G2アメリカJCCの結果
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結論 |
馬番連勝複式 軸3--1-5-8-9-10-11
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馬名 | 買い&消し | |
ローゼンカバリー (牡6・横山典58) |
買い | H8アメリカJCC優勝、H8日経賞優勝、H8セントライト記念優勝。G2を3勝、有馬記念で出遅れながら4着と抜群の実績を誇る。しかもすべて中山コースでのものである。道悪を大得意としており、パワー重視の中山でこそ真価を発揮する馬なのである。天皇賞秋、ジャパンカップは休み明けのためか凡走したが、前走の有馬記念からエンジンがかかってきたようである。体調はかなり良いと思っていいだろう。 |
消し | まず斤量58kgがどうだろうか。天皇賞春5着の時は斤量負けしたというコメントがあったはずである。さらに、ジャパンカップ、有馬記念と大きく出遅れている。癖になってしまったようである。いくらG2でも出遅れれば苦戦は必至である。また、昨年よりはずっとメンバーが強くなっている。特に粋のいい5歳馬が出走してくるので、時代の波に飲まれてしまうこともあり得る。 | |
メジロブライト (牡5・河内57) |
買い | H8ステイヤーズS優勝、H8共同通信杯優勝。勝鞍は地味だが、皐月賞4着、ダービー3着、菊花賞3着というクラシック実績は他馬の実績を大きく上回るものであるといえる。前走のステイヤーズSでは大差勝ちというとんでもない勝ち方をしている。中山のスタミナ勝負は問題ないし、ダービー、菊花賞の34秒台の末脚からスピードも上位である。 |
消し | 目立ったマイナスはないのだが、スプリングSで2着に京都新聞杯で3着に敗れているように、けっこう取りこぼしも多い。中距離重賞で意外と勝ちきれないでいるのである。3600mと2200mとでは距離が違いすぎるだけにあまり参考にはなりそうにない。中距離では、やっぱり勝ちきれないで終わる可能性もありそうだ。 | |
マイネルブリッジ (牡7・岡部58) |
買い | H9七夕賞優勝、H7福島記念優勝、H7NHK杯優勝、H8有馬記念3着。何と言っても、一昨年の有馬記念で3着して、昨秋の天皇賞秋で7着している実績がすばらしい。前走もトップハンデながら3着は立派である。今回も同じ58kgであるが、別定戦で相手もかなり背負うので、斤量負けしないこの馬には間違いなくプラスである。とにかく、パワー重視の馬場を得意としており今の中山コースに合っている。2000m〜2500mで実績があるので距離も問題にならない。鞍上が岡部に替わることで勝負気配を感じる。 |
消し | 前走3着も今回の相手に比べれば、数段レベルが低かったと思える。それでいて大きく離されての3着ではちょっと高い評価はできない。一昨年の有馬記念では3着だったが、昨年の有馬記念では11着に負けている。そろそろ年齢的な衰えも見え隠れしている。有馬記念からきついローテーションを組んでいるので、体調維持も疑問である。 | |
マウンテンストーン (牡6・蛯名正57) |
買い | H8青葉賞優勝、H9中山金杯2着、H9日経賞2着。この馬の良さはスタミナが豊富なことである。体調が悪いと大きく崩れるが、体調さえ良ければ安定度の高い走りが期待できる。2着続きの時もあったが、スローペースの決め手勝負に苦しんだものである。ただ、上がり34秒台を何度か出しているようにスピードもないわけではない。ただ、この馬のスタミナを生かすには、やはりペースは速い方がいいだろう。切れよりもスタミナ重視のレースとなれば、チャンスは大きくなるはずだ。もちろんパワー重視の中山コースにも合っている。 |
消し | 決め手勝負になるとどうしても分が悪い。切れがないのはあまりに痛い。スローペースだと苦戦は必至だろう。すべての条件が揃ったと思われた有馬記念で7着に負けているように、G1では厳しいことを痛感させられた。今後G1でも好走が期待される素質馬が集まった今回のレースでどこまで戦えるか疑問である。昨年好走を続けた時のメンバーよりははるかに強い相手である。 | |
ミナモトマリノス (牡6・田中勝57) |
買い | H8京都大賞典2着、H8若葉S優勝。4歳時に古馬G2で連対している実績は高く評価しなければいけない。マーベラスサンデーと僅差の勝負をして、ダンスパートナーに勝っているのだから当然である。皐月賞4着という実績からも格不足ということもない。不良馬場の若葉Sでロイヤルタッチを完封しているので、時計のかかる馬場も大歓迎である。前走前々走と惨敗しているが、気持ちの問題だろう。走る気さえ出せば能力は上位のはずである。 |
消し | どうも分からない馬である。前走も「さすがにここでは負けられないだろう」というレースだったのにあっさりと惨敗してしまった。人気がないと好走するが、人気になると凡走する典型的な馬で本当に困った馬である。G2で連対した実績はあるのだが、フロックなのか実力なのかも判断しづらい。不安定な実績を考えれば、軸にするのは危険すぎる。 | |
カシマドリーム (牡6・的場57) |
買い | H8京都新聞杯2着、H8青葉賞2着、H8ラジオたんぱ賞2着。重賞で3度連対している。特にレベルの高い京都新聞杯で2着したのは高く評価しなければいけない。とにかく切れ味が鋭い馬であり、決め手勝負ならチャンスは大きくなる。前走5着してやっと立ち直ってきたようである。京都新聞杯の実績からも距離はほぼベストだと思われる。 |
消し | 古馬になってからは精彩を欠いている。この馬らしさがまったく見られない。時計の速いスピード勝負では好結果を残しているのに対し、道悪など時計がかかるようだと凡走するようなので、もしかしたら、非力なタイプであるために軽い馬場でないと好走できないのかもしれない。そうであれば、今のパワーの必要な中山では力を発揮できないことになる。前走5着もまだまだ復調途中という感じもする。 | |
キラージョー (牡5・柴田善56) |
買い | 前走準OPを勝ってオープン入りした上がり馬である。初勝利まで手間取ったが、500万900万と休み明けを挟んで連勝、準OPも2戦で勝ち上がり、かなりの勢いを持っている。前走の冬至Sのタイム2.34.8は、何と有馬記念と同タイムである。まだ底を見せていないということは、とんでもなく強い馬である可能性もある。 |
消し | しょせん重賞初挑戦である。しかもオープン特別すら経験がないのである。このメンバーでは明らかに格不足である。前々走は準OPで惨敗を喫しているように、安定度にも疑問を抱く。有馬記念と同タイムもサクラシンオーと僅差の勝負をしているようでは、とても重賞では通用しないように思える。G1で掲示板に載るような馬を相手にするのはまだまだ厳しいような気がする。 | |
トキオエクセレント (牡5・大塚56) |
買い | H9青葉賞優勝。菊花賞4着という実績もあり、G2でも十分に戦えると思われる。1800mのベンジャミンSを勝っていることからも距離が短いということはないだろう。3連続4着とそれなりに安定はしているので、大崩れは考えにくい。有力馬が揃って自滅するようだと台頭してくる。前走はメジロブライトに大差だったが、菊花賞では僅差だったのだから、やはり道悪がすべてだったということかもしれない。良馬場なら巻き返しは十分である。 |
消し | 重賞では青葉賞を勝っただけで、それ以外は連対すらない。常に堅実に走るのは悪いことではないが、もう一つパンチ力に欠ける印象が強い。好走する時は、軽い馬場での上がりだけの競馬というのが多いので、パワー重視の馬場はあまり得意ではないように思える。前走の大差負けもそういう結果だろう。たとえ良馬場でも今の中山ではパワー不足で伸び切れないのではないか。またまた4着ということもありそうだ。 | |
スガノオージ (牡8・安田富57) |
買い | H7毎日王冠優勝、H8カブトヤマ記念優勝。重賞を2勝しているし、そのうちの1つはG1級ととうえる毎日王冠である。このメンバーでも格不足ということはないだろう。とにかく道悪を得意としており、パワー重視の中山馬場は大歓迎である。休み明けを一度叩かれて大化けする可能性もある。 |
消し | 毎日王冠を勝ったのは平成7年のことである。H9年度はいいところがまったくなかったように、年齢による衰えも隠せない。もう昔のような走りはできないかもしれない。重賞2勝が両方とも1800m戦だっただけに、距離も少し長いような気がする。休み明けを一度叩かれたが、前走13着からでは上積みがあっても連対までは届かないのではないか。 | |
イシノサンデー (牡5・四位58) |
買い | H8皐月賞優勝、H9京都金杯優勝。何と言ってもG1ウイナーである。G1連対の経験すらないこのメンバー構成なら実績最上位といえる。皐月賞を勝った同じ中山コースで復活を狙う。2000mで好走が多いので2200mは守備範囲だろう。体調さえ戻っていれば、いきなりのVも十分に可能である。 |
消し | 皐月賞優勝の実績もその後は意外と凡走を繰り返し、京都金杯は勝ったものの、また凡走を繰り返している。まず、決め手がいまいちでスローペースの決め手勝負だとついていけないようである。それなのに道悪はまったくダメのようである。つまりは、良馬場で上がりがかかる展開でないとダメのようである。レースの流れに注文がつくということは信用しづらいということである。さらに今回は長期休養明けである。いきなり初戦から好走するのは考えにくい。 | |
ファンネルマーク (牡5・藤原56) |
買い | 前々走準OPを勝ち上がり、前走京都金杯でも4着とがんばった。京都金杯では途中から掛かってしまい向正面ではいきなり先頭にたってしまうというお粗末な走りだったにもかかわらず、よく粘っていた。折り合いがついていれば、もしかしたかもしれない。勢いはかなり感じるので、うまく流れに乗れればおもしろい存在である。 |
消し | 京都金杯4着も、ハンデ53kgに恵まれての結果である。今回斤量が3kgも増えるのに相手がさらに強くなるのだから、常識的には前走より着順を上げるのはあまりに厳しいということになる。前走掛かっていたという気性的な不安もあるし、2200mは初めてだというのも不安である。 |