前ページに戻る
G1高松宮記念の反省

G1高松宮記念の結果
1 4-08シンコウフォレスト 四位 1.09.1---35.2 514kg-2 2人気
2 1-01ワシントンカラー 柴田善 1.09.23/434.7 498kg-4 7人気
3 8-16エイシンバーリン 南井 1.09.2ハナ35.5 460kg0 5人気
4 3-05シーキングザパール 武豊 1.09.31/235.2 468kg+2 1人気
5 5-09ケイワンバイキング 横山典 1.09.3アタマ35.0 436kg-14 6人気
単勝490円 枠連2510円
複勝160円 320円 270円 馬連2450円
予想と見解 好材料と不安材料
G1高松宮記念の感想
  • 今回もショックが大きい。予想を書き終えた時点で、正直言って外すことだけはないと思っていた。ところがテレビで天気予報が流れた時に、私は「またやってしまった!」と思った。道悪競馬になるなんて想像すらしていなかったのである。なんでそういう基本的なことを見過ごしてしまうのか、本当に自分で嫌になる。終わってみれば、道悪得意の2頭で決まってしまうという最悪の結果である。こんな予想をしているから当たらないのである。勉強というか集中力が足りなすぎる。
  • 勝ったのはシンコウフォレストであった。前走シルクロードSで内容のある3着していたことで良馬場でも十分に戦えると思ったほどの馬である。道悪になれば恐いものなしである。道悪に苦しむ有力馬を尻目にするすると伸びてきた。道悪が幸いしたのは明白である。次につながるかどうかは分からない。
  • 2着はワシントンカラーであった。この馬も道悪得意の馬である。時計がかかっていることでも分かるとおり、この馬が強かったというよりは、他の有力馬が道悪で伸びなかっただけだと思う。まあ、スプリンターズS3着もある馬だから、実力で2着したという見方もできるが、このレースだけでは判断できない。
  • 3着はエイシンバーリンだった。さすがに中京は得意である。万全のレースで2着を確保するかと思われたが、ハナ差で交わされてしまった。それでも道悪を考えれば、よく頑張っている方だ。良馬場だったら勝っていたのではないだろうか。今回はこれで誉めて上げないとかわいそうだ。
  • 4着はシーキングザパールであった。武豊騎手が「のめっていた」とコメントしているのだからそれが全てだろう。位置取りは完璧だったと思えるだけに、道悪が原因としか考えられない。今回は仕方ないだろう。
  • 5着はケイワンバイキングであった。ラストはかなり詰めてきたようだが、さすがにこのメンバーに入るとこれが精一杯だろう。よく頑張っている方だと思う。今後もG2G3ならば活躍するに違いない。
  • ビコーペガサスは6着であった。この馬がここまで頑張るとは思っていなかった。本当に恐れ入る。体調がかなり悪い状態でこの結果なのだから、年末までに調子を整えることができれば、スプリンターズSは分からないかもしれない。ついつい期待したくなる。
  • チアズサイレンスは9着であった。この着順だと判断が難しい。道悪が良かったのか悪かったのかすら分からない。まあ、どっちにしろ今後もG1では厳しいようには感じる。
  • マサラッキは10着であった。安定度の高いこの馬がここまで惨敗するのだから、道悪が原因としか思えない。この馬のこれからを占う一戦だっただけに、こんな形になったのは残念である。良馬場でやらせたかった。
  • スギノハヤカゼは11着であった。道悪も敗因だろうが、スタートをミスったことの方が大きかったと思う。スプリント戦での出遅れは致命的である。運がなかったとしか言いようがない。
  • コクトジュリアンは13着であった。この馬もこれが実力なのか、道悪が影響したのか判断できない。まあ、どっちにしろ今後もG1では厳しいようには感じる。
  • まあこんなもんでしょう。
  • 前ページに戻る

    参考
    G1高松宮記念の予想
    結論
    馬番連勝複式 5-8-15-16(BOX)
    1. スギノハヤカゼ
    2. エイシンバーリン
    3. シーキングザパール
    4. シンコウフォレスト
    にへい君の見解
  • 2年前に春のスプリントG1として新設されたのがこの高松宮記念である。さすがにスプリント勝負ということで毎年ハイペースのレベルの高いレースが繰り広げられている。最初から最後までほとんど全力で走るため、展開うんぬんよりも馬の調子が何より重要になってくる。過去2年の連対馬は前走もそれなりの結果を残している。前走大きく負けている馬が巻き返すというのはかなり難しいように思われる。前走でこのレースにつながる内容のレースをしていないと厳しいということである。今年はどんなドラマとなるであろうか。
  • 今年のメンバーを見てみると、やや混戦ムードである。去年のマイルCS、スプリンターズS連勝馬タイキシャトルが、連闘でくるという動きもあったが、さすがに回避となってしまった。連闘でも圧勝しそうな勢いだったが、今後の海外挑戦を考えれば当然の選択だと私は思う。とにかく、シャトルが出走しない以上、残された馬がこのレースを盛り上げるしかない。その一番手は、シーキングザパールとなるだろう。前走休み明けを完勝しているだけに、勢いを素直に信じるか、反動を考えるかが勝負の分かれ目となりそうだ。他にもスプリンターズS2着のスギノハヤカゼ、レコードホルダーのエイシンバーリン、勢いに乗るマサラッキとおもしろいメンバーが揃った。どこにポイントを置くかで予想が大きく変わりそうである。
  • 私の本命◎はスギノハヤカゼである。基本的には去年の実績を評価した。CBC賞を圧勝し、スプリンターズSでもタイキシャトルの2着している実績は、このメンバーでは最も格上であると判断したわけである。問題となるのは勢いという点だが、前走休み明けで59kgを背負っていたにもかかわらず4着していることで十分である。叩かれた上積みと斤量2kg減を考えれば、巻き返しは必至である。CBC賞で3馬身離していることからしても中京は得意コースといえる。去年の春までは決め手不足のいまいち君だったが、去年のCBC賞からは決め手不足が解消されたようで、走りがしっかりしてきたように感じる。タイキシャトルがいないこのメンバー構成なら負けられない一戦となる。ただ、前走4着というのはやっぱり強気になりきれない材料である。本当に強い馬は斤量も休み明けも関係なく圧勝してしまうものである。絶対的な信頼をおけるタイプの馬とはちょっと思えない。ちょっとしたことで連を外すことも十分にあり得る。軸にはちょっとできそうにない。今回はボックスで勝負させていただく。
  • 対抗○はエイシンバーリンにする。中京が得意であることを評価した。去年のこのレースで2着、去年のCBC賞でも2着と相性がいい。この馬が中京で好走している要因は小回りコースに助けられていることだと思う。マイル重賞でも勝っているように、この馬はスタミナもそれなりにある。とにかく飛ばせるだけ飛ばして粘るだけであるが、直線の短い中京コースであれば、差し馬はなかなか届かない。スタミナを生かした粘りで何とか残ってしまうのだろう。休み明けはまったく走らないこの馬が、逃げることもできなかったにもかかわらず5着にがんばっている。少なくてもリフレッシュの効果は出ていたと思われる。叩かれた上積みを考えれば、今回はこの馬らしく逃げることができるのではないだろうか。そういう意味ではキョウエイマーチが回避したのも大きい。自分の競馬ができれば、巻き返しは十分である。ただ、スギノハヤカゼ同様に休み明けとはいえ5着に負けているのは不安である。逃げることもできなかっただけに、今回どこまで変われるかは微妙なところである。休み明けが苦手な馬は1度叩かれただけでは大きくは変わらない馬もけっこういる。早めに仕掛けられると簡単に潰れることもあるだけに安定度もあまり高いとは言えない馬である。
  • 単穴▲はシーキングザパールにする。ステップレースであるシルクロードSで内から鋭く伸び、並みいる強豪をまとめて差しきった末脚はかなり凄かった。マイルC完勝という実績を持っていることを考えれば驚くことでもないかもしれないが、奇病を克服したばかりだっただけにやはり脅威の復活だったと言っていいだろう。この馬の素質の高さを思い知らされた一戦であった。叩かれた上積みを考えれば、さらに良くなることも十分に考えられる。常識的には3番手評価は低すぎるくらいである。私がここまで評価を落としたのは、中京の小回りコースだからである。前走は完勝と言っていい内容だったが、僅差だったのも事実である。今回は急カーブとなるだけにコーナーではあまりスピードはあげられないし、あげれば外に振られる可能性が高くなる。かといって、直線まで追い出しを我慢したのではとても届かない。そういうことで、前走の着差を死守するのはかなり難しいと私は思っている。休み明けを激走した反動もけっこう恐い。もちろん、能力の違いで完勝してしまうこともあり得るだけにこれ以上評価を下げることもできそうにない。
  • 4番手△はシンコウフォレストにする。前走3着の走りを高く評価したい。キョウエイマーチに無理に競りかけていたことを考えれば、よく粘っている。普通ならキョウエイマーチといっしょに潰れるものである。最初から飛ばしても意外とラストが落ちないことが分かって、行けるだけ行くという競馬を意識したらしい。そのとおり最後までばてることなく粘っていた。今回はキョウエイマーチがいないだけに、マイペースでレースを運べるはずである。エイシンバーリンが逃げたとしても、キョウエイマーチほど速いペースにはならないと思われるだけに、前走よりは終いが落ちないと思われる。もちろん逃げることができれば、さらに期待していいと思う。私は何となくこの馬はやってくれると思っている。ただ、上3頭と比べるとG1実績という点でどうしても見劣ってしまう。ここ一番での強さも感じられないだけに、どこまで戦えるか分からない。あまり期待しすぎるの酷である。私の馬券はここまでである。
  • 5番手はマサラッキにする。前走ステップレースで2着しているのは好感が持てる。勢い重視のスプリント戦では価値あるレースだったといえる。この馬の持ち味は好位からしぶとく伸びるという安定度である。掲示板はほとんど外していないことでもそれが分かる。ただ、私にはこの安定度が決め手の甘さにつながっているように思えるのである。前走こそ2着したものの、決め手の甘さは相変わらずのように感じた。他の有力馬に上積みが見られるのに対し、この馬は大きく変わる要素はほとんどないというのも苦しい。現状維持の状態でどこまで前走の着順を守れるであろうか。
  • 6番手△はワシントンカラーにする。スプリンターズS3着があるように能力はある馬である。ただ、最近の凡走が示すように、どうも走りに集中できないらしい。そのため今回はブリンカーをつけることになりそうだ。一変してとんでもない走りを見せることもありそうで恐い。ただ、G1クラスとなるとブリンカーだけで巻き返せるほど甘くはないと思う。ブリンカーでいつもよりは走っても、連対まではどうだろうか。やはりこの馬はダートの方がいいような気がする。
  • 7番手はケイワンバイキングにする。準オープンをトップハンデで2連勝したときにオープンでもかなりの活躍すると確信した馬であるが、さすがにG1は厳しいのではないか。好走もマイル戦が多いので、スプリンターとはちょっと思えないのである。前走ダービー卿CTで2着に負けたことで底を見せたようにも感じるし、ここは頑張っても掲示板までと見た。完全に底を見せていないだけに未知の魅力もあるのだが、これで来てしまったら先週と同じく事故と思うことにする。
  • 8番手はビコーペガサスにする。スプリンター戦線を長年にわたって盛り上げてきた功績は大きい。もちろん実績はこのメンバーなら最上位といっても過言ではない。しかし、なにぶん年齢をとりすぎた。調教も昔ほどの迫力はないらしい。勢いが重要となるスプリント戦で巻き返すのは無理だと思う。応援はしたいが馬券はちょっと買えない。
  • 9番手はチアズサイレンスにする。1200mでしか実績がなかったこの馬が前走マイル戦を勝ってしまった。よっぽど調子がいいのだろう。ただ、古馬重賞の実績がないようではとても高い評価はできない。G1では格不足である。
  • 10番手はコクトジュリアンにする。休み明けにもかかわらず前走快勝したのは好材料である。叩かれてさらに上昇することも十分に考えられる。けど、やはり古馬重賞の実績がないのは痛恨である。G1では格不足である。
  • こんなもんですかねぇ。
  • このページのTOPに戻る
    G1高松宮記念出走馬
    馬名 買い&消し
    シーキングザパール
    (牝5・武豊55)
    買い H9マイルC優勝、H9NZT4歳S優勝、H10シルクロードS優勝、他重賞3勝。前走休み明けでありながらシルクロードSで完勝しているように、その能力がそうとう高いのは明白である。牝馬でありながらマイルCを勝った実績は伊達ではないということだ。ローズSでは3着に敗れていることを考えると、やはりこの馬は短距離でこその馬なのだろう。叩かれた上積みも見込めるので、前走以上に強い走りをする可能性も高い。過去2年間はシルクロードSで勝った馬は必ず連対しているだけに、この馬も連対確率はそうとう高そうだ。斤量が1kg減るのも好材料である。
    消し 一番恐いのは2走ボケである。休み明けで大駆けするとどうしても反動が出るものである。中京コース未経験も心配である。直線の短い中京1200mは、どうしても先行馬が有利になる。差し馬は、直線だけでは差しきれないだけに、どうしてもコーナーで仕掛けなければいけなくなる。このコーナーでのスパートはけっこう馬に負担がかかるものである。大外を回るとなると距離のロスも大きくなる。
    マサラッキ
    (牡6・河内57)
    買い H10阪急杯優勝、H9函館SS優勝、シルクロードS2着。スワンS3着、CBC賞3着を経験しているように以前よりレベルの高いレースで好走していた。前々走を勝ち、前走も2着とついに本格化の兆しを見せた。スプリンターは勢いが最も大切なだけに、今の勢いなら一気にG1制覇も夢ではない。安定度はかなり高いだけに、凡走は考えにくい。
    消し G2でどうしても勝ちきれないように、決め手の甘さが目立つ。堅実な走りは悪いことではないのだが、G1だとこういう馬は掲示板で終わってしまうことが多い。前走も使われていた強みで2着した印象が強く、他の有力馬が一叩きされたり、斤量が軽くなるなどの好材料があるのに対し、この馬は上昇する要因が見当たらない。大きく変わることは考えにくい。現状維持でどこまで戦えるであろうか。
    シンコウフォレスト
    (牡6・四位57)
    買い H9阪急杯優勝、H9福島民友C優勝、H9オーシャンS優勝。前走シルクロードSで3着と頑張った。キョウエイマーチとハイペースを凌ぎ合っていたことを考えると、よく粘っている。行くだけ行って粘るという戦法がこの馬に合っているということで、無理して追いかけたらしい。今回はキョウエイマーチがいないだけに、マイペースの逃げも十分に考えられる。そうなれば前走よりも粘れることは言うまでもない。
    消し 前走3着に負けているように、どうしてもレベルの高いレースになると一歩甘くなる。実績がオープン特別と重馬場のG3だけでは、どうしても格不足に見えてしまう。なんというかパンチ力に欠ける感じがするのである。
    スギノハヤカゼ
    (牡6・田島裕57)
    買い H9スプリンターズS2着、H9CBC賞優勝、H8スワンS優勝。CBC賞を3馬身差で勝っていることでも分かるとおり、中京コースは大歓迎である。スワンSをレコード勝ちしていることもあり、開幕週のスピード勝負はのぞむところだろう。スプリンターズSでついに連対を果たし、決め手不足から脱却した印象が強い。前走4着も休み明けで59kg背負っていたことを考えると上出来の結果である。叩かれた上積みと斤量が2kgも減ることで、大きく上昇する可能性が高い。
    消し 前走4着をどう判断するかである。G1を勝つつもりなら、休み明けでも連対を果たしてほしい感じもする。上昇する余地があると言っても、必ず上昇するかどうかは別問題であり、意外に変わらない馬も多かったりする。スプリンターは勢いが大切なだけに、4着ではいまいち勢いに欠けるように感じてしまう。
    エイシンバーリン
    (牝7・南井55)
    買い H9シルクロードS優勝、H9高松宮杯2着。去年のこのレースで2着しているのも凄いが、何と言ってもレコードで圧勝したシルクロードSが凄かった。マイペースの逃げだったにしろ、4馬身離しての記録は大したものである。前走は5着に負けているが、休み明けは走らないタイプである。逃げることができず追いかける展開になってしまったが、それでもかなり伸びていた。逃げなければいけないタイプでは決してない。そうは言っても、マイペースで逃げるようなことがあれば、この馬を捕まえられる馬はいないだろう。
    消し 気分を損ねなければかなりいい走りをするのだが、逆に言えば気分を損ねるとまったく走らない馬である。そういう意味では安定度はあまり期待できない。競りかけられるとあっさりと陥落することもあるだろう。それに前走5着は負けすぎという考え方もできる。逃げることすらできなかったように、年齢的なものがあるのかもしれない。
    ワシントンカラー
    (牡5・柴田善57)
    買い H9クリスタルC優勝。スプリンターズSで3着しているように、単なるダート馬では決してない。芝のG3も勝っているし、芝の1200mは得意なレースと見ていいだろう。先行して抜け出す競馬を得意としており、直線の短い中京コース向きの馬ではないだろうか。
    消し ダートでの実績の方が優秀であり、基本的にはダート馬のような感じがどうしてもする。芝の好走も重馬場と時計のかかる馬場でのものである。スピード決着になるとかなり厳しくなるかもしれない。それに今年に入ってからは、この馬らしい走りがまったく見られない。単なる超早熟馬だったりして。
    ビコーペガサス
    (牡8・上村57)
    買い H7スプリンターズS2着、H8高松宮杯2着など。1200mG1で3度連対を果たしているように、1200mのスペシャリスト的存在である。2着が多いことでも分かるとおり安定度はかなり高い。
    消し 4歳から好走を続けている馬であるだけに、年齢的な限界が迫っているのは否定できないだろう。前走も休み明けとはいえ、11着に大きく負けているし、馬体もまだまだ仕上がっていないようである。勢いはまったく感じられないだけに、昔の名前だけではちょっと厳しい。
    チアズサイレンス
    (牡6・塩村57)
    買い 前走谷川岳Sで勝っているので勢いはかなり感じられる。今までは1200mで好成績を残してきた馬がマイルでも好走したということは、よっぽど調子がいいのだろう。得意の距離であればG1でも十分に戦えるかもしれない。スプリングSでバブルガムフェローの2着を経験している馬である。一発あってもおかしくはない。
    消し 古馬重賞では連対を果たしたことがない。オープン特別までの馬とどうしても見たくなる。ましてG1では格が足りなすぎる。いくら調子が良くても、これだけのメンバーの中では厳しい戦いになる。
    コクトジュリアン
    (牡7・田中勝57)
    買い H7クリスタルC優勝。その他1200mのオープン特別を3勝している実績を持つ。1200mのスペシャリストであることは明白である。前走勝っているように、勢いはかなり感じられる。休み明けを叩かれた上積みでさらに上昇ということもあり得る。
    消し 古馬重賞では連対を果たしたことがない。オープン特別までの馬とどうしても見たくなる。ましてG1では格が足りなすぎる。いくら調子が良くても、これだけのメンバーの中では厳しい戦いになる。
    ケイワンバイキング
    (騙6・横山典57)
    買い ここにきての成長はめざましい。準オープンをトップハンデで2連勝したことに始まり、オープン特別も圧勝。前走も重賞で2着と勢いだけならメンバーNo1と言っても過言ではない。1800mでの戦績がいまいちであることを考えると、マイル以下の馬であると思われる。1200mは問題ないのではないか。
    消し 前走重賞で土がついたように、重賞ではまだ力が足りない馬ではないだろうか。G1となればなおさらである。さらに1200mという距離が短すぎる感じがする。マイルで好走を続けているだけに、スプリント勝負への不安は否めない。1月から好調を続けていただけに、そろそろ調子落ちも心配である。
    スーパーナカヤマ
    (牡5・松永幹57)
    買い H9クリスタルC2着、H10ガーネットS優勝。ガーネットSをレコード勝ちしているように1200mには絶対の自信を持っている。クリスタルC2着からも芝は問題ない。先行して押し切る競馬を得意としているので、中京コースは合いそうだ。
    消し ガーネットSの走りを見る限りでは、やはりダートの方が合っているように感じる。前走芝1200mで5着に負けていることを考えても、芝ではスピード不足な感じがする。それでいて今回はメンバーが揃いすぎている。芝1200mの実績が4歳G3連対だけではどうしても頼りない。
    ザゴールド
    (牡6・藤田57)
    買い 1200mのオープン特別を2勝している。距離はベストである。
    消し 前走前々走と重賞で2連敗している。しかも掲示板にも載っていない。明らかに実力不足だと判断したくなる。
    ドージマムテキ
    (牡9・村本57)
    買い H7京王杯AH優勝、H8シルクロードS2着、H8香港国際ボウル2着、その他多くの重賞で好走いている。とにかく過去の実績はかなり凄い。G1連対こそはないものの、1流という枠には十分に入る競馬をしていた。能力的にはここでも通用してもおかしくない素材である。
    消し すでに9歳馬。全盛時とは大きく実力が落ちているのは否定できない。流れが落ち着くマイル戦とかならともかく、流れの速い1200m戦ではついていくのも厳しい感じがする。さすがに巻き返しは難しい。
    キビダンゴ
    (牡5・菊沢徳57)
    買い 1200m以下で3勝しているので距離はベストだろう。
    消し オープンで好走したことがない実績ではとても魅力は感じない。それでいて休み明けではあまりにも厳しい。
    ジェットアラウンド
    (牡5・芹沢57)
    買い 前走ダートとはいえ1200m戦のオープン特別を勝っているのは好材料である。勢いはかなり感じることができる。連闘でのぞむのだからよっぽど調子がいいのだろう。
    消し 阪急杯、シルクロードSと惨敗しているのは痛恨である。芝の1200mでは底を見せてしまっていると判断したくなる。調子がいいのは分かるがこの相手に連闘というのも厳しい。常識的には苦しい戦いになる。
    ヤシマジャパン
    (牡5・武幸57)
    買い 4歳時から素質の高さを言われ続けてきた馬である。新潟日報賞で勝っているように1200m戦を最も得意としている。ほとんど掲示板を外していないように安定度も高い馬である。
    消し 古馬重賞の実績がないのは痛恨である。オープン特別でも惜敗することが多く、パンチ力が足りない感じは否めない。前走の京王杯SCでも8着に負けているように、まだ重賞で好走できるほどの馬ではないのだろう。もちろん連闘もマイナスである。
    このページのTOPに戻る

    前ページに戻る