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G1菊花賞の反省

G1菊花賞の結果
1 2-04セイウンスカイ 横山典 3.03.2---35.1 470kg-6 2人気
2 8-17スペシャルウイーク 武豊 3.03.83.1/234.1 476kg-2 1人気
3 7-15エモシオン 松永幹 3.03.9クビ34.7 456kg-4 5人気
4 6-11メジロランバード 吉田 3.03.9アタマ34.4 442kg0 8人気
5 5-09キングヘイロー 福永 3.03.9ハナ34.7 482kg+2 3人気
単勝430円 枠連460円
複勝160円 110円 390円 馬連510円
予想と見解 好材料と不安材料
G1菊花賞の感想
  • 恐れ入りました!の一言です。3000mを平均ペースで逃げ切ってしまうのだから凄いとしかいいようがない。この馬を甘く見すぎていたようである。やはり古馬G1馬を一蹴した実力は本物であった。もうセイウンスカイの強さに脱帽するだけです。
  • 勝ったのはセイウンスカイであった。先ほども述べたとおり完璧なレースだった。まぐれでも何でもない実力である。3000mでこんなレースをできる馬なんてそうはいない。きっと歴史に残る名馬に成長するに違いない。次は有馬記念だと思うが、きっと強い競馬を見せてくれるであろう。
  • 2着はスペシャルウイークであった。セイウンスカイに負けたのは仕方がないにしても、ダービーの勝ち方から言って3着馬にクビ差というのは正直がっかりである。春から意外と成長していないように感じた。それでも2着を確保しているのだからやっぱり強い馬であることに変わりはない。ただ、今後セイウンスカイや古馬G1馬と戦っていかなければいけないのだが、どこまで戦えるか分からなくなった。もう少し様子は見るとは思うが、この馬に対する絶対的な信頼が崩れ落ちたことは確かである。
  • 3着はエモシオンだった。前走のカシオペアSの内容が良かったので、かなりやれると思って、私は○評価にしたのだが、その期待に応えるに十分といえる価値ある3着だった。これで春よりも大きく成長していることが証明された。この時期に成長する馬は古馬になってからも活躍することが多いので、来年以降も楽しみである。G2くらいは勝てるのではないだろうか。
  • 4着はメジロランバードであった。さすがにステイヤーのメジロである。距離3000mで大きく変わってきた。スペシャルウイークと一緒に伸びてきた末脚といい、見所たっぷりだった。今後どこまで頑張れるかは何とも言えないが、2500m以上の重賞ならば、そこそこの走りをしてくれるだろう。
  • 5着はキングヘイローであった。前半けっこう掛かっていたように、やっぱり気性的に距離が合わないようである。それを考えれば、僅差5着は立派である。これからは2000m前後のレースでがんばってほしい。G2くらいならば楽に勝てるだろう。
  • ダイワスペリアーは6着であった。いいレースだったと思うのだが、それでこの結果と言うことは実力不足ということかな。スタミナはありそうなので、長距離G3くらいならチャンスはありそうだ。
  • ボールドエンペラーは7着であった。先行してビックリしたが、こういう展開だとこの馬の良さが出ない。これからも人気がない時に大駆けしそうだ。
  • カネトシガバナーは8着であった。やっぱりG1の器ではなかったということだろう。見せ場なく終わってしまった。
  • ミツルリュウホウは12着であった。レコード決着が厳しかったようだ。スピード勝負は合っていないらしい。
  • シンコウシングラーは15着であった。実績的にも惨敗してもおかしくないので当然と言えば当然であるが、基本的に距離が長すぎたようだ。今後は中距離で頑張ってもらいたい。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G1菊花賞の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸17--4-7-9-10-11-15

      ◎スペシャルウイーク
       ○エモシオン
       ▲セイウンスカイ
       △キングヘイロー
       △ダイワスペリアー
       △シンコウシングラー
       △メジロランバード

    にへい君の見解
  • クラシック最後のレースである。距離が3000mということで、それなりのスタミナが必要不可欠となる。しかし、スタミナだけで勝てるほど菊は甘くはない。絶対的なスピードも当然必要となる。菊を制した馬が古馬になってからも大成することが多く、実力の菊にふさわしい強い馬が勝っている。ここは素直に最も強い馬を選択すべきだで、ひねくれると痛い目にあう。
  • 今回のメンバーを見てみると、やはり3強が中心となりそうだ。もちろんスペシャルウイーク、セイウンスカイ、キングヘイローである。春の実力馬がそのまま秋のステップレースで結果を残しているのだから、仕方がないことである。距離が距離であるだけに、すんなり決まるとも思えないが、3強が全滅するということはないだろう。強い馬が強い競馬をする。そんなレースを期待したい。
  • 私の本命◎はスペシャルウイークである。ダービーで圧勝している実績からして、この馬の実力が一枚抜けていることは明白である。秋の初戦も、キングヘイローに競り勝つという強い勝ち方をしているのだから文句はない。折り合いには心配がないから、距離についても3強の中では最も信用できる。皐月賞、ダービーとこの馬を◎本命にしていることからも、今回もこの馬で勝負する。死角はほとんどないと言え、連を外すことはないと私は信じている。唯一の不安は、先週の事故、昨日の失格と不運が続いている武豊が平常心で騎乗できるかどうかだけである。まあ、本物の勝負師だから大丈夫でしょう。もちろん軸で勝負である。
  • 対抗○はエモシオンにする。前走のカシオペアSの内容に、この馬の大きな成長を感じた。古馬相手に完勝である。なかなかできるものではない。血統的に距離も大丈夫そうなので、思いきってこの評価にしてみた。3強とは秋初対決となるので実力関係がよく分からないが、セイウンスカイ、キングヘイローには逆転も可能だろう。ただ、本当の実力がいまいち把握できていないので、自信があるわけではない。
  • 単穴▲はセイウンスカイにする。古馬重賞の京都大賞典を勝っている。しかも古馬G1馬2頭を抑え込んでのものである。この実績はかなり凄いことであり、常識的に考えれば、この馬が◎本命でなければおかしいことになる。しかし、私はこの馬が3000mでも強い競馬ができるとはどうも思えない。やはり3000mを逃げ切るというのは難しいことであり、京都大賞典のようにうまく行かないと思う。だからと言ってスローペースを好位でレースをすすめると決め手のある馬に直線勝負で敗れる可能性が高くなる。平均ペース以上でひっぱる馬がいない以上、この馬がレースを引っ張るしかないのだが、平均ペースで逃げ切るなんてあまりに厳しい。そういうことでここまで評価を下げたが、古馬G2を勝っている実績を考えるとこれ以上は評価を下げられない。
  • 4番手はキングヘイローにする。神戸新聞杯のだらしない負けで菊ではいらないと思っていたが、京都新聞杯のあの走りを見せられては消すわけにはいかない。ダービー惨敗は距離が原因ではないことがはっきりしたわけで、3000mでも折り合い次第でこなせるはずである。ただ、一生懸命走ろうとする気性からすると3000mという距離はやはり長いと思いたくなる。神戸新聞杯のような走りを見せられると、どうしても信用が置きづらいし、いまいち高い評価ができなくなる。実力があることは確かだし、ほかに強そうな馬もいないので、とりあえずここらへんの評価が妥当だと私は判断した。
  • 5番手はダイワスペリアーにする。セントライト記念でレオリュウホウなんかに負けたのが気になるところだが、去年のダイワオーシュウがそうだったように、リアルシャダイ産駒は休み明けは走らないというのが定説であり、叩かれ2戦目での大化けは十分に期待できる。もともとダービー3着の実績を持つ馬である。スタミナ勝負ものぞむところだろう。安定度も高そうなので、掲示板は外さないのではないだろうか、あとは2着をゲットできるかどうかである。
  • 6番手はシンコウシングラーにする。この馬もセントライト記念で3着に負けていることからすると、ちょっと過大評価の気もするが、セントライトでの追い込みはけっこう将来性を感じた。決め手勝負の京都コースもプラスになりそうで、なんとなく一発がありそうな気がする。負けて当然の実績であるが、私は何となく押さえてみることにした。
  • 7番手はメジロランバードにする。この馬も実績からすると大した馬ではないので、過大評価の気もするが、ステイヤーのメジロの馬ということでどうしても気になってしまう。青葉賞では上がりだけの競馬で2着しているので、決め手勝負も問題はない。血統的にスタミナは問題ないはずなので、京都の3000mは絶好の舞台なのではないだろうか。そう思って押さえてはみるが、どこまで期待できるだろうか。
  • 8番手はミツルリュウホウにする。展開にはまるとかなり凄い追い込みをかましそうで恐い存在である。なんとなくステイヤーという感じもするので、3000mという距離も合っていそう。でも私は前走10着からの巻き返しは難しいと判断した。
  • 9番手はタヤスメドウにする。前走の京都新聞杯ではなかなかの走りだったし、距離が延びるのもプラスになりそうなので、今回もけっこうやりそうだ。でも、私にはG1を走れるスピードはないように感じる。好走しても2着以上はないと思っている。
  • 10番手はボールドエンペラーにする。ダービー2着したように一発の魅力がこの馬にはある。だけど、それは人気がないから魅力なのであり、人気があれば魅力は失せる。キンググローリアス産駒の距離の限界の問題もあるし、京都新聞杯の凡走も気になるところである。そういうことで私は買わないことにした。
  • 11番手はカネトシガバナーにする。神戸新聞杯の完勝は立派であるが、私はなんとなく3000mは走れないと見ている。なんとなくという話なので、自信はないが、私はそういう評価をしている。
  • 12番手はサンプレイスにする。まったく人気がないのが気になるところである。鞍上が熊沢騎手なので一発ありそうで不気味である。だけど、やっぱり馬券にする勇気はない。
  • 13番手はグリーンプレゼンスにする。キャリア2戦でオープンを勝つという非凡な素質を持っている。前走は休み明けでの惨敗であり、巻き返しは必至だろう。だけど連対までは無理だと私は思っている。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
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    G1菊花賞出走馬
    馬名 買い&消し
    スペシャルウイーク
    (牡4・武豊57)
    買い 京都新聞杯優勝、ダービー優勝、弥生賞優勝、きさらぎ賞優勝。何と言っても栄光のダービー馬。5馬身差の圧勝はそうそうできるものではない。しかも稍重では破格の25秒台である。間違いなく実力で勝ち獲った勝利である。皐月賞3着も大外枠発走が不運だっただけであり実力負けではない。弥生賞でもセイウンスカイ以下を完封しているように、同世代では敵はいない。休み明けの京都新聞杯でも粘るキングヘイローをきっちり捕らえ、ダービー馬の底力を見せつけた。叩かれた上積み、距離延長を考えれば、キングヘイローに巻き返されることはないだろう。
    消し 何だかんだ言っても皐月賞で3着に負けている。500万でも負けたことがある。ちょっとしたことで、勝てないことがあるのである。そういう意味では絶対的な存在ではないのかもしれない。やはり後ろから競馬をする以上は、前が開かないこともあるし、大外を通ると大きなロスになるなど、不利を受ける確率がどうしても大きくなる。
    セイウンスカイ
    (牡4・横山典57)
    買い 皐月賞優勝、京都大賞典優勝、ジュニアC優勝、弥生賞2着。皐月賞の先行押し切りのレースといい、京都大賞典の古馬をおちょくった逃げといい、かなり強い勝ち方をしている。特に古馬G1を制してるメジロブライト、シルクジャスティスに勝っているのはかなり凄い。秋の成長をまざまざと見せつけた。中3週のローテーションも有利だし、スペシャルウイークに勝つための準備は整ったと言えそうだ。馬場が意外と悪く追い込みがききにくいだけに、計算された逃げができれば、この馬が主導権を握る分有利となる。
    消し スローペースの決め手勝負だとスペシャルウイークにかなわない。平均ペース以上にするためには自分で逃げるしかないが、3000mを平均ペース以上で逃げるなんてなかなかできるものではない。もともと陣営が3000mという距離に不安を感じていたことを考えるとなおさらである。スペシャルウイークに勝ちにいくと自滅するかもしれない。かと言って2着狙いのレースをするつもりもないだろう。
    キングヘイロー
    (牡4・福永57)
    買い 京都新聞杯2着、皐月賞2着、ラジオたんぱ杯3歳S2着、東京スポーツ杯3歳S優勝。3歳時はクラシックの最有力候補と言われた逸材である。皐月賞ではセイウンスカイを捕まえきれず2着、京都新聞杯でもあと一歩粘りきれずスペシャルウイークに差されて2着など、惜しいレースが続いている。3強の1角を担っているだけに最後の1冠はどうしても譲れない。前走のような粘り強いレースさえできれば活路は見いだせるだろう。
    消し 3強の戦いで唯一勝っていない馬である。ダービーでは惨敗を喫しているし、皐月賞も言い訳できない負け方である。京都新聞杯も最後まで粘れなかったように、勝負付けはだいたい終わったと言えそう。気性的な問題で長い距離も不安だし、安定度も高くはない。一発があるタイプとも思えないだけに、念願のG1制覇は夢に終わりそう。
    タヤスメドウ
    (牡4・土肥57)
    買い 京都新聞杯3着
    京都新聞杯で何とか権利を確保した勝負強さは褒めてあげたい。同じ京都コースで走れるのは好材料だし、距離が伸びるのも良さそうだ。キングヘイローが距離に泣くようだとこの馬が2着に繰り上がることになる。
    消し しょせん1勝馬。500万も勝てないでいる馬がいきなりG1で好走できるであろうか。京都新聞杯もスペシャルウイークとキングヘイローには決定的な差をつけられていただけに巻き返しはかなり厳しそう。
    カネトシガバナー
    (牡4・秋山57)
    買い 神戸新聞杯優勝。この時は完勝と言っていい強い内容だった。古馬オープンでも3着しているように夏を越えて大きく成長している。折り合いはつきそうなので、距離も大丈夫だろう。勢いは非常に感じるだけにチャンスはあるはずだ。
    消し 実績が2000mまでである。古馬オープンもマイルでの好走だったことを考えると、3000mという距離には不安を感じる。キングヘイロー、ボールドエンペラーに勝っているが、相手は休み明けで本調子じゃなかった。本番では万全の状態で臨むだろうから、再度勝てるか分からない。それより何より、スペシャルウイーク、セイウンスカイという厚い壁があることを忘れてはいけない。
    ボールドエンペラー
    (牡4・河内57)
    買い 神戸新聞杯2着、ダービー2着、きさらぎ賞2着、デイリー杯3歳S優勝。強烈な末脚を武器にしており、決まった時の破壊力は半端ではない。ダービーでも大外から一気に2着まで伸びてきた。京都コースも得意そうだし、展開さえはまれば一発ある。
    消し 前走9着に負けたのは問題である。神戸新聞杯2着より着順を落としているのだから勢いはまったく感じない。キンググローリアス産駒だということを考えると、3000mという距離を克服できるかかなり疑問でもある。3000を追い込みで勝つというのもかなり厳しい。
    レオリュウホウ
    (牡4・江田照57)
    買い セントライト記念優勝。前走は時計のかかる馬場を味方につけてうまく逃げ切った。ダービー3着馬を完封したのだから、それなりの評価は必要だろう。粘りはありそうなので、タフなレース展開になればチャンスは出てくるだろう。
    消し G2勝ちも道悪に助けられただけである。相手も大したことなかったし、それほど強い内容ではなかったと思う。今回はマイペースで逃げられるか分からないし、メンバーは大きく強化されている。決め手勝負になれば太刀打ちできない。
    ダイワスペリアー
    (牡4・蛯名57)
    買い セントライト記念2着。ダービー3着が光る。1・2着馬は後方からの競馬だったのに、この馬は先行しての結果である。この馬のスタミナは半端ではないことがよく分かる。3000mという距離はのぞむところだろう。前走は2着に負けたが、リアルシャダイ産駒は休み明けは走らないといのが定説である。一度叩かれて大きく変わることは容易に推測できる。
    消し 前走レオリュウホウに負けているのはどうだろうか。ダービー3着の実績を考えると負けて欲しくないレースである。このレベルで負けるということは、それほど成長していないのかもしれない。ダービーの時はセイウンスカイとキングヘイローが自滅してくれたが、今回もそうなるとは限らない。実力で勝ちきるのは少し厳しいかもしれない。
    シンコウシングラー
    (牡4・四位57)
    買い セントライト記念3着。期待の良血馬がいよいよ本格化の兆しを見せてきた。前走3着もなかなか鋭い末脚だったので、展開次第では上位に食い込むことも十分あり得る。
    消し レベルが低いと思われているセントライト記念で3着というのは物足りない。メンバーが一気に強化されるだけに、どこまで戦えるか疑問である。
    エモシオン
    (牡4・松永幹57)
    買い カシオペアS優勝。古馬オープンで完勝したことで、大きく成長したことをアピールしている。もともと皐月賞4着と実績もあるだけに、最後のクラシックに懸ける思いはそうとうのものである。母はオークス馬アドラーブルという良血馬で、スタミナも問題ない。
    消し 皐月賞、ダービーでだいたい底を見せてしまった。成長したと言っても、3強も同じことであり、この馬が逆転している保証はどこにもない。安定度は高いが決め手はいまいちというタイプにも見えるので、決め手勝負だと苦しむかもしれない。距離もダービーで惨敗していることからすると、意外と2000mまでの馬かもしれない。
    グリーンプレゼンス
    (牡4・的場57)
    買い 若葉S優勝。2戦目でいきなりオープンを勝ってしまうという離れ業をかましており、その素質の高さを証明している。前走は休み明けで惨敗したが、叩かれた上積みは大きく見込めるだけに巻き返しは可能である。
    消し 前走15着惨敗はあまりにひどすぎる。ここから巻き返すなんて常識では考えられない。やはりまだ3戦だけというキャリアで、菊を勝とうなんて甘すぎる。3000mという長丁場を考えると、それなりの実績はやはり必要だろう。
    ミツルリュウホウ
    (牡4・南井57)
    買い 若草S優勝。追い込みが決まった時の末脚はなかなかである。ダービーでも直線だけで5着にきているし、実績もまあまあである。いかにもステイヤーというタイプの馬だけに、距離が延びるのは歓迎の方だろう。展開がはまればおもしろい存在である。
    消し 前走10着は負けすぎである。後方からの競馬だったのに、ほとんど伸びなかった。この内容だと勢いを感じることはできない。巻き返しはかなり厳しいかもしれない。重賞では連対経験もないし、格もいまいちである。
    サンプレイス
    (牡4・熊沢57)
    買い やまももS優勝。オープンを勝っている実績はそれなりに評価しなければいけない。前走7着も休み明けが原因であれば、7着からなら巻き返しは可能だろう。サンデーサイレンス産駒だし、人気がない馬に乗ると恐い熊沢騎手が鞍上である。一発あってもおかしくはない。
    消し 前走7着からの巻き返しはけっこう厳しい。プリンシバルSで5着に負けてダービーに出れなかったことを考えても、G1の器はないのかもしれない。やはり、ここで好走するには重賞での実績がほしいところである。
    シンボリクラウン
    (牡4・田中勝57)
    買い 前走古馬の準オープン戦で2着しているように能力はかなり高い馬である。父シンボリルドルフで母父がミスターシービーという日本人には魅惑の血統である。もちろん距離が合わないわけはないだろう。安定度は高いだけにタフなレースになればチャンスは出てくる。
    消し 重賞実績がないのが寂しい。いくら古馬混合でも準オープンくらいは勝ってもらわないとG1では好走できないのではないか。決め手もあまりなさそうだし、がんばっても3着というタイプかもしれない。
    メジロランバード
    (牡4・吉田57)
    買い 青葉賞2着。ダービーでも6着しているようになかなかの実績を持つ。ステイヤーのメジロだけに距離延長は歓迎だろう。前走4着と勢いもでてきたし、臨戦態勢はまあまあだろう。青葉賞では上がり34.2で走っているので決めて勝負も大丈夫だろう。
    消し セントライト記念で6着、京都新聞杯も4着と、決定的な差をつけられて負けているだけに、巻き返しは厳しそう。まだ1勝しかしていないように、パンチ力に欠ける感じもする。実績からするとG1で連対できるほどの器はあまり感じられない。
    エプソムダンディー
    (牡4・池田57)
    買い 現在2連勝中と勢いはかなりある。前走2600m戦で勝っているので距離も問題ない。
    消し 500万を勝ったばかりでは頼りない。しかもローカル福島での勝利ではなおさらである。常識的にはいきなりG1で通用するとは思えない。
    テイオージャ
    (牡4・藤田57)
    買い 前々走出遅れて直線だけの競馬になったのに2着まできたのは立派である。リアルシャダイ産駒なので3000mは合っていそうだし、一発タイプの感じなので、何かかましそうで不気味である。
    消し 前走セントライト記念11着はあまりにひどすぎる。ただでさえレベルが低かったと思われるレースだったのに2桁着順なのだから話にならない。勢いも感じないし、さすがに巻き返しは厳しそう。
    コマンドスズカ
    (牡4・上村57)
    買い 前走勝っているので勢いはありそう。サイレンススズカの弟であり、先週あんなことがあっただけに、何となく不気味である。
    消し 500万で足踏みしていたことを考えると、あまり大物感は感じない。さすがにG1となると荷が重い。常識的には苦しいということになる。
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