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中山金杯の反省

中山金杯の結果
1 2-03ビッグゴールド 柴田善 1.59.0--- 456kg0 1人気
2 7-14タフグレイス 江田照 1.59.0ハナ 428kg-2 13人気
3 5-10ゴーステディ 吉田 1.59.11/2 512kg+2 6人気
単勝570円 枠連3,260円
複勝220円 1,080円 260円 馬連17,080円
ワイド3,820円 880円 3,490円
予想と見解 好材料と不安材料
中山金杯の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • 勝ったのはビッグゴールドだった。 結果論からいえば、明け4歳馬の強さが改めて証明されたといえる。 直線半ばまで追い出しをがまんして一気に差し切った切れ味はけっこう凄かった。 内容としてはかなり強かったと私は思う。 相手がそれほどでもなかったことと、ハンデがそれほどでもなかったことを考えると、 今回のレースだけでは評価が難しいが、それなりに評価していいのではないか。
  • 2着はタフグレイスだった。ハンデ戦ではこういう軽量馬がなぜか走ってしまうものである。 近走を見た感じでは、ここで好走するとはとても思えないのだが、こういう結果が出るのだからそれを受け止めるしかない。これだからハンデ戦では軽量馬は簡単には消せないのである。
  • 3着はゴーステディだった。軽ハンデで単騎逃げならばこのくらい走っても不思議はない。この馬の良さを生かした良い戦法だったと思う。これで差されるのだから重賞では役不足ということなのだろう。マイルくらいならもう少しやれるかもしれないが、ここらへんがこの馬の限界だと思う。
  • エアスマップは4着だった。まあ、少頭数のオールカマーを勝ったくらいの実績で57.5kgを背負っていると、得てしてこういう競馬になるものである。伸びそうで伸びないというのは、仕方ないと思う。得意の左回りとかを考えると、もう少し頑張っても良かったような気もするが、トップハンデということを考えると、やっぱりやむ得ないかな。
  • イーグルカフェは5着だった。今回もやっぱり出遅れてしまった。今回はなんとか出てくれるのじゃないかと期待したけど甘すぎたようだ。出遅れても何とかなるとも思っていたが、やっぱりハンデ戦だと軽量馬はなかなかばててくれない。それに出遅れたのに外に出すというコースロスも痛かった。ビッグゴールドのように内を突いていれば、けっこう面白かったと思うし、追い出しももっと我慢していれば、もっと切れたような気もする。レベルの高いレースでの好走を評価して期待したが、結果的にはこの程度の馬ということかもしれない。
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    参考
    G3中山金杯の予想
    結論   ◎イーグルカフェ
       ○エアスマップ
       ▲トーヨーデヘア
        △ゴーステディ
        △ビッグゴールド
        △トラストファイヤー
        △トウカイポイント
        △アッミラーレ
        △サイレントセイバー
        △ウインマーベラス
        △タフグレイス
        △クラフトンマンシップ
        △カリスマサンオペラ
     買い目(馬番連勝複式)−計6,000円
      2-12(1,500円)
      12-16(1,000円)
      2-16(500円)
      10-12(500円)
      3-12(500円)
      8-12(500円)
      5-12(500円)
      9-12(300円)
      4-12(200円)
      12-13(200円)
      7-12(100円)
      12-14(100円)
      6-12(100円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 私の本命◎はイーグルカフェである。NHKマイルC優勝、天皇賞秋4着という実績はここでは抜けている。近走は勝ちに見放されているが、京成杯3着はゼンノエルシド、クリスザブレイブが相手だったし、レベルの高い毎日王冠でも5着となかなかの走りを見せている。実績からすればこのメンバーであれば負けるわけにはいかないはずである。しかも、得意の東京コースで、ハンデも57kgと毎日王冠で59kgを背負っていたことを考えると、かえって恵まれたという感じがする。出遅れ癖が気になるところではあるが、距離2000mでこのメンバーであれば多少出遅れても何とかなるだろう。有馬記念でマンハッタンカフェが勝っているだけに、小島厩舎と西川オーナーの連勝というのも考えづらい気もするが、あまり深読みせず素直に馬を評価したい。
  • 対抗○はエアスマップにする。オールカマーを勝っているのでからここでは実績上位ということになる。本命◎にしてもいい存在ではあったが、ハンデ57.5kgというのがさすがに気になった。G1級のレース経験を加味してイーグルカフェを上位にとったが、この馬もこのメンバーであれば負けられない気持ちが強いはずだ。ちなみに、この馬はマンハッタンカフェの半兄なんだよなあ。マンハッタン繋がりのワンツーというのはちょっと考えづらいかも。
  • 単穴▲はトーヨデヘアにする。NHKマイルC2着、エプソムC2着という実績からもこの馬は東京コースだと化けるというイメージが強い。2000mはちょっと長いという感じもするが、ハンデ55kgの方が私には魅力だった。ゴーステディが平均的な流れを作るだろうから、切れる脚のないこの馬には展開も味方しそうだ。けっこうやるのではないかと私は見ている。
  • 4番手はゴーステディにする。やはり単騎で逃げられるのは大きい。そんなにマークは厳しくならないだろうし、ハンデ53kgなら面白いと思う。このレベルであれば、展開の助けだけでも、けっこう好走してしまうものである。
  • 5番手はビッグゴールドにする。準オープンを勝ったばかりなので強さがよく分からないが、強い明け4歳世代の馬ということで押さえは必要と判断した。
  • 6番手はトラストファイヤーにする。この馬も強い明け4歳世代の馬であり、ラジオたんぱ賞で重賞を勝っている馬なのだから当然に高い評価は必要である。ただ、前走取り消しのあとのレースだし、距離2000mもどうかという気持ちもあって、この評価にとどめた。
  • 7番手はトウカイポイントにする。カブトヤマ記念2着というのが微妙である。勝っているとまた違うのだが、2着だとどうしても勝負弱い感じがしてしまう。でもまあ、ハンデ54kgなら押さえは必要だろう。
  • 8番手はアッミラーレにする。初めての芝というだけでいつもは消しの存在であるが、サンデーサイレンス産駒なので芝の方が合っているかもしれないと思ってしまった。
  • 9番手はサイレントセイバーにする。好走と惨敗を繰り返している馬である。前走が惨敗だったので今回は好走かもしれない。
  • 10番手はウインマーベラスにする。前走のディセンバーSはレベルが低かったと思う。この馬の実力では重賞では通用しないと私は思っているが、蛯名騎手騎乗ということで、念のため押さえる。
  • 11番手はタフグレイスにする。深い考えはない。単に最軽量の馬も押さえとこうと思っただけである。前走33秒台の上がりを見せているのだから、まったく通用しないわけでもないだろう。
  • 12番手はクラフトマンシップにする。この馬はいつ走るか分からない。今回はさすがにないだろうという時の方が好走する印象が強いので、念のため押さえとく。
  • 13番手はカリスマサンオペラにする。昨年の覇者に敬意を表して押さえることにした。でも、東京コースでハンデ53kgではかなり厳しい戦いになると思う。
  • まあ、こんなところでしょうかね。
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    G3中山金杯出走馬
    エアスマップ
    (牡7・ファロン57.5)
    買い H13オールカマー優勝、H13新潟記念2着。別定G2を勝っている実績はここでは上位にランクされる。相手もダイワテキサス、アメリカンボスだったのだから高く評価していいはずだ。 前走の京阪杯は9着に敗れているが、ちょっとした不利があったし、流れが忙しすぎた。それでも0.6秒差しか離されていないし、着差ほど負けてはいない。 東京コースは9連対と相性がかなり良く、新潟記念の走りからも左回りを得意としているようだ。距離延長もプラスと考えていいだろうし、前走よりはチャンスは大きいはずだ。
    消し まずはハンデ57.5kgがさすがに重い感じがする。前走も57.5で大きく負けているだけに同じように負けるのではないかと思えてしまう。別定G2のオールカマーを勝っているが、少頭数で展開にもかなり恵まれた感じが強いだけに、「トップハンデでも力の違いで何とかなる」と言えるほどの実績ではないような感じもする。実際、前走の9着も負けすぎという感じも否めない。
    イーグルカフェ
    (牡5・田中勝57)
    買い H12NHKマイルC優勝、H12共同通信杯優勝など。 3歳限定とはいえG1を勝っている実績は高く評価しなければいけないし、一昨年の天皇賞秋でも4着しており、古馬G1級の実力を持っている馬であり、今回のメンバーでは実績No1といえる存在である。 しばらくスランプに陥っていたが、京成杯AH3着からこの馬らしさが戻ってきており、前々走もダート戦とはいえ2着と頑張っており、確実に復調してきている。 前走のマイルCSは10着に敗れたが、前残りの展開で上がり33秒台で走ってこの着順では仕方ない。調子は引き続き良いと見るべきだろう。 東京コースを得意としている馬だし、これまで戦ってきた相手を考えれば、相手には大きく恵まれたといえる。斤量も別定59kgで戦ってきた馬なので、かえって恵まれたといえる。
    消し まずは出遅れ癖があまりに大きな問題である。 ここんところはほとんどまともに出たことがない。それで後手後手に回って勝ちきれないでいる。今回のメンバーでは速い流れにはなりそうにもないだけに、出遅れは致命傷になりかねない。 いくらメンバーが弱くても、直線だけの競馬で勝ちきれるほど、力が抜けているとも思えないし、ハンデ57kgということも考えると、またも掲示板で終わるということも十分に考えられる。 それに、しばらく勝っていない馬でどうも勝負弱い感じもするだけに、まともにスタートを切れたとしても、なんとなく取りこぼすような感じもしてしまう。
    トウカイポイント
    (騙6・北村54)
    買い H13カブトヤマ記念2着。去勢されて馬が大きく変わった。復帰後1着1着2着なのだから高く評価していいだろう。重賞で連対したのだからここでも実績不足ということはないし、ハンデ54kgも恵まれたほうといえる。前走、前々走は上がり33秒台の切れ味を見せており、決め手も持っている。勢いも感じるし、けっこう好条件が揃ったといえうそうだ。
    消し 重賞実績がカブトヤマ記念2着だけというのがどうか。ここで勝っていればまた話が違うのだろうけど、負けたことで勢いが止まってしまった感じも受ける。しかもローカルの父内国産限定だったことも考えると、今回の裏付けにはちょっと厳しいかもしれない。間隔が2か月開いたのもちょっと気になる。ここ2走の感じだと距離も1800mがベストで2000mは1F長いかもしれない。
    ビッグゴールド
    (牡4・柴田善54)
    買い H13きさらぎ賞3着、H13若葉S2着、H13プリンシバルS2着というように重賞やクラシックTR戦で好走している実績を持っている。 前々走の古馬準オープンは勝っているのだからオープン級の実力は間違いない。 前走はハンデ戦とはいえ古馬G2というのはさすがにレベルが高かったかもしれない。 G3ならばレベルが落ちるだけに斤量54kgなら巻き返しは可能ではないだろうか。 何せやたら強い4歳世代の馬なのだから。
    消し 皐月賞11着、ダービー9着、菊花賞13着とクラシック戦線では惨敗に終わっている。 少なくてもG1級の器ではないと思われる。 TR戦も2着に終わっていることからも、いかにも決め手不足というかパンチ不足の印象が強い。前走の鳴尾記念もこの馬なりに頑張っているが、前との差は詰められなかった。 安定度はけっこう高いといえるが、この馬の決め手でどこまで頑張れるかは分からない。 4歳ということを考えると斤量54kgも恵まれたとはとてもいえない。
    ミヤギロドリゴ
    (牡8・大西54)
    買い H13福島記念優勝。前々走、念願の重賞制覇を果たして勢いに乗っている。得意のまくりで直線で一気に突き抜けた勝ちっぷりはなかなかだった。前走の鳴尾記念はハンデ戦とはいえG2で相手も強く、前半掛かったこともあって力が出せなかったが、今回はG3ということで力を出せるのではないか。距離2000mはベストだし、ハンデ54kgも福島記念から1kgしか増えていないというのは恵まれた方だろう。こういう馬は好走か惨敗かなので巻き返しも十分に考えられる。
    消し この馬は小回りを得意としていて特に福島を得意としている馬である。福島記念では展開を含めて全ての条件がこの馬の味方をしたと考えるのが妥当ではないだろうか。現に前走の鳴尾記念ではハンデ54kgでも惨敗に終わっている。中央場所では実力不足ということになりそうだ。新潟記念3着もハンデ53kgの話であまり参考にならない。年齢的に大きな上積みも期待できない。
    クラフトマンシップ
    (牡7・勝浦55)
    買い H12函館記念優勝、H13中山金杯2着など。重賞で3度の万券を叩きだしている。典型的な一発タイプである。函館記念で2年連続で万券を出しているように条件が揃うと走りが一変する。距離2000mもベストだし、東京コースも5連対とけっこう相性が良い。今回も人気がないようだと函館記念と同じように2年連続で万券を出すかもしれない。
    消し 10月に復帰してから12着、10着、8着と調子がいまいちである。というより実力的にはこんなものなのだろう。これまで3度の万券を出しているが、いずれも時計がけっこう掛かっている。今回は東京の開幕週ということもあり、スピード競馬が予想されるだけに、この馬にはかなり厳しいのではないだろうか。小回りの右回りを得意としているイメージも強いので、東京コースでは魅力が失せる。
    サイレントセイバー
    (牡7・加藤55)
    買い H13NST賞優勝、H13福島記念2着。オールカマーでも3着に頑張ったようにここにきて成長してきている。以前は瞬発力勝負に弱い面があったが、それが解消されてきているのが好走の要因だろう。前走11着というように負ける時はほとんど惨敗とムラがあるが、逆に言えば一発の魅力があるというわけで、前走の走りだけで評価を下げるのは危険である。今回はG3と格も下がるわけだし、斤量55kgも重くはない。巻き返しの余地は十分である。
    消し 前走11着に負けているようにムラがあるのがこの馬の最大の問題である。いつ走るか分からないところがあり、スタートしてみないと分からないタイプである。まあ、言ってしまえば気分よく走れるかどうかが大きなポイントといえるわけで、軸にはしづらいタイプといえる。前々走の福島記念もその前のオールカマーも結局は負けているわけで、能力的に特別凄いわけではないことも考えると、自分の実力を発揮したとしても必ず連対までということも言い切れない 。
    トラストファイヤー
    (牡4・小野55)
    買い H13ラジオたんぱ賞優勝、H12芙蓉S優勝、H12いちょうS優勝。 強い4歳世代の重賞を勝っているのだから、この馬もかなり強い可能性がある。 休み明けとなった前走のキャピタルSでも5着と頑張っているし、 叩かれた上積みを考えれば今度は実力を発揮することになるだろう。ラジオたんぱ賞を勝っているのだから距離はマイルよりは2000mの方が合っていそうだ。 サンデーサイレンス産駒でもあるし、まだまだ底を見せたともいえない。G3戦ならけっこう強い競馬を見せる可能性は十分である。
    消し まだまだ未知数の多い馬であるが、実績がラジオたんぱ賞だけというのが微妙である。重賞を勝っているというのはそれなりに評価できるが、G1戦線が終わったローカル重賞というイメージが強いだけにまともに評価していいかどうか。ディセンバーSを挫跖で除外したということで調整が万全でない可能性も高い。ハンデ55kgも明け4歳ということを考えれば、恵まれたとはとても言えない。
    トーヨーデヘア
    (牡5・後藤55)
    買い H13エプソムC2着、H12NHKマイルC2着など。 3歳限定とはいG1で連対している実績はG3では実績上位ということになる。 重賞連対はいずれも東京コースだったことからも東京コースを大得意としている。 前走ディセンバーSで2着しており勢いも感じられる。 切れる脚はないが、速い時計も持っており、スピード勝負にも対応できる。 平均ペースで上がりがあまり速くならない流れだとチャンスが広がる。
    消し まずは距離経験がないのが不安となる。東京1800mをこなしているのだから2000mも大丈夫という考え方もできるが、マイルをベストとしている馬が1800mまでならば強い競馬をするのに2000mなると全くダメというのもけっこう多いだけに、2000mで実績がないことはやっぱり大きな問題といえる。前走もそんなにレベルが高かったと思えないメンバーで2着に負けているわけだし、重賞でも2着止まりというあたりが、この馬の勝負弱さを感じてしまう。切れる脚がないだけに決め手勝負の展開だと苦るしくなりそうだ。
    ウインマーベラス
    (牡5・蛯名55)
    買い H13ディセンバーS優勝。 前走オープン特別を勝っているのは大きい。3番手から最後は2馬身離したのだから内容もかなり良かった。勢いは非常に感じるし、ハンデ55kgなら重賞のここでも好走は必至だろう。 もともと準オープンでも人気を背負い好走を続けていた馬で、きっかけを掴めば大成しそうな雰囲気はあった。ついに本格化したということかもしれない。 昨年のリーディングの森厩舎と蛯名騎手というコンビでもある。
    消し もともと準オープンでも勝ちきれなかった馬である。 前走のディセンバーSは少頭数だったし、相手もオープンにしては弱かったし、展開にも恵まれたという感じが強い。前走の結果だけで評価するのは非常に危険だと思われる。 今回はハンデ戦とはいえ、メンバーが強化されているのは確かだし、多頭数でかなり激しいレースになるだろうから、準オープンでも勝ちきれなかったこの馬にはかなり厳しい競馬になりそうだ。距離実績も1800mに集中しているので距離延長も疑問である。
    カリスマサンオペラ
    (牝5・中館53)
    買い H13中山金杯優勝など。 昨年のこのレースを勝っており相性は良さそうだ。 ハンデ戦とはいえ中央の注目度の高いレースを勝ったのだから、能力はそれなりに高いと思っていいだろう。 エリザベス女王杯6着も勝馬から0.3秒差と僅差の勝負をしている。 前走7着も上がり33秒台で走ってのものだから悲観する必要はない。 昨年のように上がりがかかる展開になればチャンスは大きくなるだろう。
    消し 実績は中山金杯だけである。このときはハンデに恵まれたし、上がり36秒台でも差し切れたように展開にも恵まれたといえるのではないか。その後の牝馬限定重賞でも結果を残せていないことも考えると、中山金杯はフロックという見方が妥当かもしれない。切れる脚を持っているわけでもないので、昨年のような流れにならない限り苦戦しそうだ。今年は東京コースに替わるのもどうだろうか、小回りの方が合っている馬のような感じがする。
    アッミラーレ
    (牡5・横山典56)
    買い 私はあまりダート戦をチェックしていないのでこの馬のことはよく分かっていないが、ダートではけっこう強い競馬をしていたとは思う。オープンで戦うようになってちょっと底を見せつつあるという状況だったので、今回芝を試すことになったのだろう。サンデーサイレンス産駒ということを考えれば、絶対能力の高さからダートでも結果を出してきたが、実は芝の方が合っている馬で、今回とんでもない強さを見せるということも十分に考えられるだけに、注意は必要だろう。
    消し ダートでしか走ったことがないというのはやはり大きな不安である。芝を走ったことがないのだから走らせてみないと分からない。こういうケースでいきなり好走することはほとんどないわけで、確率的は消しの判断が妥当だと思われる。ハンデ56kgもちょっと重いという感じがする。
    ニッポーアトラス
    (牡8・村田55)
    買い H11アイルランドT優勝、H11中山金杯2着、H10ディセンバーS優勝など。 マイルCSで6着したこともある実力馬ということを忘れてはいけない。 前走も休み明けで3着に踏ん張っているし、叩かれた上積みを考えれば一変しても不思議はない。 東京コースで3勝と得意としているようだし、距離延長もプラスではないだろうか。 近走の成績がいまいちだからといって軽視すると痛い目にあうかもしれない。
    消し 一昨年の7月から1度も掲示板に載っていないというのはさすがに問題だろう。 すでに8歳という年齢を考えれば、とっくにピークが過ぎており、全盛期の実力はないと考えたくなる。 前走3着も7頭立てで相手もそんなに強かったわけでもないのに完敗という内容だった。叩かれた上積みを加味しても重賞で巻き返すというのは厳しいのではないか。
    タフグレイス
    (牝6・江田照51)
    買い 昨春900万1600万と連勝した実績を持っておりオープン級の実力は持っている。 休み明けを2度叩かれ調子は上向いている。 前走8着も上がり33秒台で走っているのだから内容は悪くない。 ハンデ51kgはメンバー最軽量であり大きく恵まれたといえる。 トニービン産駒なので東京コースで化ける可能性はある。
    消し オープン実績がないというのはやはり大きな不安である。 距離実績も1800mに集中していて2000mでは1勝もしていない。 東京コースも1勝もしていないし、意外に苦手なのかもしれない。 前走のターコイズSもハンデ52kgで8着というのは負けすぎという感じがする。 鋭い決め手を持っているという感じでもないし、いくらハンデ51kgでも相手が強いのではないか。
    ゴーステディ
    (牡5・吉田53)
    買い 前走準オープンで3着しており、重賞でもハンデ戦なら何とかなりそうな感じはある。 前走で勝っているビッグゴールドと3馬身差あったが、展開的にはこの馬の方が苦しかった。 それでも3着に粘ったあたりがこの馬の強さといえる。 それでいて今回は斤量がビッグゴールドより軽くなるのだから逆転は可能だろう。 その他にも強い馬がいるが、ハンデ53kgを味方にして、単騎逃げの展開ならチャンスはけっこう大きいといえる。
    消し 前走準オープンで3着に負けている馬が重賞で通用するとは考えづらい。 その3着もビッグゴールドに3馬身離されるという決定的な負け方だったし、今回はさらに強いメンバー構成なのだから、前走よりも着順を上げるというのはかなり難しいのではないか。 距離実績も1800mに集中しており2000mは少し長いかもしれない。 単騎逃げの展開も、切れる脚を持っていないので速い流れを作らざる得ないわけで、決め手鋭い有力馬の丁度いいペースメーカーになってしまいそうだ。
    メジロスティード
    (牡9・横山賀52)
    買い H10BSNオープン優勝など。全盛期の時は2000mでレコードを連発した馬でスピード能力はけっこう高い。距離はもちろんベストといえる。前走は長期休み明けだったことを考えればやむ得ないともいえ、叩かれたことで大きく変わる可能性もあるのではないか。ハンデ52kgとかなり軽量だし、全盛期の実力を出せるデキであれば好走もあるだろう。
    消し すでに9歳という年齢からもピークはとっくに過ぎている。 そのピークの時でも重賞では通用しなかったのだから今回この条件で好走するのは難しいと言わざる得ない。レコード連発も福島新潟の平坦コースでのもので、坂のある東京ではどうだろうか。前走5着も勝馬には2秒以上離されているだけに、1回叩かれただけで大きく変わるとも思えない。いくらハンデ52kgでも条件的にはかなり厳しいと言わざる得ない。
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