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G1フェブラリーステークスの反省

G1フェブラリーステークスの結果
14-08シンコウウインディ 岡部 1.36.0---36.1 498kg+2 6人気
26-11ストーンステッパー 熊沢 1.36.0クビ36.4 496kg0 1人気
34-07バトルライン 横山典 1.36.5337.0 482kg-4 2人気
45-09ビコーペガサス 1.36.81.3/436.9 432kg-2 5人気
57-13ビッグショウリ 蛯名正 1.37.11.3/437.0 496kg+8 10人気
単勝1,190円 枠連360円
複勝260円 140円 150円 馬連1,570円
予想と見解 好材料と不安材料
G1フェブラリーステークスの感想
  • 久々に「おいしい馬券」をゲットした。シンコウウインディがあんなに人気がないとはラッキーである。ストーンステッパーが2着に負けたのが残念ではあるが、馬券的には言うことがない。実際には狙いすぎとも思えるくらい馬券を広げてしまったが、15.7倍つけば十分である。これで1人気絡みとはいえ3連勝である。回収率もなんとか89.7%まで戻ってきた。この調子で一気に100%を突破したい。
  • 今回のレースは、G1になって初めてのレースだったので、未知数があまりに多く難解なレースであった。終わってみれば、ダート短距離馬が好走したようである。シンコウインディは後に述べるが、6着以内にガーネットS組が3頭いるし、バトルラインは銀嶺Sを勝っていたし、ビコーペガサスの得意距離も1200mである、というように短距離で実績のある馬が上位を形成した。これは来年の予想に影響を与えそうである。ただ、脚抜きのいい馬場が芝の実績馬よりも短距離馬にいい方に働いたとも考えられるので、来年も短距離馬が強いかどうかは何とも言えないと思った方がいいだろう。さらにややスローなペースだったこと、泥をかぶりにくかったことで、先行策をとった馬が有利だったこともいえる。もちろんこれも来年につながるとは言えないだろう。そういうことで、今回は不良馬場が最大のポイントだったといえると思う。なお、ダート実績馬が3着まで独占して、ダート馬の実力が証明できたことは非常にうれしい。これからもがんばってダートの地位を高めてほしい。
  • 優勝したのはシンコウウインディだった。平安Sで見せた末脚をこのレースでも見せてくれた。東京の長い直線のおかげで、今回はきっちりと差し切った。脚抜きのいい馬場もラストの伸びにつながったのだろう。ストーンステッパーを差し切り、バトルラインを3馬身ぶっち切ったことで、この馬の底知れない実力を証明している。やはり前回からのブリンカー効果で集中して走るようになったのがいいのだろう。つまり、その前は遊びながら2着3着を確保していたということで、もともと能力は凄かったのである。脚質をみる限りでは、マイルくらいが合っていそうで距離短縮もよかったのだと思う。とにかく、今回の勝利でこの馬は日本のダートの頂点に立った。少なくても1600〜1800mならほとんど負けないのではないか。これからのダートをさらに盛り上げていってほしい。
  • 2着はストーンステッパーであった。私の本命しかも軸にした期待に応えてくれて、馬券的には本当にうれしく思う。しかし勝てなかったのは非常に残念である。私はこのレースを圧勝するのではと思っていたくらいなので、負けたことはかなりショックであった。ほとんど完璧なレース運びであっただけに、シンコウウインディを誉めるしかないのだろうが、やはり悔しくてならない。3着には3馬身つけているので実力が抜けているのは間違いないと思う。脚抜きのいい馬場がウインディに幸いしたともいえるので、良馬場なら押し切ったかもしれない。来年こそはこのレースを制してほしい。ただ、交流戦となると距離が長くなるので苦しいだろう。今回のレースからは、やはりマイルまでが限界のような気がする。そういうことで、短距離ダートのエースとしてがんばってほしい。
  • 3着はバトルラインだった。私から言わせると意外な3着だった。これは、それなりに実力を認めてあげないといけないかもしれない。この馬の敗因はまずローテーションだろう。賞金的に銀嶺Sを使わざるを得なかったのはあまりに痛かった。馬体重-4kgがそれを訴えているようである。ただ、過去の戦績を見てもそうだが、今回のレースで2着に3馬身も離されてしまったのは実力不足を露呈している気がする。もう少し実力をつけないと上位2頭を負かすのは苦しそうである。しばらく休んで体調を戻してから、これからのダート戦線をがんばってほしい。
  • 4着はビコーペガサスであった。意外と自在性のある馬なのだが、今回も先行有利とみるや積極的にレースをすすめた武騎手の好騎乗が光った。4着なら上出来だろう。今回の走りを見る限りでは、確かにダートは得意そうである。ただ、私が予想で言ったとおり、マイルを走れるスタミナが根本的にないのだろう。上位3頭に離されすぎである。この馬はこれでダートを使うことはまずないだろう。高松宮杯でがんばってほしい。
  • 5着はビッグショウリであった。直線の長い東京コースと不良馬場がこの馬によかったのかもしれない。しかし、去年のこのレース4着でも分かるとおり、堅実に走るのだが連対はしないというタイプである。そういう意味では、この馬らしい結果ともいえる。弱い相手ならともかく1流馬相手ではこれからも苦しむだろう。
  • 6着ユーコーマイケルは、東京の長い直線はよかったのだろうが、根本的な実力がなかったということだろう。この馬なりにはよくがんばっていると思う。実績からみてG3クラスなら十分戦えると思う。まだ5歳なので、来年さらに強くなったこの馬を見てみたい。
  • 7着アイオーユーも、今の実力ではこれが限界なのだろう。年齢的に今年で終わりそうだが、弱い相手ならまだまだがんばれるだろう。もう一花どこかで咲かせてほしい。
  • 9着イシノサンデーは、いつも言い訳が多すぎる。素直に芝路線に戻すべきである。負けは負けなんだから実力がないのである。不良馬場がダメだということなのかもしれないが、私はダートでは大成しないと思う。
  • 10着ライブリマウントはどうしたのだろう。本当にもう終わってしまったのだろうか。休み明けが響いたのかもしれないので、次は復活するかもしれないが、見通しは暗そうである。
  • 11着トーヨーシアトルだが、いくら何でもここまで大負けするとは思わなかった。ずっと追いどおしだったので、距離が短すぎたとも言えるが、それにしては負けすぎである。泥をかぶって馬が走る気を起こさなかったと考える方が自然だと思われる。そう考えれば、良馬場ならもっと走るだろう。ただ、他の原因で走る気をなくすことも考えられるので、信用はしづらくなった。
  • 12着マイネルブリッジはよく分からない。距離が短すぎたとみるのが自然なのだろうが、一概には決められない。まあしばらくダートを走らないだろうから、また走ることになった時に考えよう。
  • その他の馬は特に述べることもないだろう。
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    参考
    G1フェブラリーSの予想
    結論
    馬番連勝複式 軸11--5-6-7-8-12-14
    • ストーンステッパー
      1. トーヨーシアトル
      2. シンコウウインディ
      3. マイネルブリッジ
      4. ライブリマウント
      5. バトルライン
      6. アイオーユー
    にへい君の見解
  • さすがに初のダートG1ということで、過去の傾向はほとんど役に立ちそうにない。個々の馬の実力で判断するしかないのであるが、それでも困った問題が2つある。1つは芝のG1G2で活躍した馬とダートだけで実績を残してきた馬との実力関係がまったく見当がつかないことである。ダートに適正があるのだが、賞金的に芝で勝負していた馬もいるはずで、OPダート初出走ということだけで消すわけにはいかないのである。これはマジで走らせてみないと分からない。買い方としては、半々で買うか、どちらかに絞って買うかしかないだろう。2つめは距離である。このレースのトライアルレースとしては、ガーネットSと平安Sがあげられるが、1200mと1800mという距離のために、今回のマイルという距離を考えると、どちらのレースの方が有利なのかまったく分からない。ガーネットS組はスタミナに疑問を抱くし、平安S組はスピードに疑問を抱く、どっちが強いのかは走らせてみないと分からないという結論になってしまうのである。逆に言えば、今回のレースの結果で来年の有力馬のローテーションが決まりそうである。とにかく第1回にふさわしい何を信じていいのかまったく分からないレースになりそうである。裏を返せば、大荒れになっても何の不思議もないということである。
  • この2つの問題の私の答えであるが、まず1つめは、いくら口でダート適正の方があると言っても実際に証明はされていない以上、未知数ということになる。そんな馬は基本的に信用できるはずがない。私はあくまでもダート実績馬が、「ダートをなめんじゃねー!」という走りを期待する。芝の実績馬は買っても押さえまでである。2つめは、本当に結論がでない。個々の馬の可能性にかけるしかなさそうである。個人的にはスタミナ重視の平安Sの方が有利であると思われる。ただ、今回の私の結論は実は逆である。
  • 私は本命をストーンステッパーにした。前段で平安Sのスタミナの方が信用できると言ったにもかかわらず、私はガーネットSを圧勝したこの馬のスピードに夢を託すことにした。心配される距離であるが、実際に東京ダ1600mの神無月Sを1.36.0という好時計で圧勝しているので、心配するどころかかえって好材料な気さえする。ダートは連闘で3着した以外は圧勝しているので鬼といえるし、折り合いも心配ないし、熊沢騎手ではまだ負けていないし、好材料はいくらでもある。死角を見つける方が大変なくらいである。負けるとすれば、実力負けだろう。他の有力馬との直接対決がないとうことだけが不安材料になる。もしかしたら、弱い相手に圧勝していただけということもありうるからである。さらに調教がかなり悪い内容だったらしい。調子が落ちているのかなぁ。やばいかもしんない。しかし、私はこの馬に全てをかけることにした。調教はあまりあてにできないので目をつぶることにした。やっぱり好きな馬を信じてみたい。思い切ってこの馬を軸にする。実績的には死角はないので、大きくでたとは思っていない。
  • 対抗はトーヨーシアトルにする。ウインターS、平安Sと重賞を連勝した実績は、これより下に評価できない。ダート3戦3勝と、ダートで大化けした馬である。前走の平安Sは自分から勝ちに行っての同着だから、内容的にはシンコウインディより評価できる。今までの強いダート馬は、1600mから2400mくらいまでこなす馬が多く、そういうことで、この馬も距離不足ということで消すわけにはいかない。これだけメンバーが揃うと、最後にはスタミナで勝負が決まることは十分考えられる。ただ、ストーンステッパーのような超スピード馬を相手にしてどうかという不安はある。堅実な走りをするので大崩れはないだろうが、どうしても前走のシンコウウインディのような追い込みに屈するという不安もある。
  • 単穴はシンコウウインディである。この馬の平安Sの追い込みは魅力たっぷりで消すことはできない。直線の長い東京コースなら、この馬の末脚は驚異である。まとめて差しきってもおかしくない。鞍上が岡部騎手なのも信用できる。前走ブリンカー着用で大化けしているだけに、かなり安定した走りが期待できそうである。ただ、根本的な実力勝負でどうか分からないし、気性の悪さはブリンカーだけではどうしようもない時もあるので信じ切れない。
  • この上位3頭は、実績からみてかなり信用していいはずである。大崩はないと思う。ただ、その他の馬との直接対決が極端に少なく実力関係がはっきりしていない。さらに東京のマイル戦ということで、直接対決している馬同士でも逆転の余地が十分にある。そういうことで、この3頭に固執するのもかなり危険である。私は手を広げることにするが、この後は本当に大混戦である。未知数が多すぎるので真剣に悩んでしまう。なんとか順番をつけるが、11番評価の馬でも真剣にこわい。もし、上位3頭が崩れれば、これは大荒れだろう。
  • 4番手はライブリマウントにする。一昨年の7連勝は凄すぎる。能力はまちがいなくトップクラスである。休み明けも久々よりリフレッシュできたことの方がプラスに作用する気がする。距離も2戦2勝で得意そうだし、持ちタイム1.36.4も悪くない。斤量も定量なので不利はない。復活してもおかしくないはずである。ただ、もう終わっていることも考えられるだけに、期待はできても信用はしづらい。これ以上の評価はできそうにない。
  • 5番手はマイネルブリッジである。有馬記念3着の実績を素直に信用する。距離が短い気はするが、この馬のベストは2000mなのでダートマイルなら対応できるだろう。芝の実績馬としては、スタミナの豊富なこの馬が一番合っているような気がする。ダート実績がまったくないので信用しづらいが、G1の格をみせつけてほしい。
  • 6番手はバトルラインである。平安Sで3着に負けたのはあまりに印象的である。気分的には消したいのであるが、客観的にみれば、僅差だったので見限るのも早すぎると判断した。前走の銀嶺Sのタイムもかなり優秀であったし、東京で結果を出したのもプラス材料である。でも私はあまり魅力を感じていない。ローテーションも詰まりすぎであり、他の馬のローテーションと比べるとかなり苦しいはずである。他にダートで実績を残している馬がいないということもあってのこの評価である。
  • 7番手はアイオーユーである。去年のフェブラリーS2着の実績を持つ。近走は特に目立った活躍をしていないが、休み明け2戦目の今回はローテーション的にはベストである。調教もかなりよかったので、一発かましてもおかしくない雰囲気になってきた。大穴をあけるならこの馬だろう。でも、年齢的に去年より能力があがっているとは思えないし、前走も13着は負けすぎである。私の馬券はここまでである。
  • 8番手はイシノサンデーである。本来ならこの馬をこんな評価にすべきでないのは分かっている。けど、私はこの馬のダート適正には疑問を持っている。アクシデントがあったにしろ、川崎記念はいいところがなかったわけだし、負けているイメージが強すぎる。私はこの馬のベストはやはり芝の2000mだと思っている。この馬の脚質だとダートのマイル戦では、スピード不足な感じがするのである。去年のジュニアカップと同条件なので、一発あってもおかしくないが、私は評価していない。ローテーションも問題である。
  • 9番手はビコーペガサスである。3歳時にライブリマウントに5馬身差で圧勝した実績で穴人気になっているようだが、私はたとえダート巧者だとしてもスタミナ不足でだめだと判断している。芝のマイル戦でスタミナ不足を露呈しているのだから、ダートでも同じだということである。芝のG1で掲示板にのっているので、まったくだめなわけではないのだが、ダートのG1もそんなに甘くないと思う。
  • 10番手はユーコーマイケルである。ガーネットS2着、ダービーGP2着ということで、マイルという距離はベストに近そうである。追い込み脚質なので、東京コースも合っている。しかし、前走のストーンステッパーとの差は決定的と思われる。逆転は無理だと判断した。
  • 11番手はビッグショウリにする。実は私はこの馬をはじめ良馬くんに指名していたくらいにすごく買っていたのだが、去年のフェブラリーS4着の実績に気づいたとたん、ここまで評価を下げてしまった。距離延長はマイラーズC優勝の実績から、1200mよりはプラスのはずだし、直線の長い東京コースもプラスである。上位人気の馬が崩れれば、一気に差しきることも十分考えられる。しかし、去年4着に負けていることで底を見せてしまっている。前走負けすぎも否めないし、根本的な実力に問題がありそうである。
  • 12番手はカネツクロスである。最近のレースぶりはあまりにいただけない。条件戦でダートをこなしていても、G1ダートで通用するかどうかは分からない。距離も短すぎる感じがするし、ここはかなり苦しいだろう。でも、今のこの馬には、かえって息の抜けないダートマイル戦の方がいいのかもしれない。そうであれば要注意である。
  • 13番手はセイントリファールである。芝のOP特別を3勝している実績はまあまあなのだが、ダートOP初出走では何も分からない。重賞で好走していれば、もっと高く評価できるのであるが、今の実績ではすべてにおいて魅力がない。
  • その他の地方馬3頭は、実績からみてまったく魅力がない。掲示板にのるのも苦しいと判断する。
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    G1フェブラリーステークス出走馬
    馬名 買い&捨て
    アカネタリヤ
    (牝6・藤江55)
    買い 地方代表馬(大井)
    基本的にデータが少なくてよく分からない。前5走の成績をみる限りではいいところが見あたらない。
    消し 前4走とも勝馬から1秒以上離されており、買える材料が何1つない。中央のG1では出番はないだろう。
    エフテーサッチ
    (牝5・松井54)
    買い 地方代表馬(浦和)
    基本的にデータが少なくてよく分からない。マイルは2戦2勝なので距離はあっているようである。
    消し 常識的に考えれば、この程度の成績では役不足な感じがする。先行力を生かすタイプだが、中央のスピードにはついていけないで、惨敗しそうな感じがする。
    マリンオーシャン
    (騙5・金井56)
    買い 地方代表馬(高崎)
    基本的にデータが少なくてよく分からない。 今年初めてのレースである。休養たっぷりで爆発するかもしれない。
    消し 常識的に考えれば、この程度の成績では役不足な感じがする。長い距離で使われているだけに、中央のスピードにとまどいそうである。ちょっとチャンスはないとみるべきだろう。
    ストーンステッパー
    (牡5・熊沢56)
    買い H8神無月S、根岸S、ガーネットS優勝。現在ダート4連勝中で重賞2連勝中である。ダートは1700mで1度3着している以外は全て勝っている。つまり、ダートマイル以下なら無傷なのである。しかも3着の時は連闘だったので参考外にしてもいい。短距離ダートは鬼といえる。しかも神無月Sを勝っていることで、コース距離とも問題にならない。熊沢騎手が根岸S後に左回りの方がスムーズでいいと言っていた。熊沢騎手に乗り替わってから連勝しているので、よっぽど相性がいいのだろう。
    消し やはり1700mで負けていることでスタミナに不安が残る。いくら神無月Sで通用したとしても、これだけメンバーが強くなると通用しない、ということも考えられる。調教があまり良くなかったらしい。調子が落ちているのかもしれない。
    トーヨーシアトル
    (牡5・松永昌56)
    買い H8ウインターS優勝、H9平安S同着優勝。現在ダート3連勝で重賞2連勝中である。ダートは3戦3勝と無傷である。ダートに替わって大化けした馬である。前走は自分からレースを作っての勝利は、同着とはいえ意味のあるものであった。これで1600mにもめどがたったといえる。ダートに関してはまだまだ底を見せていないので、どれだけ強いのか想像もつかない。
    消し やはりダートマイルを経験していないことで、距離に不安を感じる。ウインターSの圧勝劇からすると、平安Sでは距離が不足していた感じは否めない。はたしてマイル戦のスピードについていけるかどうかは疑問である。
    シンコウウインディ
    (牡5・岡部55)
    買い H8ユニコーンS優勝、H9平安S同着優勝。前走平安Sの追い込みはかなり凄かった。ブリンカーの効果で馬がレースに集中できたらしい。そうであれば、今回もブリンカーをつければかなり期待できそうである。2000mよりは1800mで好走しているので、かえってマイルくらいの方が合っているかもしれない。直線の長い東京コースも追い込み脚質のこの馬にはプラスになるであろう。鞍上が岡部騎手なら騎乗ミスはないだろう。
    消し ブリンカーをつけるということは気性にかなり問題があるということ。いくらブリンカーをつけても他馬と接触したりすれば、それでジ・エンドということもありうる。内枠だとかなりレースが難しくなりそうである。この馬の場合は、良くも悪くも気性が全てなのである。
    バトルライン
    (牡5・横山典56)
    買い H9銀嶺S優勝。ユニコーンS1着降着。ユニコーンSの圧勝から底知れない実力がうかがえる。平安S3着も僅差のもので特に悲観するほどのものではない。直線の長い東京コースなら能力の勝負になるので、この馬にとってはいい材料になる。銀嶺Sは僅差の勝利であったが、タイムはなかなか優秀だった。
    消し まず、ローテーションがつまりすぎている。順調に使われている馬に比べれば、明らかにマイナス要因になる。実力も平安S3着、銀嶺Sで僅差の勝利、準OPでも負けてみたりと、本当に強いのか疑問に感じてしまう。距離も短いよりは長い方があっていそうなので、マイルはちょっと短いのではないか。ユニコーンS圧勝もタイムがいまいちだったことを考えると、今まで人気になりすぎていた感じがする。
    イシノサンデー
    (牡5・佐藤哲56)
    買い H8皐月賞(G1)、H8ダービーGP(盛岡)、H9京都金杯(G3)優勝。G1をとっている実績はかなり凄い。格だけであればメンバーNO1であろう。ダートのOPを2勝しているので、もちろんダートも問題ない。東京のダートマイルもH8ジュニアCで圧勝しているので問題にならない。この馬はマイルでは負けていないので、意外と短い方が強いのかもしれない。
    消し 芝の2000mの重賞を2勝している実績から考えて、ダート適正に優れているというのは少し疑問である。たしかにダートでも勝っているが、古馬のG1クラスで通用するかは分からない。マイルという距離も微妙である。約1年ぶりのマイル戦ということで、速いペースにとまどうこともあるであろう。川崎記念からのローテーションは、ほとんど連闘とかわらない。連闘で勝てるほどG1は甘くないだろう。
    ライブリマウント
    (牡7・石橋57)
    買い H6ウインターS、H7平安S、H7フェブラリーS、H7帝王賞などで優勝。もともとダートで7連勝したとんでもない実績馬である。休み明けでも走っているタイプで極端に気にすることはない。逆に休養十分でいい方に出るかもしれない。フェブラリーSを勝っているし、ダート1600mは2戦2勝なので、距離コースはまったく問題にならない。別定戦だし、調子さえ戻れば勝ち負けである。
    消し 一昨年の12月から信じられない不調に陥っている。昨年の夏場はかわいそうなくらいであった。この馬はもう燃え尽きてしまったのであろうか。休養明けを問題にしないといっても、5カ月もあくとちょっと心配である。冬場はなかなか馬体が絞れないだけに、500kg以上で出てくると黄色信号かもしれない。
    ビコーペガサス
    (牡7・武57)
    買い H7セントウルS優勝。H8スワンS、H8高松宮杯、H6H7スプリンターズS2着。G1を3度2着している実績はかなり凄いといえる。マイルのG1でも掲示板にはのっていることからすると、距離もそれほど気にすることもなさそうである。デビュー当時はダートで圧勝していた。ライブリマウントに5馬身差離したくらいである。栗東Sで負けているも、骨折休養明けで参考にならないとも言える。
    消し 休養明けとはいえダートOPの栗東Sで7着に負けている経験がある。いくら条件戦で好走しても、現実にダート古馬OPでの好走がないわけだから信用はしづらい。距離も芝のマイルで勝ちきれないのに、さらにパワーのいるダートではスタミナに疑問が残る。
    カネツクロス
    (牡7・的場57)
    買い H7エプソムC(G3)、H7鳴尾記念(G2)、H8AJC杯(G2)優勝。芝とはいえG2を2勝している実績はなかなかである。この馬はスタミナはまあまあなのだが、気性的に長い距離のG1はちと苦しい。かといって芝の短距離G1のスピードについていけるわけがない。ということで、時計のかかるダートマイル戦なら何とかなるのでは、という出走だろう。このメンバーだとハナにたつ必要もないだろうから、けっこう楽な競馬ができそうである。OP入りするまではダートでしか勝っていなかっただけに、かえって芝よりも得意かもしれない。
    消し いくら条件戦ではダートで勝っていたといっても、OPクラスでの実績がないようでは信用しづらい。ダートのスピードもかなりのものである。距離も短すぎると見る方が自然である。前走AJC杯で惨敗しているのも大きな問題である。あのメンバーで6着というのは、調子が悪いとしか思えない。
    マイネルブリッジ
    (牡6・坂本57)
    買い H7NHK杯、H7福島記念優勝。H8福島記念2着。前走有馬記念3着はかなり評価できる。このメンバーでは格上といえる。時計のかかるパワーのいる馬場があっているのだろう。そうであればダートも苦にしないはずである。
    消し ダートといってもパワーだけではどうしようもない。マイルという距離から考えても絶対的なスピードは不可欠のはずである。距離適正からみれば明らかに短いと思える。どこまで対応できるか疑問である。
    ビッグショウリ
    (牡7・蛯名正57)
    買い H7マイラーズC、H8銀嶺S、H8コーラルS優勝。芝とはいえG2マイルを勝っているのはいい材料である。スタミナは問題なさそうである。ダートOPも2勝しているし、根岸S2着もあるので、ダートも問題にならない。前走ガーネットSでは6着であったが、1200mの内枠だったことを考えると差し馬にはちょっと苦しかったようである。東京のマイルなら、直線は長いし、流れも1200mよりはゆったりするので、前走のようなことはないだろう。斤量も1kg減るのはかなりのプラス材料だろう。
    消し 実績からは得意距離は1400mだと思われる。ちょっと距離が長いかもしれない。現に去年のこのレースは4着に敗れている。ストーンステッパーに2連敗しているので、逆転は苦しそうである。前走6着も負けすぎのような感じがする。いくら流れにのれなくても3着ぐらいにはきてほしかった。年齢的にピークが過ぎているのかもしれない。これだけメンバーが揃うと実力で勝ちにいくのは苦しいかもしれない。
    アイオーユー
    (牝8・小野55)
    買い H7カブトヤマ記念優勝。H7ウインターS、H8フェブラリーS、H8帝王賞2着。昨シーズンのウインターS、フェブラリーSで連続連対した実績はなかなかのものである。前走13着も休み明けを考えれば、当たり前の結果である。かえって初めからG1しか狙っていなかったとしか思えない。一叩きされた今回は要注意である。持ちタイムもまあまあなので侮ってはいけない。ダートに限って言えば、休み明けと根岸S6着を除いて、すべて掲示板にのっているという安定度も買える。調教がかなりよかったようである。もしかするかもしれない。
    消し ダートで好走しても勝ってはいないので、底力に欠けるタイプだと思われる。距離ももう少し長い方がいい感じがする。これだけメンバーが揃うといくらなんでも掲示板が精一杯だろう。年齢的にも去年より能力が上がっているとは思えない。調教駆けするタイプのようで、実戦につながっても大化けすることはなさそうである。
    ユーコーマイケル
    (牡5・柴田善56)
    買い H8ダービーGP、H8ガーネットS2着。前走ガーネットSの差し脚はなかなかであった。2000mと1200mで連対した実績からマイルという距離が一番あっていそうである。直線の長い東京コースもあっていそうである。
    消し 前走ガーネットSでストーンステッパーに決定的な差をつけられている。いくらマイルになっても逆転は苦しいような気がする。師走S、根岸Sで惨敗しているように安定感がなさすぎる。これではなかなか信用しづらい。OPクラスで未勝利なので、まだまだ実力不足かもしれない。
    セイントリファール
    (牡5・田原56)
    買い H8六甲S、H9白富士S優勝。芝のOPを3勝している実績はなかなかである。
    消し アンドロメダSで6着に敗れているのは問題である。ダートが得意とは思えない。芝の成績も重賞での実績がいまいちなので、それほど強いわけではない。距離も短すぎる感じがする。このメンバーではちょっと苦しいだろう。
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