G2京都新聞杯の結果
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結論 |
馬番連勝複式 軸6--1-2-4-8-9-11
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馬名 | 買い&消し | |
マチカネフクキタル (牡4・南井57) |
買い | 神戸新聞杯の勝ち方は凄かった。逃げたサイレンススズカが直線でさらに後続を引き離しているのに、それを最後方から差しきってしまうのだから、常識を超えている。決め手重視の京都ならさらに威力が増すだろう。これだけの末脚を持っていれば、どんな展開でも大丈夫である。 |
消し | 休み明けであれだけの走りをしているだけに、その反動が最も恐い。いわゆる2走ボケである。前走前々走の走りを見る限りでは中距離馬だと思われ、2200mは守備範囲だとは思うが、ベストよりは少し長そう。前走の勝ちもメンバーに恵まれたという見方もできる。サイレンススズカはまだ重賞を勝っていない馬なのだから。 | |
メジロブライト (牡4・松永幹57) |
買い | 皐月賞4着、ダービー3着ながら共に1人気に推されていた実力馬である。ラジオたんぱ3歳Sと共同通信杯を連勝した時点では間違いなくNO1ホースであった。スプリングSで馬体10kg減したあたりから精彩を欠くようになっており、たぶん調子が下降していったのではないか。それでいてG1を4着3着していると考えれば、やはりこの馬はただ者ではないことになる。リフレッシュして本来の実力を出せれば、4歳No1の座を奪取することは容易なはずである。しかも、ダービーで先着を許した2頭がこのレースに出ていないのである。ここでは実績上位ということになる。 |
消し | スプリングS以降勝ちきれないレースが続いた。前が残っていることからすれば、展開に恵まれなかったということなのだろうが、逆に言えば展開に頼らなければ勝てない実力しかないとも言える。今回も逃げ馬がおらず、スローペースが予想される。春のように最後方からの競馬しかできないようだと、また追い込むも届かないということになりそうだ。休み明けも不安である。 | |
パルスピード (牡4・四位57) |
買い | 夏場を休まずに古馬と戦ってきており、使われている強みがある。古馬重賞で2着3着しており、4歳馬にしてはよくがんばっている。4歳限定戦に戻れば、当然勝ち負けである。今の勢いなら重賞制覇も夢ではない。堅実に走る安定度もいい。 |
消し | 重賞では連対するのがやっとである。どうしても勝ちきれない勝負弱さが目立ってしまう。古馬重賞で好走も勝馬とは決定的な差をつけられているし、ラジオたんぱ2着も底を見せつつあるエアガッツが相手であった。まだまだ信用できる実績は残していない。 | |
シルクライトニング (牡4・安田富57) |
買い | 皐月賞で2着していることを忘れてはいけない。あのサニーブライアンにクビ差である。若葉Sで勝つまでは2着続きで500万すら勝てなかった馬だったが、あっと言う間に大出世してしまった。距離が2000mになってから大化けしており、長ければ長いほどいいタイプのような気がする。もちろん今回の2200mも歓迎だろう。ある程度中団に控えられる分、フクキタルやブライトより安定度はありそうだ。 |
消し | 軽い馬場に対応できるか心配である。若葉Sと皐月賞は時計がかかる馬場がよかったのかもしれない。京都の決め手勝負に対応できないことも十分考えられる。ラジオたんぱ賞では不可解な負け方をしており、信用しずらい面も残している。初コースもちょっと気になる。 | |
エアガッツ (牡4・武豊57) |
買い | 朝日杯3歳Sを3着しホープフルSで勝った時は一躍クラシックの有力候補となった馬である。結局クラシックは不発に終わったが、残念ダービーのラジオたんぱ賞ではパルスピードを競り落として復活をアピールした。叩かれてよくなるタイプのようで、前走3着も休み明けなら上出来といえる。一叩きされた上積みを考えれば今回は勝ち負けである。 |
消し | 4歳になってからはいまいちである。ここぞという時になぜか惨敗してしまう。前走3着も絶好の展開から直線でまったく伸びなかった。距離の限界を感じる走りだった。京都の軽い馬場がプラスに出るという見方もあるが、ダービーでジャスティス、ブライト、エリモに末脚勝負で負けている以上、プラスになるとは思えない。底を見せつつあると言われても仕方ない。 | |
エリモダンディー (牡4・河北57) |
買い | ダービー4着を評価しなければいけない。最後方から上がり34.2という驚異の末脚を見せている。若駒Sでもランニングゲイルをちぎっている。とにかく展開が向けば、この馬の末脚は大きな武器となる。ダービー連対馬がいないので、順番からすればこの馬は2着することになる。 |
消し | この馬は展開が向かなければ好走できない馬である。前走も展開が向かずに7着に負けている。本当に強い馬というのは、多少の展開はどうにかするものである。それに、どんなに展開が向かなくても3着はするものである。7着は負けすぎといえる。結局は実力不足ということなのである。スローペースが予想されるだけに今回も厳しそう。 | |
ステイゴールド (牡4・熊沢57) |
買い | 前走900万とはいえ勝っているのは好材料である。勢いはありそうだ。重賞初挑戦も4歳限定戦なら、この実績でも十分通用する。サンデーサイレンス産駒であり底力がありそうだ。2000m以上で好走しているのでスタミナは問題ないし、前走は上がり34.5の末脚も見せている。 |
消し | 重賞どころか準オープンすら経験していない。さすがにこの実績では信用しづらいものがある。持ちタイムも大したことはない。前走の着差も僅差なので魅力は感じない。G1を狙う馬が揃っているここでは材料がなさすぎる。 | |
テイエムトップダン (牡4・和田57) |
買い | 毎日杯を勝ち、きさらぎ賞も2着している実績を持っている。皐月賞以降はボロ負けしてしまったが、たぶん疲れがたまっていたのだろう。休み明けの前走は5着とまあまあのスタートを切っている。叩かれた上積みで今回はさらに期待できる。重賞ウイナーなのだから、ここで復活しても何の不思議もない。 |
消し | 皐月賞ダービーの惨敗はともかく、京都4歳特別で惨敗しているのは問題である。ラジオたんぱ3歳Sでメジロブライトに5馬身差つけられているので、もともとの地力が足りないのかもしれない。毎日杯もタイム的にレベルが高いレースだったとは思えない。神戸新聞杯も5着ではどうだろうか。 | |
トウカンイーグル (牡4・幸57) |
買い | 父は菊花賞馬バンブービギンである。たぶん距離が延びていいタイプだろう。早熟タイプとも思えないので、成長はある程度見込んでいいだろう。 |
消し | オープンクラスでは凡走ばかりである。距離不適正か格不足である。買いではスタミナタイプと言ったが、好走は短距離だけである。格の問題なら、果たして一夏で重賞連対まで成長するものか疑問である。休み明けも基本的にはマイナスである。 | |
トーアステルス (牡4・菊沢徳57) |
買い | 例年レベルが高いレースである駒草賞を勝っている。先行してなかなかしぶとい馬である。前走惨敗も休み明けなら仕方ない。叩かれた上積みろ考えれば、今回は期待できる。もともとここを狙っていたとも考えられる。 |
消し | 先行してしぶといのだが、今の京都の決め手重視の馬場ではかなり厳しい。オープンではプリシバルS4着が最高であり、格不足は否めない。駒草賞の勝ち方も危なっかしいもので、強いイメージは残らなかった。 | |
ランドスピード (牡4・佐藤哲57) |
買い | 前走の中京スポーツ4歳Sでは10人気で2着して、みんなを驚かした。芝でも十分に対応できることを証明したわけである。オープン連対経験のない馬よりは格上ということになる。長い距離でけっこう使われており、本来は長距離が合っているのであれば、苦手距離で重賞2着なのだから、今回はとんでもない大化けをかますかもしれない。 |
消し | 前走の好走は常識的には距離短縮がよかったとみるべきである。そうでなければ、ここまで大化けすることは考えられない。それにレベルが高かったレースとは思えない。休み明けも基本的にマイナスである。 | |
ヒダカブライアン (牡4・河内57) |
買い | 3歳でデビューした時はダービーの最有力候補とまで言われた馬である。骨折により長期休養を余儀なくされ皐月賞の直前に復帰して、いきなり2着と大器の片鱗を見せた。急仕上げだったために反動が出たのか、その後は凡走したが、じっくりと調整されていれば能力の違いを見せるかもしれない。 |
消し | いくら骨折明けとはいえ、4歳春の凡走はいただけない。成長の見込める3歳時に骨折したのはあまりに大きかったようだ。そのために意外と成長していないのではないか。毎日杯もそんなにレベルの高いレースだったとは思えない。直前まで出否を迷っていただけに、あまり調子は上がっていないように感じられる。本番はともかく、ここは叩くだけかもしれない。 |