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G1日本ダービーの反省

G1日本ダービーの結果
1 8-18サニーブライアン 大西 2.25.9---35.1 466kg+4 6人気
2 3-05シルクジャスティス 藤田 2.26.1134.2 454kg+4 3人気
3 7-15メジロブライト 松永幹 2.26.21/234.5 454kg-4 1人気
4 4-07エリモダンディー 河北 2.26.2クビ34.2 414kg+2 8人気
5 6-12ランニングゲイル 武豊 2.26.3クビ34.9 500kg0 2人気
単勝1,380円 枠連2,050円
複勝390円 210円 130円 馬連4,860円
予想と見解 好材料と不安材料
G1日本ダービーの感想
  • またまたびっくりした!まさか大混戦のクラシック戦線で2冠馬が出るとは思っていなかった。これだけ人気がない2冠馬は史上初ではないか。まさかまさかである。完全に大西にやられてしまった。しかし、後でも述べるが、この馬は本当に強い馬だったと思う。東京コースでの圧勝は実力の証明である。それを見抜けなかったのだから、私もまだまだ甘い。これで10連敗だから、甘いという問題でもないような気もするが、とにかく不勉強を痛感した。もう回収率100%を目指すのはあきらめた方がよさそうだ。万馬券をゲットしない限り、私の復活はもうないだろう。
  • 勝ったのはサニーブライアンであった。まさかの2冠馬誕生である。単騎逃げの絶好の展開に再び助けられたという見方が多いかもしれないが、私はこの馬は相当強いと感じた。2〜5着までが後方に位置していた馬だったことからしても、先行馬有利の展開とは言いがたい。この馬は実力で勝ったのである。距離が延びたのはもちろん良かったとは思うが、上がり35.1というタイムをみても軽い馬場の方があっていたのだろう。皐月賞は実は不利な条件で勝ってしまったという見解が正しかったのではないか。今思えば、道悪でまったく走らなかったことからすると、スピード勝負の軽い馬場の方が合っているという判断もできたはずである。もう少しこの馬の特徴を見極めるべきだった。菊花賞では最有力馬になることは間違いない。さらに距離が延びることで、この馬の良さがさらに生きそう。今回の走りを見る限り、3冠の可能性はかなり高いと思う。去年のような超スローなら追い込み馬が有利かもしれないが、この馬が逃げるとなればそんなことはありえない。切れよりもスタミナが要求されるはずである。ちなみに、この馬は逃げ馬ではないと私は思っている。逃げなければダメな馬なら、今までのレースでももっと負けていたはずである。それなりの着順をキープしていることを考えると、とにかくスタミナを生かすレースさえできれば強いのだと思う。皐月賞とダービーでは逃げる馬がいなかったために、自らスタミナを生かせる展開に持っていただけと見るべきである。どの位置だろうと、自分のペースを守ることがこの馬には重要なのである。そういうことで、たとえ逃げられなくても問題ないということである。菊で心配することなど何もない。まあ菊はまだ先のことだから、今から語ることもないか。
  • 2着はシルクジャスティスであった。上がり34.2の末脚はさすがとしかいいようがない。メジロブライトすら差し切ってしまったのだから文句がない。初めての強豪相手も問題なかった。この馬もかなり凄い。2着だったのは、自分でレースを作れないという差だけだろう。追い込み馬の宿命としかいいようがない。G2G3ならともかく、G1でどんな展開でも差し切るなんて無理である。2着にきただけでも立派である。いつかは前崩れのG1に出会うだろうから、その時はしっかりと勝てるだろう。ここ2カ月くらいで成長した馬なので、古馬になってからも期待できそう。菊は何とも言えない。追い込み一手では苦しいとだけ言っておこう。
  • 3着はメジロブライトだった。終わってみれば、父ライアンと同じように逃げ馬にやられた結果となってしまった。全てにおいて有利な条件での3着は、実力不足とも考えられる。前の馬を捕らえられず、後ろの馬に差されたのだから、完敗といえる。展開が向かなかったと言えばそれまでであるが、展開に注文がつく時点で実力不足を認めたことになる。シルクジャスティス同様に追い込み有利のG1を待つしかなさそうである。また、今回気になったのは細い馬体である。パドックでかなり細く見えた。パドック素人の私が気になったのだから、よっぽどだと思う。大川先生もはっきりとは言わなかったが、細いと言っていた。体調がいまいちだったのかもしれない。それでいて3着は実力の証明という考え方もできる。秋の走りで見極めたい。
  • 4着はエリモダンディーであった。私が穴馬に推したのだが、よく走ってくれたと思う。切れ味ならジャスティス、ブライトにもひけをとらないことを証明した。しかし、展開に注文がつく内容ではあまり評価はできない。今後もムラのあるレースが続くような感じがする。ただ、上2頭と同じく追い込み有利の展開にはまるようなら、G1制覇も夢ではないとは思う。
  • 5着はランニングゲイルであった。正直言ってがっかりである。もっと積極的なレースを期待したが、あまりに無難なレース運びだった。あれは勝つ競馬ではなく、少しでも賞金をいただこうという走りにしか見えなかった。武豊がダービーでそんなことを考えるわけはないのだが、それくらいつまらないレース運びだったということである。有無を言わせない末脚を持っているわけではないのだから。4角で先頭集団にいなければチャンスはなかったはずである。それでも5着を確保しているのだから、弱くはない。これからもG2G3ならチャンスはあるだろう。父の実績を素直に見れば、菊や春天では持ち前のスタミナが生かせるのではないだろうか。まだまだG1のチャンスも残されている。
  • トキオエクセレントは8着であった。やっぱり青葉賞のレベルは大したことはなかったということだと思う。こんなもんでしょう。
  • サイレンススズカは9着であった。掛かりっぱなしではどうしようもない。キャリア4戦という若さが出てしまった感じである。実力的にもどうなのだろうか。
  • セイリューオーは10着であった。調教がよかっただけで意外と人気になってしまったが、4歳になってから勝っていないことを考えても妥当な結果だと思う。
  • マイネルマックスは15着であった。3歳チャンピオンがあまりに情けない結果である。体調がまだまだ戻っていないのだろう。もちろん単なる早熟馬ということもあり得る。
  • フジヤマビザンは16着であった。しぶとい走りで大崩れのない馬がこれだけ負けるなんて信じられない。大川先生はパドックで悪すぎると言っていた(私にはまったく分からなかった)。この負け方では体調が悪かったという見解が最も納得がいく。
  • シルクライトニングは出走取消になってしまった。私はかなり期待していただけに残念で仕方ない。この馬は中団にいながら、切れる末脚を使うので、走っていればもしかしたかもしれない。たらればを言っても仕方ない。富さんがかわいそうだとしか言いようがない。
  • その他の馬は特にコメントすることもないだろう。
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    参考
    G1日本ダービーの予想
    結論
    馬番連勝複式 1-5-12-15(BOX)
    1. メジロブライト
    2. シルクライトニング
    3. シルクジャスティス
    4. ランニングゲイル
    にへい君の見解
  • ついにやってきました。春のG1シリーズのクライマックス、日本ダービー。競馬関係者にとっては、これほど欲しいタイトルはないはずである。一生に一度のチャンスであり、出走するだけでも幸せといえる。スピードの皐月、運のダービー、実力の菊、とよく言われるが、歴代のダービー馬を見る限り、実力のある馬が栄光を手に入れている。私には本当に強い馬が勝つのが、ダービーであるような感じがする。各陣営とも究極に仕上げているだけに、結局、実力のある馬が勝ってしまうということなのだろう。難しいことを考えずに素直に馬券を買うのがいいと私は思う。
  • 今年のダービーは、皐月賞で大荒れしたことで、大混戦となっている。4歳なってから重賞を2勝した馬がいないことで、それがはっきりしている。本当に何がきてもおかしくない状況である。ここから絞らなくてはいけないなんて難しすぎる。こういう混戦模様の時は荒れることが多いので、人気薄から狙うのがおもしろいものである。実力が拮抗しているのだから、配当の低い馬券はあまりに危険すぎる。どうせ何がくるか分からないのなら、配当が高い馬券を買った方がいいということである。そういうことは分かっているのだが、私は素直に強いと思われる馬を買わせていただく。
  • 私の本命はメジロブライトである。ラジオたんぱ3歳Sと共同通信杯で強烈な末脚を使って他を圧倒した実績を素直に評価した。この時点では間違いなく実力NO1であった。スプリングSと皐月賞で株を下げてしまったようだが、内容はそんなに悪くない。今年の中山馬場は小回りの上に異様に時計がかかるというブライトにとっては最悪の競馬場だった。それにもかかわらず、上がりのタイムだけなら他を圧倒していたのだから、かえって評価できる。直線の長い東京コースなら巻き返す確率はかなり高いと思える。たとえ道悪でも小回りコースでなければそんなに気にしなくてよさそう。今回のメンバーで最もダービー馬が似合うのはこの馬だと私は思う。ここは負けられない一戦のはずである。確かに、追い込みしかできない不器用さはかなり気になるのだが、実力なら他馬より頭2つくらい抜けていると見るのが妥当だと思う。
  • ここでどう買うかであるが、常識的にはブライト流しが妥当だろう。先に言ってしまうが、エリモとビザンを評価していることで、配当も申し分ない。常識的には2着探しでいいと思う。しかし、しかしである。今回はシルクの2頭が圏内なのである。これを応援しないわけにはいかないのである。さらに、ランニングフリー産駒のゲイルにも勝って欲しいという気持ちもある。ここは思い切って4頭ボックスを選択したい。これでエリモとかで決まるとかなりショックだが、ここは応援したい馬を買うことにした。私の性格はどうもギャンブルには向いていないらしい。
  • 対抗はシルクライトニングである。はっきり言っておくが、私がシルクの会員だからこの馬を推してるわけでは決してない。皐月賞の走りを素直に評価したのである。皐月賞の切れ味はかなり凄かった。私が見る限りでは、ブライトの次に凄かったと思う。この馬は2000mに距離が延びて飛躍していることからも、スタミナがかなりあるタイプだと私は思う。もちろん2400mになればさらに良くなると考えるべきである。東京1800mで1.48.5で走っていることからすると、軽い馬場も対応できると私は思う。むしろ切れ味が増すのではと思うくらいである。とにかく、私はこの馬はかなり強いと思う。ただ、中山でしか実績がないのも事実である。時計がかかる馬場でしか好走できない馬だという不安は拭いきれない。
  • 単穴はシルクジャスティスにする。これはシルク応援が少し入っているかもしれない。しかし、上2頭に勝る馬と言ったら、上2頭より決め手のある馬しか考えられない。そういう意味では、前2走ともとんでもない末脚で勝っているこの馬が一番魅力がある。そういうことでこの評価にした。ただ、買える材料はこれだけである。強いメンバーでのレースを経験していないので、過大に評価してはいけない。この馬の3人気はどう考えても人気になりすぎである。正直言ってあまりおいしい馬券とはいえない。でも、シルクの馬だけに私は切りにくい。チャンスがあるのならできるだけ応援したい。
  • 4番手はランニングゲイルにする。この馬の何が恐いかといえば、武豊が最も恐い。弥生賞では3角大まくりで圧勝し、プリンシバルSでは直線だけのレースで上がり34.0をマークした。どんな競馬でもできることがはっきりした以上、この馬が勝つための作戦は武豊の頭の中ですでに完成しているはずである。道中は中団に控えて、徐々に仕掛けて前をきっちりとらえ、後ろの馬も封じるというレースをすると私は思うが、仕掛けどころさえ間違わなければ勝つ確率、あるいは連対確率はかなり高いと思う。武豊ならまず間違えないと思えるからこの評価になってしまうのである。ただ、今までの走りからは決め手不足は否めないし、前走3着も負けは負けである。シーキングザパールのように有無を言わせなかったTRならともかく、TRで負けているのは実力がいまいちな証拠だといえる。3人気になるほどの馬とは思えない。私の馬券はここまでである。
  • 5番手はエリモダンディーにする。前日から大幅に順番をアップさせた。やはり、東京コースで恐いのは強烈な決め手である。この馬にはその資質があると思う。距離延長も歓迎だろう。一発あってもおかしくはない。しかし、底を見せてしまっている感じは否めないし、信用度は低いと言わざる得ない。上を崩すなら、この馬だろうということである。
  • 6番手はフジヤマビザンにする。私は正直言って、2つのTRをあまり評価していない。どちらもレベルの低いレースだったと私は思っているのである。そうなると、皐月賞3着のこの馬を評価せざるを得ない。決め手のないこの馬には東京コースは向いていないのは否めないが、平均ペースより速いペースならなんとか粘れそうな気がする。前走は超スローペースの決め手勝負に屈しただけである。サニーブライアンが逃げるとなれば、スタミナ勝負の展開になるに決まっている。この馬が粘りこんでも何の不思議もない。
  • 7番手はサイレンススズカにする。青葉賞で勝ったのを評価したというよりは、能力的にまだ底を見せていない未知の魅力があるという感じで、何度も負けている馬よりはおもしろいというだけである。レース内容はいまいちだったと私は思う。
  • 8番手はトキオエクセレントにする。いちおうTRを勝っているのだから評価しなければいけない。青葉賞の優勝馬がダービーで連対することはめずらしくはない。やはり、同条件で好走していることはかなりのプラスになるのだろう。しかし、私は今回の青葉賞は評価していない。超スローの展開では実力が計れないからである。今まで有力馬に負けてきたことを私は重要視したのである。
  • 9番手はセイリューオーにする。この馬は大幅に評価を下げたのだが、ちょっと人気になりすぎである。そんなに強い勝ち方をしたことがないのに、ここまで評価されるのはおかしい。人気がないのなら魅力だが、人気になるようではリスクを背負ってまで買う気にはなれない。調教が良いだけで評価するのはあまりに問題である。大混戦のとき調子がいいのは魅力ではあるが。
  • 10番手はサニーブライアンにする。なんて言っても皐月賞馬である。本当にこんな評価でいいのだろうか。でも、私は展開は向かないと思っている。皐月賞でも僅差でやっと勝っていたことを考えると、決め手勝負の展開では出番はないと思っている。どんなにがんばっても3着だと判断する。
  • 11番手はマイネルマックスにする。この馬も3歳チャンピオンである。こんなに評価が低いのは問題かもしれない。でも、前走の走りからはダービーにつながるとは私には思えない。私はまだ調子が戻っていないか、成長していないと見ている。中2週で大きく変わることはないという判断である。
  • その他の馬でもチャンスは十分にあるのだが、とりあえずコメントはここまでとする。本当におもしろいダービーになりそうである。
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    G1日本ダービー出走馬
    馬名 買い&捨て
    サニーブライアン
    (牡4・大西57)
    買い 皐月賞優勝。皐月賞の走りは見事だったとしかいいようがない。今回も同じように、スタミナ重視の大まくりをかませばおもしろい。この馬のばてないロングスパートについてこれる馬がいるだろうか。距離がさらに延びることは、スタミナ重視のこの馬にはプラスになる。仕掛けどころさえ間違わなければ、2冠も夢ではない。
    消し 前走はノーマークの逃げがはまったという見方が妥当だろう。今度は有力馬が徹底マークするだろうから、展開的にかなり苦しくなる。中山の時計のかかる馬場が合っていたということもいえるので、東京の軽い馬場にも苦しみそう。さすがに今回逃げ切るのは厳しそう。
    シルクライトニング
    (牡4・安田富57)
    買い 皐月賞2着。 2000mに距離が延びて大化けしている。さらに距離が延びることでもっと良くなりそう。中山であれだけの決め手を見せたのだから、東京ではもっと切れるのでは。中団からレースをすすめられるのも強みである。未だに3着を外していないという安定した走りからは、大崩することは考えにくい。
    消し 若葉S、皐月賞と好走したが、時計のかかる馬場が良かっただけという見方もできる。東京の軽い馬場で同じ走りができるかは分からない。500万の時はいつも2着と決め手不足な馬だった。決め手重視の東京コースでは不安が残る。
    フジヤマビザン
    (牡4・村本57)
    買い 皐月賞3着。青葉賞2着。 とにかく先行してしぶとい馬である。前走東京の軽い馬場でも好走したことで、根本的な能力もあることを証明した。平均ペースのスタミナ先行馬有利の展開になれば、けっこう楽しめるのではないか。
    消し 前走でトキオエクセレントに負けているのをどう判断するかが問題である。この馬に負けているようでは、軽い馬場は厳しいという見方もできる。どっちにしろ決め手勝負で負けたのだから、本番もあまり期待できないといえる。中山ですら粘れなかったのに、東京で粘れるとは考えにくい。
    メジロブライト
    (牡4・松永幹57)
    買い 皐月賞4着。 共同通信杯を1.47.5という好時計で勝っている。しかも、直線だけの競馬での話である。皐月賞4着は、小回りコースに時計のかかる馬場が合わなかっただけである。それでも、上がりのタイムだけなら、メンバーでダントツだったはず。直線の長い東京コースに替われば、この馬の良さが生きるはずである。ラジオたんぱ3歳Sで圧勝している実績から言っても、距離延長はプラスだろう。とにかく、能力だけなら間違いなくNO1の馬である。
    消し 最後方からしかレースをすすめないのが気になる。G2G3ではなんとかなったが、はたしてダービーで同じことができるだろうか。追い込むも届かないという危険は大いにある。スプリングSと皐月賞で負けたことで、ずば抜けた存在ではなくなっている。乗り方を少し間違えただけで命とりになる。自在性がないのは、それだけでマイナスなのである。
    トキオエクセレント
    (牡4・吉田57)
    買い 青葉賞優勝。 現在OP、G3と2連勝中である。勢いがかなりある馬である。東京では3勝しており、連対を外したこともない。軽い馬場が合っている馬なのだろう。前走皐月賞3着のフジヤマビザンに勝ったことで、G1でも十分通用することを証明した。同じ条件の重賞を勝っていることは、大きなプラス材料である。大負けすることは考えにくい。
    消し 前走の勝ちもタイムがいただけない。こんな遅いタイムでは他の有力馬より強いとは言いにくい。メンバーに恵まれただけと思える。確かにフジヤマビザンを下しているが。決め手の差である。もっと、スタミナ重視の上がりのかかる競馬になったら、同じ結果になるだろうか。レベルの高い競馬では好走していないだけに、信用するのもこわいものがある。
    スリーファイト
    (牡4・小野57)
    買い 青葉賞3着。 休み明けを1度叩かれたのがよかったのか、1勝馬の身でありながら3着に食い込んだ。距離が長くなるにつれて成績が良くなっているので、長い距離が合っているのだろう。追い込んできたことで、決め手勝負も苦手ではなさそう。
    消し なんとか権利をとったものの、連対馬以外は500万クラスの馬ばかりだった。メンバーがあまりに弱すぎたという見方が妥当だと思う。まだ1勝馬だし、初勝利まで5戦していることを考えると、G1でとやかく言えるレベルではないと思う。
    サイレンススズカ
    (牡4・上村57)
    買い プリンシバルS優勝。 2200mで完勝したことで距離の不安はほとんど無くなった。経験もそれなりに積んだので、今度こそは不安なくレースにのぞめるだろう。東京コースを経験したのもプラスである。調教などのスピードはけた外れらしいので、自分の競馬さえできればかなり強い馬かもしれない。能力的な底を見せていないだけに、未知の魅力はある。
    消し 新馬、500万は圧勝だったが、前走の勝ち方はクビ差というきわどいものだった。ずば抜けて強いというわけではなさそうだ。弥生賞で気性の悪いところを見せた前科もあるので、どこまで信用していいか分からない。前走は先行策でうまくいったが、本番での先行策はどうだろうか。相手が一気に強化されるだけに前での競馬は厳しいのではないか。
    マチカネフクキタル
    (牡4・柴田善57)
    買い プリンシバルS2着。 前々走500万クラスとはいえ1800mで1.46.4という好タイムで走っている。レコード続出の京都でのタイムだが、いちおうメンバーNO1の持ち時計となる。それを証明するように、前走ランニングゲイルを敗って2着を確保した。東京コース、距離とも問題ないことを証明したことにもなる。本番でもなかなかやりそうな感じがする。
    消し 前走サイレンススズカに負けたことで、底を見せてしまった感じがする。少なくてもスズカには本番でも勝てそうにない。展開も厳しい流れではなかったので、本番の流れに対応できるかどうか疑問である。とにかく、魅力的な内容ではないように私は感じた。
    マイネルマックス
    (牡4・佐藤哲57)
    買い 朝日杯3歳S優勝。何と言っても3歳チャンピオンである。実力がないはずがない。この馬の良さは、競り合いに強い勝負根性だと思う。叩き合いになれば強さを発揮しそう。前走13着も長期休養明けでは仕方ない。しかも、相手は充実した外国産馬たちである。もともとダービーを狙ってのレースだったのだから当然の結果といえる。朝日杯の走りからもスピードというよりはスタミナのありそうなタイプだと思われる。2400mは問題ないだろう。
    消し 前走の13着は負けすぎのような気がする。いくらダービーを狙っての叩き台と言っても限度がある。3歳時から懸念されていたことだが、スピードがもう一つという感じがする。東京コースで勝っているが稍重であった。良馬場の決め手勝負になるとかなり苦しそう。距離も2000m以上を経験していないことで、馬がこなせるか分からない。今までの勝ち方も僅差が多く、強いというイメージがそれほどない。
    ランニングゲイル
    (牡4・武豊57)
    買い 弥生賞優勝。とにかく堅実な馬である。父ランニングフリーのような走りをしてくれている。この馬の良さはもちろんスタミナである。弥生賞の3角大まくりでそれを証明している。距離延長はもちろんプラスだし、スタミナを生かす展開になればかなり有力となる。前走3着も本番に向けての練習としか思えない走りである。だいたいスローペースであんな後ろに位置すること自体おかしいのである。武豊がどのくらい伸びるのか試したとしか思えない。そして、その期待に応え34.0という破格のタイムで上がっている。スピードも証明した以上、この馬の潜在能力は相当なものだといえる。前走3着に騙されてはいけない。
    消し 堅実なのはいいのだが、どうしても決め手のない感じがする。弥生賞圧勝も時計のかかる中山馬場が幸いしていたのは否めないし、直線の長い東京コースでスタミナ勝負へと持っていくのは厳しすぎる。なんだかんだ言ってもTRで3着に負けているのはプラスとは言えない。馬体重が大幅に減っているのも少し気になる。調子が落ちているということもあるかもしれない。
    テイエムトップダン
    (牡4・和田57)
    買い 毎日杯優勝。他を寄せ付けない勝ち方であった。このとき、シルクジャスティスに完勝している。きさらぎ賞2着、ラジオたんぱ3歳S3着など重賞で好走している実績もあるので、実力はそれなりにあるはずである。
    消し 前走の京都4歳特別のしんがり負けは問題がありすぎる。どう考えても調子が下降しているとしか思えない。ダービーに出たいという気持ちは、私も痛いほど分かるが、出てもコースを回ってくるだけになりそう。皐月賞の負け方から根本的な実力にも疑問を持つ。
    ゴッドスピード
    (牡4・石橋57)
    買い 3歳時に重賞を2勝している実績がある。しかも府中3歳Sを勝っているので東京コースは問題にならない。勝つときもなぜか人気にならないようにムラのあるタイプなのである。いつ走るかまったく分からないということは、今回は走る番かもしれない。
    消し 重賞2勝も強さを感じることができない内容であった。現に4歳になってからは見せ場すら作れない。他の馬が完成に近づいていることで、この馬は置いて行かれているのだろう。つまりは、単なる早熟馬だと見るのが妥当だと思う。
    セイリューオー
    (牡4・蛯名正57)
    買い 共同通信杯2着。東京コースで結果を残しているのは好材料である。その時はタイムも優秀であったし、メジロブライトとクビ差であった。皐月賞5着も間隔がけっこう開いたわりにはがんばった方だろう。実績のある東京コースに替われば十分巻き返せる。
    消し 4歳になってからはいまいちパッとしない。好走はするのだが、決め手に欠ける感じがする。何というか大物感がないという感じなのである。とりあえず、共同通信杯でメジロブライトに負けている以上、さらに距離が延びることを考えてもブライトには勝てないだろう。どんなにがんばっても2着まででは。
    シルクジャスティス
    (牡4・藤田57)
    買い 京都4歳特別優勝。若草S優勝。2000m以上では3戦2勝3着1回の成績である。しかもすべてオープンである。3着も連闘、OP初挑戦でのぞんだG3毎日杯でのものである。決め手の鋭い馬なので、東京の軽い馬場、長い直線はもってこいの条件である。今の勢いなら一気にダービー制覇も夢ではない。いわゆる西の最終兵器である。
    消し 馬体重が減り続けているのが気になる。連闘後も休みなく使われているので、疲れが出てきてもおかしくない。勝ってきたレースもメンバーに恵まれた感じはする。今回の有力馬との直接対決がない以上、あまり信用するのも問題である。輸送もはじめてだし、東京コースの実績もない。
    ビッグサンデー
    (牡4・南井57)
    買い スプリングS優勝。G2でメジロブライトに勝っているのは評価しなければならない。先行してしぶといタイプなだけに展開次第では分からない。スプリングSのように道悪になれば、さらにおもしろい。
    消し 500万を勝てなかった馬がいきなりG2を勝つなんて普通では考えられない。道悪が合っていたとしか思えない。現に前走の皐月賞では16着と惨敗している。スピード重視の東京コースでは厳しい戦いになりそうである。直線が長いのも不利である。
    エリモダンディー
    (牡4・河北57)
    買い 若駒S優勝。このときランニングゲイルに2馬身差つけている。末脚が切れるタイプであり、展開次第では大駆けするタイプだと思う。軽い馬場のスピード勝負を得意としてので、東京コースはよさそうだ。共同通信杯で5着に沈んでいるが、距離が足りなかったのではないか。経験していることをプラスと見た方が良さそう。時計のかかる中山は脚質に合わなかったとしかいいようがない。
    消し はっきり言って、河北騎手が心配である。ダービーという大舞台ではたして思い切った騎乗ができるかどうか。また、共同通信杯5着、すみれS2着、皐月賞7着という成績からは、G1レベルの実力はない馬なのかもしれない。重賞連対の実績ぐらいないとダービーでは信用しにくい。
    ショウナンナンバー
    (牡4・河内57)
    買い NHKマイルC3着。レベルの高いマイルCでブレーブテンダーにクビ差とせまったのは評価できる。ダート馬だと思っていたが、芝もまったく問題なかった。東京では必ず好走しているので、左巧者なのかもしれない。距離さえ問題なければ、かなり期待できそう。決め手勝負の展開になればおもしろい。
    消し 問題は距離だろう。2000m以上での好走はまったくない。父がジェイドロバリーということは、長距離は向かないタイプのような気がする。やはりマイルが合っていると判断すべきではないか。つまり、2400mではかなり苦しいということである。
    エアガッツ
    (牡4・横山典57)
    買い ホープフルS優勝。2000mのオープンを勝っていることでスタミナを証明している。この時トキオエクセレントに競り勝っている。勝負根性があることを見せてくれた。朝日杯3歳Sではずば抜けた末脚を披露したのも忘れてはいけない。一発あっても何の不思議もない。
    消し 4歳になってからはまったくいいところがない。単なる早熟馬なのかもしれない。他に考えられるとすれば、距離不適正だろう。母父がニホンピロウイナーということで、マイルがベストなのかもしれない。ホープフルSはメンバーに恵まれただけかも。そうであれば、2400mではあまりに苦しすぎる。距離適正が問題ないとなれば、単なる実力不足となってしまう。
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