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G1秋華賞の反省

G1秋華賞の結果
1 5-10メジロドーベル 吉田 2.00.1---35.1 478kg-4 1人気
2 8-17キョウエイマーチ 松永幹 2.00.52.1/236.1 490kg+6 2人気
3 4-08エイシンカチータ 山田和 2.00.5クビ35.8 452kg+4 9人気
4 06-12オレンジピール 河内 2.00.71.1/235.8 452kg+4 5人気
5 7-15エアリバティー 柴田善 2.00.7アタマ36.0 452kg+2 4人気
単勝170円 枠連320円
複勝110円 140円 490円 馬連360円
予想と見解 好材料と不安材料
G1秋華賞の感想
  • いやードーベル強かったです!まともに走れればこの馬が勝つとは思っていたが、完璧に乗られてしまいました。マーチもあれで負けては諦めるしかないでしょう。実力馬が実力を出し切った本当にいいレースだったと思います。これでこそG1レース!秋のG1シリーズにふさわしいレースでした。ただ、こういうレースが続くと配当も小さくなってしまうものである。それはそれでかなりつまらないものである。G1レースらしいレベルの高いレースを見たいが、大きい配当も欲しいというのは、やはりわがままなんでしょうね。あと、今の京都馬場は意外と時計がかかるようです。ハイペースで流れたのに2分切れなかったというのはちょっとどうでしょうか。去年の58秒台を考えると明らかに遅いです。レースのレベルが低かったとも思えないので、意外と時計がかかるということでしょう。このレースだけでは何とも言えないけど、菊花賞は本当のスタミナ勝負になるかもしれません。
  • 勝ったのはメジロドーベルであった。この馬は本当に強いです。休み明けに難点はあるものの、それ以外は文句ないです。今回のレースでそれをはっきりと証明しました。スピード・スタミナのバランスにも優れ、ほぼパーフェクトな馬です。今後どうするか分かりませんが、エリザベスでもそれなりに通用するでしょう。今回、完璧に仕上げているだけに、中2周の輸送競馬はかなりきつそうなのが気がかりですが、見せ場は十分に作ってくれると思います。来年になれば、牡馬ともかなりやってくれるでしょう。春は宝塚記念、秋は天皇賞でがんばってくれると信じています。これだけの馬だとどうしても早めに繁殖入りさせたくなるところですが、何とか来年は現役を続けて欲しいものです。
  • 2着はキョウエイマーチであった。ハイペースの2番手追走と、この馬にとっては絶好のレース展開。直線で突き放し、私の思ったとおりだー!と思ったラスト100mから、あっと言う間に交わされてしまった。あの展開であんな末脚を出されてはどうしようもない。相手を誉めるしかない。この馬も私の期待に応えてよくがんばってくれた方だと思う。早めに潰されるかもしれないという懸念もあったが、私は自滅はあっても他に潰されることはないと思っていた。そのとおりの走りをしてくれたのでうれしく思う。やはりこの馬も強い馬である。ただ、2000mは少し長いのだとは思う。この馬はマイル以下が合っていると思う。これからは短距離戦線でがんばってほしい。マイルCSでもいい勝負をするのではないか。
  • 3着はエイシンカチータだった。好位から最後の直線もしぶとく伸び、あわや2着かという末脚を見せた。ドーベルは別格として、マーチにクビ差までせまったことはそれなりに評価できる。しかし、ラスト50くらいから伸びきれないのが、この馬の勝負弱さを象徴している。切れはない馬なのだろう。とは言うもののエアリバティーに競り勝った勝負根性はすばらしかった。ハイペースのスタミナ勝負になったのもこの馬には合っていたのだろう。まだ500万下の馬だが、オープンまでは簡単に上がってくるだろうが、常に横綱相撲で勝ち上がってほしいものである。
  • 4着はオレンジピールであった。良馬場ならよく走ることは証明された。しかし、見せ場はほとんどなかった。エアリバティーを交わすのがやっとである。この馬は切れる脚がないので、せめて3番手くらいの位置取りじゃないと見せ場が作れないのだろう。そうは言っても、ハイペースを先行できるほどの馬でもないようだ。G1では実力不足と言わざる得ない。ただ、G2G3では分からない。こういう馬は相手が弱くなると圧勝するものである。
  • 5着はエアリバティーであった。この馬の底力はとんでもない。クイーンSもそうだったが、あれだけイレ込んでいたのに、先行してそれなりに伸びるのだから信じられない。大人になっておとなしくなったら、とんでもな走りをするかもしれない。ただ、こういう馬はおとなしくなると走る気まで失くすこともあるので、一概に落ち着けばいいとは言えないので要注意である。
  • エアウイングスは7着であった。休み明けの大爆発という常識的にはあり得ないことに期待したが、やっぱり無理でした。休み明けを考えればよく走っている方だろう。次は走るのでは。
  • メイプルシロップは8着であった。ローズSの走りを考えると、ちょっと負けすぎだと思う。ハイペースの地力勝負はこの馬には苦しかったのかもしれない。まだまだ実力不足ということか。
  • ナイトクルーズは11着であった。決め手のないこの馬が勝つとすれば、逃げるしかない。そういう意味では賢明な作戦だったとは思う。しかし、やはり実力勝負となってしまった。早めに来られては落ちるだけである。逃げなければ掲示板があったかもしれないが、勝つことは絶対ない。逃げれば、勝つチャンスも出てくるが、まず惨敗となる。G2G3なら着狙いだろうが、G1なら当然勝ちに行くべきである。私はこういう大勝負は好きである。
  • プロモーションは12着であった。私が非常に評価していた馬だが、ここまでボロボロに負けるとはがっかりである。逃げたナイトクルーズすら交わせないのだから大問題である。臨戦過程からしても体調には問題なかったはずである。とすれば、これがこの馬の実力ということになる。私の目も節穴である。
  • ビワビーナスは17着であった。意外と人気があったようだが、実績的には評価すべきものはなかった。この結果もやむ得ない。
  • 今回は時間がないので少なくしておきました。
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    参考
    G1秋華賞の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸17--10-4-14-16
    • キョウエイマーチ
      1. メジロドーベル(2000円)
      2. プロモーション(1000円)
      3. メイプルシロップ(1000円)
      4. エアウイングス(1000円)
      5. オレンジピール(1000円)
    にへい君の見解
  • ついに秋のG1シリーズがスタートする。その第1弾は4歳牝馬限定レースである秋華賞である。去年から新設されたレースなのだが、なかなかおもしろいレースである。春のクラシックはスピードの桜花賞とスタミナのオークスということになるが、ちょうど距離が真ん中になることで本当の意味での4歳牝馬決定戦となる。さらに外国産馬も合流することでその意味はさらに深まるのである。しかも、春には名前すら出ていなかった上がり馬が加わることで、このレースをさらに複雑している。また、TRであるローズSが阪神で行われていることに注意しなければいけない。秋華賞以外のTRレースは全て同じ舞台で行われるので、それなりに直結すると考えていいのだが、このレースだけは直結するとは言えない。この時期の阪神と京都は馬場状態があまりに違いすぎる。直線に坂があるかないかだけでも違うものである。このレースは、数あるG1の中でも最も難解なレースといえる。現に去年は万馬券決着だった。
  • 今回のメンバーを見てみると、桜花賞馬キョウエイマーチ、オークス馬メジロドーベルの2強が他を圧倒している。シーキングザパールの回避で俄然2強対決の色が濃くなった。ただ、先ほども言ったように、距離、馬場、展開、相手関係を考えた場合に絶対視できる馬はいないと言える。どの馬もそれなりに不安材料があるのである。おもしろそうな上がり馬も何頭かいるので、2強1点で勝負するべきか、それ以外に手を伸ばすべきか、本当に悩むところである。私の性格からして1点勝負はちょっとできない。4歳牝馬戦ならなおさらである。となれば、手を広げるしかないのだが、2強が2頭とも崩れるのは考えにくい。となれば、ボックスはあまり得策とは言えない。どちらかを軸にするしかないだろう。
  • 私は本命をキョウエイマーチにした。大好きなドーベルと悩みに悩んだが、結局キョウエイにしてしまった。その理由は、京都内回りでの展開の利を重視したのである。先行力のあるこの馬なら展開による不利はまったくない。負けるときは力負けである。しかしなかがら、ローズSでこの馬の強さははっきりと証明されている。この馬が連対を外す確率はかなり低いと私は思っている。春はスローで走れなかったが、ローズSでマイペースの走りができたことでこの馬の成長がうかがえる。どんな展開にも対応できることを証明したわけだ。桜花賞では2番手追走で勝っているので、逃げにこだわっているわけでもない。スローならマイペースの逃げ、ハイペースなら好位追走ができる馬なのである。私には連を外すとは思えないのである。ただ、直線が短いとはいえ、京都の決め手重視の馬場は差し馬有利である。先行馬が逃げ切れるかはかなり不安である。ラスト50mで一気に4・5頭に差されそうでこわい。ローズSのよりも厳しい流れになることも容易に推測できる。しかし、この馬は桜花賞まではそういう状況の中で勝ち上がってきたのである。ここでも問題はないだろう。私はこの馬を軸にする。
  • 対抗はもちろんメジロドーベルである。G1を3戦して2勝3連対という実績はこのメンバーでも抜けた存在である。阪神3歳牝馬Sのレコード勝ちでスピードを、オークスではスタミナを証明している。2000mは最高の舞台だと思われる。前走も古馬の別定G2で圧勝しており臨戦過程も文句ない。常識的には負けることの方が考えにくい。しかし、私はどうしても不安を感じる。まず、オールカマーの勝ち方である。掛かって先頭に立ってしまったのが、どうしても気に入らない。古馬とはいえ、あの弱いメンバーだったから何とかなったが、G1ではそうはいかない。もしスローペースになった時に掛かってしまったら、ラストの伸びに大きく影響する。次に京都内回りである。ラストの直線勝負で行った場合、大外を回っていたら届かないかもしれない。そしてそれを気にして早め早めに仕掛けていったらやっぱりラストの伸びに影響してしまう。そういう不安が私には感じるのである。まあ、これだけの実績を持っていれば気にするほどのことではないと思うのが普通なのであるが、何か胸騒ぎがするのである。まともに走ればこの馬が勝つだろうが、まともに走れなかったら3着以下もあり得る。そういうことで軸には向かないと思ったわけである。
  • 単穴はプロモーションにする。クイーンSの勝ち方がなかなか良かったのでこの評価にした。マイペースで難なく逃げ切ってしまったわけだが、掛かって先頭に立ったドーベルとは大きく違い、鞍上の指示通りの逃げだったのがいい。もともと逃げ馬ではないし、差すこともできる馬である。どんな展開にも対応できることは間違いない。京都内回りを意識して前に行くだろうが、この馬なら十分対応できる。ドーベルがもたつけば、この馬が出し抜いてしまうだろう。
  • 4番手はメイプルシロップにする。前走ローズS2着はよくがんばった。シーキングを交わしたのだから評価できる。キョウエイに3/4馬身まで詰め寄った末脚は京都の馬場でさらに生きる。キョウエイを本命にする以上はローズS2着の馬を外すことはできない。ただ、G1で好走できるほどの器かどうかは何とも言えない。気性に難がありそうなので安定度にも疑問を感じる。
  • 5番手は思いきってエアウイングスにする。少しでも穴狙いと考えてこの馬を選んだ。基本的には信用していない。しかし、実績馬はそれなりに人気になる。上がり馬は底を見せてしまった。となれば、ぶっつけ本番のこの馬だけが未知数を残していることになる。一夏を超えて大きく大きく成長している”かも”しれない。たぶんG1で連対するほど成長はしていないだろうが、”もしかしたら”と思えるのはこの馬しかいないのである。サンデーサイレンス産駒というのも不気味である。
  • 6番手はオレンジピールにする。前走の走りは完全に底を見せてしまった感じがする。河内騎手も成長していないとコメントしているくらいだから、単なる早熟馬だったのだろう。ただ、惨敗しているのは何れも道悪であったことは確かである。休み明けも影響したのかもしれない。人気もあまり上がりそうにないので、私はこの馬をもう一度だけ買ってみることにした。私の馬券はここまでである。
  • 7番手はエアリバティにする。クイーンSではプロモーションと僅差の勝負をしており、それほど差のないことを証明した。軽い馬場を得意としており京都馬場ならかなり恐い存在である。しかし、私はプロモーションとの実力差はけっこうあると思っている。あの位置から差せないようでは決め手があるタイプとは思えないのである。軽い馬場がいいと言っても、プロモーションだって同じことである。私はこの馬はプロモーションを逆転することはないと思っている。2強が2頭とも崩れることは考えにくい以上、この馬の連対はないと判断したわけである。
  • 8番手はエイシンカチータにする。クイーンSでは前残りの展開ながら、よく追い込んでいる。決め手に欠ける馬にしてはよくがんばったと思う。しかし、展開に左右されるような馬は信用しづらい。それに前走決め手を見せたと言っても、中山の稍重の話である。京都の軽い馬場では果たして同じように追い込めるか不安である。そして何よりまだ1勝しかしていないという勝負弱さが気に入らない。
  • 9番手はビワビーナスにする。あのナリタブライアンとビワハヤヒデの半妹である。潜在能力はけっこう高いとは思う。しかし、前走900万で僅差の勝負をしているようでは力不足である。1カ月ちょっとで大きく化けるとも思えない。
  • 10番手はナナヨーウイングにする。これでもオークス2着馬である。実績的にはこんな評価の馬ではない。しかし、好走したのはオークスだけであり、他のレースでは凡走している。オークスは道悪の2400mだったことで、スタミナだけの勝負となったと言っても過言でない状況だった。前走の11着からみても、スピード重視の今回は出番はないと私は思う。
  • 11番手はナイトクルーズにする。前走ローズS4着で力のあるところを見せている。しかし、この馬には決め手がなさすぎる。好走はするだろうが連対するほどの脚はないだろう。私は評価していない。
  • 12番手はビワプリムラにする。前走クイーンSの走りからは距離が長すぎたように感じた。さらに距離が延びるのだから買いにくい。田原マジックだけではどうしようもない。
  • 13番手はビッグモンローにする。よく分からない馬なので評価しづらいが、とりあえず魅力は感じない。カーネーションCを勝っている実績はあるものの、スイートピーSで3着に負けており格不足である。前走のローズSも6着では巻き返しは厳しいと思う。
  • まあこんなもんでしょう。
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    G1秋華賞出走馬
    馬名 買い&消し
    キョウエイマーチ
    (牝4・松永幹55)
    買い ローズS優勝、桜花賞優勝、4歳牝馬特別優勝。春は1600m以下なら無敵とも言えるほどの強さを見せている。オークス惨敗で距離不安が出たが、ローズSを勝ったことで、2000mなら問題ないことを証明した。スタートのスピードは抜群でこの馬が先手を獲ることは間違いない。ローズSのようなマイペースの逃げができればチャンスは大きくなる。
    消し 2番手に抑えることもできるが、気性的にどんどん前に行ってしまうタイプである。ハイペースでもついていってしまう可能性がある。さすがに2000mをハイペースで先行したら潰れるだろう。たとえスローだったとしても、他の馬が早めに潰しにかかるだろう。ローズSよりは厳しい展開になるはずである。
    メイプルシロップ
    (牝4・福永55)
    買い ローズS2着。未勝利から3連勝して臨んだ前走では、シーキングザパールを交わして秋華賞への切符をもぎ取った。未だに連対を外しておらず、数字的には安定度の高い馬である。マーチが潰される展開だと、この馬が他を出し抜くこともあり得る。
    消し ローズSでの着差はけっこう決定的なものである。相手は1度叩かれた上積みも見込めるだけにこの馬にはさらに厳しい戦いになる。ローズSでも気の悪いところを見せていたので、安定度にも疑問を持つ。
    プロモーション
    (牝4・蛯名正55)
    買い クイーンS優勝、クイーンC2着。クイーンSではなんと逃げ切ってしまった。休み明けだったにもかかわらず、折り合い完璧のレースができたことは評価できる。もともと逃げる馬ではないので、本番では好位でレースをすすめられ、先行抜け出しという理想的な競馬ができる。1度叩かれた上積みも見込める。末脚もなかなか切れるので、軽い馬場も問題ないだろう。
    消し 春のG1戦線は実力負けである。前走G3を勝ったと言っても、相手が弱かったことは否めない。3強を負かしての参戦なら魅力あるが、そうでない以上、春の繰り返しとなる可能性は高い。本当の意味での試金石のレースとなる。
    エアリバティー
    (牝4・柴田善55)
    買い クイーンS2着。前走は僅差だったので実力差はほとんどない。ちょっと間隔があいていたので、叩かれた上積みも考えていいだろう。持ちタイムもなかなか速いので、スピード重視の京都馬場は合っていそうだ。流れ次第ではチャンスはある。
    消し 前走は競り負けた。G1を勝つつもりなら、あの位置からなら差しきってほしいところである。まだまだ勝負弱い面を残している。クイーンSに3強が出なかった以上、レベルが高かったとは言いいにくい。この馬の真価が問われる一戦になる。果たして3強を打ち破ることができるだろうか。
    エイシンカチータ
    (牝4・山田和55)
    買い クイーンS3着、スイートピーS2着とぎりぎりのところでG1出走権をとっている。そういう意味では勝負強いと言える。オークス6着からもG1でまったく走らないわけでもない。前走3着も上がりはメンバー最高と、なかなか鋭い末脚をみせていた。
    消し しょせんまだ1勝馬である。なんだかんだ言っても、勝てないということは決め手に欠けるということである。こういう馬はどんな時でも掲示板には載るが連対はないものである。派手なことをやってくれそうな感じはしない。今回も地味な走りで終わりそう。
    メジロドーベル
    (牝4・吉田55)
    買い オークス優勝、阪神3歳牝馬S優勝、桜花賞2着、オールカマー優勝。G1実績は3戦2勝3連対とぶっちぎりの強さを見せている。オークスでは道悪で圧勝し、阪神3歳ではレコード圧勝である。どんな距離コースでもこなしてしまうので大崩れは考えにくい。そして古馬G2のオールカマーを叩き台の舞台に選び、古馬を一蹴してしまった。4歳牝馬が古馬G2を勝つなんて常識では考えられない。常識外れに強い馬なのである。
    消し この馬の最大の短所は抑えきれない気性である。吉田騎手も折り合いだけに専念するのは目に見えている。つまりは、自分でレースは作れないのである。前走の逃げも抑えきれずに仕方なく行ってしまったもので、計算されたものではない。相手が弱かったから何とかなったが、G1では通用しない。スローペースで掛かってしまったら、それでジ・エンドということもあり得る。阪神3歳Sでレコード勝ちしているが、この馬は軽い馬場よりも重い馬場の方があっているように私は感じる。初の京都コースも不安材料である。
    オレンジピール
    (牝4・河内55)
    買い クイーンC優勝、チューリップS優勝、4歳牝馬特別優勝。重賞を3勝している実績はやはり評価しなければいけない。G1惨敗と前走の惨敗は全て道悪でのものである。良馬場なら本当のこの馬を見せることができるはずである。先行して並ばれても抜かせない勝負根性の持ち主であり、叩き合いには強い。
    消し 前走の5着は問題である。桜花賞もオークスも5着だったのだから、G3で5着というは明らかにおかしい。道悪も理由にならない。スローペースなのに先行できず直線でもまったく伸びないという内容で最悪だったと言える。あまり成長していないのかもしれない。これでは春よりもさらに期待できないということになる。
    ナナヨーウイング
    (牝4・横山典55)
    買い オークス2着とG1連対経験を持つ馬を侮ってはいけない。オークスの走りからもスタミナは半端じゃない馬である。前走惨敗も休み明けでは気にしなくてもいい。オークスも前走3着ながら1秒以上離されていたのを巻き返したのである。ここもG1連対の底力で何とかしてしまうかもしれない。
    消し オークスの走りからして明らかにスタミナ馬である。2400m以上で味が出るタイプだろう。オークスも道悪でスタミナが生きた結果だと思う。2000mはこの馬には短すぎると思う。しかも決め手重視の京都馬場ではさらに厳しい。前走の11着も基本的には負けすぎである。
    ナイトクルーズ
    (牝4・南井55)
    買い 忘れな草賞優勝。この時は逃げてオークス2着馬3着馬を一蹴している。この馬もスタミナがありそうなタイプである。オークスとローズSでは抑えたが、決め手のなさを補うのであれば、思いきって逃げた方がいいと思う。あのサニーブライアンのように。平均ペースで逃げてスタミナ勝負に持ち込めばチャンスはあると思う。
    消し 重賞では決め手不足を露呈している。これでは京都の軽い馬場ではあまりに苦しい。オークスとロースSを見る限りでは、G1で好走できる器には見えない。パンチ力がまったくないのである。
    ビッグモンロー
    (牝4・常石55)
    買い カーネーションC優勝、スイートピーS3着とオープン実績はまあまあである。チューリップ賞ではメジロドーベルとハナ差であった。しぶとく粘り強いタイプである。やや速い平均ペースのスタミナ勝負となれば持ち味を発揮できる。
    消し 決定力に欠ける馬である。大崩れはないのだが、どうしても勝ちきれないタイプである。今の京都馬場では決め手不足の馬は苦しすぎる。
    エアウイングス
    (牝4・角田55)
    買い スイートピーSを勝っており、オープン実績はまあまあである。オークス以来の出走になるが、一夏で大きく成長しているかもしれないという未知の魅力がある。
    消し G1ぶっつけは常識的には大きなマイナスである。去年のファビラスはNHKマイルCで1人気に推されるほどの実力馬であったが、この馬にはそこまでの格はない。重賞実績がないのではあまり魅力はない。安定度も高くはなさそうだ。
    ビワビーナス
    (牝4・藤田55)
    買い 何と言ってもビワハヤヒデ、ナリタブライアンの妹というのが魅力である。前走900万を勝って勢いに乗っているのもいい。4歳牝馬限定戦ならG1でも十分戦える。
    消し 勝っては負け、勝っては負けを繰り返している。負け方が掲示板にすら乗っていないというのが問題である。本当に強い馬ならどんな状態でも連対はするものである。それが条件戦ならなおさらである。まだまだ安定度の低い馬だと言わざる得ない。オープン経験もなく、いきなりG1というのはつらいものだある。
    ビワプリムラ
    (牝4・田原55)
    買い クイーンSでは僅差の4着だった。重賞でも戦えることは十分証明された。大崩れのない安定度の高い馬だと思われる。田原マジックも恐い。
    消し 前走の4着で底を見せてしまっている。休み明けのプロモーションが勝ってしまったレースなのだから、常識的にはプロモーションを逆転するのは難しい。私にはこの馬はマイラーのような気がするので、距離も長すぎる感じがする。
    ミスカサブランカ
    (牝4・幸55)
    買い 前走ダートとはいえ900万を勝っているので勢いはありそう。しかも2連勝中である。全3勝とも1800mであげているので距離は合っている。
    消し 勝ちはすべてダートである。芝で実績がないのは問題である。今のスピード重視の京都馬場では苦しすぎる。前走も僅差という内容ではあまり魅力ない。
    スージークーパー
    (牝4・河北55)
    買い 前走ローズSで5着しており、重賞でもそれなりに走れることを証明している。上がり35.3とまあまあ鋭い切れ味をみせていたので、今の京都馬場は合っていそう。
    消し 前走5着にはがんばっているが、上位3頭には決定的な差をつけられている。キョウエイ、シーキングは叩かれてさらに上積みが見込める以上、この馬が巻き返すのはかなり厳しいと言わざる得ない。
    エミノオクリモノ
    (牝4・武豊55)
    買い 2000mで1勝しているので距離は合っているだろう。たなからぼた餅で武豊が乗ってくれるとは。
    消し 前走900万で7着しているのは問題である。これで重賞を好走できるとは思えない。いくら何でも巻き返しは無理だろう。連闘もつらすぎる。
    マイネブリリアン
    (牝4・熊沢55)
    買い 前走500万とは言え勝っているのは好材料である。勢いはありそうだ。1800mで2勝しているので距離も問題ないと思う。
    消し さすがに500万を勝ったばかりでは格が足りない。500万でなかなか勝てなかったところ、道悪に恵まれた何とか勝ってしまったという感じがする。重賞ではスピード不足といえそうだ。
    イブキサーティン
    (牝4・田島裕55)
    買い ちょっといいところが見当たらない。強いて言えば、今年のクラシックの勝馬は全て大外枠であること。でもこのレースはクラシックでないか。
    消し 前走900万で7着に負けているようでは苦しすぎる。距離実績もないし、ここでは出番はないだろう。
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