスト。直線の切れ味は半端でないものを持っているだけに、前が潰れる展開であればチャンスが広がる、いや、この馬の決め手であれば展開に関係なく差し切ってしまうかもしれない。
    消し セントウルSでの斬れ味は確かに凄かったが、こういう直線だけの競馬をするタイプはムラが多いというイメージがどうしても強い。現にスプリンターズSでは11着に惨敗している。追い込み一辺倒だけに展開も気になるところだ。G1ともなると相手もそうはばてないだけに、直線だけの競馬というのはあまりにリスキーである。まして休み明けということも考えると、いきなりのG1戦で実力を出し切れるかどうか不安となる。
    ダイワカーリアン
    (牡8・北村57)
    買い H12札幌記念優勝、H12富士S優勝など。昨年7歳にして重賞を3勝している超晩成の馬である。別定G2の札幌記念を逃げきり、富士Sもトロットスター、ダイタクリーヴァを相手に完勝しているのだから実力は本物である。マイル戦をハイペースで飛ばしても直線でばてないというように、スピードとスタミナを兼ね揃えている馬である。短距離戦でもスタミナが必要な展開になればこの馬にもチャンスが出てくる。
    消し やはり1200mでどうかという不安がある。この馬のよさはハイペースで飛ばしてもばてないというのが持ち味で、スタミナも不可欠なマイル戦でこそ強さを発揮するタイプだと思われる。短距離戦では相手もばてないので、単純にスピードのある馬が有利ということになるだけに、この馬のスピードで勝負になるかどうか。なんだかんだで8歳だし、近走は4着、10着と負けており、そろそろ年齢的な衰えが出てきたという感じもする。
    タイキトレジャー
    (牡5・後藤57)
    買い H12函館SS優勝など。昨年スプリンター路線で走るようになってから成績が安定してきた。ここ数戦は勝つまでには至ってないが、CBC賞では出遅れるも直線伸びてきて4着、シルクロードSではトロットスターと僅差の2着、阪急杯でも4着とレベルの高いレースでそれなりの結果を残している。昨年2着のディヴァインライトもこんな感じの走りだっただけに、この馬の実績があれば十分に守備範囲ということになるだろう。堅実な走りが信条の馬なので大崩れは考えづらい。
    消し シルクロードSはトロットスターに着差以上に力の違いを見せつけられた内容だったし、阪急杯ではダイタクヤマトに完敗という内容だった。この2戦を見る限りではこの2頭に地力で勝つのは厳しいかもしれない。それに、この馬は逃げるわけでも追い込むわけでもない。展開に左右されるタイプでないだけに一発というのも考えづらい。前哨戦2戦とも出走しただけに、上積みというのも考えづらい。勢いはさすがに感じられない。
    ゴールドティアラ
    (牝5・四位55)
    買い H12南部杯優勝、H12プロキオンS優勝、H12フェブラリーS2着など。ダートの短距離で強さを発揮している馬であるが、芝でもクイーンC3着、中日スポーツ杯4着などそれなりの結果は残している。斬れ味鋭い末脚を武器にしている馬なので、かえって芝の方がいいかもしれないし、昨年のマイルCSのアグネスデジタルのようなこともある。ある意味では未知の魅力というのに期待してもいいかもしれない。
    消し これまでの実績が明らかにダートに偏っている。芝で好走といっても勝っているわけではない。しかも3歳限定重賞でである。3歳限定G3戦で勝てなかった馬がG1で勝てるとはちょっと考えづらい。さらに、最近はダートでも昔ほどの強さが見られず、ピークが過ぎたという印象も受ける。そういう意味では勢いもちょっと感じられない。
    ユーワファルコン
    (牡4・柴田善57)
    買い H12中日スポーツ杯4歳S優勝など。中京1200mの重賞を勝っているのは大きい。CBC賞でも3着しているし、中京コースは得意としていると言っていい。昨年のスプリンターズSでも先手を奪っているように、このメンバーでもスピードは抜群である。そのとき6着に粘っていたように見せ場は十分だった。今年4歳になってさらなる成長も見込め、スプリンターズS6着より着順を上げることは間違いないだろう。前走も2着をきっちり確保しているし、勢いも十分に感じられる。
    消し 古馬と戦うようになってからはまだ1勝もしていない。前走もそうだが、オープン特別でも星を落としているように勝負弱いところがある。中京得意もCBC賞ではトロットスターに力の違いを見せつけられているし、今回は他にも速い馬が多いだけに、逃げてこそのこの馬にはかなり厳しい展開になりそうだ。
    ワシントンカラー
    (牡7・河内57)
    買い H9クリスタルC優勝、H10高松宮杯2着など。ダートの短距離に実績が集中しているが、クリスタルCを勝ち、3年前のこのレースで2着しているように芝でも走れる馬である。特にG1で連対した実績は素直に評価しないといけないだろう。ダートでも強いだけにパワー型であることは間違いなく、道悪になれば一気にチャンスが広がる。距離はもちろんベストだし、前走5着で徐々に調子が上がってきている気配も感じる。一発あっても不思議はない。
    消し これまでの実績を考えればダートで強い馬という評価をしたくなる。芝好走もすべて道悪であり、スピード重視の競馬になるとかなり厳しくなる。一昨年のこのレースでも7着に負けているし、7歳となった今その着順のさらに上を目指すのはかなり厳しそうだ。前走5着も上位馬とは決定的な差をつけられており、巻き返しは苦しいのではないか。
    テネシーガール
    (牝4・山田和55)
    買い H11ファンタジーS優勝、H12札幌日刊杯優勝など。1000mを56秒台で走っているように、とにかくスピード能力に長けた馬である。とにかく逃げて逃げて逃げまくるのがこの馬の好走パターンであり、今回も思いきったレースさえできれば一発あっても不思議はない。4歳という若さも魅力であり、昨年より成長しているということも十分に考えられる。
    消し 古馬になってから好走しているのはオープン特別だけである。しかも1200m戦では2着までである。重賞となると掲示板にも載れないのだから実力不足ということになりそうだ。G1となるとさらに苦しい戦いになる。前走のシルクロードSでもハナを奪えたにもかかわらず9着に惨敗しており、自分の競馬ができたとしてもどうかという感じがする。まして今回は先行する馬が多く展開もかなり厳しくなりそうである。
    ビーマイナカヤマ
    (牡7・鹿戸57)
    買い H13ガーネットS優勝など。主にダートの短距離で実績を積んできた馬の挑戦となる。いちおう芝で勝った経験もあり、まったくダメということはなさそうだ。特に中山のダート1200mを得意としているが、これはスタートが芝のため好位置を確保できるのが大きいのではないか。となれば、芝でもそこそこやれるという可能性も秘めていることになりそうだ。
    消し これまでの実績がダートだけということを考えると、芝のレースでどうかという不安は拭えない。ましてフェブラリーSで9着に負けているように、年齢的な衰えが見えかくれしている感じで勢いもそんなには感じない。まして今回は芝のスピード馬は集結するG1レースである。芝もこなせる程度ではとても相手になりそうにない。未知の部分もあることは確かだが、常識的には芝に替わって好走するということはあまりない。
    メジロダーリング
    (牝5・武幸55)
    買い H12アンドロメダS優勝、H12キーランドC優勝。芝1200mで5勝9連対と距離はベストである。先行して押し切るレースを得意としており、スピード能力はけっこう高い。今回は少し間隔を開けたのでリフレッシュ効果が期待できる。オープン特別を2勝しているし、昨年の阪急杯ではディヴァインライトとクビ差3着という実績もあるので、まったく戦えないわけではないだろう。
    消し オープン実績は特別2勝だけで重賞は3着が最高で連対経験はない。G1で連対ということを考えると、最低でも重賞で連対している実績がほしいというのが常識的判断といえる。重賞では惨敗することが多いことも考えると、この馬は重賞では力を出し切れないタイプなのではないか。逃げるのがベストだろうが、もっと速い馬が他にもいるだけに展開もかなり厳しくなりそうだ。
    ダンツキャスト
    (牡4・幸57)
    買い H13淀短距離S優勝、H12中日スポーツ杯2着など。淀短距離Sを勝ってオープンの能力があることを示した。以前は逃げてこその馬というイメージが強かったが、抑える競馬で勝てたのは大きい。まだ4歳馬ということを考えても、成長の余地もある。勝つか負けるか極端なだけに前走惨敗も気にすることはない。流れに乗れれば一発あっても不思議はない。
    消し 淀短距離Sを勝ったが、メンバーはそんなに強くなかったし、斤量も51kgと恵まれた。このレース内容だけで、G1でも好走できるという裏づけにするのはあまりに厳しい。現にシルクロードS、阪急杯では大きく負けている。重賞ではまだまだ実力不足の存在ということになりそうだ。
    ナムラマイカ
    (牝4・村本55)
    買い 前々走準オープンを逃げきり、前走のオーシャンSではユーワファルコンとハナ差の3着とオープンでも通用することを証明した。ユーワファルコンは重賞でもそれなりの結果を残している実力馬だけに、この馬の能力も相当なものということになる。まだ4歳という若さも魅力だし、底を見せていない未知の魅力もある。
    消し 前々走準オープンを勝ったばかりで、前走のオープン特別も3着に負けている。この程度の実績では重賞ではまだまだという感じがしてしまう。まして今回はG1戦である。この馬にはちょっとレベルが高すぎるのではないか。安定した走りは期待できそうだが、連対までとなると相手が相手だけにさすがに苦しそうだ。
    ビーチフラッグ
    (牝4・酒井55)
    買い H12マーガレットS優勝、バイオレットS優勝。3歳限定戦であるが、芝ダートのオープン特別を勝っている。いずれも1400m戦でありスタミナはありそうだ。最近はこれといった結果を残していないが、まだ4歳馬だし底を見せているとは言えない。挑戦してくるのだから能力は高いと陣営は思っているのだろうし、こういう若い馬の一発はけっこう恐い。
    消し 実績は3歳限定のオープン特別を1度勝っただけである。古馬のG1で好走する裏付けとしてはあまりに頼りない。実は芝の1200mを勝ったことがないというのも気になるところだ。芝とダートと両方走っているが、どちらかというとダートの方が成績が良いし、ダートでも古馬になってからはオープン特別で5着が最高という成績である。G1に出走してくることすら理解できない。
    キーゴールド
    (牡6・内田57)
    買い H12オーシャンS優勝。前走オープン特別とはいえ芝1200mの条件で勝っているのは大きい。勢いは非常に感じられる。ハイペースを先行してそのまま押し切っているという内容もなかなか強かった。勝つか惨敗かというようなムラのあるタイプであるが、逆に言えば一発があるということであり、展開次第では爆発することも十分に考えられる。
    消し 前走勝っているのは悪いことではないが、しょせんオープン特別戦だし、相手もそんなに強くはなかった。荒れた中山コースで稍重と時計がかかったのもこの馬にはプラスだったと思われる。前々走のシルクロードSでは14着に負けていることも考えると、強い相手だと自分の競馬をさせてもらえず惨敗する可能性が高いのではないだろうか。速いペースで先行する馬がけっこう多いだけに、展開も厳しくなりそうだ。持ち時計も9秒台しかない。
    シンボリスウォード
    (牡6・岡部57)
    買い H11バーデンバーデンC優勝、H11函館SS2着など。短距離のオープン特別を4勝している実績を持ち、重賞連対経験もある。スピード能力の高い馬であり、先行して押し切るのが勝ちパターンである。勝つ時は強い内容で勝つだけに、重賞で人気になることも多く、藤沢厩舎の馬でもあり、潜在的な能力はけっこう高い可能性もある。
    消し この馬はオープン特別しか勝っていないように、重賞ではパンチ不足を露呈してしまっている。G3でもなかなか好走できないでいるのに、G1となるとさすがに厳しいということになる。今回は先行タイプが多いだけに、展開もかなり厳しくなりそうだ。前走もメンバーがそんなに強くなかったのに4着に負けているし、年齢的な衰えも感じる。
    テンパイ
    (牡8・原田57)
    買い うーん困った。好材料といえるものが何もない。とりあえず昔はダートであればけっこう強い競馬をしていたのは確かであるが・・・・
    消し 基本的にダートでしか実績がない馬である。それが最近はダートでも2桁着順ばかりである。8歳という年齢を考えてもピークはとっくに過ぎたという判断が妥当なのではないか。まして実績のない芝のレースではあまりに苦しすぎる。
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