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G2オールカマーの反省

G2オールカマーの結果
1 4-05ダイワテキサス 武豊 2.13.6---35.7 472kg+6 1人気
2 5-06ダイワオーシュウ 菊沢徳 2.13.81.1/236.1 448kg0 4人気
3 8-13サイレントハンター 吉田 2.13.9クビ38.9 484kg0 2人気
4 3-03ローゼンカバリー 安田富 2.14.53.1/236.0 478kg-4 5人気
5 5-07メジロスティード 後藤 2.14.6クビ37.1 524kg+16 6人気
単勝240円 枠連740円
複勝110円 170円 110円 馬連1,100円
予想と見解 好材料と不安材料
G2オールカマーの感想
  • 予想どおりサイレントハンターが大逃げを打ったが、あまりのハイペースに後ろの馬は仕掛けが難しかったと思う。この大逃げをきっちりと差し切ったのはやっぱり天才武豊である。武豊騎手のコメントを聞いても「絶対止まると思った」と慌てず騒がずの余裕の騎乗だったようだ。やっぱり武豊は凄い。テキサスの実力ももちろん凄いが、武豊でなかったら勝てたかどうか。改めて武豊の偉大さを痛感した。ちなみに、今回の私の予想の4頭が1位〜4位までに入った。こういうことは滅多にないので、ちょっと嬉しかったりする。順番も合っていれば言うことはなかったけど。
  • 勝ったのはダイワテキサスであった。これで何と5連勝である。別定G2でこれだけ強い勝ち方をしたのだから本物だと言っていい。胸を張って天皇賞に向かってもらいたい。マイルをレコードで駆け抜けるスピードを持っているだけに、サイレンススズカのスピードにもついていけるかもしれない。現時点ではサイレンススズカのライバルの第1候補と言っていいかもしれない。あとは調子を天皇賞まで持続できるかが鍵になりそうだ。
  • 2着はダイワオーシュウであった。さすがに菊花賞2着馬である。休み明けとはいえ、きっちりと2着は確保した。私の本命◎の期待に応えてくれて本当にうれしい。まあ、G1馬不在のメンバー構成だったことを考えれば当然の結果とも言えるが。ハイペースのスタミナ勝負になったのも幸いしたかもしれない。とにかく菊花賞はフロックではなかったことは証明された。ただ、天皇賞はさすがに距離が短そうだ。ジャパンカップという器でもなさそうだし、やはり有馬記念が最大の目標となりそうだ。
  • 3着はサイレントハンターだった。ため逃げではダメな馬なのでハイペースの逃げは仕方ない。それにしてもちょっと速すぎた。向正面で掛かってしまったということらしいので、気性的にまだ甘ちゃんのようだ。まあ、それでも3着しているのだから実力は認めるべきだろう。距離も1F長かったのかもしれない。
  • 4着はローゼンカバリーであった。後方からの競馬だったが、仕掛けが遅かったようだ。難しい馬だけにテン乗り安田富騎手では良さを出し切れなかったように感じる。展開にも左右される馬なので、負けるときはこんなもんでしょう。
  • 5着はメジロスティードであった。かなり調子が良かったようだが、これがこの馬の限界だろう。よく頑張っている方だ。これからはG3でがんばってほしい。
  • ミラクルタイムは7着であった。4歳限定G3を勝った実績しかないようでは、この結果でも文句は言えない。予想でも言ったが、私はそんなに強い馬だとは思えない。まだ、ジャパンカップを勝つ気でいるのだろうか。
  • トキオエクセレントは8着であった。去勢した効果はよく分からないが、G2という器の馬ではないのだろう。G3でがんばってほしい。
  • テンジンショウグンは10着であった。さすがに日経賞のようにはいかないようだ。やっぱりまぐれだったのかなあ。
  • マイネルブリッジは12着であった。これだけ大負けすると、ピークが過ぎたと思いたくなる。このスランプはかなり深刻だと思われる。
  • マウンテンストーンは13着であった。大差負けとはがっかりである。ハイペースのスタミナ勝負になったのに、この結果では話にならない。この馬もピークが過ぎたのだろうか。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G2オールカマーの予想
    結論
    馬番連勝複式 3-5-6-13(BOX)

      ◎ダイワオーシュウ
      ○ローゼンカバリー
      ▲サイレントハンター
      △ダイワテキサス

    にへい君の見解
  • いつもだと予想前にうんちくを書くのですが、今日は時間がないのでいきなり予想に行っちゃいます。とりあえず、いつもはG1馬が1頭くらい出走してくるもんなんですけど、今年は1頭もいないようなので、大混戦の模様です。予想はかなり難しいです。
  • 私の本命◎はダイワオーシュウにする。基本的には唯一のG1連対馬ということでこの評価にした。菊花賞2着馬というのはステイヤータイプが多く、3000m以下の重賞だと決め手に欠き、意外と連対すらできないということが多いのだが、この馬はそういうタイプではないと私は見た。この時の菊花賞は34秒台の決め手勝負だったので、ステイヤータイプが好走できるようなレースではなかったと私は思う。つまり、この馬が菊花賞で2着できたのはそのスピード能力の高さのためだと思うのである。そうであれば、決め手に欠くようなこのメンバー構成では役者が一枚上ではないかと思ったわけである。春は無理矢理でも天皇賞に出走するために無理したが、今回はじっくりと調整がすすんでいると聞いている。少なくても日経賞のような惨敗はないはずである。私はこの馬の実績に賭けることにした。とは言うものの、実はこの馬は重賞を勝っていないのである。いくらG1連対馬とはいえ、重賞未勝利というのはどうなのだろうか。日経賞の惨敗も忘れることはできないし、やっぱり軸にするにはリスクが大きいように感じる。今回もボックスで行かせていただきます。
  • 対抗○はローゼンカバリーにする。天皇賞3着という実績を評価したい。天皇賞の時の末脚はかなり凄かった。上がりだけならばNO1だったくらいである。今までは早めに先頭に立って、決め手の差で泣いてきたこの馬が、追い込むことでイメージチェンジできたことは大きい。追い込みに徹すればこのメンバーならば楽に差し切れるかもしれない。ただ、こういう馬は先行しても追い込んでも3着までということもよくある。今年はまだ1勝もしていないように、どうしても勝ちきれないというレースが続いている。もう一つパンチ力に欠けるイメージは残ってしまう。
  • 単穴▲はサイレントハンターにする。札幌記念で逃げ切っての2着を評価した。自分でレースを作れるというのが最大の魅力である。決め手勝負だと分が悪いので、緩みのないペースに巻き込むのがこの馬の作戦である。なかなかばてない馬だけに、楽に逃げれればそのまま残る可能性はかなり高い。勢いも感じられるだけに、チャンスは大きい。ただ、本当に楽に逃がしてもらえるかどうかは分からない。有力馬が早めに潰しにくれば意外と簡単に潰れるかもしれない。果たしてどこまで逃げられるだろうか。
  • 4番手△はダイワテキサスにする。関屋記念をレコードで完勝したが、とにかく内容が強かった。その前の日本海Sでも7馬身差のレコード勝ちである。もともと距離は2000m前後がいい馬である。距離延長はプラスと見ていいだろう。ここも簡単に突破してしまうかもしれない。しかし、1流と言われるようなメンバーとの対戦は今回が初めてと言っていい。流れとかもかなり違ってくるだろうし、今までのようにうまくレースを運べるかは分からない。実績重視の私としてはこういう馬はあまり高くは評価できない。この馬の今後を占う意味で重要な一戦となりそうだ。私の馬券はここまでである。
  • 5番手はミラクルタイムにする。重賞2勝、5戦4勝5連対。目標はジャパンカップと言い切っている。これだけ見ればかなり強い馬に聞こえるが、私はそこまで強い馬だとは思っていない。重賞の内容もそんなに凄いとは思わなかった。まだ4歳馬だし、古馬とも初対戦であることを考えれば、ちょっと人気になりすぎている感じを受ける。未知の部分が多いだけに、本当にとんでもない大物かもしれないが、それを立証するとすれば今回のレースである。私はこういう馬はできるだけ買わないことにしている。
  • 6番手はマウンテンストーンにする。好きな馬なのでどうしても買おうかどうか悩んでしまう。スタミナだけはある馬なので展開次第ではチャンスはあると思っているけど、さすがに勝ちきるまでは難しそう。
  • 7番手はトキオエクセレントにする。今までのこの馬の走りを見る限りでは大した馬ではなかった。ただ今回は去勢された効果がどう出るかが興味があるところである。まあ、それでもいきなりは厳しいとは思うが。
  • 8番手はマイネルブリッジにする。実績から言って、G2くらいだといつ勝ってもおかしくない馬である。斤量負けもしないしチャンスはあるとは思う。でも、最近の走りはあまりに精彩がない。ちょっとピークを過ぎてしまった感じがする。
  • 9番手はテンジンショウグンにする。日経賞の内容から言えば、まぐれでもないような気はするのだが、その後の走りを見るとやっぱりまぐれなのかなと思いたくなる。それに距離2200mはこの馬にとっては短すぎるだろう。
  • 10番手はメジロスティードにする。私はローカルG3級の馬だと思っている。G2を戦えるだけの実力はないのではないか。前走完勝も相手に恵まれただけである。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
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    G2オールカマー出走馬
    馬名 買い&消し
    ダイワオウシュウ
    (牡5・菊沢徳57)
    買い H9菊花賞2着。なんと言ってもG1連対が光る。わずか4戦のキャリアで、しかもメジロブライト、シルクジャスティスを敗ってのものなのでその価値は高い。今春は急仕上げだったために不調に終わったが、今夏は順調に調教をこなしたようである。春のようなことはないだろう。菊花賞、天皇賞と上がり34秒台を叩き出しているようにスピード勝負はのぞむところである。
    消し 実は重賞未勝利である。レベルが低かったセントライト記念でも2着に負けたくらいである。何だかんだ言っても日経賞で10着に負けているわけだし、そんなに強い馬ではないのかもしれない。実績が菊花賞と天皇賞だけでは3000mくらいの距離があってこその馬であるということも考えられる。日経賞で10着に負けているだけに休み明けも不安である。
    ローゼンカバリー
    (牡6・安田富58)
    買い H9日経賞優勝、H9AJC杯優勝、H10中山記念2着など。今年の天皇賞で3着したのは高く評価できる。上がり34.2とメンバーNo1であったことは忘れてはいけない。今まで決め手不足と言われ続けた馬が追い込んで3着したことはこの馬の成長である。中山コースを大得意としているだけにG2ならばチャンスはあるだろう。
    消し なんだかんだ言っても今年はまだ未勝利である。G1で3着という実績はあるが、無欲の好走と言っていい。勝ちに行ったレースではことごとく負けているように、その決定力不足は変わっていない。天皇賞の時のように追い込みに徹したとしても、展開によっては宝塚のようになるわけだから、他力本願ということになる。どっちにしろ3着というのが、この馬の特徴なのかもしれない。
    サイレントハンター
    (牡6・吉田57)
    買い H10新潟大賞典優勝、H10札幌記念2着。新潟大賞典ではレコード勝ち、札幌記念でもエアグルーヴ以外には完勝と一歩一歩レベルを上げている。自分でペースを作れるというのが大きな強みであり、この馬を楽に逃がすと直線でつかまえることはかなり難しい。強力な逃げ馬がいないことからも、この馬のペースでレースがすすむことは間違いない。展開には恵まれそうである。
    消し 58kgを背負ったエアグルーヴに完敗しているように、まだまだG2では実力不足な感じはする。札幌記念の3着4着馬を見ても、G1G2級とはとても言えない馬である。現に鳴尾記念では9着に惨敗している。G2クラスになると楽には逃がしてはくれないだろうし、直線だけでも何とかしてしまうだけの決め手を持っているものである。この馬にとっては試金石のレースとなる。
    ダイワテキサス
    (牡6・武豊57)
    買い 関屋記念優勝。現在4連勝中、しかもレコード連発である。関屋記念を制しているが、前々走の内容から言って、2000m前後がベストであると思われる。距離不足の関屋記念を強い内容で勝っていることからも、この馬の潜在能力は半端ではない。G2でも十分に通用しそうだ。
    消し まず今回のメンバーは今までとはレベルが違う。G1でも好走する馬を相手にするのは初めてとなるので、試金石の一戦となる。レコードも流れが楽だったおかげかもしれないので、G2の厳しい流れでも同じように走れるか分からない。さらに、4連勝中ということはそれだけ調子が持続していたということである。そろそろ調子が落ちてきてもおかしくない。
    マイネルブリッジ
    (牡7・藤原58)
    買い H9七夕賞優勝、H10AJC杯2着、H7福島記念優勝など。有馬記念で3着したこともある古豪である。今年もAJC杯でジロブライトの2着するなど実力は衰えていない。G1だと惨敗が多いのだが、G2程度だと意外と上位に顔を出してくる。とにかくパワー型の馬で時計のかかる馬場は大得意である。
    消し 最近は惨敗続きで勢いがまったくない。4歳から激走している馬なので、さすがに年齢的な衰えかもしれない。開幕して間もないのでスピード勝負になるだろうから、パワー型のこの馬には苦しいレースになりそうだ。さすがに前走12着からの巻き返しは厳しいか。
    メジロスティード
    (牡6・後藤57)
    買い H10BSN杯優勝。前走勝っているので勢いは感じる。昨年の夏にレコードを連発していることでもその実力を知ることができる。2400mで1勝しているので距離は問題ない。
    消し 重賞実績がまったくない。重賞を勝てる器はないのかもしれない。切れる脚はないので直線でどうしても置いていかれるようだ。G2ではなおさら厳しい戦いになりそうだ。
    ミラクルタイム
    (牡4・蛯名55)
    買い H10毎日杯優勝、H10京都4歳特別優勝。5戦4勝5連対という実績からもその能力の高さが窺える。まだ4歳ということでさらに成長している可能性は高い。2000mの重賞を2勝していることで距離は証明しているし、陣営はあくまでジャパンカップを狙うと公言しているのでそれだけの素質を持った馬なのだろう。
    消し しょせん4歳馬である。古馬とは初対決となるだけに実力関係は何とも言えない。重賞2勝も僅差の勝利だったので、あまり大器という印象は受けなかった。強いというイメージだけが先走っているような気がする。
    パルブライト
    (牝7・小野55)
    買い H9新潟記念優勝、H10函館記念優勝。はまった時の切れ味は半端ではない。人気がない時ほど恐い馬である。先行馬が崩れる展開になれば突っ込んでくることもあるだろう。
    消し 安定度がなさすぎる。勝つか負けるかが極端すぎる。それに2200mの実績はない。距離が少し長いかもしれない。ローカル重賞しか勝っていないように、中央G2では格も足りない。
    テンジンショウグン
    (牡9・江田照58)
    買い H10日経賞優勝。日経賞で前代未聞の超万馬券を叩き出した馬である。どさくさに紛れてというよりは、完勝ともいえる内容であり、その実力はそれなりに認めなければならない。同じ中山コースだし、相手関係もそうは変わってはいない。日経賞を再現しても不思議はない。
    消し 日経賞はあまりに常識外れだった。あんなことは何度もあるものではない。もう9歳馬だし上がり目はほとんど考えられない。距離も2200mなのでちょっと短い。日経賞も本当に実力だったかはっきりしない以上は、信用しづらい馬である。
    マウンテンストーン
    (牡6・田中剛57)
    買い H8青葉賞優勝。スタミナだけはある馬である。安定度もなかなかである。休み明けを一度叩かれたので上積みは見込めるだろう。
    消し この馬の最大の欠点はあまりに決め手がないことである。直線勝負で必ず置いていかれる。これだけのメンバーが揃うとさすがに厳しそうだ。休み明けとはいえ前走10着は負けすぎである。勢いはあまり感じない。
    シャコーテスコ
    (牡5・蛯沢58)
    買い H9セントライト記念優勝。中山2200mのG2を勝っているということを忘れてはいけない。距離コースは問題にならない。休み明け3戦目だし、得意条件で巻き返したい。野平厩舎なのでぜひがんばってほしい。
    消し セントライト記念を勝っているが、そんなにレベルが高かったとは思えない。持ち時計がないようにまだ古馬重賞で好走するほどの実力はなさそうだ。現にセントライト以降は惨敗を繰り返している。それでいて斤量58kgはついていない。セントライト記念を勝ってしまったのが、この馬の不幸の始まりのような気さえしてしまう。
    トキオエクセレント
    (騙5・大塚57)
    買い H9青葉賞優勝。菊花賞4着もあるように実力はそれなりである。気性矯正のために去勢した効果が出れば、今まで見せたこともない強さを披露するかもしれない。
    消し 人気になりながら期待に応えられないレースが続いている。好走はするが連対はできない典型のタイプかもしれない。今年の春のレースを見る限りでは、そんなに強さは感じなかった。
    サージュウェルズ
    (牡8・西田57)
    買い H8ステイヤーズS優勝。スタミナのある馬なので時計のかかる展開になればチャンスはありそうだ。
    消し 3000m以上のレースでしか実績がない。2200mはさすがに短そうだ。それにG3までしか実績がない。G2では格不足である。8歳という年齢からも上がり目はなさそうだ。
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