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G3中山金杯の反省

G3中山金杯の結果
1 8-15グルメフロンティア 岡部 2.01.4---35.6 534kg-2 1人気
2 1-02セイリューオー 加藤 2.01.71.3/436.2 490kg+2 3人気
3 8-15マイネルブリッジ 横山典 2.02.0235.7 520kg0 5人気
4 2-04タイキフラッシュ 柴田善 2.02.31.3/436.7 446kg-4 12人気
5 4-08カシマドリーム 的場 2.02.5136.4 504kg+4 10人気
単勝250円 枠連660円
複勝120円 200円 210円 馬連850円
予想と見解 好材料と不安材料
G3中山金杯の感想
  • めずらしく◎-○での的中です。自分でもびっくりしました。が、ボックス10点買いだったので思いっきり赤字である。これでは的中しても素直には喜べない。結果論から言えば、せめて6点で勝負するべきだったということになるが、スタートはゆっくりと行くと決めたのだから、これはこれでよしとしなければならない。今回は的中することが大切だったわけだから、上々のスタートといっていいでしょう。それに、回収うんぬんよりも自分の予想がどんぴしゃり!というのは気持ちのいいものである。この調子で次もがんばりたい。
  • 終わってみれば、G1好走馬が上位にくるという実力重視のレースになった。特に連対した2頭は、重賞勝ちがなかったためにハンデにも恵まれ、余裕すら感じられた。軽ハンデ馬もこのハンデ差ではどうしようもなかったようである。G1好走馬がハンデに恵まれたのであれば、迷わずに買った方がいいということかもしれない。
  • 勝ったのはグルメフロンティアであった。天皇賞5着の実績はさすがに実力が違いすぎたようである。楽勝といえる完璧な内容であった。決め手がなくてG3でも好走で終わってしまう馬もいるが、愛知杯での切れ味からもこの馬には何の問題もなかった。岡部騎手が前回乗った時よりも成長していたとコメントしており、ここ数カ月で大きく変わったようである。ということは、カブトヤマ記念3着を心配することは全くなかったということになる。まあ、そこまではさすがに分かるわけがないから、軸にできなかったのは仕方ないでしょう。次はどこを狙うのか分からないが、末脚がしっかりしており安定度があるので、もう一つくらいG3は獲れそうだ。ただ、G2と言われると今日のレースだけでは判断できない。掲示板を外すことはなさそうだが、連対まではどうだろうか。
  • 2着はセイリューオーであった。皐月賞5着の実力を十分に発揮したといえる。これで4歳春からそれなりに成長していたことが証明されたわけで、まだまだ重賞でがんばれることをアピールした。けど、グルメフロンティアにはちょっと離されすぎた感じがする。今後G1を狙うつもりであれば、今回の負け方は問題である。G2でも厳しそうだと言わざる得ない。この馬もだいたい底を見せてしまったかな、という感じがする。
  • 3着はマイネルブリッジだった。ハンデ58kgはあまりに厳しすぎた。連対した2頭がハンデに恵まれていたことを考えれば、これが精一杯だろう。この馬なりによくがんばっている。重賞を3勝している以上、ハンデは仕方ないわけで、まともな斤量で走りたかったらG2以上で走るしかないのである。G2では苦しいのであれば、やっぱり斤量を背負うしかないわけで、そういう意味では、この馬がもう1勝するのは非常に厳しいことであると言わざる得ない。次も好走で終わりそうな感じはする。
  • 4着はタイキフラッシュであった。これはかなりびっくりした。重賞どころかOP特別ですら好走したことがない馬だけに、まさか掲示板に載るとは思わなかった。新聞では調子の良さが取り上げられていたので、よっぽど体調が良かったのだろうな。ハンデに恵まれたのも大きかったのだろう。だけど、それで4着ということは、これが限界だということである。次も連対はないと思われる。
  • 5着はカシマドリームであった。京都新聞杯2着の実績を考えれば、これくらい走ってもおかしくないし、もっと走っていい馬である。少しづつ良くなっているということなのだろう。次はけっこう期待していいのではないか。人気になるかもしれないけど、消すのはかなり危険だと思われる。
  • ホーゼスネックは6着であった。もろに重賞の壁にぶつかってしまったようである。ハンデ54kgでこの結果では、今後も重賞ではそんなには期待できない。特に決め手がないことを露呈してしまったようである。重賞よりも、まずOP特別を勝つことを考えた方がよさそうだ。
  • ミナモトマリノスは8着であった。本当に人気を裏切る馬である。京都大賞典2着を考えれば、実力はあるはずである。なんで、力を出し切れないのだろうか。田中勝騎手は、まだ本来のデキではなかったとコメントしているが、それだけとも思えない。次も買っていいのか分からない。人気なら見送りたくなる。
  • ヒシナイルは9着であった。さすがに牡馬相手ではこれが限界でしょう。大崩れせずによく走っている方だと思う。距離も長かったようなので、1800mがベストかもしれない。とにかく、牝馬限定戦でしか買えない馬である。
  • スノーエンデバーは11着であった。1角でぶつかって馬が怒ってしまったようであるが、それよりも根本的な実力に私は疑問を持っている。そんなに強い馬にはどうしても見えない。人気になりすぎだと思う。
  • サクラスピードオーは12着であった。うまく逃げていると思ったが、最後はバテバテ!やっぱり距離なのかな?
  • シャコーテスコは14着であった。これは調子が落ちているのだろう。休ませた方がいいと思う。こんなに大きく負ける馬ではないはずだ。
  • まあ、こんなところでしょう。
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    参考
    G3中山金杯の予想
    結論
    馬番連勝複式 2-6-12-14-15(BOX)
    1. グルメフロンティア
    2. セイリューオー
    3. ミナモトマリノス
    4. ホーセズネック
    5. シャコーテスコ
    にへい君の見解
  • 有馬記念の余韻がまだ残っている中、新しい年のスタートが切られようとしている。もちろん1年のスタートは新春恒例の金杯である。今年こそ!と意気込んでこのレースを迎えるわけだが、有馬記念を引きずっているせいもあって、あまりのメンバーの弱さに毎年ながらがっかりするものである。概して、やっと重賞で好走できるようになったくらいの馬とG1では相手にすらしてもらえなかった馬との戦いになる。たとえG1で好走した馬がいたとしても、調子が下降していることもあり、全幅の信頼をおくのは難しい状況となる。それでいて、ハンデ戦なのだから、なおさら難しい。特に際だった傾向もないので、何を信じていいかも分からない。無理に当てようとせずに、自分のスタイルを崩さないことを心がけるべきではないか。
  • 今回のメンバーを見てみると、例年になくレベルが低いように思われる。前走オープン特別以上で勝っている馬が1頭もいないのだから、レベルの低さが認識できるだろう。前述したとおり、有馬記念を引きずっているせいもあるとは思う。でも、例年はもう少しおもしろいレースになりそうだと思えたような気がする。大きな成長が期待できる活きのいい5歳馬が不在であることがその原因かもしれない。これでは、どの馬が勝っても次走以降も期待できるとは言えそうにない。まあ、とにもかくにも混戦模様であることに変わりはない。好スタートを切るためにも何とか的中したいものである。
  • 私の本命◎は無難にグルメフロンティアである。天皇賞秋5着の実績はここでは抜けた存在である。前走も猛然と追い込んでの2着であり、勢いは止まっていない。ハンデも56kgとそれほど背負っておらず、重賞初制覇の最大のチャンスといえる。鞍上が岡部に替わるのも勝負気配を感じる。馬場も特に気にしないので大崩はないと思われる。ただ、カブトヤマ記念で3着に負けるなど、レベルの低いところであっさりと負けており、全幅の信頼はおきにくい。意外と勝負弱い馬なのかもしれない。こういう馬は人気になると3着だったりするものである。ちょっと軸にはできない。
  • 対抗○はセイリューオーにする。皐月賞5着の実績を素直に信用した。皐月賞と同じ舞台であれば好走できない方がおかしいとも思える。前走休み明けで5着と上々のスタートを切っており、叩かれた上積みと距離延長で巻き返しを狙っているはずである。ただ、古馬と戦ったのは前走だけであり、実力をはかる上ではデータ不足といえる。いくら4歳春に好走してもそれなりの成長がなければ、古馬G3ではとても戦えない。それをはっきりと証明していないのだから、半信半疑となってしまう。惨敗してもおかしくないということである。
  • 単穴▲はミナモトマリノスにする。マーベラスサンデーを相手に僅差の勝負をして、ロイヤルタッチを完封したこともある馬をこれより低く評価することはできない。しっかりと伸びる末脚は、このメンバーでは1枚も2枚も上である。実力さえ出し切れば圧勝しても何の不思議もない馬である。ただ、実力を出し切れるかどうかは疑問である。かなりムラのあるタイプだと思われるので、ちょっとしたことで走る気を無くしそうだ。つまりは安定度が期待できないということである。前走9着も負けすぎだと思えるし、全幅の信頼はとてもおけない。
  • 4番手△はホーゼズネックにする。900万1600万と2連勝して前走OP特別2着と急成長著しい上がり馬である。勢いなら間違いなくこの馬であろう。前走2着も、ハイペースを先行して最後まで粘りきったという内容であり、2着を確保しただけでも高く評価しなければいけないと思う。上がり34秒台を何度も出しているように、切れ味がないわけでもないようなので、決め手勝負の展開でも戦えそうだ。ただ、重賞初挑戦はやっぱりマイナスである。理由は何であれ、前走大きく負けているのは事実であり、勢いが止まってしまった感じも否めない。重賞の壁にぶちあたって終わっても何の不思議もないし、そうなる方が自然かもしれない。
  • 5番手△はシャコーテスコにする。セントライト記念で菊花賞2着のダイワオーシュウを敗っているを評価した。前走惨敗も基本的には堅実な走りを信条とする馬であり、得意の中山コースならこの馬の持ち味が十分に発揮できると思う。安定度の高い馬が少ないので、堅実なこの馬が抜け出してしまうこともありそうだ。ただ、この馬は決め手がないのが最大の欠点といえ、決め手勝負となると分が悪い。前走惨敗していることから調子が落ちているとも考えられ、同じように惨敗するかもしれない。
  • 私の馬券はここまでとする。つまりは5頭ボックスという超弱気な買い方である。でも新春レースであり、どうしても的中重視でいきたい。たとえ赤字になろうと構わない。回収0よりはずっといい。もちろん、これで必ず的中するという自信はないが、G3のハンデ戦の1人気から流すよりは、ずっと安心できる。1年を占う意味でも大きく勝負するべきと考える人もいるとは思うが、私は1年のスタートはゆっくりと行きたい。そして、今年の流れをつかんでから勝負していきたい。
  • 6番手はマイネルブリッジである。有馬記念3着の実績からもここでは1枚も2枚も格上である。七夕賞をトップハンデ58kgで完勝したように斤量負けするタイプではないので、順当に勝ってしまうことは十分に考えられる。しかし、去年ほどの勢いを私は感じることはできない。現に福島記念3着、有馬記念11着と去年より成績が落ちている。七夕賞優勝も相手に恵まれすぎた感じが強い。G1好走馬や重賞実績馬が相手となる今回のレースで、トップハンデの斤量58kgはあまりに厳しすぎる。私は連対までは無理だと判断した。
  • 7番手はカシマドリームにする。G2京都新聞杯で2着した馬である。実績だけならば上位ランクである。しかし、この馬は道悪や時計のかかる馬場での好走がまったくない。非力なタイプでパワー重視の馬場が苦手だと思われる。今の中山コースはパワー重視だと思われるので、今回も期待できないと私は判断する。でも、この馬の切れ味は半端ではない。ここを勝ちきっても何の不思議もない馬である。恐い1頭であることに変わりはない。
  • 8番手はスノーエンデバーにする。アルゼンチン共和国杯で2着と好走している実績を考えれば、G3のこのレースで好走しても何の不思議もない。しかも、ハンデ52kgはけっこう恵まれたといえる。しかし、私にはまったく魅力を感じない。アルゼンチン2着もハンデ50kgと2500mという長距離が良かったのだと思う。ハンデ52kgでの2000m戦では、スピード不足を露呈すると思われる。もともと900万すら勝ちきれなかった馬である。重賞を勝てるほどの実力は身につけていないと思う。
  • 9番手はサクラスピードオーにする。ダービー5着の実績があるのだから距離は大丈夫だろうという見方もできるが、古馬になってからの実績からは短距離馬と見るべきだろう。それに前3走の走りはあまりにひどすぎる。まだまだ復調していないようにも感じる。今回は見送るのが賢明だろう。
  • 10番手はヒシナイルにする。ターコイズS2着の実績から、中距離のハンデ戦なら十分に戦えるような気もする。でも、さらに相手が強くなっているのに斤量が1kg増えているのでは、2着確保も難しいだろう。ヒシアマゾンの妹も底を見せてしまったと言っていい。
  • とりあえずは、こんなもんでしょう。
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    G3中山金杯出走馬
    馬名 買い&消し
    マイネルブリッジ
    (牡7・横山典58)
    買い H9七夕賞優勝、H7福島記念優勝、H7NHK杯優勝、H8有馬記念3着。何と言っても、一昨年の有馬記念で3着して、昨秋の天皇賞秋では7着している。実績はNO1といえるだろう。重賞3勝すべてが2000mなので距離もベストである。パワーのあるタイプなので、中山馬場も合っている。七夕賞では58kgを背負って完勝しているだけに斤量負けする馬でもない。ここでは負けられないというのが本音だろう。
    消し 前々走の福島記念で3着に負けているのはどうだろうか。斤量が重かったとはいえ、メンバー的には2着は確保してもらいたいところだ。前走の有馬記念も11着は負けすぎの感じもするので、調子が落ちているようにも感じる。七夕賞はメンバーに恵まれたのも否めないだけに、やはりトップハンデの58kgはきついと思われる。ローカル福島で好走できても、中央場所でも好走できるという保証にはならない。有馬記念から中1週というローテーションも疑問である。
    スガノオージ
    (牡8・安田富56)
    買い H7毎日王冠優勝、H8カブトヤマ記念優勝。重賞を2勝しているし、そのうちの1つはG1級ととうえる毎日王冠である。このメンバーでは格上の存在ということになる。道悪を得意としており、パワー重視の中山馬場は大歓迎だろう。斤量も56kgなら恵まれた方だといえる。時計がかかるようだと台頭してくるだろう。
    消し H8毎日王冠、H9道新杯で休み明けが影響したのか10着に惨敗している。その次のレースでは掲示板を確保しているだけに、休み明けは走れないタイプだと判断していい。3カ月以上の休み明けはマイナス明らかにマイナスだろう。H9年度はいいところがまったくなかったように、年齢による衰えも隠せない。もう昔のような走りはできないかもしれない。
    セイリューオー
    (牡5・加藤55)
    買い H8札幌3歳S優勝、H9共同通信杯2着、H9皐月賞5着。派手な実績はないものの、4歳クラシック戦線で、それなりの活躍を見せた馬である。前走5着も休み明けを考えれば上出来だろう。距離もマイルは短すぎたと思う。一度叩かれた上積みに距離延長と上昇する材料は揃った。僅差の5着にがんばった皐月賞と同コースで巻き返しをはかる。
    消し クラシックで好走した馬が、その後凡走を続けることは別にめずらしいことではない。最低でも連対を果たしているくらいでないと全幅の信頼はおきにくい。こういう好走が多い馬は、得てしてG2G3でも同じように好走で終わってしまうものである。中1週のローテーションもどうであろうか。
    シャコーテスコ
    (牡5・蛯沢54)
    買い H9セントライト記念優勝。G2勝ちがあるのは高く評価しなければいけない。しかも菊花賞2着のダイワオーシュウを敗ってのものである。切れはあまりないだけに、パワー重視の中山コースが合っていると思える。距離も2000m前後がベストだと思われる。前走惨敗も基本的には堅実な馬であり、あまり大崩れはないタイプである。
    消し 前走16着は理解に苦しむ。左回りがダメだったようであるが、いくら何でも負けすぎである。セントライト記念勝ちがあるものの、どうしても強さが伝わってこない。善戦マンのイメージがあまりに強すぎる。有力馬を力でねじ伏せることができるかどうか疑問である。セントライト記念のタイムも平凡というより遅すぎる。
    グルメフロンティア
    (牡7・岡部56)
    買い H9愛知杯2着、H9ながつきS優勝、H9天皇賞秋5着。何と言っても天皇賞秋5着の実績が光る。このメンバーでは実績上位と言っていい。ダートOP特別でも勝っているくらいだから、パワー重視の中山コースは合っていると思える。前走2着も直線でもたついたのが痛かった。勢いを感じるだけに、重賞ゲットの最大のチャンスだろう。ハンデも56kgなら恵まれた方だろう。
    消し G1で5着はあるものの、G3で勝ちきれないでいるのがどうも気になる、G1だろうとG3だろうと好走だけで終わってしまう馬もけっこういる。勝ちきれないでいる馬はどうも信用しきれない。しかもローカル重賞で勝ちきれないでいるのだから、中央重賞で勝てるかはかなり疑問となる。ハンデ戦だけに軽ハンデ馬に足をすくわれることもあり得るし、G2実績馬に力の違いを見せつけられることもあり得る。
    カシマドリーム
    (牡6・的場55)
    買い H8京都新聞杯2着、H8青葉賞2着、H8ラジオたんぱ賞2着。重賞で3度連対している。特にレベルの高い京都新聞杯で2着したのは高く評価しなければいけない。とにかく切れ味が鋭い馬であり、決め手勝負ならチャンスは大きくなる。距離もほぼベストだと思われる。
    消し 古馬になってからは精彩を欠いている。この馬らしさがまったく見られなかった。前走も休み明けとはいえ、10着は負けすぎである。時計の速いスピード勝負では好結果を残しているのに対し、道悪など時計がかかるようだと凡走するようなので、もしかしたら、非力なタイプであるために軽い馬場でないと好走できないのかもしれない。そうであれば、今のパワーの必要な中山では力を発揮できないことになる。
    ミナモトマリノス
    (牡6・田中勝56)
    買い H8京都大賞典2着、H8若葉S優勝。4歳時に古馬G2で連対している実績は高く評価しなければいけない。マーベラスサンデーと僅差の勝負をして、ダンスパートナーに勝っているのだから当然である。皐月賞4着という実績もあるのだからG3では負けられないというのが本音だろう。前走7着も休み明けでは仕方ない。叩かれた上積みで今回が勝負のレースとなる。不良馬場の若葉Sでロイヤルタッチを完封しているので、時計のかかる馬場も大歓迎となる。
    消し どうも分からない馬である。人気がないと好走するが、人気になると凡走する典型的な馬であり、本当に困った馬である。G2で連対した実績はあるのだが、フロックなのか実力なのかも判断しづらい。不安定な実績を考えれば、斤量56kgは背負わされた方だと思う。
    サクラスピードオー
    (牡6・蛯名正56)
    買い H9ニューイヤーS優勝、H8京成杯優勝、H8共同通信杯優勝。4歳時とはいえ重賞を2勝している実績はそれなりに評価しなければいけない。ダービー5着、H8マイルCS4着の実績があるくらいなのでG3では圧勝してもおかしくない資質の持ち主である。また、ダービーで5着しているのだから、距離も問題ないといえる。
    消し 前3走の実績は12着、11着、13着とあまりにひどすぎる。全盛期の勢いはまったく感じられない。古馬と戦うようになってからは、ニューイヤーSを勝っただけで、重賞では凡走を繰り返しており、だいたい底を見せてしまった感じも否めない。マイルで最も好走しているので2000mはやっぱり長いと判断するべきであろう。
    カミノマジック
    (牡8・菊沢徳55)
    買い H7東京スポーツ杯優勝、H8エメラルドS優勝。エメラルドSはレコードで勝っておりスピードのあるところを見せている。重賞連対はないものの、重賞3着は5回あり、重賞でも戦える実力は持っている。朝日杯CC3着や天皇賞秋8着と2000mでも力を見せており、距離は守備範囲だろう。休み明けを一度叩かれた上積みで、大化けすることも十分に考えられる。
    消し H9になってからは掲示板すら載っていない。年齢的な衰えを感じずにはいられない。重賞では3着が最高の馬が、この歳で自己ベストである重賞連対を達成するとは思えない。経距離も2500m前後が合っていると思われ、少し短いと思われる。
    ホーセズネック
    (牡5・後藤54)
    買い 900万、準OPを連勝してのぞんだディセンバーSで2着とがんばり、オープンでも十分に通用することを証明した。先行してばてないタイプだと思われるが、上がり34秒台を何度もマークしているように切れ味もそれなりに持っている。前走2着もハイペースで先行してのものなので高い評価をしていいだろう。
    消し 前走OP特別で負けたことを認識しなければいけない。さらにレベルが高くなる重賞でさらに着順を上げることが果たしてできるだろうか。しかも、前走は4馬身も離されての負けである。現時点では格不足であると言わざる得ない。
    ヒシナイル
    (牝5・小野51)
    買い H8フェアリーS優勝。この時の勝ち方はなかなかの素質馬だと思わせた。その後、凡走が続いたが、ターコイズS2着でようやく復活してきた。ヒシアマゾンの妹であることを忘れてはいけない。
    消し 4歳になってからの走りはあまりにいただけない。完全に底を見せてしまっている。ターコイズS2着も牝馬限定のOP特別での話であり、しかも軽ハンデに恵まれたものでは、とても評価はできない。
    インタークレバー
    (牡8・吉田53)
    買い H7七夕賞2着、H7関屋記念2着。いちおう重賞で2度連対しているわけだから、まったく戦えないわけでもないだろう。去年の七夕賞でも3着とがんばっており、まだまだ老いてないことをアピールしている。ハンデも53kgは恵まれた。
    消し 典型的な福島巧者であり、福島でしか好走しない馬である。中山の重賞ではあまりに厳しすぎると思われる。年齢的に上積みはない以上、高い評価はとてもできない。
    タイキフラッシュ
    (騙8・柴田善53)
    買い 4月にトップハンデで準OPを勝っている。トップハンデで勝つというのは、よっぽど実力差があったということである。OPレベルの実力があることは容易に推測できる。前走休み明けで7着なら上出来だろう。叩かれた上積みで急上昇もあり得る。斤量53kgは前走より3kgも軽い。
    消し オープン入りしてからは掲示板すら載っていない。完全にOPの壁に苦しんでいる。8歳という年齢を考えても大きく成長しているとは考えにくい。実力不足と判断するのが妥当だろう。
    スノーエンデバー
    (牡5・中舘52)
    買い H9アルゼンチン共和国杯2着。最近の重賞しかもG2で連対しているのはいいことだ。勢いはかなり感じる。いちおうジャパンカップにも出場しているのだから、G3くらいなら簡単に勝ってもおかしくはない。それでいてハンデが52kgならけっこう恵まれた
    消し アルゼンチン共和国杯で2着も50kgというハンデに恵まれすぎた。切れのないタイプだと思われるだけに2500mという距離も良かったのだろう。スピードも要求される2000mではスピード不足となりそうだ。900万でもなかなか勝てなかった馬である。重賞を勝ちきるまでの実力は身につけていないように思われる。
    パーソナリティワン
    (牡5・徳吉53)
    買い 新潟3S優勝。NZT4歳S3着、マイルC6着など、レベルが高いレースで好走した実績を持っている。
    消し マイル以下でしか実績がない。距離が長すぎると判断するのは当然のことだと思われる。それでいて、前走マイルで凡走しているのだからどうしようもない。
    ティーエムビガー
    (牡7・蛯名利52)
    買い これは困った。好材料を見いだすことができない。軽ハンデでどこまで戦えるか。
    消し 前走準OPで惨敗している実力では話にならない。オープン実績もまったくないようなので、ここではあまりに厳しすぎる。
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