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安田記念の反省

安田記念の結果
1 8-18アドマイヤコジーン 後藤 1.33.3--- 458kg-4 7人気
2 8-17ダンツフレーム 池添 1.33.3クビ 490kg0 2人気
3 1-02ミレニアムバイオ 柴田善 1.33.51.1/2 484kg-4 4人気
単勝1,580円 枠連3,590円
複勝490円 210円 290円 馬連5,800円
ワイド1,980円 2,160円 980円
予想と見解 好材料と不安材料
安田記念の感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただきます。
    まともならエイシンプレストン、ゼンノエルシド、ダイタクリーヴァこの3頭が実力としては抜けていたと私は今でも思っている。それが3頭とも自滅したのだから、どうしてもこんな結果になってしまう。この3頭以外ならどんぐりの背比べだと思っていたので、この結果にそんなには驚いてはいないし、まあ妥当な結果だったのではないか。それにしても、以前は力のある馬がきっちり結果を出していたのに、最近はG1でも「力の違い」だけで勝つのは難しくなっているということなのだろう。これからはG1といっても、過去の実績だけで評価するのは危険ということなのだろう。
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    参考
    G1安田記念の予想
    結論
     ◎エイシンプレストン
     ○ゼンノエルシド
      ▲ダイタクリーヴァ
      △ゴッドオブチャンス
      △リキアイタイカン
      △アドマイヤコジーン
      △トロットスター

     買い目(馬番連勝複式) 計10,000円
      12-13(5,000円)
      軸13--9,15(各1,000円)
      軸13--7,14,18(各500円)
      軸12--15,18(各500円)
      9-12(300円),12-14(200円)
    にへいの見解
  • 仕事多忙のため簡単にさせていただきます。
  • 本命◎エイシンプレストン
    香港で国際G1を2勝した実績はもちろん凄いが、日本のレベルが高かっただけと考えれば、香港の実績だけでこの馬を評価するのは危険である。それよりも、昨年の毎日王冠を勝っていること、マイルCSでもスローの展開で唯一後方から追い込んできており、内容的には最も強かったということを私は評価した。海外で活躍できるのだから、海外輸送の影響なんて考えなくていいだろうし、実力勝負の東京マイルなら2着を外すことはないのではないか、と私は基本的に考えた。とはいえ、日本で古馬G1を勝っていないのも事実であり、けっこう惨敗に終わるかもしれないとも思ってはいる。
  • 対抗○ゼンノエルシド
    昨年のマイルCSを勝っているのだから能力が高いのは明らかである。前走8着というのは負けすぎという感じもするが、距離がマイルになれなまた強い競馬を見せてくれると信じてこの評価にした。基本的にはマイルCSと同じ組み合わせで決まるのではないかということである。
  • ただ、この2頭ももう一つ信用できないし、だからといって人気馬に流してもそんなに儲けにはならない。そういうことでその他の人気馬は思い切って消して、あまり人気のないところを押さえることにした。
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    G1安田記念
    ジューンキングプローン
    (牡5・イム58)
    買い 見たことがないのだから分からないとしか言いようがないが、フェアリーキングプローン、オリエンタルエクスプレスがこのレースで、またインディジェネスがJCで好走したことからも香港のレベルもかなり高くなってきているのは確かで軽視は禁物である。前走香港G1のチャンピオンズマイルを勝っての挑戦で勢いは感じるし、成長著しい馬らしくこれまでの実績以上の走りをする可能性も十分である。距離は間違いないくベストであり、広いコースが合っているタイプでもあるらしい。
    消し 見たことがないのだから何とも言いようがないが、とりあえず香港のレベルが高くなってきていることも確かだろうが、日本のレベルはそれ以上に高くなってきていると私は思う。エイシンプレストンやアグネスデジタルが香港で完勝していることを考えれば、国際Gレース未出走というレベルの馬に日本馬が負けるわけにはいかないだろう。環境の変化というマイナスもあるわけだし適地で日本馬に勝とうというのはかなり難しいのではないか。
    レッドペッパー
    (騙5・モッセ58)
    買い 見たことがないのだから分からないとしか言いようがないが、フェアリーキングプローン、オリエンタルエクスプレスがこのレースで、またインディジェネスがJCで好走したことからも香港のレベルもかなり高くなってきており軽視は禁物である。前走チャンピオンズマイルでジューンとアタマ差の2着なのだから同等の評価は必要だろう。こちらは英国でも走っていたし、国際G1出走経験もあるわけだから環境の変化には対応できるのではないか。昨年の香港マイルでエイシンプレストンに敗れているが、不利があったらしいので巻き返しもあるかも。
    消し 見たことがないのだから何とも言いようがないが、とりあえず香港のレベルが高くなってきていることも確かだろうが、日本のレベルはそれ以上に高くなってきていると私は思う。エイシンプレストンやアグネスデジタルが香港で完勝していることを考えれば、国際Gレース未出走というレベルの馬に日本馬が負けるわけにはいかないだろう。環境の変化というマイナスもあるわけだし適地で日本馬に勝とうというのはかなり難しいのではないか。
    エイシンプレストン
    (牡5・福永58)
    買い H14クイーンエリザベス2世C優勝、H13香港マイル優勝、H13マイルCS2着、H13毎日王冠優勝など。香港で国際G1を2勝したという実績はこのメンバーではもちろん最上位にランクされるものである。いずれも完勝といえる内容だっただけに、この馬の能力の高さがずば抜けていることを物語っている。海外で結果を出せる馬なのだから海外帰りが問題となるわけもないし、昨年の毎日王冠の実績から東京コースも問題ない。もちろん距離はベストである。広くて長い東京の直線なら不利を受ける可能性も低いだろう。
    消し まずは香港帰りとなることで疲れが心配となる。国際G1の激しい2000m戦のあとだけに帰国してすぐに体調をピークに戻すというのはけっこう厳しいものがあるのではないか。また、アグネスデジタルが2着だったように、国際G1を勝ったといっても日本のレベルが高いということであり、国内の方がかえって厳しいレースになるという考え方もできる。現にこの馬は朝日杯以降、国内G1は勝っていないではないか。香港2勝というだけで信じていると痛い目にあうかも。
    ゼンノエルシド
    (牡5・横山典58)
    買い H13マイルCS優勝、H13京成杯AH優勝。 昨年のマイルCSを勝ったG1馬なのだから格としては当然に上位ランクということになる。 そのマイルCSではスピード能力をフルに発揮して完勝という内容で、強い馬が強い競馬をしたというものだった。このときエイシンプレストンにも勝っているのだから、プレストンよりも実力が上という評価も当然にできる。京成杯でもハイペースを先行してそのまま突き放すというレベルの違う走りで日本レコードを叩き出しており、マイルCSがフロックということはあり得ない。前走惨敗も休み明けでやむ得ない面もあっただろう。叩かれた上積みと距離延長で巻き返しは必至である。
    消し スプリンターズS10着、香港C14着と惨敗も多いのがこの馬の最大の問題点である。気性が難しく走る気がなくなるとそれで終わりというタイプであり、好走するかどうかは走らせてみないと分からないところがある。前走も休み明けとはいえ8着というのは負けすぎという感じがするので、昨年ほどのデキに戻っていない可能性もある。先行して抜け出すのを得意としている馬なので直線の長い東京コースだと息切れしてゴール直前で失速するということもありそうだ。前走もそんな感じだった。
    トロットスター
    (牡6・蛯名58)
    買い H13高松宮記念優勝、H13スプリンターズS優勝など。昨年のスプリントG1を連覇したスプリント王者である。短距離における鋭い末脚は半端ではなく、スピード能力は当然にトップレベルということになる。今年に入ってからスランプに陥ったが、前走6着も0.3秒差なら復調してきたと考えていいのではないか。斤量も1kg減るわけだし巻き返しは十分ということになる。安田記念で5着した実績もあるのだから1600mが長いということはあり得ない。左回りが得意ということも忘れてはいけない。
    消し 昨年のスプリント路線では強い競馬を見せたが、今年のレース内容はもう一つである。シルクロードSではトップハンデだったとはいえ6着は負けすぎと言えるし、続く高松宮記念もこの馬らしさが見られず5着に終わった。明らかに昨年とは勢いが違うと言わざる得ないし、年齢的にピークが過ぎてしまったと考えたくなるくらいである。前走京王杯6着もなんか中途半端な感じを受けるだけにまだまだ全盛期のデキには戻っていないと思われる。昨年のこのレースで惨敗しているように暑さに弱いというのも気になるし、距離もやっぱり長いのではないか。
    ミレニアムバイオ
    (牡4・柴田善58)
    買い H14マイラーズC優勝、H14東風S優勝。 前走のマイラーズCでレコード勝ちというのは当然に高い評価が必要だ。レコードで勝つというのは根本的な能力が高くなければできない芸当であり、この馬もかなりの能力の持ち主だと思っていいだろう。現在2連勝中と勢いもあるし、4歳という若さからまだまだ成長できる余地を残しているともいえる。昨年から素質の高さは評価されていた馬であり完全本格化した今ならG1でも対等に戦えるはずだ。
    消し G1裏付けとできる実績は前走だけである。その前走であるが、ゴッドオブチャンスとマグナーテンが引っ張るというハイペースになったという展開が大きな味方となったことは間違いない。この2頭が今回も出走することで同じ展開になるかも可能性も否定はできないが、私はこの2頭は今回はそんなには飛ばさないではないのかと思っている。そうなると引っ掛かりやすいこの馬には折り合いという問題が出てくる。直線が長い東京コースということも考えると、早めに先頭に立って押し切れるほど甘いコースではない。前走のレコード勝ちだけで評価するのはちょっと危険かもしれない。
    アドマイヤコジーン
    (牡7・後藤58)
    買い H14高松宮記念2着、H14阪急杯優勝、H14東京新聞杯優勝、H10朝日杯優勝など。3年前の2歳チャンピオンがスランプから脱出して復活してきた。休み明けから重賞を2連勝し、G1の高松宮記念でも2着したのだから文句のつけどころがない。特に前走は早めにショウナンカンプを潰しにかかったものの相手が1枚上だったために捕まえられず、こうなると普通は一気に失速するものであるが、この馬は最後まで粘りきったのだから強い内容だったといえる。朝日杯を勝っているのだからマイルが問題になるわけがないし、東京コースも重賞2勝と相性が良い。チャンスは十分といえる。
    消し 復調してきたことは確かであるが、東京新聞杯は道悪だったのであまり参考にはならないし、阪急杯と高松宮記念は1200m戦だからマイルの裏付けにはちょっと厳しい。先行して抜け出すというのがこの馬の得意パターンであるが、直線の長い東京コースで早めに抜け出すと最後までスピードを持続できるか心配となる。東京のレベルの高いレースでは、ラスト1Fから後ろの馬が一気に伸びてくることが多いだけに、マイルG1ではつらい展開になりそうだ。
    グラスワールド
    (牡6・藤田58)
    買い H14ダービー卿CT優勝、H14京王杯SC2着。3走前に初めて芝を走ったらとんでもない強さで勝ってしまい、続くダービー卿も完勝。さらに試金石となった前走の京王杯でも2着に伸びてきて、完全本格化を強烈にアピールした。前走2着によりG1でも戦える自信はついたし、1400m戦で差し比べに対応できたのも大きい。距離が延びることもこの馬には大きなプラスである。現代競馬ではこういう勢いのある馬がそのまま好走することも多いだけに、一気に大輪を咲かせるということも十分にあり得る。
    消し ここ数戦の走りには文句がつけようがない。この馬なりによく頑張っていると思う。ただ、前走まではしょせん前哨戦であり、本番となる今回は相手も仕上げを完璧にしてくるだろう。G1未経験のこの馬にとっては、今回が本当の意味での試金石のレースとなるわけで、本気を出した実力馬には太刀打ちできないという可能性も十分である。ローテーション的にも年齢的にも上積みは見込めないだろうから、前走2着を確保するというのもかなり大変かもしれない。
    ゴッドオブチャンス
    (牡4・四位58)
    買い H14京王杯SC優勝、京都金杯2着など。前哨戦となる京王杯を勝っているというのはやはり大きなアドバンテージといえる。ハイペースで逃げて押し切ったのだから内容も強かった。勢いは感じるし、内容からいって能力もかなり高いはずである。京都金杯で2着しているのだから距離が長いということはないだろう。前に馬を置くなどして折り合いさえつけば、かなり強い競馬を見せてくれるはずだ。
    消し この馬の最大の問題は掛かりやすい気性だろう。前走のようなレベルの高い1400m戦でも抑えられず先行してしまうのだから、マイルのペースで折り合わせるのはかなり難しい。前に馬を置いたとしても馬がリラックスして走らなければあまり意味がない。直線の長い東京コースでは、直線までにどれだけ脚を貯められるかが勝負の鍵となるだけに、この馬の気性では距離を克服するのは難しいかもしれない。
    ダイタクリーヴァ
    (牡5・松永58)
    買い H12マイルCS2着、H13皐月賞2着、H13H14京都金杯優勝など。クラシックで連対しているのも凄いが、3歳でマイルCSを2着したのはかなり凄い実績である。その後、骨折などいろいろあり未だに無冠であるが、ハンデ戦でトップハンデを背負っても完勝してしまうように、その能力の高さは明らかであり、いつG1勝っても不思議ない存在である。前走9着も出遅れが大きく影響しただけで力負けではないし、距離延長は明らかにプラスである。巻き返しは十分に考えられる。
    消し 前々走のマイラーズCで8着、前走の京王杯で9着に負けているのをどう考えるかであるが、これまでは休み明けでも出遅れても3着以内を確保するケースが多かっただけに、結局のところ昨年ほどのデキにはないということなのかもしれない。もしかしたら3歳4歳がピークの馬で、5歳となってピークが過ぎてしまったということかもしれない。出遅れ癖も未だに解消されていないというのも大きな不安となる。もちろん他の馬の実力もかなりのものなのだから、この馬が力を出し切っても負けるということだって十分に考えられる。
    ダンツフレーム
    (牡4・池添58)
    買い H13皐月賞2着、H13ダービー2着など。クラシック戦線で2度連対している実績を忘れてはいけない。最強世代と言われたクラシックで2度連対しているのだから、この馬も相当の能力を持っているということになる。現に昨年のマイルCSでも5着に入線して、その能力の高さを見せている。前走4着も休み明けを考えれば上出来といえ、クラシックでも連対しているのだから距離延長は確実にプラスだし、一叩きされた上積みも見込めるのだから、巻き返しは必至ということになる。
    消し 昨年のクラシック連対もアグネスフライトとジャングルポケットに完敗という内容で、どちらかというと堅実に走った結果が2着だったという評価の方が正しいかもしれない。この2頭と同等の評価をするのはちょっと厳しいものがあるのではないか。マイルCS5着も上位馬とは力の違いを見せつけられたという内容で、着順ほど評価できるものではなかったと思う。前走4着もそういう堅実な馬らしい結果ともいえるだけに、上昇の要素があるにしても再び掲示板までという馬かもしれない。結局のところもう一つ決め手にパンチ不足のところがあるということである。
    マグナーテン
    (騙6・岡部58)
    買い H13関屋記念優勝、H13朱鷺S優勝など。実績は目立ったものはないが、スピード能力のかなり高い馬で、前半速い流れで飛ばしてもそのまま押し切ってしまう強さを持っている。そういう意味では毎日王冠で4着していることを高く評価しなければいけない。1800mでも粘ってしまうスタミナがあるのだから東京マイルで距離が長いということはない。新潟東京での好走が目立つので左回りを得意としていると思われるし、今回ゴッドオブチャンスが控える競馬をすれば、楽に先手を奪うことができるわけで、そのまま押し切るというのことも十分に考えられる。
    消し ベストの条件と思われた前走の京王杯で5着に負けたのはけっこう痛い。展開が合わなかった割には頑張ったともいえるが、G1で好走するつもりならきっちり勝ってほしいところである。なんだかんだで重賞勝ちが関屋記念だけということも考えると、結局のところG1という器の馬ではないということかもしれない。スピードが勝っているタイプなので距離延長はプラスとはいえないだろうし、先行しかできないタイプでどうしてもペースに左右される。
    アメリカンボス
    (牡7・江田照58)
    買い H13有馬記念2着、H13中山記念優勝、H13AJC杯優勝など。 昨年の有馬記念で万馬券の立て役者となった。G1で連対したことは大きく、格としては十分に通用するということになる。エプソムCを連覇しているなどもともと左回りを得意としていた馬なので東京コースはプラスといえるし、1800mの重賞を3勝している馬なのだから、マイルをこなせないということはないだろう。
    消し 有馬記念で連対したくらいだから基本的には1800m以上に適性があると言わざる得ない。マイルはやっぱり短いと判断するのが一般的ではないか。有馬記念は展開の助けもあって2着はしたが、基本的にはG1では惨敗することが多く、G1という器はあまり感じない。パワー型の馬で時計のかかる馬場を得意としていただけに冬場の荒れた馬場が合っていたという考え方もでき、軽くて時計の速い馬場に対応できるかどうかはかなり疑問である。休み明けは走らないタイプでもあり、大きなマイナスとなる。
    イーグルカフェ
    (牡6・田中勝58)
    買い H12NHKマイルC優勝、H12共同通信杯優勝など。 3歳限定とはいえG1を勝っている実績は高く評価しなければいけないし、一昨年の天皇賞秋でも4着しており、古馬G1級の実力を持っている馬である。 前々走もマイラーズCで4着には来ており、タイムを考えれば調子はまあ良いと考えていいだろう。前走惨敗は1400mが短かったことと出遅れが響いたと考えればそんなに気にすることはない。 NHKマイルCを勝った思い出の東京マイルで復活もないとは言えない。
    消し 実はNHKマイルCを勝って以来勝ち星がない。最近ではダートの武蔵野Sで2着というのが最高というのだから、G1馬という評価をすべきかどうか悩んでしまう。だいたいG3でも連対できないというのはあまりに物足りないと言わざる得ない。マイラーズC4着もあれが一杯一杯という印象が強いだけに、さらなる上積みは期待できそうにない。極端に切れる脚質でもないので一発というのも考えづらい。出遅れ癖があるのも忘れてはいけない。
    ディヴァインライト
    (牡7・菅原勲58)
    買い H14マイラーズC2着、H14東京新聞杯2着、H12高松宮記念2着など。 今年に入ってからマイル重賞で2連対と非常に調子が良い。もともと高松宮記念で2着したことがある馬で能力は高かったのだから、成長したというよりは復調してきたという方が妥当だろう。特に前走のマイラーズCの内容が良い。レコード勝ちしたミレニアムバイオとタイム差なしの勝負をしたのだから高い評価が必要だ。左回りを得意としている馬でもあるので東京コースに替わるのもプラスだろう。
    消し 前走2着は確かに悪くはなかったし、今年に入ってから調子いいのは認めるが、それでも勝ち星がないというのがかなり気になるところである。好走はするが勝ちきれないという印象が非常に強く、なんというか強さをもう一つ感じられないのである。こういうタイプがG1で巻き返すというのはあまりないような気がする。私には乗り方がけっこう難しそうな馬に感じるので、横山典騎手が乗れないというのも気になるところだ。
    ミヤギロドリゴ
    (牡8・大西58)
    買い H13福島記念優勝。 昨年念願の重賞制覇を果たすなど年齢を感じさせない走りを見せている。前々走3着、前走も5着と調子落ちはなさそうだ。とはいえ、マイルG1でのプラス材料はないに等しい。
    消し 福島、新潟での好走が目立つように典型的なローカル専門馬といえる。こういうタイプがG1で好走するということはほとんどない。マイルで1勝もしていないので距離も合わないし、東京コースも1勝もしていない。常識的には掲示板に載ることすら厳しそうだ。
    リキアイタイカン
    (牡4・武幸58)
    買い H13CBC賞優勝など。別定G2を勝っているのは心強い実績である。このときは大外を豪快に追い込んでおり、小回りコースによる展開に助けられたというものではなく、むしろ不利な状況にもかかわらず勝ってしまったという評価が正しいだろう。まだ4歳という若さなのだから実績がこれだけというのは仕方ない。むしろさらに成長が見込める点を重視すべきであろう。前走12着も展開を考えればやむ得ない面もあった。上がり34.4で走っているのだから距離がマイルだったからダメだったということではないだろう。流れが速くなるG1ならばこの馬の追い込みが炸裂するこも十分である。左回りを得意としているということも忘れてはいけない。
    消し CBC賞と高松宮記念で好走していることをどう評価するかであるが、単純に考えれば中京1200mでこそ強い馬ということになるかもしれない。そういう意味ではやはりマイルという距離は長いということになるかもしれない。現に前走12着に惨敗しているではないか。得意の条件だった高松宮記念で4着に負けているということを考えると、マイルG1でそれ以上の着順を期待するのは難しいかもしれない。
    トレジャー
    (牡4・北村58)
    買い H14ダービー卿CT2着、H13セントライト記念2着など。 昨年、藤沢和厩舎で期待の高かった馬であり、実績がいまいちでも潜在能力はかなり高い可能性はある。切れる脚がないので、上がりがかかる展開の方がいいタイプである。そういう意味ではマイルくらいの距離が合っていそうだし、流れが速くなるG1の方が好走するかもしれない。
    消し 未だに重賞を勝っていないということは、結局のところはその程度の実力と考えるのが一般的だろう。ダービー卿CTでは2着したものの、メンバー的にたいしたことはなかったし、続く都大路Sで9着というのはいかにも負けすぎである。切れる脚がないタイプなので一発も考えづらい。
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