皐月賞の結果
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結論 |
◎モノポライザー ○チアズシュタルク ▲ヤマノブリザード △タニノギムレット △ローマンエンパイア △タイガーカフェ △バランスオブゲーム △メガスターダム △アドマイヤドン △サスガ △メジロマイヤー |
買い目(馬番連勝複式) 計10,000円 12-18(2,000円) 軸12--11-15(1,500円) 軸12--1-9-10(1,000円) 軸12--3-4-5-8(500円) |
若駒Sの内容が圧巻である。少頭数であったがスローの展開を後方で折り合い、直線だけの競馬で楽に抜け出した瞬発力は桁違いで、明らかに役者が違うという内容だった。相手が弱かったのも確かであり、このレースだけで評価するのは危険かもしれない。しかし、その着差とかタイムとかそういう数字を超えた、なんというか余裕のある大物感みたいなものを凄く感じた。新聞等でも前々から武豊が高く評価していたし、橋口調教師もあのダンスインザダーク以上の器というのだからこの馬の強さは半端でないということになる。エアグルーヴの半弟で父がサンデーサイレンスに変わっているという血統的な裏付けもある。そういうことで今回は馬連でそれほど人気がないから選んだわけではなく、若駒Sが終わった時点で私はこの馬を本命◎にすることをほぼ決めていたのである。弥生賞で負けていれば気持ちは変わっていただろうが、結果的に出走回避となった以上は、人気がどうであれこの馬から勝負するしかないと思っていた。落ち着いた気性というのも好感が持てるし、少なくても自滅するタイプではないだろう。弥生賞を使えなかったこと、武豊のケガで後藤がテン乗りになること、重賞を勝っているわけでないことなどマイナス要素も多いが、ここはこの馬の潜在能力の高さに賭けてみるしかない。もちろん今回は縦目を買う気もない。 相手探しは正直なところオッズにこだわった。常識的にはタニノとローマンだろうが、10倍くらいのオッズではあまり魅力はない。であれば、共同通信杯、毎日杯を連勝したこの馬で勝負するのが面白いと思った。シンザン記念でタニノギムレットと僅差の勝負をしており、このとき内外の差を考えればほぼ同等の評価をしていい内容だっただけに、その後同じように重賞で連勝したことも踏まえれば、ギムレットと同等の評価をすべきである。にもかかわらず人気がもう一つという状況であれば狙うしかないだろう。藤田はアドマイヤドンに騎乗するのは痛いが、代役が蛯名なら問題はない。距離2000mと斤量57kgを経験しているのもプラスといえる。ギムレットを実力で負かせるとすればこの馬が最有力だと私は思う。 弥生賞5着をどう考えるかであるが、やはり成長力がいまいちだったと評価するのが一般的なのだろうし、だからこそ人気が落ちているのだろう。しかし、上がり34.3の瞬発力は見せているのだからそんなに内容が悪かったわけではないと思う。あのレースではあまりにペースが特殊だっただけに、あまり参考にしない方がいいのではないか、というのが私の考えである。ローマンエンパイアの走りは別格という感じは確かに受けたが、この馬は年明け初戦だったことも考えれば巻き返しがあっても不思議はないと思う。オッズ的に面白いこともありこの評価にしてみた。 常識的に考えればこの馬が1人気になるのは仕方ないというか、当然のことである。何せ重賞3連勝中でしかもその内容も圧勝に近いものばかりであれば、ここも簡単にクリアしてしまうだろうと誰もが思ってしまうだろう。この馬の能力はG1級であることは認めざる得ないとは思っている。ただ、スプリングSの走りにひっかかるものを感じた。4角で後方の位置取りだったときは「やばいのでは?」と感じたように、これまでの安心して見てられたという点でレース内容が違っていたように感じた。あれはもしかしたら目に見えない疲れだったのではないか、というのが私の不安である。だとすれば、ローテーションの間隔が詰まっているという不安がレースで出てしまうのではないか、とついつい思ってしまう。オッズ的に面白くないというのが本当の理由ではあるが、けっこう不安も大きいということで押さえという評価にした。 弥生賞の走りが圧巻だった。超スローの前残りの展開だったにもかかわらず、3角でほぼ最後方の位置取りから2着まで押し上げたのだからもの凄い瞬発力である。G1級の能力は間違いないと素直に思う。とはいえ、前走負けは負けである。結局のところはその不器用なところで負けているのだろうから、今回のような多頭数では不安の方がどうしても大きくなる。人気を背負っての幸四郎にも不安があるし、オッズを考えると押さえまでとしたい。 休み明けの弥生賞で3着しているのだから、叩かれた上積みで巻き返しがあっても不思議はないだろう。中山2000mは慣れた舞台であるし、鞍上デムーロも魅力である。阪神タイガースの快進撃も考えると、ここは外せない存在だろう。 前走の弥生賞を勝ってしまったが、展開に恵まれたというのが一般的な評価であろう。私もそう思っている部分が大きいが、新潟2歳Sを圧勝、朝日杯も休み明けで4着とその実力の片鱗は十分に見せていたのだから、一概に展開に恵まれたと評価すべきではないだろう。決め手に疑問はあるものの、その能力が高いことは素直に認めるべきだと私は思う。今回はどういう展開になるか分からないが、うまく流れに乗れればチャンスはあると私は思う。 ここ2戦惨敗に終わっているが、ラジオたんぱ杯を勝った実力は本物だと私は思っている。前々走は出遅れ、前走は気負いすぎと能力を出し切っての負けではないだけに、巻き返しがあっても不思議はないはずである。あまりに人気がないのに正直驚いているくらいで当然に押さえたい。 朝日杯を完勝した馬だけにさすがに消すという判断はできなかった。とはいえ、前走の若葉Sで3着に負けたのは痛恨であった。相手が強かったとも思えないだけに、あそこからの巻き返しはかなり厳しいのではないか。私は今回はかなり難しいと見ている。 葉牡丹賞を直線だけの競馬で勝っているように、はまった時の末脚はかなりのものだと思われる。重賞での成績がいまいちなのでさすがにここでは通用しないとは思っているが、安藤勝鞍上ということもあり、一発に期待して押さえることにした。 この馬のことはよく分かっていないが、きさらぎ賞の内容からはここではちょっと厳しい感じはしている。とはいえ、いちおう重賞を勝っている馬ではあるので念のため押さえることにした。 |