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G3クイーンカップの反省

G3クイーンカップの結果
16-08オレンジピール 田中勝 1.36.4---34.9 436kg0 4人気
28-12プロモーション 蛯名正 1.36.53/435.1 490kg+6 6人気
34-04ダイイチシガー 1.36.61/235.1 430kg+2 1人気
41-01ショウナンアリーナ 吉田 1.37.02.1/234.9 456kg0 10人気
56-09ヒシナイル 的場 1.37.13/435.5 458kg-2 2人気
単勝720円 枠連990円
複勝210円 250円 140円 馬連3,870円
予想と見解 好材料と不安材料
G3クイーンカップの感想
  • まさかここまで有力馬がぼろぼろになるとは思わなかった。これだから4歳牝馬は分からない。これでついに3連敗を喫してしまった。これはかなりショックである。さすがにこれだけ負けると自信を無くしてしまう。とはいえ、今回の負けは仕方がないと思っている。私は個人的にオレンジピールを評価していなかったのだからあきらめがつく。先週のような悔いは今回はない。データの少ない4歳戦ではこういうことはよくあることである。素直に関西馬が強かったことを認めよう。そして1・2フィニッシュを決めた社台の凄さを認めよう。
  • 勝ったのはオレンジピールであった。ついにサンデーサイレンス産駒が目を覚ましたというところか。私は寒梅賞の走りに魅力を感じることができなずに消してしまった。4番人気だったことを考えると、私の見る目がなかったということなのだろうな、やっぱり。確かに今回の走りを見る限りでは、けっこう強い内容であったような感じがする。スローペースに恵まれたように見えるが、ラスト3Fを34秒台で上がっているのはこの馬とショウナンアリーナだけである。後ろの馬を逆に引き離しているのだから、展開はあまり関係ないといえる。私は今回の勝利は、実力の違いを見せつけた勝利と言っていいと思う。新馬戦でも逃げ切っていることからも分かるように、この馬は先行してこそ生きるタイプなのだろう。これだけの馬がなぜ寒梅賞で4着に沈んだのか分からない。1200mではまったくだめだが、マイルなら大丈夫ということは、この馬の得意距離はもっと長いところの可能性が高い。まさかマイルでしか走らないということはないだろう。もちろん桜花賞の有力候補になるだろう。しかし、メジロドーベル、シーズプリンセスあたりと互角に戦えるかどうかはまだまだ疑問である。
  • 2着はプロモーションだった。あまりのスタートの良さにびっくりしてしまった。この時点で私はこの馬の連対は堅いだろうと、笑みを浮かべていたのだが、オレンジに夢を砕かれてしまった。今回の2着は、関係者にとっては複雑な2着だろう。なんせ蛯名騎手がムチを落としていなければ、勝っていたかもしれないのである。だが、スタートといい先行した位置取りといい蛯名騎手の好騎乗も見逃せないはずである。まあ2着を確保して賞金を上積みできて桜花賞の権利は大丈夫だろうから、それでよしとしなくてはいけないだろう。これで蛯名騎手は今年に入って3回目の重賞2着である。プロモーションの話からそれてしまったが、今回の走りでこの馬の能力の高さは証明されたはずである。もちろん桜花賞の有力候補になるだろう。ただ、今回うまくいったからといって、次もスタートがうまくいくとは限らないので、まだまだ信用度は高くない。
  • 3着はダイイチシガーであった。ちょっと1番人気はかわいそうであった。人気になるとは思っていたが、ここまで人気になるとはびっくりである。重賞初挑戦で3着なら上出来と見てあげるのがいいと思う。しかも勝馬と差のない競馬をしているのだから、これは桜花賞の有力候補に入れてもおかしくない。今回はレース間隔があいてしまったのも影響していると思われるし、この経験は必ず生かされるはずである。母のダイイチルビーも5歳になってから素質開花したように、これからの馬である。今回の走りなら今後はかなり期待できるだろう。
  • 4着ショウナンアリーナであった。やっぱりこの馬は東京だと走る。軽い馬場のせいもあるかもしれないが、典型的な左巧者と見るべきだろう。今回のレースでもっとも評価できるのは、オレンジピールと同じ34.9で上がっていることであろう。スローペースにもかかわらず、4着まで追い込んできた末脚は今後も目が離せない。この勢いなら500万クラスは突破できそうである。1800mで1勝しているので、クラシック戦線もオークスあたりならおもしろそうである。東京コースだし、期待してもいいのではないか。ただ、さすがに桜花賞は無理だろう。右回りだし今回の着差を挽回するのは苦しそうである。
  • 5着ヒシナイルはどうしたのだろうか。いくらスローペースでもあまりに負けすぎである。唯一の重賞ウイナーがこんな走りをしているようでは、関東馬のレベルに疑問を持ってしまう。まだまだ成長途上の時期なので、このレースだけではこの馬の力を判断できないが、この馬はそれほど強くない感じがする。フェアリーSは相手があまりに弱かったということではないか。もう少し見てみないと何とも言えないので次走にも注目したい。
  • 私の本命タイフウジョオーが6着に沈んだ。まあヒシナイルが5着なのだから、この着順は別におかしくはないだろう。一度ヒシナイルに勝ったということでの評価だったのだから仕方がない。この馬もちょっと実力不足を露呈してしまった感じである。いくらスローペースとはいえ負けすぎだろう。距離がもっと延びるとよくなるということだが、あまりあてにはできない。休み明けだったこともあるので、何とも言えない部分もあるが、この着順では今後につながるとは思えない。桜花賞を目指すならもう一つ勝たないと苦しいので、もう一度どこかで使うだろう。そこでの走りに注目したい。
  • 9着シンコウエトワールは話にならない。前走の敗因を馬体重-10kgだったと明言しておきながら、今回さらに2kg減っているのは何なのだろうか。この太りやすい時期に、この馬体重ではかなり馬の調子が悪いと見るべきではないか。私はパッドクの時点でこの馬をあきらめていた。もし、今回の馬体重がベストであるのなら、この馬の出番は少なくてもG1ではないだろう。次走はどうか+10kgの体重で出てきてほしい。そうでないと、この馬を買うべきか消すべきか判断できなくなってしまう。
  • その他の馬は特に述べることもないだろう。
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    参考
    G3クイーンカップの予想
    結論
    馬連 4-5-6-9-12(BOX)
    1. タイフウジョオー(5枠6番)
    2. ヒシナイル(6枠9番)
    3. ダイイチシガー(4枠4番)
    4. シンコウエトワール(4枠5番)
    5. プロモーション(8枠12番)
    にへい君の見解
  • このレースは、3歳戦で活躍した実績馬とクラシックを目指す上がり馬の対戦になるのだが、過去の傾向だと実績馬あるいはキャリアの多い経験馬が好走しているようである。さすがに重賞となると、きびしい流れのレース展開になり、今まで楽な競馬しか経験していない馬にはこたえるのかもしれない。ただ、だからといってOP未経験馬もチャンスがないわけではないだろう。当たり前のことだが、根本的な実力がずば抜けていれば、こんな問題は簡単にクリアしてしまうはずである。また、超早熟馬はこのあたりで他の馬の成長についていけなくなるもので、その微妙な時期にきている。一概に実績馬を信用するのも問題かもしれない。とにかく、クラシックとはこの成長の曲線のはざまの中での戦いになるもので、実績と未知数とを常に考慮しながら見ていく必要があるものである。その第1局がこのレースなのである。
  • 今回のメンバーを見てみると、なんと2勝以上している馬が3頭しかいない。しかも3勝馬はなし。G1で掲示板にのった馬もいない。重賞またはOPを勝った馬は1頭だけ。これは、ちょっと重賞にしては寂しすぎるメンバー構成である。かなりレベルの低いレースになりそうな感じがする。今回のレースは、唯一の重賞馬ヒシナイルの評価でずいぶんと買い方が変わってくる。この馬を信じればあとはひもを探すだけ、この馬に不安を感じれば他にOP勝馬がいない以上大荒れ模様の大混戦となる。良くも悪くもヒシナイルがこのレースのポイントになりそうである。また、中山の時計のかかる馬場から東京の軽い馬場に変わるのも見逃してはいけない。中山で惨敗していても東京で化ける可能性はかなり高いはずである。
  • 私は本命をタイフウジョオーにする。つまりヒシナイルに不安を感じ、大荒れ模様の可能性は十分にあると判断した。私がこの馬を推す理由は、前走赤松賞でヒシナイルに勝っているからである。しかも舞台は今回とまったく同じ東京のマイル戦である。まだ負けておらず底をみせていないのもいい。ローテーションも明らかにクラシックを意識している。サンデーサイレンス産駒というのも魅力の一つである。とはいえ、まだ2戦とキャリア不足は否めないし、OP初挑戦ではやはり全幅の信頼はおけそうにない。今回はボックス馬券で勝負するのが賢明だろう。しかも人気馬に実績がないということで、手広く押さえるのがいいだろう。私は5頭買うことにする。
  • 対抗はもちろんヒシナイルである。重賞を勝っている唯一の馬をこれより下に評価できるはずがない。距離不足と思われたフェアリーSを圧勝したことで、この馬の底知れない強さが証明された。もちろん距離延長はプラスだろう。タイフウジョオーに負けたのも、馬が思った以上に前に行ってしまったためで、力負けではない。とはいえ、やはり負けているのは事実である。前科がある以上、同じことをやってしまう不安はある。
  • 単穴はダイイチシガーである。人気が先行してしまっている感じがするが、2勝しているのは上2頭を除けばこの馬しかおらず、3番手評価はやむを得ないところである。この馬の魅力は何といっても「華麗なる一族」の血である。この血統はやはり競馬ファンは無視できるはずがない。たとえ実績がなくても人気になるのは当然のことである。しかし、この馬の場合はマイル2勝という成績もあり1.34.9という時計もあるのだから、裏付けもそれなりにある。OP初挑戦も優勝圏内であることはまちがいない。ただ、血を除けば単なる上がり馬でしかないことを忘れてはいけない。
  • 4番手はシンコウエトワールにする。やはり重賞連対経験の実績を買った。血統的には早熟でも短距離馬でもなさそうなだけに、函館3歳Sは能力だけで2着にきたともいえる。G1惨敗も休み明けで-10kgでは参考にしなくていい。逆にG1出走経験がここで生きるのではないか。秋以降の実績がまったくないだけに信用しづらいが、一発あってもおかしくない。
  • 5番手はプロモーションにした。前走、前前走と敗れているが、前走は大きく出遅れながらの4着は評価できるし、前前走も相手がメジロドーベル、ダイワアンジェラでは仕方がない。東京コースの長い直線と軽い馬場で得意の追い込みがはまりそうである。距離延びていいタイプらしいので、普通に走れればこのメンバーならもしかするかもしれない。とはいえ、やはり負けているのは実力がない証拠である。今回は出遅れをしない保証もないし、信用はしづらいだろう。私の馬券はここまでである。
  • 6番手はオレンジピールである。プロモーションと同じような感じで悩むところであったが、この馬の評価を下にした。前走1番人気で4着に敗れているのをどう評価するかであるが、私はラストの伸び脚がいまいちだったことから、いくら距離が延びても実力不足ではないかと判断した。プロモーションが重賞で4着に対して、こちらはOPで4着である。しかもラストの伸び脚だけなら明らかにプロモーションに劣っている。そういうことで、私はこの馬をあまり評価していない。マイルの新馬戦を圧勝したらしいので巻き返しはあるのかもしれないが、とりあえず私は実力不足という判断をした。
  • 7番手はモルフェシャネルである。中央1勝とはいえ、500万クラスを勝っている実績はこのメンバーでは上位ランクとなってしまう。中央初挑戦だった前走は、ダートにもかかわらず直線だけで勝ってしまった。この末脚は芝でも通用しそうな感じである。しかし、前走追いどおしだったということで、重賞の流れにはついていけないと私は判断した。
  • 8番手はスパークアローである。前走フローラS5着とOPクラスで掲示板にのった。デビュー2戦目にしてはよくがんばった方だろう。この経験を生かせば、今回もいい勝負してもおかしくない。しかし、いくらなんでも連対までは苦しそうである。
  • 9番手はショウナンアリナーである。中山では惨敗しているが、東京ではすべて掲示板にのっている。東京コースで化ける可能性はある。そうはいっても8戦1連対の実績ではそれほど期待はできない。
  • 牝馬の戦いであるだけに大化けする馬がいるかもしれないが、私はその他の馬に出番はないと判断した。
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    G3クイーンカップ出走馬
    馬名 買い&捨て
    ヒシナイル
    (牝4歳・54kg)
    買い G3フェアリーS優勝。重賞を勝っている実績はこのメンバーでは格上である。距離不足ではないかといわれたフェアリーSを圧勝したことで、この馬の凄さは半端じゃないことが分かる。距離延長はもちろん歓迎だろう。なんといってもヒシアマゾンの半妹というのが心強い。
    捨て 赤松賞で3着に負けているのが気になる。このときタイフウジョオーに完敗しているだけにどうであろうか。斤量が他馬よりも1kg多いのもマイナスである。ヒシアマゾンと比べるのはかわいそうというコメントを見た。
    ダイイチシガー
    (牝4歳・53kg)
    買い 現在2連勝中である。しかも2勝ともマイル戦である。1.34.9という時計も優秀である。そして、なんといってもあのダイイチルビーの娘なのである。単なるG1馬の娘とはわけが違う。3代続いた名門中の名門「華麗なる一族」の娘なのである。血に関しては間違いなくNO1である。
    捨て 競馬は確かに血のスポーツだが、必ずしも走るとは限らない。オープン経験がない以上、過大な評価は禁物である。輸送も初めてだろうし、環境にとまどうことは十分に考えられる。京都しか経験していないので最後の坂も不安である。雪のため予定どおりの調教ができなかたったらしい。
    タイフウジョオー
    (牝4歳・53kg)
    買い 現在2連勝中でまだ無傷である。まだまだ底を見せていないので魅力たっぷりである。しかも、今回のメンバーで唯一重賞を勝っているヒシナイルに完勝しているのである。それも東京のマイル戦である。新馬戦もスターマイサドルに勝っているし、明らかに力はオープン級である。サンデーサイレンス産駒でもある。
    捨て やはりオープン実績がないのが気になる。少し間隔があいているのも気になる。牝馬であるだけに、ちょっとのことですねることもあるので、どこまで信用できるか分からない。岡部騎手が小倉に行くので柴田善騎手に乗替わるのもどうでるか。
    シンコウエトワール
    (牝4歳・53kg)
    買い H8札幌3歳S2着。重賞を連対しているのはこの馬の他にはヒシナイルしかいない。血統を見るかぎりでは、早熟でも短距離馬でもなさそうである。前走の敗因が急仕上げで馬体重-10kgがこたえたとみれば、まだまだ上積みは見込めるはずである。
    捨て 前走の阪神3歳牝馬SはG1だったとはいえ負けすぎのような感じがする。血統はそれほど信用できず、マイルで実際に好走した実績がないのだから信用はしにくい。もちろん早熟ということもないとはいえない。
    プロモーション
    (牝4歳・53kg)
    買い 前走フェアリーSでは、大きく出遅れながら4着にきている。その前のサフラン賞も500万クラスとはいえ、メジロドーベル、ダイワアンジェラが相手で4着なら合格点だろう。距離が延びる方がいいということらしいので一発はある。この馬の追込は東京コースにあっているかもしれない。
    捨て しょせん1勝馬である。前走出遅れたということは、今回も出遅れるかもしれないという不安がある。いくら関係者が距離延長の方がいいと言っても、実際に走っていないのだから信用はできない。
    オレンジピール
    (牝4歳・53kg)
    買い マイルの新馬戦を圧勝している。1200mで凡走しているので距離は長い方がいいのだろう。サンデーサイレンス産駒である。前走OP紅梅賞で1番人気になったのだから弱くはないだろう。メローフルーツの妹。
    捨て しょせん1勝馬である。前走いくら距離が短いといっても4着は微妙な着順である。マイルとはいえ重賞の流れにはついていけないのではないか。雪のため予定どおりの調教ができなかたったらしい。
    モルフェシャネル
    (牝4歳・53kg)
    買い 前走中央初出走にもかかわらず、500万クラスのダート戦を直線だけで勝ってしまった。かなり強いかもしれない。
    捨て 前走ずっと追いっぱなしだったことから、芝では流れにのれないのではないか。芝で走ったことがないのだから、信用はしにくい。
    イースタンナント
    (牝4歳・53kg)
    買い 芝と距離延長で大化けするかもしれない。フットワークからは芝の方があっているらしい。父がアズマイーストというのが渋い。
    捨て 前走500万クラスで9着では話にならない。芝も距離も初挑戦では信用はできない。
    ショウナンアリーナ
    (牝4歳・53kg)
    買い 前2走惨敗しているが中山での話である。東京では3戦すべて掲示板にのっている。左回りの方が得意そうである。1800mで勝っているのでスタミナはある。
    捨て しょせん1勝馬である。500万クラス以上で連対すら経験していないでは魅力がない。
    スカイシラユキ
    (牝4歳・53kg)
    買い ダートとはいえ東京の1600mで勝っている。距離はもちろん問題ない。
    捨て しょせん1勝馬である。前走、前々走と惨敗している。東京に変わってもどうであろうか。
    スパークアロー
    (牝4歳・53kg)
    買い マイルで勝っているのは好材料である。前走フローラSも5着なら上出来だろう。距離延びて巻き返しはある。
    捨て しょせん1勝馬である。まだ2戦しかしておらずキャリア不足は否めない。
    スリーチケット
    (牝4歳・53kg)
    買い 前走デビュー戦を勝っているのは好材料である。調子は良さそうである。ダートとはいえ1800mを勝っているのだからスタミナは問題ない。
    捨て まだ1戦しかしていないのでは、判断しようがない。常識的にはキャリア不足である。芝も未経験で信用できない。タイム的には実力不足な感じがする。
    タヤスサワヤカ
    (牝4歳・53kg)
    買い 前走勝っているので、調子はいいのだろう。
    捨て 5戦目の初勝利では器の大きさは感じられない。しかもダートに替わっての勝利だけに芝では苦しい。
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