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G1ダービーの反省

G1ダービーの結果
1 3-05スペシャルウイーク 武豊 2.25.8---35.3 468kg-8 1人気
2 8-16ボールドエンペラー 横山典 2.26.7536.1 452kg+4 14人気
3 7-15ダイワスペリアー 菊沢徳 2.26.81/236.6 460kg+8 15人気
4 6-12セイウンスカイ 横山典 2.26.8ハナ36.8 470kg-2 3人気
5 6-11ミツルリュウホウ 南井 2.27.01.1/436.1 416kg-4 10人気
単勝200円 枠連2590円
複勝130円 1420円 1680円 馬連13100円
予想と見解 好材料と不安材料
G1ダービーの感想
  • スペシャル圧勝!私が思っていたとおりこの馬は強かった!が、他の2頭はどうしたんだ?3強が上位独占するというレベルの高いレースを期待していたのに、あんなにあっさりと負けるなんて・・・(T_T)。ボールドエンペラー、ダイワスペリアーでは買えるわけがない。唯一の穴馬クリールサイクロンも4角で圏外だし、せっかくスペシャルが私の期待にこたえてくれたのに、私の連敗街道はまだまだ続きそうだ。何連敗なのかも数えられなくなってしまいました。さすがに今週は的中したいものだ。儲けなんてどうでもいい。とにかく当てたい!
  • 勝ったのはスペシャルウイークであった。個人的には当然の勝利だと思っている。5馬身差もこの馬の実力からすれば何の不思議もない。弥生賞を勝った時点で私は3冠を獲れると感じたくらいである。これくらいの競馬をしてもらわないと困ってしまう。これ以上は語ることもないだろう。この馬は強い!それだけである。
  • ただ、どうしても納得がいかないことがある。これだけの馬が皐月賞で負けたわけであるが、外枠だ!荒れた馬場だ!なんて言っても、よっぽどの相手でなければ負けるわけがない。つまりは、セイウンスカイとキングヘイローにはそれだけの実力があったからスペシャルに先着できたはずなのである。それを考えれば、この2頭の両方が2着を外すなんて考えられないはずである。しかし、現に2頭とも負けてしまった。しかも決定的な形で負けている。皐月賞でスペシャルに先着した馬がこんな負け方をするなんてどうしても納得がいかないのである。私なりにいろいろ考えたが、私の推測は次のとおりである。スペシャルは最初からダービーに標準を絞っており、皐月賞は8分のデキでも勝てるだろう、負けても2着は確保できるだろう、と思っていた。ところが、蓋を開けてみると大外枠という最悪の条件となり、いくらスペシャルでも8分のデキでは3着が精一杯だったということではないか。皐月賞の大幅馬体重増と今回の大幅馬体重減がそれを物語っているようだし、万全の状態のスペシャルに勝った馬がダービーであんな負け方をするわけがない。つまりは、皐月賞のレベルは思っていた以上に低かったということではないか。そういうことで、万全のスペシャルは今回は当然のように突き抜け、他の2頭はスペシャルに勝っているという過信もあり潰れてしまったということではないだろうか。まあ、私の推測はこんな感じだが、本当のところは分からない。秋の菊花賞戦線ではっきりすることになるだろう。
  • 2着はボールドエンペラーであった。デイリー杯3歳Sと同じように大外から一気に伸びてきた末脚はさすがである。人気がないほど恐い馬の典型的なタイプである。皐月賞でも最後方から6着まで伸びているというなかなかの内容だっただけに、勢いもそれなりだったのである。ただ、なんとなく人気の盲点になってしまったようである。いくらなんでも14人気は舐めすぎである。馬券を獲った人は笑いが止まらないだろう。しかし、先週マックスキャンドゥのところでキンググローリアスの距離の壁を話したばかりなのに、あっさりと打ち破るのだから嫌になる。だから血統は分からないのである。本当に競馬は難しい。
  • 3着はダイワスペリアーだった。前走オープン特別で2着した馬が3着とは恐れ入る。いくら距離が延びたといっても、たかが200m、距離というよりは展開と道悪が良かったのだと思う。つまり、上がり36秒台というスタミナ勝負になったのがこの馬に合っていたのだろう。さすがにリアルシャダイ産駒である。これなら菊花賞でも楽しめそうだ。
  • 4着はセイウンスカイであった。この馬のこの負け方はよく分からない。皐月賞でスペシャルウイークに勝っていることを考えると負けすぎだと思うのだがどうだろうか?最後は明らかに失速していたので、実力負けと判断したくなる。さきほども言ったとおり、皐月賞を勝ったことで我々が過大に評価しすぎたような気がするのである。まあ、稍重であの流れは速かったかもしれないので、この一戦でフロックと決めつけるのも問題だろう。これでも皐月賞馬である。秋にはまた強い競馬を見せてくれるかもしれない。
  • 5着はミツルリュウホウであった。この馬らしい結果である。重賞だと3着、オープン特別では2着と好走はするが、どうしても勝ちきれないという特徴をこんなところでも出している。それでもダービー5着は立派である。G3くらいなら何とかなるかもしれない。
  • メジロランバードは6着であった。スタミナ重視の展開になったのにここまでということは、まだまだ実力不足だということだろう。奥の深い血統にも見えるので今後の成長に期待したい。
  • ディヴァインライトは7着であった。よく伸びているが、皐月賞と同じような結果になっている。G1では実力不足ということだと思う。
  • タヤスアゲインは8着であった。青葉賞で復活したかとも思ったが、やはり皐月賞の結果が実力だったようである。G1の器はないということでいいと思う。
  • エモシオンは9着であった。折り合いがつかなかったらしい。いくら血統が良くてスタミナがあっても気性的に問題があるのではどうしようもない。
  • タイキブライドルは11着であった。弱いメンバーのオープン特別を勝っただけではG1で好走できる裏付けにはならないのである。こんなもんでしょう。人気になりすぎなのである。
  • センターフレッシュは13着であった。角田騎手のコメントでは距離が長かったらしい。
  • キングヘイローは14着であった。この馬が先頭に出た瞬間に、「甘い!福永くん甘いよ!」と言ってしまった。結果論ではあるが、やはり先頭に出てしまったのが全てだろう。先行したい気持ちは分かるが、広い東京コースでそんなに位置取りを気にすることはなかったと思うのだが、なんで皐月賞のようなレースにこだわったのだろう。スタートであそこまで勢いがついては無理には抑えられない。罠にはまったかのように先頭に出てしまった感じである。まあ、福永くんにはいい勉強になっただろう。武豊も10年かかっているのだから、1年でダービーを獲るのは難しいということだ。
  • クリールサイクロンは15着であった。この馬のことはまり触れたくない。私がせっかく期待したのに、スタートから最後の直線まで見せ場はひとつもなかった。あまりの弱さに情けなくて情けなくて。よっぽどのことがない限りG1でこの馬を買うことはないだろう。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G1ダービーの予想
    結論
    馬番連勝複式 軸5--2-12-18
    • スペシャルウイーク
      1. キングヘイロー
      2. セイウンスカイ
      3. クリールサイクロン
    にへい君の見解
  • 日本競馬の祭典「ダービー」を今年も迎えることとなった。競馬に関係する人のほとんどがこのダービーを目指していると言っても過言でないくらい、ダービーだけは別格のレースである。一生に一度しかチャンスがないこともあり、このレースを勝つというのは並大抵のものではない。スピードの皐月、運のダービー、実力の菊といわれた時代もあったくらい、ダービーを獲ることは難しかったのである。まあ、30頭も走った昔のレースとは違い、今は18頭の出走に限られているのだから、東京2400mということを考えても、強い馬が体調さえ万全なら順当に勝てるレースになっていることは言うまでもない。今や実力のダービーなのである。ここ数年のレースを見ても分かるとおり、実力馬がその実力を見せつけることが圧倒的に多い。ここは素直に最も実力のある馬を選択するべきだろう。余談になるが、最近のダービー馬は古馬になってから活躍していない馬が多い。古馬になっても活躍したのはトウカイテイオーくらいである。もちろんダービーがフロックだったわけではない。ほとんどのダービー馬が故障でターフを去っているのである。私にはこれがダービーという勲章の代償ではないか、と思えてならない。ダービーを獲っている馬が古馬になったからも活躍するなんて許されないというわけか。世の中は本当にうまくできているものだ。
  • 今回のメンバーを見てみると、3強が他を圧倒している。それはそうだろう、弥生賞、皐月賞と連続して上位を独占しているのだから、仕方ないことである。皐月賞でも4着以下をぶっちぎっていただけに、皐月賞組の巻き返しが可能なのか、皐月賞以降にTRなどで勝ち上がった馬が台頭できるのか、というのが予想のポイントとなりそうだ。常識的には3強で決まりだろうが、4歳馬はキャリアがまだまだ浅いだけに、けっこうあてにならないものでもある。素直に信じるか、穴馬を探すかが勝負の分かれめとなりそうだ。
  • 私の本命◎はスペシャルウイークである。皐月賞では外枠という大きな不利を承知のうえでこの馬の能力に賭けて、ご存じのとおり玉砕してしまった。私がこの馬を過剰に評価していたことは認めるしかないが、この馬が一番強い競馬をしたと思っているのは私だけではないはずだ。セイウンスカイとキングヘイローは仮柵が外されたばかりで状態が良かった内側を終始走っていたのに対し、スペシャルは荒れた外側を走っていた。これは半端でないハンデであった。それにもかかわらず、1/2・1馬身差の3着というのはかなり凄い。外内の馬場の違いがなければ、突き抜けていたのはたぶんスペシャルだったはずである。東京コースは有利不利がほとんどないだけに、今度はこの馬の実力をぞんぶんに発揮する番である。きさらぎ賞、弥生賞の勝ち方からして展開は関係ない。どんな展開になろうとどこからでも差してくるはずだ。皐月賞での無念をきっと晴らしてくれるに違いない。500万で1度負けていること、なんだかんだ言って皐月賞で3着に負けていることを考えれば、そんなに強い馬ではないという考え方もできるが、私はもう一度この馬を信じることにする。皐月賞の負け方ではどうしても納得できない。意地でこの馬から勝負する。
  • 対抗○はキングヘイローである。皐月賞の負け方は力負けという感じがしただけに、本来ならばセイウンスカイよりも評価を上げるべきではないのかもしれない。だけど、東京スポーツ杯3歳Sのレコード勝ちが今も忘れられない。東京コースならば巻き返せるのではないか、ということで今回は評価を上げてみた。弥生賞から始動しているので、3強で皐月賞よりも上積みを最も見込めるし、東京コースなら福永くんもミスはしないだろう。この馬の将来を占う意味でも大事な一戦となる。
  • 単穴▲はセイウンスカイにする。先行して抜け出すというなかなか強い競馬で皐月賞を勝っている。これだけの馬をこの評価では低すぎる。連対率100%ということを考えても凡走は考えにくい。東京コースが懸念されているが、公平になるだけで先行馬が不利になるということはない。実力さえあれば何の問題もないのである。ただ、上がり34秒台の勝負になった時に対応できるのかという不安は否定できない。(大丈夫だとは思っているが)そういうことで3強の中では低い評価にしたわけである。まあ、好みの問題というのが正直なところであるが。
  • 4番手△はクリールサイクロンにする。新潟3歳Sの時から目をつけていた馬である。短距離のペースについていけず、追いっぱなしで競馬をすすめていたのに、最後はまとめて差し切るという強い内容だった。蛯名騎手が「距離が延びればもっと良くなる」とコメントしていたように、私も距離が延びたらもっと期待できると思っていた。ところが、私の期待に反して、この馬は負け続けた。スプリングSで先行策をとって勝ってしまったが、非力なタイプで基本的には中山の重い馬場に苦労していたように感じた。皐月賞もスタート失敗して、見せ場なく終わっている。しかし、東京ならばこの馬の末脚が爆発しても不思議はないと私は見ている。非力なこの馬が、東京の軽い馬場で水を得た魚のように走るのではないか、と思えてならないのである。これでも重賞を2勝している馬である。ここで好走しても何の不思議もない馬のはずである。まあ、皐月賞7着からの巻き返しはあまりに厳しいというのも否定はできないだけに、あまりに期待するのも酷な話ではある。私の馬券はここまでである。
  • 5番手はセンターフレッシュにする。この馬が本当に好走できるかどうかは別として、3強が皐月賞で決定的な走りをしているので、穴馬としては皐月賞を走っていない馬から選択したくなるのは当然の話である。ベンジャミンSでの強い勝ち方、ゆったりとしたローテーションから、この馬を1番手に考えたいと私は思ったわけである。でも、3強を負かせるほど強いとはどうしても思えない。意外と人気にもなりそうなので買う気にはなれない。
  • 6番手はタヤスアゲインにする。青葉賞を勝ったことで皐月賞よりは評価は上がっている。気性に問題があると言われた馬が、スローペースに折り合って決めて勝負で勝っているのだから、成長を認めてあげないとかわいそうである。ただ、いくら何でも皐月賞8着というのは負けすぎだろう。前走のメンバー構成もオープン実績がない馬ばかりだったので、僅差勝ちでは物足りない。3強を負かすまではいかないと私には思える。そいうことで評価していない。
  • 7番手はディヴァインライトにする。皐月賞で決定的な負け方をしているので、さすがに高い評価はできない。切れる末脚がこの馬の魅力なので、直線の長い東京コースならば前走以上の走りができるかもしれないということで、この評価にした。でも常識的には苦しい立場ではある。
  • 8番手はエモシオンにする。皐月賞4着はなかなかの走りだったと私は思っている。ただ、3強を逆転できるとは私にはどうしても思えないのである。順当ならば、このレースでも4着だとは思うのだが、馬券に絡まない馬を買うわけにはいかない。そういうことで、評価としては下がっているだけなのである。この馬が連対するとすれば、3強のうち2頭が自滅した時になるだろう。
  • 9番手はタイキブライドルにする。前走プリンシバルSで完勝しているので、かなり強い馬かもしれないという期待はあるが、確信はできない。メンバー的にもそんなに強い馬がいたとは思えないので、未知の魅力というだけでは私には買えない。
  • 10番手はミツルリュウホウにする。重賞でも何度も好走しているように能力はある馬である。切れる末脚があるだけに、東京コースも合いそうだ。一発あってもおかしくはないとは思うが、エモシオンに完敗した馬なので、恐い存在という感じはしない。
  • 11番手はメジロランバードにする。さすがにメジロの馬は距離が延びると強くなる。前走青葉賞2着も立派である。だけど、前々走500万で4着に負けている馬がいきなりダービーで連対できるとは思えない。私にはどうしても魅力を感じることはできない。
  • こんなもんですかねぇ。
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    G1ダービー出走馬
    馬名 買い&消し
    セイウンスカイ
    (牡4・横山典57)
    買い 皐月賞優勝、ジュニアC優勝、弥生賞2着。なんと言っても皐月賞馬!皐月賞馬のここ7年間のダービー成績は、4-1-1-1と驚異的な数字である。展開に恵まれただけと言われた去年の皐月賞馬サニーブライアンも皐月賞よりも強い内容でダービーを完勝している。皐月賞を勝つというのはまぎれもなく実力の証明なのである。メンバー中、唯一の連対率100%はかなり立派である。先行する脚質からも展開は関係ない。自分で競馬を作れるのは大きな強みである。
    消し この馬自身としての欠点はほとんどない。強いて言うなら東京を経験していないことくらいである。軽い馬場には意外と対応できなないということもあるかもしれない。まあ、それよりも問題は相手関係だろう。皐月賞は勝たせてもらったが、相手だって黙ってはいない。不器用なキングヘイローは広い東京コースで本領発揮となるし、皐月賞ではグリーンベルトを走れなかったスペシャルウイークが直線500mを味方に巻き返しを狙っている。これらの馬たちを東京コースで今回も抑えきれるかどうか、判断はかなり難しい。
    キングヘイロー
    (牡4・福永57)
    買い 皐月賞2着、東京スポーツ杯3歳S優勝、ラジオたんぱ杯3歳S2着。3歳時にはダービーの最有力候補だった馬である。連対を外したのも休み明けの弥生賞3着だけで安定度もある。今回が叩かれ3戦目ということを考えれば、上積みという点からも3強の中では最も勢いがありそうだ。そして東京コースに替わるのが最大の好材料だろう。東京スポーツ杯でレコード勝ちしているように、最も強い競馬をしているコースなのである。不器用らしいので小細工のいらない広いコースがいいのだろう。
    消し なんだかんだ言っても3連敗中である。4歳になってからは1勝もしていない。ここ2戦の走りにはもう一つ気迫が感じなかったので、あまり大物感を感じなかった。前走の負け方も、セイウンスカイをマークしていたのに交わせなかったという内容だっただけに、勝負付けは終わっているという見方もできる。前のセイウンと後のスペシャルとどちらにも気を使わなければいけないというのは福永くんには厳しいのでは?
    スペシャルウイーク
    (牡4・武豊57)
    買い 弥生賞優勝、きさらぎ賞優勝。弥生賞、きさらぎ賞ともにスローペースの先行馬有利の展開のところを一気の追い込みで差し切っている。こういう勝ち方を2戦続けてできるというのはかなりの能力があるという証拠である。皐月賞3着も仮柵がとれた内側のグリーンベルトを通ることができず、荒れた外側を通ったのが痛かった。連対馬はそのグリーンベルトを終始走っていたのだから、あまりに条件が違いすぎた。それでも勝馬と1.1/2差である。内容的にはこの馬が一番強かったと言っても過言でないくらいだ。有利不利がほとんどない東京コースであれば、その実力を見せつけることができるだろう。
    消し 何だかんだ言っても3着に負けたのは事実である。コースや展開に恵まれなかったのは分かるが、それを克服してこそ真のチャンピオンである。つまりは、好条件でなければ勝てない程度の実力なのである。500万でも負けたことがあることからも、みんなが思っているほど強い馬ではないのかもしれない。やはり自分でレースを作れないというのは問題なのである。1月から休みなく走っているので疲れも見え隠れしているのではないか。
    エモシオン
    (牡4・松永幹57)
    買い すみれS優勝。前走の皐月賞は意外にも重賞初挑戦であった。それにもかかわらず4着というのは立派な成績である。この馬の魅力はなんと言っても血統である。オークス馬アドラーブルの子なのでかなりの底力を秘めているような気がしてしまう。距離延長ももちろん歓迎だろう。
    消し 皐月賞で3強につけられた着差は決定的である。1カ月の成長で逆転できるような着差ではなかったと思われる。3強のうちの1頭くらいには勝てるかもしれないが、2頭負かすのはかなり厳しそうである。
    タヤスアゲイン
    (牡4・柴田善57)
    買い 青葉賞優勝。唯一の5勝馬である。勝ち数だけならメンバーNo1である。これが3歳時だけのものなら評価しづらいのだが、前走同条件の青葉賞を勝っているというのは心強い限りである。距離コースが問題ないのは買う方は安心できる。特に東京コースとの相性が良いようだ。
    消し 皐月賞で8着に敗れ去っているように、G1では底を見せてしまった感じは否めない。前走勝っているが、オープン実績のない馬を相手に僅差勝ちという内容である。3強を逆転できるほどの内容とはちょっと思えない。
    メジロランバード
    (牡4・吉田57)
    買い 青葉賞2着。さすがにステイヤーのメジロである。2400mに距離が延びたとたんにレースぶりが一変した。スタミナはもちろん問題ないし、前走上がり34.2というスピードもなかなかである。スタミナ勝負の展開なら前走以上の走りをするだろう。
    消し ダービーを勝てるくらいの実力馬であるならば500万のマイル戦は簡単に勝ってもらいたいところだ。前走2着はレベルが低い中でのものだと判断されても仕方ないところだ。3強とは初対決となるが、皐月賞8着の馬に勝てない馬が果たして3強に勝てるであろうか。
    エスパシオン
    (牡4・後藤57)
    買い 青葉賞3着。マイペースでの逃げでなんとか権利をもぎとった。上がりも34.5でまとめているようにスピードもそれなりである。前々走は山吹賞2200mで勝っているように、長距離を得意としているようである。
    消し マイペースの逃げで3着に負けているのは痛恨である。今回はセイウンスカイという強力な先行馬がいるだけに展開も向きそうにない。皐月賞好走馬がいなかったTRで3着に負けた馬が、ダービーで着順をあげるというのはかなり厳しい。
    タイキブライドル
    (牡4・岡部57)
    買い プリンシバルS優勝。前走の勝ち方は、好位から突き放すというもので、高く評価していい内容だったと思う。500万でかなり足踏みしたが、4着以下がないことで安定度の高さは窺える。現在2連勝中だけに、やっと実力を出せるようになったのかもしれない。勢いはそれなりに感じることができる。
    消し 前走TRで勝っているが、メンバーがあまりに弱い。オープン好走経験がない馬ばかりのレースで勝っても、ダービーでも好走できるという裏付としては乏しい。皐月賞好走馬を負かせるかどうかはまったくの未知数だということである。500万で足踏みしていたことを考えるとそんなに大物でもない感じもする。
    ダイワスペリアー
    (牡4・菊沢徳57)
    買い プリンシバルS2着。TRで2着しているわけだから、距離コースは問題にならない。前々走も500万をしっかりと勝ち上がっているだけに、勢いもかなり感じられる。
    消し タイキブライドルのところで言ったように、メンバーが弱い中での2着である。ブライドルにも完敗しているようでは、メンバーが一気に強化される今回のレースで、2着を死守することはかなり厳しい。
    エリモソルジャー
    (牡4・四位57)
    買い 京都4歳特別2着。ミラクルタイムと3/4馬身差というのは評価していい。内国産相手ならチャンスは大きいという見方もできる。先行して凡走していたが、前走は直線勝負でなかなかの末脚を披露した。今回は直線の長い東京コースなだけに、末脚勝負に徹すればおもしろいかもしれない。
    消し まだ1勝馬である。500万で何度も負けているのはかなり気になる。前走のメンバーもミラクルタイム以外は大したことはなかったので、重賞2着でもそんなに高い評価はできないのではないか。あまり大物感は感じない。
    クリールサイクロン
    (牡4・蛯名57)
    買い スプリングS優勝、新潟3歳S優勝。重賞を2勝しているのは、スペシャルウイークとこの馬だけである。格は上位ランクなのである。新潟3歳Sでは後方から一気に差し切っているように末脚はしっかりしている。スプリングSでも先行してばてていない。この馬は非力なタイプで中山コースに合っていなかった感じがする。新潟3歳Sでの切れ味からして、東京の軽い馬場なら末脚が爆発するかもしれない。一発あってもおかしくない。
    消し スプリングSでは先行して、あっと言わせたが、皐月賞ではいつものようにスタート失敗で後方からの競馬を余儀なくされた。今回もスタートがうまくいくとは限らないので信用はしづらい。それにスプリングS好走馬が皐月賞で惨敗していることからも、レース自体レベルが低かったとも言えそうだ。なんとなく底を見せてつつあるイメージを持ちたくなる。
    シャインポイント
    (牡4・藤田57)
    買い クローバーS優勝。休み明けの皐月賞は惨敗に終わったが、一叩きされた青葉賞では4着と巻き返してきた。先行有利の展開だったので4着でも評価してあげなければいけない。距離コースは問題にならないことが分かったので、さらに調子が上がるようならチャンスは出てくるだろう。
    消し 青葉賞で4着という結果では巻き返しは厳しいと考えるのが常識的な判断だろう。3着馬からも1馬身以上離されていることからしても厳しい状況である。3歳重賞戦線は惨敗を続けているだけに、底力に欠ける感じも否めない。
    センターフレッシュ
    (牡4・角田57)
    買い ベンジャミンS優勝。完勝といっていい内容だったようだ。前々走も3馬身差つけて勝っていることからしても本格化したというところか。勢いはあるだけに一気にG1制覇といきたいところだろう。オークス優勝のエリモエクセルと同じパターンとなる。
    消し オープン特別を勝っただけではG1好走の裏付けとはならない。重賞好走はラジオたんぱ杯3歳Sの5着という実績しかないだけに、重賞ウイナーがたくさん出てくる今回のレースは試金石の一戦ということになる。実力が証明されていない以上は信じきるのは危険である。
    ディヴァインライト
    (牡4・橋本広57)
    買い 毎日杯2着。ミラクルタイムのクビ差2着というのはけっこう凄い。ラストの末脚が魅力の馬であり、直線の長いダービーを待っていた1頭だろう。皐月賞で5着とがんばっているように実力は証明している。自分の持ち味を生かせる東京コースなら巻き返せると思っているはずだ。
    消し 皐月賞での3強の差は決定的といえる。コースが替わっても埋まるような差ではなかったのではないだろうか。弥生賞でも3強には相手にしてもらえなかったことを考えると、巻き返しはかなり厳しいと思われる。前回も言ったが、姉がカッティングエッジなので距離延長もどうだろうか。
    ビルドアップリバー
    (牡4・加藤57)
    買い 札幌3歳S2着。うーん、さすがにこれと言ったものが思いつかない。
    消し 皐月賞、青葉賞とも惨敗しているし、4歳になってからのレースぶりを見る限りでは、とても巻き返せるとは思えない。常識的には無理だろう。
    ボールドエンペラー
    (牡4・河内57)
    買い デイリー杯3歳S優勝。このときは、ほとんど最後方の位置から差し切ってしまっているように、はまれば強烈な末脚を見せてくれる。皐月賞でも同じようなレースをして6着まで伸びてきた。直線の長い東京コースならば、さらに着順を上げることも可能だろう。はまれば恐い存在である。
    消し 今思えばデイリー杯もそんなにレベルが高くなかったのかもしれない。現にそのとき2着のサラトガビューティはその後は低迷が続いている。G3で3着4着が多いなど詰めの甘いところを見せているだけにG1ではパンチ不足といえそうだ。前走皐月賞6着からの巻き返しもけっこう厳しいと見るのが常識的だろう。
    ミツルリュウホウ
    (牡4・南井57)
    買い 若草S優勝。前走勝って権利をゲットした。前々から重賞やオープン特別でも好走しているように素質の高さは随所で見せていた。好位から鋭く伸びてくるタイプであり、展開次第ではチャンスはあると思われる。
    消し 重賞好走経験はあるのだが、負け方がだいたい決定的に負けている。比較しやすいのはすみれSだろう。このときエモシオンに完敗しているだけに巻き返すのはかなり厳しい。このエモシオンが3強に相手にしてもらえなかったのだから、ミツルに勝てるわけがない。
    ミヤシロブルボン
    (牡4・大塚57)
    買い さすがに困った。常識的にはむりだろう。
    消し 半年以上の休み明けでダービーを獲るなんて常識じゃ考えられない。距離経験もないのだから距離も不安である。地方時代も無敗だったわけでもないし、中央参戦のダリア賞でも3着に負けている。いきなり勝てるほどの大物とはとても思えない。
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