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G1天皇賞・秋の反省

G1天皇賞・秋の結果
1 6-12エアグルーヴ 武豊 1.59.0---34.7 478kg+8 2人気
2 4-07バブルガムフェロー 岡部 1.59.0クビ35.1 486kg+6 1人気
3 1-01ジェニュイン 田中勝 1.59.9535.6 498kg+6 3人気
4 1-02ロイヤルタッチ 蛯名正 1.59.9ハナ35.6 454kg+6 6人気
5 4-08グルメフロンティア 加藤 1.59.9クビ35.7 530kg+4 15人気
単勝400円 枠連250円
複勝130円 100円 180円 馬連290円
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G1天皇賞・秋の感想
  • 凄い!凄すぎます!歴史に残る名勝負だったと思います。そして、17年ぶりの牝馬による天皇賞制覇!現代競馬で牝馬が天皇賞を勝つなんて信じられません。距離が短縮されてからは初めてではないでしょうか。後でも述べますが、この馬は私が今まで見た牝馬の中で一番強いです。もう脱帽するしかありません。横綱バブルガムを真っ向勝負で破ったのだから文句なしです。2強時代到来でしょう。
  • グルーヴを消すとう判断は大間違いでしたが、あれだけ強い競馬をされてしまうと、悔しいなんて感じないです。もう納得の敗北です。馬連2.9倍ではどうせ赤字でしたし、数字的には大きな痛手ではなかったと思っています。次がんばれば取り返せる程度だと思っています。
  • 勝ったのはエアグルーヴであった。前述したとおり、この馬はとてつもなく強かったです。バブルガムに勝てる馬などいないと思っていたのに、真っ向勝負で勝ってしまったのだから凄いです。3着以下に5馬身差をつけていることからして、バブルの調子が悪かったわけでもないです。オークス圧勝の実績から言って、距離延長も問題ないでしょう。ジャパンカップ、有馬記念も最有力候補になることは間違いないです。
  • 2着はバブルガムフェローであった。まさかこの馬が負けるとは思っていなかったが、目標にされるという展開の不利が着差に出てしまっただけだと思う。逆の立場なら着順は逆だったのではないか。とにかく3着以下には5馬身離しているわけだから、この馬のとんでもない実力は証明している。今回に限っては相手が1枚上だっただけである。ただ、ハイペースなのに前の馬を追いかけようとしていたと岡部騎手がコメントしていたように、気性にまだ若さを残しているようである。そうであれば、距離延長はあまり歓迎できないことになる。ジャパンカップでは、エアグルーヴと逆の立場で走れるメリットはあるものの、掛かってしまう気性で距離がもたないかもしれないという不安も大きくなる。
  • 3着はジェニュインだった。さすがにG1になると底力を発揮する。G2で4着5着なのにG1だと3着するのだから本当に勝負強い馬である。替わったこととすれば斤量だけなので、59kg以上だと好走できない馬なのかもしれない。とにかく、まだまだ実力が落ちていないことを証明できたとは思う。ただ、5馬身離されているように、上2頭には逆立ちしても勝てそうにない。マイルならともかく2000mという距離では明らかに実力不足である。まだG1で勝ちたいならマイル戦線に絞った方がいいだろう。
  • 4着はロイヤルタッチであった。どうしてもこの馬は好走だけで終わってしまう。もう一つ決め手がないのである。まあそれでも、休み明けという大きなハンデがあった割にはよくがんばったとは思う。叩かれた次はさらなる好走が期待できそうだ。ただ、上位2頭との差は決定的である。ジャパンカップに行くつもりなら苦戦は必至と言わざる得ないだろう。
  • 5着はグルメフロンティアであった。よく分からないとしか言いようがない馬である。まずローテーションがめちゃくちゃである。休み明けをダートで辛勝、父内国産限定のカブトヤマ記念では3着惨敗、そして今回のレースには連闘で挑戦と、常識的には記念出走としか思えない流れである。それでいて5着にきてしまうのだから、今までの走りは何だったのだろうか。もともと持っていたこの馬の潜在能力がやっと開花したと見るべきだろうが、そんな兆しはどこにもなかった。まあ、たまたま流れに乗ってしまっただけということもあるので、次の走りに注目したい。それなりの走りができれば実力馬と判断していいだろう。
  • サイレンススズカは6着であった。前半58秒というハイペースで逃げた割にはよく辛抱している。河内騎手のコメントでは、抑えが利かないから、行く気に任せたようである。結局のところ、馬がまだまだ若いということになる。これだけのペースで6着に残っているのだから、マイペースを覚えればとんでもない馬になる可能性はかなり高い。まだ4歳馬なのだから来年の成長に期待したい。
  • ユウトウセイは9着であった。いきなり後方からの競馬になったのが痛かったようである。好位から差すというのを得意としている馬だけに、この位置取りではどうしようもない。四位騎手も騎乗ミスを認めている。次は巻き返してくれるだろう。
  • シンカイウンは10着であった。南井騎手はG1の厳しい流れに途中からついていけなかったようだとコメントしていた。やはり小倉記念で3着に負けているくらいの馬がG1で好走しようというのは甘いのかもしれない。毎日王冠で連対しているならともかく、4着では評価するべきではなかったということだろう。私も勉強になりました。
  • ローゼンカバリーは11着であった。休み明けと距離不足ではこの結果も仕方ない。どうせならアルゼンチンから始動すればよかったのにと思うが、後の祭りである。
  • キングオブダイヤは15着であった。私が密かに期待していた馬だったが、G1の壁にもろくもはじき飛ばされてしまった。休み明けだったし、G1実績があったわけでもないので、この結果もやむ得ないだろう。
  • まあ、こんなもんでしょう。
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    参考
    G1天皇賞・秋の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸7--1-10-11-14
    • バブルガムフェロー
      1. ジェニュイン(2,000円)
      2. ユウトウセイ(1,500円)
      3. シンカイウン(1,500円)
      4. キングオブダイヤ(1,000円)
    にへい君の見解
  • 古馬G1のスタートは、関係者らがダービーの次に欲しがる天皇賞である。このタイトルを獲れるなら、ジャパンカップ、有馬記念は2の次である。春の天皇賞は伝統の3200mで、ある意味、時代に逆行しているのだが、この秋の天皇賞は2000mということで現代競馬の頂点とも言えるレースである。ステイヤーのスタミナとマイラーのスピードを兼ね揃えている馬でないとなかなか勝てないレースであり、古馬G1では最も盛り上がるレースだと言える。ただ、せっかくの最強馬決定戦なのに外枠よりも内枠の方が有利だという東京2000mというのがもったいない。まるでハンデ戦のように感じる時もあるくらいだ。実力伯仲のレースで、この差はすぐ勝ち負けに影響する。本当の意味での最強馬決定戦か、どうしても疑問となる。そうは言っても、毎年熾烈なレースになっているのは事実である。最後の直線の凄さは他のレースを圧倒している。今年もそういうレースを期待したい。
  • 今回のメンバーを見てみると、かなり寂しいものを感じる。去年の3強対決(結果的には4強対決)のような盛り上がりがない。何せその3強が引退と故障で1頭も出ていないのだから当然である。しかも、去年4歳でありながらこの3強を打ち破ったバブルガムフェローが5歳となり万全の体勢で出走してくるのだから、負けようがないという雰囲気になるしかない。死角のなかったルドルフを破った、ギャロップダイナのような馬は果たして出るのだろうか。今回のポイントは、良くも悪くもバブルガムをどう考えるかだろう。
  • 私の本命はもちろんバブルガムフェローである。この馬のことを多く話しても仕方ないだろう。4歳でこのレースを制している馬が、5歳になって実力が落ちるはずがない。毎日王冠の横綱相撲で立証済みである。宝塚記念で大幅馬体減にもかかわらず、僅差2着していることからも、この馬の底力は想像を絶するものである。先行して抜け出す戦法なので安定度も高い。たとえ、大駆けされても2着は外さないだろう。故障もないとは言えないが、私はそんな予想はしたくない。この馬を軸にするのは仕方ないと思う。
  • ただ、この馬の単勝はたぶん1.5倍以下になると思う。こんな馬から広く流しても赤字になるのは目に見えている。3・4点、できれば2点に絞らないと勝負にならない。でも根性のない私に2点勝負はちょっときつい。考えに考えたが、変則で4点勝負にすることにした。その替わりエアグルーヴを消すという賭けをする。そうしないと多点買いの意味がなくなるからである。
  • 対抗はジェニュインである。やはり4歳でこのレースを連対した実績は捨てられない。特にこの馬はG1には滅法強いのである。G2G3で勝っていないことからすると驚異的な勝負強さである。今年の安田記念を骨折明けでいきなり2着したように実力はまだまだ落ちていないはずである。このメンバーなら実績上位である。ただ、札幌記念、毎日王冠で3着にも入れないレースをしているのは確かに問題である。マイルでしか走れない馬になってしまったのだろうか。
  • 単穴はユウトウセイにする。連闘は大きなマイナスであるのは分かっているが、休み明けよりはずっとましだと思っている。シナリオ通りの出走らしいし、体調面の問題はないと見ている。前走60kgを背負って勝っているように、かなりの実力の持ち主である。春先は京都記念優勝を含む重賞3連対しているように、格もまったくないわけではない。得意の2000mならG1でもチャンスは十分である。
  • 4番手はシンカイウンにする。毎日王冠を見るまでは、この馬のことをまったく評価していなかった。しかし、毎日王冠の僅差4着の走りを見せられては評価しないわけにはいかない。距離延長もプラスだろうし、勢いは一番あると思える。毎日王冠の再生となればこの馬が2着となる。ただ、オープン入りして間もないし、小倉記念で3着に負けているようにまだまだ信用度は低い。惨敗しても不思議のない馬ではある。
  • 5番手はキングオブダイヤにする。中山記念優勝で1流の仲間入りをした。得意距離が1800m〜2000mであり、この馬にとってはこの舞台でしかG1のチャンスはない。かなり勝負にきているはずである。確かにエプソムCで底を見せてしまった感じがするし、休み明けもマイナスだとは思う。でもバブルとの組み合わせで20倍以上つくのであれば買わないわけにいかない。私の馬券はここまでである。
  • 6番手はエアグルーヴにする。多くの人がこの馬を評価しているが、私はまだ半信半疑である。現役牝馬No1であることは認めるが、混合G1で好走できるかどうかは分からない。実際に証明していないのだから、私は確信できない。強いかもしれないという可能性は認めるが、その逆もあり得ることを忘れてはいけない。あくまでも挑戦者という評価が妥当であると思う。ただ、このメンバーなら2着の可能性は十分である。しかし、あまりの人気に買う気が失せてしまった。実力的にはもっと上の評価が妥当だと思ってはいるが、買うのはやめることにした。
  • 7番手はサイレンススズカにする。2年連続で4歳馬が連対していることからするとこの馬にもつい期待してしまうが、過去2年は共にG1馬であった。重賞を勝っていない4歳馬に好走できるほどG1は甘くないだろう。私は苦しいと見た。
  • 8番手はロイヤルタッチにする。クラシックで2連対した実績はなかなかであるが、春先にユウトウセイに2連敗するなど相変わらず決め手のなさを露呈していた。4歳時の函館記念6着からして休み明けは得意でないように感じるので、私はこの馬を評価することはできない。成長しているかもしれないが、買う気にはなれない。
  • 9番手はローゼンカバリーにする。道悪になると一気に有力馬になる道悪巧者である。とにかく時計のかかる馬場を得意としている。不良馬場ならチャンスは大きくふくらむ。裏を返せば、良馬場なら決め手不足で苦しくなるということである。2500m以上でこその馬なので距離も短すぎる。
  • 10番手はヤシマソブリンにする。菊花賞2着の実績を持っているためか、けっこう人気のある馬である。ただ、最近の走りはあまりに精彩がない。前走も4歳牝馬に負けているのは問題である。いくら最強牝馬のメジロドーベルだったとはいえ、あまりに内容が悪い。私はもうピークが過ぎていると思っている。
  • 11番手はマイネルブリッジにする。去年の有馬記念では連闘ながら3着した実績を持っている。この勝負強さは意外と恐い。こういう馬は忘れた頃にやってくるものである。しかし、東京の軽い馬場ではさすがに厳しいだろう。大駆けはないと見ている。
  • まあこんなもんでしょう。
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    G1天皇賞(秋)出走馬
    馬名 買い&消し
    バブルガムフェロー
    (牡5・岡部58)
    買い H8天皇賞優勝、H9宝塚記念2着、鳴尾記念優勝、毎日王冠優勝とこの馬の実績は今回のメンバーではずば抜けている。前哨戦である毎日王冠も圧勝し臨戦過程も文句ない。4歳ながら勝ってしまった去年に比べると、この馬自身が成長していること、メンバーは弱くなっていることを考えると負けることの方が考えにくい。単勝1.2倍でも不思議はない馬である。
    消し 去年のジャパンカップの惨敗を忘れてはいけない。敗因が分からないのだから、またやるかもしれない。前科がある以上信じきるのもどうだろうか。
    エアグルーヴ
    (牝5・武豊56)
    買い オークス優勝、札幌記念優勝、マーメイドS優勝。秋華賞のアクシデントから復帰して2戦したが、2戦とも圧勝と完全復活をアピールした。前走の札幌記念ではジェニュイン以下牡馬たちをぶっちぎっており、牡馬相手でも戦えることを証明した。距離もほぼベストである。バブルを負かすまではどうかと思うが、他の相手ならチャンスは十分である。
    消し しょせん牝馬であることを忘れてはいけない。天皇賞で牝馬が好走することは並大抵なことではない。現にここ数年はまったくいいところなしである。今まで戦ってきた相手が弱かったことも否めないので、内容はともかく実績からは大きなことは言えない。力の違いを見せつけられて終わることも十分に考えられる。
    ジェニュイン
    (牡6・田中勝58)
    買い 皐月賞優勝、マイルCS優勝、天皇賞秋2着、安田記念2着というようにG1実績はとんでもない馬である。最近はマイルで好走しているが、皐月賞、天皇賞の実績からして2000mは問題ない。とにかくG1に強く、G1になると好走する馬である。G1以外の重賞を勝っていないことからすると、驚異的な勝負強さである。
    消し 札幌記念、毎日王冠と信じられない凡走をしている。今までの安定した走りからすると負けすぎである。なかなか調子が上がってきていないのだろうか。早熟馬でピークを過ぎてしまったのかもしれない。マイルばかり走っていて距離感を忘れてしまっているのかもしれない。
    ロイヤルタッチ
    (牡5・蛯名正58)
    買い 皐月賞2着、菊花賞2着と昨年のクラシックで実績を残している。G1実績はまあまあと言える。距離もこの馬にはベストだろう。大崩れしない安定度が魅力の馬で、有力馬が自滅すれば台頭する。
    消し G1連対経験があるものの、実はきさらぎ賞を勝ってからは勝ち星がない。G1連対時もそうなのだが、どうも決め手がなく勝負弱い。ラストがめちゃくちゃ甘いのである。ただでさえ決め手重視の東京コースを考えるとこの馬にはかなり苦しいと言わざる得ない。それでいて、休み明けではなおさらである。息切れする可能性が高い。
    ユウトウセイ
    (牡8・四位58)
    買い カシオペアS優勝。連闘になるが、斤量60kgで楽勝してしまう実力はかなり凄い。もともと単なる調教と割り切っての出走で、はじめから天皇賞を狙っていたとすれば、遊んで勝ったことになる。8歳馬だが、今年の活躍はめざましいだけに、メンバーが弱い今回は十分チャンスである。距離も2000mはベストである。
    消し 常識的に言えば、連闘はいいとは言えない。前走が単なる叩き台ならともかく、勝ってしまうくらいだから、それなりに力を使っているはずである。疲れを残したままで好走できるほどG1は甘くない。8歳という年齢からも疲労回復はそんなに早くないと思う。宝塚記念で7着に負けているということでG1レベルの馬でないとも考えられる。
    ローゼンカバリー
    (牡5・横山典58)
    買い H9日経賞優勝、H9AJC杯優勝、H8セントライト記念優勝とG2を3勝している実績を持つ。この実績は今回のメンバーではかなり上位にランクされる。掲示板を外したのは菊花賞の11着だけであり、安定度もそうとう高い。
    消し G2を3勝するも全て中山である。しかも時計のかかる馬場だったのが幸いしたと思える。現に東京では目黒記念5着と弱い相手に凡走している。G1では決定的な差をつけられており、この馬の限界を見せている。距離も中山記念で3着に負けているように、2200m以上がベストな馬である。道悪にならない限り、この馬には苦しい。
    マイネルブリッジ
    (牡6・藤原58)
    買い 昨年の有馬記念3着が光る。しかも連闘での好走だっただけに評価できる。今年に入ってからもトップハンデの七夕賞を勝ち、G1で3着した実力を見せつけた。4歳以降4勝しているが全て2000mである。距離はベストだろう。これだけメンバーが弱ければチャンスはある。
    消し この馬は切れる脚がない。有馬記念3着も時計がかかる馬場に助けられたものだと思う。東京コースではかなりきついのではないか。前走も格下馬相手に5着に負けており、どうしても強い馬だと思えない。前走から間隔が開いているのも気になる。
    シンカイウン
    (牡6・南井58)
    買い 朝日CCで重賞初制覇。しかも3馬身差の圧勝である。試金石となった前走の毎日王冠も僅差4着と好走しており、1線級でもやれることを証明した。2着3着が外国産馬だったのだから、毎日王冠組ではNO2ということになる。毎日王冠好走馬が天皇賞でもそのまま走るケースが目立つ以上、この馬にもチャンスはあると言える。
    消し 前走毎日王冠でのバブルとの差は決定的であった。バブルを逆転するのはかなりきつそう。しかも斤量は1kg増えるのである。バブルどころかジェニュインも1kg減ることを考えれば、毎日王冠よりは明らかに不利である。それに小倉記念3着がどうも気に入らない。ゲイリーイーグルに2馬身以上離され、イブキニュースターに競り負けた内容はかなりひどかったと言える。G1で好走できる馬ならこんなところで取りこぼさないものである。
    キングオブダイヤ
    (牡6・柴田善58)
    買い 中山記念優勝があり、中距離ならかなりの実力を持っていることを証明している。昨年の秋に復帰してから、なかなかの快進撃を見せていた。今年の春先の時点で天皇賞に標準を絞っており、満を持しての天皇賞挑戦である。好位から差す競馬を得意としており、安定度も高い。善臣が惚れ込んだ馬である。
    消し 休み明けぶっつけは常識的にはマイナスである。G1でいきなり走った馬はそれなりのG1実績を持っているケースばかりである。エプソムCで3着に負けて、ちょっと底を見せてしまったようにも感じた。勝ってG1挑戦ならともかく負けての挑戦では魅力は半減となる。
    サイレンススズカ
    (牡4・河内58)
    買い 4歳馬ながらスピードある走りを見せている。菊花賞は距離が長いという判断での挑戦であるが、ダービーの負け方からして賢明な判断だろう。前走神戸新聞杯2着も勝ちを確信して末をゆるめたところ、フクがつっこんできたものである。最後まで追っていれば、勝っていたかもしれない。そういうこともあり、鞍上が河内に乗り替わりになる。まだまだ底を見せていない未知の魅力たっぷりの馬である。レースぶりからも相当のスピード馬であると思われる。
    消し なんだかんだ言っても、しょせん4歳馬である。4歳馬が2年連続で連対しているが、どちらもG1馬であった。G3すら勝っていないこの馬が好走できるほど古馬陣も弱くはない。いくら2000mとはいえ、このレベルだとそれなりのスタミナが要求されるものである。ジェニュインだってダービー2着で最低限のスタミナは証明していた。ダービー8着のこの馬に最低限のスタミナがあるかかなり疑問である。
    イナズマタカオー
    (牡7・中舘58)
    買い 重賞を3勝している実績はまあまあである。2000mという距離もベストだろう。長期休養明けから凡走が続いているが、前走は見せ場は作った。徐々に調子が上がってきているのは事実だろう。
    消し 毎日王冠8着から巻き返すのはかなりきつい。休養から復帰してからは掲示板すら載っていないように、絶好調時の出来ではないのだと思う。それに、重賞3勝もローカル戦ばかりである。根本的な実力も疑問である。決め手もなさそうなので東京コースも合っていない。v
    エムアイブラン
    (牡6・小池58)
    買い 芝は未知数であり、もしかしたら芝の方が合っているかもしれない。そうであれば、ダートであれだけ走るのだから、G1でも勝負になる。
    消し ダートでしか好走していないようでは信用できるはずがない。常識的には芝で通用しないからダートで走っていたと考えるべきである。賞金があったから記念出走するとしか思えない。
    クラウンシチー
    (牡8・後藤58)
    買い 8歳になっても元気いっぱいである。1年以上走り続けているのに全く疲れを見せていない。年をとってズブくなっているということで、今は2000mくらいの方が合っているようだ。現に最近の連対は七夕賞だけである。東京コースも得意である。
    消し 今年になってからはG3で2着しかないようでは、G1で期待する方が酷である。この馬は決め手が中途半端で3・4着が多い。G3でこんなレースしかできない馬がG1で好走できるとは思えない。
    ホウエイコスモス
    (牡7・熊沢58)
    買い オールカマー3着、京都大賞典4着とここにきて調子を上げている。今までのダートでしか好走がない実績と年齢を考えると信じられない躍進である。かなりピークに近い状態だろう。
    消し G2で好走しているものの連対すらできないようではG1では相手にならない。どちらも勝馬とは決定的な差をつけられており、内容もいいとは言えない。常識的にはG1で巻き返せるとは思えない。距離も明らかに短いと思える。
    ヤシマソヴリン
    (牡7・坂井58)
    買い ナリタブライアンの菊花賞2着馬である。G1実績は実はある。1800mで好走が多いことからして、距離はほぼベストである。今年に入ってから復活の兆しを見せており、前走もオールカマー2着と好走しているので侮ってはいけない。
    消し この馬の古馬になってからの走りはあまり評価できない。今年に入ってから勝つこともあったが、オープン特別ばかりで重賞では凡走続きである。前走2着も4歳牝馬に圧勝されている内容では、天皇賞で大きなことが言えるはずがない。もうピークが過ぎたと見るべきだろう。
    グルメフロンティア
    (牡6・加藤58)
    買い 中山記念4着、エプソムC5着と重賞で渋い走りをしている。前走もカブトヤマ記念で3着しており、なかなか好調であることを証明している。初めから天皇賞を狙っていたとすれば、前走は単なる調教と割り切っていたかもしれない。去年の有馬記念のマイネルブリッジのようなこともあるかもしれない。
    消し 重賞で連対できない実力では明らかに格不足である。いきなりG1で好走できるはずがない。それでいて連闘なんて無謀すぎる。有馬記念のマイネルブリッジだって重賞を2勝していた馬である。
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