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G3中山金杯の反省

G3中山金杯の結果
11-01ベストタイアップ 岡部 2.01.5---35.7 450kg+2 1人気
21-02マウンテンストーン 蛯名正 2.01.71.1/236.4 454kg-6 2人気
32-04エスジーフラット 横山賀 2.01.83/436.4 474kg-10 4人気
43-06シグナスヒーロー 後藤 2.01.9クビ36.3 496kg+2 6人気
54-07スプリングバーベナ 的場 2.02.01/235.8 476kg-4 11人気
単勝240円 枠連1,060円
複勝130円 220円 250円 馬連1,080円
予想と見解 好材料と不安材料
G3中山金杯の感想
  • 人気になっていた勢いと実績のある2頭で決まってしまった。10倍以上ついたので赤字にならずにすんだが、普通だったら負けに等しい予想であった。終わってみれば、上位2頭とその他の馬の実力差がありすぎたようである。上位2頭が強かったというよりは、他の馬があまりに弱すぎたというのが正しいと思える。私はレース前からレベルの低い争いであると言っていたが、本当にレベルの低いレースであった。今回のメンバーでG1でも何とかなりそうなのは、連対した2頭だけであろう。といっても有力というにはちょっと苦しそうである。
  • 勝ったのはベストタイアップであった。いつも最後方からレースをすすめるこの馬が、今回は中段でレースをすすめられたのが大きかったと思う。さすがに岡部というところか。しかし直線はあっと言う間であった。完全に格の違いといった感じである。右回りもまったく関係なかった。今回勝ったことで天皇賞6着はフロックではなかったことが証明された。去年天皇賞春で惨敗しており長距離は向かないことははっきりしているので、今後は宝塚記念、安田記念を目標にするのだろうが、昨秋より成長していないと苦しそうなので、もう少し強いメンバーでのレースを見てみないと、この馬がG1でも通用するのかどうかは何とも言えない。
  • 2着はマウンテンストーンだった。私はこの馬は長距離の方が味があると思って低い評価にしたのだが、相手があまりに弱かったようである。時計のかかる馬場もよかったようである。勝った馬とは距離適正の差であろう。前走の敗因は馬体重増であったという考えもあっただけに、馬体重が減っていたのもよかったのかもしれない。正直言って私はこの馬の馬体重にまったく気づいておらず、ちょっと勉強不足であった。もう少し厳しくチェックするべきであった。今後のこの馬だが、私は天皇賞春をめざしてほしいと思っている。この馬は3000m以上ならG1でもいい走りをすると思う。去年の菊花賞みたいに末脚勝負になるとつらいだろうが、スタミナ勝負になればこの馬の本領発揮といくのではないか。
  • 3着はエスジーフラットであった。私は穴馬としてとりあげたつもりだったが。ふたをあけてみれば4番人気と意外に人気を集めていてがっかりした。何でこんなに人気になったのだろうか。まあ結果的に3着にきているのだから間違っていなかったのだろう。結局、私が考えたことを他の方々もちゃんと考えていたということなのだろう。展開は違ったが、私の期待どおりの走りをしてくれたと言ってもいいと思う。しかし、8歳ということもあり、今回の負けでこの馬が今後の重賞戦線で活躍するのは苦しいことがはっきりしてしまった気がする。完全に底をみせてしまった感じである。
  • シグナスヒーローは、持ち前のスタミナを生かしてなんとか4着にきたわけであるが、やはり距離適正の差が出てしまった感じがする。2500m以上で勝負するつもりでいるなら、特に悲観することはないだろう。今後2500m以上の重賞で連対するようなことがあれば、天皇賞春でも期待できると思う。
  • スプリングバーベナは最後方から5着まで伸びてきた。荒れた馬場を考えれば上出来だろう。スタートで出遅れたが、追い込み馬ということでわざとだったのかもしれないが、そうでなければかなり痛かったはずである。ベストタイアップと同じような競馬ができていれば、もしかしたら連対していたかもしれない。牝馬ということもあり、もともとG1を狙うつもりはないのだろうから、今後もOPクラスならいい走りを見せてくれそうである。
  • 6着エスプレットソニーは、非力なタイプで力のいる馬場にあっていなかったようである。私はそこまで考慮していなかった。これも勉強不足といえそうである。OPで勝った実績がないのだから、まあこんなものなのだろう。このレベルのレースで掲示板にものれないようでは、今後もローカル重賞でしか出番はなさそうである。
  • 私の本命ウインドフィールズは13着と惨敗した。これだけ好材料がそろっていたにもかかわらず、この着順では話にならない。もうピークが過ぎたと判断した方がよさそうである。ダート、道悪なら考えるかもしれないが、芝の重賞ではもう出番はないであろう。
  • その他の馬はまあ実力どおりといえ、特に述べることもないであろう。
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    参考
    G3中山金杯の予想
    結論
    馬連 1-2-4-8-16(BOX)
    1. ウインドフィールズ
    2. ベストタイアップ
    3. エスプレッソトニー
    4. エスジーフラット
    5. マウンテンストーン
    にへい君の見解
  • 新春のハンデ戦ということで、けっこう荒れるケースが目立つレースである。G1戦線が終わったこの時期に春のG1を目指す馬が出走してくることはほとんどない。新春ということで多くの人が注目するレースであるが、レースのレベルとしては、それほど高いものとはいえない。簡単にいえば、秋のG1戦で実力不足を露呈してしまった馬とやっとオープン入りしてこれからという馬の対決なのである。前走準オープンあるいはOP特別を勝ち上がったばかりの実績のない馬がその勢いでこのレースを勝った場合は、そのままG1戦線の有力馬まで登りつめるケースが目立っており、実績だけでは計れない未知数の部分まで考える必要がある。また、明け8歳馬が連対するケースも目立っているが、12月まで7歳だったことを考えれば年齢にだまされてはいけないということもいえそうである。このような場合はだいたい何かしら実績の裏付けがあるので、実績もやっぱり重要となる。それでいてハンデ戦なのだから、かなり難解なレースと言っていいだろう。
  • 今回のレースの特徴は、勢いのある新興勢力がいないことである。5歳馬が1頭しか出走しておらず、さらに7歳以上が10頭もいることでよく分かる。つまり、G1では力不足の重賞常連組中心の争いになりそうなのである。これは例年にないレベルの低い争いになりそうである。上がり馬がいないということで、今年は過去の実績や格を重視した考察になりそうである。
  • 私は年末にとりあえず予想をしておいたのだが、家に帰ってきて枠順を見てみたら、なんと私の上位3頭が出走しないではないか、これでは1から考え直さねばならない。時間があまりに少なかったので、ちょっととまどってしまったが、なんとか結論を出してみた。
  • 私は本命をウインドフィールズにする。あまりに頼りない本命である。この馬を選んだ最大の理由は、他に強そうな馬が見あたらないためである。私自身こんな理由で本命を選ぶことは滅多にない。本当に困ってしまう。とりあえず、G2セントライト記念を勝ったこともあるし、昨年の中山金杯でも2着に踏ん張っていることで、実績は十分である。荒れた馬場は大得意なので、今の時計のかかる中山は大歓迎のはずである。ハンデ55kgもどちらかというと恵まれた方である。そういうことで最も高い評価にした。先行するとしぶといだけにこのメンバーなら2着に残る可能性がかなり高そうである。ただ、休養明け2戦したが、どちらも掲示板にのっていないだけにもうピークが過ぎていることも考えられるので、もちろん軸にできるはずがない。今回はボックス勝負である。
  • 対抗はベストタイアップになってしまう。私はこの馬の追い込みは、今の中山の馬場にはあわないという判断で評価していなかったのだが、メンバーがあまりに弱すぎる。いくら苦手の馬場でも、これだけメンバーが弱いとなんとかなってしまうのではないかと思ってしまう。ちょっと切るわけにはいきそうにない。岡部騎手が乗ることになったのも気になる。
  • 単穴はエスプレッソトニーである。中山の2000m重賞でまあまあ好走しているので、今回も好走する可能性は高そうである。ハンデ55kgも重いということはなさそうだし、先行有利の今の中山ならプラスにはたらきそうである。OP勝ちが未だにないだけに実績はない方だし、前走もよく分からない惨敗をしているのでこれ以上は評価できない。
  • 4番手は思い切ってエスジーフラットにする。この馬は唯一の関西馬であるのだが、条件クラスとはいえここ5戦で4勝している勢いを買ってみたい。ハンデ53kgも恵まれた方だろう。先行力のあるタイプだし、ダートでも実績があるので時計のかかる馬場は歓迎であろう。もう8歳ということで、今ごろ重賞初挑戦ではもともとの素質の方に疑問を持ってしまうのだが、この弱いメンバーであれば好走しても不思議ではないと判断した。
  • 5番手はマウンテンストーンである。青葉賞を勝ち、菊花賞6着の実績からは、このメンバーでは格上といってもいいだろう。私はこの馬は基本的にスタミナ馬であると判断しており、2000mは短すぎると思っている。しかし、なんといっても相手が弱すぎる。騎手も蛯名に乗り替わるので、思い切って先行すれば持ち前のスタミナで押し切ることも可能であろう。
  • 今回のレースはあまりに難解なので、無難に5点ボックスでいかせてもらう。今年の初戦でもあるので、回収よりも的中することを重視したい。
  • 6番手はプレストシンボリである。ラジオたんぱ賞を勝ったこともある馬なので実績もあるのだが、ハンデ57kgはベストタイアップと同じことを考えれば、かなり厳しいものである。どちらかというとローカルで好走している感じがするし、今回はかなり苦しい戦いになりそうである。
  • 7番手はインタークレバーである。前走愛知杯で4着とがんばっており調子がよくなってきているようだが、平坦コースでしか好走していないので、中山では苦しいだろう。
  • 8番手はアプローズシチーである。前走ディセンバーS5着と健闘しているだけに、ハンデ54kgの今回は期待できそうであるが、追い込み脚質だけに先行馬をすべてつかまえるのは苦しそうである。
  • 9番手はスプリングバーベナである。ハンデ52kgは恵まれたといえそうであるが、やはり追い込み脚質では届きそうにない。
  • 10番手はシグナスヒーローである。前走ステイヤーS2着から調子はよさそうであるが、2400m以下で実績がないので2000mは明らかに短いといえそうである。
  • とりあえず私はこの10頭以外が連対することはないと見ている。ただ今回の出走馬は安定した走りをする馬がいないので、信じられない大穴も十分考えられる。新春のお年玉ハンデ戦にふさわしいといえるかもしれない。
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    G3中山金杯出走馬
    馬名 買い&捨て
    ベストタイアップ
    (牡6歳・57kg)
    買い H8中山金杯優勝。毎日王冠5着、天皇賞秋6着の実績はメンバーNO1といえる。驚異的な末脚はこのランクでは1枚も2枚も上である。中山での実績がないようにみえるが、出走数がかなり少ないので参考にしない方がいい。メンバーをみるかぎりでは、かなり恵まれたといえそうである。岡部騎手が乗るのはもちろんプラスである。
    捨て さすがに57kgのトップハンデは苦しそう。東京巧者のイメージが強すぎる。追い込みしかできないタイプで、今の中山の荒れた馬場は合いそうにない。自分でレースを作れないタイプなので、相手が弱くても流れにのれなければ惨敗することは十分考えられる。
    マウンテンストーン
    (牡5歳・54kg)
    買い H8青葉賞優勝。菊花賞6着からスタミナがあるタイプであることが分かる。今の中山の荒れた馬場は、けっこう合うのではないか。蛯名騎手に乗り替わるが、やはりプラスとみるべきなのだろう。
    捨て 基本的に2400m以上で好成績を残すタイプで、今回の2000mはちょっと短そうである。現に前走ディセンバーSで11着に敗れている。その時の斤量が54kgだったので、今回の斤量も恵まれてはいない。
    プレストシンボリ
    (牡6歳・57kg)
    買い H7ラジオたんぱ賞優勝、H7NZT4歳S2着、H8巴賞優勝。どちらかというと粘る競馬をするタイプである。今の荒れた中山にはあいそうである。古馬になってからは、短距離戦では惨敗しているケースが目立ち、1800mで好成績を残しているので、短いよりは長い2000mの方がいいのではないか。これだけメンバーが弱くなると十分勝ち負けだろう。
    捨て 切れ味のないタイプで、決め手勝負の展開だとかなり苦しそうである。上がり3Fを34秒台であがったことがないことで、切れ味のないことがよく分かる。函館や福島でしか好走していない感じもするので、平坦コースが得意な馬なのかもしれない。ベストタイアップと同じ斤量というのはあまりにかわいそうである。
    ウインドフィールズ
    (牡7歳・55kg)
    買い H6セントライト記念優勝、H8中山金杯2着。G2を1勝している実績は上位ランクとなる。2000mで5連対しているので距離はベストなのだろう。7歳馬とはいえ、これだけの実績をもっている馬が55kgとはけっこう恵まれたのではないか。先行力のある馬なので、先行馬有利な今の中山は好材料になるであろう。逃げればけっこうおもしろいのではないか。
    捨て この馬の場合、展開にかなり左右されそうである。先行できなければまず期待できないだろう。骨折休養後2戦を消化したが、あまりに物足りない内容であった。もうピークを過ぎてしまったのかもしれない。
    エアリアル
    (騙8歳・52kg)
    買い H6京王杯AH、H7東京新聞杯2着。一応2000mでも1勝している。
    捨て 4歳時に5勝するも、古馬になってからは勝っていない。重賞連対2度の実績もどちらもマイル戦だったことから、今回の2000mはこの馬にはちょっと長いといえる。2度目の骨折休養後は、掲示板にものれずに苦しんでいる。もう年齢的に無理なのかもしれない。
    クラウンシチー
    (牡8歳・55kg)
    買い H8京王杯AH優勝。準オープンだったとはいえ中山の1800mをレコードで勝ったこともある。
    捨て 京王杯AHでは荒れた馬場で快勝したのだから、荒れた馬場は気にしないはずなので、前走の負けは理由がない。夏から秋にかけて絶好調だったことを考えれば、今は調子が落ちている時なのだろう。
    ケントニーオー
    (牡8歳・54kg)
    買い 4歳から5歳にかけて強い競馬をしていてかなり期待された馬である。前々走久々に勝ったわけだが、やっと本領発揮というところか。
    捨て 前々走久々に勝ったが新潟のOPでの話である。前走中山のOPクリスマスSでは惨敗しているように、中央では実力不足ではないか。まして重賞では苦しすぎるのではないか。マイルで実績を残しているだけに2000mは少し長い感じがする。
    マーメイドタバン
    (牡9歳・53kg)
    買い H4スプリングS2着、H7エイプリルS優勝。もうかなりの年齢だが、掲示板にのるような好走を何度かしており、実力はそれほど落ちていないことを証明している。2000mはベストの距離だろう。
    捨て さすがにH8年の成績は連対すらできずに終わっている。今回休養あけとはいえ、上積みは期待できそうにない。
    インタークレバー
    (牡7歳・53kg)
    買い H7七夕賞、H7関屋記念2着。前走愛知杯4着とまあまあの成績を残している。重賞を2度連対しているので、実績も悪くはない。距離もほとんどベストだろう。53kgは恵まれたといえそうである。
    捨て 好走するのは平坦コースだけである。もちろん重賞を2連対したのも福島である。1年以上連対していないだけに上積みも期待できない。
    シルクグレイッシュ
    (牡7歳・51kg)
    買い H6福島記念優勝。福島記念を勝っているので、2000mはほぼベストの距離だろう。
    捨て 2年の休養後3走したが、いずれも惨敗に終わっている。福島記念を勝ったときは斤量50kgとかなり恵まれていた。今回は中央の重賞であって、実力的にかなり苦しいだろう。
    シグナスヒーロー
    (牡6歳・54kg)
    買い H8ステイヤーズS2着。スタミナが非常にあるタイプである。今の中山の馬場にはあっていそうである。
    捨て OPクラスでの連対は前走だけである。実績はない方だろう。2400m以下だと凡走ばかりなので、2000mはちょっと距離が短すぎるのではないか。
    スプリングバーベナ
    (牝6歳・52kg)
    買い H7ターコイズS優勝。昨年の中山金杯で4着しているように重賞でも好走はしている。1800〜2000mで好成績を残しているので距離はよさそうである。52kgのハンデもなかなかだろう。
    捨て 最近はOPクラスでは好走すらしていない。追い込みを得意としているだけに、荒れた馬場にも苦しみそうである。
    アプローズシチー
    (牡7歳・54kg)
    買い 2000mでも勝っているので距離は問題なさそうである。前走ディセンバーSは5着となかなか好走している。このとき56kgだったので、今回の54kgは恵まれた方だろう。
    捨て OPクラスでまだ連対経験がないので実績はない方だろう。追い込み脚質なので、荒れた馬場に苦しみそうである。前走も伸びてはいるが、それで5着ではメンバーが強くなる今回は期待できそうにない。
    エスプレッソトニー
    (牡6歳・55kg)
    買い H8七夕賞2着、H8大原S2着。opクラスの2000mで2連対しているので、距離はほぼベストといえるだろう。先行してなかなか安定した成績を残している。中山での好走が目立つ。
    捨て まだOPクラスで勝っていないので、実績がある方ではない。2桁着順も何度かあり、凡走をかますこともあるだけに信用はあまりできない。
    ペガサス
    (牡8歳・51kg)
    買い H4新潟3歳S、H5福島記念優勝。福島記念を勝っているので、2000mはほぼベストの距離だろう。
    捨て H5福島記念以来勝っていない。いくらなんでも3年も連対すらしていないのでは苦しいだろう。平坦コースでしか走らないのかもしれない。
    エスジーフラット
    (牡8歳・53kg)
    買い 前走準オープンを勝ちオープン入り。2000mを2連勝中なのでベストの距離なのだろう。前走57kgだったことを考えれば53kgはかなり恵まれたかもしれない。先行力を生かすタイプであるだけに時計のかかる馬場は好材料であろう。
    捨て やっとオープン入りした実績では信用しにくい。8歳であることから成長も見込めないのではないか。持ちタイムもそんなに魅力はない。
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