にへい君の予想成績に戻る
G1安田記念の反省

G1安田記念の結果
1 5-10タイキブリザード 岡部 1.33.8---34.5 546kg0 1人気
2 8-16ジェニュイン 田中勝 1.33.9クビ34.9 494kg-12 5人気
3 4-07スピードワールド 田原 1.34.11.1/234.3 484kg-4 3人気
4 5-09アマジックマン 武豊 1.34.23/434.6 486kg-- 4人気
5 8-17ナムラホームズ 上村 1.34.41.1/434.7 436kg-4 15人気
単勝230円 枠連870円
複勝120円 260円 230円 馬連1,360円
予想と見解 好材料と不安材料
G1安田記念の感想
  • やっと当たった!的中はマイルC以来で、プラス回収はなんとスプリングS以来である。本当に長い連敗だった。あまりに負けすぎたために、あまりいい配当に感じられないが、とにかく的中しただけで良しとしなければいけない。これを機に調子を上げていきたいと思う。そろそろ荒れやすいローカル競馬が始まることだし、一度でいいから大穴を当ててみたい。そうすれば、なんとか復活できると思うのだが、世の中そんなに甘くないだろう。あまり狙いすぎないようにこれからもがんばっていきたい。
  • レースの方だが、終わってみれば能力上位馬が4着までを占めた。私が考えた穴馬の出番はまったくなかった。平均ペースになったことで、純粋な実力勝負になったようである。ラスト200mのところでは先行馬がまだ抜け出したままだったので、一瞬終わったと思ってしまったが、そこから実力馬が一気に伸びてきた。ここらへんがスタミナということになるのだろう。やはりマイルという距離は実力がなければこなせない距離なのである。なかなかいいレースだったと思う。マイル戦らしくて本当によかった。
  • 勝ったのはタイキブリザードであった。私から言わせれば当然の勝利である。予想が外れ続けていただけにかなり心配はしたが、常識的に見れば負けようがないレースだったと思う。ただ実際のレースはラストのラストで驚異的な伸びを見せて差し切るという、見てる方には心臓に悪い内容だった。ラスト200のところでは、私は正直「終わった!」と思った。ところが、スピードワールドに並ばれると「絶対抜かせん!」と言わんばかりに伸びてきた。そこからはもう止まらない。先行集団から一歩抜け出しほとんど勝利を手中に収めていたジェニュインを一気に交わしてしまった。スピードワールドがこの馬に火をつけてしまった感じである。この馬の勝負根性は本当に凄い。もしかしたら岡部騎手が、いつもラストが甘くなるから、ぎりぎりまで追い出さなかったのかもしれないが、私にはそんな余裕はなかったように見えた。ちょっと馬体が重かった分、反応が鈍かったのかもしれない。京王杯は押し切れたが、さすがにマイルはそうは甘くなかったということではないか。まあそれでも最終的に差し切ったのだから、実力が違いすぎたということだろう。ここを勝ったことで、またブリダーズCに挑戦するかもしれないらしい。今度はマイルで勝負するとのことだが、去年の失敗を生かして今度はなんとか好走してもらいたい。
  • 2着はジェニュインであった。休み明けだったことを考えれば、とんでもなく走っている。一度叩かれていたとしたら・・・と思ってしまう。去年の天皇賞秋では休み明けがこたえて14着に負けていたので、けっこうきついかと思っていたが、ほとんど問題なかったようである。なんせG1を2勝している馬である。実力さえ出せればこの結果は当たり前である。レース運びもほぼ完璧で、この馬の持ち味はフルに発揮できたと思う。ただ、相手が強かったということだろう。次は天皇賞秋を目指すのだろうが、毎日王冠から始動できれば好走は必至である。とにかく順調に駒をすすめてほしい。
  • 3着はスピードワールドだった。けっこう凄い末脚だった。ブリザードに並びかけるまでは、一気に先頭まで突き抜けるのではないか、と思えるくらいだった。さすがに並んでからは地力の差が出てしまったようだが、4歳であることを考えれば上出来である。この馬の最大の問題である出遅れさえなければ、勝っていたかもしれない。4歳でこれだけ走れば、古馬になってからはマイル戦の主役になることは間違いないだろう。末恐ろしい馬である。ただ、出遅れは直さないとG1で取りこぼすことも考えられる。そういう意味ではまったく不安がないわけではない。
  • 4着はアマジックマンであった。外国馬の場合は走らせてみないと分からないので、どんな結果になっても評価しようがない。パドックからかなりカリカリしていたようなので、環境の違いにとまどっていたのは事実だと思う。実力が出せずに4着に終わったというところだろう。だからと言って、事前にこれだけの判断をするのは無理である。外国馬が走るのはおもしろいのだが、予想する方はこれほど困難なことはない。
  • 5着はナムラホームズであった。人気から見ればかなりがんばったと言えるが、直線だけの競馬ではこれが精一杯だろう。勝ちを狙ったというよりは、少しでも賞金を稼ごうという入着狙いだったような感じは否めない。まあそれでもしっかりと5着を穫ったのだから、それになりに強いとはいえる。ただ、今後G1ではもちろんのことG2G3でも人気を背負ってのレースでどこまでがんばれるか疑問である。好走することと勝つとこととは全く違うものである。重賞で強い勝ち方をして、初めて強い馬だといえると思う。
  • ビコーペガサスは6着であった。やっぱり歳かな。これで毎年一つづつ着順を落としていることになる。今後も全盛時の勢いを取り戻すのは厳しいと思う。1200mではまだまだやれるかもしれないが、G1マイルでは出番がないのではないか。
  • マサラッキは7着であった。まあまあがんばっているとは思うのだが、この着順をどう評価するかは難しい。距離が長かったのか、根本的な実力がこんなものなのか、ちょっと判断できない。もう少し見てみないと分からない。
  • ヒシアケボノは8着であった。この馬は体さえ絞れれば強い馬なのである。もっと絞れればもっと良くなると思う。しかも叩き良化型なので、そういう意味でもよかったのだろう。できれば秋まで休まずに走らせたいところだが、賞金的に斤量がきつくなるのでどうするのだろうか。せっかく絞れて調子があがっていただけにもったいない気もする。
  • エイシンバーリンは9着であった。やはりこの馬はスプリンターなのである。マイルは長いのである。G3くらいでは通用してもG1ではこなせないのである。仕方のない結果だと私は思う。
  • ロイヤルスズカは10着であった。この馬もどう評価していいか分からない。考えられるのは、決め手勝負が苦手なのか、去年の秋から休んでいないので疲れがたまっていたか、根本的な実力がないか、である。私は決め手不足と見ているが、はたしてどうだろうか。
  • タイキフォーチュンは11着であった。この馬は本当に分からない。前走あれだけいい脚を使ったの今回はまったくダメだった。何が原因かも分からない。本当に分からない馬である。
  • ヤマニンパラダイスは12着であった。私は前走3着から期待していたが、根本的に実力がなかったようである。G1での連対は今後もないかもしれない。
  • スギノハヤカゼは13着であった。内枠で思うようにレースを進められなかったようであるが、それにしても負けすぎである。この馬にはやっぱりマイルは長いのかな。
  • ショウリノメガミは15着だった。いくらなんでも、ここまで負けるとは思っていなかった。調子が悪かったのだろうか。福永騎手が気まぐれなこの馬をコントロールできるかという不安はあったが、それにしても負けすぎである。
  • その他の馬は特にコメントすることもないだろう。
  • にへい君の予想成績に戻る

    参考
    G1安田記念の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸10--4-5-8-9-12-16
    • タイキブリザード
      1. ヤマニンパラダイス
      2. アマジックマン
      3. マサラッキ
      4. ジェニュイン
      5. スギノハヤカゼ
      6. タイキフォーチュン
    にへい君の見解
  • 東京3週連続G1を締めくくるスピードレースとなる安田記念。とにかくスピードが必要不可欠となるレースである。しかも軽い馬場で直線が長いという東京コースとなれば、終いが切れる馬が圧倒的に有利となる。ただ、基本的なスタミナがなければマイルという距離はこなせない。レベルが高くなればなるほど、マイルでのスタミナは重要となる。これがスプリンターとマイラーの違いとなる。マイルはもちろんだが1800m以上での実績も必要となりそうだ。また、切れる馬が有利だと言ったが、必ずしもそうとも言えない。差し馬が直線が長いからと言って、あまりゆっくりしていると前が残ってしまうことも考えられる。直線が長いために前を潰しにかかるのが遅くなるのである。そういうことで、展開を読むのも非常に難しい。展開次第では大荒れになることも十分考えられる。
  • 今回のメンバーを見ると、タイキブリザードが1頭抜けているイメージがある。また、4歳馬スピードワールドが果敢に挑んできた。そして、外国からはアマジックマンという仏G1馬が乗り込んでくる。なかなか話題の多いレースとなりそうである。タイキブリザードはともかく、他の2頭は日本の古馬との対戦は初めてということで非常に評価しづらい。勝っても負けてもおかしくない状況で、何とも言えない。ここまではいいのだが、それ以外の出走馬は、パンチ力がないというか話題性がないというか、いまいちアピール度がない。非常に予想しづらいレースになりそうだ。
  • 私の本命はもちろんタイキブリザードである。前走の京王杯SCであんな走りを見せられては、この馬を推さないわけにはいかない。有馬記念で2着したこともあるくらいのスタミナ馬が、1400mでレコードで走ってしまうのだから凄すぎる。BCの後遺症が気になったが、かえってパワーアップしている。休み明けを叩かれた上積みも見込めるとなれば、死角はほとんどないといえる。唯一気になるのは、休み明けレコード駆けの反動だけであるが、この馬がそんなことで調子を落とす馬とは思えない。久々に軸で勝負する。
  • 2番手以降はまったく分からない。人気もまったく読めない。実力がどうかは知らないが、危険度なども考えるとどんぐりの背比べといえる。いろいろと悩んだが、けっきょく初期見解とは順番を大きく変えてしまった。まあ、買い目はあまり変わっていないから変わったというほどでもないが、とにかく外れるよりはなんでもいいから当たって欲しい。
  • 最終的に対抗はヤマニンパラダイスにした。やはり前走京王杯3着を評価しなければいけないと判断した。けっこう鋭い末脚で伸びていたので本番でも好走しそう。差し有利の展開になれば、この馬が出てくると思う。重賞で勝てないという甘さはあるが、勢いを私は買った。
  • 単穴はアマジックマンにする。なんだかんだ言っても、やっぱりこの馬は強いはずである。ベストタイムも優秀だし、G1勝ちもある。あまり応援したくはないが、実力は認めざるを得ない。このくらいの評価が妥当だと思い直した。
  • 4番手はマサラッキにする。重賞で連対はないのだが、すべて短距離戦での話である。マイルの持ちタイム1.33.0からもマイルが合っているとも考えられる。前走休み明けで高松宮杯5着とがんばっており、叩かれた上積みを加味すれば好走は必至である。ただ、あくまも推測の話である。やっぱりスプリンターということもありえる。裏付けがないだけに信用しづらい。
  • 5番手はジェニュインである。去年のマイルCS優勝馬をこれより下には評価できない。どんな距離でも堅実な走りをする馬なので、ここでも見限れない。ただ、骨折休み明けはかなり心配である。昨年の安田記念も4着だったことからしても、スピード不足ということもありそう。
  • 6番手はスギノハヤカゼにする。この馬は軽い馬場を得意としているので、東京コースは合っているはずである。京王杯惨敗も上がり34.1はなかなかである。展開が向かなかっただけと言える。差し有利の展開なら一気に台頭してくる。ただ、マイルでの実績がいまいちなので、スタミナが心配である。これ以上の評価はできそうにない。
  • 7番手はタイキフォーチュンにする。前走京王杯で上がり33.5というとんでもない末脚を見せた馬を消すことはできない。追い込み有利の展開になれば、この馬が圧倒的に有利となる。ただ、勝つか負けるかという大味なレースばかりなので信用しきれない。どっちかと言えば、ほとんどあてにしていない。単なる押さえということである。
  • 8番手はショウリノメガミにする。昨年のマイルCSで直線だけで2着した。とにかく切れる馬である。追い込み有利の展開なら間違いなく台頭してくると思える。しかし、そうなったとしてもタイキフォーチュンの末脚には勝てないと私は判断した。福永騎手がこのじゃじゃ馬を最内枠から思い通りに操れるとも思えない。そういうことで、結局馬券から外すことにした。
  • 9番手はロイヤルスズカにする。前走重賞を勝って勢いはありそうだが、重馬場での勝利だったことが気になる。決め手勝負では苦しいのではないか。マイラーズCで2着に負けているのがその証拠である。東京では掲示板が精一杯ではないかと判断した。
  • 10番手はオースミマックスにする。前走京王杯2着でこの評価は低すぎる感じもするが、やっぱり展開に恵まれた感じがする。今回はエイシンバーリンが逃げるだろうから、この馬の出番はないだろう。でもサニーブライアンの例もあるし、京王杯2着の馬が14人気なんてあまりにおいしすぎる。できれば買いたい気もするのだが。
  • 11番手はスピードワールドにする。4歳馬が連対できるほど甘いレースではないだろう。私はこの時期に4歳馬に負ける古馬を見たくない。でも、強い馬は半端じゃなく強いからなあ。常識を覆してしまうのかなあ。
  • 12番手はビコーペガサスにする。年齢的に終わった感じがするが、たまに好走するのが不気味である。でも私は過去の実績からもマイルで連対することはないと判断した。
  • 13番手はエイシンバーリンにする。この馬はスプリンターだと私は判断している。これだけメンバーが揃うと楽な逃げは無理だろう。1200mならともかくマイルでは逃げ切れないと私は思う。でも、マイル重賞3勝の実績はどうなるのだろう。
  • とりあえずコメントはここまでとする。
  • このページのTOPに戻る
    G1安田記念出走馬
    馬名 買い&捨て
    アマジックマン
    (牡6・武豊58)
    買い 20戦6勝。G1-1勝、G2-1勝、G3-3勝。勝ち鞍は全て1400〜1600mである。持ちタイムは1600m-1.33.7、1400m-1.20.3。1400mのタイムはタイキブリザードのレコードよりも上である。しかも稍重でのタイムらしい。東京の軽い馬場も問題なさそう。仏G1も穫っているので格も問題ない。力を出しきれる状態なら、日本馬は相手にしてもらえないかもしれない。とにかく、数字を見る限りではかなり強い馬である。
    消し 環境の違いは大きなマイナスである。現にジャパンカップで海外の有力馬が次々と日本馬に敗れ去っている。環境の違いにとまどうタイプであれば、競馬にならずに終わることも十分に考えられる。また、8カ月の休み明けも大きなマイナスとなる。実績からは叩かれて調子を上げていくタイプのように思える。
    タイキブリザード
    (牡7・岡部58)
    買い H7宝塚記念2着、H7有馬記念2着、H8安田記念2着、H9京王杯SC優勝、H8大阪杯優勝。G1で3度2着している実績はかなり凄い。前走も短いと思われた1400m戦でレコード勝ちである。特にスタミナ重視のレースでもなかっただけに、スピードも超1級品であることを証明している。もちろんスタミナの方は有馬記念2着から文句がない。18戦13連対で5着以下はBCだけであり、安定度もずば抜けている。
    消し 休み明けでのレコードはけっこう反動があるものである。どんな場合でも、体調というのは徐々に上げていくのが望ましいものであり、急な激走は体がびっくりして疲れがなかなか取れないものである。
    オースミマックス
    (牡7・菊沢徳58)
    買い H9小倉大賞典優勝、H9京王杯SC2着。G2での連対は実力の証明である。7歳になって重賞初制覇と調子を上げており、その勢いがまだ続いている。もともとマイル以上で実績がある馬が1400mで好走したのだから、よっぽど調子がいいのだろう。もちろん距離延長もプラスになるはずである。今の調子ならG1連対も夢ではない。
    消し 今までの戦績があまりに地味である。前走は前残りの展開に恵まれたというだけかもしれない。レース内容も、どう転がってもタイキブリザードには勝てそうにないというものであった。1度好走しただけではあまり信用できない。現に小倉大賞典で勝った後にあっさりと弱小メンバーで4着に負けている。
    ヤマニンパラダイス
    (牝6・熊沢56)
    買い H6阪神3歳S優勝。H9京都牝馬特別2着。3歳時は3戦3勝で全てレコード勝ちというとんでもない馬だった。故障も重なり大スランプに陥っていたが、今年になって復活してきた。前走京王杯も上がり34.2という末脚で3着を確保しており、混合戦でも戦えることを証明している。1200mで惨敗を喫し、マイルで好成績を残しているので、距離延長はプラスと考えていいだろう。
    消し 古馬重賞での勝ちがない。重賞連対も1度だけである。しかも牝馬限定戦である。実績はG1出走馬としては平凡なもといえる。けっきょく、勝ちきれないというのは実力がない証拠と言われても仕方ないのである。今回も好走するも3着までということになるかも。
    タイキフォーチュン
    (牡5・柴田善58)
    買い H8NHKマイルC優勝、H8毎日杯優勝。去年のNHKマイルCでは1.32.6というとんでもないタイムで勝っている。4歳の馬が叩き出す時計ではない。距離コースとも問題になるわけがない。昨秋はいまいちの成績で終わってしまったが、前走京王杯で33.5というとんでもない末脚で4着にきており、復活をアピールしている。有馬記念惨敗を考えても、この馬の適性距離は1600m〜2000mだろう。距離延長で一気に逆転も夢ではない。同じタイキでも実はこの馬かもしれない。
    消し この馬は12戦して5度しか掲示板に載っていない。内訳は1着4回、前走の4着1回である。つまり、この馬はまともに走ればとてつもなく強いのだが、走らない時はまったく走らないというタイプなのである。複勝よりも単勝でしか買えない馬である。人気がない時は買いだが、人気になるようだとあまりに危険な馬といえる。古馬となってからは連対すら経験していないので、伸び悩んでいる早熟馬とも考えられる。
    ジェニュイン
    (牡6・田中勝58)
    買い H7皐月賞優勝、H8マイルCS優勝、H7ダービー2着、H7天皇賞秋2着。G1を2勝している実績はかなり凄い。昨秋のマイルCSは他を寄せ付けない危なげのない勝ち方であった。今回は王者としてこのレースに挑むことになる。好位差しという戦法なので、どんな展開にも対応できるのも魅力である。
    消し 骨折休み明けは大問題である。本当に半年で復調できるのだろうか。しかも昨年の天皇賞秋で休み明けで14着に惨敗していることからも、鉄砲が得意なタイプとは思えない。いくら実績のある馬だと言っても、あまりに厳しい戦いになりそうである。ちなみに昨年のこのレースは4着でタイキブリザードに完敗している。
    ショウリノメガミ
    (牝7・福永56)
    買い H8マイルCS2着、H9中山牝馬S優勝、H8京都牝馬特別優勝。とにかく末脚が切れる馬である。昨秋のマイルCSも直線だけで2着をゲットした。東京のマイルもH8アイルランドTで上がり33.9という末脚で勝っており、相性のいいコースといえる。前走京王杯7着も上がりは34.0をマークしており、展開が向かなかっただけである。追い込み有利の展開になれば、この馬の決め手が生きる。距離もマイルで好成績を残しており、1400mよりは数段いいはずである。
    消し 前走でよく分かるように、とにかく展開が向かなければ、ジ・エンドである。そういう意味では軸にはできないタイプである。現に好走するときはほとんどハイペースである。今回は京王杯のようなペースになるかもしれないだけに、かなり厳しい状況かもしれない。マイルCS2着もメンバー的に恵まれた感じは否めない。
    スピードワールド
    (牡4・田原54)
    買い H9京成杯優勝。5戦4勝ですべて圧勝である。NHKマイルCに出ていれば、ほぼ間違いなく1人気になっていた馬である。すでに4歳馬とは思えない走りをしているのである。斤量54kgも古馬とは4kgも開きがあり、かなり恵まれている。まだ底を見せていないだけに、もしかするかもしれない。
    消し しょせん4歳馬である。この時期に古馬に勝とうなんて常識では考えられない。1800m戦で1度負けていることからすると、スタミナに一抹の不安を感じる。それに、この馬はスタートがよくないのである。これだけ強いメンバーが相手だと致命傷となる。
    エイシンバーリン
    (牝6・吉田56)
    買い H9高松宮杯2着、H9シルクロードS優勝、京都牝馬特別優勝。重賞4勝の実績はなかなかである。しかも3勝はマイル戦である。前々走シルクロードSでは日本レコードで勝っており、半端じゃないスピードも証明している。典型的な逃げ馬でマイペースで逃げるとかなりしぶとい。前走は逃げられなかったのに2着を確保しており、成長もうかがえる。
    消し 1800mになるとまったく走らず、1200mで日本レコードということは、マイルが上限だということになる。G1マイルは1800mのスタミナが要求されるもので、スタミナ不足も考えられる。前走逃げられなくても2着を確保したが、1200m戦だから大丈夫だったといえる。マイルではさすがに逃げなければダメだろう。ただ、このメンバーでは楽な逃げはできそうにない。かなり厳しい戦いになるかもしれない。
    スギノハヤカゼ
    (牡5・田島裕58)
    買い H8スワンS優勝、H8中日スポーツ4歳S優勝、H8アーリントンC優勝。スワンSでは日本レコードで勝っており、軽い馬場のスピード勝負を得意としている馬である。マイル重賞を勝っている実績もあるので、距離は守備範囲だろう。スワンSのようなレースをすればチャンスはある。前走も4着と徐々に調子が上がっているようなので、軽い馬場を味方に一気に逆転しても不思議はない。
    消し スワンSでは強烈な決め手を見せたが、それ以外のレースでは切れるという脚が見られない。かえって決め手のなさが目立つくらいである。距離もマイルで2度着外していることからすると、少し距離が長いのかもしれない。G1で見せ場を作れないことからすると、実力がないということなのかもしれない。
    ビコーペガサス
    (牡7・横山典58)
    買い H7セントウルS優勝、H6京成杯優勝、H6H7スプリングS2着、H8高松宮杯2着、H9シルクロードS2着。1200m戦とはいえG1で3度2着している実績はなかなかである。マイル重賞を勝っているし、安田記念も昨年5着、一昨年4着と安定した走りをしているので、マイルがまったくダメなわけではない。7歳であるが、シルクロードS2着でまだまだ元気なところを見せているし、まだまだ侮れない存在である。
    消し G1では1200mでしか実績がない。G1だけならともかく、G2G3のマイル戦でも勝てないのだから、マイルは距離が長いとみるのが自然だろう。2着が多いという決め手のなさもかなり気になる。歳をとって安定感がなくなってきたのも気になる。もうG1では出番がないのではないか。
    ロイヤルスズカ
    (牡5・南井58)
    買い ダービー卿CT優勝、マイラーズカップ2着。急成長で躍進してきた上がり馬といえる。5歳とまだ若くさらに成長しているかもしれない。G3を勝ち、G2で連対している実績はそれなりに評価しなければいけない。成績も安定しており、オープン入りしてからは、4着を外していない。まだ底を見せていない感じがするので、気になる存在である。
    消し 前走重賞を勝ったが、道悪でのものである。良馬場では僅差で負けており、決め手と勝負根性に疑問を感じる。スピード勝負になるようだと不安は拭えない。G2で連対もメンバーに恵まれた感じもする。まだトップクラスとの直接対決がないので、G1級の実力があるかどうかはまだ判断できない。
    ナムラホームズ
    (牡5・上村58)
    買い 都大路S優勝。ダートでの勝ちが多いが、芝OPでもなかなか好走している。前走ついに芝OPを勝ったことで、胸を張ってこのレースに挑んでくる。マイルで3連対しているので、挙炉はほぼベストといえる。
    消し 重賞では連対すらできないようでは、あまり信用できない。どちらかと言えばダートで活躍しているので、芝のG1では厳しいと言わざる得ない。1年以上使い続けているのもマイナスといえる。微妙に疲れがたまっていることも考えられる。
    ヒシアケボノ
    (牡6・角田58)
    買い H7スプリングS優勝、H7スワンS優勝。1年前までは間違いなくG1級の馬だった。何と言っても昨年の安田記念3着馬である。今までの惨敗は体が重すぎたせいとも考えられる。体が絞れれば分からない。前走の568kgもまだまだ重い。せめて550kg台まで絞れるとおもしろい。また、典型的な叩き良化型であるのでローテーションは短い方がいい。大相撲の曙も復活したのだから、この馬ももしかしたら・・・・。
    消し 前々走15着、前走14着と惨敗続きである。まだまだ復調していないとみる方が自然である。しかもこの馬の適性距離は1200mだと思える。マイルではあまりに苦しすぎる。叩き良化型なら、一気に調子が上がるとは思えない。馬体重もあれだけ言われて、まったく絞れないのだから、もう信じられない。
    チアズサレンス
    (牡5・村本58)
    買い H9オーシャンS優勝、H8スプリングS2着。スプリングS連対、名古屋友駿を勝っているので、距離は大丈夫という見方もできる。連対するか惨敗するかという極端なレースばかりなので、単にムラのあるタイプかもしれない。間違ってはまってしまうかも。
    消し 古馬になってからは1200mでしか実績がない。マイルを走れるスタミナはないという見解が自然だろう。得意距離の高松宮杯でも惨敗しているのだから、ここではあまりに苦しいといえる。G1級の馬とは思えない。
    クラウンシチー
    (牡8・中舘58)
    買い H8京王杯AH優勝。もちろんマイルはベストの距離だろう。準オープンだったとはいえ中山の1800mをレコードで勝ったこともある。東京で5勝しているので、東京コースはあっている。前走も京王杯で5着とがんばっており勢いもある。距離が延びることはプラスなだけにおもしろい。
    消し 重賞勝ちもハンデ戦でのもの。あまり評価できない。東京得意も重賞では決め手不足で掲示板が精一杯である。これだけのメンバーのG1では、あまりに厳しい戦いになる。大崩れはないかもしれないが、連対までは苦しそう。
    マサラッキ
    (牡5・河内58)
    買い マイルのベストタイムは1.33.0である。タイムはかなり優秀である。オープンで連対はないものの、走ったレースはG2とG1だけである。それで3着2回と5着なら上出来である。全て短距離戦だったので、マイルではまだ底を見せていないと言える。しかも前走は休み明けでのG1挑戦だったのだから、なおさら5着は評価できる。安定した走りを見せているだけに、少しでもゆっくりとレースをすすめるマイルの方が合っているかもしれない。叩かれた上積みも考えるとかなりおもしろい存在である。
    消し オープンでの連対がないので信用しにくい。好走はするが、決め手不足で連対はできないタイプとも考えられる。距離も条件戦のマイル戦であっさり負けていることからすると、不安は拭いきれない。データが少ないので判断が難しいが、実績がないのだから期待しすぎるのは問題である。
    ビートパッション
    (牡8・蛯名正58)
    買い 正直言って買い目がない。なんで出走してくるんだろう。とてつもなく調子がいいのだろうか。
    消し 勝ちは全てダート1200mである。前走準OPで14着に負けているのにG1で好走するなんて考えられない。どう考えても非常識な出走である。
    このページのTOPに戻る

    にへい君の予想成績に戻る