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G3共同通信杯4歳Sの反省

G3共同通信杯4歳Sの結果
1 8-08エルコンドルパサー 的場 1.36.9---35.6 478kg0 1人気
2 3-03ハイパーナカヤマ 岡部 1.37.2236.0 540kg-8 2人気
3 4-04ミツルリュウホウ 横山典 1.38.2636.2 416kg-6 5人気
4 8-09インテリパワー 蛯名正 1.38.41.1/237.3 504kg-8 6人気
5 7-07トウカンビリーフ 池田 1.38.6137.1 486kg-2 9人気
単勝120円 枠連190円
複勝100円 110円 220円 馬連200円
予想と見解 好材料と不安材料
G3共同通信杯4歳Sの感想
  • 降雪のためダート変更となっては私の予想は何の意味もない。意味のない予想に対して反省してもこれも意味がない。とりあえず、感想だけは述べるが、今後の参考になるわけもない。なぜなら、ここに出走してきた馬は芝のレースだからこそ出走してきた芝馬なのであり、ダート馬ではないのである。ここで好走した馬だって、ダートで芝馬相手に好走しても次につながるわけがないし、ここで凡走した馬はダートで負けても底を見せたことにならないのである。芝でどれだけ走れるのか、重賞でも通用するのか、いろいろな思惑があったはずなのに、全てが無に終わったレースであった。自然が相手とはいえ、こんなレースは本当につまらない。今回は的中も大赤字となってしまったが、こんな状況だったので少しでも回収できたことで満足しないといけないだろう。
  • 勝ったのはエルコンドルパサーであった。さすがにダートでは負けるはずがなかった。過去のダート実績から言って、芝馬相手ならスタートする前に決まっていたようなものだ。ハイパーナカヤマだけがどうかと思ったが、持ちタイムからしてまったく相手にしなかった。今回は完勝と言っていい。ただ、今回は芝でどれだけ走れるかを試したかったはずである。その答えが出なかったのは陣営としては大きな誤算だっただろう。本当に芝で走れるのかは次まで待たなければいけなくなった。芝でも走れるなら、大した問題にはならないと思うが、芝では全くダメだとしたら、路線的に一つ寄り道をすることになる。今回のダート変更はうれしい誤算では片付けられないと思う。
  • 2着はハイパーナカヤマであった。この馬もダート変更で今までと同じ力を発揮できたといえる。正直、エルコンドルに比べればタイムが平凡だったので、果たして重賞で前2走と同じ走りができるかどうか若干の不安があった。結果的にはエルコンドル以外には圧勝して、力の違いを見せつけてしまったので、さすがにダートではかなり強いということは証明した。ただ、エルコンドルと同じように芝馬相手に勝ってもまったく評価できないし、芝適性も分からずじまいである。賞金を加算できたことはいいことだが、それ以外は何のメリットもないレースだったと思う。
  • 3着はミツルリュウホウだった。ダートでは、これだけ負けても仕方ない。シンザン記念と同じようにラスト伸びてきたが、前とは次元が違いすぎた。一度良馬場でこの馬の末脚を見てみたい。
  • 4着はインテリパワーであった。この馬もダート変更を歓迎した馬だろう。全日本3歳S2着の実力は十分に出せた。次はどこを狙うか分からないが、やっぱりダート路線の方がいいような気がする。
  • 5着はトウカンビリーフであった。今回のレースで5着というのは判断に苦しむ。重賞で5着というのはそれなりに評価していいとも言えるが、芝馬相手にダートで好走しても仕方ない。結局は何も分からないということである。
  • ドクトリンは6着であった。今まで芝を走っていたことを考えれば、ダートじゃこんなもんだろう。まあ、根本的な実力の問題かもしれないが。
  • フジラッキーボーイは7着であった。レースの流れにも乗れなかったことからすると、芝ダートというより実力不足という感じがする。
  • ショウナンワールドは8着であった。ダートが全くダメだったらしい。仕方ないとしかいいようがない。
  • ユノプリンスは9着であった。横山典騎手のコメントからすると、まだまだ実力不足ということらしい。オープンではまだ通用しないのかもしれない。
  • とりあえず、こんなもんでしょう。
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    参考
    G3共同通信杯4歳Sの予想
    結論
    馬番連勝複式 軸8--1-2-3-4-6
    • エルコンドルパサー
      1. ミツルリュウホウ
      2. ショウナンワールド
      3. ハイパーナカヤマ
      4. ドクトリン
      5. ユノプリンス
    にへい君の見解
  • このレースは実はダービーに向けて非常に重要なレースなのである。ダービーを真剣に狙う場合、ダービーを走る前に東京コースを1度は経験させておきたいと考えるのは当たり前の話である。ところが皐月賞後に一度叩くのはローテーション的にかなりきつくなる。となれば、皐月賞前に東京コースを経験させるしかなくなるのである。特に関西の馬は東京を走る機会が少ないだけに、このレースから始動したくなるものである。ナリタブライアン、ビワハヤヒデ、そしてメジロブライトはダービーのために敢えて出走してきている。そういう意味では、このレースは意外と軽視できないレースなのである。
  • 今回のメンバーを見てみると、なんとも情けないメンバー構成である。重賞ウイナーどころかOP特別ウイナーすらいないではないか。500万を勝ち上がった馬か重賞やOP特別で連対できないでいる馬ばかりではないか。いくら何でもレベルが低すぎる。重賞というより900万下のレースである。しかも、外国産馬が中心になりそうなメンバー構成である。これではダービーどころではない。何とも面白味に欠けるレースになりそうだ。それに予想するうえでの信用できるデータがほとんどない。これでは、どういう予想をしていいか分からない、何となくで予想するしかなさそうだ。
  • 私の本命◎はエルコンドルパサーである。2戦2勝だが、オープンの経験はない。実績を重視する私としては、こういう馬を本命にすることはほとんどない。にもかかわらず、この馬を本命にしたのは、あまりのメンバーの弱さにある。先ほども言ったとおり、このレースは重賞ではなく900万下のレースとして予想するべきである。そう考えれば答えは簡単である。500万クラスで9馬身圧勝していれば、900万は簡単にクリアできると考えるのが自然である。父キングマンボに母父サドーラーズウェルズという世界の良血の組合せで、大物感も非常に感じる。ここはあまりひねくれずに素直に評価していいのではないか。私はこの馬で大丈夫だと思う。ただ、初めての芝というのが一番心配である。軽い馬場との相性は未知数である。意外とまったく走らないということも十分に考えられる。今まで見せたことのない弱点をさらけ出すかもしれないので、絶対的な信用は置きづらい。しょせん重賞初挑戦であることを忘れてはいけない。
  • ここで考えなくてはいけないのは、エルコンドルパサーから流すか、思いきってボックスで勝負するか、である。エルコンドルに人気が集中するのは目に見えているので、ボックスであれば高配当をゲットできるチャンスがふくらむだろう。しかも未知数が多い1人気は堅軸とは言い難い。こういう時こそボックス勝負といきたいところである。ところが、対抗馬を3頭選ぼうと思ってもどんぐりの背比べ状態でどの馬もまったく信用できない。5頭ボックスでは配当的にちょっと広げすぎである。これは真剣に困った。ボックスで買った場合、一番恐いのは消した馬とエルコンドルで決まってしまうことである。高配当にはリスクがつきものであるのは当たり前のことであるが、ちょっと危険すぎるように感じる。そうであれば、エルコンドルの連対の方がずっと信用できる。ここは配当が期待できなくても、未知数が多くても、エルコンドルからの流しが一番安心できる。私は無難に流しで勝負することにした。
  • 対抗○はミツルリュウホウにする。前走シンザン記念で3着した実績は、このメンバーを考えれば、高い評価をしなければいけない。アグネスワールドに僅差まで詰め寄った末脚は東京コースでは脅威の存在になる。決め手勝負の展開になればこの馬の末脚が生きるはずである。ただ、前走3着と言っても、自滅したアグネスワールドすら交わせなかったわけだし、超不良馬場でのものである。東京の軽い馬場で好走できるかどうかは未知数としか言いようがない。前走だけではあまりに頼りない。
  • 単穴▲はショウナンワールドにする。前走500万だったとはいえ、東京芝1800mで完勝しているのは大きなプラスである。自分の競馬さえできれば大崩れはなさそうだ。位置取りさえ間違わなければ、かなりの好走が期待できる。ただ、切れ味はあまりないようである。東京コースはハイペースになると、決め手のある馬が圧倒的に有利になるだけに、ラスト100mくらいで一気に差し切られることもありそうだ。なんとなく3着か4着に終わりそうな気がしてしまうのである。
  • 4番手はドクトリンにする。シンザン記念でなぜか2人気に推された馬である。シンザン記念ではさすがに惨敗したが、メンバーがけっこう強かったのも事実である。これだけレベルが低いメンバー構成なら、この馬でも十分にチャンスはあると思える。前走は競馬をしていないだけに、かえって巻き返しが期待できるともいえる。叩き合いになると強いらしいので、展開によってはチャンスはあるだろう。ただ、前走のようにやっぱり競馬をしないで終わる可能性もあるわけだから、あまり期待はしない方がいいと思う。やっぱり実力のない馬だということもあり得るのである。
  • 5番手はハイパーナカヤマにする。この馬も2戦2勝と底を見せていない馬である。エルコンドルパサーを評価するなら、この馬も評価しなくてはいけない。エルコンドルパサーほどの存在感はないものの、この馬だって2戦とも楽勝しており、まだまだ底は深そうだ。侮ってはいけない馬である。ただ、あまりに楽な競馬をしているのが不安である。重賞での厳しい流れで自分の競馬ができるかどうか。芝も未知数で分からない。信用はあまりできない馬でもある。
  • 6番手はユノプリンスにする。いちおう野路菊Sで2着しているわけだから、それなりに評価しないといけないだろう。何となく底を見せてしまった感じもするが、このメンバー構成なら2着はあってもおかしくはないと思う。距離が長い気もするが、押さえておきたい1頭である。私の馬券はここまでである。
  • 7番手はフジラッキーボーイにする。東京スポーツ杯、ジュニアCで掲示板にも載れないようでは、完全に底を見せてしまったと言える。2勝ともダートであることを考えると、芝の重賞ではとても買えない馬である。ここは2着もないとみた。
  • 8番手はインテリパワーにする。地方からの転厩馬で、中央初出走である。もちろん芝も初めてである。全日本3歳優駿で2着しているのだが、アグネスワールドに大きく離されていることを考えると、あまり魅力はない。地方で7戦3勝ではあまり大器という感じもしないし、ここでは好走も難しいとみた。
  • 9番手はトウカンビリーフにする。500万で3着4着の馬がいきなり重賞を勝てるとはとても思えない。前走エルコンドルパサーに1.9秒差離されているわけだから、芝に替わったからといって逆転できるとはとても思えない。いくらなんでも無理だろう。
  • まあこんなもんでしょう。
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    G3共同通信杯4歳S出走馬
    馬名 買い&消し
    エルコンドルパサー
    (牡4・的場55)
    買い 2戦2勝。いずれも圧勝しており、大器の片鱗を見せている。とにかく勝ち方が凄い。前走馬体重+16kgと重め残りでこの走りである。一叩きされた今回はさらに体調アップが期待できる。キングマンボ産駒という良血外国産馬で、かなりの大物であると思われる。重賞初挑戦、芝初挑戦も、重賞ウイナーがいないこのメンバー構成なら、難なくクリアしそうだ。伝説がまた一つ生まれるかもしれない。
    消し なんだかんだ言っても500万を勝っただけである。前走500万勝ちも特別戦ではなかった。相手が弱すぎただけかもしれない。厳しい流れになると、今まで見せたことのない弱点をさらけ出すかもしれない。ダートしか経験していないので、初芝も未知数である。意外とまったく走らなかったりして。
    ショウナンワールド
    (牡4・吉田55)
    買い 前走500万クラスとはいえ、東京1800mで勝っており調子は良さそうだ。勢いは非常に感じる。もちろん距離コースは問題ない。同条件で好走しているし、先行してしっかりと伸びるタイプなので、安定度は一番期待できる。中1週のローテも勢いのあるうちに走れていいのではないか。
    消し 500万を買っただけでは評価に困る。オープンで力を証明していないのだから、未知数である。先行して粘りきるというレースをしていたので、切れ味はないようだ。新馬戦、500万と足踏みしていることからすると、あんまり大物感は感じない。
    ハイパーナカヤマ
    (牡4・岡部55)
    買い 2戦2勝と無敗である。2戦とも楽勝しており、まだまだ底を見せていない。芝でさらに良くなることも十分に考えられる。先行してそのまま押し切るレース振りからも安定度は期待できそう。距離も問題ない。鞍上岡部が引き続き乗ってくれるのは好材料である。
    消し しょせん500万を勝っただけである。メンバーもけっこう弱かったようなので、高い評価をしていいか悩む。逃げる競馬しかしていないので、厳しい流れでもまれたりすると弱さを露呈する可能性もある。芝が初めてなのも不安である。
    ミツルリュウホウ
    (牡4・橋本美55)
    買い シンザン記念3着はなかなかである。ダンツシリウスには完敗したものの、アグネスワールドに詰め寄った末脚は魅力十分である。東京の良馬場ならばさらに切れ味が生きるだろう。オープン好走経験がないメンバー構成では、実績上位といえる。重賞好走馬の実力を見せつけるかもしれない。
    消し 前々走はラジオたんぱ3歳Sで10着に負けているように安定度が期待できない。前走も勝ったダンツシリウスには大きく離されているし、自滅したアグネスワールドを交わせないようではあまり高い評価はできない。しょせん1勝馬ということも。血統的には距離は大丈夫そうだが、実際には結果を出していないので判断が難しい。
    ユノプリンス
    (牡4・横山典55)
    買い 野路菊S2着。オープンで1度2着している実績はそれなりに評価できる。500万を勝った時はなかなか鋭い末脚を見せただけに、東京のスピード勝負は歓迎のタイプではないか。阪神のマイルを走っているのだから、東京1800mは大丈夫だろう。
    消し 前走京成杯6着はちょっと負けすぎではないか。メンバーが弱かったことを考えると、とても評価できない。重賞で好走するつもりなら、掲示板は外してもらいたくない。根本的な実力に疑問を持ってしまう。500万は1200mで勝っているので短距離馬かもしれない。距離経験がないので、スタミナにはどうしても不安が残る。
    ドクトリン
    (牡4・角田55)
    買い シンザン記念で2人気に推された馬である。初重賞で力を出し切れなかったが、2度めは失敗は許されない。惜敗していると底を見せてしまった感じになるが、まったく競馬をしていなかったのだから巻き返しは可能である。競り合いになると強いタイプのようなので、ペースが速くなるとおもしろい。芝1800mで1勝しているので距離は問題ないだろう。
    消し 前走10着はやはり問題だろう。前走力を出せなかったということは今回も力を出せないかもしれない。それより何より根本的な実力だってまだ証明していない。信用できるデータに乏しいと言わざる得ない。あまり信用はできないタイプだ。
    フジラッキーボーイ
    (牡4・橋本広55)
    買い 前々走ダート1800mで勝っているので距離は問題ない。今回からブリンカーをつけるらしいので、大化けもあり得る。オープン、重賞とも経験はしているので、レベルの高い流れにはとまどうことはないだろう。
    消し ジュニアC8着、東京スポーツ3歳S7着では完全に底を見せてしまったといえる。ちょっと巻き返しは無理だと判断したくなる。これだという魅力も見当たらない。
    インテリパワー
    (牡4・蛯名正55)
    買い 中央初出走だが、芝で爆発する可能性はないとは言えない。全日本3歳優駿でアグネスワールドの2着しているのだから、中央でもそれなりに走るだろう。
    消し 地方で7戦3勝ではあまり魅力はない。全日本3歳優駿2着も大きく離されており高い評価はとてもできない。仕上がりも7〜8割ということらしいので、今回は足慣らしと思った方が良さそうだ。
    トウカンビリーフ
    (牡4・池田55)
    買い ダート1800mで勝っているので距離は問題ない。初芝で大化けする可能性もないとは言えない。
    消し 500万で3着4着では完全に底を見せてしまったといえる。初芝も疑問である。重賞で大化けするのはかなり厳しいと思われる。
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