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G2毎日王冠の反省

G2毎日王冠の結果
1 2-02サイレンススズカ 武豊 1.44.9---35.1 452kg+6 1人気
2 4-04エルコンドルパサー 蛯名 1.45.32.1/235.0 470kg0 3人気
3 7-07サンライズフラッグ 安田康 1.46.2535.2 450kg+2 4人気
4 1-01プレストシンボリ 岡部 1.46.33/435.6 498kg+2 8人気
5 6-06グラスワンダー 的場 1.46.4クビ36.3 486kg0 2人気
単勝140円 枠連320円
複勝100円 130円 280円 馬連330円
予想と見解 好材料と不安材料
G2毎日王冠の感想
  • 終わってみれば常識的な結論で決まってしまった。グラスワンダーが歴史を変えると信じたが、これが現実であることを再認識させられた。だからと言って、こういうスタイルを変えるつもりは毛頭ない。歴史が変わると感じれば、懲りずに勝負するでしょう。そして、今度こそは大きな感動を手に入れたい。まあ、歴史が変わることを予感するなんて、この先あるかどうか分からないが。
  • 勝ったのはサイレンススズカであった。超ハイペースの逃げしかできなかったこの馬が、今回は単なるハイペースの逃げで圧勝した。気性的に大人になったということであり、まだまだ成長していることになる。この馬はどこまで強くなるのであろうか。よっぽどのことがない限り、天皇賞秋も負けないのではないだろうか。とんでもない馬に成長したものである。
  • 2着はエルコンドルパサーであった。さすがに古馬実力No1が相手ではつらすぎた。サイレンススズカに負けたのは器の違いとしかいいようがない。相手が弱かったとはいえ、その他の古馬には負けなかったことで、この馬の強さも十分に証明された。ただ、次はマイルCSらしいので、相手はあのタイキシャトルである。今度もまた厳しい戦いになりそうだ。
  • 3着はサンライズフラッグだった。最後方から3着まで押し上げたが、ハイペースを先行して潰れた馬を拾っただけという感じである。2着にも5馬身差というのは離されすぎである。これではG1では通用しないだろう。
  • 4着はプレストシンボリであった。この馬はレベルが高いレースとなると、しっかりと掲示板を確保する。でもこれ以上もないのがこの馬の特徴である。今後のG1シリーズでも出番はなさそうだ。
  • 5着はグラスワンダーであった。神話が崩れた。10ヶ月の休み明けでこの相手では仕方ないとも言えるが、ちょっと負けすぎという感じもする。まあ、勝ちに行っての惨敗なので仕方ないか。4角では十分に楽しませてもらった。今回の負けで次が分からなくなった。G1挑戦だとまた厳しい戦いになりそうなので、一度相手が楽なところにぶつけてほしいきも気もするが、果たしてどうするであろうか。
  • ビッグサンデーは6着であった。ハイペースのスタミナ勝負はきつかったようだ。ここまでレベルが高いとマイルまでしか持たないようである。
  • ランニングゲイルは7着であった。サイレンススズカについて行ってしまっては潰れるのは当然である。古馬G2の馬ではないのかもしれない。
  • テイエムオオアラシは8着であった。レコードに近い勝負となっては手も足も出ない。仕方ないとしか言いようがない。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G2毎日王冠の予想
    結論
    土日と家を離れるので最終結論です。

      ◎グラスワンダー
      ○サイレンススズカ

    にへい君の見解
  • 競馬関係者が最も欲しいと思っているタイトルは「ダービー」だろうが、その次となるとほとんどの人が「楯」と答えるでしょう。天皇賞とはそれくらいの重みがあるものである。この天皇賞、春は3200mなのでステイヤーにしかチャンスがないが、秋は2000mのため中距離馬だけでなくマイラーやステイヤーまでチャレンジしてくる。せっかくの「楯」のチャンス、無理してでもチャレンジするのは当然のことである。長くなったが、この天皇賞秋のステップレースとなる毎日王冠は、当然ながらハイレベルな戦いになる。過去のレースを見ても、メンバー、レース内容ともG1級と言ってもいいほどである。それが最近は外国産馬がなぐり込むため、天皇賞以上とも言われるくらいの充実ぶりである。このレースが近づくといよいよ秋のG1シリーズが始まる実感が湧いてくる。
  • 今年のメンバーであるが、非常識な馬が3頭出走してくることで盛り上がっている。超ハイペースの逃げ馬サイレンススズカ、無敗の4歳マイルチャンピオン-エルコンドルパサー、そして朝日杯3歳Sをレコードで圧勝したグラスワンダーと3頭とも怪物というにふさわしい馬ばかりである。初顔合わせなので実力関係がはっきりしないということもあり、予想を難しくしている。楽しみなレースになりそうなので、久々にゆっくりと考察したい。
  • まず4歳馬の古馬挑戦について考えたい。これは意外と大きな壁である。過去にもジェニュイン、バブルガムフェロー、スピードワールドなどが挑戦して、連対すらできずに敗れ去っている。これを見ても分かるとおり、4歳の春の実績など古馬との戦いでは単なる気休めにしかならない。まして、今回の相手は中距離No1のサイレンススズカである。古馬ですらこの馬には子供扱いにされている。無敗だろうと外国産馬だろうと4歳馬なんかに負けられない。古馬の面子に賭けてNo1の座はゆずれない!つまり、常識的にはサイレンススズカしか考えられないことになる。そして、これをもし4歳馬が敗ってしまうということは、それはつまり歴史を変えるということである。
  • 次にエルコンドルパサーとグラスワンダーの比較である。どちらも無敗であり、圧勝ばかりの危なげないレースでここまできている。走らせてみなければ実力関係は分からないというのが正直なところだ。とりあえず、簡単なデータで考えてみる。10ヶ月の休み明けと5ヶ月の休み明けを比較すれば、当然短い方がいいに決まっている。しかもグラスワンダーは骨折明けである。これはエルコンドルの方が圧倒的に有利である。さらに3歳実績と4歳実績どちらが信用できるかと聞かれれば、もちろん4歳実績の方が信用できるに決まっている。次に距離経験であるが、エルコンドルはダートとはいえ1800mを走っているので、これもエルコンドルが有利である。グラスワンダーが有利な点は斤量55kgであることと、鞍上が的場であることくらいである。こう考えていくとエルコンドルの方が有利というか信用しやすいと考えるのが常識的な判断ではないだろうか。
  • ちなみに、さきほど常識的には4歳馬は古馬には勝てないと言ったが、そうであれば、エルコンドルとグラスがサイレンス以外の古馬に負ける可能性もあるということになる。3強に人気が集まるのは歴然であるだけに、穴を狙うならばサイレンスから他の古馬に流すというのが常識的な作戦になるだろう。これで高配当がゲットできれば笑いが止まらないことになる。
  • 私の本命◎はグラスワンダーである。おいおい今までの話はなんだったんだ?と思うのは当然です。私も自分のやっていることに「バカだなあ」と思っています。でも仕方ないのです。私はコンピュータでもロボットでもなく、生身の人間なのです。私がこのレースをイメージすると勝つのはどうしてもこの馬なのです。「好きだから応援する」というのとは全く違います。私の中ではこの馬は常識を逸脱したスーパーホースなのです。あの朝日杯は私が今まで見てきた3歳馬の中では文句なく史上No1の走りです。レコードだからとかそういうのではなく、うーん、何て表現していいか分からないが、とにかく今までにない衝撃を感じたのです。この馬は絶対大きくなると私には感じたのです。もちろんサイレンススズカの強さも常識を逸脱していることは、宝塚記念の予想で述べたとおりであり、グラスワンダーの復帰戦にこの馬がいるということは不幸としかいいようがないです。これが2000m戦ならば距離経験の差から言っても勝負にならなかったと思う。でも東京1800mならばサイレンススズカ相手でも何とかなるのでは?と私は思っている。朝日杯でハイペースでも涼しい顔してついていった馬である。このスピードをもってすれば、サイレンスの逃げにもある程度はついていけるのではないかと私は見ている。こういう盛り上がるレースは1年に何度もない。こういうレースは楽しむのが一番である。データから当てに行くよりも自分の感性を信じて勝負したい。ちなみにエルコンドルパサーには勝てると思っている。根拠はないが一言で言えば「器が違う」と私は見ている。そういうことで恐い存在ではあるが、私の眼中には入っていない。繰り返しになるが、こういうレースは楽しむのが一番である。ここは思いきって1点勝負である。負けて悔いなし!歴史が変わるのをじっくりと見たい!
  • 対抗○はサイレンススズカにする。この馬の強さは今さら言うまでもないだろう。この馬の超ハイペースの逃げについてこれる馬などいるはずがない。先ほども述べたとおり、常識的にはこの馬で決まりである。それにもかかわらず評価を下げたのは、グラスワンダーの資質に賭けたということであるが、その他にも気になることが実はある。超ハイペースの逃げは諸刃の剣であるということである。一歩間違えれば自滅することも十分にあり得るということである。これが2000mであれば問題ないのだが、東京1800mはマイラーにもこなせるコースだと私は思っている。マイラーは超ハイペースでも難なくついていってしまうだけに、サイレンスの逃げが通用するか若干の不安があるのである。現にマイルCSではキョウエイマーチの問答無用の逃げには為す術がなかった。息がつけない展開になった場合、最後までもたないというか、マイラーに交わされることもある感じがするのである。ということは2着も確保できないかもしれないということになるわけで、私の1点勝負は理屈が合わなくなることになる。まあ堅いことはいいでしょう。今回のレースは楽しむことが一番である。基本的にはサイレンススズカの完璧な逃げをグラスワンダーがきっちり捕まえるというレースを期待したい。そういう意味の1点勝負である。
  • 3番手はエルコンドルパサーにする。先ほど述べた、4歳馬は古馬には勝てないという理論からすれば、古馬を選択してもよかったのだが、G1級の馬が見当たらないので、やっぱりこの馬にしてしまった。マイルCを圧勝していることを考えれば、ここでも十分に通用するとは思う。常にグラスワンダーと比較され続け、どっちが本当に強いのかを証明する時がついにきた。この馬もまだまだ底を見せていないだけにサイレンススズカすら食ってしまうこともあるかもしれない。ただ、私にはそこまで強いと思わないというか、今回は相手が悪すぎるように感じている。グラスワンダーに感じたほどの衝撃は感じなかったということである。
  • 4番手はビッグサンデーにする。すでにG2を2勝している実績からすれば、ここでも通用するとは思うし、4歳馬が期待はずれに終われば、この馬が2着に突っ込んでくることは容易に推測できる。でも、この馬にG1級と感じたことはない。私は4歳馬の方が強いと思っている。
  • 5番手はランニングゲイルにする。弥生賞の走りを見てからはこの馬のファンになっているが、クラシックでもいまいち君で終わり、古馬になってからも重賞では結果を残していないことを考えるとさすがに厳しい感じは否めない。地味な血統だけに応援したいのだが、馬券まではちょっと手が出せない。
  • 6番手はサンライズフラッグにする。鳴尾記念でエアグルーヴを3馬身ちぎったことを考えれば、ここでも十分に通用することになる。けど、私は道悪に助けられただけだと思っている。その後の重賞でいまいちの走りをしていることからもそんなに強い馬だとは思っていない。
  • 7番手はテイエムオオアラシにする。この馬もG2以上では底を見せてしまっている。レコード勝負になりそうなだけに、なおさら厳しそうだ。安定度が高いのはいいことだが、3着はあっても連対までは届かないと私は思っている。
  • 8番手はプレストシンボリにする。前走京成杯AHで6着に負けたのは痛恨である。私は強い馬だとは思っていないので、別定G2ではとても戦えないと思う。
  • とりあえず、こんなもんですかねぇ。
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    G2毎日王冠出走馬
    馬名 買い&消し
    サイレンススズカ
    (牡5・武豊59)
    買い H10宝塚記念優勝、H10金鯱賞優勝、H10小倉大賞典優勝、H10中山記念優勝。今年の戦績は5戦5勝、うち重賞4勝。念願のG1も勝ち古馬中距離では無敵をほこっている。超ハイペースの逃げを得意としており、この馬についていける馬などいるはずがない。一人旅だから気持ちよく走れるわけで、途中でばてることもない。金鯱賞ではラストの直線で突き放し、2着に大差勝ち。宝塚記念でも坂を上ってから二の脚を使って、ステイゴールドを寄せ付けない。とにかく強いとしかいいようがない。
    消し まず斤量59kgが気になる。超ハイペースで逃げるという非常識なレースをするだけに斤量の負担は意外に重いかもしれない。東京コースは直線が長いだけに途中で力つきるということもないとは言えない。しかも休み明けではなおさらである。さらに今回の相手はここ数年を見てもレベルが高いと言われている無敗の4歳外国産馬が相手となる。この2頭も常識を超えているだけに今までのようには行かないかもしれない。
    エルコンドルパサー
    (牡4・蛯名57)
    買い H10マイルC優勝、H10ニュージーランドT4S優勝、H10共同通信杯優勝。言わずと知れた今年の4歳マイルチャンピオンである。無敗で制覇したのも凄いが、すべて圧勝しているのが最も凄い。G1のマイルCですら2着以下を子供扱いである。常識を超えた強さであることは言うまでもない。古馬相手でも遜色はないだろう。グラスワンダーは距離経験がないのに対し、この馬は1800mを経験しており距離が問題にならないのも好材料である。
    消し 斤量57kgが不安である。グラスワンダーが55kgであることを考えると大きな2Kg差である。古馬とも初対決なので実力関係も未知数である。マイルCはメンバーに恵まれただけということも考えられるだけに、古馬にも通用するかは分からない。そして、スピード競馬を経験していないのが最大の不安である。芝は重馬場しか経験していないというのだから良馬場は未知数ということになる。開幕週の高速馬場にどこまで対応できるだろうか。出遅れ癖も気になるところだ。レコード決着だと痛恨となる。
    グラスワンダー
    (牡4・的場55)
    買い H9朝日杯3歳S優勝、H9京成杯3歳S優勝。4戦4勝無敗の3歳チャンピオンである。エルコンドル同様にすべて圧勝である。朝日杯3歳Sでは33秒台という信じられないレコードで勝っている。とんでもない大物であることは容易に推測できる。少なくても私が見た感じでは史上最強の3歳馬である。サイレンスやエルコンドルに個性を感じるのに対し、この馬は全てにおいて完璧という感じで、非の打ち所がないというタイプである。自滅というのは考えにくい。斤量55kgで出走できるのも有利である。
    消し 長期休み明けというのが大きなマイナスである。調整のための休養と骨折休養は全く違うものである。相手が4歳チャンピオンと古馬チャンピオンだということを考えると、いきなり戦えるかは分からない。3歳で完成されたという印象も強いだけにどれだけ成長したかも疑問である。距離も初めてである。数字だけを見る限りでははかなり苦しい立場である。
    テイエムオオアラシ
    (牡6・福永57)
    買い H10小倉記念優勝、H9カブトヤマ記念優勝、H10福島記念優勝。1800mの重賞を2勝していることからも距離はベストだろう。有馬記念6着もあり、G1でもそこそこの成績を残している。前走勝っているので勢いは感じる。
    消し G2以上では底を見せている。非常識な馬が3頭もいることを考えても、ここでは格不足である。東京コースも未経験である。
    ビッグサンデー
    (牡5・未定58)
    買い H10東京新聞杯優勝、H10マイラーズC優勝、H9スプリングS優勝。重賞を3勝している実績はなかなかである。しかもうち2勝はG2である。実績はマイルに集中しているが、脚質的には1800mの方が合っている感じもする。先行して押し切る競馬を得意としており、開幕週のスピード馬場ならば、簡単にはばてない。休み明けを1度叩かれた上積みも見込める。
    消し 決め手がいまいちなタイプである。直線の長い東京では粘りきれない可能性が高い。
    プレストシンボリ
    (騙7・岡部57)
    買い H7ラジオたんぱ賞優勝、H9クリスマスS優勝。マイルCS5着があるなどレベルの高いレースでも堅実に上位に顔を出している。G2でもチャンスはあるだろう。
    消し 最近の実績から見れば典型的なマイラーである。1800mはちょっと長い。それに前走京成杯AHで6着に負けたのは痛恨である。G2で巻き返せるとは考えづらい。
    ホーセンホーライ
    (牡5・未定57)
    買い 前走道新杯で2着にがんばり、オープンでもやれることを見せた。東京コースも2勝している。
    消し しょせん準オープン馬である。前走もオープン特別でやっと2着ではとてもG2では戦えない。1400mで3勝していることからも距離も少し長そう。
    ランニングゲイル
    (牡5・柴田善58)
    買い H9弥生賞優勝。いちおうG2を勝っているし、これでも皐月賞では1人気に推されたほどの実力馬である。前走はさすがに力の違いを見せつけた。勢いはかなりありそうだ。無敗の4歳馬が古馬に屈するようだと、この馬が台頭してきてもおかしくはない。
    消し 古馬になってからは重賞でいまいちの成績である。4歳時の勢いは感じられない。G2の中でもレベルの高いこのレースで好走するのはかなり厳しそうだ。スタミナ型の馬であり、1800mという距離も少し短い感じがする。
    ワイルドバッハ
    (牡6・ロバーツ57)
    買い 東京1800mで1勝している。
    消し 前走準オープンで10着に負けているようでG2挑戦なんて信じられない。どう考えても場違いである。
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