G1マイルチャンピオンシップの結果
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結論 |
馬番連勝複式 3-5-11-15-18(BOX)
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馬名 | 買い&消し | |
タイキシャトル (牡4・横山典55) |
買い | スワンS、ユニコーンSと重賞2連勝中である。特に古馬をぶっちぎったスワンSは凄すぎる。かなりの強者揃いのレースだっただけに4歳馬が完勝するなんて信じられない。先行して抜け出すという安定した走りもいい。ダートのユニコーンSを勝っているのだからスタミナ、パワーも問題ない。芝のマイル戦はベストの条件かもしれない。 |
消し | 前走勝っているものの有力古馬は斤量がきつかった。今回は有力古馬が2〜1kg減るのに対し、この馬は据え置きである。古馬たちの巻き返しはかなり恐い。重賞2連勝の反動も考えられる。馬の調子はそんなに長く続くものではない。2カ月の間に重賞を3勝するなんて普通では考えられない。それにスワンS出走馬が単に弱かっただけかもしれない。別路線の馬に簡単に負けるかもしれない。 | |
スギノハヤカゼ (牡5・田島裕57) |
買い | スワンS2着、セントウルS2着。1400mのレコードホルダーである。スピードなら1流である。アーリントンCを勝っていることからして、距離も守備範囲だと考えられる。去年のスワンS以来、ちぐはぐな競馬が続いていたが、連続2着とやっと調子を上げてきた。 |
消し | この馬は1400mのスペシャリストというイメージが強すぎる。古馬と戦うようになってからは1400mでしか連対していないのだから当然である。昨年のスワンSでは強烈な末脚で追い込み勝ちをしたが、それ以外のレースでは先行策をとり決め手不足で惜敗する光景をよく見る。さすがにこのメンバーでは決め手不足となりそうだ。 | |
オースミタイクーン (牡7・武幸57) |
買い | マイラーズC優勝、セントウルS優勝。今年になってから重賞2勝しているように、やっと本格化した。特に距離不足と思われたセントウルSを好タイムで勝ったのは評価できる。今が一番調子がいいのだろう。1400mよりはマイルの方が明らかに合っているので、一気にG1制覇も夢ではない。 |
消し | 安定度がなさすぎる。G2を勝ったと思えばG3で4着するなど、いつ走るかまったく分からない。人気がいまいちな時に走るので、どうしても強いというイメージを持てない。幸四郎がG1を獲るのもまだ時期尚早だろう。 | |
スピードワールド (牡4・武豊55) |
買い | 安田記念3着という実績はかなり凄い。4歳の春に古馬相手にここまで走れる馬はそうはいない。たとえ早熟馬だとしても春よりも実力が落ちていることはない。毎日王冠の走りからもきちんと成長がうかがえる。ベストのマイルに戻れば、今までのうっぷんを一気に晴らすことは十分に考えられる。 |
消し | 出遅れクセが問題である。これだけレベルが高くなると致命傷になる。先行馬もそうそうはばてないと思われるだけに、直線だけの競馬では届かない可能性もかなり高いといえる。さらに単なる早熟馬という見方をする人もいる。 | |
キョウエイマーチ (牝4・松永幹53) |
買い | 桜花賞馬であることを忘れてはいけない。私は当時マイルのスタミナがないのではないか、と言ったくらいのスピード馬である。そんな馬が2000mを克服したのだから、マイルはベストの距離と言っていいだろう。春は、ハイペースで先行しても決してばてずにかえって引き離していた。先に抜け出してしまえば、この馬をつかまえられる馬はいないかも。 |
消し | しょせん4歳牝馬である。しかも今まで4歳牝馬限定戦しか走っていないのだから、今回のレースの参考にするにはちょっと厳しい。なんだかんだ言っても、4歳牝馬というのはレベルが低いものである。 | |
ジェニュイン (牡6・田中勝57) |
買い | 去年のチャンピオンである。安田記念でも休み明けで2着しているように最近はマイルに絶対の自信を持っている。昨年は天皇賞14着惨敗から巻き返したものであるが、今年は天皇賞3着と順調であり、昨年よりはいい体調で出走できる。そして、この馬の凄いところはG1にやたら強いことである。G2G3を勝っていないのにG1で5連対している勝負強さは半端ではない。 |
消し | 去年のマイルCSはレベルが高かったとは思えない。メンバーに恵まれての勝利だといえる。この馬が勝つときはいつもそうである。それに今秋の走りには精彩がない。札幌記念、毎日王冠、天皇賞秋と掲示板は確保しているものの見せ場すら作れないでいる。ピークが過ぎてしまったのかもしれない。そうであれば、ここでは好走できるはずがない。 | |
シンコウキング (牡7・岡部57) |
買い | H9高松宮杯で念願のG1制覇。富士Sを勝っていること、マイルで5連対していることからして、単なるスプリンターではない。どちらかというとマイルの方が合っているのではないか。1200mを勝ってしまうスピードをつけた今なら、マイルでは圧勝もあり得る。前走9着も休み明けのスピード勝負では仕方ない。叩かれた上積みで体調は上昇するはずである。 |
消し | 高松宮杯を勝っているもののタイムは優秀ではない。パワー勝負になったのがよかっただけだろう。今の軽い京都馬場ではパワーよりも切れが重要である。高松宮杯以外の重賞では、決め手不足で惜敗続きだっただけに、切れるタイプとは思えない。前走9着も休み明けよりも脚質の方に問題があったのではないか。 | |
タイキフォーチュン (牡5・柴田善57) |
買い | NHKマイルCを勝った時の1.32.7というタイムは半端ではない。4歳時に叩き出したものであり、この馬の底力は相当のものである。京王杯SC4着も上がり33.5と信じられない切れ味を見せている。2000mの毎日杯を勝っていることからして、スタミナも問題ない。マイルはこの馬にとってベストの距離のはずである。 |
消し | 休み明けは大きなマイナスである。しかもジャパンカップに推薦されていることで、このレースが本番ではないはずである。本番前の軽い叩き台ということだと思う。それにNHKマイルC以来、勝ち星がないように安定度がなさすぎる。NHKマイルCは超ハイペースに助けられただけで真の実力ではなかったのかもしれない。 | |
ヒシアケボノ (牡6・角田57) |
買い | H7スプリンターズS優勝。4歳でG1を獲ったのだから弱いわけがない。安田記念で3着した実績もあるので、マイルも守備範囲である。前走惨敗も570kgと馬体が重すぎたのが原因だろう。好走は560kg以下の時だけなので550kg台ならおもしろい。叩かれて叩かれてよくなるタイプなので、前走よりは上積みをみていいだろう。 |
消し | 古馬になってからは勝ち星どころか連対すら果たしていない。5歳秋以降は好走すら滅多にない。4歳秋を頂点に徐々に成績が落ちてきており、この馬のピークは終わったと考えられる。いくらなんでも11着からの巻き返しはきつい。 | |
マイネルマックス (牡4・佐藤哲55) |
買い | H8朝日杯3歳Sで勝っている実績を忘れてはいけない。マイルのG1を勝っていることに変わりはないわけで軽視してはいけない。4歳春は調整不足で惨敗に終わったが、今秋は前走スワンS8着ならまあまあのスタートを切ったといえる。1400mよりは少しでも距離が延びる方がいいだろうし、一度叩かれた上積みも考えれば、急上昇も十分に考えられる。 |
消し | 昨年の朝日杯3歳Sはレベルが低かったと思う。実際、後にクラシックで好走した馬が1頭もいなかったではないか。そのメンバー構成で僅差勝ちではちょっと評価できない。4歳になってから一度も好走していないように底を見せてしまっている。古馬相手に好走するつもりなら、たとえ体調不良でももっと上位で走ってもらいたい。 | |
エイシンガイモン (牡5・蛯名正57) |
買い | H8H9関屋記念優勝、H8マイルC3着、H7朝日杯3歳S2着とマイルでは抜群の成績を残している。特に今年の関屋記念では上がり33.7と驚異のタイムを叩き出している。京都の高速馬場は大歓迎だろう。前走5着も脚を余しており、それでいて僅差だったわけだからそれなりに評価していい。充実の5歳になった今なら、惨敗した去年のようなことはないだろう。 |
消し | 4歳秋以降の好走は新潟だけである。新潟でしか走らない馬かもしれない。昨年はスワンS以降は惨敗続きだったように、夏に調子を上げるタイプかもしれない。そうであれば、今年もこれから落ちていくだけである。それよりも何よりもローカルでしか好走できない実力しかないのかもしれない。 | |
トーヨーレインボー (牡4・松永昌55) |
買い | 前々走京都のマイルでレコード勝ちしているのはかなり凄い。しかも4馬身差の圧勝なのだから素直に評価していい。前走もアイルランドTを楽勝してしまった。しかも余裕残しの馬体だったということらしい。この馬の能力は相当なものだと容易に推測できる。楽勝ばかりなので疲れもないだろう。ここ2年アイルランドT勝ち馬がマイルCSで好走しているのもいい。 |
消し | 何だかんだ言っても重賞初挑戦である。前走前々走とも相手に恵まれすぎているのは否めない。好タイムも楽な流れの結果である。G1の厳しい流れに果たしてついてこれるかは分からない。レコード勝ちの馬が重賞やG1で惨敗するケースは少なくない。未知の部分がまだまだ多いので信用はしづらい。 | |
バトルライン (牡5・藤田57) |
買い | ダートではNo1を争う馬である。これだけの実績の馬であれば芝で走ってもおかしくない。ホクトベガも芝で好走したし、カリブソングだって好走していた。この馬だって走ってもおかしくない。1800m以上ではいまいちだが、マイル以下にはやたら強い。 |
消し | しょせんダートでしか実績のない馬である。初芝でいきなり走れるほど競馬は甘くない。しかもG1である。いくらなんでも甘すぎる。芝で走るなら初めから使っているはずで、芝では通用しないと判断したからダートで使ってきたはずである。たぶんダートでは斤量の関係でレースがないから、試しに挑戦してきただけだろう。 | |
ブレーブテンダー (牡4・熊沢55) |
買い | マイルC2着、アーリントンC優勝。マイル実績はなかなかである。ラジオたんぱ3歳Sで2着している実績もあるので、スタミナも問題ない。前走惨敗も一度叩かれたことで大きく化けるかもしれない。しぶとく伸びる末脚を持っているので、スタミナ勝負になれば台頭するだろう。 |
消し | 基本的に切れる脚がない。アーリントンCもじわじわと差していた。上がりがかかる展開にならないと苦しい。今の京都馬場ではそんな展開になるはずがない。たとえハイペースになっても切れる脚は必要不可欠である。前走の13着は負けすぎであり、巻き返しは厳しい。 | |
サイレンススズカ (牡4・河内55) |
買い | 今までは中距離にこだわっていたが、この馬のスピードはマイル向きかもしれない。天皇賞ではハイペースで逃げたにもかかわらず、6着に粘っている。折り合いを気にしなくていい分、マイルなら最後まで行ってしまうかもしれない。 |
消し | 重賞勝ちがないことで分かるように甘いところがある。中距離ではスピードで押し切れたが、マイルでは他の馬もスピードがあるのでスピードが武器にはならない。息が抜けない展開にも慣れていない。ハイペースの展開でもしっかりした決め手がないとここでは苦しい。 | |
ロイヤルスズカ (牡5・南井57) |
買い | ダービー卿CT優勝、マイラーズC2着とマイル重賞で実績がある。距離はベストといえる。前走休み明けのスワンSを3着と絶好のスタートを切っている。叩かれた上積みと距離延長を考えれば、今回は大きな期待ができる。5歳秋ということで春以上の成長も期待できる。 |
消し | 重賞勝ちも道悪でのものである。良馬場だと甘いところを見せており、惜敗が多い。前走3着もそういうことなのかもしれない。後方からの競馬しかできないのもどうだろうか。今の京都馬場では先行馬も止まらないだけに届くかどうか。 | |
カネツクロス (牡7・的場57) |
買い | G2を2勝していることは、とりあえず評価しなければいけない。1800mで好走している実績もあるので、マイルもまったくダメなわけではないだろう。 |
消し | 最近はまったく好走していない。1800m以上でしか実績がないのだから、マイルがあっているとも到底思えない。たぶん別のレースを狙っているのだろう。その叩き台として、斤量が楽なここを選んだのだろう。 | |
プレストシンボリ (騙6・ロバーツ57) |
買い | やっと本格化してきた。追い込むようになってからは信じられないくらい切れている。決め手不足で苦しんでいたころとは大違いである。前走スワンSも4着なら上出来である。マイル以上で実績のある馬なので、距離延長で巻き返しは可能である。鞍上ロバーツも魅力十分。 |
消し | 大きく変わったのは認めるが、G2G3で好走したにすぎない。G2G3で勝てないのだからG1では掲示板すら厳しい。まだまだ決め手不足だといえる。前では粘れない。後ろからは届かない。決め手不足の馬とはそういうものである。そして、それが実力なのである。 |