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スプリンターズSの反省

スプリンターズSの結果
1 4-04ビリーブ 武豊 1.07.7--- 478kg+2 1人気
2 7-09アドマイヤコジーン 後藤 1.07.81/2 460kg+2 3人気
3 8-11ショウナンカンプ 藤田 1.07.9クビ 492kg+8 2人気
単勝220円 枠連570円
複勝110円 130円 140円 馬連590円
ワイド240円 230円 320円
馬単960円 三連複810円
予想と見解 好材料と不安材料
スプリンターズSの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただきます。
  • いやあ、いいレースだった。強い馬が強い競馬をする。しかも三つ巴のレベルの高いレースということで、私は非常に満足している。予想はかすりもしなかったけど、こうなることも覚悟のうえでの予想だったので悔しいということは一切ない。本当にいい競馬だったと思う。
  • 勝ったビリーブであるが、セントウルSの勢いをそのままに見事に勝ちきった。ショウナンカンプのスピードについていっての差し切りだから本当の意味での実力と言っていいだろう。まだ4歳ということからも今後の活躍を期待したい。
  • アドマイヤコジーンであるが、高松宮記念に続いて2着に終わった。私の印象としてはやはりスプリント適性の差が出てしまったと思えてならない。カンプには何とか雪辱を果たしたが、ビリーブとは力の違いを見せつけられたという感じがする。カンプも本調子でなかったと思うので、次も勝てるかは分からない。まあ年齢的にこの馬は今年で終わりか。
  • 3着に敗れたショウナンカンプであるが、夏負けで一叩きできなかったのが影響してしまったのだと思う。9月のG1の調整の難しさを改めて痛感した一戦だったのではないか。それで僅差3着なのだから、やっぱりこの馬の能力も並ではない。高松宮記念では巻き返してくるに違いない。
  • 私の本命◎トロットスターであるが、蛯名騎手が最近では一番良い雰囲気だったという中でこの惨敗ということは、ふつうに考えればピークが過ぎたということなのでしょう。ただ、これで極端に人気を落として穴を開けるということもないとは言えないだけに、悩むところではある。
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    参考
    G1スプリンターズSの予想
    結論
     ◎トロットスター
     ○アドマイヤコジーン
     ▲リキアイタイカン
      △ショウナンカンプ
      △ビリーブ
      △サーガノヴェル
      △サニングデール
      △その他全馬

     買い目(馬番連勝複式) 計6,000円
      6-9(2,000円)
      6-8,8-9(各1,000円)
      軸6--4,11(各500円),7(400円),1(200円)
      軸6--2,3,5,10(各100円)

    にへいの見解
  • いろいろと多忙のため簡単にさせていただきます。
  • 本命◎トロットスター
    このメンバー構成であれば、さすがに人気サイドで決まるだろうと思っていただけに、穴狙いはかなり難しいと思っていた。しかし雨が降ったことで状況が一変した。つまり力が足りないと思われていた馬でもチャンスが出てきたというわけである。でもまあ、人気上位馬の実力なら多少の馬場の悪化は関係ないという考え方もできるだけに悩むところではあるが、人気下位の馬でもノーチャンスではなくなったという状況になった以上は当然に穴を狙いにいくべきだろうと私は判断した。今回の場合、穴を狙うのであれば逃げるショウナンカンプは潰れるということをある程度前提にしないといけない。つまり、先行陣は伸びないということである。となれば、狙うのはもちろん差し馬である。道悪を苦にせず、実績もある、根性もあるとくれば、トロットスターを置いて他にはいない。春の不振からピークが過ぎたという考え方もできるが、決めつけるのは早すぎる。立て直しさえうまく行っていれば巻き返せるはずである。この馬の底力に今回は賭けてみる。
  • 対抗○アドマイヤコジーン
    上記の理屈からすればここも差し馬でなければいけないが、この馬はマイルG1を勝っているようにスタミナにも優れている。道悪にも滅法強く、先行しても粘りきる可能性が高い。私の常識からすればこの馬を◎本命にすべきなのであるが、人気になっていることで敢えて◎本命から外したというわけである。休み明けということもあり思いきってもっと評価を下げることも考えたが、その他の条件を考えるとやっぱりこれ以上は評価を落とせないという判断となった。
  • 単穴▲リキアイタイカン
    ここは素直に差し馬を持ってきた。高松宮記念4着という実績からここでも十分に通用すると思うし、前が崩れれば当然にチャンスのはずである。道悪はいまいちという話なのでちょっと狙いすぎとは思ったが、あまりに人気がないので買わずにいられなくなったというのが正直なところである。
  • 4番手△ビリーブ
    セントウルSのレコード勝ちは圧巻だった。好位から直線で突き放すという内容だっただけに、G1でも十分に通用すると思う。ただ、馬場が悪化したのはこの馬には痛いのではないか。切れ味が持ち味の馬だけに前走のような走りは難しいのではないかと思った。まあ、本当は人気になっているから評価を落としただけだけど。
  • 5番手△ショウナンカンプ
    高松宮記念で3馬身差というのはあまりに強い内容である。私はこの馬が能力的にはNo1だと思っている。そういう意味では雨が降らなければ素直にこの馬を◎本命にしようと思っていた。しかし、雨が降ってしまった以上は高松宮記念ほどの信用はとても置けない。意外に人気になっていないようであるが、それでも人気サイドに変わりはない。穴狙いという方針にした以上は押さえまで。
  • 6番手△サーガノヴェル
    フェアリーSとクリスタルCを横綱相撲で勝っており、3歳馬では能力No1であることは間違いないだろう。ただ、この時期の3歳馬が古馬に勝つのはけっこう厳しいと私は思う。前走惨敗というのも気になるし、押さえまでの評価にしたい。
  • 7番手△サニングデール
    3歳馬でありながら函館SSを快勝した実績を持つ。時計勝負でどうかと言われていたが、雨が降ったことで状況が一変した。私も狙ってみようかと思ったが、考えることはみな同じようで意外に人気になっているようである。オッズを見て押さえまでにした。
  • 雨が降ったことでその他の馬にもチャンスがでてきたと私は思う。そういう意味で念のため全馬押さえることにした。
  • まあ、こんなところです。
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    G1スプリンターズS
    (簡単バージョン)
    ショウナンカンプ
    (牡4・藤田57)
    買い H14高松宮記念優勝、H14オーシャンS優勝。 今年の高松宮記念を勝っているというのは当然に凄いことであるが、それよりもその内容が凄い。スピード自慢の精鋭を後目に楽にハナにたち、直線では早めに競り掛けてきたアドマイヤコジーンを逆に引き離したのだから、この馬の強さは半端ではない。スプリントG1で2着に3馬身差というのは能力が抜けているとしか言いようがない。函館SSではまさかの4着に敗れたが、体調が万全でなかったことと時計のかかる馬場が影響したのだろう。今回は当然に仕上げは100%だろうし、新潟の軽い馬場もこの馬に合う。平坦コースというのも味方となるだろうし、まだ4歳という若さも魅力といえる。高松宮記念の再現の可能性が高いのではないだろうか。
    消し 前走の函館SSで4着に負けたのが非常に痛い。高松宮記念の勝ちっぷりからすると8分のデキでも勝てると思われたが、馬券圏内をも外したのだからあまりにだらしなかった。何が敗因かはっきりしないが、今回も同じように敗れる可能性も十分ということになる。例えば間隔が開くとダメなタイプということかもしれないし、ピークが極端に短くもう高松宮記念ほどの力は出せないのかもしれない。今回走らせてみないと分からないことではあるが、高松宮記念では連勝の勢いでレースに臨んでいたことからすると、あのときとは状況が若干異なることは確かだろう。
    アドマイヤコジーン
    (牡6・後藤57)
    買い H14高松宮記念2着、H14安田記念優勝など。 昨年までスランプに陥っていたが、今年になって大復活を遂げた。何せ4戦3勝2着1回、しかもG1で1着2着という半端でない成績を残したのだから文句の言いようがない。安田記念を勝っているが、高松宮記念2着という成績からもスプリント戦でも上位レベルであることは明らかである。スプリント戦でも先行できるスピードを持っているし、決してばてないスタミナもある。左回りも得意としているし鉄砲も問題ない。激しいレースになればなるほど真価を発揮する。
    消し 休み明けというのはやっぱり不安である。安田記念を勝ったことで本番はマイルCSだと考えているだろうから今回どこまで仕上げてくるか疑問である。春に復活を遂げたものの、それまではスランプに陥っていた馬だけに、今回の休みでまた本気で走らなくなるということもあるかもしれない。高松宮記念で2着も3馬身差完敗という内容だっただけにスプリント戦では底を見せてしまった感じもする。
    ビリーブ
    (牝4・武豊55)
    買い H14セントウルS優勝。 現在3連勝中と非常に勢いがある。前走のセントウルSも2着に4馬身差でレコードという強さである。京王杯SCで3着した実績もあり左回りも関係ない。好位から抜け出すという正攻法の競馬を得意とする馬なので展開も関係ない。先行する有力馬をマークして直線で抜き去るというシーンが簡単にイメージできる。4歳という若さも魅力であり、春よりも大きく成長しているのは明らかである。ショウナンカンプが勢いで高松宮記念を制したと同じように今回はこの馬が勢いで勝ってしまうのではないだろうか。
    消し 前走圧勝も相手が弱すぎたというのも否めない。今回の有力馬との対戦が乏しいだけに判断が難しい。高松宮記念上位馬に力の違いを見せつけられるということも十分にあり得るということである。夏場使っていること、前走レコードだったこと、前走馬体重が8kg減っていたことから好調を維持できるかという心配もある。平坦コースだと前もばてないので差し切れないということもあるだろう。
    トロットスター
    (牡6・蛯名57)
    買い H13高松宮記念優勝、H13スプリンターズS優勝、H13シルクロードS優勝、H12CBC賞優勝など。 昨年のスプリントG1を2つとも勝っているのだから潜在能力が高いのは明らかである。昨年なんて休み明けだったのに直線の伸びは半端でなかった。今年の春は5着に終わったが、シルクロードSでも6着に負けるなど調子がもうひとつ上がっていなかった。この夏きっちりと立て直していれば昨年のような強い競馬を見せてくれるはずである。左回りも得意としており巻き返しも十分にあり得る。
    消し 今年の高松宮記念で5着に敗れたのがあまりに痛い。この馬らしい覇気が感じられなかっただけに「すでに燃え尽きてしまった」のかと考えたくなる。実際、シルクロードS6着、京王杯SC6着と今年はこの馬らしさを1度も見せていない。ピークを過ぎたとすれば今回巻き返すことはあり得ないだろう。昨年は休み明けでも勝ったが、今年もきっちりと仕上がっているかは分からないことだし、新潟の平坦コースでこの馬の末脚が通用するかどうかも疑問となる。昨年ほどの信用はとても置けない。
    サニングデール
    (牡3・福永55)
    買い H14函館SS優勝、H14ファルコンS優勝など。 前走の函館SSでG1馬ショウナンカンプを相手に完勝したことは当然に高く評価しなければならない。古馬初挑戦でこれだけの走りをする馬は滅多にいない。とんでもない大物の可能性も十分である。1200mは5戦4勝2着1回とパーフェクトなので距離はベストである。まだ3歳なのでG1G2未経験なのは仕方ない。それよりも底を見せていないことと成長の見込める若さが魅力と考えるべきだろう。
    消し ショウナンカンプに勝ったといっても、相手が4着だったことを考えると、力でねじ伏せたと言うよりは相手が自滅したという評価が妥当だろう。これだけではG1の裏付けにはちょっと厳しいかもしれない。時計も10秒台と速いとは言えないし、時計のかかる馬場が良かったのだとすれば、新潟の軽い馬場への適性が疑問となる。3歳馬ということを考えると古馬G1はまだ時期尚早というのが常識的な判断だろうし、間隔が開いたというのも不安となる。
    サーガノヴェル
    (牝4・吉田53)
    買い H14フェアリーS優勝、H14クリスタルC優勝、H14NZT2着。 2歳時に7秒台というとんでもないタイムを叩きだし注目され、春初戦のクリスタルCでも休み明けにもかかわらず再び7秒台の時計を出してその強さを見せつけた。好位から直線で抜け出すという横綱相撲で勝っていることで大物感もたっぷりだった。さらに、あまりのスピード能力の高さから距離が心配されたNZTでも32秒台というとんでもない時計で2着したことでその器の大きさを再認識させるとともに、スピードだけではないことを証明した。前走惨敗もダート戦であれば度外視でいいだろうし、一叩きされたこと芝に替わることで今度はこの馬の持ち味を存分に発揮してくれるはずだ。
    消し 前走ダートだったとはいえ9着というのは負けすぎという感じは否めない。いくら休み明けだったとはいえそんなに速いペースだったとも思えなかっただけにちょっと解せないものがある。3歳牝馬ということも考えるとメンタル面でまだまだ未成熟なところがあるのだろうか。であれば、さらに厳しいレースが予想される古馬G1ではさらに厳しいということになる。体調が本調子でないとすれば、1ヶ月でどこまで立て直せるかも疑問となる。まだ3歳ということからすれば根本的な能力としても古馬に通用するかどうかも分からないということも忘れてはいけない。
    サイキョウサンデー
    (牡6・四位57)
    買い H11中京スポーツ杯優勝、H14シルクロードS2着、H14淀短距離S優勝など。 昨年暮れのファイナルSで約3年ぶりの勝利をあげると、続く淀短距離Sを連勝し、シルクロードSも2着と完全復活を遂げた。3年前の中京スポーツ杯ではトロットスターに勝っている馬なのだから古馬G1でも通用する能力はあると思われる。前走のセントウルSは惨敗に終わったが休み明けであればやむ得ない。一叩きされて一変ということも考えられる。
    消し シルクロードSで2着に敗れたのが痛い。相手は軽ハンデだったとはいえ、この馬だって55kgしか背負っていなかったのだから、あそこで勝ち切れないというのはその程度の実力しかないということになるのではないか。この負けで勢いが止まったという感じもするし、古馬重賞は勝っていないというのも事実であるわけで、G1でも好走できるといえるほどの実績は残してないということになる。
    ゴールデンロドリゴ
    (牡5・岡部57)
    買い UHB杯、札幌日刊杯とオープン特別を2連勝した勢いは高く評価しないといけない。相手がそれほどでもなかったとはいえ、オープンで連勝することはなかなかできない。完全本格化したと見ていいだろう。距離はもちろんベストである。左回りも3連対と得意としている。重賞実績がないのは確かであるが、逆に重賞で負けたわけでもない。もしかしたらG1を制覇できるくらい馬が強くなっているということもないとは言えないのではないか。
    消し オープン2勝も北海道シリーズのものでG1の裏付けにはちょっと厳しいものがある。重賞実績があるわけでもないし、レース内容も派手でなかっただけに今回の挑戦はちょっと背伸びしすぎだと思えてならない。速い持ち時計があるわけでもないし、期待できそうな要素があまりに少ない。馬が急成長したということもないとは言えないだろうが、そんな例は稀な話である。
    シベリアンメドウ
    (牡3・柴田善55)
    買い H13京王杯2歳S優勝。このとき後にNHKマイルCで2着したアグネスソニックに完勝している。2歳限定戦とはいえG2を勝っていることに変わりはないし、能力はかなり高いと見るべきであろう。春は期待ハズレの成績に終わったが、1200mを走るようになって3着3着とまあまあの結果を出している。まだまだ底を見せたとは言えないし、道悪を得意としている馬なので雨が降ればさらにチャンスが広がる。
    消し 重賞実績が2歳戦だけでは古馬G1の裏付けにはあまりに厳しいものがある。今春の成績も掲示板すら確保できないというありさまだったし、夏になって3着3着とそれなりに結果を出すようになったが、G1というレベルにはあまりに遠い。切れる脚を持っているわけでもなく、どちらかというとじわりじわり伸びてくるタイプなだけに、新潟芝コースとの相性も疑問となる。
    リキアイタイカン
    (牡4・武幸57)
    買い H13CBC賞優勝。別定G2を勝っているのは当然に評価しなければならない。このときは大外を豪快に追い込んでおり、小回りコースによる展開に助けられたというものではなく、むしろ不利な状況にもかかわらず勝ってしまったという評価が正しい。高松宮記念も前2頭が残ったことを考えれば、追い込んで4着というのは高く評価していいと思う。中京を得意としていることから左回りの新潟は同じように得意といえるだろうし、直線が少しでも長くなるのは当然にプラスだろう。まだ4歳という若さなのだからまだまだ成長が見込め夏を越してさらにパワーアップしているかもしれない。
    消し 高松宮記念で4着しているが、前2頭には決定的に負け方をしている。よく頑張ったとは思うが、あれがこの馬の能力の限界という感じがしてしまう。G1となると前の馬もそうはばてないだけに、追い込み馬であれば有無を言わせない強烈な末脚を持っていないと厳しいものがある。この馬にそれだけの爆発力があるとも思えないだけに、好走しても4着までということに再びなりそうだ。休み明けも常識的にはマイナスと考えるべきだろうし、道悪がプラスとなるタイプでもなさそうだ。
    ディヴァインライト
    (牡7・田中勝57)
    買い H12高松宮記念2着、H14東京新聞杯2着、H14マイラーズC2着など。 高松宮記念で連対を果たしていることは高く評価しなければならない。G1で連対できる能力は十分にあると考えるべきである。その後は不調に陥ったが、今年の東京新聞杯で2着、マイラーズCでも2着と復調をアピールした。高松宮記念は6着に敗れたが、前が潰れなかったのだからやむ得ない面もあった。左回りを得意としている馬だし、馬場も問わない。前崩れの展開になればチャンスは大きくなる。
    消し 高松宮記念2着といっても2年前の話である。キングヘイローが勝っているように生粋のスプリンター不在の年だった。今年はマイル戦で好走していることからも、もう少し距離があった方がいいタイプだと思われ、平坦コースのスピード重視のレースではこの馬の出番は難しいと考えられる。まして重賞を勝ったことのない実績しかないのだから根本的な能力にも疑問を持つ。7歳という年齢からも大きな上積みは期待できないだろうし、休み明けというのも不安となる。
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