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菊花賞の反省

菊花賞の結果
1 1-02ヒシミラクル 角田 3.05.9--- 460kg+4 10人気
2 4-07ファストタテヤマ 安田 3.05.9ハナ 448kg+10 16人気
3 7-14メガスターダム 松永 3.06.01/2 498kg+2 3人気
単勝3,660円 枠連8,390円
複勝880円 2,250円 330円 馬連96,070円
ワイド20,170円 3,680円 12,170円
馬単182,540円 三連複344,630円
予想と見解 好材料と不安材料
菊花賞の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただきます。
  • まさかこんな凄い結果になるとは、驚きを隠せない。恐いのは真剣にノーリーズンだけだと思っていたので、スタート直後に落馬した時は、少なくても馬券はもらったと思ってしまった。しかし、それはあまりに甘すぎた。未知数の距離のレースというのは時としてこういう結果になるものだから仕方ないと言えば仕方ないが、いつかはこういう馬券を的中させたいものである。
  • それにしてもデータ作戦をとると、こう簡単に敗られてしまうのだから困ったものである。これだからデータ作戦はできるだけ取りたくないのだが、今回のような混戦レースではどうしても頼らざる得ないというのもある。でもまあ、今回の2頭も2200mを勝っている馬だったので少なくても2200m以上の実績が必要というデータは守られた。来年はこのファクターを重視していきたいと思う。なお、結果論の無理矢理のこじつけではあるが、ヒシミラクルの神戸新聞杯6着は2000mだから6着止まりだったわけで、2200m戦なら4着していたかもしれないということで、今後は神戸新聞杯なら前走6着までなら守備範囲と考えた方が良さそうだ。もちろん2200m以上での勝ち星は必須ということになる。また、2月以上の休み明けでも札幌記念からの参戦ならオッケーと考えるべきだろう。もちろん2月以上間隔が開く場合は立て直しが可能ということで着順は問わないということになる。ただ、京都の重賞2勝という実績も大きいし、ファストタテヤマは例外中の例外と基本的には考えるべきかもしれない。
  • 私の本命◎ダンツシェイクは8着に終わったが、河内騎手がちょっと大事に乗りすぎた感じがする。もう少し積極的に乗ってくれれば結果が違っていたのではないかと思ってしまう。とはいえ、あれだけ後ろの位置にいたということは、馬の気性がまだ子供のとことがあるということなのだろう。ちょっと前に行こうと思っただけなのに、ガーっと行ってしまったらそれで終わるし、気性的に3000mは距離が長かったのかもしれない。
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    参考
    G1菊花賞の予想
    結論
     ◎ダンツシェイク
      ○アドマイヤマックス
      ▲メガスターダム
      △バランスオブゲーム
       △ノーリーズン
       △ヤマノブリザード
       △マイネルアムンゼン
       △ダイタクフラッグ
       △タイガーカフェ
       △総流し

     買い目(馬連) 計7,000円
      BOX--8-14-18(各1,000円)
      軸8--6,10,16(各500円)
      軸16--14,18(各500円)
      軸8--4,11,17(各200円)
      軸8--1,2,3,5,7,9,12,13,15(各100円)

    にへいの見解
  • いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
  • 今回はデータ作戦をとってみた。と言ってもそんなに難しく考えたわけではない。過去10年の連対馬より導き出された大きなポイントは次の3点である。
     1 2200m以上で連対経験があること
     2 前走4着以内であること
     3 1月以内にレースを使っていること
    1つづつ説明すると、
    1の条件をクリアしていた馬は20頭中17頭。残り3頭のうちダービー3着が2頭、京都新聞杯3着が1頭とレベルの高い2200m以上の重賞で3着が最低ラインとなる。
    2の条件をクリアしていた馬は20頭中19頭。残り1頭は京都新聞杯6着で青葉賞1着。2200mの重賞で6着以内もしくは2200m以上の重賞勝ちを守備範囲とするかどうかがポイントとなる。
    3の条件をクリアしていた馬は20頭中20頭。昨年のジャングルポケットが札幌記念からの参戦で4着に負けている。
    今回のメンバーでこの条件を完全にクリアしているのは、次の5頭である。
     バランスオブゲーム(セントライト記念1着)
     アドマイヤマックス(セントライト記念2着)
     マイネルアムンゼン(セントライト記念3着)
     メガスターダム(神戸新聞杯4着)
     ダンツシェイク(大原S2着)
    この中から当然に◎本命を選んだし、これらの馬を中心に馬券を買うことにした。しかし、データというのは簡単に破られるものであり、このデータにこだわりすぎて高配当を逃してしまうということもあるものである。中心は上5頭だとしてもヒモは広く買ってみたい。
  • 本命◎ダンツシェイク
    上の5頭の中からこの馬を選択した。古馬1000万の2600mを勝っているのでスタミナは距離は問題ない。前走も準オープンとはいえ、かなり強いメンバーを相手に上がり33.7という決め手で2着していることで、3歳限定戦ならG1でも上位争いと踏んだ。もちろん、上がりだけの競馬にも対応できるというのも心強い。そしてさらに長距離を得意とする名手河内騎手の存在も大きい。重賞実績がないこと、中1週という厳しいローテであること、苦しい条件があるのも確かではあるが、配当的な魅力も考えて私はこの馬から勝負することにした。
  • 対抗○アドマイヤマックス
    本当はこの馬から勝負しようとも考えたが、予想が守りに入っているというように感じたので評価を1つ落とした。そうは言っても上の5頭から選ぶならやっぱりこの馬が最も信用できる感じはする。東京スポーツ杯1着、ラジオたんぱ杯3着そしてセントライト記念2着という重賞実績はかなりのものだし、掛からない気性にラストの決め手と最もマイナス点が少ないと私には感じる。ただ、セントライト記念、ラジオたんぱ杯とそうだったように、最後の決め手ももう一つ甘さも感じられるのが気になった。父サンデーサイレンス×母父ノーザンテーストはG1を勝てないというジンクスもちょっと気になった。守りに入るならこの馬からなのだろうけど、今回は思いきって攻撃的に勝負することにしたのだから、この馬からの勝負が正解だったとしても悔いはない。
  • 3番手▲メガスターダム
    ダービー4着であるが、1〜3着馬が出走していないのだから当然に注目しなければいけない存在である。プリンシバルSで上がり33.7という決め手で差し切っているのだから、上がりだけの競馬にも十分に対応できる。ただ、前走神戸新聞杯4着は不利があったにしろ物足りない感じもしたし、父ニホンピロウイナーという血統もやはり気になる。皐月賞、ダービーとも馬券圏内に入れなかったのも事実だし、今回も掲示板までということもあるだろう。
  • 4番手△バランスオブゲーム
    セントライト記念を勝ったことで基本条件はすべてクリアしたことになる。上の5頭で唯一前走勝っているという勢いも評価できるし、データ的には最も勝ちに近い存在といえるんのではないか。とはいえ、皐月賞、ダービーとも掲示板すら確保できなかった実績がかなり気になる。TRでは強いが、本番ではダメなタイプっているもので、その典型的なパターンという感じがする。春は気性に問題を抱えていた馬なので3000mという距離も疑問となるし、このくらいの評価にとどめた。
  • 5番手△ノーリーズン
    神戸新聞杯2着に負けたもののシンボリクリスエスの天皇賞挑戦で実質TR勝ちに等しい評価が必要だし、何と言っても皐月賞勝ちという大きな勲章がある。それで鞍上武豊なのだからこの馬が1人気になるのは当然のことといえる。にもかかわらずこの馬の評価をここまで下げたのは、もちろん2200m以上の実績がないからである。過去の傾向にこだわるのであれば、2200m以上で連対経験がないのは即消しということになるのだが、菊花賞が2週間早まり、TRが2000mの神戸新聞杯になったことで2200m以上というファクターもどこまで信用していいか分からない。神戸新聞杯をスッテプにした馬はこの条件を緩和してもいいという考え方もできる。また、この馬はダービーで骨折しているのが不運だった。もし骨折してなければ3着以内に来ていたかもしれないことも考えると、ここではあまり軽視しない方がいいと思われる。でも、条件を満たしていないことも事実だし、人気を考えると押さえくらいの評価が妥当だろうという判断をした。
  • 6番手△ヤマノブリザード
    セントライト記念4着ということで前走4着という条件は何とかクリアしたが、2200m以上の連対経験がないのがマイナスということになる。ただ、青葉賞3着は2200m以上連対と同等の評価をしてもいいのでは?という考え方もでき、けっこう微妙なラインかもしれないと考えた。セントライト記念はスローの展開にもかかわらず直線だけで追い込んだ内容は高く評価していいと思うし、一発あっても不思議ないと思う。
  • 7番手△マイネルアムンゼン
    セントライト記念で3着に頑張ったものの、力の差を見せつけられたという内容だったと思うので逆転は難しいと思うし、決め手勝負の京都コースも疑問である。でも、条件をすべて満たすことも考えるとあまり軽視もできなし、念のため押さえることにした。
  • 8番手△ダイタクフラッグ
    昨年の2着馬マイネルデスポットの前走であるが、1000万で3着だったことからすると、前走4着という条件をクリアしたとは言い難いと私は思う。重賞で5着がダメで1000万で3着ならオッケーというのは常識的には無理がある。では、なぜデスポットが好走したかと言われれば、やっぱり単騎逃げという展開に恵まれたからだろう。であれば、念のため逃げ馬は押さえとく必要があると思ってしまった。
  • 9番手△タイガーカフェ
    前走着順、距離実績ともクリアしていない馬なのでかなり苦戦するとは思っているが、皐月賞2着というG1連対実績があるということで例外的存在という考え方もできるということで押さえとく。
  • せっかくダンツシェイクから流すのだから少しでも気になる馬は全部押さえておこうとチェックしていったら消しは3頭くらいだけだった。これでもしこの3頭の中から好走されると嫌だなということで全部押さえることにしてしまった。
  • まあ、こんなところです。
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    G1菊花賞

    ノーリーズン
    (牡3・武豊57)
    買い 皐月賞優勝、神戸新聞杯2着。すでにクラシックを勝っている実績は当然に評価しなければいけない。内容も58秒台という時計で2着に0.3秒差も離したのだから力が違ったという評価が妥当であろう。ダービーでは左回りと骨折があって敗れたが、骨折明けの神戸新聞杯で2着とまずまずのスタートを切った。勝ったシンボリクリスエスが天皇賞挑戦ということで出走しないのだから、実質的にはこの馬がTRを勝ったようなものである。3着馬に0.3秒差という内容から他には完勝という内容だっただけに、ダービー馬タニノギムレットもいないこのメンバー構成であれば、負けられないというのが陣営の本音だろう。鞍上も武豊を確保し確勝を期してレースに臨む。
    消し 3000mという初めての距離となる以上、適性があるかどうかは走らせてみないと分からないことになる。母父がミスタープロテクターということで血統的にどうかという不安があるし、菊花賞特有のスローの流れと上がりだけの競馬に対応できるかも分からない。皐月賞、神戸新聞杯とも上がり35秒台だったことからすると、上がり33秒台が要求される瞬発力勝負は合わないということも十分に考えられる。若葉Sで7着に負けていることで大物感がいまいちで2冠の器かどうか疑問である。
    ナムラサンクス
    (牡3・橋本美57)
    買い 神戸新聞杯3着。TRで堅実な走りを見せて権利をゲットした。3着に敗れたもののG1実績馬が揃ったなかなかのメンバー構成だっただけに価値ある3着といえると思う。シンボリクリスエス、ノーリーズンには完敗という内容だったが、シンボリクリスエスが出走しないということは、本番ではノーリーズンの2着ということも考えられるわけで、馬券圏内なら十分にチャンスはありそうだ。なかなか堅実な末脚を持っている馬だし大崩れは考えづらい。未知なる距離で相手が自滅することもあるわけで、自分の競馬さえしていれば台頭できるかも。
    消し 神戸新聞杯3着はこの馬にしては頑張ったとは思うが、夏場使われていたアドバンテージが大きかったと思う。ノーリーズンには完敗という内容だったし、4着馬には僅差の勝負だったことからすると、一叩きされた有力馬に巻き返される可能性が高いのではないか。どちらかというと堅実な脚を使うタイプなので、瞬発力勝負の上がりだけの競馬だと苦しい感じもするし、サクラチトセオー産駒という血統から長距離は合っていないという感じもする。
    バランスオブゲーム
    (牡3・田中勝57)
    買い セントライト記念優勝、弥生賞優勝、新潟2歳S優勝。 TRのセントライト記念を完勝した実績は高く評価しなければいけない。スローの展開を好位で折り合い直線で突き放すという内容もパーフェクトと言っていい。春は気性的な問題で皐月賞、ダービーと惜敗に終わっていたが、セントライト記念で気性の成長を証明し、馬体にも力強さが増した今であれば、当然に勝ち負けということになるであろう。ダービー1〜3着馬が出走しないというのもこの馬には恵まれた。本番も上がりだけの競馬になることが予想されるが、セントライト記念、弥生賞ともそういう展開で勝っており問題はない。
    消し 皐月賞、ダービーとも掲示板にも載れなかった馬である。夏に成長したといってもそんなに大きく変わるものであろうか。弥生賞を勝っていることからすると典型的なTR馬という印象も強く、本番ではまた負けるということになりそうで恐い。G1での走りを見る限りではもう一つ切れる脚がなくパンチ不足という感じだっただけに上がり33秒台という瞬発力勝負になると苦しくなるのではないか。どちらかというとテンションが高くなるタイプなので距離3000mをこなせるのかという疑問もある。
    アドマイヤマックス
    (牡3・後藤57)
    買い セントライト記念2着、京王杯2歳S優勝。 京王杯2歳Sでは後にダービーで3着するマチカネアカツキに2馬身半という差をつけて勝っており、その能力の高さを見せている。続くラジオたんぱ杯では3着に負けたが、スローの展開でメガスターダムとマチカネアカツキが相手だったことからすれば僅差3着まで追い込んだだけでも評価していいと思う。 前走のセントライト記念では2着に敗れたが、直線で行き場を失った感じもあり仕掛けが遅れたのが敗因で力負けではない。故障明けだったことも踏まえれば上出来の内容だったといえる。叩かれた上積みは当然に大きいだろうし、気性の素直なタイプなので長距離も問題はない。瞬発力勝負も望むところで、ここは大きなチャンスといえる。
    消し 京王杯2歳Sは確かに強かったが、しょせん2歳時の実績であり、それを裏付けに今回も好走できると判断するのはちょっと無理がある。現にラジオたんぱ杯で3着、セントライト記念で2着に敗れており、抜けて強いというほどの実力を持っているとはとても思えないだけに、勝つにしろいろんな要素がこの馬の味方とならないと苦しいだろう。ラジオたんぱ杯、セントライト記念ともスローの展開で負けているだけに、瞬発力勝負には意外に弱いという考え方もできるし、根本的にG1の器ではないのかもしれない。
    マイネルアムンゼン
    (牡3・嘉藤57)
    買い 前哨戦のセントライト記念で3着したのは大きい。休み明けであれだけ走れば上出来といえ、勢いは非常に感じられる。春は山吹賞でシンボリクリスエスの2着、新緑賞では3馬身半差の圧勝という走りを見せており、それなりに非凡なところを見せていた。その能力をセントライト記念で証明したといえる。2200m以上のレースを中心に使われているのでスタミナには絶対の自信を持っており、3000mに距離延長するのは大きなプラスとなるだろう。新潟のスピード馬場で結果を出したのだから京都コースもこなせるだろう。
    消し セントライト記念で3着したのは悪くはないが、スローの展開で先行して後ろの馬に差されたという内容には不満が残る。先着を許した2頭には力の違いを見せつけられたということになるわけで、逆転はかなり難しいのではないか。距離延長も菊花賞は上がり33秒台の勝負になる傾向があり、切れる脚を持っているタイプではないだけに展開としても苦しそうだ。メンバーもさらに強くなるわけだし、TRより着順を上げるというのはかなり苦しいかもしれない。
    メガスターダム
    (牡3・松永57)
    買い プリンシバルS優勝、ラジオたんぱ杯優勝。 ダービーではなかなか決め手を見せて4着に食い込んだ。ダービー1〜3着馬が出走しないということはこの馬がダービー最先着馬ということになり大きなチャンスが訪れたことになる。ダービーの内容から距離は問題ないだろうし、プリンシバルSでなかなかの切れ味を見せて勝っているので決め手も十分である。前走4着も大きな不利を受けてのものだし、休み明けだったことを考えれば合格点といえる。一叩きされた上積みも当然に見込めるし、すべての要素においてマイナスが少ないといえる。
    消し 皐月賞5着、ダービー4着というのは悪くはないが、連対できなかったというのも事実であり、G1好走レベルという印象が非常に強い。前走も不利を受けたとはいえノーリーズンには完敗という内容だったと思うし、少なくても抜けて強いという馬ではない。プリンシバルSは勝っているものの、3歳になってからの重賞では3着すら確保できないでいることからするとどんなレースでも好走で終わるタイプなのかもしれない。さらに、父が名スプリンターのニホンピロウイナーということで距離をこなせるかが大きな不安となる。
    ローエングリン
    (牡3・岡部57)
    買い 宝塚記念3着、若草S優勝、駒草賞優勝。 古馬G1で3着という実績はかなり凄い。3歳7月の時点で古馬と互角に立ち回ったのだから能力はかなり高いということになる。前走惨敗しているように気性的な問題があるのは確かだが、潜在能力が高いということは間違いない。血統的には距離に壁があるとは思えないし、3000mなら2000mよりも自分のペースで走ることができるし、かえって気分よく走れるのではないか。昨年も逃げたマイネルデスポットが2着に残っているし、大きく引き離して逃げるようだとしぶとく粘りそうだ。
    消し 前走の神戸新聞杯で14着に負けているというのはかなり痛い。勢いという点では当然に割引ということになるし、調整不足を露呈した形となり中3週で立て直すのはかなり難しいのではないか。気性の難しい馬で自分の競馬ができなければ自滅するタイプで、3000mという長い距離には不安が残る。ダイタクフラッグがハナ宣言しているだけに、兼ね合いも難しくなる。
    タイガーカフェ
    (牡3・蛯名57)
    買い 皐月賞2着、ホープフルS優勝。 クラシックで連対している実績は高く評価しなければいけない。 内容も先行してしぶとく粘るというものでスタミナはそれなりにあると思っていいだろう。 長くいい脚を使えるので京都の外回りコースも合っているのではないか。 休み明け初戦は惨敗に終わったが、一叩きされて一変することも期待できる。 G1で2着と能力の高さは見せているのだから巻き返しがあっても不思議はない。
    消し まずは前走の神戸新聞杯で惨敗に終わっているのが痛い。いくら休み明け初戦とはいえあまりに負けすぎである。ここからの巻き返しはかなり厳しいというのが常識的な考えだろう。ダービーで10着に負けていることから距離延長も疑問だし、皐月賞2着も有力馬がかなり外を回っていたという展開の助けもあったと思うので、もともとG1の器ではないのかもしれない。そんなに切れる脚質でもないと思われるので、菊花賞特有の上がりだけの競馬になるとさらに苦しくなりそうだ。
    レニングラード
    (牡3・池添57)
    買い ラジオたんぱ賞2着。 前走の神戸新聞杯は降着にはなったが、ノーリーズンに0.4秒差の4着に入線しているのだから能力差はそれほどないと考えるべきだろう。重賞で連対した実績もあるし、実績としてはチャンスは十分といえる。距離も父トニービン母父ノーザンテーストであれば問題はないだろう。一叩きされた上積みは当然に見込めるだろうし、前走以外は3着を外したことがないという安定度も魅力といえる。春のクラシックに出走していないことで未知の部分も多く、大一番でその潜在能力を見せつけるかもしれない。
    消し 前走の神戸新聞杯で4着入線しているが、降着がなかったにしても馬券圏内には入っていないわけで底を見せてしまったという考え方もできる。ノーリーズンと0.4秒差というのは決定的な差ともいえるし、内容的にも物足りないものだった。距離も2000mまでしか経験しておらず3000mという距離でどうかは分からない。そんなに切れる脚があるわけでもなさそうなので、上がりだけの競馬になると苦しい感じもするし、いろんな意味で中途半端な印象を受ける。
    ヤマノブリザード
    (牡3・柴田善57)
    買い 札幌2歳S優勝、朝日杯FS2着。 2歳時のものであるが、G1で連対したという実績は高く評価しなければいけない。潜在能力はかなり高いと考えるべきである。春のクラシック戦線はいまいちの結果だったが、馬が走りに集中してなかったのが原因らしい。秋初戦のセントライト記念は4着に敗れたもののスローの展開を直線だけで追い込んできたのだから内容としては悪くはない。ブリンカー効果もあって、この馬らしいがむしゃらな走りが戻ってきたといえそうだ。一叩きされた上積みは当然に見込めるし、決め手もしっかりしている。巻き返しがあっても不思議ないポジションにいるのは間違いない。
    消し 2歳時にはそれなりの活躍をしたのに、クラシックシーズンで結果を出せない馬というのは少なからずいるものである。いわゆる早熟馬だったということであるが、春の内容からするとそんな感じがしてしまう。前走のセントライト記念で4着というのも中途半端という感じがするし、もう一つ強さが伝わってこない。展開が合わなかったにしろ展開に左右されるということを露呈したことになるし、菊花賞もスローからの上がりだけの競馬になることが多いので、同じように追い込むも掲示板までということになりそうだ。
    ファストタテヤマ
    (牡3・安田57)
    買い 京都新聞杯優勝、デイリー杯2歳S優勝など。 成績は安定していないが、時々ものすごい追い込みを決めるのがこの馬の個性である。 京都新聞杯でも大外から一気に差してきており、一発屋としての本領を発揮した。 2200mの重賞を勝っているというのもここでは大きなアドバンテージといえるし、重賞2勝はいずれも京都コースということも忘れてはいけない。得意の京都コースで決め手勝負となれば、意外にチャンスは大きいのではないか。
    消し 朝日杯FS13着、皐月賞15着、ダービー15着とG1は3戦とも惨敗に終わっている。 展開もあったかもしれないが、結局のところG1の器ではないということなのだろう。 この馬が好走した時のレースレベルもそんなに高かったとも思えないだけに、相手が弱かったから追い込めたというのが妥当なところではないか。休み明け初戦の札幌記念も古馬相手とはいえ惨敗に終わっているし、大きく成長したということもなさそうだ。いくら一発タイプといってもこの大舞台で爆発というのはかなり難しいと考えるのが常識的だろう。
    アドマイヤドン
    (牡3・藤田57)
    買い 朝日杯FS優勝。このときは中団から早め早めの競馬をして見事に抜け出しており、かなり強い内容だった。この時点で藤田騎手が「三冠も夢ではない」と言ったのが印象的だった。春のクラシック戦線は調整不足のためかもう一つの結果に終わってしまったが、あれがこの馬の実力の限界とは考えづらい。前走札幌記念で4着に敗れはしたが、古馬相手だったことを踏まえれば上出来の結果ともいえ、復調気配を非常に感じる。3歳限定に戻れば再び強いところを見せてくれるのではないか。大一番での復活も十分にあり得る。
    消し 皐月賞7着、ダービー6着、札幌記念4着という実績をどう考えるかであるが、すべて中途半端というかもう一つ強さが伝わってこないというのが正直なところである。大きく負けているわけでないから一概に否定もできないが、距離が微妙に長いということではないか。実際2000m以上での連対経験がないというのも事実である。札幌記念からというローテーションもちょっと間隔が開きすぎという感じがする。昨年のジャングルポケットも敗れているし、3000mという距離を考えると間隔が開くのは大きなマイナスと考えるべきだと思う。
    バンブーユベントス
    (牡3・幸57)
    買い 青葉賞2着。 ダービーTRで2着した実績はそれなりに評価しないといけないだろう。 スローの展開で上がりだけの勝負になったにもかかわらず後方から2着まで来たのだからかなりの末脚ということになる。菊花賞特有の上がりだけの競馬にも十分対応できそうだ。 青葉賞で好走したのだからスタミナはありそうで距離は問題ないだろう。 前走惨敗も一叩きされて一変するということもあり得る。
    消し 前哨戦のセントライト記念で12着に負けているのがあまりに痛い。 能力を出し切ったわけではないだろうが、何らかの敗因があるはずでそれを1月以内で克服するのはあまりに厳しいのではないか。まして、その敗因が気性であれば、折り合いが重要となる3000mでは大きなマイナスと言わざる得ない。実際、ダービーも12着に惨敗していることからするとG1で好走できる器ではないということかもしれない。
    ダイタクフラッグ
    (牡3・太宰57)
    買い 毎日杯2着。 皐月賞で4着した実績がありG1でも通用するだけの能力は持っているといえる。このときは先行してかなり粘っていただけにスタミナはかなりありそうだ。有力馬が後ろで牽制し合うようだと前残りということも考えられるわけで、ペース次第ではこの馬にもチャンスはありそうだ。
    消し まずは前走の神戸新聞杯で惨敗に終わっているのが痛い。いくら休み明け初戦とはいえあまりに負けすぎである。ここからの巻き返しはかなり厳しいというのが常識的な考えだろう。ダービーも13着に負けているし、皐月賞だって結局は馬券圏内を外している。ちょっとG1の器があるとは思えない。そんなに切れる脚質でもないと思われるので、菊花賞特有の上がりだけの競馬になるとさらに苦しくなりそうだ。
    キーボランチ
    (牡3・熊沢57)
    買い 京都新聞杯2着。 重賞連対という実績があるのはそれなりに評価しないといけない。京都コースの重賞で結果を出したのだからコース適性もありそうだ。2400mで勝っている実績があるのでスタミナにも自信があるタイプと思われる。前走の神戸新聞杯では惨敗に終わっているが、一叩きされて一変するということもあり得る。ほとんどの馬が未知の距離となることも考えれば、ノーチャンスではないだろう。
    消し 実績が京都新聞杯2着だけというのはちょっと寂しい。京都新聞杯を勝ったファストタテヤマはG1では相手にしてもらえていないことも考えると、この馬もG1では通用しないと考えるのが一般的だろう。前走の神戸新聞杯も惨敗に終わっていることで底を見せてしまったといえるし、休み明けで力を出せなかったにしろ中3週で立て直せるとは思えないい。これといったアピール材料もないし、苦しいレースが予想される。
    ダンツシェイク
    (牡3・河内57)
    買い 2600m戦で勝っているのでスタミナは心配ない。 前走準オープンで2着に敗れたとはいえ、上がり33.7という切れ味を見せておりスピードもなかなかである。休み明けから3戦とも内容としては悪くなかっただけに、春よりは大きく成長したといえるだろう。重賞実績はないが、準オープンの古馬相手に好走していれば、3歳限定戦なら十分という考え方もできるし、まったく通用しないということはないだろう。混戦模様の長距離戦であれば何が起きるか分からない。
    消し 前走準オープンで負けているのはどうか。有馬記念やJCで3歳馬が勝つ時代なのだから古馬相手でもオープン勝ちできるくらいでないと菊花賞で好走することは難しいと考えるのが常識的ではないか。実際、春に若草Sと青葉賞で惨敗に終わっており、重賞の器ではない可能性がある。せっかくの出走も力の違いを見せつけられて終わるかもしれない。中1週のローテーションもきつそうだ。
    ヒシミラクル
    (牡3・角田57)
    買い 前走の神戸新聞杯は6着だったが、3着馬からはそんなに大きく負けたわけではないし、3000mと一気に距離が延長することも考えれば守備範囲と考えていいのではないか。2200mで5馬身差で圧勝した実績があるし、前走はペースについていけなかったというのだから距離延長は大歓迎のタイプである。前々走は上がり34.1という決め手を見せて勝っているのだから決め手も悪くない。一発あっても不思議ない存在であることは間違いない。
    消し 前走の神戸新聞杯で掲示板に載れなかったのは問題だろう。 一気に距離が延びるにしろG1だけにそれなりのスピード能力は要求されるもので、底を見せてしまったと考えるのが妥当なのではないか。重賞実績があれば巻き返せるという考え方もできるが、それもない。夏場使われていたことで上積みも見込めない。距離延長も上がりだけの瞬発力勝負だと相手もかなりの決め手を持っているだけに苦しいかもしれない。
    シンデレラボーイ
    (牡3・福永57)
    買い うーん、これといった好条件がちょっと見あたらない。前々走古馬1000万で勝っていることで守備範囲という感じもするが、すべての馬がこのレベルをクリアしているのだから強調材料とは言い難い。全馬初距離なだけに何が起きるか分からないのも確かではあるが、これで馬券圏内に入ってきたら本当にシンデレラボーイである。
    消し 重賞実績がない馬が菊花賞で好走する場合、2200m以上の距離実績が必ずあった。この馬は2000mまでしかないのだから苦しいと判断するのが常識的だろう。前走の神戸新聞杯で9着と力の差を見せられているし、夏場使われていたことで上積みも見込めない。他に強調する材料もないし、出走してくること自体不思議になる。
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