G1ダービーの結果
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
結論 |
馬番連勝複式 軸5--2-12-18
|
|
馬名 | 買い&消し | |
セイウンスカイ (牡4・横山典57) |
買い | 皐月賞優勝、ジュニアC優勝、弥生賞2着。なんと言っても皐月賞馬!皐月賞馬のここ7年間のダービー成績は、4-1-1-1と驚異的な数字である。展開に恵まれただけと言われた去年の皐月賞馬サニーブライアンも皐月賞よりも強い内容でダービーを完勝している。皐月賞を勝つというのはまぎれもなく実力の証明なのである。メンバー中、唯一の連対率100%はかなり立派である。先行する脚質からも展開は関係ない。自分で競馬を作れるのは大きな強みである。 |
消し | この馬自身としての欠点はほとんどない。強いて言うなら東京を経験していないことくらいである。軽い馬場には意外と対応できなないということもあるかもしれない。まあ、それよりも問題は相手関係だろう。皐月賞は勝たせてもらったが、相手だって黙ってはいない。不器用なキングヘイローは広い東京コースで本領発揮となるし、皐月賞ではグリーンベルトを走れなかったスペシャルウイークが直線500mを味方に巻き返しを狙っている。これらの馬たちを東京コースで今回も抑えきれるかどうか、判断はかなり難しい。 | |
キングヘイロー (牡4・福永57) |
買い | 皐月賞2着、東京スポーツ杯3歳S優勝、ラジオたんぱ杯3歳S2着。3歳時にはダービーの最有力候補だった馬である。連対を外したのも休み明けの弥生賞3着だけで安定度もある。今回が叩かれ3戦目ということを考えれば、上積みという点からも3強の中では最も勢いがありそうだ。そして東京コースに替わるのが最大の好材料だろう。東京スポーツ杯でレコード勝ちしているように、最も強い競馬をしているコースなのである。不器用らしいので小細工のいらない広いコースがいいのだろう。 |
消し | なんだかんだ言っても3連敗中である。4歳になってからは1勝もしていない。ここ2戦の走りにはもう一つ気迫が感じなかったので、あまり大物感を感じなかった。前走の負け方も、セイウンスカイをマークしていたのに交わせなかったという内容だっただけに、勝負付けは終わっているという見方もできる。前のセイウンと後のスペシャルとどちらにも気を使わなければいけないというのは福永くんには厳しいのでは? | |
スペシャルウイーク (牡4・武豊57) |
買い | 弥生賞優勝、きさらぎ賞優勝。弥生賞、きさらぎ賞ともにスローペースの先行馬有利の展開のところを一気の追い込みで差し切っている。こういう勝ち方を2戦続けてできるというのはかなりの能力があるという証拠である。皐月賞3着も仮柵がとれた内側のグリーンベルトを通ることができず、荒れた外側を通ったのが痛かった。連対馬はそのグリーンベルトを終始走っていたのだから、あまりに条件が違いすぎた。それでも勝馬と1.1/2差である。内容的にはこの馬が一番強かったと言っても過言でないくらいだ。有利不利がほとんどない東京コースであれば、その実力を見せつけることができるだろう。 |
消し | 何だかんだ言っても3着に負けたのは事実である。コースや展開に恵まれなかったのは分かるが、それを克服してこそ真のチャンピオンである。つまりは、好条件でなければ勝てない程度の実力なのである。500万でも負けたことがあることからも、みんなが思っているほど強い馬ではないのかもしれない。やはり自分でレースを作れないというのは問題なのである。1月から休みなく走っているので疲れも見え隠れしているのではないか。 | |
エモシオン (牡4・松永幹57) |
買い | すみれS優勝。前走の皐月賞は意外にも重賞初挑戦であった。それにもかかわらず4着というのは立派な成績である。この馬の魅力はなんと言っても血統である。オークス馬アドラーブルの子なのでかなりの底力を秘めているような気がしてしまう。距離延長ももちろん歓迎だろう。 |
消し | 皐月賞で3強につけられた着差は決定的である。1カ月の成長で逆転できるような着差ではなかったと思われる。3強のうちの1頭くらいには勝てるかもしれないが、2頭負かすのはかなり厳しそうである。 | |
タヤスアゲイン (牡4・柴田善57) |
買い | 青葉賞優勝。唯一の5勝馬である。勝ち数だけならメンバーNo1である。これが3歳時だけのものなら評価しづらいのだが、前走同条件の青葉賞を勝っているというのは心強い限りである。距離コースが問題ないのは買う方は安心できる。特に東京コースとの相性が良いようだ。 |
消し | 皐月賞で8着に敗れ去っているように、G1では底を見せてしまった感じは否めない。前走勝っているが、オープン実績のない馬を相手に僅差勝ちという内容である。3強を逆転できるほどの内容とはちょっと思えない。 | |
メジロランバード (牡4・吉田57) |
買い | 青葉賞2着。さすがにステイヤーのメジロである。2400mに距離が延びたとたんにレースぶりが一変した。スタミナはもちろん問題ないし、前走上がり34.2というスピードもなかなかである。スタミナ勝負の展開なら前走以上の走りをするだろう。 |
消し | ダービーを勝てるくらいの実力馬であるならば500万のマイル戦は簡単に勝ってもらいたいところだ。前走2着はレベルが低い中でのものだと判断されても仕方ないところだ。3強とは初対決となるが、皐月賞8着の馬に勝てない馬が果たして3強に勝てるであろうか。 | |
エスパシオン (牡4・後藤57) |
買い | 青葉賞3着。マイペースでの逃げでなんとか権利をもぎとった。上がりも34.5でまとめているようにスピードもそれなりである。前々走は山吹賞2200mで勝っているように、長距離を得意としているようである。 |
消し | マイペースの逃げで3着に負けているのは痛恨である。今回はセイウンスカイという強力な先行馬がいるだけに展開も向きそうにない。皐月賞好走馬がいなかったTRで3着に負けた馬が、ダービーで着順をあげるというのはかなり厳しい。 | |
タイキブライドル (牡4・岡部57) |
買い | プリンシバルS優勝。前走の勝ち方は、好位から突き放すというもので、高く評価していい内容だったと思う。500万でかなり足踏みしたが、4着以下がないことで安定度の高さは窺える。現在2連勝中だけに、やっと実力を出せるようになったのかもしれない。勢いはそれなりに感じることができる。 |
消し | 前走TRで勝っているが、メンバーがあまりに弱い。オープン好走経験がない馬ばかりのレースで勝っても、ダービーでも好走できるという裏付としては乏しい。皐月賞好走馬を負かせるかどうかはまったくの未知数だということである。500万で足踏みしていたことを考えるとそんなに大物でもない感じもする。 | |
ダイワスペリアー (牡4・菊沢徳57) |
買い | プリンシバルS2着。TRで2着しているわけだから、距離コースは問題にならない。前々走も500万をしっかりと勝ち上がっているだけに、勢いもかなり感じられる。 |
消し | タイキブライドルのところで言ったように、メンバーが弱い中での2着である。ブライドルにも完敗しているようでは、メンバーが一気に強化される今回のレースで、2着を死守することはかなり厳しい。 | |
エリモソルジャー (牡4・四位57) |
買い | 京都4歳特別2着。ミラクルタイムと3/4馬身差というのは評価していい。内国産相手ならチャンスは大きいという見方もできる。先行して凡走していたが、前走は直線勝負でなかなかの末脚を披露した。今回は直線の長い東京コースなだけに、末脚勝負に徹すればおもしろいかもしれない。 |
消し | まだ1勝馬である。500万で何度も負けているのはかなり気になる。前走のメンバーもミラクルタイム以外は大したことはなかったので、重賞2着でもそんなに高い評価はできないのではないか。あまり大物感は感じない。 | |
クリールサイクロン (牡4・蛯名57) |
買い | スプリングS優勝、新潟3歳S優勝。重賞を2勝しているのは、スペシャルウイークとこの馬だけである。格は上位ランクなのである。新潟3歳Sでは後方から一気に差し切っているように末脚はしっかりしている。スプリングSでも先行してばてていない。この馬は非力なタイプで中山コースに合っていなかった感じがする。新潟3歳Sでの切れ味からして、東京の軽い馬場なら末脚が爆発するかもしれない。一発あってもおかしくない。 |
消し | スプリングSでは先行して、あっと言わせたが、皐月賞ではいつものようにスタート失敗で後方からの競馬を余儀なくされた。今回もスタートがうまくいくとは限らないので信用はしづらい。それにスプリングS好走馬が皐月賞で惨敗していることからも、レース自体レベルが低かったとも言えそうだ。なんとなく底を見せてつつあるイメージを持ちたくなる。 | |
シャインポイント (牡4・藤田57) |
買い | クローバーS優勝。休み明けの皐月賞は惨敗に終わったが、一叩きされた青葉賞では4着と巻き返してきた。先行有利の展開だったので4着でも評価してあげなければいけない。距離コースは問題にならないことが分かったので、さらに調子が上がるようならチャンスは出てくるだろう。 |
消し | 青葉賞で4着という結果では巻き返しは厳しいと考えるのが常識的な判断だろう。3着馬からも1馬身以上離されていることからしても厳しい状況である。3歳重賞戦線は惨敗を続けているだけに、底力に欠ける感じも否めない。 | |
センターフレッシュ (牡4・角田57) |
買い | ベンジャミンS優勝。完勝といっていい内容だったようだ。前々走も3馬身差つけて勝っていることからしても本格化したというところか。勢いはあるだけに一気にG1制覇といきたいところだろう。オークス優勝のエリモエクセルと同じパターンとなる。 |
消し | オープン特別を勝っただけではG1好走の裏付けとはならない。重賞好走はラジオたんぱ杯3歳Sの5着という実績しかないだけに、重賞ウイナーがたくさん出てくる今回のレースは試金石の一戦ということになる。実力が証明されていない以上は信じきるのは危険である。 | |
ディヴァインライト (牡4・橋本広57) |
買い | 毎日杯2着。ミラクルタイムのクビ差2着というのはけっこう凄い。ラストの末脚が魅力の馬であり、直線の長いダービーを待っていた1頭だろう。皐月賞で5着とがんばっているように実力は証明している。自分の持ち味を生かせる東京コースなら巻き返せると思っているはずだ。 |
消し | 皐月賞での3強の差は決定的といえる。コースが替わっても埋まるような差ではなかったのではないだろうか。弥生賞でも3強には相手にしてもらえなかったことを考えると、巻き返しはかなり厳しいと思われる。前回も言ったが、姉がカッティングエッジなので距離延長もどうだろうか。 | |
ビルドアップリバー (牡4・加藤57) |
買い | 札幌3歳S2着。うーん、さすがにこれと言ったものが思いつかない。 |
消し | 皐月賞、青葉賞とも惨敗しているし、4歳になってからのレースぶりを見る限りでは、とても巻き返せるとは思えない。常識的には無理だろう。 | |
ボールドエンペラー (牡4・河内57) |
買い | デイリー杯3歳S優勝。このときは、ほとんど最後方の位置から差し切ってしまっているように、はまれば強烈な末脚を見せてくれる。皐月賞でも同じようなレースをして6着まで伸びてきた。直線の長い東京コースならば、さらに着順を上げることも可能だろう。はまれば恐い存在である。 |
消し | 今思えばデイリー杯もそんなにレベルが高くなかったのかもしれない。現にそのとき2着のサラトガビューティはその後は低迷が続いている。G3で3着4着が多いなど詰めの甘いところを見せているだけにG1ではパンチ不足といえそうだ。前走皐月賞6着からの巻き返しもけっこう厳しいと見るのが常識的だろう。 | |
ミツルリュウホウ (牡4・南井57) |
買い | 若草S優勝。前走勝って権利をゲットした。前々から重賞やオープン特別でも好走しているように素質の高さは随所で見せていた。好位から鋭く伸びてくるタイプであり、展開次第ではチャンスはあると思われる。 |
消し | 重賞好走経験はあるのだが、負け方がだいたい決定的に負けている。比較しやすいのはすみれSだろう。このときエモシオンに完敗しているだけに巻き返すのはかなり厳しい。このエモシオンが3強に相手にしてもらえなかったのだから、ミツルに勝てるわけがない。 | |
ミヤシロブルボン (牡4・大塚57) |
買い | さすがに困った。常識的にはむりだろう。 |
消し | 半年以上の休み明けでダービーを獲るなんて常識じゃ考えられない。距離経験もないのだから距離も不安である。地方時代も無敗だったわけでもないし、中央参戦のダリア賞でも3着に負けている。いきなり勝てるほどの大物とはとても思えない。 |