G2中山記念の結果
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結論 |
馬番連勝複式 2-3-4-9(BOX)
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馬名 | 買い&消し | |
サイレンススズカ (牡5・武豊56) |
買い | H10バレンタインS優勝、H9プリンシパルS優勝、H9神戸新聞杯2着。とにかくハイペースで逃げる馬である。中距離ではあまりの速さにほとんど馬がついていけない。前走もハイペースで飛ばし、そのまま4馬身差で勝ってしまった。ハイペースで逃げて大きく引き離して勝つなんて、よっぽど強い馬でないとできない芸当である。重賞勝ちこそないものの、4歳ながら天皇賞秋7着、神戸新聞杯2着も相手が菊花賞馬のマチカネフクキタル、プリンシバルSはダービーTRでありレベルが高かった、など重賞を何勝かしているのと同じような実績を持っている。2000mだとスタミナが心配、1600mだとハイペースでも他の馬もついてこれる、というこで1800mがベストの距離だと思う。中山1800mコースは逃げ有利のコースなのも好材料である。鞍上武豊も信用できる。 |
消し | 重賞を勝っていないのが気になる。前走圧勝も相手が弱すぎたのも確かである。ハイペースの逃げも計算しているわけではなく、馬がペース配分できないだけである。弱い相手なら能力だけで何とかなるが、G2でも通用するかは分からない。競りかけてくる馬がいれば、ペースを乱し簡単に陥落する危険性もある。マイルCSの惨敗がいい例である。キョウエイマーチにハナを奪われて15着に惨敗している。去年の弥生賞で大きく出遅れた悪夢の中山コースというのも何となくひっかかる。重い馬場と直線の上り坂でラスト失速することもありそうだ。 | |
イシノサンデー (牡6・蛯名正58) |
買い | H8皐月賞優勝、H9京都金杯優勝、H10京都記念2着。何と言っても皐月賞馬である。クラシックを制している実績は、ここではずば抜けている。このメンバーなら格が一枚も二枚も上である。今までは上がりだけの競馬に苦しんでいたが、重い中山馬場なら切れ味勝負にはならないので、この馬のしっかりとした末脚が生きると思う。前走2着と勢いがあるのもいい。ここは負けられない一戦ともいえる。 |
消し | この馬は切れる脚がないので、直線で置いて行かれてしまうことが多い。こういう脚質だからスタミナ勝負の方が合っているような感じがする。つまいりは距離が少し短いかもしれないということである。古馬になってから大きなレースは勝っていないので、G1馬の貫禄もあまり感じられなくなってしまった。今回も直線でもたつき4着か5着に終わるかもしれない。G1勝ちは過去の産物と思った方がいいかもしれない。 | |
ローゼンカバリー (牡6・横山典58) |
買い | H9AJC杯優勝、H9日経賞優勝、H8セントライト記念優勝。中山G2で3勝している実績はここでは上位ランクとなる。有馬記念4着の実績からも分かるとおり、とにかく中山コースを得意としている。切れる脚質がないので重い馬場が合っているのだろう。G1では惨敗もあるが、G2だと安定した走りをしているので、大崩れはなさそうだ。前走はAJC杯で3着に負けているが、連対した2頭はG1でも結果を残している馬なのだから悲観することはない。メンバー的には今回の方が楽になっているのではないか。 |
消し | 切れる脚質がないというのが最大のウイークポイントである。前走も直線勝負で大きく離されている。こういう脚質だから距離も2200m以上の方が合っていると思われ、1800mはちょっと短い感じがする。現に昨年のこのレースでオフサイドトラップにも負けて、スピード不足を露呈してしまった。斤量も58kgと今回のメンバーでは最も重い。58kgを背負って好走したことがないので、斤量負けするタイプかもしれない。 | |
サンデーブランチ (牡7・熊沢57) |
買い | H8宝塚記念2着。古馬G1で連対している実績はこのメンバーでは実績上位ということになる。最近はあまり好走していないが、相手もそれなりに揃っていたのも確かである。今回のメンバー構成なら巻き返しのチャンスは十分である。2000m前後で好走するのが目立つので、距離が長いよりは良いのではないか。G1に出走したこともない馬には負けたくないだろう。 |
消し | 最近の走りはとてもG1連対馬の走りとは思えない。前走OP特別で斤量56kgにもかかわらず4着というのは物足りない。もう全盛期の実力はないのではないか。勢いを感じることはできない。斤量も1kg増えるし、レベルもG2に格上げとなっては、かなり厳しい戦いになると言わざる得ない。 | |
ジェラスガイ (牡7・的場57) |
買い | 前走準OPとはいえ、中山1800mで完勝しているのは好材料である。距離コースはまったく問題ならない。今までダートで凡走を続けていたが、芝に替わって大化けした。芝ではまだ底を見せていないだけに未知の魅力を感じる。この勢いでなんとか重賞でも結果を残したいところだろう。 |
消し | しょせん重賞初挑戦である。いくら芝ではまったと言っても準OPでの話である。オープン以上で好走できる裏付けにはなり得ない。本当にG2でも好走できる器であれば、ダートでも準OPくらいは簡単にクリアしてもらいたいところだ。中1週というのもきつそうだ。 | |
スノーエンデバー (牡5・古川吉56) |
買い | H9アルゼンチン共和国杯2着。G2で連対しているのはいいことだ。前走中日新聞杯で久々に好走したので、勢いはかなり感じる。上がり34.5となかなかの切れ味を見せており、調子の良さが窺える。中1週も勢いが止まらないので、かえって良いのではないか。前走1800mで結果を出したのだから距離は問題ないだろう。 |
消し | アルゼンチン共和国杯で2着も50kgというハンデに恵まれすぎた。前走中日新聞杯も斤量53kgであった。今回の56kgというのはかなり厳しい斤量となる。それでいて、メンバーが前走より強くなっているのでは、とても戦えないということになる。 | |
インタークレバー (牡8・蛯沢57) |
買い | H7七夕賞2着、H7関屋記念2着。いちおう重賞で2度連対している。去年の七夕賞でも3着とがんばっており、まだまだ老いてないことをアピールしている。 |
消し | 典型的な福島巧者であり、福島でしか好走しない馬である。前走中日新聞杯で7着に負けているように、坂のない中京でも凡走しているようでは、とても中山の重賞では戦えない。年齢的に上積みはない以上、高い評価はとてもできない。 | |
カミノマジック (牡8・沢57) |
買い | H7東京スポーツ杯優勝、H8エメラルドS優勝。エメラルドSはレコードで勝っておりスピードのあるところを見せている。重賞連対はないものの、重賞3着は5回あり、重賞でも戦える実力は持っている。朝日杯CC3着や天皇賞秋8着と2000mでも力を見せており、距離は守備範囲だろう。 |
消し | H9以降はは掲示板すら載っていない。年齢的な衰えを感じずにはいられない。重賞では3着が最高の馬が、この歳で自己ベストである重賞連対を達成するとは思えない。経距離も2500m前後が合っていると思われ、少し短いと思われる。 | |
ペイストリーシェフ (牡5・小野56) |
買い | 共同通信杯で僅差3着した実績を持つ。メジロブライト、セイリュウオーを相手に好勝負しているのだから素質はかなり高いはずである。距離も1800mはほぼベストだと思っていいだろう。能力的には通用すると思われる。 |
消し | しょせん準OP馬である。ここ3戦準OPで惜敗続きであり、底を見せてしまった感じも否めない。好走は中京3歳S、共同通信杯と左回りばかりで、典型的なサウスポーというイメージが強い。ここのところの負けも右回りばかりだが、今回だって右回りなのだからマイナス材料にしかなり得ない。前走中山1800mの準OPで4着に負けているのは痛恨である。 |