G1天皇賞・春の結果
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結論 |
馬番連勝複式 軸5--3-4-13
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馬名 | 買い&消し | |
シルクジャスティス (牡5・藤田58) |
買い | H9有馬記念優勝、H9ダービー2着、H10阪神大賞典2着。有馬記念を勝っている実績はここでは群を抜いている。4歳ながらマーベラスサンデー、エアグルーヴを敗ってのものであるだけにその価値はかなり高い。叩かれ上昇型だけに休み明けがどうかと思われたが、前走阪神大賞典でメジロブライトとハナ差の勝負をしていることで調子は上々であることをアピールした。一叩きされた今回は、前走以上の走りは当然のように期待していい。京都大賞典の実績からも京都コースは問題ないし、ダービーではブライトに末脚勝負で勝っている。ここは負けられない一戦といえそうだ。 |
消し | 菊花賞、ジャパンカップとアクシデントだとはいえ5着に敗れているのがどうも気になる。何というか安定度があまり高いように感じないのである。なんか大ボケをかましそうで恐いのである。それに長距離戦はかけひきが勝負となる。藤田騎手がベテラン騎手を相手に焦るのが恐い。阪神大賞典のように早く仕掛けてしまうのではないだろうか。どうも信用しきれない。 それにブライトのところでも言ったが、多頭数となると馬群を捌くのはかなり大変となる。先行策をとらない以上は、ちょっとしたアクシデントが致命的になる。後方から競馬をすすめる馬は常にこういうリスクを背負っているものである。 | |
メジロブライト (牡5・河内58) |
買い | H9ステイヤーズS優勝、H10AJC杯優勝、H10阪神大賞典優勝。クラシックを4着3着3着と惜敗したが、メジロの馬らしい成長を遂げ、古馬になってからは圧倒的な強さを見せている。昔のように最後方からの直線だけの競馬ではなく、それなりのレース運びができるようになったのが大きい。もともと末脚は半端でないだけに、中団からの直線勝負であれば相手になるのはジャスティスだけだろう。このような脚質でありながら皐月賞4着以外は3着を外していないという安定度も魅力の一つとなる。そして長距離得意の河内騎手鞍上というのが最も安心できる。このオッサン3000m戦には滅法強い。 |
消し | 意外にもこの馬はG1で連対すら果たしていないのである。G2で連勝を重ねていても本当の勝負は今回である。そういう意味ではあくまでも挑戦者の立場だといえる。G1連対馬に実力の違いを見せつけられることもないとは言えない。ジャスとの比較で言っても、前走の阪神大賞典で勝ったものの、相手は休み明けで斤量58kgだったことを考えると、今回も勝つのはけっこう厳しいといえそうだ。それに京都コースとの相性がいまいちである。京都新聞杯、菊花賞で3着に負けているように、どうも究極の切れ味に欠けているように感じる。中山、阪神でのパワー重視の馬場の方が合っているのではないか。それに、どの馬にも言えることだが、多頭数となると馬群を捌くのはかなり大変となる。先行策をとらない以上は、ちょっとしたアクシデントが致命的になる。後方から競馬をすすめる馬は常にこういうリスクを背負っているものである。 | |
ダイワオーシュウ (牡5・柴田善58) |
買い | 菊花賞2着、セントライト記念2着。なんと言っても菊花賞2着が光る。京都の3000mで結果を残しているのは何より信用できる実績である。しかも、今回騒がれている2強に先着してのものである。ある意味では2強よりも強い可能性を秘めている馬ということになる。私はこの馬は軽い馬場でこそ力を発揮するタイプだと思う。つまりは中山コースは合っていないと思えるのである。セントライト記念で2着しているが、シャコーテスコに負けていることを考えると、日経賞の10着とそんなに変わらない気がする。得意の京都長距離戦ならば菊花賞の再現も十分に可能だということである。 |
消し | 前走10着はいくらなんでも負けすぎである。天皇賞のためにムリムリ走らせた感じがする。そうであれば、順調度に欠けていたことになる。こういうところでムリをすると、叩かれた上積みは意外とのぞめないものである。逆に反動が出ることの方が恐い。少しは良くなったとしても、絶好調まで調子を上げるのはムリではないか。いくら実績があっても体調がいまいちではとても好走できない。G1で10着から巻き返すのはあまりに厳しい。 | |
ユーセイトップラン (牡6・松永幹58) |
買い | 万葉S優勝、ダイヤモンドS優勝、阪神大賞典3着。ここ3戦3000m戦で好結果を残している。阪神大賞典でも2強に敗れたものの、他馬には2馬身差以上をつけており、改めてその実力を証明した。最近の充実度は目を見張るものがあり、今回も好走は必至だと思われる。2強の1角が崩れれば当然2着という図式は簡単に想像できる。 |
消し | 前走3着に負けたのは痛恨である。2強との力の違いを完全に見せつけられてしまった。実力で2強を負かすのはムリであると判断せざる得ない。相手が崩れるのを待つだけではちょっと買いづらいものがある。それに、今回初対決となるメンバーとの実力関係もはっきりしていない。3番手の評価が妥当かどうかも大きな疑問となる。去年の暮れから休まず使われているので疲れも見え隠れしそうだ。 | |
ローゼンカバリー (牡6・横山典58) |
買い | H8セントライト記念優勝、H9AJC杯優勝、H9日経賞優勝。G2を3勝している実績を持つ。去年の天皇賞春5着、有馬記念4着とG1でもそれなりの実績を残してる。大きなレースに慣れている点は好感が持てる。ここ3戦もG2で3着2着3着と安定した結果を残しており、大崩れはないと思われる。スタミナはそれなりにあるだろうから、早めに抜け出す競馬ができればチャンスはあるとは思う。 |
消し | この馬の最大の欠点は決め手がないことである。前走もテンジショウグン、シグナスヒーローに簡単に差されているように、決め手勝負となるとどうしても甘くなる。それでも去年まではG2を何とか勝ってきたが、今年は2着3着に終わっている。実力的にも少し落ちてきているようにも感じる。去年G1ではまったく相手にしてもらえなかった馬である。去年ほどの実績がない今年のレースで巻き返せるとは考えにくい。 | |
マイネルブリッジ (牡7・岡部58) |
買い | H8有馬記念3着、H9七夕賞優勝、H10AJC杯2着。その他にも重賞で数多く好走している。とにかくタフな馬である。連戦を繰り返すが疲れを見せたことがほとんどない。斤量負けしない強さも持っている。安定度も高く、信用しやすいタイプの馬である。有馬記念3着の実績からも距離は問題ないだろう。そして最大の魅力はやはり岡部騎手であろう。長距離戦はとにかく鞍上が重要である。安定度の高いこの馬を岡部騎手がどう操るであろうか。 |
消し | この馬はパワー重視の馬であり時計のかかる馬場でこそ真価を発揮する馬である。切れ味はあまりないタイプで、決め手重視の京都コースはあまり合っていないと思われる。G2でもなかなか勝ちきれないように、G1の器ではない感じもする。前走マイル戦を使っているのも好感が持てない。いくら叩き台と言っても2000m以上は走ってもらいたい。それにいくら岡部騎手でも走るのはあくまでも馬である。この程度の実績ではあまり期待するのも酷ではないだろうか。 | |
マウンテンストーン (牡6・田中勝58) |
買い | H8青葉賞優勝。私の大好きな馬である。この馬の良いところは渋いところである。最近の走りでも分かるとおり、AJC杯4着、京都記念5着、日経賞5着と大崩れをしないのが特徴である。スタミナは半端ではないと私は思っているので、距離延長は大歓迎のはずである。この馬が、このレースで連対を果たすとすれば、ハイペースで大逃げを打つしかないだろう。スタミナだけなら半端ではないはずなので、うまく行けば2強を抑えることも可能ではないか。ただ、こんなリスクの高い戦法をとるはずもないだろうが。 |
消し | とにかく決め手がないのがこの馬の最大の欠点である。G2で4着5着を繰り返しているようでは、正攻法でG1を勝つなんてとてもできない。有馬記念で7着だったことを考えると掲示板に載れれば上出来といえそうだ。距離はいいんだが、京都の高速馬場はどうしようもない。直線勝負で置いていかれるのが目に浮かぶ。 | |
テンジンショウグン (牡9・江田照58) |
買い | 何と言っても前走の日経賞勝ちが強烈である。しんがり人気が完勝してしまったのだから笑うしかない。中山コースで上がり34.8で走っているのだから決してまぐれではない。障害練習で力強さが増し、平地での走力が格段にアップしたということなのだろう。そういうことからすれば、今回だってチャンスがないわけではない。中山で上がり34秒台を出した馬である。京都ならそれなりの決め手を期待できるはずだ。単純にまぐれと切り捨てるのは短絡的だと思う。 |
消し | 前走の勝ちは立派だが、実績がこれしかないのでは判断に困る。まぐれなのか実力なのか判断しづらい。こういう万馬券を出した馬は、次は走らないケースが多いように思われる。つまりはたまたま流れに乗ってしまった可能性が高いということである。今回の有力馬が先行馬だと展開次第ではと思うのだが、2強と同じ脚質ではあまりに厳しい。2強の展開でなければこの馬もダメだし、2強の展開ならこの馬が末脚勝負で勝てるとはとても思えない。 | |
シグナスヒーロー (牡7・加藤58) |
買い | H10日経賞2着、H9AJC杯2着、H8ステイヤーズS2着。重賞を3度連対している実績はなかなかである。長期休み明け3戦目となった前走で2着と好走し、復活を大きくアピールした。イナリワン産駒で晩成型の馬である。さらに上積みを見込んでもいいだろう。前走日経賞では中山コースで上がり34.7を叩き出しているように、その実力は本物である。距離延長は歓迎のタイプだと思われるだけに、3200m戦では楽しみがいっぱいである。 |
消し | G1初挑戦となる。確かに前走2着と好走して、ローゼンカバリー相手なら十分に戦えることは証明したが、今回の2強が相手となるとまだまだ力が足りない感じは否めない。中山コースで実績を残しているように、一瞬の切れ味を生かすタイプだと思われるだけに、京都コースの適性には疑問を感じる。重賞で勝っていないというのもけっこう気になる材料である。詰めが甘いタイプだと言わざる得ない。この程度の実績でG1というのはちょっと厳しいかも。 | |
イシノサンデー (牡6・四位58) |
買い | H8皐月賞優勝、H9京都金杯優勝、H10京都記念2着。クラシックを1勝している実績はかなり凄い。能力が高いことは言うまでもない。初重賞勝ちが皐月賞だったように、ここ一番で実力を発揮するタイプである。前走の結果はあまり参考にならないかも。あまり決め手があるタイプではないので、距離が長い方が合っているかもしれない。 |
消し | 皐月賞後は低迷が続いている。京都金杯を勝っているが、G1馬がこれだけではあまりに寂しい。強いメンバーでのレースでは格下馬に負けることも多く、レース内容もあまり良くない。皐月賞はまぐれだったと言われても仕方ないくらいである。京都コースの決め手勝負もこの馬に合いそうにないし、3200mという距離も何とも言えない。 | |
ステイゴールド (牡5・熊沢58) |
買い | 万葉S2着、ダイヤモンドS2着、京都新聞杯4着と安定した実力を証明している。特に3000m以上で好走している実績が光る。安定度が高いだけに2強のどちらかが崩れれば2着を拾うということも十分に考えられる。充実の5歳馬だけにまだ成長を見込むことも可能だろう。 |
消し | 安定度は高いがその反面決め手がない。準オープンを含め4連続2着というのがそれを物語っている。前走日経賞で4着に負けているのも決め手の問題だろう。距離は確かに3200mだが、京都コースでは上がり34秒前半の決め手勝負となるのは必至である。この馬の決め手で連対するのはかなり厳しいのではないだろうか。 | |
メイショウヨシイエ (牡8・村本58) |
買い | H8金鯱賞2着、H9日経新春杯2着とG2で2度連対している実績を持つ。しかも2回とも万馬券の立役者となっている。この馬に前走の結果など関係ない。何の前触れもなくいきなり好走する馬なのである。この馬の好走する要因が何なのか、私にはまったく分からない。とにかくそういう馬なのである。 |
消し | G2で2度連対しているが、G1に直結するとは思えないどちらかと言えばレベルが高くないレースだったと思える。これ以外は実績らしい実績がないことを考えると、G1でも好走できるほどの実力を持っているとは思えない。決め手勝負も向かない感じがする。さすがにG1で大穴を開けることはできないのではないか。 | |
ファンドリリヴリア (牡9・南井58) |
買い | 前走準オープンとはいえ勝っているのはいい。調子は良いということであり、勢いもありそうだ。六甲S2着や日経新春杯3着などオープンでもけっこう好走した実績を持っている。マイペースで逃げれるだろうから、後ろの馬が牽制しているうちに、ということもあるかも。 |
消し | すでに9歳馬。準オープンでは力の違いを見せたものの、G1となると荷が重いのは否めない。決め手重視の京都コースで3200mを逃げ切るのはあまりに難しい。ここはペースを作るだけで終わる可能性が高いと言わざる得ない。 | |
マイネルワイズワン (牡6・佐藤58) |
買い | UHB杯でクロカミに競り勝ったことがある。休み明けを一度叩かれて調子は上向いているはずである。 |
消し | 重賞実績がまったくないのだからG1では明らかに格不足である。前走オープン特別で9着に負けているようでは勢いも感じない。距離経験も2400mまでではとても信用できない。 |