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G1桜花賞の反省

G1桜花賞の結果
1 5-09ファレノプシス 武豊 1.34.0---35.8 424kg+10 3人気
2 7-15ロンドンブリッジ 松永幹 1.34.21.1/436.5 470kg-8 4人気
3 5-10エアデジャブー 横山典 1.34.2アタマ35.2 424kg-10 9人気
4 8-16ロッチラヴウインク 角田 1.34.2クビ36.2 446kg+6 7人気
5 7-14マックスキャンドゥ 蛯名 1.34.3クビ36.5 482kg-4 5人気
単勝620円 枠連920円
複勝220円 290円 540円 馬連2010円
予想と見解 好材料と不安材料 予想成績ページへ
G1桜花賞の感想
  • 最悪だぁ!この馬だけは絶対にないと思っていたのに。まさかファレノプシスが勝ってしまうとは!あまりのショックに言葉が出ない。この1週間かなり悩んだが、ファレノプシスだけはかなり早い段階で消していた。私が悩んだことは何の意味もなかったということになる。私はまだまだ甘い!甘すぎる!こんなことでは回収率100%なんて絶対無理である。もっとしっかり勉強しないと話にならない。
  • 勝ったのはファレノプシスであった。重賞勝ちがないのに、不利があったにしろ重賞で4着に負けていることを考えると、G1で巻き返すのは無理だろうと思っていたが、結果はご覧のとおりである。私の正直な感想は、さすが武豊!である。超ハイペースにもかかわらず、有力馬がロンドンブリッジをマークしてどんどん前に行く。その先頭集団の後ろにとりつき、ダンツとエイダイを見る形に。理想的な位置取りで直線へ。超ハイペースだったため先行集団は意外と伸びない。それをあざ笑うかのように外から一気に交わす。最後は1馬身以上差をつける完璧な勝利である。後ろからエアデジャブーがさらに凄い勢いで突っ込んできていたことを考えると、前半の位置取りがあれより後ろだったら、エアデジャブーに交わされ、ロンドンを捕らえられなかったと思う。前半の位置取りがすべてだったということである。桜花賞を3勝している武豊ならではの好騎乗だったように私は感じたわけである。もちろんこの馬に実力がなければ、勝つことはできるはずがない。この馬の能力の高さも評価しなければいけない。ただ、他の馬も弱かったわけではない。超ハイペースにはまって実力を出し切れなかった馬もけっこういたと思う。もう一度レースをやってもこの馬が勝てるかは分からない。そういう意味で、馬の実力よりも武豊の勝負強さを評価しているわけである。次はオークスに向かうのか、短距離路線に行くのか分からないが、今度はマークされる立場になるだけに今回のような競馬はできないだろう。次のレースが、この馬の真価を証明するレースとなりそうだ。
  • 2着はロンドンブリッジであった。1000m通過が57.7という超ハイペースで逃げながら2着を確保したのはかなり凄い。能力の高さはやはりこの馬が一番だったかもしれない。前走も同じような超ハイペースで4着に敗れていただけに、同じ展開なら同じように負けると思っていたが、叩かれたことで体調そのものが上昇していたようである。同じような展開でありながらマックスキャンドゥをしっかりと抑え込んでいるのだから、4歳牝特の時とは体調がまったく違っていたということになる。これでもっと落ち着いて走ることができれば、いったいどんな走りをするのだろうか。少なくてもマイルまでならとんでもない走りを期待していいだろう。今後が本当に楽しみになった。ただ、こういう気性は意外と直らないものである。サイレンススズカを見れば分かるが、5歳になっても未だにあの気性である。この馬も気性に関してはあまりあてにしない方が良さそうだ。次はどこを狙うのか分からないが、1000mを57秒台で走っては2400mは持つわけがない。短期間で気性が落ち着くとも思えないだけに、短距離路線が正解ではないだろうか。
  • 3着はエアデジャブーだった。この馬に関しては、だいたい私の予想どおりだった。この馬が先行することはないだろうから、好走するとすればラスト突っ込んでくる形になると思っていた。予想どおり突っ込んできたわけだが、ロンドンブリッジにあそこまで粘られてはどうしようもない。この馬の力は出し切れただろう。ただ、ハイペースで潰れた有力馬もけっこういただけに、G1級の実力を証明したというほどの内容ではなかったと思う。今後も堅実な走りは期待できるだろうが、勝ちきるまではどうかと思う。
  • 4着はロッチラヴウインクであった。正直言って、今回のレースで私が一番強さを感じたのはこの馬だった。エイダイクイン、ダンツシリウスと同じ位置から2頭を尻目にぐんぐんと伸びてきた。前を捕らえることもできずに後ろから差されてしまったことで、決め手の甘さを露呈してしまった感じもするが、この馬の強さは十分にアピールできたと思う。血統的には距離延長は大丈夫のような感じがするので、オークスではかなり期待していいのではないだろうか。
  • 5着はマックスキャンドゥであった。決め手がないために先行策を取ったようだが、あの超ハイペースではラスト伸びるわけがない。本来の実力を見せたロンドンブリッジには歯がたたなかったということになりそうだ。もう少し脚をためることができれば、もう少し着順をあげることができたかもしれないが、まあ連対は無理だったかもなあ。ちょっと底を見せてしまった感じがする。でも、距離が延びるオークスではまだ期待できるとは思う。
  • エイダイクインは6着であった。いちおう私だって、競馬の予想にはそれなりの自信を持っている。4歳牝馬という最も信用しづらいレースで、流し馬券で勝負したのにもそれなりの自信があったからである。もちろん絶対に勝てると思っていたわけではないが、信じる価値はあると思ったわけである。それが、掲示板にも載れない6着に負けるなんて、私のプライドはガタガタである。ここ数年ここまでショックを受けたことはなかったと思う。レース直後はそれくらいショックを受けていました。けど、骨折と分かって少しは救われた気がする。もちろん、無事なら勝てたかどうかは分からない。でも、6着に負けるような馬ではないことははっきり言える。本当はこの馬は強いのである。まあ、今さらこんなことを言っても仕方ない。この馬がオークスに出走できなくなったことを大いに嘆くべきである。この馬の最大の舞台だっただけに、この骨折は痛すぎる。一生に一度のクラシックをこのような形で参加できないのはあまりに悲しい。クラシックで最重要なことは運であることを今ひしひしと痛感している。復帰してから頑張ってほしいとしか、今は言いようがない。
  • メイショウアヤメは7着であった。まあまあ頑張った方ではないか。でも、後方からの競馬で展開にはまあまあ恵まれていたのだから、実力があるのであれば掲示板には載ってもらいたいところだ。G1で好走できる器ではないのかもしれない。それに距離も少し長かったような感じもする。
  • ラティールは8着であった。上がり35.7というのは立派である。それなりの実力は持っていそうだ。でも、G1のマイル戦ではハイペースでも前は止まらない。もっと好位で競馬ができるようにならないとG1では厳しい。少なくてもマイルでは底を見せてしまった感じがする。オークスでどうかは分からない。後方からの競馬では厳しい感じはする。
  • バプティスタは9着であった。岡部騎手のコメントでは、激しい気性で、ゴチャゴチャした流れになるとダメ、ということらしい。G1では厳しい流れが当たり前なので、ここでダメということは今後もダメということになると思う。G1では底を見せてしまった感じがする。
  • アインブライドは10着であった。馬体が減っていたのが影響したようである。本来の走りではなかった。まあ、こういう不安定なのがこの馬の特徴なので、いつどこで巻き返すかは分からない。でもG1ではどうかなあ。
  • ダンツシリウスは11着であった。この馬の凡走は分からない。確かにスタートして掛かってしまったが、何とかエイダイクインより後ろに下げられたのだから、もう少しがんばってもおかしくないと思うのだが。敗因がわからないだけに今後も分からない。どうしよう。
  • まあこんなもんでしょう。
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    参考
    G1桜花賞の予想
    結論
    馬番連勝複式 軸4--8-10-11-14-15-16
    • エイダイクイン
      1. ダンツシリウス
      2. ロンドンブリッジ
      3. エアデジャブー
      4. マックスキャンドゥ
      5. アインブライド
      6. ロッチラヴウインク
    にへい君の見解
  • いよいよ春のG1シリーズが始まる。仕事が忙しかったこともあると思うが、有馬記念からやたら早かったように感じる。去年もそうだったが、ここまで思うように回収できず苦しんでいる。何とかG1シリーズで取り返したい。1998年のG1第1弾はもちろん4歳牝馬のクラシック戦である桜花賞である。4歳牝馬戦ということで荒れやすいレースだといえる。まだまだ成長途上の4歳馬で、なおかつ気まぐれな牝馬なのだから、荒れて当然である。現に万馬券もけっこう出ている。オープン勝ちのないファイトガリバーが完勝してしまったこともあるように実績だけでは判断できない部分もある。今までの実績を重視するか、勢いを重視するか、未知の力に期待するか、何を信じるかによって予想も大きく変わるレースだと言えそうだ。
  • 今回のメンバーを見てみるとかなりの混戦模様だと言えそうだ。ただ、実力が伯仲しているというよりも、初顔合わせとなる馬が多く実力関係がはっきりしないためにそう見えてるというように感じる。本来ならばレース内容を細かくチェックして、レベルが高いと思われるレースで好走した馬を選択すればいいのだろうが、レースを細かくチェックしている暇など私にはないし、細かくチェックする術も知らない。レースを見て感じたことをそのまま予想にするしかなさそうだ。こんな感じなので自信はあまりないが、私は自分の感性を信じるしかない。
  • 私の本命◎はエイダイクインである。この馬が本当に強いのかどうかは分からない。ただ私はこの馬の勝ち方に一番強さを感じた。クイーンCでは先行しながら直線でもしっかりと末脚を伸ばし、危なげなく完勝した。横綱相撲ともいえる完璧な走りだったと思う。メンバーが弱かったかもしれないが、後にフラワーCを制したスギノキューティーが4着だったことを考えれば、レベルが高かったレースだと思えるのである。展開も向くのではないかと私は見ている。ハイペースが予想されるだけに先行脚質のこの馬は不利だと思うかもしれないが、私はこの馬のスタミナ、勝負根性は半端じゃないと思っている。ハイペースでも上がり36秒前半もしくは35秒台で上がれると思う。後ろの馬を十分に抑え込めると踏んでいるわけだ。上がり34秒前半の決め手勝負になるよりはずっとチャンスがあるということである。皐月賞の有力馬となりそうなエモシオンに勝っているのも大きな魅力である。牝馬相手にしか好走していない馬よりはずっと信用できる。そしてユキノサンライズにメジロマックイーンという内国産でまとめあげた血統にしびれてしまう。しばらく関東馬が勝っていないだけに、そろそろ関東の意地を見せてほしいところだ。ただ、切れる脚質でないのがやっぱり大きな不安である。本当に後ろからの馬を抑えきることができるのかと言われると、もしかしたらダメかもしれない、という気持ちもある。決め手のある馬に簡単に差しきられてしまう不安は拭いきれない。それに阪神に慣れていない菊沢徳騎手も不安である。それでも私はこの馬の力を信じたい。この馬の安定度であればきっと2着は死守してくれると思う。混戦と言われているこのレースだが、敢えて軸で勝負したい。今年のG1初戦だけに的中重視でいきたいところだが、たまにはこういう冒険もいいのではないか。
  • 対抗○はダンツシリウスにする。シンザン記念でアグネスワールドを相手に5馬身差で圧勝し、チューリップ賞でも力の違いを見せつける横綱相撲、阪神3歳牝馬Sでも僅差3着と実績はメンバーNo1だといえる。ファンタジーSで上がり33秒台を出しているように、ラストは必ず伸びてくる。4歳になってからは中団で待機できるようになり、レースに幅が出てきて安定度が高くなった。実績、展開、勢いとどれをとっても高いレベルにある。メンバーの中では最も欠点が少ない馬だと言えそうである。不安な点は、持ちタイムがいまいちだということである。好走しているレースのレベルが意外と低いという見方もできるのではないだろうか。実績を素直に信じていいものか一抹の不安を感じる。私がレースを見た印象では、とてつもなく強い!という感じはしなかった。厳しい流れになると意外ともろさを出すような気がするのである。
  • 単穴▲はロンドンブリッジにする。実績的には上の2頭がややリードしているように思われる。この2頭を力でねじ伏せることができるとすれば、3歳時から前評判がやたら高かったこの馬しかいない。前走4着に負けたが、休み明けにもかかわらずハイペースを先行して、ラスト50mまでは先頭を死守していたあの走りは底知れない能力を感じた。叩かれたことで落ち着きが出るだろうから、前走みたいな暴走もないだろう、きっと、たぶん、だといいなあ。とにかく、私にはこの馬はそうとう能力が高いというように感じた。とてつもない実力を見せつけることもありそうだ。ただ、前走4着に負けたのも事実である。これが実力である可能性も十分に考えられる。マイル以上の経験もないので距離不安も拭えない。強いという確証は何もない以上は、これ以上の評価はとてもできない。
  • 4番手△はエアデジャブーにする。クイーンCのレベルが高かったと勝手に思っている以上は、この馬のことも評価しなければいけない。エイダイと同じことになるが、スギノキューティーに勝っているのだから立派なものである。前2走は休み明けと軽いアクシデントで完璧な状態ではなかっただけに、完璧なデキであればエイダイと遜色ない走りもできると思われる。私はけっこう期待している。ただ、オープン勝ちがないのが気になる。単なる堅実タイプである可能性も高い。ノーザンテースト産駒なのでなおさらそんな感じがしてしまう。好走しても3着か4着に終わるかもしれない。
  • 5番手△はマックスキャンドゥにする。4歳牝特を勝った実績を素直に評価した。このレースは距離1400mのため、ふつうならマイルという距離に不安を残すのであるが、この馬の場合はダートの1800mで完勝している実績を持っているので、距離延長は逆にプラスになると思われる。前走の内容もハイペースを先行して、きっちりと差しきるというなかなか強い勝ち方をしていただけに、今回も安定度の高い走りを期待して良さそうだ。ただ、ロンドンブリッジ以外はそれほど実績のある馬がいたわけでもなかったので、それほどレベルが高かったレースではなかったかもしれない。一戦だけで実力を判断するのは難しいので、どこまで信用できるかは分からない。
  • 6番手△はアインブライドにする。何と言っても阪神3歳牝馬Sを制した馬である。格付けだけならNo1ということになる。前走はスローペースでちぐはぐなレースとなってしまったが、ハイペースが予想される今回は、後方でしっくりと脚を貯める戦法で勝負できるのでこの馬の持ち味が生きると思われる。阪神マイルを得意としているし、阪神3歳牝馬Sも7着から巻き返しているように、この馬に前走の結果は関係ない。ただ、裏を返せば安定度がまったくないということである。勢いも感じないし、どうしてもこのへんの評価になってしまう。
  • サクラスエヒロは、幸か不幸か除外となってしまった。穴馬として期待していた反面、実績のない馬を評価していいものかと悩んでいたが、とりあえず悩む必要はなくなった。馬券的楽しみは減ってしまったが、素直な予想になりそうなのでホッとしている。
  • 7番手はロッチラヴウインクにする。2戦目でいきなりチューリップ賞2着は立派すぎる。3戦目となる今回はさらに上積みが見込めそうだ。チューリップ賞が一番レベルが高かったという見解が常識的なようなだけに、勝つチャンスは十分にあると思われる。だけど、スローペースだったチューリップ賞のレベルに私は疑問を持っている。この馬の好走も、スローペースで先行していたという展開の利があったように思える。ハイペースであれば、アインブライドに勝つのも厳しいように私は感じるのである。そういうことでこの評価にした。私の馬券はここまでである。
  • 8番手はファレノプシスにする。正直言って、この馬のことはよく分からない。チューリップ賞でもダンツシリウスよりも人気なったこと自体信じられなかった。どういうレースをするのかと思ってたら、見せ場すら作れずに4着に敗れてしまった。このレース内容ではとても桜花賞につながるとは思えなかったというのが正直な感想である。そういうことで私はまったく魅力を感じていない。だけど、出負けしながら4着まできたことで能力の高さを十分に証明したという見解が常識的らしい。そう言われるとそうなのかなあと思うが、魅力を感じなかった馬を買うことはできそうにない。
  • 9番手はメイショウアヤメにする。4歳牝特で2着しておりチャンスは十分である。今までスピードに任せて走ることしかできなかった馬が、抑える競馬で好走したことが一番評価できる。休み明けでこれだけの走りができれば、叩かれた上積みが見込める今回はさらに期待できる。抑える競馬ができれば距離延長も大丈夫のような感じもする。だけど、個人的にはスプリンターではないかと思っている。根拠はないのだが、マイルでは距離が長すぎるような気がするのである。今まで不安定な走りをしていた馬であるだけに、前走好走したからといって今回も好走できるようなタイプではないような気がする。私はあまり魅力を感じていない。
  • 10番手はバプティスタにする。4歳牝特3着で重賞でも戦えることは証明した。しかし、3着に負けたことで底を見せてしまったのは否めない。これと言った決め手というか魅力がないだけに、これだけ有力馬がいるとなかなか評価をあげることはできない。チャンスは全くないとは思わないが、買えるほどの魅力はない。
  • 11番手はラヴラヴラヴにする。アネモネSでかなり強い勝ち方をしたが、2着だったオルカインパルスがチューリップ賞で5着に負けていることを考えると、レベルが高いレースだったとはちょっと思えない。オータムリーフにも紅梅sで負けているので、G1で好走できる器とは思えない。私は評価していない。
  • 12番手はラティールにする。前々走未勝利戦ながら阪神マイルで1.36.5というチューリップ賞よりも速いタイムで勝っている。とはいえ、500万を勝ったばかりしかも中京2000m戦では、桜花賞で好走できるという裏付けとしてはあまりに厳しすぎる。
  • こんなもんですかねぇ。
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    G1桜花賞出走馬
    馬名 買い&消し
    ダンツシリウス
    (牝4・四位55)
    買い チューリップ賞優勝、シンザン記念優勝。
    すでに11戦を消化しキャリアはNo1であろう。阪神3歳牝馬Sで僅差の3着をして注目を集め、4歳になってからはシンザン記念で朝日杯4着のアグネスワールドを、チューリップ賞では阪神3歳牝馬Sを制したアインブライドを一蹴して、桜花賞の主役であることを大きくアピールした。ファンタジーSでは5着ながら上がり33秒台をマークしているように、とにかく末脚がしかっりしている馬で、決め手勝負なら負けられない。チューリップ賞、阪神3歳牝馬Sの実績からも距離コースは問題ない。前走の走りも危なげなく安定度も出てきた。四位騎手との相性も抜群なので、凡走は考えにくい。
    消し 初顔合わせとなる馬が多いだけに実力関係がはっきりしない。シンザン記念は超道悪で参考外とも言えるし、阪神3歳牝馬Sはそれほどレベルが高いレースではなかったという見方もできるので、チューリップ賞でアインブライドに勝ってもどこまで評価していいか分からない。4歳牝特、アネモネSそしてクイーンCの方がレベルが高かった可能性もあるだけに軽率に判断しない方がいいと思う。
    ロッチラヴウインク
    (牝4・角田55)
    買い チューリップ賞2着。
    1戦1勝でのぞんだチューリップ賞で3歳牝馬女王のアインブライドに勝ったのはかなり凄い。まだキャリア2戦を考えれば信じられない好走である。デビュー3戦目の今回はさらなる上積みを見込んでもいいだろう。ダンツシリウスにも3/4馬身しか離されなかったのだから、逆転しても何の不思議もない。勢いは非常に感じる。
    消し 一番の不安はキャリアが浅いことだろう。前走はスローペースだったので楽に先行できたが、ハイペースが予想される今回はあまりの速さに馬がとまどうことは十分に考えられる。かなり厳しい流れになると思われるだけに、たった2戦のキャリアでは信用はおきにくい。
    アインブライド
    (牝4・古川吉55)
    買い チューリップ賞3着、阪神3歳牝馬S優勝。
    何と言っても3歳牝馬女王である。格付けはNo1ということになる。前走、前々走の敗戦も本番に向けての調整と割り切れば、本番では巻き返してくる可能性は高い。現に阪神3歳牝馬Sも前走7着から巻き返しているではないか。この馬の場合は前走を参考にしない方がいいかもしれない。阪神マイルを大得意としていることも忘れてはいけない。
    消し G1馬にしては4歳になってからのレースぶりがあまりに物足りない。牡馬相手だったとはいえ、きさらぎ賞9着は負けすぎだし、チューリップ賞も得意の距離コースで3着はどうだろうか。阪神3歳牝馬Sもレベルが低いという見方もできるだけにそれほど強い馬ではないとも考えられる。ファンタジーS7着、きさらぎ賞9着と惨敗することもあり、安定度もあまり期待できない。勢いもあまり感じることはできない。
    マックスキャンドゥ
    (牝4・蛯名正55)
    買い 4歳牝特優勝。
    1月に半年ぶりに復帰してから破竹の3連勝で4歳牝特を制してしまった。ハイペースを先行して、潰れた前の馬をきっちり捕らえ、後ろからの馬を抑えるというなかなか強いレースを見せてくれた。逃げて結果を残していた馬が抑えてレースができたのが一番の収穫である。ダート1800mで圧勝している実績があるだけにスタミナは問題ないだろう。距離延長はプラスと考えていいと思う。
    消し G2勝ちも、ロンドンブリッジは自滅したわけだし、他に重賞で好走していた馬がいたわけでもなかった。実績のある馬を力でねじ伏せたという内容だと「これは強い」となるのだが、そうでない以上は、実力が計りにくいということになる。相手に恵まれただけということもあり得るわけである。ずっと乗っていた四位が乗れないのも痛い。
    メイショウアヤメ
    (牝4・飯田55)
    買い 4歳牝特2着、フェニックスS優勝。
    前走4歳牝特では休み明けにもかかわらず2着と好走した。叩かれた上積みでさらに上昇することは考えられる。もともとフェニックスSをレコード勝ちしたスピード馬である。がむしゃらに走るだけという馬だったので、その後の結果はいまいちだったが、前走控える競馬ができたのは成長を感じる。今回も同じように控える競馬ができれば、スピードはあるだけに逆転も可能であると思う。
    消し 一番心配なのは距離である。阪神3歳牝馬Sで惨敗しているようにマイル実績はない。スピード重視の馬だけにマイルを走りきれるスタミナがあるかどうかはかなり不安である。前走も1400mだから好走できたのかもしれない。それにマックスキャンドゥには決定的な差をつけられているだけに、逆転は難しいように感じる。ムラのある馬のようにも感じるので、どんな展開にも対応できるというタイプではないように感じる。流れに乗れなければ惨敗もあり得そうな馬である。
    バプティスタ
    (牝4・岡部55)
    買い 4歳牝特3着、フローラS優勝。
    未だ3着を外していない堅実な馬である。前走もしっかりした末脚でロンドンブリッジはきっちりと差しきった。オープンを勝っている実績もあるわけだから決め手が甘いわけでもないだろう。牝馬は気性的にあてにできない馬が多いだけに、こういう堅実な馬がいつのまにか先頭にいるということも十分に考えられる。
    消し 前走3着に負けたのは痛恨である。どんなときでも善戦するタイプである印象がさらに強くなった。3歳時にエイダイクイン、エアデジャブーに完敗しているだけに、この2頭を逆転するのも厳しそうだ。1400m以下で結果を残しているので短距離馬である可能性もありそうだ。マイルではスタミナが足りないかも。
    ラヴラヴラヴ
    (牝4・未定55)
    買い アネモネS優勝。
    1勝馬の身だったにもかかわらず、アネモネSを豪快に差しきり勝ちした。直線でかなりの切れ味を見せただけに決め手勝負ならおもしろい存在である。2勝とも阪神芝であげているだけにコースの相性はかなり良さそうだ。血統的には距離延長は問題なさそう。
    消し 前走完勝もかなり弱いメンバーだったのは否めない。連対馬は両方とも1勝馬だったのだからなおさらである。タイムも4歳牝特とは1秒も違う。重賞を勝っている馬にはたちうちできない可能性が高い。1400mで2勝しているものの、マイルでは惨敗している実績からは、スタミナにも疑問を感じる。
    オルカインパルス
    (牝4・藤田55)
    買い アネモネS2着。
    前走2着して出走権をもぎとった。1人気に推されたことからもその実力を認められていたといえる。
    消し しょせん1勝馬である。チューリップ賞では5着に負けており、そういう馬が1人気になってしまうようなレースである。アネモネSはレベルが高かったとはとても思えない。さすがにG1では苦しい戦いになりそうだ。
    エイダイクイン
    (牝4・菊沢徳55)
    買い クイーンC優勝。
    クイーンCでは後にフラワーCを圧勝したスギノキューティーを相手にしなかったし、中京3歳Sでは牡馬クラシック候補のエモシオンに競り勝っている。この馬は底知れない強さを秘めていると思える。先行してばてない末脚が魅力の馬であり、競り合いにはかなり強そうである。ハイペースの叩き合い勝負はのぞむところだろう。気性も素直だということらしいので、安定度はかなり期待できそうだ。ユキノサンライズにメジロマックイーンという父内国産ファンにはたまらない血統であり、ついつい応援したくなる。
    消し 関西の有力馬との対戦がないだけに力関係がはっきりしない。実は弱い中で好走していただけかもしれない。切れる脚はないと思われるので、決め手勝負になると遅れをとる可能性もある。菊沢徳騎手が阪神に慣れていないだけに仕掛けどころを間違えるのが一番恐い。ハイペースが予想されるだけに、あまり前に行きすぎるとラストの伸びが甘くなるし、切れる脚はないだだけに中団に位置して仕掛けどころを間違えれば届かない可能性もある。
    ロンドンブリッジ
    (牝4・松永幹55)
    買い ファンタジーS優勝。
    ファンタジーSを圧勝し、阪神3歳牝馬Sは負けるはずがないと言わたほどの逸材である。アクシデントで阪神3歳牝馬Sを回避して長期休み明けでのぞんだ前走は、掛かってしまいハイペースをで先行してしまった。ラスト50までは先頭をキープしたが、さすがに力尽きて4着に沈んでしまった。あのハイペースで僅差4着というのは能力の高さを証明したと言え、それほど悲観することはない。ファンタジーSはスローペースでちゃんと折り合っているのだから一度叩かれた今回はきっちり折り合えるはずである。ペースさえ間違わなければ、能力は高いのだから圧勝もあり得る。
    消し なんだかんだ言っても4着は負けすぎである。G1を勝つつもりならどんな状況であろうと2着は外してほしくない。いくら休み明けだったとはいえ、あれだけ掛かるのは問題である。一度叩かれただけで落ち着くという保証はどこにもないだけに、また同じことを繰り返す可能性もある。距離もマイルを経験していないのが気になる。気性的なことも考えるとスタミナに大きな不安を感じる。
    ファレノプシス
    (牝4・武豊55)
    買い エルフィンS優勝。無傷の3連勝でエルフィンSを制し、一躍クラシックの有力馬となった。勝ったレースはすべて完勝だっただけにその能力の高さは明白である。チューリップ賞で阪神3歳牝馬S好走組を差し置いて1人気をとったほどである。そのチューリップ賞で4着に負けたが、出負けが原因である。スローペースだっただけに出負けして4着は立派である。武豊に乗り替わるので、今回はスタートを失敗しないだろう。巻き返しは十分あり得る。前走4着で人気を落とすだけに、かなり狙い目だといえそうだ。
    消し 前走チューリップ賞で4着に負けたのは痛恨である。これが重賞とオープン特別の違いなのである。重賞で3着すらできなかったことで底を見せてしまったともいえる。出負けが原因だとしても、今回だって出負けするかもしれない。こういうものは基本的には馬の問題なので、名手武豊でも安心はできない。それに、まともだったら勝っていたという保証はどこにもない。出負けしなくても同じ結果だったかもしれない。
    オータムリーフ
    (牝4・石橋55)
    買い 紅梅S優勝。いちおうオープンを勝っている。このときアネモネSを完勝したラヴラヴラヴに勝っている。
    消し 4歳牝特で5着に負けたのは痛恨である。底を見せてしまったと言われても仕方ない。京都の1400mでしか結果を残していないことからして、阪神は合っていないのかもしれない。阪神3歳牝馬Sで9着に負けているのでマイルは長いのかもしれない。
    エアデジャブー
    (牝4・横山典55)
    買い クイーンC2着。
    クロッカスSで休み明けにもかかわらずスギノキューティーの2着して、続くクイーンSではスギノキューティーを抑えて2着した。中団からしっかりと伸びるタイプなので、安定度はかなり高そうだ。タイムが優秀ということでクイーンCのレベルが高かったとすれば、連対は十分にあり得る。
    消し エイダイクインにはクイーンCで完敗した。3歳時も含めて2敗しているので勝負づけは終わってしまった感じがする。堅実なのはいいことだが、連続2着と決め手に甘さが残るタイプのようにも感じる。輸送競馬を経験していないので不安の一つとなる。
    テイエムオーロラ
    (牝4・田島裕55)
    買い 小倉3歳S2着。
    いちおう重賞連対があるからなあ。大化けもあるかもなあ。
    消し 最近の走りはあまりに問題である。ここ5戦はすべて掲示板にも載っていないのだからとても期待できない。大化けは考えにくい。
    アマートベン
    (牝4・武幸55)
    買い 前走勝っているのはいいことだ。勢いはありそうだ。ファレノプシスの2着もあるので、まったくダメというわけではなさそう。
    消し 前走勝っているも500万の2000m戦である。マイルのスピードに対応できるかは分からない。クロッカスSで9着に負けているように、オープンでは通用しないようにも感じる。ましてG1ではなおさら厳しい。
    サイキョウザクラ
    (牝4・熊沢55)
    買い 前走勝っているので勢いはありそうだ。いちおうサンデーサイレンス産駒である。
    消し エルフィンSで14着に敗れているようにオープン実績は全くない。前走勝っているが1200mでのものである。スタミナにも疑問を持ってしまう。
    クリノオードリー
    (牝4・大崎55)
    買い うーん困った。いいところが見当たらない。
    消し 前走アネモネSで13着に負けているのは問題である。500万でも何度も負けているように底を見せてしまっている。G1で巻き返すのは常識的には無理である。
    ラティール
    (牝4・高橋亮55)
    買い 現在2連勝中である。勢いは非常に感じる。阪神マイルで1勝しているので距離コースは問題ない。タイムもチューリップ賞よりも良かった。もしかするかもしれない。
    消し オープン経験がまったくないのだから、裏付けは何もないということになる。前走も中京のローカル競馬だったことで魅力を感じることができない。5馬身くらい離して勝っていると、もしかしたらと思うものだが、0.1秒差では物足りない。
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