G1皐月賞の結果
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結論 |
馬番連勝複式 軸18--1-3-7-12-16
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馬名 | 買い&消し | |
スペシャルウイーク (牡4・武豊57) |
買い | 弥生賞優勝、きさらぎ賞優勝。 重賞2連勝中だが、その内容がすばらしい。中団よりやや後ろにじっと待機して、3角から徐々に前に進出し、4角では中団やや前の位置、そこから直線だけで前を軽く交わし突き放すという勝ち方である。特に前走の弥生賞では、セイウンスカイのほぼ完璧な逃げを後方からの競馬で軽く差しきってしまっているのだから恐れ入る。東京スポーツ杯をレコード勝ちして、ダービーの最有力候補と言われたキングヘイローにも4馬身つけている。今やダービーの最有力候補はこの馬であるのが通説だろう。この馬の最もすばらしいところは、反応が速いことである。後方にいてもゴーサインに鋭く反応するので、すぐに先行集団を射程圏に入れられる。展開には左右されそうにない。鞍上武豊も頼もしい。 |
消し | あまり不安な点はないのであるが、初顔合わせとなる馬もけっこういるだけに本当の実力関係はよく分からない。去年もレベルが低いと言われた若葉S組がワンツースリー・フィニッシュを決めているように、本当のレースのレベルなんて意外と分からないものである。過去の傾向でも若葉S組がいい成績を残している理由の一つに、勢いで押し切るというのもあげられる。つまり、弥生賞からでは間隔が開きすぎて勢いが止まってしまうということも考えれるとも思える。 | |
セイウンスカイ (牡4・横山典57) |
買い |
弥生賞2着、ジュニアC優勝。 ジュニアCは5馬身差で圧勝、試金石と言われた前走の弥生賞でもキングヘイローを4馬身離して2着した。この実績から見て、G1級の馬であることは間違いない。前走の弥生賞も力を見せつけるような逃げであり、展開に恵まれたというわけではなかった。同じ戦法を取るのであれば、安定した走りを期待していい。弥生賞のレベルが一番高かったとすれば、2着は外さないと言えそうだ。もちろん勝つチャンスもある。前走の徳吉騎手の騎乗にオーナーが不満を持ち、横山典に乗り替わることになったが、あの逃げに不満を持つということは、もっと決め手勝負の展開にしたかったということだと思う。2番手か3番手に抑え、または逃げる形になっても平均ペースの逃げではなく、スローペースのタメ逃げをしてほしいということではないか。この馬は本来は切れ味を生かすタイプであるというコメントがあったくらいである。ラストの決め手勝負にかなりの自信を持っているのではないか。そして、スペシャルウイークにも勝つつもりでいると思う。 |
消し | 前走スペシャルウイークに力の違いを見せつけられた感じは否めない。同じ展開なら抑え切れそうにない。それに逃げるのであれば、今回は有力馬が早めに仕掛けてくるだろうから、前走のような楽な競馬ではできないかもしれない。上でも述べたが、今回は作戦を変更してくる可能性がある。勝つためには仕方ないことだが、リスクが大きくなるのも否めない。本当に決め手があるかどうかはレースで実証されているわけではないので、決め手勝負を挑んで自滅してしまう可能性もある。 | |
キングヘイロー (牡4・福永57) |
買い |
弥生賞3着、東京スポーツ杯優勝、ラジオたんぱ杯2着。 何と言っても東京スポーツ杯をレコードで勝っている実績は高く評価しなければいけない。朝日杯で2着したマイネルラヴを子供扱いにしているのだから、その価値はそうとう高い。前走は休み明けで3着に敗れたが、一度叩かれたことで上積みを見込めるので、当然巻き返しを狙っているはずである。母キングヘイローという良血も魅力の一つである。ここ一番で勝負強さを発揮するかもしれない。 |
消し | 前走3着に敗れ、ラジオたんぱ杯に続き2連敗した。言い訳はいろいろあるのは分かるが、さすがに底を見せつつある感じは否めない。それに前走の負け方は2着にも4馬身もつけられるという負け方であり、決定的な差であるともいえる。東京スポーツ杯で朝日杯2着のマイネルラヴに勝ってることで高い評価を受けているが、その後のマイネルラヴがいまいちな走りをしているだけに、実は東京スポーツ杯はそれほどレベルが高くなかったということも考えられる。我々はこの馬を過大評価しすぎていたのかもしれない。それに福永君に不安を感じるのは私だけでしょうか。 | |
クリールサイクロン (牡4・蛯名57) |
買い |
スプリングS優勝、新潟3歳S優勝。 重賞を2勝している実績はこのメンバーでは上位ランクである。新潟3歳Sでは豪快な追い込みを決め、スプリングSでは先行抜け出しという正攻法で勝っている。新潟3歳Sでは意識して後方からの競馬ではなく、ズブくて後ろからの競馬となったものであり、この時から距離はもっと長い方が合っていると言われていた。その適性を十分に発揮したのが前走だったわけである。ペースが落ち着く中距離戦ならば楽に好位につけられ、安定した競馬ができるというわけである。それまでの中距離戦の凡走は、新潟3歳Sの印象が強すぎてついつい後方からの競馬をしてしまったのが敗因であると思われる。前走のような競馬が今回もできれば安定度は期待できる。 |
消し | 前走勝っているが、レースのレベルには疑問を感じてしまう。重賞ウイナーがこの馬だけだったことを考えると、相手に恵まれすぎたかもしれない。前走はうまく先行できたが、今回もうまくスタートできるとは限らない。この馬は恐がりでもまれると弱いというコメントをどこかで見た記憶もある。厳しい流れになると簡単に潰れる可能性もある。中山2000mで2敗しているので、2000mでは距離が長いかもしれないという見方もできる。 | |
セイクビゼン (牡4・江田照57) |
買い |
スプリングS2着。 前走のスプリングSでは11人気ながら2着とがんばったが、朝日杯3歳Sでは内国産馬では最高の6着だったわけで、内国産限定のレースであれば、これくらい走っても当然の馬である。しぶとい走りを信条としている馬なので、前走のような渋い走りは期待できる。安定度はけっこう高いと思う。万馬券男の江田くんが再びかましてくれるかもしれない。 |
消し | 前走2着したが、レースのレベルに疑問を持つ。相手に恵まれての2着ということかもしれない。しぶとい走りはいいのだが、裏を返せば決め手がないということ。力でねじ伏せるという強さを感じることはできない。2000mも未経験なので不安は否めない。 | |
タヤスアゲイン (牡4・柴田善57) |
買い |
スプリングS3着、ダリア賞優勝、芙蓉S優勝、いちょうS優勝。 3歳時にオープンを3勝した逸材である。骨折で休養を余儀なくされたが、なんとか間にあったというところである。急仕上げでのぞんだアーリントンCで3着に入り、前走スプリングSでも3着を確保し、叩かれながら調子は上向いているはずである。体調不十分でも上位に進出してくるあたりは、能力の高さの証明ともいえる。 |
消し | アーリントンC3着はともかく、前走スプリングSではメンバー的に連対は外してほしくない。いくら3歳で活躍しても、4歳になって結果を残していないのだから、順調に成長しているのかどうかは何とも言えない。休み明けのアーリントンで3着していること、3歳時のオープンレースは全て1600m以下であったこと、スプリングSでは少し掛かってしまったことなどを考えると、マイル以下でこその馬なのかもしれない。とにかく2000mの経験はないわけだから、不安は否めない。 | |
フジラッキーボーイ (牡4・中舘57) |
買い |
若葉S2着 前走若葉Sを2着し何とか出走権をもぎとった。去年をはじめ何故か若葉S組は皐月賞で好走するケースが多い。勢いが止まらないのがいい結果に結びついているのかも。距離コースはもちろん問題にならない。 |
消し | 弥生賞で6着だったように底を見せてしまっている。前走2着もオープンを勝っている馬がいなかったように相手に恵まれただけである。 | |
ボールドエンペラー (牡4・河内57) |
買い |
デイリー杯3歳S優勝 デイリー杯では豪快な追い込みで勝っており、決め手はなかなかのものを持っている。最近はきさらぎ賞2着、毎日杯3着と堅実な走りを見せており、安定して力が出せるようになってきている。何を考えているか分からないタイプのように思えるので、ここ一番の会心の一発が恐い。 |
消し | 前走前々走とこの馬らしさが感じられない。この馬の魅力はデイリー杯のような豪快な追い込みだと思う。最近の走りは安全に行きすぎている。そのために、2着3着と決め手の甘い結果になってしまっている。少なくても前走のような作戦をとるのであれば、皐月賞で巻き返すのは無理だと思う。まあ、デイリー杯も相手に恵まれた感じも否めないので、根本的に実力がないだけかもしれない。 | |
エモシオン (牡4・松永幹57) |
買い |
すみれS優勝、中京3歳S2着。 すみれSは完璧な走りで完勝した。着差以上の強さだったというのが一般的な見解である。母アドラーブルの仔という超良血馬で、TRに参戦しなかった馬ではダントツの評価を受けている。1200mのデビュー戦で3着に負けた以外は連対を外しておらず、安定した走りが期待できる。切れ味というよりパワーで勝負するタイプに私には見えたので、中山コースにも合うタイプだと思う。 |
消し | やはり重賞で実力を証明していないのが痛い。本当の実力がどの程度なのか判断しづらい。とんでもない大物の可能性もあるが、重賞を勝てるほどの実力はない可能性もある。中京3歳Sでは牝馬のエイダイクインに負けていることを考えると、そんなに強い馬ではないという判断もできるのではないか。重賞を経験していないということは、厳しい流れも経験していないことになる。中山コースを経験していないのも不安な点である。 | |
ディヴァインライト (牡4・岡部57) |
買い |
毎日杯2着。 前走の毎日杯でクビ差の2着まで追い込んできた末脚はなかなか強力である。弥生賞で5着した時も明らかに体調が良くなっていたようで、今もその勢いは止まっていないもよう。これだけの決め手を持っていれば、展開一つで大番狂わせも十分にあり得る。何と言っても鞍上が岡部だけに不気味な存在である。 |
消し | やはり弥生賞で5着に負けているのは痛すぎる。その後体調が良くなったと言ってもあの差は決定的である。追い込み脚質であることを考えると、中山の重い馬場が合っていないのではないか。軽い馬場でこそこの馬の末脚が生きるのではないだろうか。それにレース間隔が詰まっているのも不安材料となるだろう。 | |
シャインポイント (牡4・後藤57) |
買い |
クローバーS優勝。 いちおうオープンを勝っているわけだから実力はそれなりにあるのだろう。長期休養明けとなるが、想像以上に成長していることも考えられる。調教ではけっこう速い時計を出しているようである。 |
消し | 常識的には長期休み明けはマイナスである。ここ10年を見る限り休み明けでいきなり好走した例はない。無敗であればまだ期待できるのだが、クローバーSを勝った後は4戦して1度も掲示板に載っていないくらいである。とてもG1でいきなり走る器だとは思えない。 | |
ビルドアップリバー (牡4・加藤57) |
買い |
札幌3歳S2着。 いちおう重賞連対の実績を持っている。京成杯では外国産馬を相手に3着とがんばっており、それなりの実力を見せている。馬力のあるタイプなだけに馬場が渋ればおもしろい存在である。 |
消し | スプリングSで6着に負けたのは痛恨である。皐月賞で好走するつもりでいるならば、掲示板は外してほしくない。京成杯3着もレベルがそんなに高くなかったと思える。後方からの競馬もあてにしづらい。そんなに極端に速いペースになることはないだろうから、この馬の決め手ではとても差せないと思う。 | |
ウィニングラック (牡4・田中勝57) |
買い | ちょっといいところが思いつかない。 |
消し | 前走スプリングSで7着に負けたことで底を見せてしまったと言えそう。実績もダートだけし、距離も経験していない。G1で巻き返すのはかなり厳しいように思える。 | |
マイホームタウン (牡4・吉田57) |
買い | 弥生賞、若葉Sとけっこう人気を集めていた。力を出し切れずに終わっているだけであれば巻き返せないこともないかな。中山の2200mを勝っているのはそれなりに評価してあげるべきである。 |
消し | 弥生賞7着、若葉S8着と重賞オープンでは底を見せてしまった。さすがに中2週で巻き返すのは無理だろう。今回もかなり厳しい戦いになるだろう。 | |
コウエイテンカイチ (牡4・熊沢57) |
買い | 前走500万とはいえ芝2000mで勝っているので、勢いはありそうだ。距離も問題ない。それまでジムカーナと好勝負をしていた実績があるだけにまったく戦えないわけではないだろう。 |
消し | オープンでは掲示板が精一杯である。そんな馬が重賞しかもG1で好走できるとはとても思えない。かなり厳しい戦いになるだろう。 | |
トウカイパンチ (牡4・石橋57) |
買い | 毎日杯3着、すみれS4着、シンザン記念5着と重賞オープンでなかなかの走りをしている。着順からは巻き返し可能な位置にはいるといえそうだ。 |
消し | 重賞で好走はしているが、連対すら果たしていない。勝馬とは決定的な差をつけられているだけに逆転は難しそうだ。パンチ力不足のイメージが強く、大化けはなさそうだ。 | |
スペーストラベラー (牡4・藤原57) |
買い | 好走しているのは全て1800mである。距離は大丈夫だろう。 |
消し | 前走若葉Sで7着に負けているのは痛恨である。さらにレベルが高くなる今回のレースで巻き返すのは難しすぎる。 | |
ケイエスグッドワン (牡4・村本57) |
買い | 前走500万とはいえ勝っているので勢いはありそうだ。 |
消し | 芝のレースはきさらぎ賞だけであり、しかも15着に惨敗している。前走もダート1200mの勝ち上がりではとても皐月賞につながるとは思えない。あまりに不安材料が多すぎる。 |