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G1阪神3歳牝馬Sの反省

G1阪神3歳牝馬Sの結果
1 8-12スティンガー 横山典 1.37.0---36.9 444kg-8 3人気
2 1-01エイシンレマーズ 1.37.3237.2 448kg0 11人気
3 6-09ゴッドインチーフ 河内 1.37.8338.0 438kg+4 1人気
4 2-02スタートマーチ 四位 1.38.01.1/437.6 438kg+10 9人気
5 6-08ケイズエンジェル 植野 1.38.5339.0 448kg-6 7人気
単勝520円 枠連7630円
複勝190円 820円 150円 馬連15430円
予想と見解 好材料と不安材料
G1阪神3歳牝馬Sの感想
  • 激しい先行争いで先行馬は崩れるだろうということで差し馬が有利であるということまでは良かった。が、ゴッドインチーフが4角で立ち上がる不利を受ける。この時点で大荒れの予感。私の穴馬スタートマーチがいい感じで上がっていたので「もらった」と思ったが、直線半ばでもう伸びなくなる。先に抜け出していたのは、なんとエイシンレマーズ。後からビデオを見るとゴッドインチーフよりも後ろの位置取りという追い込み作戦が功を奏したようだ。しかし、エイシンレマーズが来るかなあ。これだから3歳牝馬は読めないんだよなあ。まあ、それより何よりスティンガーは強すぎた。
  • 勝ったのはスティンガーであった。強い!強すぎる!折り合い良し、反応良し、終い良し。今日のレースを見た感じではパーフェクトとしか言いようがない。スローペースでのスピード勝負でも同じように強いレースができたかどうかは何とも言えないが、とんでもない実力を証明するには十分なパフォーマンスであった。現時点では桜花賞の最有力候補であると言っていいだろう。
  • 2着はエイシンレマーズであった。この馬にやられた。3歳牝馬はこういうことがあるから分からないのである。前走先行して5着だったので、今回は思いきった追い込み作戦に出たのだろう。それがうまくはまったとしかいいようがない。さすがにそこまでは読めない。私としては諦めるしかない。考えられることとしては、「2頭出しは人気薄を狙え!」の応用で、エイシンの馬が2頭出ていたのでその人気薄を狙うという作戦である。まあ、結果論として言えるだけで現実にはとてもそれだけの理由では買えないものである。
  • 3着はゴッドインチーフだった。4角での不利は痛かった。あれで3着まで伸びてきたのだから、まともなら2着はあったはずだ。不運だったとしかいいようがない。
  • 4着はスタートマーチであった。ラストの直線ではいい感じで伸びてきたので、エイシンレマーズは差せると思ったが、意外と伸びなかった。これが実力ということなのかなあ。
  • 5着はケイズエンジェルであった。これだけ離されると何とコメントしていいか分からない。がんばった方なのか、力を出せなかった方なのか、よく分からない。
  • ウメノファイバーは6着であった。追い込み有利の展開でこの着順はだらしない。東京コースでしか走らないということなのか、単なる一発屋なのか。
  • エイシンルーデンスは7着であった。いくら何でも速すぎる。あのペースでは潰れるに決まっている。それで7着に踏ん張っているのだから、ある意味では凄いかもしれない。
  • タヤスブルームは9着であった。松永幹騎手のコメントでは「一生懸命走りすぎる」ということらしい。こういう気性では今のところはマイルでは距離が長いということになりそうだ。
  • ヒシピクナルは10着であった。1勝馬であることを考えれば仕方ない結果でしょう。どう考えても人気になりすぎである。
  • コウエイロマンは12着であった。あれだけ速いペースでは潰れるのは当たり前である。とは言うものの、エイシンルーデンスは7着に踏ん張っていることを考えると、負けすぎという感じもする。距離が長かったということもあるかもしれない。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G1阪神3歳牝馬Sの予想
    結論
    馬番連勝複式 2-3-4-9-12(BOX)

      ◎ゴッドインチーフ
      ○スティンガー
      ▲ウメノファイバー
      △エイシンルーデンス
      △スタートマーチ

    にへい君の見解
  • 最優秀3歳牝馬を決定するレースであるが、まだ3歳ということだけでも信用しづらいのに、気まぐれ牝馬ということでさらに難解なレースとなっている。強い馬が強い勝ち方をすることも多いが、スエヒロジョウオー、アインブライドと人気のない馬が勝ってしまうこともある。さらにローブモータント、キュンティアと1戦1勝という馬が連対することもあり、実績やキャリアだけを信用するわけにもいかないのだから困ってしまう。過去の傾向を見るとマイル経験済みの馬が圧倒的に好成績を収めている。やはりレベルの高いマイル戦となるとスピードだけでは対応できないようである。それなりのスタミナがなければダメだというわけである。今年はどんなおてんば娘が飛び出すであろうか。
  • 今年のメンバーを見てみると、なんとオープン勝ちをしている馬は全てマイルを経験してないのである。オープン連対を探してもスタートマーチが札幌3歳Sを2着しているだけである。ただこれも1800m戦でありマイルではないのである。過去の傾向から言ってマイル経験は重要な要素であり、マイルで勝っている馬を選びたいのだが、だからと言ってオープン実績のない馬を選ぶのも疑問である。これはかなり困った。マイル経験とオープン実績のどちらを信用するべきかが勝負の分かれ目となりそうだ。
  • さらに今回はハイペースで先行する馬が揃っている。どう考えてもハイペースでレースは進むと思われる。しかも激しい先行争いをしながらである。これらの先行馬は、マイルもしくはオープンを経験していない馬ばかりなので、最後までスタミナが持つか私はかなり心配である。そういうことで後ろからの馬を選択すべきではないか、と私は感じている。
  • 私の本命◎はゴッドインチーフである。後ろからの馬ということを考えれば、本命にふさわしいのはこの馬しかいない。3戦とも直線だけで好走しているのだからとんでもない末脚である。マイル戦のハイペースはこの馬の理想の展開といえる。前々走でオープン勝ち、前走で重賞連対を果たしているので、実績も申し分ない。不安は距離未経験くらいである。後ろから行く馬なので大丈夫だとは思うが、未経験である以上は完全には信用できない。それに先行馬がばてなければそれで終わりである。ばてない先行馬を力で差し切るという実力はまだないような気がする。ちょっと軸にはできないかなあ。でも展開はばっちりだと思うんだよなあ。うーん、もう少し考えよう。
  • 対抗○はスティンガーにする。2戦2勝と無敗の馬であるがオープン実績はまったくない。しかも連闘の馬である。こういう馬を私が評価するのはめずらしいことである。2戦ともレースを見たが、レベルが違うという印象を受けた。着差はそれほどでもないのだが、道中は中団に控え、直線軽く追っただけというもので、本気で走ったらもっと凄い走りをするはずだ。ハイペースで先行集団が総崩れとなれば、折り合えるこの馬が楽に抜け出すということも想像できる。サイレントハピネスを姉に持つという血統もいい。意外と人気なので魅力がいまいちだが、この馬の未知の力に期待しよう。
  • 単穴▲はウメノファイバーにする。後方からの馬となればこの馬は忘れてはいけない。前走京王杯3歳Sで直線だけで差し切ってしまったのだから凄いとしかいいようがない。実績を重視するのであればこの馬は外せない。しかし、どうも不器用なタイプな感じがする。阪神の直線では届かないかもしれない。それに1400mならではの切れ味かもしれない。マイルという距離にも一抹の不安を感じる。
  • 4番手はエイシンルーデンスにする。逃げまくって2連勝である。それも影をも踏ませぬ圧勝である。とんでもない大物である可能性がある。逃げることで厳しい展開になりそうだが、重馬場で1400mを23秒台で走っているのはかなり凄いことである。土曜日は稍重だったのでそんなに速い競馬にはならないような気がする。そうなると、この馬の重馬場実績は見逃せない。逃げ切りも十分に考えられるような気がしてきた。もちろん、デビュー戦で揉まれ負けたように、競り合う形になると潰れる可能性が高い。これだけレベルが高くなるとマイペースの逃げは無理かもしれないだけに、あまり大きな期待はかけられない。
  • 5番手はスタートマーチにする。札幌3歳Sではスタミナたっぷりの末脚を見せてくれた。土曜日同様にも時計がかかる馬場のままならば、この馬の末脚で十分に届くはずである。ハイペースになればさらにこの末脚が生きる。だた、どうもスピード不足な感じがする。人気がないからって狙いすぎかもしれないなあ。
  • 6番手はコウエイロマンにする。3戦3勝、小倉記念圧勝が示すとおりスピードは半端ではないことは明白である。不安なのはスタミナだけである。マイペースの逃げならばマイルでも大丈夫だとは思うが、激しい先行争いが予想されるだけにスタミナの不安は大きな問題である。それにレース間隔が開いているだけに折り合いも心配となる。時計がかかるようだとさらにスタミナを消耗するわけだし、この馬が直線で失速することは容易に想像できる。そういうことで思いきって消すことにした。そうは言っても無敗の馬は底を見せていないだけに能力の違いということも十分に考えられ、圧勝ということも十分にあり得る。来たら力の違いを素直に認めるしかない。
  • 7番手はタヤスブルームにする。前走休み明けにもかかわらずハイペースを先行しての3着は高く評価できる。一度叩かれた上積みで今回はもう少し折り合いもつくだろうし、ラストももっと粘れるかもしれない。しかし、前走は決定的ともいえる負け方だったし、7月の実績だけではどうも信用できない。なんというか、いまいち魅力を感じないタイプである。
  • 8番手はケイズエンジェルにする。前走新馬勝ちしたばかりだが、マイル戦を35秒台で走っているのがなかなかいい。折り合いもつくようだし、上がりは34秒台だった。チャンスは十分にあるような感じはする。ただ、オープンどころか500万の実績もないのはどうしても信用できない。無敗ならともかく1敗しているだけに余計に魅力がない。連闘後の中2週なのでローテも厳しい。
  • 9番手はヒシピクナルにする。あのヒシアマゾンの妹である。前走35秒台で走っているので、まったく戦えないわけではないだろう。でもデビュー戦で3着に負けているし、連闘後の中1週というローテである。さすがにここでは厳しいと思う。
  • 10番手はパインアキナにする。1戦1勝であるが、過去にもキュンティア、ローブモンタントが2着しており、侮れない存在である。だけど、マイル実績もない、オープン実績もないということを考えると、私は買う気になれない。来たら諦めるしかない。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
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    G1阪神3歳牝馬S出走馬
    馬名 買い&消し
    コウエイロマン
    (牝3・高橋亮53)
    買い フェニックス賞優勝、小倉3歳S優勝。現在3連勝中。すでにオープン特別と重賞を勝っている実績はメンバーNo1といえる。しかもフェニックス賞、小倉3歳Sとも影をも踏ませぬ逃げで圧勝している。スピードは間違いなく1級品である。
    消し 距離経験が1200mしかないのが気になるところだ。マイルを走れるスタミナがあるかどうかは分からない。こういう逃げ馬はスピードまかせのところがあり、マイルでも突っ走ってしまい、最後ばててしまう可能性もある。やはりマイルを経験していないのは大きな問題だと言わざる得ない。
    ゴッドインチーフ
    (牝3・河内53)
    買い ききょうS優勝、ファンタジーS2着。前走2着に負けたものの、3戦2連対と連対率10割は死守している。どこからでも追い込んでくる末脚が魅力の馬である。マイル戦なのでスピードまかせの先行馬は直線で失速する可能性が高いだけに、この馬の追い込みは驚異である。
    消し やはりマイルを経験していないのは心配である。後ろから行く馬なので大丈夫という考え方もあるが、未経験なのだから不安は拭えない。それに追い込み一辺倒ではどうしても展開に左右される。現に前走も先頭までは届かなかった。G1ともなると前の馬もそうはばてないだけに、自在性がないのはマイナスといえる。
    タヤスブルーム
    (牝3・松永幹53)
    買い ラベンダー賞優勝。函館でさっさとオープンを勝って、このレースのために休養に入った。前走ファンタジーS3着も約4ヶ月の休み明けであることを考えれば上出来の結果である。叩かれた上積みを考えれば、巻き返しは十分にあり得る。ハイペースを先行できるスピードはここでも十分に通用するはずだ。
    消し やっぱりマイルを経験していない。前走ラストはばてていただけに距離延長はどうであろうか。前走3着も決定的に負けているだけに、叩かれた上積みを考えても巻き返せるのは厳しいかもしれない。だいたい7月に好走している馬は相手が弱かったから好走できたということが多く、この時期になると底を見せてしまうことはよくあることだ。
    エイシンレマーズ
    (牝3・幸53)
    買い もみじS優勝。先行して押し切る競馬でオープンを勝っている。ファンタジーSでも1人気に推されており、まだ見限れない存在である。
    消し マイル経験もないのでスタミナは前走5着に負けたのは問題である。先行して伸びきれなかったので実力負けという感じもする。前哨戦でこの結果では本番で巻き返すのは難しいかもしれない。
    ウメノファイバー
    (牝3・柴田善53)
    買い 京王杯3歳S優勝。牡馬混合G2であるにもかかわらず、大外から一気に差し切るというとんでもなく強い勝ち方だった。この内容ならば、たとえG1でも牝馬相手には負けられない。
    消し 前走の内容だと不器用な感じを受ける。阪神コースをうまくこなせるか分からない。現に北海道戦線の重賞では3着すらできないでいた。札幌3歳Sで7着に負けていることを考えると、スタミナはあまりないかもしれない。
    スタートマーチ
    (牝3・四位53)
    買い 札幌3歳S2着。1800mの重賞で連対しているのでスタミナは問題ない。他の有力馬がマイルを経験していないことを考えると、とてつもなく大きな魅力となる。前走も追い込んでの2着なので、先行馬が潰れる展開だとまとめて差し切るということもありそうだ。
    消し 勝ち上がるまでに5戦もかかっているように、そんなに強いという感じはしない。前走2着も勝馬からは大きく離されていたので、単に相手が弱かっただけということもあり得る。それに、マイル経験はないわけで逆にスピード不足になるかもしれない。
    エイシンルーデンス
    (牝3・野元53)
    買い デビュー戦こそ4着に敗れたものの、新馬、500万と圧勝で逃げ切っている。前走も重馬場で1400mを23秒台である。とんでもない大物である可能性は高い。
    消し マイルを経験していないのでスタミナがあるか分からない。逃げて好走しているが、今回は強力なスピード馬が多いだけに、いつものようにはいかない。逃げればつつかれるし、抑えれば馬が気分を害するかもしれない。オープン実績がないのも信用しづらい要素である。
    カシノリファール
    (牝3・古川吉53)
    買い ダリア賞優勝。いちおうオープンを勝っている。
    消し 成績がどんどん落ちている。いかにも早熟馬という感じである。巻き返しがありそうな感じはあまりない。
    スティンガー
    (牝3・横山典53)
    買い 新馬、500万特別と他馬を子供扱いの強い勝ち方である。未だ無敗ということもあり、底知れない素質を感じずにはいられない。サイレントハピネス、レガシーオブゼルダの妹であるが、気性はこの馬が最も落ち着いており、兄や姉を越えるのは間違いないらしい。前走がマイル戦というのも好感が持てる。1800mも経験済みなのでスタミナは問題ない。
    消し まず連闘が問題である。さすがにG1なので連闘で勝てるほど甘くはないだろう。現在2連勝中も相手が弱かったことも否定できない。タイムも大したことないし、重賞級のレベルかどうかは分からない。1400m以下を経験していないので逆にスピードに不安を感じる。
    タカオサクセス
    (牝3・熊沢53)
    買い 前走500万特別を完勝しており、勢いは感じる。ダリア賞2着、芙蓉S3着とオープン実績もまあまあである。芙蓉Sでマイルを経験しており距離も問題ない。すでに5戦しているが3着は外しておらず安定度も高い。
    消し ダリア賞、芙蓉Sで完敗しているので底を見せてしまった感じがする。重賞しかもG1では通用しない感じを受ける。前走勝っているものの相手が弱かっただけという感じもする。持ち時計も大したことがない。
    パインアキナ
    (牝3・久保田53)
    買い 1戦1勝。無敗ということで未知の魅力がある。とんでもない大物である可能性は否定できない。それに1戦1勝で連対している馬が過去に2頭もいる。
    消し オープン実績どころか、500万実績もないのだから信用しづらい。1戦というキャリアも常識的には浅いとみるべきだし、マイルも経験していない。走ってみないと分からないとしかいいようがないが、リスクが大きいことは確かだろう。
    ケイズエンジェル
    (牝3・植野53)
    買い まだ1勝馬であるが、前走の新馬戦でマイルを35秒台で走っており、底知れない素質を感じることはできる。2番手に抑えた競馬をしており、折り合いも問題なさそう。流れにのれればチャンスはあるだろう。
    消し オープン実績どころか、500万実績もないのだから信用しづらい。無敗であればレベルが違うということもあるかもしれないが、1度負けているだけにその魅力はいまいちである。走ってみないと分からないとしかいいようがないが、リスクが大きいことは確かだろう。
    ヒシピクナル
    (牝3・武豊53)
    買い あのヒシアマゾンの妹である。血統的魅力は十分である。まだ1勝馬であるが、前走の新馬戦でマイルを35秒台で走っており、底知れない素質を感じることはできる。久々の武豊も恐い存在である。
    消し オープン実績どころか、500万実績もないのだから信用しづらい。無敗であればレベルが違うということもあるかもしれないが、1度負けているだけにその魅力はいまいちである。前走逃げての勝ちだっただけに、揉まれる競馬でどうかという不安もある。
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