小倉記念の結果
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めずらしく今回も的中してしまった。能力が最も高いと思っていたイブキガバメントが休み明けにもかかわらずその実力を発揮してくれたことが嬉しい。２着に終わったあたりが本番はこの先ということなのだろうが、完調でなくても２着できるところがこの馬の能力の高さなのである。これで今秋の重賞戦線での活躍は約束されたようなものだろう。 |
| 結論 |
◎イブキガバメント ○トーホウドリーム ▲シーパッション △パラダイスヒルズ △ロサード △マヤノアブソルート △アラタマインディ △その他 |
買い目（馬番連勝複式） 計5,000円 1-12(1,000円) 軸12--2,4,5,8,14(各500円) 軸12--3,10(各200円),7,11(各100円) 1-4(500円),1-5(300円),4-5(100円) |
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昨年の朝日ＣＣを完勝し、続く天皇賞秋で４着と頑張り、京阪杯でもトップハンデながら３着にはしっかりきている。このメンバーであれば能力はこの馬がNo1だと私は思っている。ただ、今回は休み明けでハンデ57kgということを考えると、ちょっと買いづらいと正直思っていた。しかし、前売りを見てみると私の予想以上にこの馬に人気がないではないか。これなら多少のリスクを覚悟してもこの馬から勝負するのが面白いと思ったわけである。夏場は勢いのある馬が結果を出すことが多いだけに、休み明けを克服できるかが大きな鍵となるだろうが、能力で何とかしてくれることを期待したい。 もともと大阪杯を勝ったことがある馬が前走の北九州記念で３着にきたのだから今回人気になるのは当然のことといえる。素直に考えるのならこの馬が勝ちに最も近い存在ではないか、と私も思っていた。ただ、この馬はテンションが上がりすぎるという難しい気性である。前走好走したからといって今回も走るというタイプではないと思う。そういう意味で人気している今回はかえって危ないかもしれないと思って評価を１つ下げてしまった。 単純にハンデ50kgだから評価した。なんだかんだで牡馬の50kgというのはあまりに恵まれずぎである。前走1600万下で３着している実績も考えれば、この斤量なら十分にチャンスはあるのではないか。しかも、この馬が逃げるのはほぼ間違いない。ノーマークの一人旅ということになれば、さらにチャンスは広がるはずだ。 さすがに狙いすぎかなとは思っているが、昨年のこのレースで４着している馬だし、まったく通用しない馬ではないと私は思う。ハンデ54kgなら何とかなるのではないかと思ってしまった。 昨年の勝馬だし能力の高さは認めざる得ないが、ハンデ58kgはさすがにきつい。人気を考えると買いづらい。 昨年３着しているし今回もなかなか調子が良くかなり恐い存在だと私も思ってはいる。でもハンデ53kgはそれほど恵まれたと言えないし、前走も準オープンで２着に負けた馬である。こういうタイプが人気になると意外に裏切ることが多いような気がして評価を下げた。 前走1000万とはいえ完勝しており、調子の良さをアピールした。いきなりの重賞挑戦もハンデ52kgなら何とかしてしまいそうな勢いである。といっても常識で考えれば1000万を勝ったばかりの馬がいきなり重賞で通用することはあまりない。いくら軽ハンデでも簡単なことではないはずだ。それでこれだけ人気になっているというのではちょっと買いづらい。 |
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ロサード （牡６・小牧太58） |
買い | H13小倉記念優勝、H12H13H14北九州記念２着、H11京阪杯優勝など。 昨年のこのレースを勝っており、北九州記念も３年連続で連対を果たしているように小倉で滅法強い競馬をしている。昨年勝っているのだから距離も問題ないし、前走２着で勢いもある。毎日王冠で２着したこともあるくらいだから格も抜けている。ハンデ58kgでもこのメンバーなら負けたくないところだろう。 |
| 消し | やっぱり58kgというハンデが気になる。実力差がそれほどない現代競馬において斤量差というのはレースに大きく影響するはずで、不安は小さくはない。また、昨年勝っているとはいえ年齢は一つとっているわけで昨年と同じような実力をキープしているかどうかも疑問となる。1800ｍで６連対という実績だから距離も微妙に長い感じもする。もともと追い込み脚質で展開に左右されるところもある。 | |
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トッププロテクター （牡５・和田57.5） |
買い | H14北九州記念優勝など。オープン特別、重賞と連勝し、今すこぶる調子が良い。特に前走の北九州記念ではレコードで完勝という内容だった。同じ小倉コースというのはもちろん良いし、距離も平坦コースなら問題はないだろう。充実した今であれば重賞連覇も夢ではないだろう。とにかく、そのくらい勢いがある。 |
| 消し | まずは57.5kgというハンデはかなり気になる。前走の走りからは当然の数字ではあるが、この斤量だと脚をすくわれそうで恐い。また、この馬は1600ｍで実績が集中しており、1800ｍまではこなしたが、2000ｍはさすがに長い感じもする。切れる脚質でないので上がりが速い展開になると厳しい。重賞連覇という器でもない感じもする。 | |
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イブキガバメント （牡６・芹沢57） |
買い | H13朝日ＣＣ優勝など。天皇賞秋で４着している実績を持っていることを忘れてはいけない。京阪杯でもトップハンデで３着するなど強いところを見せているし、能力的には上位ランクであることは間違いない。どんな展開にも対応できるタイプでもあり、上がりの勝負にも対応できる。能力を出し切れる状態でさえあれば、このメンバーなら楽勝もあり得る。 |
| 消し | まずは休み明けというのが大きな不安となる。前走の豪州Ｔでも11着に負けていることを考えると、休み明けは得意ではないのかもしれない。まして、昨年Ｇ１で走っていたことを考えると、大目標は秋以降であり、今回はあくまで足馴らし的意味合いが強いのではないか。なんだかんだで実績は朝日ＣＣだけだし、そんなに能力が抜けているわけでもないだろう。 | |
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トーホウドリーム （牡５・秋山57） |
買い | H13大阪杯優勝。別定Ｇ２を勝っている実績を忘れてはいけない。エアシャカール、アドマイヤボスそしてテイエムオペラオーを敗っているのだから能力はかなりのものである。その後は、掛かりやすい気性が災いして凡走が続いたが、前走の北九州記念で３着と復活の兆しを見せた。休み明けを叩かれた上積みはもちろん見込めるだろうし、大阪杯と同じ2000ｍに距離が延びるのもプラスだろう。 |
| 消し | 大阪杯は勝っているが、その後は凡走が続いているように安定度があまりにない。テンションが高くなりやすい気性が災いしてなかなか折り合いがつかないというのが主な敗因のようであり、走らせてみないと分からないというタイプである。大阪杯も展開に恵まれたという感じがするだけに、たまたまはまってしまったという感じもする。前走３着しているとはいえ、こういうタイプだから次はさらに良くなるというわけでもないのではないか。 | |
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パープルエビス （牡５・石橋56） |
買い | H12スプリングＳ２着など。休み明けの都大路Ｓで大逃げを打ち、見事に逃げ切っているように、マイペースで先行した時はかなりのしぶとさを発揮する。もともと３歳重賞戦線で活躍していた馬だからローカル重賞くらいは勝てる能力はあるはずである。前走の９着惨敗は先手を奪えなかったというのが大きく、自分の流れに持ち込みさえすれば巻き返しは十分にある。 |
| 消し | 古馬重賞ではこれといった実績がないだけに、オープン特別までの馬なのかなあ、という感じがしてしまう。逃げることができたとしても、小回りの小倉コースだと他馬も早めに仕掛けてくるだろうし、距離2000ｍもこの馬には１Ｆ長いのではないか。自分の流れに持ち込めなければ、それで終わりという馬だし、安定度はあまり期待できないだろう。 | |
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マヤノアブソルート （牝５・福永53） |
買い | 昨年のこのレースで差のない３着と好走しており、このレースとの相性は良い。さすがに斤量は１kg増えたが、その分この馬だってさらに強くなっているはずで、まだ恵まれた方と考えるべきだろう。前走のサマーＳで２着は確保しているし調子も良さそうだ。今の勢いなら重賞制覇も夢ではないだろう。 |
| 消し | なんだかんだでまだ条件馬である。昨年好走もしょせん３着だったわけだし、まだ重賞で好走できるといいう確固たる裏付けを残しているわけではない。そういう意味では好走できなくても仕方ないといえ、あまり大きくは信用しづらい。昨年より斤量が１kg増えたというのも気になるし、前走も準オープンで負けているというのもどうだろうか。 | |
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ラムセスロード （牡４・幸53） |
買い | H13京阪杯２着。 中央場所の重賞で２着したのは大きな実績である。ハンデ戦だったとはいえ相手もそれなりに揃っていたことを考えれば高く評価する必要がある。当時まだ３歳で現在４歳という若さも考えれば、馬自身はさらに成長していると考えられ、ハンデ53kgなら再び一発ということも十分にあり得るだろう。 |
| 消し | 前走のサマーＳ４着、前々走の北九州記念７着と、どうも中途半端に負けている。何というか重賞で２着した馬とは思えない内容である。調子が悪いのか、京阪杯がフロックだったのか、とにかく勢いはあまり感じられない。距離も1600〜1800で実績が集中しているだけに、2000ｍは１Ｆ長いと思われる。 | |
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ウインマーベラス （牡５・熊沢55） |
買い | 前走北九州記念で４着と好走しておりなかなか調子の良いところを見せている。 小回りの小倉コースだったにもかかわらず直線だけの競馬で４着したのだから内容も悪くない。距離が延びるともっとレースがしやすくなるという考え方もできるし、距離延長で巻き返しということも十分に考えられる。 |
| 消し | オープン入りしてから頭打ちの状態が続いている。 前走４着も前崩れの展開に助けられた感じが強く、それで４着までというところがこの馬の能力の限界という感じがする。ハンデも前走４着のせいか55kg止まりだったし、距離もこの馬には１Ｆ長い感じがする。 | |
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トウショウアンドレ （牡６・角田54） |
買い | H12中日新聞杯優勝など。 いちおう重賞を勝っている実績を持つ。中山金杯でも５着したこともあるし、重賞級の実力は間違いない。休み明けの前走は惨敗に終わったが、１年５ヶ月ぶりであればやむ得ない。１度叩かれた上積みは当然に見込めるはずで一変もあり得る。 |
| 消し | 屈腱炎で１年以上休んだようだが、こういう場合はいきなり仕上げることは難しく、レースを使いながら徐々に調子を戻していくというのが一般的である。そういう意味では休み明け２戦目の今回もまだまだ復調途上というところだろう。まして、父内国産限定重賞でしか実績のない馬である。根本的な能力として重賞で通用するかどうかも疑問である。 | |
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アラタマインディ （牡５・飯田52） |
買い | 前走1000万とはいえ59秒1というなかなかの時計で勝っている。勢いは非常に感じるし、夏はこういう勢いのある馬が重賞で好走してしまうこともあるし、重賞挑戦もハンデ52kgならけっこう面白いのではないか。距離もベストのようだし、コースも前走と同じであればチャンスは小さくはない。 |
| 消し | しょせん1000万を勝ったばかりの馬である。いくらハンデが軽いといっても重賞となるとレベルが違うものである。1000万で足踏みしていたことを考えると、そんなに器が大きいとも思えないし、正攻法の競馬を得意としてることから一発というのも考えづらい。頑張っても掲示板というところではないか。 | |
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グランドシンザン （騙８・佐藤哲56） |
買い | オパールＳ優勝など。 ローカル重賞では馴染みの馬である。ときどき好走して穴を開けるという印象が強いだけに、今回も何かしでかすかもしれない。距離2000ｍはベストだし、ローカルの平坦コースを得意としている。休み明けもかえってリフレッシュされていれば、いきなり一発ということもあり得る。 |
| 消し | 昨年までそれなりに活躍したこの馬も今年で８歳である。年々能力が落ちてきてるという感じがするだけに連対まで期待するのは難しいのではないか。しかも今回は休み明けであればなおさらである。実績を積み上げてしまったので以前よりは重い斤量になっているし、夏のスピード競馬への対応も難しそうである。 | |
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グランパドトゥ （牝５・河内54） |
買い | 中日新聞杯優勝。 父内国産限定重賞とはいえ今年の重賞を勝っているのは評価しなければならない。牡馬相手に0.4秒差をつけたのだからたいしたものである。休み明けを２戦して徐々に体調も上がってきているようだし、もともとオークスと秋華賞で５着した馬で、血統も母スターバレリーナという良血である。ハンデ重賞なら再び一発をかますということもあるのではないか。 |
| 消し | 中日新聞杯を勝っているとはいえしょせん父内国産限定戦だったし、楽に逃げることができたという展開にも恵まれた。今回は中日新聞杯よりは骨っぽいメンバーだし、レース展開も速くなりそうで先行脚質のこの馬にはかなり厳しい。ここ２戦も17着、10着と負けすぎと言わざる得ない結果だし、勢いも感じられない。速い時計で結果を出したこともないのもつらいところだ。 | |
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シーパッション （牡６・野元50） |
買い | 前走のサマーＳで大逃げを打って３着に粘った。何が何でも逃げるというのはそれはそれで大きな魅力であり、人気のない今回もノーマークだろうから、ハンデ50kgならば逃げ切ることも可能ではないか。なにせ牡馬で50kgというのは裸同然である。ここまで舐められては黙ってはいられない。 |
| 消し | 前走３着も勝馬には0.9秒差も離されている。準オープン戦でこの内容であれば、とても重賞で通用するとは思えない。逃げる展開もパープルエビスなどの先行馬もいるだけに、早め早めに仕掛けられる可能性が高く、ハイペースで逃げても早い段階で捕まえられるのではないか。 | |
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パラダイスヒルズ （牡５・高橋亮54） |
買い | 昨年のこのレースで４着している実績を持っている。昨年より斤量が１kg減っていることを考えれば、今年の方がチャンスかもしれない。もう一つ切れる脚を使えないが、今回はハイペースで上がりがかかる展開になりそうだから、この馬に向くのではないか。前走惨敗も休み明けではやむ得ない。叩かれて一変ということもあり得る。 |
| 消し | オープン勝ちを経験していない馬である。準オープン勝ちまでがこの馬の能力の限界という感じを強く受ける。休み明けだったとはいえ前走14着も負けすぎという感じが強いし、１度叩かれただけで大きく変わるとも思えない。切れる脚を持っているわけでもないし、逃げるタイプでもない。一発というのもちょっと考えづらい。 |