日本ダービーの結果
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今回のレースは「タニノギムレットが強すぎた」としか言いようがない。皐月賞、NHKマイルCというローテーションで勝ったのだから「器が違う」ということなのだろう。これで秋も主役となることは間違いない。古馬との対戦を早く見たいものである。 |
結論 |
◎ノーリーズン ○シンボリクリスエス ▲サスガ △モノポライザー |
買い目(馬番連勝複式) 計10,000円 2-11(5,000円) 2--7,14(各1,000円) BOX7-11-14(各1,000円) |
皐月賞の内容が強かった。混戦の中で2着に0.3秒差というのは力が違ったということだと思う。巻き返しが可能かもしれないと思っていた馬がTRで負けたり、戦線離脱するなどしたため、この馬を逆転できる馬はたぶんいないという結論に達した。レベル差のない現代競馬ではちょっとしたことで着順が大きく変わるものだけに、そんなに自信があるわけではないが、最も信じられるという点ではこの馬が一番である。 青葉賞の内容が非常に良かったと私は思っている。スローの展開の上がりだけの勝負で2馬身差というのは力の違いと言っていい。皐月賞組を相手にどこまで戦えるかがポイントだろうが、現代競馬ではこういう急成長著しいタイプが勢いで好走してしまうことが多いだけに、その勢いに乗りたい。基本的にはノーリーズンとの組み合わせでほぼ問題ないと思っているが、他の馬券もちょっとだけ買いたい。 あまり深く考えたわけではない。皐月賞からの巻き返しを考えた場合に、先行してノーリーズンに差された馬の巻き返しは厳しいと考え、となると追い込むも着順はもう一つだったこの馬が、直線の長い東京コースと距離延長を味方に逆転も可能ではないかと考えただけである。 皐月賞で私が◎本命に推した馬であるが、皐月賞では見事な惨敗を喫し、プリンシバルSでもまさかの3着に敗れるなど、若駒Sでの大物感が影を潜めてしまった。中2週のローテーションを考えると巻き返しは厳しいと考えるのが常識的な判断とは思っているが、私の中ではまだこの馬に対する熱い思いが残っている。大一番で本当の実力を見せてくれることを信じて、押さえることにした。 あまり深く考えたわけではない。皐月賞からの巻き返しを考えた場合に、先行してノーリーズンに差された馬の巻き返しは厳しいと考え、となると追い込むも着順はもう一つだったこの馬が、直線の長い東京コースと距離延長を味方に逆転も可能ではないかと考えただけである。 皐月賞3着、NHKマイルC3着とG1で連続して負けたが、内容はどちらもNo1というものだっただけに、今回も能力をフルに引き出せるのであれば、最も勝つ可能性の高い馬ということにはなると思っている。しかし、皐月賞、NHKマイルC、ダービーと3歳春に、しかもきついローテーションでG1を3度も走るというのは無茶すぎる。実力差が歴然だった一昔前ならともかく、実力伯仲の現代競馬では完璧な仕上げでないとなかなか勝つのは難しい。この馬が勝ってしまっても不思議には感じないが、こういう使い方は個人的には反対という意味も込めて、今回は消しという判断をした。 |
ノーリーズン (牡3・蛯名57) |
買い | 皐月賞優勝。3冠のうちの1つを獲ったのはやはり大きい。15人気だったが、58秒台という時計で2着に0.3秒差も離したのだから力が違ったという評価が妥当だろう。4戦3勝ということで1度負けているが、その負けた若葉Sは不利があって力を出し切れてなかったのだから度外視と考えるべきで、前走の勝利をフロックと見るべきではない。遅生まれなのでさらなる成長も期待できる。ナリタブライアン、サニーブライアンが2冠を達成しているように、ブライアンズタイム産駒が勢いに乗ると止められないものである。 |
消し | 前走は確かに強い内容だったといえるとは思うが、コースロスの少ないインコースを終始通れたこと、淀みのない平均ペースになったことで瞬発力勝負の展開にならなかったことなど、この馬が好走できる条件がたまたま重なっただけだったということも十分に考えられる。スローの展開からの瞬発力勝負になった時に対応できるか、直線の広いコースになったことで、皐月賞では伸びきれなかった差し馬が一気に伸びてくるかもしれないなど、何とも言えない部分も多いだけに、今回も皐月賞と同じような強い競馬をしてくれるか、走らせてみないと分からない。 | |
タイガーカフェ (牡3・四位57) |
買い | 皐月賞2着、ホープフルS優勝。皐月賞では先行してしぶとく2着に粘った。長くいい脚を使うタイプなので東京コースでさらに持ち味を発揮することになるだろう。今回は皐月賞ほどペースが速くならないだろうから、楽に先行して直線で突き放すという競馬も可能だろう。年内2戦しかしていないというローテーションも好感が持てる。派手さはないが、堅実に走る馬だけに安定度はそれなりに期待できそうだ。 |
消し | 皐月賞2着も有力馬がかなり外を回っていたことを考えると、展開に恵まれたと言われても仕方ない部分もあると思う。そんなに切れる脚を持っているタイプでもないので、追い込みがきかない小回りコースの方が合っている感じもするし、直線の長い東京コースだと粘りきれないのではないか。ここ3戦はデムーロがうまく乗ったということもあるかもしれないので乗替もどうか。ノーリーズンには決定的な差をつけられたとも言えるし、逆転はかなり難しいのではないか。 | |
タニノギムレット (牡3・武豊57) |
買い | スプリングS優勝、アーリントンC優勝、シンザン記念優勝。皐月賞、NHKマイルCとも3着に敗れたが、皐月賞はとんでもない大外を回ったにもかかわらず2着とハナ差という競馬をしたし、NHKマイルCも直線で大きな不利を受けながらの3着と、2戦とも内容的には1番強かったといえるものだった。スムーズな競馬さえできれば2戦とも勝っていたかもしれないだけに、能力はNo1という評価が妥当かもしれない。皐月賞の内容なら2400mが長いということもないだろう。2度もG1を取り損ねているだけに3度目の正直という気持ちが強いだろう。 |
消し | かなり過酷なローテーションで走っているだけに疲れが一番の心配である。一昔前ならともかく実力差が紙一重の現代競馬で約2か月の間に3度もG1を走るなんてあまりに非常識である。まして皐月賞までもけっこうきついローテーションだったことも考えると、目に見えない疲れが出てくる方が自然ではないか。マイルでもあれだけの競馬をする馬だけに2400mだと距離が長いということも考えられる。なんだかんだで皐月賞、NHKマイルCとも3着に負けたのは事実なわけだし、上積みが見込めない中で巻き返すというのはかなり難しいかもしれない。 | |
ダイタクフラッグ (牡3・江田照57) |
買い | 毎日杯2着。皐月賞で4着に踏ん張り権利を獲った。逃げたメジロマイヤーが殿負けだったことを考えれば、この馬の4着は高く評価できる。スタミナというかかなりの粘り強さを持っているようなので、自分のペースで先行できればかなりしぶとそうだ。皐月賞から直行というローテーションは好感が持てるし、人気のない江田照男もかなり恐い。 |
消し | 皐月賞で4着に負けたのをどう考えるかであるが、有力馬がほとんど大外を回っていたことを考えると、展開に助けられたという考え方もできる。それに、1〜3着馬には楽に交わされているのだから直線が長く広い東京コースで、この3頭を巻き返すというのはかなり厳しいのではないか。そんなに切れる脚を持っているとも思えないので、スローの展開で瞬発力勝負になるとさらに苦しくなる。 | |
バンブーユベントス (牡3・村田57) |
買い | 青葉賞2着。けっこう後方から直線だけで2着にきた。朝日杯2着のヤマノブリザードには完勝という内容だっただけに、この馬の能力もかなりのものである。東京2400mを経験し結果を残せたことも大きい。まだ4戦というキャリアだが、それでこれだけの結果を残しているのだから成長著しいということだろう。さらなる成長も見込めるとなれば、大一番での逆転も十分にある。 |
消し | 青葉賞2着もシンボリクリスエスには2馬身離されるという完敗に近い内容だった。ほとんど同じ位置からこれだけ差をつけられたのだから巻き返しは難しいのではないか。まして今回は皐月賞組も相手にしないといけないのだから2着すら厳しいということになる。毎日杯も6着に負けている馬だし、ダービーで好走するための材料が不足しているという感じは否めない。 | |
ヤマノブリザード (牡3・柴田善57) |
買い | 朝日杯FS2着、札幌2歳S優勝。朝日杯で見せた末脚はかなりのものだった。後方から追い込んできたのはこの馬だけだったのだから内容としては1番強かったと言っても過言ではない。札幌2歳Sでも直線だけで差し切ったし、馬群を割ってきた根性も凄かった。3歳になっての3戦は、もう一つこの馬らしさが出てないが、本来の持ち味を発揮できさえすれば巻き返しても不思議はない。 |
消し | 弥生賞5着、皐月賞10着、青葉賞3着と年明け3戦はすべて中途半端に負けている。単純に考えると早熟タイプで3歳になっての成長がないと考えるのが一般的ではないか。特に青葉賞で3着に負けたのが痛い。皐月賞から1戦はさむ以上は力の違いを見せつけなければいけないところを完敗したのだから話にならない。上積みも期待できないだろうし、きついローテになってしまったのもどうか。 | |
メガスターダム (牡3・松永57) |
買い | プリンシバルS優勝、ラジオたんぱ杯優勝。前走のプリンシバルSの勝ち方が凄かった。超スローの展開を上がり33秒台の切れ味で差し切ったのだから高い評価が必要だ。これまで先行して粘り込むというどちらかというと決め手に欠けるタイプと思われていただけに、切れる脚を見せたことは大きい収穫だった。前走の走りから距離コースとも問題になるわけがないし、再び上がり33秒台の末脚を繰り出せるのであればチャンスは大きいといえる。 |
消し | 皐月賞から1戦はさんだというローテーションが第一の不安といえる。皐月賞でもけっこう激しいレースをしているだけに、プリンシバルSを使ったことで目に見えない疲れが蓄積されたということも十分に考えられる。前走の末脚には確かに驚かされたが、スローの展開だったから切れたということも考えられる。もともと気性の難しい馬だけに、速い流れになるとそれについていこうとするかもしれないし、前走の走りだけではどこまで信用していいか分からない。 | |
マチカネアカツキ (牡3・デザーモ57) |
買い | プリンシバルS2着、ラジオたんぱ杯2着。4か月以上の休み明けだったにもかかわらずプリンシバルSできっちり2着を確保し権利をしっかりとっているあたりがこの馬の非凡なところである。叩かれた上積みは当然に見込まれるだろうし、鞍上デザーモというのも大きな魅力である。サンヴァレーが逃げるのであればそんなにスローにはならないだろうから、それで上がりのかかる展開になればさらにチャンスは広がるだろう。2勝しかしていないものの8戦して連対率100%というのは凄い数字だし、今回も勝てないまでも2着は外さないということになるかも。 |
消し | この馬の最大の不安は決め手がいまいちということである。明らかに切れる脚質ではなく、先行して粘りきるというのがこの馬のパターンなだけに、G1というレベルで、しかも決め手勝負となる東京コースで、連対圏内に粘りきるというのはかなり難しいのではないか。実際、4戦続けて2着に負けているということからも勝負弱いというか、強さがもう一つ感じられない。G1という器ではないような感じもするが・・・ | |
シンボリクリスエス (牡3・岡部57) |
買い | 青葉賞優勝。東京2400mの重賞を勝ったというのは大きなアドバンテージとなる。内容もスローの流れから上がり34.1という切れ味で後続を0.4秒も離したのは力の違いといえるだろう。現在2連勝中と勢いがあるのもいい。ここにきて本格化してきたという印象が非常に強い。後ろから競馬をする馬なので展開も問わないし、G1の厳しい流れの方がかえってレースがしやすいかもしれない。 |
消し | 青葉賞は確かに強い内容だったかもしれないが、皐月賞組相手で強い競馬をできるかどうかは分からない。前走は相手に恵まれただけと考えれば皐月賞組に軽く一蹴されることになるだろう。500万でもけっこう足踏みしていたことを考えるとG1という器ではないかもしれない。それなりに好走するかもしれないにしても、馬券圏内まで頑張れるかどうか。 | |
テレグノシス (牡3・勝浦57) |
買い | NHKマイルC優勝。すでにG1を勝っているという実績は当然に評価しなければならない。スプリングSでもタニノギムレットと僅差の2着という結果だったのだから実力と考えなければならないだろう。トニービン産駒で東京コースを得意としているし、スプリングSの内容なら距離も大丈夫だろう。NHKマイルCまで間隔が開いていたので中2週のローテーションもそんなに気にすることもない。G1連勝も夢ではないはずだ。 |
消し | まずはNHKマイルCから中2週のローテーションが苦しい。TRから中2週ならともかく、1月に間にG1を2度走るというのはかなり負担が大きいはずだ。現に昨年万全を期していたと思われたクロフネが力を出せずに終わってしまっている。この時期の3歳馬にとっては思った以上につらいことなのだろう。また、NHKマイルCを勝ったことでマイラーというイメージがどうしても強くなる。距離2400mをこなせるかも大きな課題となるだろう。 | |
アドマイヤドン (牡3・藤田57) |
買い | 朝日杯FS優勝。このときは中団から早め早めの競馬をして見事に抜け出しており、かなり強い内容だった。この時点で藤田騎手が「三冠も夢ではない」と言ったのが印象的だった。その後2戦して2戦とももう一つの結果に終わってしまったが、あれがこの馬の実力の限界とは考えづらい。まだ復調途上の結果であり、体調さえ戻ればこの大一番で再び強い競馬をしても不思議はない。 |
消し | 皐月賞で7着に負けたのが痛い。ノーリーズンと同じような位置から0.8秒差つけられたのだから実力負けという考え方が妥当ではないか。正攻法の競馬でこの結果なのだから東京コースに替わったから巻き返せるというものでもないだろう。そんなに切れる脚質でもなさそうだから東京コースはかえってマイナスのような気もする。 | |
チアズシュタルク (牡3・石崎隆57) |
買い | 共同通信杯優勝、毎日杯優勝など。共同通信杯、毎日杯ともかなり強い内容で勝っており、能力が高いことは明らかである。皐月賞、京都新聞杯と惨敗に終わっているが、実力を出し切っているとは到底思えない。実力を出し切れる体調にさえ戻っていれば巻き返しがあっても不思議はない。もともとタニノギムレット好勝負していた馬なのだから能力的にはひけをとらないはずである。東京コースは経験済みだし、毎日杯を勝っているのだから距離も問題はないだろう。 |
消し | 前走の京都新聞杯で11着に負けているのは痛恨である。皐月賞でも惨敗を喫していることも考えると調子が落ちてきているということなのだろう。皐月賞後に京都新聞杯を使い、中2週だけで復調するというのは常識では考えづらい。普通だったら出走を断念するべきところではないか。能力は認めるにしても、実力を出し切れる状態で出走できるとはちょっと思えない。 | |
ファストタテヤマ (牡3・安田57) |
買い | 京都新聞杯優勝、デイリー杯2歳Sなど。成績は安定していないが、時々ものすごい追い込みを決めるのがこの馬の個性である。前走の京都新聞杯も大外から一気に差してきており、一発屋としての本領を発揮した。こういうタイプなだけに直線が長く広い東京コースは大きな味方となるはずだ。再び無欲の追い込み作戦に徹すれば、この大一番でも金星をあげるかもしれない。 |
消し | 朝日杯FS13着、皐月賞15着とG1は2戦とも惨敗に終わっている。展開もあったかもしれないが、そういう器ではないということなのではないか。この馬が好走した時のレースレベルもそんなに高かったとも思えないだけに、相手が弱かったから追い込めたというのが妥当なところではないか。であれば、この大舞台で一発というのはやっぱり難しいといえそうだ。 | |
バランスオブゲーム (牡3・田中勝57) |
買い | 弥生賞優勝、新潟2歳S優勝。弥生賞ではスローの展開で逃げ、影をも踏ませなかったように、なかなかの瞬発力を持っている。新潟2歳Sで圧勝しているのだから左回りを得意としているといえるかもしれない。皐月賞から直行のローテーションも好感が持てる。まだ底を見せたとも言えないし、能力的には通用しても不思議はないだろう。 |
消し | 皐月賞で8着に負けたのが痛い。不利などなかったはずなのに8着ということは実力不足という評価が正しいのではないか。気性的に難しいタイプでもあるので、さらに距離が延びるのもマイナスとなりそうだ。切れる脚質を持っているタイプでもないし、巻き返しはかなり難しいのではないか。 | |
サンヴァレー (牡3・田中剛57) |
買い | ジュニアC優勝、共同通信杯2着など。これまで東京コースで良績を残しており、東京コースを大得意としている。前走のプリンシバルSでも4着に頑張っているので距離は問題なさそう。単騎で逃げる展開は約束されたようなものだから、ペース配分次第では逃げ切りがあっても不思議はない。先に抜け出すとけっこうしぶといタイプなので、早め早めの競馬をすれば面白い。 |
消し | 好走か惨敗か極端なタイプであり、気持ちよく走れるかどうかが大きな鍵となるが、長い距離だとどうしてもタメ逃げになるので、前走のように気持ちよく走れたとしても4着に敗れてしまう。長い距離で好走するためにはもう一つ決め手に欠けるといえる。だからといって速い流れで逃げると2400mという距離が持つかどうか心配となるだけに、前走4着からの巻き返しはかなり難しいと言えそうだ。 | |
モノポライザー (牡3・後藤57) |
買い | 若駒S優勝。エアグルーヴの半弟という良血馬であり、若駒Sを勝った時にはダービー最有力候補とまで言われた馬である。弥生賞を熱発で回避した影響か、皐月賞とプリンシバルSでは思うような成績を残せなかったが、潜在能力はかなり高い可能性は否定しきれないだけに、この大一番で本当の実力を見せつけるということもあるかもしれない。 |
消し | 皐月賞16着はともかく、前走のプリンシバルSで3着に負けたのは痛い。前にいたマチカネアカツキを捕まえられず、後ろのメガスターダムに差されたのだから実力負けという評価が正しいのではないか。皐月賞から1戦使って中2週というローテーションから大きな上積みは期待できそうにないだけに、巻き返すのはかなり難しい。重賞を勝った実績もないのだからもともとこれが実力ということかも。 | |
ゴールドアリュール (牡3・上村57) |
買い | 端午S優勝。前走オープンを勝ち、現在2連勝と勢いがある。芝でもそこそこの実績は残しており今の勢いならまったく通用しないというほどではないだろう。抽選を通った運もあるわけだし、未知の部分も多々あるだけに、この大一番で大爆発ということもあるかもしれない。 |
消し | 2連勝といってもダートの話である。芝のG1で通用するというデータはないに等しいだけに、常識的には苦しい戦いということになると思う。先行して勝ってきているが、東京2400mを先行して押し切るというのは真の実力がなければなかなかできないものである。ここは無謀な挑戦という感じは否めないのではないか。 | |
サスガ (牡3・安藤勝57) |
買い | すみれS優勝。皐月賞で6着に敗れたが、後方から追い込んできての結果だけにそんなに悲観する内容ではなかったと思う。直線の長い東京コースで距離が延びるということであれば、0.6秒差なら十分に巻き返せる。後ろから勝負する馬なので一発の期待はできそうだし、安藤勝騎手というのも魅力たっぷりである。 |
消し | 京成杯7着、共同通信杯4着と重賞では結果を出せずに終わっている。決定的とも言える差で負けているだけに、G1という器の馬ではないのかもしれない。こういうタイプは追い込んでも好走だけで終わることが多いもので、勝ちきるまでの力がないものである。 |