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NHKマイルCの反省

NHKマイルCの結果
1 1-01テレグノシス 勝浦 1.33.1--- 458kg-4 4人気
2 3-05アグネスソニック 横山典 1.33.41.3/4 484kg-4 5人気
3 5-09タニノギムレット 武豊 1.33.53/4 480kg-4 1人気
単勝1,430円 枠連3,890円
複勝270円 240円 110円 馬連4,830円
ワイド1,050円 420円 400円
予想と見解 好材料と不安材料
NHKマイルCの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • 大きな不利があったにしろ圧倒的1人気タニノギムレットが連対できなかったのだから、タニノギムレット軽視という判断は良かったのだが、それでも的中させないと意味がない。とんでもない大穴が突っ込んできたのであれば諦めもつくが、4人気、5人気の組み合わせを押さえられなかったというのは、上位馬に対する完全な私の評価ミスである。こういう時にきっちり的中できないからマイナス先行になるのである。
  • 勝ったのはテレグノシスだった。
    私はあまり評価してなかったので、「まさか」という気持ちが強いが、スプリングSでの差し脚は本物だったということだろう。ハイペースになったことで持ち味をフルに発揮できたということもあるだろうし、トニービン産駒で東京コースも良かった。それに馬場のいいインコースでレースを進められたというのも大きかったのではないか。まあ、事前に分かっていたことだから、この馬を評価できなかったというのは、私の完全なミスである。
  • 2着はアグネスソニックだった。
    気性の難しい馬だからどうしても先行してしまい、ラストが甘くなるというのが、この馬の今までのパターンであったが、思い切りのいい横山典らしく今回は最後方からという作戦をとった。さすがに直線で鋭く伸びて「あわや」というところまでいったが、最後はやっぱりこの馬の甘さなのかなあ。でも、よく頑張っていると思う。
  • 3着はタニノギムレットだった。
    本当に強い馬であれば不利を受けない位置にいてそれでも押し切るものだ、と言いたいところであるが、あのハイペースであれ以上前に位置取るわけにはいかないだろう。となると、やっぱり運がなかったとしか言いようがない。結果論であるが、ああなるくらいならアグネスソニックのような競馬をすれば良かったと思うが、1人気を背負っているとなるとそこまで極端な競馬はさすがにできないか。今回もまた負けて強しということになってしまったが、そういう運命の馬なのかもしれない。
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    参考
    G1NHKマイルCの予想
    結論
     ◎シベリアンメドウ
     ○カフェボストニアン
      ▲タイキリオン
      ○アグネスソニック
       △タニノギムレット
       △メジャーカフェ
       △テレグノシス
       △サードニックス
       △オースミエルスト
       △スターエルドラード
       △カノヤバトルクロス

     買い目(馬番連勝複式) 計6,000円
      BOX 5-7-16-17(各500円)
      軸7--9(500円)
        --15(400円)
        --1-11-12-13-14(各100円)
      軸17--9(500円)
        --15(300円)
        --1-11-12-13-14(各100円)
      15-16(300円)
    にへいの見解
  • 仕事多忙のため簡単にさせていただきます。
  • 今回の大きなポイントはタニノギムレットの取捨だろう。重賞3連勝で臨んだ皐月賞では3着に敗れたものの、かなり大外を回っていたにもかかわらず2着にハナ差というのはとんでもない強さである。今回は直線が長い東京コースということで大外を回っても十分に届くし、鞍上が武豊に戻るのも大きい。マイル戦もシンザン記念とアーリントンCで完勝しているのだから問題になるはずがない。そういう状況で圧倒的1人気を背負うのはやむ得ないことだろう。単純に実績で評価するのであればやはりこの馬から勝負するのが常識的ということになる。しかし、私は皐月賞からのローテーションがどうしても気に入らない。いくら能力が高いといっても万全の状態というわけにはいかないのではないか。強い馬はどんな苦しい状況でも結果を残すものではあるが、皐月賞でなんだかんだで3着に負けていることも踏まえると、この馬がそこまで強い馬かどうか疑問を感じてしまう。かといって、これまでのレース内容からも勝ってしまっても不思議はないのも確かだと思うので、今回は「ギムレットが来たら諦める」(少しは押さえるけど)という方針で、金額的にあまり勝負しない形で穴を狙うことにした。
  • それではどの馬から勝負するかであるが、常識的に考えればNZTを勝ったタイキリオンだと思う。今までの私であれば、間違いなくこの馬から勝負したと思う。何せNZTで32秒1というとてつもないタイムで勝ったのだから能力は相当高いはずである。逃げるサーガノヴェルを唯一差したというのだから実力の違いと言っていいと思う。ただ、サーガノヴェルが回避したことで、今回は前走のような超ハイペースにはならないと思われる。気性に難がある馬で、前走は超ハイペースになったことで結果として折り合えたのが好走の要因だと思われるだけに、今回仮にハイペースだとしても前走ほどではないだろうから、掛かってしまいラストの切れ味が鈍るのではないか、という不安を私は持っている。実績が前走だけということも考えると、この馬から大勝負するのもけっこうリスクを伴うのではないか、ということで、それならば思い切って人気のない馬から広く流した方が面白いかなと思ってしまった。
  • 本命◎シベリアンメドウ
    あまり深いことを考えて選んだわけではない。どちらかというとフィーリングで選んだ。とりあえず京王杯を勝っていることで、東京コースは問題ない。マイル戦も朝日杯で0.3秒差なら悪い内容ではなかったはずである。前走のNZTでは7着に敗れたが、休み明けであのハイペースはあまりに苦しすぎた。叩かれた上積みは大きいだろうし、使い詰めの有力馬よりはフレッシュな状態でもあり、巻き返しは十分にあり得ると私は判断した。ただ、重賞を勝ったといっても不良馬場だっただけに、良馬場での切れ味勝負には疑問を感じるし、マイルで勝っていないという実績も気にはなった。でもまあ、人気を考えれば、それくらいのマイナスは目をつぶるしかないだろう。
  • 対抗○カフェボストニアン
    底を見せていないという観点からこの馬を選択してみた。クリスタルCでは大きな不利を受けながらも2着にハナ差というのは力の違いだろうし、クロッカスSを圧勝したことで東京コースとの相性も良さそうだ。朝日杯で8着に負けたことでマイルという距離が大きな不安となるが、ハイペースを先行して0.6秒差に粘ったのだから内容としては悪くはない。走らせてみないと分からないことではあるが、この馬自身も少しは成長しているのだろうから、朝日杯の時よりも気性的に大人になっていると思うので、今回かなりやるのではないだろうかと私は期待している。朝日杯のように速い流れを先行してしまい自滅するということもあるとは思うが、鞍上が蛯名騎手だし、狙ってみる価値はあると思った。
  • 3番手はタイキリオン
    上で述べたとおり個人的には最有力候補ではないかと思っているが、なんとなくもう一つ信用しきれなかったので狙いを下げてしまった。
  • 4番手はアグネスソニック
    まあ、これまでのレースからすると堅実なだけで、どうしても勝ちきれない底力のないタイプという評価が正しいと思うが、気性的にテンションの高い馬なので、距離短縮と流れが少しでも速くなれば、もしかしたら一発あるかもしれないということで、この評価にしてみた。けど、あまり期待はしていない。
  • 5番手はタニノギムレット
    上で述べたとおり、勝つ可能性は高いかもしれないけど、負けることも十分にあり得るので、ここは押さえまでにした。
  • 6番手はメジャーカフェ
    NZTで先行しながら3着しているのは能力の高い証明である。前走ほどペースは速くならないだろうから、折り合えるかどうかが鍵となるが、きっちりと折り合い脚を貯めることができればチャンスはあるだろう。NZT組で決まりそうな気もするので、念のためタイキリオンとの組み合わせも押さえてしまった。
  • あとは気になる馬をてきとうに押さえてみた。
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    G1NHKマイルC
    タイキリオン
    (牡3・柴田善57)
    買い NZT優勝。前哨戦を勝っているのは大きなアドバンテージといえる。タイムも1.32.1という3歳馬では信じられない速さであった。馬場が良すぎたということもあるが、それにしても3歳で32秒台というのだからレベルが違うと言っていいのではないか。抑える競馬から差しているのだからどんな展開にも対応できるタイプといえ安定度も期待できそうだ。NHKマイルCを勝ったタイキフォーチュンの半弟であり血統的な裏付けもある。
    消し 前走11人気だったことからも分かるとおりそれまでのレースでそれほど強いところを見せていない。前走はいろんな意味でたまたまはまっただけということも十分に考えられる。あるいは、能力はあるのだが、自分に合った条件でないと力を出せないタイプということも考えられる。若竹賞では東京マイルで13着に惨敗していることもあるわけだし、前走の走りだけでどこまで信じていいか難しいところである。
    メジャーカフェ
    (牡3・岡部57)
    買い NZT3着。ハイペースをそれなりに先行して終いもしっかり伸びていたのだから能力の高さは非常に感じられる。初めてのマイル戦でこの走りなのだから2回目の今回はさらに強い競馬を見せてくれるはずだ。休み明けからまだ2戦しかしていないというローテーションも好感が持て、さらなる上積みも期待できそうだ。現在G1で3連続連対という勢いのある小島厩舎でもある。G1連勝も夢ではないはずだ。
    消し 前走の3着であるが、先行したサーガノヴェルを捕まえることができず、後ろのタイキリオンに差されたことを考えると、このどちらかに地力で勝つというのは難しいということになる。なんというか結果的に中途半端な状態になってしまったということである。こういうタイプが本番で巻き返すというのはあまり考えづらく、頑張っても掲示板までということになりやすい。未知数がまだまだ多いので判断が難しいが、イメージ的には堅実派という感じになってしまった。
    タニノギムレット
    (牡3・武豊57)
    買い スプリングS優勝、アーリントンC優勝、シンザン記念優勝など。 皐月賞で1人気に推されたとおり現世代のトップクラスの馬であることは間違いない。スプリングSでは届きそうにないような位置から直線だけで楽に抜け出しているし、皐月賞もとんでもない大外を回ってハナ差の3着というのだから能力の高さは半端ではない。アーリントンC、シンザン記念の内容からも距離短縮がマイナスのはずがないし、広い東京コースで戦えることがこの馬には大きなプラスといえるだろう。鞍上も武豊に戻るということで四位のような大外を回るだけという競馬はしないだろう。ふつうにさえ走れれば圧勝ということも十分に考えられる。
    消し 能力の高さは当然に認めざる得ないが、NZT組との直接対決がないだけに、実はNZT組の方が能力が高かったということも考えられるだけに、これまで強い競馬をしてきたからといって、それだけで負けるわけがないと評価するのも危険である。皐月賞から挑戦してくるというローテーションもどうだろうか、皐月賞でけっこう厳しいレースをしているだけに、調子を維持するのはけっこう厳しいのではないか。これがダービーTRとかのレベルなら地力の違いだけで何とかしてしまうかもしれないが、G1ともなるとそんなに甘くはないのではないか。
    アグネスソニック
    (牡3・横山典57)
    買い きさらぎ賞2着、京王杯2歳S2着など。 朝日杯FSでも5着した馬であり、アドマイヤドンと0.3秒差しかなかったのだから、能力がそれなりに高いことは間違いないだろう。朝日杯以外は3着を外していないという安定度が魅力の馬であり、大崩れはまず考えられない。少し行きたがる気性なので距離短縮はプラスとなる。流れ次第ではチャンスはありそうだ。
    消し 重賞を4度走って4度とも負けている。2度2着しているのだから悪くはないのだが、勝てないというところが、どうしても「堅実タイプ」という印象を強くする。逃げるとか追い込むとか脚質的に武器を持っているわけでもないだけに、こういう大勝負の舞台ではどうしても評価しづらい。今回は前走よりメンバーが強くなっていることもあるし、G1という大舞台ということも考えると、魅力がいまいちと言わざる得ない。
    メジロマイヤー
    (牡3・田中勝57)
    買い きさらぎ賞優勝。重賞を勝っていることは素直に評価すべきだろう。マイペースで先行した時はかなりしぶといレースをする馬で、平均的な流れになればチャンスが出てくる。皐月賞は惨敗に終わったが、2000mがこの馬には長かったこと、間隔が開きすぎていたことなどを考えれば、距離短縮と一叩きで巻き返しがあっても不思議はないといえる。
    消し きさらぎ賞を勝っているがメンバー的にそんなにレベルが高かったとも思えない。皐月賞もそんなに極端に速い流れでもなかったのに、しんがりまで失速するというのは負けすぎであり、距離うんぬんの問題ではないような気がする。つまりはG1級という器ではない可能性が高いのではないか、ということである。それに東京マイルは決め手重視のコースであるだけに、この馬のような切れる脚がないタイプにはかなり厳しいのではないか。
    シベリアンメドウ
    (牡3・後藤57)
    買い 京王杯優勝など。重賞を勝っていることは素直に評価すべきである。朝日杯でも3人気に推された馬でもあるし、その素質は高く評価されている。その朝日杯で6着に敗れたが不利があって0.3秒差なら内容としては悪くはないし、前走のNZT7着も休み明けでいきなり超ハイペースの展開では息が上がっても仕方ない。一叩きされた上積みは当然に見込めるだろうし、大きく変わってくる可能性は十分だろう。一昨年のイーグルカフェもNZT7着からの巻き返しだったことを忘れてはいけない。
    消し 京王杯を勝っているが不良馬場でのものだけに評価しづらいものである。確かに勝負根性というか底力は感じたが、良馬場でのスピード勝負ということになると、結果を残していないだけに大きな不安になってしまう。現に朝日杯6着、NZT7着と大きなレースで掲示板にも載れずに負けているではないか。今回もそれなに大きくは負けないとは思うが、連対できるほどの決め手を見せられるかとなると疑問を感じてしまう。
    カフェボストニアン
    (牡3・蛯名57)
    買い 福島2歳S優勝、クロッカスS優勝など。 オープン特別を2勝しているがいずれも圧勝という内容だっただけに重賞級の器であることは間違いない。前走のクロッカスSも直線で大きな不利を受けているので、まともならサーガノヴェルと際どい勝負になっていたはずである。朝日杯では8着に敗れたがハイペースを先行していたことを考えれば0.6秒差なら上々の内容である。あの頃よりは馬も成長しているだろうし、流れにさえ上手く乗れればチャンスは出てくるだろう。
    消し やはりマイルという距離が大きな不安となる。朝日杯でもそのスピードの違いから先行してしまっているように、スプリント戦とマイル戦のペースの違いを理解できないことには、朝日杯と同じような結果になるであろう。オープンで2勝しているものの、メンバー的にかなり楽なレースだったといえるだけに、これだけでG1の裏付けにするのは厳しいし、重賞では連対すら果たしていないということからすると、G1という器ではないかもしれない。
    テレグノシス
    (牡3・勝浦57)
    買い スプリングS2着。皐月賞TRでそれなりにメンバーが揃った中でこの結果を残したのは大きな成果である。タニノギムレットとクビ差の勝負をしたのだから自信を持っていい。トニービン産駒でもあるし、前走のような追い込みがあっているとすれば、東京コースに替わるのは大きなプラスということになる。マイル戦も2戦2連対なのでベストに近いといえる。スプリングSの内容が良かっただけに同じような競馬さえできればチャンスは出てくるはずだ。
    消し まずは皐月賞を使えなかったということが大きな不安となる。脚部不安で大事をとって回避したということであるが、この短期間で調子をピークまで持ってこれるものなのか疑問を感じる。G1ともなると何とか間に合ったというレベルで勝てるほど甘くはない。それに500万で際どい勝負をしてきたことを考えると、前走の好走要因は距離延長が良かったという考え方もできるわけで、そうだとすると距離短縮はかえってマイナスということになるかもしれない。
    ゲイリーファントム
    (牡3・池添57)
    買い マーガレットS優勝。前走オープン特別を勝っているのは好感が持てる。勢いは感じられ、ここにきて大きく成長しての結果であればG1の舞台でも期待できることになる。ハイペースを先行して押し切っているのだから内容も悪くはなかった。流れ次第ではチャンスはありそうだ。
    消し クリスタルCでハナを切っているように、どちらかというとスピード任せに走るタイプであり、気性的にマイルで折り合えるかどうかが大きなポイントになるだろう。朝日杯、シンザン記念とも惨敗に終わっていることを踏まえると、マイルはやはり距離が長いと言わざる得ないのではないか。前走勝利もしょせんオープン特別だし、重賞では好走した経験がないわけだから、G1では能力が足りないという印象を受ける。
    サードニックス
    (牡3・石崎隆57)
    買い ベンシャミンS優勝、ジュニアC2着。 前走オープン特別を勝っているのは好感が持て、勢いは感じられる。相手はあまり強くなかったが、自ら先行して突き放しているのだから力が違ったということだろう。ジュニアCで2着に追い込んでいる実績もあるのだから東京マイルとの相性も良さそうだ。この時はサンヴァレーを捕まえられなかったが、展開的にやむ得ない部分もあった。どんな展開にも対応できるのも強みであり、休み明けを2度叩かれて体調はさらに上昇しているようであればチャンスはあるだろう。
    消し この馬の場合はスプリングS10着をどう評価するかがポイントになるだろう。休み明けということを考えると仕方ないという考え方もできるが、本当に強い馬であれば、皐月賞に出走するための大事なレースで2桁着順に負けるということはないのではないか。前走勝利もしょせんオープン特別戦でメンバーもそんなに強くはなかった。ジュニアCもなんだかんだで2着に負けているわけだし、G1という器の馬でない可能性が高いのではないか。
    スターエルドラード
    (牡3・和田57)
    買い 函館2歳S2着、新潟2歳S2着など。 朝日杯FSで3着していることを忘れてはいけない。アドマイヤドンと0.2秒差の勝負をしたのだから能力が高いことは歴然である。もちろんG1でも通用するだけのものを持っていると考えていいだろう。年明け3戦は結果を残していないが、もともとムラのあるタイプなだけに、あまり気にすることはないだろう。人気を落としての一発が非常に恐いタイプである。
    消し 朝日杯3着の実績はあるが、これが最高の実績ということは、今回のレースでも頑張っても3着ということではないか。そして、ここ3戦はクリスタルC5着が最高ということを考えると、常識的には掲示板に載ることすら厳しいということになるだろう。決め手が鋭いというタイプでもないし、東京コースということも考えると一発というのも考えづらい。
    オースミエルスト
    (牡3・秋山57)
    買い 小倉2歳S2着、シンザン記念3着、きさらぎ賞4着、NZT5着と重賞でそこそこの結果を残している。NZTでは32秒台の時計で決まる中で0.5秒差で走っているのだから高く評価しなければならない。シンザン記念もタニノギムレットと0.2秒差の勝負をしているのだから内容としては悪くはない。重賞勝ちこそないものの、G1級の馬を相手にこれだけの競馬をしているのだから、この馬がG1で通用しないということはないだろう。流れ次第では逆転があっても不思議はないはずだ。
    消し きさらぎ賞で4着に負けているのがけっこう痛い。これがあるために、相手なりに走るタイプでどんなレースでも好走に終わるタイプという印象が強くなってしまっている。実際、どのレースも内容的には完敗に近いものだと思われ、タイム差以上に力の違いを見せられている感じもする。そうしてもG1という器ではないような感じがしてしまう。先行してなだれこむという戦法から一発を期待するのも難しい。
    カノヤバトルクロス
    (牡3・小野57)
    買い マーガレットS2着。いちおうオープン特別で連対を果たしているのだから実績としてはまあまあである。どちらかというと追い込みタイプだけに勝ちきれない面があるが、こういうタイプはG1のような厳しい流れで前が止まる展開になると、一気に抜け出してくることがある。脚質的にはマイルくらいの方が合っていそうだし、一発あっても不思議はないのではないか。
    消し オープン特別2着が最高という実績でG1を好走しようというのはちょっと甘いのではないか。500万特別もなかなか勝ち上がれなかったくらいだから、そういうレベルの馬という可能性が高そうだ。ちょっとG1という器ではない感じがする。勝ち鞍はいずれも1200mなので距離延長も実績的には疑問と言わざる得ない。直線追い込み型であるが、500万でも差しきれないくらいの決め手では、とてもG1では通用しない。
    キーンランドスワン
    (牡3・藤田57)
    買い 新馬戦、500万と連勝した馬である。それなりの素質がなければデビュー2連勝なんてできないものだけに、潜在能力は高い馬かもしれない。その後オープン重賞では勝てないでいるが、前走の橘Sで2着と調子を上げてきている。昨年のリーディング森厩舎所属ということからも、秘めた能力はかなり高いという気がしてくる。
    消し 最高実績が前走のオープン特別2着というのはあまりに寂しい。その他のオープン戦では掲示板にも載っていないことからすると、重賞級の器ではないということではないか。まして今回のようなG1では敷居が高すぎるということになりそうだ。さらにシンザン記念で惨敗しているのだから距離にも不安を感じずにはいられない。
    スペシャルストック
    (牡3・吉田57)
    買い 前走500万ではあったが、後続を7馬身ちぎるという圧勝を演じている。ハイペースで逃げてこの結果なのだからかなりのスピード能力である。1800mでもそれなりに走っている馬なので距離延長は心配ないだろう。初めての芝になるが、前走のスピードを見せられると、芝だとさらにそのスピードが生きるような気がしてくる。サーガノヴェルの回避でそんなに競り合うことなく先行できるだろうし、ペース次第ではチャンスがあるのではないか。
    消し まずは、しょせん500万を勝ち上がったばかりの馬であり、オープン実績がないというのが大きな不安となる。500万を圧勝したといってもオープンの流れは全く違うだけに経験すらしていないというのは大きなマイナスということになる。まして、この馬は芝未経験である。芝で化けるタイプもいるのも確かであるが、確率的にはかなり低いもので、やはりマイナスと考えるべきである。また、勝ち鞍はいずれも1400m戦でありマイルという距離にも不安を感じてしまう。
    マヤノサリーダ
    (牡3・武士沢57)
    買い 前走500万とはいえ勝っているだから調子が上がってきているのだろう。この時期の3歳馬は驚異的な成長を遂げることもあるからその前兆かもしれない。挑戦してくるということはそれだけ潜在能力が高いと陣営は思っているということであり、秘めた能力をこの大一番で開花させるということもあるかもしれない。
    消し まずは、しょせん500万を勝ち上がったばかりの馬であり、オープン実績がないというのが大きな不安となる。500万を圧勝したといってもオープンの流れは全く違うだけに経験すらしていないというのは大きなマイナスということになる。まして、ダートでの勝ち上がりとなると芝での不安はかなり大きい。現に芝でもそれほど強いところを見せていない。芝に替わったからといって大掛けするとも思えない。また、勝ち鞍はいずれも1400m以下でありマイルという距離にも不安を感じてしまう。
    キネティクス
    (牡3・小林淳57)
    買い うーん正直これといった好材料が見あたらない。とはいえ、挑戦してくるということはそれだけ潜在能力が高いと陣営は思っているということであり、秘めた能力をこの大一番で開花させるということもあるかもしれない。
    消し アーリントンC6着、NZT10着と重賞で掲示板に載れなかったことを考えると、重賞級の器ではないと判断するのが自然だろう。ましてG1で巻き返すなんて常識では考えづらい。いずれもマイル戦だったのだからなおさらである。切れる脚を持っているわけでも、逃げるタイプでもないだけに一発というのも考えづらい。
    エンドレスデザート
    (牡3・郷原57)
    買い うーん正直これといった好材料が見あたらない。とはいえ、挑戦してくるということはそれだけ潜在能力が高いと陣営は思っているということであり、秘めた能力をこの大一番で開花させるということもあるかもしれない。
    消し 2勝はいずれもダートであり、芝では3度走って3度とも掲示板にも載れずに惨敗していることからすると、芝のG1という舞台で巻き返せるとは到底思えない。距離実績もないし、前走のマーガレットSでは疝痛で出走を取り消していることからすると調子にも疑問を感じる。いくら何でもあまりに条件が悪すぎるように感じる。
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