G1有馬記念の結果
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結論 |
馬番連勝複式 1-2-10-11(BOX)
◎セイウンスカイ
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馬名 | 買い&消し | |
セイウンスカイ (牡4・横山典55) |
買い | H10菊花賞優勝、H10皐月賞優勝、H10京都大賞典優勝。前走3000mをレコードで逃げ切ったのは凄かった。しかも2着スペシャルウイークに3馬身以上の差をつけている。完全に実力が違うというレースだった。京都大賞典ですでにメジロブライト、シルクジャスティスというG1馬を撃破しており古馬との対戦も問題はない。自分でレースを作れるというのもこの馬の魅力である。右回りは連対率100%というのも安心できる。 |
消し | 京都大賞典では「しょせん4歳馬」、菊花賞では「3000mで持つわけがない」という思いこみが相手にあったはずである。つまり1人気の逃げではなく、気楽な逃げだったわけで、相手のマークもそんなに厳しくなかったはずである。今回は主役をはるわけで、当然相手も厳しくマークしてくるはずである。果たして1人気というプレッシャーを跳ね返すことができるであろうか。 | |
エアグルーヴ (牝6・武豊54) |
買い | H9天皇賞秋優勝、H10H9ジャパンC2着、H10札幌記念優勝、H10大阪杯優勝など。去年の年度代表馬である。今年はG1こそ勝っていないが、ジャパンC2着、宝塚記念3着、エリザベス女王杯3着と高レベルの実力を維持している。前走ジャパンCでは2着に食い込み、勢いは感じることができる。去年は調子が下降気味で3着だったが、今回は昇り調子で臨めるのではないだろうか。斤量54kgは恵まれたと言える。 |
消し | さすがに去年ほどの迫力は感じない。理由は何であれ、エリザベス女王杯で連対すらできなかったのは実力の衰えを感じさせる。前走2着も全盛期であればあそこまで離されていなかったと思う。そして去年3着だったように、牝馬に2500mというのは厳しい距離である。特にこの馬は切れ味が魅力の馬なので長い距離はあまり合っていない感じもする。 | |
メジロブライト (牡5・河内57) |
買い | H10天皇賞春優勝、H10阪神大賞典優勝、H10京都大賞典2着など。天皇賞春は完勝と言っていい内容だった。とにかく長距離レースに強く、長い距離でのラストの瞬発力はとんでもないものを持っている。前走惨敗も2000mという距離が短かったと思えば納得がいく。中山2500mは願ってもない条件で、ここで勝たずしてどこで勝つという感じだろう。ゆったりとしたローテも好感が持てる。 |
消し | 前走天皇賞秋で5着というのは負けすぎという感じはする。いくら距離が短かったにしろG1馬なのだからもっと頑張ってほしいところだ。どうも宝塚記念の時にゲートで暴れてから、この馬らしさというか迫力が伝わってこない。天皇賞春で燃え尽きてしまったのかもしれない。 | |
ステイゴールド (牡5・熊沢57) |
買い | H10天皇賞秋2着、H10宝塚記念2着、H10天皇賞春2着。今年はG1で3度連対を果たし、1流の仲間入りを果たした。とにかく大崩れしないのが魅力の馬である。G2だと連対できないのに、G1だと連対するという変わり者だが、厳しい流れの方が力を発揮するタイプなのだろう。スタミナがある馬なので距離が少しでも伸びるのは好材料である。 |
消し | この馬の2着は、惜しい2着というよりは、勝馬には決定的に負けての2着である。つまり、強い2着という印象はなく、堅実に走っていたらいつのまにか2着にいた、という感じである。G2でも連対できないでいるように、自分から勝ちにいくタイプではなく、どうしても他力本願となる。前走10着に惨敗したように、相手がしっかりと走ってしまうと惨敗することもある。ローテもちょっと厳しいか。 | |
オフサイドトラップ (牡8・蛯名56) |
買い | H10天皇賞秋優勝、H10新潟記念優勝、H10七夕賞優勝。現在重賞3連勝中である。しかもG1の勲章をついにもぎとってしまった。ここにきての充実ぶりは目を見張るものがある。勢いはかなり感じられる。今までに15連対しているように安定度の高い馬で、大崩れはほとんどないタイプである。 |
消し | H9AJC杯で4着に負けたレースの印象では明らかに2200mは長いという感じだった。その後は2000mまでしか使われていないように、この馬のベストは1800mのはずである。2500mは明らかに距離が長いといえる。天皇賞のレースもタイムが良かったわけではないし、相手がだらしなかったという印象が強く、この馬が強かったという感じはしなかった。 | |
グラスワンダー (牡4・的場55) |
買い | H9朝日杯3歳S優勝。この時1.33.6という3歳馬とは思えないタイムを叩き出している。あまりの強さに言葉が出なかったことを覚えている。少なくても私が見た感じでは史上最強の3歳チャンピオンであった。こういう馬が早熟なんて言葉で片付けていいわけがない。体調全快ならばここを圧勝しても何の不思議もない存在である。 |
消し | 復帰後の2戦があまりにだらしない。特にアルゼンチン共和国杯は斤量57kgでも相手を考えれば連対は外してほしくないところだ。単なる早熟馬なのか。2500mという距離が合わないのか。とにかく勢いはあまり感じられない。過去にこのレースで何度か復活劇を見せている馬はいるが、いずれも古馬実績しかも距離実績があった馬ばかりである。3歳実績しかもマイル実績だけでは復活劇を期待するのは酷な感じもする。 | |
シルクジャスティス (牡5・藤田57) |
買い | H9有馬記念優勝、H10阪神大賞典2着。去年のチャンピオンである。距離コースが問題になるわけがない。今年は絶不調に陥っているが、いつ走るか分からない一発タイプの馬である。はまった時の末脚は半端ではない。この馬の末脚にエンジンがかかったら止められる馬はたぶんいない。 |
消し | 前走前々走がひどすぎる。去年は菊花賞、ジャパンCとも負けながらも多少の言い訳ができたし、最後はかなり伸びていた。今年はこの馬らしさが全く見られずに惨敗している。去年と比べると明らかに勢いを感じない。もうピークが過ぎたのかと思いたくなる。 | |
ユーセイトップラン (牡6・佐藤56) |
買い | H10アルゼンチン共和国杯優勝。この時はスローペースだったにもかかわらず、上がり33.8というとんでもない豪脚で勝ってしまった。ジャパンカップでも同じ戦法で6着にがんばっている。この馬には追い込みが合っているということなのだろう。こういう割り切りは、いつどこで爆発するか分からないだけに、けっこう恐い存在である。 |
消し | ジャパンカップ6着がこの馬の限界という感じはする。今回は日本馬だけと言ってもレベル的にはそんなに変わらない。実績的には掲示板なら上々というレベルの馬だろう。追い込み戦法なので直線の短い中山も不安材料である。 | |
ダイワオーシュウ (牡5・柴田善57) |
買い | H10オールカマー2着、H10菊花賞2着。菊花賞ではメジロブライトを抑えて2着しているわけで、この馬の底力も相当のもののはずである。今春は日経賞10着から天皇賞春5着と振るわなかったが、今秋は2着3着とまずまずの成績を残している。前走はトップハンデが堪えたと思えば納得がいくし、勢いはまあまあ感じることはできる。先行できるタイプなので中山コースも合っているのではないか。基本的には安定度の高い馬である。 |
消し | まだ重賞を勝っていない馬である。どんなに好走しても2着までという堅実タイプの馬に感じられる。こういう馬がG1で連対するのはけっこう難しいことである。菊花賞もしょせん4歳限定レースだったわけだし、古馬G1で実績がないのはやはり大きくは信用できない。前走アルゼンチン共和国杯で3着に負けたのも、メンバーを考えるとちょっとだらしない。 | |
メジロドーベル (牝5・吉田55) |
買い | H10エリザベス女王杯優勝、H10府中牝馬S優勝。去年の4歳牝馬チャンピオンが古馬でも女王に輝いた。しかもあのエアグルーヴを敗ってのものだけにその価値は高い。春は不振だったが、今秋見事に復活した。現在重賞2連勝中と勢いもある。この勢いならば牡馬相手でも何とかなりそうだ。 |
消し | この馬が勝っているのはすべて牝馬限定戦である。牡馬が相手だとどうしても決め手が甘くなる。それに2500mで実績がない。距離が長いと思わずにいられない。やはり気性的に長距離は合っていないということなのだろう。エアグルーヴに勝ったにしても、相手はジャパンカップに標準を絞っていてのものだし、今回も勝てるとは言い難い。 | |
マチカネフクキタル (牡5・岡部57) |
買い | H9菊花賞優勝、H9京都新聞杯優勝、H9神戸新聞杯優勝。去年の菊花賞を3連勝で勝ったときの勢いはかなり凄かった。シルクジャスティス、メジロブライトあたりに完勝していたのだから、現5歳では潜在能力はNo1の存在ともいえる。一瞬のうちに差してくる切れ味抜群の末脚が武器の馬であり、はまった時の破壊力は半端ではない。 |
消し | 6ヶ月の休み明けはさすがに厳しすぎる。しかも今春はあまりにだらしない走りだったので余計に信用できない。昨年秋の充実ぶりはあまりに急成長という感じがしたが、こういう急成長で頂点に登りつめた馬は意外とピークが短かったりするものである。 | |
キングヘイロー (牡4・福永55) |
買い | H9東京スポーツ杯3歳S優勝、H10皐月賞2着、H10京都新聞杯2着。これでも現4歳の3強の一角である。皐月賞で1/2差2着、京都新聞杯でクビ差2着と実力はセイウンスカイ、スペシャルウイークとは遜色ない。今回は人気が大きく落ちることが考えられるだけに、おもしろい馬券になりそうだ。 |
消し | 3強と言われながらG1どころかTR戦ですら勝てることはできなかった。底を見せてしまった感じは拭えない。4歳限定でこれなのに、古馬G1ではさらに厳しくなる。距離も2000m前後が合っていると思われ、2500mは長い感じはする。 | |
ビッグサンデー (牡5・高橋亮57) |
買い | マイルCS2着。前走ついにG1で連対してG1級の仲間入りを果たした。とにかく粘りがこの馬の信条である。競り合いにはけっこう強い。 |
消し | 実績から見ても明らかにマイラーである。2500mは長すぎるはずである。先行して押し切るタイプなので、ダイユウサクのようなこともないだろう。 | |
オースミタイクーン (牡8・武幸56) |
買い | H10マイラーズC2着、H10京王杯SC2着、H9マイラーズC優勝。去年のこのレースで5着しているように、意外にも距離を苦にしない。展開によってはマイラーに有利になることもあるだけに、まったくチャンスがないわけでもないだろう。 |
消し | 基本的にはマイラーである。やはり2500mは長いと思われる。去年5着しているが、あくまでも5着である。さらに年をとったことを考えるとさらに着順を上げるのはかなり厳しそうだ。 | |
エモシオン (牡4・松永幹55) |
買い | H10カシオペアS優勝。前走菊花賞はスペシャルウイークとクビ差の3着、前々走のカシオペアSでは古馬相手にもかかわらず完勝しているというように、春よりも大きく成長したのは歴然である。さらに成長していることも考えられ、チャンスがまったくないわけではないだろう。超良血馬がいよいよ本格化したかもしれない。 |
消し | オープン特別を2勝しているが、重賞は連対すら果たしていない。重賞はG1しか走っていないから仕方ないと言えば仕方ないが、G1馬が多数出走してくるこのレースでG1連対を果たしていないだけでも、やはり格不足ということになる。これといった欠点があるタイプではないような気がするが、さすがにこのメンバーに入ると相手が違うという感じは否めない。 | |
サンライズフラッグ (牡5・安田康57) |
買い | H10鳴尾記念優勝。このときエアグルーヴを3馬身差ぶっちぎるというとんでもないことをしてしまった。G1以外でグルーヴが負けたのはこの鳴尾記念だけである。そういう意味では今回あっと言わせても別に不思議はないことになる。最後方からという極端なレースをするので一発あってもおかしくない。 |
消し | 鳴尾記念後のレースぶりがあまりにだらしない。鳴尾記念は不良馬場に助けられただけと考えるのが妥当だと思いたくなる。一度だけ2500mを900万で走っているが、1人気で5着に敗れている。その次のレースではしっかりと勝っているのだから、2500mは距離が長かったということなのだろう。最後方からのレースというのも展開としては厳しい確率が高い。 |