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G1エリザベス女王杯の反省

G1エリザベス女王杯の結果
1 1-01メジロドーベル 吉田 2.12.8---33.5 478kg-6 2人気
2 8-14ランフォザドリーム 河内 2.13.01.1/434.0 512kg+4 5人気
3 3-03エアグルーヴ 横山典 2.13.13/433.8 478kg+4 1人気
4 5-08ナギサ 安田富 2.13.31.1/234.3 442kg0 14人気
5 4-06エリモエクセル 的場 2.13.4クビ33.8 438kg+4 3人気
単勝460円 枠連1,470円
複勝130円 260円 100円 馬連3,890円
予想と見解 好材料と不安材料
G1エリザベス女王杯の感想
  • こんなことがあるんですね。まさかあのエアグルーヴが3着に敗れるとは思っていなかった。万が一のために縦目を押さえておいて本当に助かった。会心の予想とは言えないけど、回収率を考えれば今回の的中はあまりに大きい。やっぱり牝馬戦は分からないものだと改めて痛感した。それにてもペースが遅かったなあ。せっかくのG1なんだからもっとレベルの高いレースをしてほしいのになあ。まあ、こんな展開だったから的中できたわけだから、いいことにしないといけないなあ。
  • 勝ったのはメジロドーベルであった。前半掛かった時は「やっちゃったかなあ」と思ったけど、そんなの関係なかったように、ラストの直線の伸びは凄かった。超スローの展開だったとはいえ上がり33.5なのだから恐れ入る。だいたい私は上がり33.5なんて数字を見たことがない。総タイムも12秒台なのだから極端にスローだったわけでもないと思う。その中での結果なのだから高く評価してあげたい。牡馬との戦いでは苦しんでいただけに、古馬G1を獲るならばこのレースしかなかったはずで、きっちりと決めてしまうあたりに、この馬の勝負強さを感じる。これでG1-4つめである。どうやら牝馬では史上初の快挙らしい。エアグルーヴがいるばかりに目立たないが、この馬も歴史に残る名馬だと言っていいのではないか。「エアグルーヴに1度勝てて嬉しい」とコメントした吉田豊騎手が印象的だった。
  • 2着はランフォザドリームであった。理由は何であれ、エアグルーヴに勝ったのだから高く評価しなければいけない。超スローの展開だったので距離延長がプラスだったかどうかは分からないが、超スローの前残りの展開に恵まれたが良かったのだろう。ただ、それだけでG1連対はなかなかできるものではなく、牡馬混合の重賞を勝っている実力をしっかりと出し切った結果と見てあげたい。とにかく、この馬ががんばってくれたおかげで私はおいしい思いができた。本当に感謝したい。
  • 3着はエアグルーヴだった。まさかの敗北である。ジャパンカップを睨んでいることと騎手乗替りが不安だとは言ったが、本当に現実になるとは思っていなかった。こういう瞬発力勝負となると、きっちり仕上がっている馬の方が反応がいいに決まっている。札幌記念以来のレースであり本番は2週間後という状況の馬にはちょっと厳しい展開だったかもしれない。さらに横山典騎手もこの馬のことを信じすぎた感じがする。横綱相撲で十分に勝てるという過信がこういう結果になったような気がするのである。超スローの展開を考えて、もう少し早い段階でまくり気味に先頭にたっても良かったと思う。直線だけで十分だと思ってしまったところに落とし穴があったのではないだろうか。やはり8分のデキでG1を勝とうなんて甘すぎるということか。どんな強い馬でも隙を作れば、負けてしまうということを思い知らされた。ちなみに、ジャパンカップで巻き返せるかであるが、叩かれた上積みが見込めること、横山典騎手も二度めであることを考えれば、十分に戦えると思われる。しかし、今年は宝塚記念でも3着に負けているように、去年ほどの勢いは感じられない。そう考えると去年の結果を上回ることは難しいかもしれない。ということで判断は非常に難しくなる。
  • 4着はナギサであった。展開に恵まれたとはいえ、4着にがんばったのは立派である。ただ、だからといって、G2G3でも通用するかどうかは何とも言えない。こういう馬はG2G3でも掲示板が精一杯だったりする。
  • 5着はエリモエクセルであった。直線でインに突っ込もうとしたら、ナギサとドーベルにコースをカットされたのが痛かった。立て直してからの伸びがなかなかだっただけに、まともならば2着あったかもしれない。やっぱりオークス馬である。強さは十分に伝わってきた。
  • グレースアドマイヤは6着であった。重賞実績が前走だけということを考えれば仕方ない結果だろう。まだまだ成長しそうなので、これから頑張ってもらいたい。
  • ラティールは7着であった。4角で一気に勝負に出たが、直線はいまいちだった。オークスでも同じようなレースをしており、ああいうレースは合っていないのではないか。もっと早めに動くか、もっと貯めるかした方がいいと思うのだが。
  • エガオヲミセテは8着であった。スタートが悪く後方の競馬になってしまったようである。これだけスローになると届くわけがない。秋華賞のように先行すればおもしろかったが、出遅れては仕方ない。
  • ナルタルナパークは9着であった。さすがに古馬が相手では実力不足だったようである。極端に速い上がりも厳しかったようである。
  • メジロランバダは10着であった。上がりの競馬となってはこの馬の出番はない。運がなかったとしかいいようがない。
  • パルブライトは11着であった。スローの展開ではこの馬の末脚が生きるはずもない。上がり34.5だから、それ以前に実力不足だったかもしれないが。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G1エリザベス女王杯の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸3--1-2-6-9-14 縦1-14

      ◎エアグルーヴ
      ○メジロドーベル
      ▲ランフォザドリーム
       △メジロランバダ
       △パルブライト
       △エリモエクセル

    にへい君の見解
  • 牝馬限定の唯一の古馬G1であり、まさしく女王を決める一戦である。このレースも3年目を迎えるが、牝馬にとっては本当に励みになるレースである。このレースがなかった時は、4歳牝馬限定クラシックで勝たなければ、ほとんどG1のチャンスはなかったわけで、牝馬が早々と引退する原因の一つとなっていた。このレースが新設されてからは、クラシックを勝った馬でも5歳以降も現役を続けることが多くなり、古馬重賞を盛り上げている。ただ、牡馬混合のG1に比べるとレベルが低くなっていることは否定できない。結局は牡馬とも十分に渡り合えるレベルの馬が順当に勝っており、牝馬限定戦でやっと好走しているくらいの馬には出番がないようである。
  • 今年のメンバーを見てみると、オークス馬が3頭出走しているのがとても嬉しい。各世代のNo1が顔を合わせるわけであり、女王を決めるにふさわしいメンバー構成である。その中でもエアグルーヴの存在はここではあまりに大きい。牡馬混合戦で戦えない牝馬のためのレースであるはずなのに、その牡馬混合G1で牡馬をねじ伏せている実績を持っているのだから反則である。この馬が中心になることは疑う余地はない。2着探しと考えるのが常識的である。ただ、牝馬限定戦がそんなに型どおりにいくとも思えない。果たしてどんなレースになるであろうか。
  • 私の本命◎はもちろんエアグルーヴである。去年の年度代表馬であり、天皇賞秋でバブルガムフェローを力でねじ伏せ、ジャパンカップでピルサドスキーにクビ差まで詰め寄って2着するなど、牡馬を含めても日本を代表する名馬になりつつある。私が見た中では間違いなく史上最強牝馬である。今年は宝塚記念でこそ3着に敗れたが、大阪杯、札幌記念と別定G2で力の違いを見せつけており、牝馬限定G1ではレベルが違いすぎる。ジャパンカップを睨んでいることと武豊が騎乗できないことが気になるが、これだけレベルが違いすぎると気にすることもないだろう。
  • 対抗○はメジロドーベルにする。昨年の牝馬2冠馬である。今年は牡馬混合と斤量に苦しみ、思うように結果を残すことができなかったが、前走府中牝馬Sで優勝し牝馬ではレベルが違うことを証明した。ハナ差という際どいものだったが、斤量58kgで休み明けだったことを考えれば上出来だろう。条件としては揃っただけにエアグルーヴが出走してきたのは不幸としか言いようがない。本当なら1点勝負したいとろだが、無理して勝ちにいくと2着を外すこともありそうでどうも恐い。弱気な私はやっぱり手を広げてしまう。
  • 単穴▲はランフォザドリームにする。2000mの重賞を2勝しているのに、1800m以下の重賞だと甘さを見せることを考えると、2000m以上が合っている馬のような気がする。ということは2200mの今回はかなり期待していいということになる。リアルシャダイ産駒だし、私は距離延長はプラスだと見ている。牡馬混合重賞を勝っている実績があるのも頼もしい。上2頭とは力の違いを感じるのも確かだが、どちらかが自滅すればこの馬が台頭するはずだ。ただ前走5着というのはさすがに負けすぎと言う感じも否めない。調子が落ちている感じもする。
  • 4番手はメジロランバダにする。これでも重賞を2勝している馬である。5歳の春には天皇賞春の有力候補と言われた時期もあるくらいだ。スタミナには絶対の自信を持っており、時計のかかる展開になれば必ず台頭してくる馬である。スピード勝負になっても牝馬限定戦ならば何とかなる。最近は地方交流戦でしか連対していないので、あまり多くを期待するのも酷のような気もするが、こういう馬がどうしても不気味に感じてしまう。
  • 5番手はパルブライトにする。あまりの人気のなさにけっこうびっくりしている。この馬の決め手はけっこう破壊力があり、舐めていると痛い目にあう。最近は結果を残していないが、道悪で持ち味を発揮できなかっただけである。良馬場であれば一発があってもおかしくない。安定度がないので惨敗に終わるかもしれないが、実績に乏しい4歳馬を買うくらいならこの馬を買った方がましである。
  • 6番手はエリモエクセルにする。基本的に4歳馬は評価していない。というか実績が乏しいので信用していない。そういうことで4歳馬は買わないつもりでいる。ただ、さすがにオークス馬くらいは押さえておかなければ痛い目にあうような気がするので、とりあえず押さえておく。
  • エアグルーヴは絶対だと言っている以上は最後まで流すのが定石なのだが、オッズが低くておもしろくない。それならば遊び心で縦目を買っておきたい。そういうことで私の馬券はここまでとする。
  • 7番手はグレースアドマイヤにする。前走メジロドーベルとハナ差の勝負をして一躍トップクラスの仲間入りを果たした。フサイチコンコルドの妹という血統背景もあり、魅力的な1頭である。でも私はあまり信用していない。前走は道悪だたっし、他に重賞実績があるわけでもない。意外と人気になっていることもあり、私は見送りたい。
  • 8番手はアーティストターフにする。前走勝っている勢いは牝馬では重要であり、勢いだけで格上戦でも好結果を残してしまうことはよくあることである。そういう意味では恐い1頭なのだが、さすがにG1では背伸びしすぎだと私は判断した。
  • 9番手はエガオヲミセテにする。休み明けに関わらず秋華賞で4着した実績はなかなかであり、叩かれた上積みを考えれば前走以上の走りは期待できると思う。だけどマーメイドSも3着に負けているし、古馬ではまだ力不足だと私は思う。4歳限定戦ならともかく古馬G1ではいらないだろう。
  • 10番手はナリタルナパークにする。秋華賞で2着して万馬券を叩きだした。こういう馬は次は人気で裏切るものである。使い詰めできているし上がり目はあまりないだろうから、古馬G1では力不足だと私は思う。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
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    G1エリザベス女王杯出走馬
    馬名 買い&消し
    エアグルーヴ
    (牝6・横山典56)
    買い H9天皇賞秋優勝、H9ジャパンカップ2着、H8オークス優勝、H10札幌記念優勝、H10大阪杯優勝などなど。あまりに勲章がありすぎて何をどのように紹介すればいいか困ってしまう。最も凄かったのは、やはり昨年の天皇賞秋だろう。断然の1人気バブルガムフェローを力でねじ伏せてしまったのだから凄いとしかいいようがない。有馬記念も3着に踏ん張り、年度代表馬に選ばれている。今年度も大阪杯、札幌記念と強い勝ち方をしており、その力は衰えていない。こんな馬が牝馬限定戦に出走してくるなんて反則に近い。
    消し まず武豊の騎乗停止があまりに痛い。今まで危なげないレースをしているが、馬場入りを誘導馬よりも先に出てくるなど、意外と繊細なところを見せている。この馬を操るのは意外と難しいかもしれない。有馬記念でペリエ騎手はうまく乗ったが、果たして横山典騎手も無難に乗りこなせるであろうか。また、ここは簡単に勝てると甘く見て、ジャパンカップの叩き台としか考えていない可能性が高い。本番まで中1週であることを考えると、かなり余裕残しにするのではないだろうか。さらに、今年は鳴尾記念に負けるなど去年の勢いは感じない。万全の状態ならともかく、そうでなければ厳しい戦いになるかもしれない。
    メジロドーベル
    (牝5・吉田56)
    買い H10府中牝馬S優勝、H10大阪杯2着、H9オークス優勝、H9秋華賞優勝、H8阪神3歳牝馬S優勝など。G1を3勝している実績はかなり凄い。古馬になってからは負け続けていたが、斤量が重くて牡馬相手に苦しんでいたという感じである。前走は勝っているように、牝馬限定戦となるとさすがにレベルが違う。今回のレースはこの馬のためにあるようなG1である。ここが目標であるのは明白なだけに、ジャパンカップを睨んでいるエアグルーヴに一泡吹かせたいところだ。
    消し 古馬になってから人気を裏切ることが多い。いくら牡馬相手とはいえ、もう少し見せ場くらい作ってほしいところだ。前走も準オープンを勝ったばかりのグレースアドマイヤに僅差勝ちと物足りない内容だった。古馬G1の器はないということかもしれない。
    グレースアドマイヤ
    (牝5・藤田56)
    買い 府中牝馬S2着。フサイチコンコルドの妹がいよいよ本格化した。メジロドーベルと僅差の勝負したことで、その素質の高さをまざまざと見せつけた。これで本調子でかなったというのだから恐れ入る。今回は順調に調整されているだろうから、前走以上の走りを期待していいことになる。勢いは非常に感じるだけに一気にG1制覇といきたいところだ。
    消し 前走2着は立派だが、メジロドーベルに負けたのは事実である。エアグルーヴの存在も考えるとどんなに頑張っても3着ということになる。それに前走は単なるまぐれだったということも考えられる。重賞で常に好走している実績があるならともかく、一度好走しただけではもう一つ信用できない。
    ランフォザドリーム
    (牝5・河内56)
    買い H10マーメイドS優勝、H10朝日CC優勝。重賞を2勝している実績はこのメンバーでは上位ランクになる。特に朝日CCは牡馬相手に勝っており、価値はかなり高い。先行力を生かして押し切るレースを得意としており、安定度は抜群である。リアルシャダイ産駒で2000mの重賞で結果を出していることからすると、距離延長はプラスと出るのではないか。
    消し 前走府中牝馬Sで5着に負けた。前哨戦でここまで負けると、巻き返しはかなり厳しいように感じる。春から夏までずっと結果を出してきたことを考えると、見えない疲れが見え隠れする。安定度は高いが裏を返すと決め手がないということである。こういう馬はG1では掲示板までということになりやすい。
    メジロランバダ
    (牝6・熊沢56)
    買い H10中山牝馬S優勝、H9日経新春杯優勝。重賞を2勝している実績はこのメンバーでは上位ランクになる。とにかくスタミナには自信を持っている馬である。スタミナ重視の展開になれば必ず台頭してくるはずだ。パワー型の馬なので時計のかかる馬場になると本領を発揮する。
    消し 最近は地方交流戦でしか連対していない。マーメイドSでも4着に負けているように牝馬限定でも連対できないでいる。どうしても決め手不足でラストが甘くなるようだ。昨年のエリザベスでも8着に負けているようにG1の器はないかもしれない。
    パルブライト
    (牝7・木幡56)
    買い H9新潟記念優勝、H10函館記念優勝。牡馬混合の重賞を2勝している実績はかなり凄い。鋭い末脚を武器にしており、はまった時の破壊力は半端ではない。うまく流れに載れれば、一発あってもおかしくない馬である。こういう馬は忘れた頃にやってくるものである。
    消し ここ3戦は掲示板すら確保できないでいる。前走も7着に負けており、勢いは下降気味と言わざる得ない。安定度も高くはないので、軸には向かないタイプである。重賞勝ちもローカル戦であることを考えれば、そんなに高くは評価できない。
    エガオヲミセテ
    (牝4・四位54)
    買い 前走休み明けながら秋華賞で4着にがんばっており、その素質の高さを証明した。マーメイドSでも3着しているように、古馬との対戦も問題はない。叩かれた上積みを考えれば、前走以上の走りを期待できる。
    消し しょせん4歳馬である。4歳限定のG1で連対できなかった馬が、古馬G1で連対できると思えない。G3のマーメイドSでも3着なのだから、G1でさらに着順を上げるのは厳しいということになる。
    エリモエクセル
    (牝4・的場54)
    買い H10オークス優勝。ファレノプシス、エアデジャヴーを子供扱いにしたオークスの勝ち方からして、かなりの実力馬であることは明白である。秋華賞は休み明けが敗因であり、一度叩かれた今回は大きく変わってくるはずだ。最初からこちらを狙っていたのかもしれない。
    消し いくら休み明けとはいえ秋華賞で7着というのは負けすぎではないか。牝馬は勢いが重要で、春の実績馬が秋にまったく走らなくなることはよくあることだ。それでいて今度は相手が古馬である。オークス実績だけでは頼りない。力の違いを見せつけられて終わるかもしれない。
    ナギサ
    (牝6・安田富56)
    買い 前走府中牝馬Sで4着とがんばり、重賞でも通用することを証明した。夏から調子が良く、勢いはそれなるに感じられる。
    消し 前々走準オープンで惨敗しているように、まだオープンでは荷が重い。ましてG1では背伸びしすぎである。距離も初距離だしコース経験もない。前走4着も道悪に助けられたものと考えるのが自然かもしれない。
    ナリタルナパーク
    (牝4・佐藤54)
    買い H10秋華賞2着。秋華賞2着であっと言わせた。エアデジャヴーを差しきった末脚はなかなか凄かった。どうやら直線に坂のない京都コースが良かったようである。今回も京都コースなので同じような走りを期待してよさそうだ。条件戦では1200m〜2600mまで堅実に走っているように、オールマイティーな魅力がある。
    消し 前走2着は立派だが、しょせん4歳限定戦の話である。ローズSで5着に負けているように安定度は高くないようだし、前走はまぐれということも考えられる。それでいて今回の相手は古馬になるわけで、前走よりメンバーが強化される。こういう状況で2着以内を死守することが果たしてできるであろうか。
    ビワグッドラック
    (牝4・秋山54)
    買い H10ローズS2着。ファレノプシスと僅差の勝負をした実績はそれなりに評価しなければならない。先行してしぶといタイプなので、時計のかかる展開だとおもしろい。
    消し 前走秋華賞で12着に惨敗している。さすがに底を見せてしまったようである。それなのに今回は古馬が相手である。巻き返すのはあまりに厳しい。
    ラティール
    (牝4・角田54)
    買い オークス4着の実績が光る。勝ちにいくため早めに動くという積極的なレースをしての結果だけにその価値は高い。もともと後方からの追い込みに定評があった馬である。思いきって直線だけの競馬に徹すれば一発あるかもしれない。
    消し 前走900万クラスで6着というのは負けすぎである。4歳限定戦でも重賞だと連対できないでいるのに、古馬混合戦ではとても戦えそうにない。勢いも感じない。
    アーティストターフ
    (牝5・塩村56)
    買い 前走オクトーバーSを勝っており勢いは非常に感じる。2200mで勝ったのも好感が持てる。牝馬は勢いが重要であるだけに、このまま突っ走りたいところだ。
    消し 前走勝っているとはいえ準オープンでの話である。オープンで通用するかどうかも分からないのにいきなりG1は厳しい。斤量が3kg増えるのもつらい。
    ケープリズバーン
    (牝4・松永幹54)
    買い 前走900万とはいえ勝ってるのはいいことだ。勢いは十分に感じることはできる。京都コースも合っているようだし、距離もいいようだ。
    消し 前走900万を僅差で勝った程度では器の大きさは感じない。しょせん4歳馬だし、古馬G1では背伸びしすぎである。キャリア5戦というのも経験不足である。
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