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G1宝塚記念の反省

G1宝塚記念の結果
1 3-03メイショウドトウ 安田康 2.11.7--- 508kg-6 2人気
2 4-04テイエムオペラオー 和田 2.11.91.1/4 474kg-4 2人気
3 5-06ホットシークレット 柴田善 2.11.9ハナ 450kg-4 8人気
単勝340円 枠連200円
複勝120円 110円 410円 馬連210円
ワイド150円 1,020円 940円
予想と見解 好材料と不安材料
G1宝塚記念の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • うーん何と言っていいかよく分からないが、ちょっと後味が悪かったかな、というのが正直な印象でした。レース直後は、メイショウドトウが審議の対象だとは思ってなかったので、「よくやった」と思っていたけど、ドトウが審議の対象となると話は別。わざとじゃないし、あれくらいは仕方ないとは思うけど、それでもそれでオペラオーに勝ったからといって本当に満足できるのか、という気持ちが強いです。不利を受けないように早めに動いたドトウに対して、オペラオーは勝負どころの反応がいまいちで不利を受けやすかったことも確かだし、これが競馬、と言われればそれまでだけど、どうせ勝つなら正々堂々と文句のない内容で勝ってほしかったというのが私の正直な気持ちです。
  • 2着に敗れたオペラオーですが、私は今回ほどこの馬が強いな、と思ったことはないです。正しく負けてなお強しの内容だったと思います。こんな馬を今までそんなに強くないと言っていたのだから、私の目は節穴としか言いようがないです。不利を受けてブレーキをかけたのに、あの位置からあそこまで伸びてくなんて本当に信じられません。勝負どころで手応えがいまいちなのが、少しは衰えがあるのかな、という気もしますが、それでも強いことに変わりはないと思います。天皇賞秋は距離がさらに短縮されるし、これまでで最も厳しいレースになるとは思いますが、秋もこの馬が主役になる可能性は非常に高いと思います。馬券としては赤字になったけど、ホットシークレットはノーマークだったのだから、少しでも回収できたのはラッキーでした。本当にオペラオーさまさまでした。
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    参考
    G1宝塚記念の予想
    結論   ◎メイショウドトウ
      ○ステイゴールド
       ▲テイエムオペラオー
       △エアシャカール
       △アドマイヤボス
     買い目(馬番連勝複式)
      3-9(1,000円)
      3-4(2,500円)
      4-9(500円)
      3-8(500円)
      8-9(500円)
      3-11(500円)
      9-11(500円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はメイショウドトウである。この馬を本命にするのは初めてであるというか、ジャパンC、有馬記念では私はこの馬を無印にしており、あまり高く評価したことがなかった。しかし、結果はご存じのとおりで、私の評価を覆す活躍を見せた。距離不安のあった天皇賞でもあれだけの走りをしたのだから、もうこの馬を否定する理由はなくなった。アンチ・オペラオーの私としては、もうこの馬に頑張ってもらうしかない。どちらかというとオペラオーはステイヤータイプなので、距離2200mならば、天皇賞春、有馬記念よりは隙ができるだろうし、何とか一矢報いてほしいところだ。
  • 対抗○はステイゴールドにする。日経新春杯を強い内容で勝ち、ドバイでも勝ってしまった。今年のこの馬は昨年までとは明らかに違う。今のこの馬であればオペラオーにも勝てるかもしれないということで、この評価にした。ただ、ドバイは武豊鞍上というのが大きかったと思うし、日本のレベルが高いことの証明であり、オペラオーの方がずっと強いという可能性も否めない。ドバイ帰りで調整がうまくいっているかも心配だし、もう一つ信用しづらいのも確かである。でも、アンチ・オペラオーとしては、何としてでもこの馬に頑張ってもらいたいという気持ちが強い。
  • 単穴▲はテイエムオペラオーにする。この馬に関してはいまさら多くを語る必要はないでしょう。これまでの実績は文句ないし、ここでここまで評価を下げたのは、私が単なるひねくれものというだけの話しである。ここで連を外すことは常識では考えづらいし、やっぱり勝ってしまうのだろうなと心の奥で思っている。でも、そろそろG1でこの馬が負けるのを見てみたい気持ちが強いので、敢えてこの評価にした。
  • 4番手はエアシャカールにする。昨年の準3冠馬なのだからそろそろ好走してもらわないと困る。気性的にもこのくらいの距離が合っていると思うし、大阪杯でオペラオーに勝ったのだから、今回もチャンスはあるのではないか。JCや天皇賞のように惨敗もあり安定度は期待できないが、持っている能力をフルに発揮できればチャンスはあるのではないか。そういう期待をこめて押さえることにした。
  • 5番手はアドマイヤボスにする。これまでの成績は有馬記念5着、天皇賞春5着だけであるが、アドマイヤベガの全弟ということからも、まだまだ本当の能力を見せていない可能性もある。今回はデザーモ騎乗となれば、この馬の底知れない素質を引き出してしまうかもしれない。そういうことで念のため押さえることにした。でもまあ、もともとそんな実力はなくG1で5着が精一杯の馬ということも十分あり得るだけに、実はそんなには期待はしていない。
  • 6番手はトーホウドリームにする。大阪杯でテイエムオペラオーに勝ったのは事実であり、メイショウドトウが1度も勝っていないことを考えれば、とんでもない実績ということになる。58秒台という時計だったことを考えても、フロックとは考えづらい。同じ阪神コースだし、再びオペラーに勝つこともあるかもしれない。とはいえ、大阪杯は有力馬は斤量を背負っていたし休み明けだった。着差がそれほどでもなかったことを考えれば、実力はやはりオペラオー、シャカールの方が上と考えるべきではないか。今回はこの馬が休み明けとなるわけだし、大阪杯の時のようにうまく行くとはちょっと思えない。
  • 7番手はミッキーダンスにする。前走金鯱賞を勝っているので勢いはあるし、もともと朝日CCをレコード勝ちしているくらいだから実力はある。ダンスホール産駒ということを考えると、距離は延びた方がいいと私は思っているし、意外にやってくれるのではないかとも思っているが、さすがにこれだけのメンバーが揃うと、ちょっと役不足かなと感じてしまうのは仕方ないでしょう。
  • 8番手はダイワテキサスにする。昨年のジャパンCで5着、有馬記念では3着とかなり凄い結果を残している。もともと夏を得意とする馬ということもあり、有馬記念よりは今回の方がチャンスは大きいということになるかもしれない。しかし、すでに8歳という年齢も考えると、昨年よりさらに上積みがあるとは思えない。私は買う気にはなれない。
  • 9番手はマックロウにする。京都記念でナリタトップロード、アグネスフライトに勝ち、天皇賞でも4着したのだから、G1級の評価はしていいとは思う。しかし、目黒記念で2着に負けたように、どうももう一つ私には強さが伝わってこない。追い込み型なので一発という怖さもあるが、オペラオーとドトウが相手となるだけに、そういう極端な競馬では届かないと思う。
  • 10番手はアドマイヤカイザーにする。前走エプソムCで復活を成し遂げた。私の期待にこたえてくれているだけに、今回も応援したい気持ちもあるが、この馬はやっぱり1800mでこその馬だと思う。気性的なことも考えると2200mはちょっと長いと思う。中1週のローテも気になるし、さすがに今回は厳しい戦いになるだろう。
  • 11番手はホットシークレットにする。前走の目黒記念でレコード勝ち、別定G2のステイヤーズSも勝っているなど、それなりに実績を持っているので、非常に不気味な存在といえるが、この馬の最大の弱点は切れる脚がないことである。距離2200mも短いし、今回は自分の競馬ができたとしても連対までは無理だろう。
  • 12番手はダービーレグノにする。皐月賞で5着しているので実力はまあまあといえるが、しょせん3歳馬である。斤量53kgでもこの程度の実績では相手にしてもらえないだろう。
  • まあ、こんなところでしょうか。
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    G1宝塚記念出走馬
    テイエムオペラオー
    (牡5・和田58)
    買い H12H13天皇賞春優勝、H12天皇賞秋優勝、H12宝塚記念優勝、H12ジャパンC優勝、H12有馬記念優勝など。昨年の中長距離G1を総ナメにしたスーパーホースである。史上初の快挙を成し遂げているのだから歴史的名馬ということになる。今年に入っても初戦の大阪杯では4着に敗れたものの、続く天皇賞春はきっちり巻き返し破竹のG1-6連勝を達成した。昨年のこのレースを勝っているのだから距離コースともマイナスになるはずがないし、天皇賞よりも状態はずっと良いという情報が飛び交っているだけに、終わってみればやっぱりこの馬ということになりそうだ。
    消し 大阪杯で4着に負けているのは事実であり、絶対的という神話は崩れたとも考えられる。天皇賞は得意の長距離でしかも雨が降ったことも幸いした。今回は、距離2200mとなるし、春に破れた阪神コースであり、この馬としては少なくてもベストの条件とはいえないと思われる。ちょっとしたことで態勢が変わることも考えられるだろうし、少なくても天皇賞よりは厳しいレースになるはずだ。
    メイショウドトウ
    (牡5・安田康58)
    買い H13天皇賞春2着、H12宝塚記念2着、H12天皇賞秋2着、H12ジャパンC2着、H12有馬記念2着など。5連続でG1でテイエムオペラオーには負け続けているものの、それ以外の馬には負けていないのは凄いとしか言いようがない。オペラオーもそうであるが、抜けた強さがなければこんな芸当はできないものである。天皇賞春は距離が長かったのでオペラオー有利であったが、2200mならばもっといい勝負ができるはずで、昨年よりも充実しているというか、成長が感じられるだけに、オペラオーを今度こそ敗るチャンスといえるかもしれない。
    消し オペラオー以外には負けていないのだからこれといったマイナスは見あたらない。強いていうならば、なんだかんだでG1を勝っていないということで、どうしても勝負弱いというか、3着4着に負けることもありそうな感じがしてしまう。オペラオーより強い馬が出現すれば3着に落ちるということにもなるわけだし、競馬は何が起きるか分からない。
    ステイゴールド
    (牡6・後藤58)
    買い G1では2着するのにG2G3もなかなか勝てなかった馬が、今年に入ってから日経新春杯を力の違いを見せつける強い内容で勝ち、ドバイ遠征で海外の強豪を相手に差し切り勝ちという大きな仕事をやってのけた。今年のこの馬は去年までとは明らかに違う。今の勢いならばテイエムオペラオーやメイショウドトウ相手でも何とかしてしまうのではないかと思えてしまう。距離コースを問わないタイプで安定度も高い。
    消し ドバイで勝ったのは当然評価しなければならないが、日本の競馬のレベルの高さを証明したということであり、ドバイで勝ったからといって日本で実力No1かどうかは別問題である。昨年テイエムオペラオーとメイショウドトウに完敗していることを考えれば、この2頭の方がやっぱり実力が上ということになるかもしれないし、日本のG1ではやっぱり決め手不足を露呈するかもしれない。ドバイは鞍上武豊だったから好走できたという見方もできる。海外遠征でレース間隔が開いたのもどちらかといえばマイナスだろうし、イーグルカフェもエプソムCで惨敗していることを考えると、目に見えない疲れが残っている可能性もある。
    エアシャカール
    (牡4・蛯名58)
    買い H12菊花賞優勝、H12皐月賞優勝など。昨年の2冠馬である。ダービーもハナ差だったのだからほとんど3冠馬という評価でいいことになる。前走の天皇賞は惨敗に終わったが、気性的に長い距離が合わなかったのだろう。そういう意味では2200mに距離短縮されるのは大きなプラスといえる。大阪杯で2着しているのだから古馬になっての結果も出しているわけだし、実力的に通用しないとは考えづらい。
    消し この馬の最大の問題はイレ込みやすい気性である。まあ、それでこれだけの成績を残しているのだから気にすることはないとも言えるが、ジャパンC、天皇賞春で惨敗しているように、気持ちが切れればまったく走らないということも考えられる。また、昨年の2冠馬といっていも、ジャパンCでアグネスフライトとともに惨敗したことからすると、レベルの低い世代だっただけという考え方もでき、オペラオーやドトウに実力で勝てるかどうかも疑問となる。右回りで内によれる癖があるのも心配である。
    アドマイヤボス
    (牡4・デザーモ58)
    買い H12セントライト記念優勝など。重賞勝ちは1つだが、有馬記念でテイエムオペラオーと0.2秒差の5着、前々走の大阪杯ではオペラオーに先着しての3着とそれなりに見せ場は作っている。前走の天皇賞は少し距離が長かったようなので、2200mに距離が短縮されるのは大きなプラスである。ダービー馬アドマイヤベガの全弟という良血でもあるし、昨年の7月にデビューしたばかりでキャリアもまだそんなでもないので、まだまだ成長していると考えられる。そして何より鞍上デザーモというのが大きな魅力である。
    消し なんだかんだで重賞勝ちはセントライト記念だけである。実績が3歳限定重賞だけというのはちょっと寂しいものである。有馬記念5着、天皇賞春5着ということは、G1では掲示板クラスという考え方もできるだけに、連対まではどうかと思われる。極端に切れる末脚とか、これといった武器を見せたこともないだけに、一発というのも考えづらい。
    トーホウドリーム
    (牡4・安藤勝58)
    買い H13大阪杯優勝。G1級のメンバーが揃った大阪杯で勝っているのは大きい。テイエムオペラオー、エアシャカールあたりに勝っているわけだし、タイムも58秒台とかなり優秀である。実力は本物と考えなければならないだろう。中距離で走るようになってから成績が安定しているのだから2200で長いということはないだろう。大阪杯を勝ってから天皇賞を使わずにゆっくりと調整されたのも、無理使いするよりはずっと良いはずだ。4歳という若さも大きな魅力といえる。再びテイエムオペラオーに勝つことも十分にありそうだ。
    消し 実績が大阪杯だけというのが不安となる。好走が1度だけだとフロックということもあるだけにどうしても全幅の信頼を置きづらくなる。展開がはまっただけとか、流れが向いただけとかということも考えられる。それに、大阪杯の時の有力馬たちはG1の前哨戦だったために、余裕残しの仕上げだったと思われるだけに、G1の本当の意味での実力勝負では相手にしてもらえない可能性もある。スローの上がりだけの勝負に対応できるかどうかも疑問である。
    ミッキーダンス
    (牡5・佐藤哲58)
    買い H13金鯱賞優勝、H12朝日CC優勝など。前哨戦となった金鯱賞を勝っているのは大きい。 別定G2を勝ったのだから高く評価しなければならない。昨年の朝日CCでレコード勝ちしていたのだから、このくらい走っても不思議ない馬なのである。2200mの経験はないが、2000mで4勝なのに1800mでは1勝もしていないということを考えると、距離延長はかえってプラスかもしれない。阪神コースも朝日CCの実績から問題になるはずはないし、今の勢いであればG1でもチャンスはありそうだ。
    消し 前走金鯱賞を勝ったが、相手関係はいまいちだったと言わざる得ない。宝塚記念の前哨戦ではあるが、G1馬が1頭も出ていなかったのだから、このレースを勝ったことでG1の裏付けにするのは厳しい感じがする。しかもハイペースとなって上がり36秒で差し切れたのだから展開に恵まれたと考えるのが妥当なのではないだろうか。昨年の毎日王冠、天皇賞秋とG1級のレースで惨敗していることを考えると、G1の器という感じはしないし、距離経験がないのも不安材料となる。
    ダイワテキサス
    (牡8・岡部58)
    買い H13金鯱賞優勝、H12中山記念優勝、H12関屋記念優勝、H12新潟記念優勝など。昨年はこの歳で重賞3勝というのだから凄すぎる。さらに、ジャパンC5着、有馬記念3着とG1でこれだけの成績を残してしまうのだから脱帽するしかない。有馬記念なんて一瞬は抜け出していただけにその価値は高い。前走休み明けの金鯱賞で2着してまだまだ元気なところは見せているし、もともと夏場の芝状態のいい馬場を得意としている馬だけに、昨秋のG1以上の結果を出す可能性も十分である。
    消し 最も気になるのはやっぱり8歳という年齢だろう。今年に入ってからはAJC杯、中山記念とも8着に敗れているし、前走の金鯱賞もメンバーを考えれば2着でもちょっと物足りない。さすがに年齢的な衰えが出てきたかな、という感じがしてしまう。前走馬体重が大きく減っていたので、あまり上積みも期待できそうにないし、昨年のG1好走もしょせん3着までである。年齢をさらに1つとっていることも考えると、昨年以上の成績を期待するのは酷ではないだろうか。
    アドマイヤカイザー
    (牡5・芹沢58)
    買い H13エプソムC優勝、H12毎日王冠2着、H12京都金杯2着など。前走のエプソムCで復活を果たした。もともと毎日王冠で休み明けながらトゥナンテにクビ差の2着したことがあるのだから勝って当然といえる。一昨年のマイルCSでは3歳馬ながら4着したこともあり、この馬の絶対能力は相当高いといえる。上がり34秒台は当たり前で、33秒台を2度叩き出したこともあるように、とにかく切れ味鋭い末脚がこの馬の武器である。レインボークエスト産駒ということを考えれば血統的に距離は問題なさそうだし、うまく脚を貯められればチャンスはあるだろう。
    消し まずは距離が大きな不安といえる。実績が1600〜1800mに集中していること、大阪城Sで惨敗していることを考えると、やっぱり距離は長いと思ってしまう。気性的にテンションが上がりやすいだけになおさらである。また、前走復活もしょせんG3であり、それだけでG1でも好走できるという裏付けにはなり得ない。中1週のローテも厳しいと思うし、この馬はどちらかというと左回りの方が得意と思われる。今回はちょっと不安な材料が多すぎる。
    マックロウ
    (牡4・藤田58)
    買い H13京都記念優勝。このときアグネスフライトとナリタトップロードをまとめて差し切った末脚はかなり凄かった。G1馬2頭に勝っているのだからそれなりの評価は当然にしなければならない。天皇賞は惨敗しているが、距離が長かったというのが大きかったのではないか。前走の目黒記念では2着を確保しており勢いはそれなりに感じるし、京都記念を勝った2200mならば再び大駆けがあっても不思議はないだろう。特にこういう追い込み馬は展開によっては一発の恐さがある。ベガの全兄という良血であるのも気になるところだ。
    消し 実績が京都記念だけというのははやっぱり不安である。前走目黒記念2着もG1級の馬が出走していたわけではないし、そのレースで負けたのだからあまり高くは評価できない。京都記念はどちらかというと展開にはまったというか追い込みに徹したからの好走できたという感じがするだけに、今回も直線だけの競馬をしないと上位に来れそうにないが、そういう極端な競馬で連対できるほど甘くないのがG1レースである。
    ホットシークレット
    (騙5・柴田善58)
    買い H13目黒記念優勝、H12ステイヤーズS優勝など。G2を2勝している実績は高く評価しなければならない。速い流れで逃げる若しくは先行するのが得意パターンであったが、前走の目黒記念では抑える競馬でレコード勝ちしたのだから、この馬自身が大きく成長しているということだろう。レコードで勝っているのだから当然勢いは感じられるし、柴田善騎手との相性もバッチリである。
    消し この馬は本当に難しい。強い相手に勝ったと思えば、弱い相手に惨敗してしまったり、ムラがあまりにありすぎる。しかも好走パターンが決まっていればいいが、前走のような差す競馬で勝たれてしまうと、何がなんだか分からなくなる。とにかく安定度はあまり期待できない。また、切れる脚はないので、上がりだけの競馬になると苦しくなる。スタミナの固まりのような馬なので、距離も2200mではちょっと短いといえる。まして、G1となると相手が一気に強くなるだけに、自分の競馬ができたとしても連対まで届くかどうか。
    ダービーレグノ
    (牡3・幸53)
    買い H13シンザン記念優勝。皐月賞で5着した実績を持っている。2着のダンツフレームと0.4秒差であればそれなりに評価していいだろう。G1でも十分やれることは証明している。3歳限定で5着なのだから古馬相手では厳しいというのは確かだろうが、斤量53kgという大きなハンデをもらっているのだから、まったく戦えないわけではないだろう。
    消し 皐月賞で5着が最高の実績で古馬G1に挑戦するなんて無謀に近い。いくら斤量に恵まれても古馬の1級品とは実力が違いすぎる。皐月賞ではダンツフレームより後ろの位置にいたのに、上がりのタイムは負けているということからも、3歳のトップクラスとも実力差があると思われる。
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