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G2スプリングSの反省

G2スプリングSの結果
1 3-05クリールサイクロン 蛯名正 1.49.8---36.9 436kg-4 7人気
2 6-10セイクビゼン 江田照 1.49.93/436.5 468kg0 11人気
3 6-11タヤスアゲイン 柴田善 1.50.1137.0 486kg+6 1人気
4 5-08エアジハード 武豊 1.50.1クビ36.3 482kg+12 2人気
5 4-07コンキスタクラウン 岡部 1.50.3136.9 468kg-2 3人気
単勝2,770円 枠連1,200円
複勝510円 980円 150円 馬連55,220円
予想と見解 好材料と不安材料
G2スプリングSの感想
  • うわぁー!やってしまったぁー!何が「重賞ウイナーがいないに等しい」だ!私に反発するようにクリールサイクロンが完勝してしまった。へんなことは言うもんじゃないね。クリールサイクロンが「ざまあ見ろ!」と言っているようだ。とほほ・・・である。オープン実績を重視してセイクビゼンを評価したまでは良かったが、唯一の重賞ウイナーを外すという大失態!まあ、この馬のことはそれになりによく知っているつもりだったから、消すことができたんだけど、そうでなければ絶対消せなかったと思う。何度も見ているのが逆にあだになってしまったパターンである。逆にセイクビゼンの方は、まったく知らないから買うことができたわけだから、どっちがいいかなんて分からないもんです。知らないよりは知っている方がいいだろうけど、中途半端に知っていると落とし穴に落ちることもあるということですかね。けっきょくは、まだまだ勉強不足だということでしょう。稲葉調教師すらびくっりしたという先行策を誰が予想できるのかという話もあるが。
  • 勝ったのはクリールサイクロンであった。終わってみれば、唯一の重賞ウイナーが完勝というあまりに簡単な答えであった。今まで最後方から追い込むことしかやっていなかったので、追い込むことしか頭になかったが、能力のある馬が脚質転換で好結果を出すことはよくあることである。まさにこのパターンにはまったいい例である。脚質転換は前もってコメントしていれば心の準備もできるが、いきなりやられては予想する方はたまったもんではない。そうは言っても能力がなければできないものである。重賞を勝っている実績はだてではないということを十分に証明した。能力があると分かっていたのであれば、こういう混戦のときは押さえるべきだということかもしれない。とにかく、怖がりのこの馬が先行できたというのは大きな収穫である。皐月賞へ向けて大きく前進したといえる。でも、弥生賞と比べるとレベルが低かったように感じるのは私だけでしょうか?それに、私はこの馬は2000m以上でこそ力を発揮するタイプだとずっと思っていたが、今回の勝ちでもしかしたら距離短縮もプラスだったのかもしれないということに気づいた。距離に関しては自信はないが、本番では苦しい状況だということには変わりはないだろう。
  • 2着はセイクビゼンであった。この馬のことをまったく知らなかったが、やっぱり朝日杯で内国産では最先着しただけの馬である。今年の外国産馬はレベルが高いので、内国産限定なら朝日杯6着でも十分に戦えると判断したのは正解だったようだ。それにしても11人気にはびっくりした。いくら何でも評価が低すぎる。実力と人気が大きくずれる時にしっかりとゲットするというのが、私が穴を獲るパターンなんだけどなあ。まさかサイクロンにやられるとはなあ。とにかく、この馬を選択できたのは自信となった。G1好走の実績はそれなりに評価しないといけないことを再認識した。今後もこういう馬をしっかりと選択できるようんしたい。この馬の今後だが、今回の印象も「あまり特徴がない」というように感じた。どんな時でも堅実に走るタイプではないか。本番で巻き返すほどのパンチ力は私には感じなかった。本番ではかなり苦しい戦いになると思う。
  • 3着はタヤスアゲインだった。なんとなくこうなるような気がしたのだ。いくら休み明けで3着したと言っても、必ず上積みがあるわけではないのである。重賞実績や距離実績があるのならともかく、この程度の実績では半信半疑とみるべきである。こういう馬をすっぱりと消すことができると馬券戦略も楽になるのだろうが、これだけメンバーが弱いとなかなか消せないものである。ここらへんが私の弱いところである。今回の3着でこの馬の底がだいたい見えてきた感じがする。掛かったために伸びを欠いたということらしいが、そうであれば距離がさらに伸びる皐月賞ではさらに厳しくなる。現時点ではマイルくらいの方が合っている感じがする。これで重賞では連続3着ということになるわけだから、まだ重賞では実力不足なのかもしれない。今後もあまり高い評価をしない方がいいのではないだろうか。
  • 4着はエアジハードであった。やっぱり、初重賞、初距離の条件ではあまりに厳しすぎたようである。それでも、後方から直線だけでかなり伸びてきた。キャリア不足で負けたという内容だったと思う。私が魅力を感じたとおりの走りは見せてくれた。でもまあ、連対しなければ何にもならない。やはり、こういうオープン初挑戦の馬はよっぽど度肝を抜くような走りをしていない限りは消すべきなのだろう。この馬はゲートでも暴れていたようにまだまだ気性的に幼い感じである。直線であれだけ伸びているのだから、大人になればかなりの実力を見せてくれると思う。あと2・3戦は様子を見てみたい。
  • 5着はコンキスタクラウンであった。これはだいたい予想どおりだった。この馬は決め手がない堅実タイプなのである。崩れることはないが、勝ちきるまでのパンチ力はないという馬だと思う。今後も重賞では苦しむと思う。ただ、堅実なだけに有力馬が総崩れということになれば台頭することもありそうだ。
  • ビルドアップリバーは6着であった。私はけっこう期待していたが、ちょっとがっかりした。もう少し積極的なレースをすると思ったが、最後方からの競馬ではこれが精一杯である。この程度の馬だということがよく分かった。
  • トーワミラクルは9着であった。なんでこの馬が5人気だったんだ。私には謎である。クリールサイクロンより人気になる馬だとはとても思えない。
  • ドクトリンは12着であった。やっぱりこの程度の馬なのだろうか。もう見限った方がいいのかなあ。
  • タマモタクトは13着であった。いくら何でも負けすぎである。私の本命があまりにだらしない。中間で休みがあったようで体調が良くなかったようである。それにしてもこれだけ負けるとなると、やっぱりダートでこその馬なのかもしれない。クラシックで巻き返すのはかなり厳しくなった。
  • とりあえず、こんなもんでしょう。
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    参考
    G2スプリングSの予想
    結論
    馬番連勝複式 6-8-9-10-11(BOX)
    1. タマモタクト
    2. タヤスアゲイン
    3. ビルドアップリバー
    4. セイクビゼン
    5. エアジハード
    にへい君の見解
  • 皐月賞TR第2弾となるレースである。本番までの間隔が去年から中3週に広がり、本番まで最も理想的なローテーションで臨めるTRとなった。今までは中2週のローテーションのせいもあっただろうが、このレースから皐月賞で好走している馬というのがほとんどいなかった。理由はあまりないとは思うのだが、1人気が底を見せてしまうことが多く、穴馬がなんとなく勝ってしまうことが多いように感じる。つまりは、結果的にレベルの低いレースになることが多いといえそうだ。ナリタブライアン、ミホノブルボン、バブルガムフェローが1人気で勝ったときでさえ、2着となった馬がその後に凡走を繰り返しているようにどうしてもレベルが低いレースという印象を拭えない。中3週となった去年でこそ、今年に入ってから結果を出しているビッグサンデーが勝っているが、当時はまだまだ成長途上の段階でのレースであり、レースそのもののレベルはあまり高くは感じられなかった。現に皐月賞では惨敗を喫している。たぶん、距離が本番より200m短いことで有力馬がこのレースを嫌うことと、この時期の4歳限定の1800m戦はスピードだけでも押し切れてしまうことが、このレースが皐月賞に直結せずに、結果的にレベルが低くなるということだと思う。果たして今年はどんなレースになるであろうか。
  • 今回のメンバーを見てみると、なんと重賞ウイナーがいないではないか。えっ1頭いる?ああクリールサイクロンかあ。確かに重賞を勝っているなあ。でも、最近の走りはあまりにだらしないだけに、ここで主役になるのはかなり厳しそうだ。重賞ウイナーは不在だと思った方がいいと思う。そう考えると、オープン2勝のタヤスアゲインが主役ということになりそうだが、不安な点もけっこうあるだけに、絶対的な信頼というのは置きにくい感じがする。かなり混戦と見てよさそうだ。未知の魅力があるオープンを経験していない馬と重賞でそこそこの走りをしたことがある馬との争いになるであろうが、どちらを信じるかが大きな分かれ道ということになりそうだ。私は未知の魅力に賭けるタイプではないので、基本的にはオープン実績を重視していきたい。
  • 私の本命◎はタマモタクトである。前走ヒヤシンスSで圧勝しているのを高く評価した。ダートにもかかわらず上がり35秒台とは恐れいる。底知れない実力の持ち主であるように私には思える。芝に替わるのが心配ではあるが、ダートで35秒台の末脚を使う馬である。芝ではもっと切れる脚を使うであろう。中山の重い馬場なら十分に対応できると思う。1800mをレコード勝ちした実績からもスタミナは問題ないし、距離延長はかえって好材料となりそうだ。幸四郎との相性もかなり良さそうなのも心強い。ただ、芝で実績がないのは痛恨である。未経験というのであれば、まだ期待もできるのだが、すでに凡走しているわけだから厳しいデータとなる。けっきょくは、他に推せる馬がいないから、この馬が押し出されてしまったという感じなのである。こういう馬を軸にすることはとてもできない。今回もボックスで勝負する。
  • 対抗○はタヤスアゲインにする。オープンで2勝している実績は、ここではNo1の実績と言っていい。骨折明けのアーリントンCでは、まだ完調手前であったのに3着にがんばっており、潜在能力の高さを証明した。叩かれた上積みを考えれば、前走以上の走りが期待できるはずである。しかも、外国産馬がいない今回はメンバーは弱くなっているとも言える。常識的には好走は必至であると思われる。しかし、私はどうしても魅力を感じることができない。何が?と聞かれると困るのだが、何となく2走ボケをかましそうな気がするのである。前走の出走はかなり無理のあるものだったはずである。こういう無理をするとどこかで反動が出るものである。体が仕上がっていない状態でレースをすると疲れがたまるものではないか、と思うのである。それに理由は何であれ、前走連対すらできなかったのも事実である。勢いがあるとは感じられない。距離未経験も不安の一つである。まあ、相手がかなり弱いだけに、客観的なデータではこの馬が圧倒的に有利であることは否定できない。なんとなくというレベルの話では、本命にしなかったというのが精一杯である。これより下には評価を落とせない。
  • 単穴▲はビルドアップリバーにする。混戦模様でかなり悩んだが、京成杯で3着の実績を持つこの馬を持ってくる。やはり、中山の重賞で好走しているというのは信用しやすいデータである。オープン未出走よりはずっと安心できる。時計がかかる馬場を得意としているようなので、中山馬場が大きなプラスである。京成杯は相手が外国産馬だったが、今回は内国産だけである。その中でもレベルが低そうなメンバーである。重賞制覇の最大のチャンスとも言えそうだ。ただ、京成杯では決定的な差をつけられて負けているだけに、強いという印象はとてももてなかった。いくらメンバーが弱くても、こういう上がり目に乏しい馬に期待できるのか、という不安はある。こういう馬は常に3着か4着で終わるだけに魅力に欠けるのは否めない。そこまでがんばれるだろうか。
  • 4番手△はセイクビゼンにする。これも朝日杯6着の実績を評価した。5着までは全て外国産馬であったので、内国産馬でNo1だったということになる。この程度の実績で高い評価していいのか、という感じも否めないが、オープン未経験の馬よりはずっと信用できる。今の中山コースはかなり重い馬場なので、他の馬場のレースはあまり参考にならない。中山G1でまあまあの結果を残しているのは安心できる材料の一つとなる。ただ、朝日杯もしょせん掲示板にも載れなかったわけだし、大きく離されて負けている。そんなに強いという印象は持てなかった。実力があるわけでもないかもしれないという懸念は否めない。ちょっと評価しすぎかもしれない。
  • 5番手△はエアジハードにする。最後の1頭はコンキスタと悩んだ末にこの馬にした。いつもの私なら、距離コース実績を重視するので、当然コンキスタということになるはずだが、今回ばかりはなぜかこの馬の方に魅力を感じている。ブックのパドック写真で、すごく魅力的な馬体に見えたというのが最大の理由である。初重賞、初距離ということを考えると、かなり厳しい戦いにはなるとは思うのだが、このメンバー構成なら、多少の経験不足でも十分に戦えるという気持ちがある。武豊がわざわざ東上するのだから、それだけの馬なのだろう。なんか人気になりすぎるような感じなのが、どうも気に入らないが、なんとなく大物のような感じがする。上がり馬ならこの馬だと私は判断した。ちなみに、走っているところは見たことがないので、この馬のことをよく理解しているわけではないことを申し添えておく。
  • 6番手はコンキスタクラウンにする。前走中山1800mで勝っているのはかなり好材料なのだが、買える実績はそれだけしかない。決め手に欠けるタイプのように感じるので、前走は道悪が幸いしただけとも言える。エアジハードと違って、何度も負けているわけだから未知の魅力というほどのものでもない。まだまだ重賞では実力不足のような気がする。ただ、距離コース実績というのは信用しやすいデータの一つであるのも確かである。勢いで押し切ることもけっこうありそうだ。そして一番恐いのは混戦の岡部である。混戦では騎手で決まることも少なくないのである。
  • 7番手はドクトリンにする。シンザン記念で2人気に推されながら、見せ場すら作れずに終わってしまった。その後の共同通信杯でも同じく惨敗と完全に底を見せてしまった感じである。ただ、道悪とダート変更と条件が悪かったのも確かである。良馬場なら巻き返す余地は残っているともいえる。注意しなければいけない馬だとは思う。でも私はオープンで1度も結果を残していない馬で勝負するほど冒険家ではない。今回もダメだと思う。
  • 8番手はクリールサイクロンにする。新潟3歳Sで最後方から差しきった末脚はけっこう凄かった。はまった時の決め手はなかなかのものである。でも私はこの馬は中山に合っていないと思っている。非力なタイプで軽い馬場でこそ力を発揮する馬ではないだろうか。今回も思い馬場に苦しむと判断した。
  • 9番手はマイネルクラシックにする。北海道3歳優駿を勝っており、地方交流重賞の実績を持っている馬である。でもダートでの話であり、芝では参考にならない。芝で実績がない以上は高い評価はできない。中央に戻ってから連敗しているように勢いも感じられない。かなり厳しい戦いになると思う。
  • まあこんなもんでしょう。
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    G2スプリングS出走馬
    馬名 買い&消し
    タヤスアゲイン
    (牡4・柴田善56)
    買い 芙蓉S優勝、いちょうS優勝。デビュー以来4連勝でクラシックの最有力候補と言われた。骨折で心配されたが、ぎりぎり間にあったようである。前走のアーリントンC3着も骨折明け、調教不足を考えれば、信じられない好走と言える。この馬の能力の高さを十二分に証明したと言っても過言でないだろう。一度叩かれた上積みでさらに上昇していると考えられる。4勝していることで、勝ち数はメンバーNO1である。今回のメンバー構成なら負けられない一戦といえそうだ。
    消し まず距離経験がないのが気になる。1600mと1800mではスタミナの重要度がかなり違ってくる。スタミナを証明していないのだから分からないということになる。次に、どんな状態であったにしろ3着に負けているのはどうか、と思う。クラシックに間に合わせるために、かなり無理している感じもするので、意外と上積みがないかもしれない。かえって2走ボケの方が恐いかも。重賞を勝っていないということで格もそれほどでもないことになる。
    クリールサイクロン
    (牡4・蛯名正56)
    買い 新潟3歳S優勝。このとき見せた末脚はかなり凄かった。直線だけで全馬を差し切っている。わざと後ろから行ったわけではなく、ズブくて追いどおしでの話である。短距離馬ではないと思われる。最近は凡走しているが、はまった時の末脚はかなり脅威である。重賞を勝っている実績を侮ってはいけない。
    消し 中山ではまったく好走していない。この馬はパドック写真とかで、線が細いというコメントが目立つ。つまりは非力なタイプである可能性が高く、パワー重視の中山コースに合っていないということになる。そうでなくても前走ジュニアカップ7着は負けすぎである。勢いはあまり感じることはできない。3歳の早い段階の重賞を勝った馬が、4歳になってから全く結果を残せないことはかなり多いので、この馬も単なる早熟馬だという見方もできると思う。
    タマモタクト
    (牡4・武幸56)
    買い ヒヤシンスS優勝。ダートとはいえオープンで圧勝しているのは大きな魅力である。ダートで上がり35秒台を叩き出しているのはかなり凄く、芝なら34秒台も可能だと思われる。ダートで強い勝ち方をしていることからすれば、重い芝ならば十分に対応できるのではないだろうか。500万クラスのダート1800mをレコードで勝っている実績から、スタミナは問題ない。幸四郎だと3戦3勝と相性抜群である。
    消し 芝で実績がないのが大きな不安である。去年もショウナンナンバーがダート圧勝後に挑戦してきたが、惨敗に終わっている。芝が初めてというのなら、芝でもというように考えるのであるが、この馬は何度か芝で負けている。ダートでしか走らない可能性はけっこう高そうだ。重賞を勝っていないということで格もそれほどでもないことになる。
    ビルドアップリバー
    (牡4・加藤56)
    買い 札幌3歳S2着。とりあえず重賞で連対している実績を持っている。前走京成杯で3着と好走しており、4歳重賞でも結果を残しているのはいいことだ。時計のかかる馬場を得意としており、距離も経験済みである。中山の1800mはこの馬には最高の条件となりそうだ。メンバー的にもそれほど強力なのがいないだけにチャンスは十分である。
    消し まだ1勝しかしていないのが気になる。勝ちきれないタイプの馬なのだろうか。こういう馬は大きなレースでは好走できないものである。東京スポーツ杯で11着に惨敗していることもあり、安定度も期待できない。京成杯も札幌3歳Sもそんなにレベルが高いレースでなかったように思える。何というか大器という感じがしないのである。
    マイネルクラシック
    (牡4・佐藤哲56)
    買い 北海道3歳優駿優勝。地方交流戦であるが、いちおう重賞を勝っている。その後もオープンで4着3着4着と安定した力を発揮しており、安定度はけっこうありそうだ。新馬戦は芝で勝っているわけだから芝もこなせると見ていいだろう。ダートで好走しているので、軽い芝よりは重い芝の方がプラスとなりそうである。1800mで1勝しているのでスタミナも大丈夫だろう。
    消し ダートはいえ、中央のオープンでは連対すらできないでいるのはどうであろうか。中央では実力不足ということなのかもしれない。芝の実績も新馬戦だけではあまり参考になりそうにないし、勢いもそんなに感じることができない。こういう堅実に走るタイプは、大きいレースでは勝ちきれないことが多いだけに、魅力に欠けるものである。
    インテリパワー
    (牡4・的場56)
    買い 全日本3歳優駿で2着した実績を持つ、共同通信杯でも4着にがんばっており、重賞実績はなかなかだと言える。芝はまだ未経験なので、意外と大爆発なんてことも。
    消し 芝の経験がないのが大きな不安となる。共同通信杯の走りを見る限りでは、先行してしぶとく粘るタイプに見えたので、ダートの方が合っているように感じた。全日本3歳優駿、共同通信杯とも、勝馬とは大きく離されており、強いという印象は持てなかった。
    ウィニングラック
    (牡4・田中勝56)
    買い 地方成績6戦3勝。前走500万とはいえ勝っているのはいいことだ。勢いはかなりありそう。芝はまだ未経験なので、意外と大爆発なんてことも。
    消し 前走勝っているが、ダートの1200mではあまり参考にならない。芝の1800mで好走できる裏付けにはとうていなり得ない。地方で連対率10割というのであれば、かなり期待してしまうのだが、5割ではちょっと・・。
    イアラジーニアス
    (牡4・古川吉56)
    買い 新馬戦でいきなりレコード勝ちしているのはけっこう凄い。芝1800mで出したものだけに価値がある。500万も芝2000mで勝っており、中距離を得意としているのは歴然である。オープン、重賞でも堅実に入着しており、常に安定した力を出している馬である。長くいい脚を使えるのが魅力のようである。
    消し オープン、重賞で最高4着というのは、底を見せてしまっていると言われても仕方ない実績である。勝馬からもけっこう離されているので、内容的にも物足りない感じがする。前走スローペースで折り合いを欠いたようで、精神的にまだまだ子供のようである。
    エアジハード
    (牡4・武豊56)
    買い 2戦2勝でまだ無敗である。底知れない未知の魅力はある。よくは分からないが、かなりの評判馬のようで、かなりの素質馬だということらしい。たしかに直線だけで差し切ってしまった前走のレース内容はけっこう優秀である。前走はダートだったが、新馬戦は芝で完勝しているように芝はまったく問題ない。わざわざ武豊がくるのだから、やはりそれなりの馬なのだろう。
    消し やはり距離を経験していないのが大きな不安である。経験がないのだから分からないとしか言いようがない。スタミナ不足ということもあり得るということである。それにオープン未経験であるのも不安となる。いくら前評判が高くても、実際に結果を出しているわけではないのだから、そんなに大きくは信用できない。こういう評判馬が重賞初挑戦で惨敗することはよくあることである。間隔が少し開いたのもどうだろうか。
    コンキスタクラウン
    (牡4・岡部56)
    買い 前走500万クラスとはいえ、中山1800mで勝っているのはいいことだ。調子、コース、距離を問題ないことを証明しているのだから、それなりに期待してもよさそうだ。道悪を得意としているようなので、中山の重い馬場は合っていると思われる。5戦4連対と安定した成績を残しており、堅実なタイプでもある。鞍上が岡部というのも好材料である。混戦は騎手の腕で決まることも多いので要注意である。
    消し どうも切れ味に欠けるタイプのような感じがする。500万で5着に負けていることもあるように、スピード不足な気もする。前走は道悪に助けられただけかもしれない。いくら重い中山馬場でも良馬場だと苦戦するかもしれない。それより何より、オープン未経験なのだから、重賞で通用する実力があるのかどうかも分からない。惨敗しても何の不思議もないと言えそうだ。
    セイクビゼン
    (牡4・江田照56)
    買い 何と言っても朝日杯6着が光る。5着までが外国産馬だったのだから、内国産ではこの馬がNO1だったことになる。中山で結果を出しているのも心強い。前走惨敗もダートでの話である。芝に戻れば、朝日杯と同じような走りは期待していい。このメンバーならチャンスは十分である。
    消し 前走ダートだったとはいえ7着は負けすぎではないか。朝日杯6着も、しょせんは入着もしていないわけだし、ハイペースでばてた馬を拾っただけとも言えるので、そんなに高い評価はできないという見方もできる。それ以外のオープンでも3着にも入っていないのだから、だいたい底を見せてしまっているという感じもする。距離も経験してないので、スタミナ不足ということもあり得る。
    ドクトリン
    (牡4・角田56)
    買い シンザン記念で2人気に推された馬である。プロの評論家が評価したのだから、潜在的な能力はけっこう高い可能性がある。シンザン記念は道悪、共同通信杯はダートとなったのが痛かった。芝の良馬場なら力を発揮するかもしれない。
    消し 重賞で連続着外では、底を見せてしまったと言われても仕方ない。いくら条件が悪くても、クラシックを目指しているのであれば、もう少し上位にきてもらいたいところだ。この程度の実力しか持ってない馬なのかもしれない。
    トーワミラクル
    (牡4・南井56)
    買い 前走勝っているのはいいことだ。勢いはありそうだ。1800mで勝っているのでスタミナも問題ない。
    消し 勝っているのはダートだけである。芝では未勝利戦なのに11着に負けていることからして、合っていないと思われる。芝の重賞ではかなり厳しいのではないか。
    ラインウイナー
    (牡4・横山典56)
    買い 前走オープンで3着している。オープンでもそれなりに走れる実力を証明している。
    消し 好走はすべてダートである。芝では入着すらできていないようでは、とても芝の重賞で好走できるとは思えない。オープンで3着なのだから、重賞でさらに着順を上げるのはかなり厳しい。
    フジノプライム
    (牡4・中舘56)
    買い 前走500万とはいえ1700mで2着しているので距離は大丈夫そう。
    消し しょせん1勝馬である。よく分からないが、実績的には魅力のあるものが何もない。前走500万すら勝てないようではとても重賞では戦えそうにない。
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