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高松宮記念の反省

高松宮記念の結果
1 3-05ショウナンカンプ 藤田 1.08.4--- 484kg-4 3人気
2 5-09アドマイヤコジーン 後藤 1.09.03.1/2 462kg0 2人気
3 8-16スティンガー 田中勝 1.09.0クビ 474kg-2 4人気
単勝660円 枠連620円
複勝230円 150円 340円 馬連1,140円
ワイド510円 1,670円 990円
予想と見解 好材料と不安材料
高松宮記念の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • うーん、悩みに悩んで最終的に1人気から勝負して惨敗するという最悪の敗戦となってしまった。ここまで的中なしという焦りがそうさせてしまうのだろうか。悔いの残る負け方となってしまった。ここまで的中しないとなると、真剣に穴予想への転換を考えなければいけないかもしれない。人気馬で勝負して負けるよりは、穴馬で勝負して負けた方がまだいい、ということもあるし、まぐれで的中して一気に回収できれば、それはそれでいいことでしょう。今年まだ的中してないことで、逆にいいきっかけかもしれない。
  • 勝ったのはショウナンカンプだった。 ハナを奪ってハイペースで逃げ切る。こういう勝ち方が私は最も強い勝ち方だと思っている。それを見事に演じてしまったのだから、この馬の強さは半端ではない。スピード自慢が揃ったこの舞台で楽にハナを切るスタートダッシュ、直線でもまったく失速しない持久力と、とんでもない能力の馬である。何もなければ秋もこの馬で仕方ないだろう。それくらい強かった。前走の走りからもこういうレースをしてしまうのではないか、という感じはあったのだから狙うなら今回しかなかった。次回からは圧倒的1人気を背負うだろうから馬券的に妙味がない。こういうところの思い切りのなさが私の最も悪いところである。
  • 2着はアドマイヤコジーンだった。 勝った馬が強すぎたのだから負けたのは仕方ない。4角で負かしにいかななければいけないという厳しい展開だったのに、それでも2着を確保したことでこの馬の強さも証明したといえる。これで完全復活といっていいだろう。マイルも走れる馬だし次も楽しみだ。
  • 3着はスティンガーだった。 さすがに左回りの短距離はよく走る。出遅れも痛かったし、小回りコースの大外を回るロスも痛かった。まともなら2着はあったろうから、やはりこの馬は短距離で良かった馬なのである。これで引退なのだから今さら分かっても仕方ないことであるが・・・。どうせ的中できないなら、この馬から勝負すれば良かった。負けるにしてもこれだけ楽しませてくれれば十分である。
  • トロットスターは5着だった。 私の不安が的中してしまった。やはりこの馬は走り気力が無くなってきているのだと思う。昨年あれだけ激しいレースをしていれば、それも仕方ないことだろう。今までが強かっただけに、それなりの競馬はしてくれると思ったが、前走で掲示板が載れなかったということを、もっと強く受け止めるべきだった。
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    参考
    G1高松宮記念の予想
    結論
     ◎トロットスター
      ○アドマイヤコジーン
      ▲スティンガー
       △リキアイタイカン
       △ショウナンカンプ
       △メジロダーリング
       △ディヴァインライト
       △テネシーガール

     買い目(馬番連勝複式) 計10,000円
      9-12(2,000円)
      12-16(2,000円)
      9-16(1,000円)
      12-15(2,000円)
      5-12(1,000円)
      8-12(1,000円)
      12-14(500円)
      12-18(500円)
    にへいの見解
  • いろいろと忙しいので予想は簡単にさせていただきます。
  • 本命◎トロットスター
    昨年のスプリント2冠馬なのだから絶対能力が高いのは間違いない。しかも2戦とも万全とは言えない状態で勝っているのだから、能力が違ったとしか言いようがない。今回は前走のシルクロードSでハンデ59.5kgで敗れたものの、その後は順調に調整されたようで、デキとしては昨年以上ということだから、一叩きされた上積みと定量戦ということであれば当然に勝ち負けということになると思う。ただ、前走のシルクロードSで6着というのは負けすぎという感じがしないでもない。どちらかというと気持ちで走るタイプなだけに、マイルCS、シルクロードSと馬の走ろうとする気持ちが失せてきているようにも感じられた。昨年のスプリンターズSで燃え尽きたとすれば、再び走る気を取り戻すことがないということも考えられるだけに、今回はもしかしたら惨敗に終わることも考えられるという気持ちも持っている。とはいえ、本気を出せばこの馬にかなう馬はいないはずである。調教もそれなりには走っていたし、まだまだ衰えてはいないと私は判断したい。今回の1人気はちょっとリスキーな感じも持っているが、素直に最も強いと思える馬から勝負したい。
  • 対抗○アドマイヤコジーン
    前走の阪急杯が凄かった。ハイペースを先行して後続を突き放したのだから強いとしか言いようがない。タイムも7秒台と文句がなかった。東京コースで重賞2勝という実績から左回りが問題になるはずもないし、小回りコースなので先行できる脚質も魅力となる。今の勢いであれば朝日杯以来のG1制覇も夢ではないというか、かなり現実的な話だと素直に思う。ただ、阪急杯のメンバーにかなり疑問を持っている。今回の有力馬となる馬がいなかったように、相手に恵まれての圧勝という評価が妥当かもしれない。今回のメンバーで同じような競馬ができるか疑問を感じたし、それにテンに速い馬が多いことと、内側が荒れてきていることを考えると、今回は差し馬の方が有利なのではないかという判断もあった。思い切って本命にしようかとも考えたが、そういうことでこの馬の評価を落とし、素直にトロットスターから勝負することにした。
  • 単穴▲スティンガー
    京王杯SCを連覇したように、この馬は東京1400mをベストとしている。つまりは、左回りの短距離を得意としていることであり、中京1200mであれば京王杯と同じように強い競馬を見せるかもしれない、という気持ちが私には強い。以前から高松宮記念に出走してきたら面白いと思っていただけに、個人的にけっこう楽しみにしている。ただ、小回りで直線が短いというのがどうかという不安もあるし、1200mはやっぱり短すぎたということもあるだろう。年齢的にピークが過ぎた感じもするし、鞍上勝春というのも個人的には気になった。まあ、そういうことでこの評価にした。
  • 4番手△リキアイタイカン
    CBC賞を勝っている実績はそれなりに評価しなければいけない。3年前のマサラッキが中京1200mだと走りが変わるというタイプだっただけに、この馬も中京1200mで爆走するタイプということも十分に考えられる。前半が速くなるだろうから、追い込み脚質のこの馬には都合のいい展開といえるし、CBC賞の再現は十分にあり得る。CBC賞のメンバーがそれほどでもなかっただけに、力不足のような気はしているが、一発の魅力ということでこの評価にした。
  • 5番手△ショウナンカンプ
    オーシャンSを逃げ切った上がり馬であるが、芝は2戦2勝とまだ底を見せておらず、いずれも7秒台で走ったのだから能力はかなり高いということになる。左回りが苦手という話だし、他にもテンに速い馬がいるから楽には逃がしてくれないという展開の不安もあるが、左回りは走らせてみないと分からない部分もあるし、G1でもスピードの違いを見せつけて楽に逃げてしまうということも考えられる。走らせてみないと分からないというのが正直なところではあるが、とんでもない大物かもしれないだけに、押さえは必要である。
  • 6番手△メジロダーリング
    スプリンターズSで2着したのだから能力はかなり高いということになる。しかもかなり速いラップで逃げて残ったのだから高く評価しなければいけない。今回も同じような思い切った競馬ができれば、同じような結果を出しても不思議ないことになる。平坦小回りコースということで中山よりもレースがしやすいということも考えられるし、再び連対ということも十分に考えられる。さすがに休み明けでは厳しいだろうと思っていたが、思ったより人気がないようなので、それならば能力の高さからも押さえるのが正解だろうと判断した。
  • 7番手△ディヴァインライト
    東京新聞杯2着で復活を遂げた。一昨年のこのレースで2着した馬であり、もしかしたら左回りを得意としているということなのかもしれない。だとすれば調子の良い今回も再びこの舞台で連対するということも十分に考えられる。密かに狙っていたつもりだったが、意外に人気になっているので買う気が失せてしまった。年齢的にピークは過ぎただろうし、前走4着も負けすぎという感じが否めないということで、押さえという評価に止めた。
  • 8番手△テネシーガール
    セントウルSを勝っているし、昨年のこのレースでも3着しているのだから、能力が高いことは間違いないと思う。気持ちよく走れなければそれで終わりという脆さはあるが、逆に気分良く走った時の渋とさも半端ではない。今回はショウナンカンプがいるのでハナを奪うのは難しいだけに、好走は難しいというのが常識的な見解だろうが、今年も外枠に入ったことで揉まれずにレースを進めることも可能であり、昨年のように好走することも考えられる。あまりに人気がないので私は押さえるという判断をした。
  • 9番手エアトゥーレ
    阪神牝馬Sでハイペースを先行して押し切ったように、牝馬では能力が違うところを見せている。前走の京都牝馬Sでは気性的な脆さを出してしまい4着に敗れたが、1200mならそういう心配もなくなり、持ち前のスピードを存分に見せてくれるであろう。相手がスプリントのスペシャリストとなるだけに、そう簡単にはいかないとは思うが、チャンスがないわけではないだろう。
  • 10番手サイキョウサンデー
    ここにきて完全に復活してきた。中京1200mは重賞を勝った思い出のコースだし、調子を取り戻した今であれば、G1でも何とかしてしまうかもしれない。とはいえ、勝ったのはオープン特別で重賞では前走2着に負けていることを考えると、G1という器ではないと私には思える。鞍上が江田照男というのもかなり恐いが、私は力不足だと思う。
  • 11番手テンシノキセキ
    フェアリーSなんかはかなり強い勝ち方だったので、けっこう能力が高いとは思っているが、さすがに古馬の牡馬混合G1では荷が重いかな、という感じは否めない。まだ未知の部分があるだけに、一叩きされたことで大化けということもあるかもしれないが、私はここでは通用しないと思っている。
  • 12番手エピグラフ
    期待の素質馬が昨年夏にようやく復調してきた。とはいえ、古馬重賞の経験がない馬が、休み明けでいきなりG1というのは無謀すぎる。キャリアが浅く、まだまだ未知の部分が多い馬だけに、いきなりその素質を見せつけるということもあるかもしれないが、私はそこまでの器はないと思っている。
  • 13番手ゲイリーフラッシュ
    この歳でシルクロードを勝ったのは立派であるが、ハンデ52kgだったのだからG1の裏付けには厳しい。調子が良いのは確かだとは思うが、阪急杯5着が実力だと思う。
  • 14番手トキオパーフェクト
    何をしでかすか分からないタイプなだけに、一発が恐い馬ではあるが、さすがにG1で爆発するということはさすがにないのではないか。
  • 15番手トウショウリープ
    左回りが得意であることは確かであるが、CBC賞で5着というのがこの馬の能力の限界だと私は思う。1400mで5勝ということを考えると距離も少し短いのではないか。
  • まあ、こんなところです。
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    G1高松宮記念
    トロットスター
    (牡6・蛯名57)
    買い H13高松宮記念優勝、H13スプリンターズS優勝、H13シルクロードS優勝、H12CBC賞優勝など。 昨年のスプリントG1を2つとも勝っているのだから当然に王者という位置づけとなる。しかも、いずれのレースも体調は万全でなかったにもかかわらず強い内容で勝っており、絶対能力の違いを見せつけている。左回りを得意としており中京コースというのも心強い。前走は6着に敗れたが、ハンデ59.5kgがつらかっただけで、それで0.3秒差なら悪い内容ではなかったといえる。叩かれた上積みと定量戦で斤量が減ることを考えれば、ここでは再び強いレースを見せてくれるはずだ。
    消し 前走6着は負けすぎという考え方もできる。斤量を背負っていたとはいえ、スプリント王者の肩書きを持っている馬なら掲示板は外してほしくないところである。マイルCSでも覇気がなかったということで惨敗していることも考えると、年齢的にそろそろ実力が落ちてきているのかもしれない。スプリントG1を3連勝できるものなのか?という確率的な不安もある。
    アドマイヤコジーン
    (牡6・後藤57)
    買い H14阪急杯優勝、H14東京新聞杯優勝、H10朝日杯優勝など。3年前の2歳チャンピオンがスランプから脱出して復活してきた。休み明けから重賞2連勝なのだから文句のつけどころがない。特に前走は先行して抜け出し3馬身突き放すという強い内容だった。東京コースで重賞2勝しているのだから左回りも問題ないし、先行できる脚質なのだから小回りコースというのも有利となる。
    消し 重賞2連勝と勢いは認めるが、東京新聞杯は道悪で時計が遅かったし、阪急杯はメンバー的にそれほどでもなかった。この2つの重賞を勝っているからといって必ずしもG1でも通用すると言えるかどうか疑問である。特に前走の阪急杯には今回有力といわれている馬が出走してなかったわけで、3馬身差といっても相手を考えるとそれほど大きく評価してはいけないのかもしれない。
    メジロダーリング
    (牝6・吉田豊55)
    買い H13スプリンターズS2着、H13アイビスSD優勝など。 前回のスプリンターズSで2着しているのは大きな実績である。先行馬が揃い厳しい条件だったにもかかわらず果敢に逃げ、ダイタクヤマトの追撃を振り切ったのだから高く評価できる内容だった。直線1000mのアイビスSDでは最後まで脚があがることなく走りきって快勝しているし、スピード勝負は望むところである。左回りで3勝しているし、小回りコースも先行するこの馬には有利となる。
    消し 今回の最も大きな不安はやはり休み明けだろう。あまり長く休むことなく使われてきた馬なので何とも言えないが、スプリンターズSの時は勢いで好走したというイメージが強いだけに、休み明けでいきなり実力を出し切れるかどうか疑問を感じる。小回りコースもG1となると多くの馬が早め早めに仕掛けてくるだろうから、かえって先行馬がつらくなるということもある。昨年のこのレースでは5着に負けているわけだし、この臨戦課程でどこまで頑張れるであろうか。
    リキアイタイカン
    (牡4・武幸57)
    買い H13CBC賞優勝。中京芝1200mの重賞、しかも別定G2を勝っているのは心強い実績である。このときは大外を豪快に追い込んでおり、小回りコースによる展開に助けられたというものではなく、むしろ不利な状況にもかかわらず勝ってしまったという評価が正しいだろう。まだ4歳という若さなのだから実績がこれだけというのは仕方ない。むしろさらに成長が見込める点を重視すべきであろう。前走9着は出遅れがすべてなので参考外で構わない。前が速くなるG1の流れなら、再びこの馬の追い込みが炸裂することになるかもしれない。
    消し CBC賞をどう評価するかであるが、それほど強いメンバーでなかったのは確かだと思うだけに、このレースを勝ったからといってG1で高く評価していいかどうかは悩むところである。タイムも9秒台だったし、他に8秒台で走って経験もない。キーランドCやスワンSでは6着に負けた馬だし、G1級の器ではないような感じもする。今回は出遅れないという保証もない。
    サイキョウサンデー
    (牡6・江田照57)
    買い H11中京スポーツ杯優勝、H14シルクロードS2着、H14淀短距離S優勝など。暮れのファイナルSで約3年ぶりの勝利をあげると、続く淀短距離Sを連勝し、シルクロードSも2着と完全復活を遂げた。3年前の中京スポーツ杯ではトロットスターに勝っている馬なのだから復活してきた今ならチャンスは大きい。現にシルクロードSではトロットスターに先着した。中京スポーツ杯と同条件となるのもプラスといえるだろうし、絶好調の江田照男鞍上というのも心強い。
    消し シルクロードSで2着に敗れたのが痛い。相手は軽ハンデだったとはいえ、この馬だって55kgしか背負っていなかったのだから、あそこで勝ち切れないというのはその程度の実力しかないということになるのではないか。この負けで勢いが止まったという感じもするし、古馬重賞は勝っていないというのも事実であるわけで、G1でも好走できるといえるほどの実績は残してないということになる。
    スティンガー
    (牝6・田中勝55)
    買い H12H13京王杯SC優勝、H12京都牝馬特別優勝、H10阪神3歳牝馬S優勝など。 京王杯SCを連覇したようにこれまでの実績を踏まえれば1400mがベストの馬といえる。しかし、よく考えてみると1200mを走ったことないのだから、もしかしたら1200mだともっと強い競馬をするかもしれないという推測は容易にできる。G1レベルの馬であることは間違いないだけに、この条件で爆発する可能性はけっこう高いのではないか。左回りでは走りが変わるタイプだし、最近はキングヘイロー、トロットスターと追い込み勢が勝っているレースなのだから、この馬が通用しても不思議はないはずだ。
    消し 距離は初めてなので何とも言えない。つまりは、やっぱりこの馬には短すぎたということもあり得るということである。京王杯SC連覇も直線の長い東京コースだから持ち味が生きたという感じもするだけに、いくら左回りとはいえ直線の短い中京コースでこの馬の持ち味を発揮できるかどうかという疑問も感じる。さらに6歳という年齢からか、近走の走りを見てると以前に比べるて迫力がなくなっている感じも受ける。
    ショウナンカンプ
    (牡4・藤田57)
    買い H14オーシャンS優勝。ダートから芝に替わって2連勝した。しかも2戦とも7秒台の時計で2着には2馬身差つけるという強さである。いずれも逃げ切っているように、スピードが違うという内容だっただけに、G1でもそのスピードで逃げ切ってしまうということも十分に考えられる。芝でまだ無敗なわけだから、底を見せていないという魅力があるし、4歳という若さも魅力といえる。
    消し 芝の重賞を経験していないだけに、ここ2走の結果だけでどこまで評価していいか難しい。強いかもしれないが、重賞だと通用しないということも考えられる。まして逃げて勝ってきたことを考えると、G1だと他にも速い馬がいるだけに、これまでにないプレッシャーで自滅するということもあるのではないか。あるいは、逃げることすらできないということも考えられる。さらに、この馬は左回りに不安があるらしい。
    エアトゥーレ
    (牝5・福永55)
    買い H13阪神牝馬S優勝など。阪神牝馬Sではハイペースを先行して押し切ったが、2〜5着馬が追い込み馬だったことを考えると、この馬の強さはかなりのものということになる。京都牝馬Sでは掛かってしまい4着に敗れただけに、今のこの馬には短い距離の方が合っているのかもしれない。だとすれば、阪神牝馬Sで絶対能力の高さは証明しているだけに、牡馬相手でもその強さを見せるかもしれない。
    消し 重賞勝ちは阪神牝馬Sだけである。強い内容だったのは確かであるが、しょせん牝馬限定戦であり、牡馬混合のG1の裏付けにはちょっと厳しい感じがする。それに1200mでは実績がないのだから必ずしも距離短縮がプラスになるとは限らない。マイルとスプリントでは流れが全く違うもので、今度はペースが速すぎて流れに乗れないということも十分に考えられる。
    ゲイリーフラッシュ
    (牡9・佐藤57)
    買い H14シルクロードS優勝。なんだかんだでシルクロードSを勝っていることは事実なわけだから、この馬自身調子が良いことは間違いないだろう。阪急杯も5着にはきているわけだし、フロックと見るのは可哀想だ。こういうタイプは厳しい流れになっても自分の力をきっちり発揮できるもので、混戦で潰し合うような展開ならまた伸びてくるかもしれない。
    消し まあシルクロードSはハンデに恵まれたというのが常識的な見解だろう。続く阪急杯ではアドマイヤコジーンに完敗していることを考えると、さすがに別定戦では実力不足ということになると思う。調子が良いのは認めるが、この年齢でG1を勝てるほどに化けるというのはさすがに考えづらい。
    エピグラフ
    (牡5・幸57)
    買い H13キーランドC優勝。2歳夏から期待されていた馬が昨年夏にようやく本格化した。実績はオープン特別だけであるが、重賞を走っていないだけで負けたわけではない。本格化した今ならいきなりのG1挑戦でも、その潜在能力の高さで何とかしてまうかもしれない。とにかく底を見せていない以上は何をしでかすか分からない。
    消し 実績がオープン特別だけというのはちょっと寂しい。札幌のレースだっただけにレベルにも疑問を感じるし、時計もそれほど速かったわけではない。しかも今回は7か月の休み明けである。重賞実績もないような馬が、休み明けでG1を好走しようなんて無謀すぎる。本当に強い馬なら、多少調子が悪くても1000万くらいは何とかするものだし、しばらく足踏みしていたことからするとG1レベルの馬とは考えづらい。
    シャンハイダロン
    (牡6・上村57)
    買い 前走の準オープン戦ではダートだったとはいえ、5馬身差というかなり強い勝ち方をした。絶好調といえるデキだと思うし、芝だって走らせてみたら強いかもしれない。前走逃げ切っているようにスピード能力はかなり高いと思うし、今の勢いならG1でも何とかなるかもしれない。
    消し 芝で未勝利というのは大きな問題といえる。1戦だけでは参考にならないかもしれないが、さすがに15着というのは負けすぎだと思う。それに前々走は14着に負けていることを考えると、前走はマイペースで走れたというのが大きいと思われ、テンに速い馬が多数いる今回はまた自滅するということになるのではないか。もちろん、それ以前にG1で通用する能力があるかどうかも疑問ではある。
    ディヴァインライト
    (牡7・横山典57)
    買い H12高松宮記念2着、H14東京新聞杯2着など。一昨年のこのレースで連対を果たしている実績を忘れてはいけない。この馬にとってはベストレースといえるだけに、条件はベストと考える必要があるだろう。今年は東京新聞杯で2着と幸先のいいスタートを切ったし、前走も2着には差のない4着である。高松宮記念、東京新聞杯で結果を出しているということは左巧者という可能性が高いだけに、調子のいい今なら再びこの舞台で好走するということも十分に考えられる。
    消し 東京新聞杯2着は道悪だったしマイル戦だったからあまり参考にならないし、前走オープン特別で4着というのは負けすぎという感じがする。ショウナンカンプが楽に逃げていただけに、勝つのは難しかったとは思うが、それでもG1で結果を出せるほどの実力があるのなら2着は確保してほしいところだ。すでに7歳という年齢からすと堅実に走ることはできるが、スピード勝負となると対応しきれなくなってきているということかもしれない。
    テネシーガール
    (牝5・山田和55)
    買い H13セントウルS優勝など。セントウルSでダイタクヤマトを完封しているように楽に逃げた時のこの馬はかなりしぶとい。昨年の高松宮記念で3着していることからも能力が高いのは明白である。つまりは、気分良く走れるるかどうかが全てであり、揉まれることなく自分のレースさえできればここで結果を出すことも十分に可能である。
    消し この馬は逃げてなんぼの馬であるだけに、これだけテンに速いメンバーが揃うとかなり苦しくなる。逃げることができなければそれで終わりだし、たとえハナを奪えたとしても楽に逃げることはあまりに難しい。まして、休み明けでいきなりG1というのもあまりにつらい。昨年のこのレースで3着しているが、あれがこの馬の限界という感じもするだけに、頑張っても連対までは難しいのでは。
    テンシノキセキ
    (牝4・松永55)
    買い H12フェアリーS優勝、H13アンドロメダS優勝など。フェアリーSではかなり強い内容で勝っており、能力はかなり高い馬だと思われる。その後故障してしまったが、昨秋に復帰し3戦目にオープン特別をきっちりと勝ち、復活を遂げた。前走は休み明けで力を出せなかったが、叩かれた今回は前走のようなことはない。まだまだ底を見せたとはいえないし、4歳という若さもある。ここで一発あっても不思議ない存在である。
    消し 古馬重賞で結果を残していないというのは大きな不安となる。前走7着も休み明けとはいえ、メンバーを考えると負けすぎという感じがしてしまう。しょせん古馬戦ではオープン特別で1勝だけということを考えると、牡馬混合のG1で通用する器ではないのかもしれない。メンバーが一気に強化され、流れも厳しくなるだろうから、力を出せずに終わるということも考えられる。
    トウショウリープ
    (牡5・中館57)
    買い 左回りで5勝8連対という典型的な左巧者といえ、中京コースは大きなプラスといえる。オープン実績はもう一つであるが、得意の条件なら一発あっても不思議はない。自分の持ち味さえ発揮できればけっこう面白い存在ではないか。
    消し CBC賞で5着に終わっているのがあまりに痛い。今回と同じ条件で負けたのだから、いくら左回りでもこれがこの馬の能力の限界ということになると思う。だとすれば、さらにメンバーが強くなるG1ではあまりに苦しいということになる。先手を奪えないと惨敗することも多いだけに、テンに速い馬が揃った今回は展開としてもあまりに厳しいということになる。
    トキオパーフェクト
    (牡7・吉田稔57)
    買い H10クリスタルC優勝、H11淀短距離S優勝、H12銀嶺S優勝など。持ち前のスピードで逃げ切るというのがこの馬の特徴で勝つときはとんでもない強い勝ち方をする馬であったが、最近は差す競馬で結果を出せるようになってきている。一昨年の高松宮記念で5着したこともあるし、G1でまったく通用しないという馬ではない。もともとスピードは非凡なものを持っているだけに、馬の気分さえ損ねなければチャンスはある。
    消し 古馬になってからは芝の重賞で連対したことがない。ハイレベルなレースだとハードな流れになるために、それに耐えうる精神力がない足りないのかもしれない。持ちタイムもそれほどでもない。前々走2着しているが、しょせん道悪のオープン特別だったし、年齢を考えると、重賞ましてG1で通用するだけの能力はもうないのではないか。
    ノボリユキオー
    (牡6・石橋57)
    買い セントウルSで4着するなど重賞でもまあまあの走りはしている。大崩れせず堅実に走るタイプだと思われる。前走の阪急杯も6着とそんなに大きくは負けていない。テレビ愛知オープンで2着しているなど中京コースとの相性はかなり良さそうなだけに、流れに乗れればG1でも何とかなるかも。
    消し 重賞で4着が最高というのはやはり問題だろう。その他でも阪急杯6着、シルクロードS7着と、力を出し切れなかったというよりは、能力の限界という感じで負けているだけに、G1での巻き返しはあまりに厳しいと言いたくなる。逃げるとか追い込むとか何か強烈な武器を持っているわけでもないし、一発というのも考えづらい。
    ラムジェットシチー
    (牡6・鈴来57)
    買い H13福島民報杯優勝。このときアドマイヤコジーンに勝っていることを忘れてはいけない。平坦コースを得意としている馬だけに、G1でも中京コースならそれなりに走ってくれそうだ。近走は惨敗に終わっているが、ハイペースを先行できるスピードは見せている。うまく流れに乗れれば何とかするかもしれない。
    消し オープン特別は勝ったとはいえ、重賞では掲示板にも載れないでいる。これでは重賞という器ではないと言いたくなる。特に近走は2桁着順ばかりなので調子にも疑問を感じてしまう。逃げるとか追い込むとか何か強烈な武器を持っているわけでもないし、一発というのも考えづらい。
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