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G2日経賞の反省

G2日経賞の結果
17-07ローゼンカバリー 横山典 2.42.5---35.4 482kg-10 1人気
27-08マウンテンストーン 蛯名正 2.42.61/235.7 458kg0 2人気
38-10フェアダンス 藤田 2.42.6アタマ35.5 454kg0 4人気
43-03インターフラッグ 岡部 2.42.81.1/435.9 418kg-6 3人気
58-09ダイワセキト 的場 2.42.8アタマ35.9 498kg-6 5人気
単勝200円 枠連330円
複勝100円 120円 150円 馬連330円
予想と見解 好材料と不安材料
G2日経賞の感想
  • 勝ちタイム2.42.5というタイムは何なのだろうか。これが本当にG2の2500mのタイムなのだろうか。いくらなんでも遅すぎる。これでは、スタミナなんてまったく関係ない。私が距離に疑問を持ったローゼンカバリーとフェアダンスが突っ込んできて当然である。確かに、こういう超超スローペースを読めなかった私が未熟なだけであるが、そんなことよりももっとG2らしい競馬を見せてほしかった。
  • 優勝したのはローゼンカバリーだった。これだけのスローペースでは、距離適正は何とも言えない。実質2200mくらいのスタミナで十分だったと思われるからである。そうは言っても、あれだけのスローペースで折り合っていたのは評価できる。ブリンカーをつけているような気性では距離が持たないと思っていたが、気性的な問題は大丈夫のようである。でも根本的なスタミナの方は、私はまだすっきりしていない。まあ8分の確率で2500mなら大丈夫のような感じはしている。また、重馬場もこの馬に幸いしたと言える。良馬場でも同じ結果だったかどうかは微妙である。
  • 2着はマウンテンストーンであった。私はスタミナに期待して本命にしたが、なんとか2着という結果だった。こんなスローペースでは、この馬のスタミナがほとんど生かされなかったと思う。結果論だが弥生賞のランニングゲイルのようなロングスパートでもかましてほしかった。たぶん勝っていたと思う。あくまでも、たらればの話である。それでも決め手のあるフェアダンスを抑えたのは評価できる。まあ、フェアダンスに差されているようでは、今後も期待はできないのであるが。とにかく、この馬は負けたなりに結果を出してくれたと思う。今度こそスタミナ勝負で巻き返してほしい。天皇賞にぜひ出てきてほしい。馬券を買うかどうかは別として、私はこの馬を応援する。
  • 3着はフェアダンスだった。距離実績がなかったのに、これだけ走れば上出来だろう。ラスト100mのところでは、私はやられたと思ったくらいだ。ラストで差せなかったのが、距離の壁なのだろう。私はこの馬はスタミナがないと言い、長距離の実績も全て超スローペースなので当てにできないと言った。今思えば、裏を返すと超スローペースなら十分勝負できるということであった。なんで気づかなかったのだろうか。本当にあぶないところだった。やっぱり決め手のある馬は恐い存在である。この馬を消したのは失敗であった。
  • 4着はインターフラッグであった。決め手勝負になったのでは仕方ない。スタミナをまったく生かせなかったと思う。また、馬体重が420kgと小さい体なので、パワーの必要な重馬場はだめのようである。軽い馬場に変われば、化けることはありそうである。
  • 5着はダイワセキトであった。これだけスローペースだと距離適正は何とも言えないが、長い方がいいのかもしれない。あるいは、時計のかかる馬場が合っているのかもしれない。まあ、どっちにしろこの着順では、今後もあまり期待はできそうにない。
  • 6着はリックスタウトであった。はっきり言ってよく分からない。これだけのスローペースが幸いしての6着なのか、災いして6着なのか、本当に分からない。
  • 7着はシーズグレイスであった。マイペースの逃げは良かったのだろうが、ペースを落とし過ぎたようである。あの展開では決め手のある馬に勝てるはずがない。どうせ逃げるなら、もっと大胆な逃げをかまさないとちょと苦しい。
  • 8着はステージプリマであった。決め手のないこの馬にとって、この展開ではどうしようもない。
  • 9着はテンジンショウグンであった。スタミナのあるこの馬には、このスローペースではどうしようもない。
  • 10着はインターユニークであった。去年の大阪杯では決め手勝負で2着したのだから、しんがり負けはちょっと解せない。まだまだ調子が戻っていないということなのだろう。
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    参考
    G2日経賞の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸8--1-2-3-6-7-9
    • マウンテンストーン
      1. ローゼンカバリー
      2. テンジンショウグン
      3. インターフラッグ
      4. ダイワセキト
      5. リックスタウト
      6. インターユニーク
    にへい君の見解
  • このレースは天皇賞に向けてのステップとなる重要なレースである。距離2500mということでスタミナが重視されるわけで、来週の大阪杯よりも距離的には意味のあるレースとなる。ここで好走できないようでは、天皇賞を走りきるスタミナがないことになってしまう。逆に言えば、ここで好走するようだと天皇賞でも期待できるということである。ただ、ここで2500mのスタミナを証明しても、本番は3200mなのだから、対応できると言い切れるわけではないので、注意してもらいたい。
  • 今回のメンバーを見てみると、G1馬がいないのが寂しい。G1で好走しているというのも牝馬限定戦でのフェアダンスだけである。これでは天皇賞のステップレースという感じがあまり出てこない。実績的には小粒なメンバーになってしまったといえそうだ。果たして天皇賞に通用しそうな馬が出てくるのであろうか。
  • 私は本命をマウンテンストーンにした。実は私はこの馬をけっこう評価している。青葉賞優勝、菊花賞6着の実績からかなりのスタミナ馬だと思っている。菊花賞後は2000mでしか使われていないが、この馬は2500m以上で真価を発揮する馬だと思う。しかも、前走白富士Sでは上がり34.1秒という走りをしてくれた。ここにきて、スピードも身につけてきたのである。実績が地味なので強いイメージがないのだが、スタミナとスピードを兼ね揃えた今なら、天皇賞有力候補に名乗りを上げることも可能だろう。パワー型なので荒れた馬場もプラスに働きそうである。確かにダイヤモンドSを発熱で回避した影響と、ディセンバーSのような不可解な惨敗をしたことがあるのが心配であるが、私が期待していた馬が一番結果を出せそうなレースに出てきたのだから勝負に行くしかない。負けて悔いなし、この馬を軸にする。
  • 対抗はローゼンカバリーにした。G2を2勝している実績は評価しなければならない。しかも今年のアメリカJCCの覇者ならなおさらである。前走の敗因は距離不足ということらしいので、そうであれば距離が延びる今回は期待していいことになる。中1週のローテーションも太めの体が絞れて、かえって良さそうである。ただ、私にはまだ2500mという距離は長いのではないか、という不安がある。菊花賞11着、鳴尾記念4着と負けているからである。でも、中山記念の負けは距離不足しか説明できない。となると、この馬は時計のかかるコースの2000m以上でしか好走しないという結論になってしまう。そうであれば、今の中山2500mでは十分勝負できるということになる。とりあえず、そういうことで対抗評価にした。とにかくこのレースでこの馬の距離適正がはっきりするだろう。
  • 新聞紙上では上の2頭がずば抜けている評価のようである。私も本命対抗ししているのだからやむ得ないことだとは思う。もちろん配当がかなり低くなると思われる。しかし、私はカバリーをそこまで評価していない。ここは自分を信じてさらに手を広げることにする。この2頭で決まったら赤字であるが、カバリーが崩れれば大穴である。今回は勝負である。
  • 単穴はテンジンショウグンにする。去年の日経賞3着の馬である。2500m以上で好走しているこの馬にとって、距離が延びる今回は最大のチャンスである。最近の走りはあまりにいただけないし、年齢的な上積みも望めないが、このメンバーなら連対はあると私は判断した。
  • 4番手はインターフラッグである。この馬も菊花賞7着の実績を評価する。前走オープン特別で負けているが、距離が延びれば巻き返せるという判断である。なかなか堅実な走りをする馬である。長距離戦ではこういう馬が粘り込むことはよくあることである。ただ、ちょっとオープン実績に乏しすぎる。前走もレベルの低いレースであったことは否定できない。G2でどこまで走れるか試金石の走りとなる。
  • 5番手はダイワセキトにする。オープン入りしてからいまいちの成績だが、中山の準オープンを勝っているので、中山コースが合っているのでは?ということと、2400mの日経新春杯で5着とがんばっていたので、中距離よりも長距離の方が合っているのでは?ということでこの評価にした。
  • 6番手はリックスタウトにする。まだ準OPの身なので高く評価できないのだが、底を見せてしまっているオープン馬よりは、まだ5歳と若いこの馬の方が期待できる。初距離というのも大化けするかもしれないという要素になる。まあ、あくまでも未知数だから信用はできないが、思い切って狙ってみる。
  • 7番手はインターユニークにする。稍重の大阪杯で2着した実績があるので、復調さえしていればかなり恐い。距離が長すぎる気もするが、G2連対の格は軽視できない。休み明けを1度使われたので、いくらかの上積みはあるはずである。
  • 8番手はフェアダンスにする。エリザベスで2着した実績は評価できるのだが、しょせん牝馬限定戦である。重賞を勝っていないのも、実力に疑問をもつ要素である。そして、私は距離が長すぎると思っている。この馬のベストは1800mだろう。時計のかかる馬場も苦しそうである。この馬の決め手もかなり恐いのだが、私は思いきって消すことにした。
  • 9番手はステージプリマにする。準オープンを勝ち上がれない実力ではまだまだ重賞では苦しいのではないかという判断である。なんか調教がやたらよかったみたいなので嫌な感じもするが、どんなに好走しても決め手不足で3着までだと私は見ている。
  • 10番手はシーズグレイスにする。エリザベス3着の馬をこんなに低い評価にするのも問題のような気がするが、気性に問題のある馬がおとなしく2500mを走れるとは思えない。私は評価していない。
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    G2日経賞出走馬
    馬名 買い&捨て
    ローゼンカバリー
    (牡5・横山典57)
    買い H9アメリカJCC(G2)、H8セントライト記念(G2)優勝。G2を2勝している実績は、今回のメンバーではダントツである。どちらも時計のかかる荒れた馬場での成績である。今の中山馬場が合わないわけがない。前走中山記念で3着だったことからすると、1800mは短すぎたようである。そうであれば、距離が延びるのはプラスになる。中1週のローテーションも、重かった馬体重が絞れて、かえって良さそうである。
    消し 菊花賞惨敗からはスタミナのない馬だという見方もできる。私は中山記念まではそう思っていたのである。中山記念3着で分からなくなったが、スタミナのあるタイプだと証明されたわけではない。能力的にスタミナがあっても、気性的に距離がもたないということもある。この馬は2000m〜2200mでしか走らない馬かもしれないのである。特に気性的な問題が大きそう。
    マウンテンストーン
    (牡5・蛯名正56)
    買い H8青葉賞優勝。H9中山金杯2着。何と言っても菊花賞6着が評価できる。私はこの馬のスタミナはかなり凄いと思っている。菊花賞も上がり34秒台のスピード勝負になってしまったので6着だったが、スタミナ勝負だったなら連対はしていたと思っている。時計のかかる中山馬場の2500mは、ほぼベストの舞台だと思われる。今年に入ってから、距離不足と思われる200mで堅実に走っているので、かなり信用できる。特に前走の白富士Sでは、上がり34.1走っており、菊花賞の時より確実に成長している。
    消し 重賞を1つとっているものの、地味な感じがどうしてもする。勝ち切れないタイプで、底力に欠けるイメージがあるのである。また、ダイヤモンドSを発熱で回避した影響が心配である。体調がどこまで戻っているのか疑問である。去年の12月のディセンバーSで11着に惨敗していることもあり、不可解な負け方をする心配もある。
    フェアダンス
    (牝6・藤田55)
    買い H8エリザベス女王杯(G1)、H8府中牝馬S(G3)2着。重賞勝ちはないものの、G1で2着した実績は評価できる。差し脚質にもかかわらず、小回りコースでも好走しており、器用なところも見せている。前走前々走と負けているが、ハンデがきつすぎただけである。別定戦なら何とかなりそう。重馬場もこなせるので、時計のかかる馬場も問題ない。
    消し 2500mという距離が心配である。2400mで実績があると言っても、超スローの上がりだけの競馬では、スタミナを証明したことにはならない。現に当時まだ4歳だったにしても鳴尾記念で10着に負けている。2500mは長すぎるという判断が正しそうである。重賞を勝っていないということで、根本的な実力にも疑問がある。
    インターフラッグ
    (牡5・岡部56)
    買い 前走ブラッドストーンSで2着とがんばった。中山で好走したのは好材料である。菊花賞で7着とがんばっているだけに、距離延長もプラスだろう。スタミナ勝負なら十分通用する。
    消し いちおうG2戦なので、まだオープンで勝っていないような馬に出番があるだろうか。前走のブラッドストーンSもオープンにしてはレベルがかなり低かったような気がする。それで勝てないのだから、実力がないのかもしれない。
    ステージプリマ
    (牝6・坂本55)
    買い 前走前々走と3着にがんばっている。調子が上がってきているのかも。クイーンS3着という実績もあるので、侮ってはいけない。このメンバーなら一発あっても不思議はない。
    消し しょせん準オープン馬である。オープンで連対経験すらないようでは実力不足と言われても仕方がない。前走オープン3着もレベルが低かっただけと見るべきである。
    インターユニーク
    (牡7・小野57)
    買い H8大阪杯2着。休み明けを1度叩かれて変わってくるかもしれない。中1週も重め残りが絞れるので、かえって良さそうである。大阪杯は稍重での好走なので、時計のかかる馬場も問題なさそう。
    消し 2500mは長すぎる感じがする。条件戦で2600mを2度走っているが、どちらも負けている。それに、骨折休み明けでは1度叩かれたくらいでは復調しないと思う。実はここを叩いて、大阪杯あたりを狙っているのではないか。
    シーズグレイス
    (牝5・田中勝54)
    買い H8ローズ(G2)S2着。なんといってもエリザベスで3着した実績が光る。このときはマイペースで逃げられたことが大きかった。前残りの展開なら要注意である。
    消し 中1週中1週のローテーションは詰まりすぎである。使われながら良くなっている感じもあまりしない。まだまだ不調から脱するのは難しそう。気性に問題があるこの馬にとって、2500mという距離もちょっと長いような気がする。
    テンジンショウグン
    (牡8・木幡57)
    買い H8メトロポリタンS(OP)2着、H8日経賞(G2)3着、H8目黒記念(G2)4着。去年のこのレースで好成績を残しているので要注意である。先行するとなかなかしぶとい。時計のかかる馬場もプラスである。距離延長で大化けしても何の不思議もない。
    消し 休み明けから4戦したが、1度も掲示板にのっていない。もう8歳ということで、年齢的な限界なのかもしれない。オープンで勝ったことのない馬がG2で連対できると思えない。
    リックスタウト
    (牡5・橋本広56)
    買い 準OPだったとはいえ2着しているのは、調子がいいということだろう。初距離ということは、走らせてみたらとんでもないスタミナ馬だったということもあるかも。
    消し しょせん準オープン馬である。しかも前走準OPで負けているようでは話にならない。重賞初挑戦ばかりか、オープンも初めてなのである。これでは期待できそうにない。
    ダイワセキト
    (牡5・的場56)
    買い 準OP2200mで勝ち、G2日経新春杯で5着、しかし、1800〜2000mだと惨敗。ということは、この馬の得意距離は2200m以上なのかもしれない。そうだとすれば、距離が延びる今回は期待してもおもしろそうである。
    消し OPクラスではまったくいい走りをしていない。まだまだ実力不足なのかもしれない。距離も血統的には長距離に向いていない。
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