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ダービー卿CTの反省

ダービー卿CTの結果
1 4-06グラスワールド 藤田 1.32.4--- 504kg+8 2人気
2 7-12トレジャー 岡部 1.32.4クビ 502kg-4 4人気
3 7-13ジェミードレス 菊沢徳 1.32.71.3/4 470kg-4 5人気
単勝390円 枠連930円
複勝190円 270円 260円 馬連2,020円
ワイド830円 730円 1,130円
予想と見解 好材料と不安材料
ダービー卿CTの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • 先週宣言したとおり今回は思い切って穴予想をしてみたが、すぐに結果が出るわけはなく、当然のように撃沈してしまった。それでも今までの私ならまず間違いなくトラストファイヤーから勝負していたはずで、そういう意味では今回はナイストライだったといえると思う。完全に穴予想に徹するつもりはないが、荒れると思ったらこれからも大胆に勝負していきたいと今は思っている。こんな状態では今年の初勝利はいつになるか分からないな。
  • 勝ったのはグラスワールドだった。 準オープンで圧勝した馬なのだから斤量52kgはやっぱり軽すぎである。ハンデキャッパーもちょっと甘く見すぎたのではないか。これで芝は2戦2勝。いずれも強い内容といえるだけに、実力は本物といえるのではないか。さすがにG1でも通用するとまでは言えないが、まだまだ楽しみな馬である。
  • 2着はトレジャーだった。 やっぱり藤沢厩舎の休み明けは軽視してはいけなかった。この厩舎はオープン馬を多数抱えているだけに、レースを捨てるなんてほとんどないのである。結果としては負けるにしても、きっちりと仕上げるだけに、能力を出し切れれば結果がついてくることになるのである。私は気性的な心配が大きかったが、やっぱりこの厩舎はそういうところもきっちり矯正してきている。結果論ではあるが、やはりもっと高く評価すべきだったと反省している。
  • 3着はザカリヤだった。 絶好調という感じだったので、ついつい高く評価してしまったが、これがこの馬の限界なのだろう。ハンデ戦でこの結果なのだから別定戦ではさらに厳しくなる。今春の重賞で連対することはないのではないか。
  • コンタクトは5着だった。 内から一瞬伸びかけた時は「やったか}と思ったが、本当に一瞬だけで終わってしまった。そういう脚質ということは分かっていたので「やっぱり」という感じが強かったが、それでも5着に頑張ってくれたのは素直に嬉しく思う。外枠だったらまた違ったのかもしれないが、あの脚質ではそんなに変わらなかったかもしれない。ちょっと狙いすぎたかとも思うが、このくらいの人気の馬を狙わないと大穴は取れないものだから、とりあえずナイストライだったと思いたい。
  • トラストファイヤーは10着だった。 この馬がここまで惨敗するとは夢にも思ってなかった。少なくても掲示板は外さないと思っていただけに、今回の敗因がさっぱり分からない。何かアクシデントがあったのではないか、と思いたくなるくらいである。とりあえずはムラの多いタイプなのだろうと思うしかない。となると、次は巻き返すかもしれないし、次も残敗に終わるかもしれないということになる。こういう馬は本当に困りものである。
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    参考
    G3ダービー卿CTの予想
    結論
     ◎コンタクト
      ○ミデオンビット
      ▲ザカリヤ
      △グラスワールド
       △トラストファイヤー
       △トレジャー
       △ジェミードレス
       △ダイワルージュ
       △ダンツキャスト
       △他全6頭

     買い目(馬番連勝複式) 計7,000円
      BOX 1-10-13(各1,000円)
      軸6--1-10-13(各500円)
      軸1--4-14(各200円)
      軸1--2-3-5-7-8-15(各100円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 本命◎コンタクト
    今回は思いっきりひねくれてみました。こういう馬を本命◎にするのはたぶん初めてではないでしょうか。常識的に考えればどうしても人気サイドになってしまうのですが、そういう予想をしてきて外しまくっているので、今回はハンデ戦ということもあり、敢えて人気薄を狙ってみました。この馬は前走の東風Sで7着に負けているものの、ファイナルSで2着、オーロCで3着などオープンでもそこそこ実績を残している馬であり、ハンデ戦なら重賞でも十分に通用する馬だと私は思う。前走も休み明けで掛かってしまったのが敗因であり、叩かれたことで走りが変わる可能性が高く、巻き返しは十分である。瞬間的に切れる脚が魅力の馬であり中山コースも合っている。こういう馬は脚の使いどころが非常に難しく成績が安定しないが、鞍上が蛯名ということで、この馬の持ち味を引き出してくれると信じたい。ただ、重賞で連対した実績があるわけでもないし、前走7着に負けているのも事実である。重賞では通用しない器ということも考えられるし、それでハンデが軽いわけでもない。惨敗もあり得ることは言うまでもない。
  • 対抗○ミデオンビット
    前走の初富士Sの内容は悪くない。ハイペースで飛ばして粘りきったのだから実力が違ったということだろう。今回もハナにこだわる馬が他にいない以上は、この馬がレースを引っ張ることになるわけで、大きく引き離しての逃げが期待できる。であれば、気持ちよく走ることができるだろうから直線でもそうはばてないのではないか。この馬が逃げ切る可能性はけっこう高いのではないかと私は見ている。ただ、休み明けというのがやっぱり気になる。こういうタイプは気性的な問題を抱えていることが多いだけに、久々のせいで飛ばしすぎて自滅するということもあるかもしれない。もちろん準オープンを勝ったばかりなのだから重賞で通用しないということもあり得る。
  • 単穴▲ザカリヤ
    前走の東風Sで僅差の3着に頑張っており調子の良さはかなり感じる。それでも当初はあまり高く評価するつもりはなかったが、土曜日の馬場状態が稍重だったことを考慮して、先行できて時計勝負にならない方がいいタイプということで、この馬を選択した。人気どころはどちらかというとパンパンの良馬場でこそ力を発揮するタイプだと思われるが、今回はたとえ良に回復したとしても時計はそれなりにかかるのではないかと私は思っている。そうであれば、それなりに先行できてそれなりに伸びてくる、しかも調子が良いというこの馬が好走する可能性はけっこう高いのではないかと思ってしまった。
  • 4番手△グラスワールド
    予想以上に人気になっているので、できればもう一つ評価を落としたかったが、前走の準オープンで圧勝した馬がハンデ52kgというのはあまりに恵まれた。流れも前走のような感じになるだろうし、ダートで走っていた馬なので時計がかかる馬場の方が合っているだろう。藤田騎手が乗ってくれるのも好材料だし、芝ではまだまだ底を見せていない。あまりに条件が揃ったといえるだけにやっぱりここはこれ以上は評価を落とせなかった。ただ、ハンデ52kgということはハンデキャッパーはその程度の能力だと思っているのだろうから、そんなに強い馬でない可能性もあるだろう。
  • 5番手△トラストファイヤー
    中山記念2着の実績がありながらハンデは56kgというのだからここで勝たないでどうするという感じだろう。今までの私なら迷わずこの馬に◎本命を打っていたろうし、今でもこの馬が勝ってしまう確率が最も高いのだろうな、とは思っている。しかし、中山記念は開幕週のパンパンの馬場だったのがこの馬には良かったのではないか。であれば、多少時計がかかる今週の馬場では力を発揮できないのではないか。人気を背負うことで早めに仕掛けざる得なくなるような気もするし、距離が1600mに短縮されるのもどうだろうか。人気ほど信用はできないと思うこととし、敢えてここまで評価を下げてみた。
  • 6番手△トレジャー
    先ほどから馬場のことを言っているが、この馬も切れ味があまりないタイプなので、時計がかかる馬場の方が合っているといえ、そういう意味でザカリヤとどちらを評価するかけっこう悩んだ。でも、休み明けということと、こちらの方が若干人気になっているということを考慮して、この馬の評価の方を下げてしまった。ただ、多くのオープン馬を抱える藤沢厩舎では、一叩きのためにレースを捨てるなんて無駄なことはできないはずで、初戦から勝ちを意識して使ってきてると思われるだけに、この馬が好走してしまうような気はしている。
  • 7番手△ジェミードレス
    中山マイルを大得意としている馬だけに、これだけ条件が揃ったレースはないといえる。前走の東風Sはスローの展開に泣いたが、今回はそれなりに流れが速くなるだろうからこの馬の持ち味を発揮できるはずである。ただ、オープンに入ってからは中途半端な結果が続いているのが少し気になった。どんな展開でも好走で終わるというタイプではないかと思えてならない。それでけっこう人気になっていることも考慮すると、あまり高く評価したくないという気持ちが強くなってしまった。かなり恐い存在だとは思っているが、今回も連対までは届かないのではないか。
  • 8番手△ダイワルージュ
    キャピタルS2着の内容が良かっただけに、ここで連対しても何の不思議もない馬である。近走の内容がもう一つなだけにあまり大きなことは言えないが、このメンバーなら十分に勝負になるはずだ。
  • 9番手△ダンツキャスト
    1200mでしか実績のない馬なのでマイル戦に大きな不安を抱える馬であるが、前走のように差す競馬ができるのであれば、マイルでも前走のような末脚を見せてくれるかもしれないと思ってしまった。
  • 人気薄から勝負する以上は広く流したい。絶対ないだろうという馬もいるが、数頭だけ買わないでその馬が来てしまったら悔いが残るので、どうせ100円だけなら全馬に流してしまう方がいいだろうということにした。
  • まあ、こんなところです。
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    G3ダービー卿CT
    トラストファイヤー
    (牡4・江田照56)
    買い H14中山記念2着、H13ラジオたんぱ賞優勝など。 前走の中山記念で2着したのは大きい。古馬別定G2で連対したのだからこの馬の実力は本物といえる。しかも時計も45秒台という凄いものだった。今回も同じ中山コースだし、距離も守備範囲といえる。ラジオたんぱ賞を勝っていることからも右回りが合っていると思われるし、このメンバー構成であれば楽勝もあり得るのではないか。斤量56kgも意外に背負わされなかったという印象がする。
    消し 前走の内容からも能力はそれなりに高いということは認めざる得ないとは思う。しかし、この馬は常にその能力を出し切れるタイプではないような感じもするだけに、意外に惨敗に終わりそうな気もしてしまう。中山記念、ラジオたんぱ賞といずれも1800mだったので、距離も微妙に短いかもしれない。何が起きるか分からないハンデ戦だけに、軽ハンデ馬にやられるということも考えられる。
    エイシンスペンサー
    (牡4・柴田善54)
    買い H13カシオペアS優勝、H13京都新聞杯2着など。 オープン特別を勝ち、別定G2で連対した実績を持っているのだからハンデ重賞で能力が通用しないわけがない。前走は休み明けだったし、スローの展開を最後方の競馬では惨敗も仕方ない。叩かれた上積みは見込めるし、ペースが速くなればチャンスはあるだろう。
    消し 休み明けとはいえ前走15着というのは負けすぎではないか。いつもは先行する馬が後方からの競馬だったのだからまだレース勘が戻ってきていないのかもしれない。叩かれて良くはなっているだろうが、一変まではいかないのではないだろうか。復調してきたとしても、どちらかというとワンペースタイプの馬と思われるので、決め手がもう一つで勝ちきれないレースが多いというのも気になる。
    ダンツキャスト
    (牡5・田中勝54)
    買い H14阪急杯2着、H13淀短距離S優勝など。 前走重賞で連対しているのは好感が持てる。勢いは感じる。 実績は短距離ばかりであるが、前走で差す競馬ができたということは、気性的に大人になってきたということだろうから、今ならマイルでも十分に走れる可能性はある。スピード能力は間違いないだけに、一発も十分に考えられる。
    消し 1200mでしか実績がないというのは大きな問題である。1400mでも3着すらしたことがないのだからマイルではやっぱり難しいのではないか。 本当は高松宮記念を使いたかったところ除外で仕方なくこちらに回ってきたわけだから、本当は1200mを走らせたいはずで、マイルでは期待はあっても自信があるわけではないだろう。
    フジノテンビー
    (牡4・村田54)
    買い H12デイリー杯優勝、H13ユニコーンS2着など。 2歳時に地方所属でありながらデイリー杯を快勝したことがあり、2〜3歳時にはけっこう注目を集めた馬であるだけに、潜在能力はけっこう高いと思っていい。前走は休み明けで惨敗に終わったが、得意の先行策では走れているだけに、叩かれたことで馬が一変していれば、得意の先行押し切りということも十分に考えられる。
    消し 前走の内容があまり良くない。いくら先行したとはいえスローの展開だったことを考えれば、もう少し踏ん張ってなければいけないはずだ。それを大きく離された殿負けでは、1度叩かれただけで復調してくるとは考えづらい。もう少し時間がかかると考えるのが一般的な判断であろう。
    ダイワルージュ
    (牝4・北村52)
    買い H12阪神3歳牝馬S2着、H13アネモネS優勝、H13キャピタルS2着など。 桜花賞でも3着しているように、昨年の3歳牝馬戦線では主役級の期待を背負い、それなりの結果を残してきた馬である。桜花賞、秋華賞では惨敗を喫しているので、この馬はマイルが合っているということなのだろう。古馬戦でもキャピタルS2着という実績があるのだから、ここで能力が足りないということはない。前走7着も1200m戦にしては頑張ってはいる。牝馬ではあるが斤量52kgは恵まれた方だろう。
    消し 3歳時の活躍はそれなりだったが、近走がいまいちである。ここ3戦7着9着7着と足踏み状態が続いているだけに、もう一つ調子が上がってきていないのかもしれない。前々走の走りからすると気性的にもムラがある感じもするし、安定度も感じられない。好走するときでも勝ちきれないレースが多いだけに、いろんな意味で中途半端は感じも否めない。
    トレジャー
    (牡4・岡部54)
    買い H13セントライト記念2着など。 母シンコウラヴリィという超良血馬であり、藤沢和調教師が以前から期待していた逸材である。これまでの実績はセントライト記念くらいであるが、能力が高いところは随所に見せてはいる。休み明けであるが、まだ4歳という若さからも大きく成長していることも期待され、今までとは違うところを見せてくれる可能性もある。切れる脚がないので流れが速いマイル戦の方が合っているという可能性もある。
    消し 切れる脚がなく決め手がいまいちというのがその大きな原因だと思われ、どうしても好走で終わってしまうようである。福島記念では気性的な弱さも見せてしまい、常に能力を出し切るというタイプでもないだけに、安定度という点でもそんなには信用できない。まして、今回は休み明けとなるだけに、いきなり結果を出せるかどうか。
    グラスワールド
    (牡6・藤田52)
    買い 前走準オープンを勝ち勢いに乗っている。そのときはハンデ54kgに恵まれたのは確かだろうが、ハイペースを離れた4番手で追走し、きっちり捕まえるという強い内容だっただけに、実力は本物という評価が正しいかもしれない。しかもこれが初めての芝だったわけだから、芝ではとんでもない大物という可能性もあり得る。それでハンデ52kgというのは恵まれた。
    消し 芝では1戦しかしていないのだから何とも言えない部分が多すぎる。準オープンのしかもハンデ戦で勝っただけなのだから、重賞で通用するかどうかは分からないとしか言いようがないし、重賞の壁は厚かったということも十分にあり得る。ハンデキャッパーが52kgとしたのだから前走の内容もそれほどでもなかったと見ているのかもしれない。
    ジェミードレス
    (牝5・菊沢徳53)
    買い 前走の東風Sでは4着に敗れたが、スローの先行有利の展開で後方から上がり34.1という切れ味で0.2秒差まで詰めてきたのだから内容としては最も強かったといえる。府中牝馬S5着、京都牝馬S6着など重賞でもそこそこの走りをしており、重賞で能力が足りないということはない。今回は流れが速くなりそうなので展開は合いそうだし、中山マイルがベストの条件と思われるだけに、チャンスは大きいということになる。
    消し 重賞オープンだとなぜか好走で終わってしまうというのがこの馬の特徴である。大きくは負けていないのだから能力はあるとは思うのだが、どうしても勝ちきれないというか、強さが感じられないというか、もう一つ何かが足りないという印象が強い。こういうタイプはどんな展開になっても好走で終わるケースが多いものである。前々走牝馬限定戦で掲示板に載れなかったことからすると、牡馬混合重賞ではさらに厳しい戦いになるのではないか。
    ザカリヤ
    (牡6・ドイル55)
    買い H11NHKマイルC2着、H11NZT4歳S優勝、H13吾妻小富士オープン2着など。 3歳時にG1で連対していることを忘れてはいけない。G1実績があるのだからG3で連対しても何の不思議もないということになる。 3歳秋からはスランプに陥っていたが、昨年の夏頃からようやく復調の兆しを見せてきて、前走の東風Sでは3着に頑張った。勢いは感じるし、今回も同じ中山マイル戦となれば久々の重賞制覇があってもおかしくはない。
    消し 3歳時に勝ってから2年以上も勝っていないというのはやはり問題である。 復調してきたのは認めるが、勝馬には決定的な負け方をしており、内容としてはそれほど評価できるものではない。 前走3着もどちらかというとスローの展開に恵まれた感じも否めず、逃げた馬を差せなかったあたりがこの馬の決め手のなさを象徴しているようである。オープン特別で3着なのだから重賞で巻き返すのは厳しいという考え方もできるし、ハンデも恵まれたとはいえない。
    コンタクト
    (牡6・蛯名54)
    買い H13ファイナルS2着など。 オープン特別で連対した実績はあるし、京都金杯でも5着に頑張っている馬だけに、ここで能力が足りないということはない。一瞬の切れ味で勝負するタイプなので、中山マイルは合うのではないか。前走の東風Sは7着に敗れたが、休み明けのせいか掛かってしまいこの馬らしさが出せなかった。叩かれた上積みをを見込め、鞍上も蛯名に強化されたとなれば巻き返しは可能なはずだ。
    消し ファイナルS2着、京都金杯5着という実績は悪くはないが、いかにも中途半端という印象が強い。切れる脚が信条といっても、展開が向いても好走で終わってしまうように、勝ちきれるほどの決め手ではないという感じもする。前走オープン特別で7着に負けているのも事実だし、ハンデ戦とはいえ重賞で巻き返せるものか。
    ミデオンビット
    (牡5・吉田55)
    買い 準オープンの初富士Sを快勝してオープン入りを果たした。このときはハイペースで逃げてそのまま押し切っているように、自分で競馬が作れるのは強みであり、今回も自分のペースで逃げてそのまま押し切るということも十分に考えられる。同型がいないのも好材料で、他を引き離しての逃げが期待でき、馬も気分よく走ることができるのではないか。準オープンを勝ったばかりでハンデ55kgというのもハンデキャッパーがその能力を認めたという証しといえ、もっと上を目指せる逸材という可能性もある。
    消し 準オープンでは強い競馬をしていたが、オープンはラジオたんぱ賞で大きく離された4着があるもののほとんど未知数といっていい。オープンで通用しないということも十分にあり得るということである。それでハンデ55kgというのは背負わされたという印象が強いし、これまでの実績からは休み明けはあまり得意ではないように思う。速いペースで逃げるというのは諸刃の剣みたいなところがあり、うまくいった時は強く見えるが、ちょっとでもペースを間違えると惨敗となるリスクをはらむものである。
    エイシンルバーン
    (牡6・中館55)
    買い H12都大路S優勝、H12ポートアイランドS優勝。 一昨年の安田記念で6着したこともある馬なのだから能力は十分に通用すると思われる。 オープン特別2勝もマイル戦だったし、マイラーズC3着という実績もあるのだから、距離はベストだろう。暖かくなると調子を上げてくるタイプでもあるので、前走よりは調子を上げている可能性もある。
    消し オープン特別を2勝しているが、重賞ではマイラーズC3着が最高で実は連対したことがない。安田記念6着もそうだが、どんな時でも大崩れしない堅実なタイプという感じが強い。戦法もオーソドックスで逃げるわけでも追い込むわけでもないので、一発に期待できるというタイプでもない。そういう馬が近走は好走すらできずに終わっているわけだから年齢的にピークは過ぎたと考えるのが妥当なのかもしれない。
    グロリアスドータ
    (牝7・鈴来50)
    買い 昨春は七夕賞を勝ったゲイリートマホークの2着するなど準オープンではけっこう強い競馬を見せていた。続く安達太良Sも完勝してオープン入りを果たした。その後骨折してしまったが、今年2月に復帰。さすがに9着13着と惨敗に終わったが、叩かれた上積みは見込めるはずで、2度叩かれて馬が変わってきていれば、ハンデ50kgを利して好走してしまうということもありそうだ。
    消し 休み明けから2戦し9着13着という着順もそうだが、3.2秒差、2.9秒差というのはあまりに離されすぎである。これがこの馬の能力とは思わないが、復調するまでにはまだまだ時間がかかるのではないか。ましてオープンで好走した実績もないのだから、重賞で能力が足りるかどうかすら疑問である。ハンデ50kgといっても牝馬だから実質52kgとなる。そんなに恵まれたという感じはしない。
    シルクプリマドンナ
    (牝5・勝浦54)
    買い H12オークス優勝、H12桜花賞3着など。 クラシックを勝っている実績を忘れてはいけない。桜花賞でも3着しているし、エリザベス女王杯でも5着しているのだから、牝馬としては最上級に属することになる。前走は14着に負けているが、1年以上の休み明けを考えれば仕方ない。G1実績を考えてもこれが能力のわけはなく、叩かれたことで馬が大きく変われば、巻き返しがあっても不思議はない。
    消し 休み明けとはいえ前走14着というのは負けすぎではないか。いくらG1馬とはいえ1度叩かれただけで一変というのは難しい感じがする。休養が長かっただけに、まだまだ時間がかかると考える方が一般的だろう。桜花賞の実績はあるが、血統的にはもう少し長い距離の方がいいタイプのような感じもするし、実績も牝馬限定戦ばかりで、牡馬混合戦での実績があるわけでもない。G1馬というほど能力は高くない可能性もある。牝馬の54kgはやっぱり重い方だろう。
    スティーマー
    (牡4・上村54)
    買い H13マーガレットS優勝、H13菩提樹S2着など。 3歳春にオープンで活躍し将来が期待された馬である。昨秋はこの馬らしさが見られず惨敗に終わったが、あれがこの馬の実力とは考えられない。4歳という若さからもまだまだ底を見せたとは言えないし、秘めた能力をまだ見せきっていない可能性も高い。前走13着も休み明けなら仕方ない面もあった。叩かれた上積みは見込めるし、距離延長が意外にプラスに出ることもあるかもしれない。
    消し 3歳春に活躍したといっても重賞では3着すらできずに終わっている。この程度の実績では大きな事を言えるはずもなく、昨秋の古馬戦線の惨敗も実力不足という評価が正しいのかもしれない。前走も休み明けとはいえ13着は負けすぎだろう。昨秋から大きく変わっていないのではないか。まして今回は実績のないマイル戦である。一般的には大きな不安ということになるだろう。
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