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G1ジャパンカップの反省

G1ジャパンカップの結果
1 6-11エルコンドルパサー 蛯名 2.25.9---35.0 472kg+2 3人気
2 1-01エアグルーヴ 横山典 2.26.32.1/235.1 472kg-6 2人気
3 5-09スペシャルウイーク 岡部 2.26.41/235.3 470kg-6 1人気
4 4-06チーフベアハート サントス 2.26.7235.0 460kg- 4人気
5 3-05マックスジーン アムス 2.26.7ハナ35.0 504kg- 9人気
単勝600円 枠連1910円
複勝200円 150円 130円 馬連1980円
予想と見解 好材料と不安材料
G1ジャパンカップの感想
  • 未知数ばかりのレースだったので、どんな結果になっても、終わってみれば・・・ということになる。今回は、終わってみればエルコンドルに距離の壁はなかった、ということになるであろう。
  • 勝ったのはエルコンドルパサーであった。心配された距離は問題なかった。唯一の不安だっただけにこの強い勝ち方も納得できる。そうは言っても、去年の年度代表馬とダービー馬を相手に影をも踏ませぬ勝利なのだから、その価値は相当高いものである。去年のタイキシャトルを見ているようだった。こんな馬が毎日王冠で2着に負けているのだから信じられない。改めて失ったものの大きさを痛感した。
  • 2着はエアグルーヴであった。さすがに東京コースでは強い。昨年と同じ結果だが、今年の実績を考えれば上出来の2着であろう。最後の直線でも去年ほどの迫力は感じなかったので、やはりピークは過ぎていると見るべきだと思う。残るは有馬記念ということになると思うが、できれば有終の美を飾ってほしい。まあ、私が買うかどうかは別問題であるけど。
  • 3着はスペシャルウイークだった。ダービーと同条件だったので評価したが、直線でふらふらするなどだらしない走りにがっかりである。菊花賞で負けたのは実力であることを痛感した。ダービーで圧勝している馬がこんなだらしない負け方をするということは、最も納得できる答えは「春から成長していない」ということではないか。あるいは、こういう力のない馬だから武豊は後方からの追い込み一辺倒のレースばかりしていたのかもしれない。つまり、正攻法のレースだと今回のようなふらふらした走りになるというわけである。まあ、どっちにしろ現時点ではそんなに強い馬ではないということは確かだと思う。来年成長すれば化ける可能性はあるが「春から成長していない」というのが答えだった場合はあまり期待できない。来年春の戦いぶりには注意しなければいけないと思う。
  • 4着はチーフベアハートであった。世界の馬は走らせてみないと分からないだけにコメントしようがない。この馬はたまたまこんな結果だったが、同じような実績の馬が来年は爆走するかもしれないので、今回の結果が来年の参考になるとも思えない。これだからジャパンカップは分からないのである。
  • 5着はマックスジーンであった。私はまったくのノーマークだった。日本人馬主がジャパンカップのために購入したから呼ばれただけで、実力で呼ばれたのではないと思っていたからである。しかし、結果はその逆が正解だったことを教えてくれた。つまり、日本人馬主だからこそ本気でジャパンカップを勝ちにきていたのである。呼ばれたからとりあえず来ましたという他の外国馬とは大違いだったわけである。パドックでも仕上がりの良さが目立っていた。ただ、けっきょくは5着に負けており、やっぱり実力不足だったようである。それなりの実績は必要だということなのだろう。
  • ユーセイトップランは6着であった。前走と同じような最後方からの競馬で、前走のような強烈な追い込みを見せた。結果は6着だったが、これがハイペースだったならば、どうなっていたか分からない。今後もこのようなレースに徹すれば、いつかとんでもないことをするかもしれない。
  • シルクジャスティスは8着であった。エアグルーヴを消してまでこの馬に期待したのに、またまた8着とがっかりの結果である。去年よりも着順を落としているのだからどうしたんだろう?やっぱりピークが過ぎているのかなあ。これでは有馬もダメかもしれないなあ。でも忘れた頃にという馬だけに困ってしまう。
  • ステイゴールドは10着であった。堅実だけがとりえの馬なのにこんなに負けるとはビックリである。またこの馬のことが分からなくなった。
  • サイレントハンターは14着であった。そんなに速いペースでなかったことを考えるとやっぱり距離なのだろうな。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G1ジャパンカップの予想
    結論
    馬番連勝複式 2-6-9-11-15(BOX)

      ◎スペシャルウイーク
      ○エルコンドルパサー
      ▲シルクジャスティス
      △チーフベアハート
      △ルソー

    にへい君の見解
  • 世界の強豪が集結するジャパンカップ!とんでもない大物が来日することもあるが、ほとんどが期待を裏切っており、その実績はあまりあてにならないものである。もちろん去年のピルサドスキーのようにその実力を見せつけることもあり、その判断はかなり難しい。それを物語っているように1人気はなんと10年も勝っていないのである。こんなレースを完璧に予想できるわけがない。ほとんど運の世界である。自分の感性を信じるしかないということだ。
  • 今年の外国馬はどうやら史上最低のメンバーらしい。私は世界の競馬を分かっていないので何とも言えないが、そういうコメントがやたらに目につく。新聞とかはあまり信用できないので判断に困るが、実力を分かっている日本馬中心に考えていいならば、その方が楽に決まっている。ただ、日本馬のワンツーは今までない(たぶん)。日本馬だけというのもどうだろうか?どうせ分からないのならば好きな馬から買うというのが一番かもしれないなあ。
  • で、いろいろ考えたが、日本馬でも絶対的に信用できる馬がいないこと、世界馬と日本馬の実力関係が分からないこと、今年の世界馬はレベルが低いということを踏まえて、機械的に日本馬3頭、世界馬2頭のボックスにすることにした。こういう予想はあまり好きではないのだが、こんなレースでは仕方がない。
  • 私の本命◎はスペシャルウイークである。やはりダービー圧勝を評価した。稍重にもかかわらず25秒台で走っているのだから凄いとしかいいようがない。しかも2着に5馬身差である。並のダービー馬であるわけがない。脚質的にも東京コースは合っている。夏を越しての成長を考えれば、良馬場ならば23秒台は出してくれるだろう。初の古馬戦というのが気になるところではあるが、このメンバー構成ならば十分戦えると私は見た。4歳馬は勝てないというジンクスをぜひとも打ち破ってほしいものだ。ただ、中2週のローテーションはちょっと厳しいのも確かである。菊花賞で完全に仕上げている可能性が高いだけに、調子を維持するのは難しいかもしれない。それに菊花賞で2着に負けたことで底を見せてしまった感じも否めない。どこまで信じていいかは分からない。
  • 対抗○はエルコンドルパサーにする。毎日王冠の45秒台はかなり凄い時計である。サイレンススズカの超ハイペースでのものだけに、スタミナが相当ないとこのタイムで踏ん張ることはできない。この毎日王冠の走りを見る限りでは距離は問題ないと思える。ただ未経験であることは事実であり、確証は何もない。キングマンボ産駒という血統の壁がある以上は大きくは信用できない。ほとんどの馬と初顔合わせとなるので実力関係もよく分からない。この馬が突き抜ける可能性も高いとは思うが、未知数が多いのでこの評価にした。
  • 単穴▲はシルクジャスティスにする。エアグルーヴとかなり悩んだが、配当的魅力に負けてこの馬にしてしまった。去年の有馬記念を勝っている馬のだから実力がないわけはない。充実の5歳を迎え、さらに力をつけているはずで、血統的にも早熟タイプとは思えない。一発タイプにありがりな気分屋ということなのだろう。馬が走る気になればあの豪脚を爆発させるはずである。もちろん前走8着のような状態であれば惨敗することになるであろう。
  • 4番手はチーフベアハートにする。外国馬はよく分からないが、この馬だけは外せない。昨年のブリダーズCを勝っている実績、持ちタイム23秒台、追い込み脚質という東京コース適性を考えると外せるわけがない。こういう馬がまったく走らないことはジャパンカップでは当たり前のことなので大きく信用しているわけではないが、消すことはちょっとできそうにない。
  • 5番手はルソーにする。最後の1頭はかなり悩んだ。実力が分かっていて悩んでいるんであればいいのだが、実力が分からないで悩んでいるのだから納得のいく答えが見つかるわけがない。持ちタイム25秒台を持ち、休養たっぷり、前々走G1勝ち、そして人気がないということで、この馬にしてしまった。もちろん自信などあるはずがない。本当に来たらラッキーとしかいいようがない。万馬券の夢をこの馬に託した。
  • 6番手はエアグルーヴにする。去年私は自信の◎を打って的中させたのであるが、去年ほどの勢いをどうしても感じない。宝塚記念で3着に敗れ、エリザベス女王杯でも3着に負けているのだから当然である。前走は展開のアヤであるとは思うが、それでも2着は確保してほしかった。ハナッからこのレースを狙っていただけに上積みは大きいであろうが、去年と同じ走りができるかは疑問である。横山典騎手もまだこの馬のことを把握していない感じもする。人気がないのならば復活に賭けることもできるが、人気になっていることを考えるとリスクが高いように感じる。この馬の実力を考えると正直押さえたいところだが、日本馬3頭までという方針にした以上は思いきって消すことにした。
  • 7番手はフェイスフルサンにする。どういう馬かよく分からない。調教がかなり良かったらしいので、調子がいいということで、この馬を選択することも考えたが、意外と人気になっているのでやめることにした。G1勝ちもない馬だし、そんなに強くはないだろう。
  • 8番手はカイタノにする。去年4着していることを考えれば最も信用できる馬だとも言える。しかし、今年は去年ほどの勢いは感じないし、去年だって4着に負けている馬である。それを考えれば今年連対することは難しいのではないかと私は思ったわけである。
  • 9番手はウンガロにする。実はぎりぎりまで買おうかどうか迷っていた馬である。今年G1を2勝している実績はかなり凄いからである。しかし、火曜日に熱発したということなので、調子に疑問となった。いくら実績があってもこういう馬はとても買えない。
  • 10番手はステイゴールドにする。3連続でG1を連対しているのは評価しなくてはいけないのだが、どうしても強い馬だとは思えない。前走オフサイドトラップに負けているようでは、このレースではとても戦えないというのが私の認識である。これでまた2着したらさすがにこの馬の強さを認めるしかない。
  • 11番手はユーセイトップランにする。前走アルゼンチン共和国杯の勝ち方が凄かった。スローの展開なのに最後方から差しきってしまったのだから凄いとしかいいようがない。まあ、ハンデ戦だったし相手も弱かった。勢いは買えるがさすがにここではレベルが違うだろう。
  • 12番手はサイレントハンターにする。スローの逃げはできないタイプである。この馬が逃げるということは平均以上のペースということである。ノーマークとなればカツラギエースのように逃げ切ってしまうこともあるかもしれない。まあ、オールカマーで失速していることからして距離が長すぎると思われる。単なるペースメーカーで終わってしまうであろう。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
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    G1ジャパンカップ出走馬
    馬名 買い&消し
    チーフズベアハート
    (牡6・サントス57)
    買い H9カナディアン国際優勝、H9ブリダーズCターフ優勝、H10マンハッタンH優勝。なんといっても去年のブリダーズCを制しているのは凄い。追い込みを得意としているようで東京コースはプラスのはずである。持ちタイムも23秒台を持っているので軽い馬場もこなせるだろう。
    消し 追い込み脚質である以上はどうしても展開に左右される。そういう意味では安定度はそんなに高くないようである。スローペースになると持ち味を発揮することなく終わるかもしれない。
    フェイスフルサン
    (騙5・デッド57)
    買い H10エクリプスS2着、H10インターナショナルS2着。特にこれといった特徴はないようだが、国際G1で2着している実績を持っているのだから強いのだろう。
    消し 前走7着前々走4着と勢いは感じない。G1で2着しているものの、大したメンバーではなかったらしい。持ち時計もたいしたことないので軽い馬場もどうだろうか。
    カイタノ
    (牡5・ペリエ57)
    買い H9アラルポカル優勝、H9ジョッキーズ大賞典優勝。昨年のジャパンカップ4着馬である。東京コースで実績があるのは信用できる。昨年はピルサドスキー、エアグルーヴ、バブルガムフェローと相手が強かった。今年はエアグルーヴが去年ほどの強さはないし、この馬は充実の5歳を迎えている。昨年の雪辱を晴らすことは十分に考えられる。
    消し 去年は楽なローテションでしかも前走勝ってジャパンカップにのぞんできた。今年は厳しいローテーションに加え、前走8着に負けている。今年は1勝もしていないように、去年ほどの勢いは感じない。
    マックスジーン
    (牝6・アスム55)
    買い H9フラワーボールH2着、H9メートリアークS2着。いちおうG1で2着しているのでそれなりに評価しないといけない。
    消し 重賞はほとんどが牝馬限定戦なので魅力に欠ける。しかもG1勝ちもない。重賞3連勝もあまり相手は強くなかったらしい。
    ルソー
    (牡7・キネーン57)
    買い H10ゲルゼンキルヘナーポカル優勝、H9エリントン賞優勝。19連対という実績を持つ。世界中で競馬を経験しており輸送は問題ない。毎年G1を勝っているように安定度もまあまあである。とにかくタフな馬で大崩がないように感じる。
    消し 安定度が高いのはいいが、決め手はあまりないようだ。掲示板はあっても連対はないという典型的なタイプのように感じる。約3ヶ月もレースから遠ざかっているのもマイナスであろう。
    ウンガロ
    (牡5・ヘリヤー57)
    買い H10ミラノ大賞典優勝、H10ドイツ賞優勝。今年G1を2勝していることで勢いを感じることはできる。近走はいまいちの結果も4着は外しておらず安定した走りが期待できる。昨年4着のカイタノに2勝しており、ジャパンカップでも4着以上は確保したいところだろう。
    消し 最近の実績からは調子が落ちてきているように感じられる。持ち時計もたいしたことはなく、東京の軽い馬場でどうかという感じもする。
    エアグルーヴ
    (牝6・横山典55)
    買い H9天皇賞秋優勝、H9ジャパンカップ2着、H10大阪杯優勝、H10札幌記念優勝など。昨年の天皇賞秋でバブルガムフェローをねじ伏せ、ジャパンカップではピルサドスキーとアタマ差のレースをしている。間違いなく歴史に残る名馬である。6歳になってG1勝ちはないものの、大阪杯、札幌記念と別定G2で実力の違いを見せつける走りをしており、力が衰えたとは言いがたい。前走エリザベス3着も超スローの展開に泣いたことと、あくまでジャパンカップ狙いだったので100%に仕上げなかったためであろう。東京コースは4戦3勝4連対という完璧な成績を誇る。このうち3つがG1なのだから言うことはない。ピルサドスキー程度の馬が来日していないので去年の雪辱をなんとしてでも果たしたいところだろう。
    消し 去年の実績を考えると、今年の実績はちょっと物足りない。鳴尾記念では負けてしまうし、宝塚記念でも3着。さらに牝馬限定のエリザベス女王杯では連対できないありさまである。理由はなんであれ、去年ほどの強さを感じることはできない。中1秋のローテーションもどちらかと言えばマイナスだろう。今回も武豊が乗れないのもちょっと痛い。牝馬のピークは短いだけに去年のような走りを期待するのは酷かもしれない。
    スペシャルウイーク
    (牡4・岡部55)
    買い H10ダービー優勝、H10菊花賞2着など。とにかく今年のダービー圧勝を高く評価しなければいけない。稍重だったにもかかわらずダービーレコードと遜色ないタイムで走っており、2着以下を1秒近く突き放しているのだからとんでもない馬である。菊花賞ではセイウンスカイに敗れたが、相手が強かっただけである。この馬も上がり34.1という末脚を見せてるし、タイムも3秒台である。レベルの高さは十二分に証明している。ダービーと同じ東京2400mならば、この馬の息の長い末脚が十二分に発揮できる。
    消し 菊花賞で2着に敗れたのは事実である。4歳限定戦で負けた馬が国際古馬G1で好走できるのかという素朴な疑問を感じる。菊花賞を最大の目標にしていたはずで、前走以上というのは考えにくい。中2週のローテーションもあまりいいとは言えない。あのシンボリルドルフですら3着に敗れているのである。
    エルコンドルパサー
    (牡4・蛯名55)
    買い H10マイルC優勝、H10毎日王冠2着。マイルCを圧勝しており4歳馬ではずば抜けた存在である。デビュー戦2戦目とダート1800mで圧勝しており、パワーあふれる馬であり、この走りを見る限りではスタミナは問題ないと思われる。前走毎日王冠ではサイレンススズカに敗れたものの、相手が悪かったとしか言いようがない。それでも45秒台という優秀なタイムをマークしており、その実力が古馬でも通用することは十分に証明した。ゆったりとしたローテーションも好感が持てる。6戦5勝6連対という完璧な成績を持っており、惨敗は考えづらい。
    消し やはり最大の問題は距離だろう。父キングマンボは典型的なマイラーだったようなので、2400mという距離に壁がある可能性はそんなに低くはないと思われる。2400mを走るのであれば、せめて2000mの実績はほしいところだ。未経験というのはやはりマイナスと言わざる得ない。さらに毎日王冠の3着以下の馬はG1どころかG2でも安定していない馬ばかりであった。G1の裏付けにするにはちょっと頼りない感じもする。
    ステイゴールド
    (牡5・熊沢57)
    買い H10天皇賞春2着、H10宝塚記念2着、H10天皇賞秋2着。G1で3連続2着という実績を持つ。G2だと連対できないのに、なぜかG1だと連対してしまう不思議な馬である。レベルが高いレースでこそ真価を発揮する馬なのかもしれない。天皇賞秋で最先着している実績を考えれば、日本馬の大将格ともいえる存在となる。前走よりも距離が延びるのもプラスだろう。
    消し よく分からない馬なのでコメントに苦しむが、ジャパンカップで好走する器だとは思えない。重賞を1勝もしていないように、単なる堅実タイプの馬であり、ジャパンカップではこういう馬は掲示板がいいところではないか。
    シルクジャスティス
    (牡5・藤田57)
    買い H9有馬記念優勝、H9ダービー2着。何と言っても4歳にしてグランプリを制した馬である。はまった時の末脚の爆発力は半端ではない。ダービーの追い込みを見ても分かるとおり、東京コースでこそこの馬の持ち味が最大限に発揮される。前走惨敗も大化けがこの馬の得意技であり、人気がなくなった時ほど恐いタイプである。昨年のジャパンカップでは不利があったにもかかわらず5着まで追い込んできているように、レース実績もまあまあである。
    消し 今年は実は未勝利である。宝塚記念、天皇賞秋と掲示板も確保できなかったようにG1では凡走が続いている。どうも去年ほどの勢いを感じない。有馬記念で燃え尽きてしまったかと思いたくなるくらいである。もともと安定度が高い方ではないし、展開に左右されるタイプである。軸には向かない馬ではある。
    サイレントハンター
    (牡6・吉田57)
    買い H10新潟大賞典優勝、H10札幌記念2着。新潟大賞典でレコード勝ちをして本格化をアピールした。前走天皇賞秋ではサイレンススズカをよけるのに失速したのが痛かった。それで4着に粘っているのだからそれなりに評価できる。ハイペースの逃げを得意としており、ノーマークだとカツラギエースのようなこともあり得る。
    消し 札幌記念でエアグルーブに完敗している。力の違いを見せつけられているだけにここでの巻き返しはあまりに厳しい。オールカマーで失速しているように距離も2000mまでの馬だと思える。直線の長い東京コースで逃げ切るのはあまりに厳しいといえそうだ。
    ユーセイトップラン
    (牡6・河内57)
    買い H10アルゼンチン共和国杯優勝、H10ダイヤモンドS優勝。前走アルゼンチン共和国杯は凄かった。超スローの展開だったのに最後方から差しきってしまったのだから恐れ入る。ステイゴールドに連勝したこともあることを考えると、もともとG1で連対できる実力を持っていたのかもしれない。休み明けだったので叩かれた上積みも見込め、勢いで2連勝ということも十分にあり得る。
    消し 天皇賞春8着、宝塚記念12着とG1では惨敗している。前走の勝ちもしょせんG2ハンデ戦だと考えれば、G1では実力不足だと言えそうだ。3000mで実績のある馬なので距離が短くなるのもマイナスになると思われる。
    ゴーイングスズカ
    (牡6・南井57)
    買い H10目黒記念優勝。宝塚記念でも4着に踏ん張っており、G1でも走れることを証明した。スタミナのある馬なので、直線で叩き合いということになれば持ち味が生きる。
    消し 今秋は京都大賞典、天皇賞秋と6着に負けており、勢いは感じられない。決め手のあるタイプではないので東京コースも疑問である。目黒記念もハンデ53kgで道悪競馬だったわけだし、G1の裏付けにするにはちょっと物足りない。
    トキオエクセレント
    (騙5・柴田善57)
    買い H9青葉賞優勝。東京2400mの重賞を勝っている実績がある。東京コースで好走するケースが多く、距離コースはベストといえる。菊花賞4着の実績からも、G1でも通用する実力は持っているはずで、いつ大化けするか分からない。
    消し 今年はG3で3着が最高であり、とてもG1で戦える実績は残していない。前走も4着に負けており底を見せまくっている。さすがにここでは格不足である。
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