G1高松宮記念の結果
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結論 |
馬番連勝複式 5-8-15-16(BOX)
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馬名 | 買い&消し | |
シーキングザパール (牝5・武豊55) |
買い | H9マイルC優勝、H9NZT4歳S優勝、H10シルクロードS優勝、他重賞3勝。前走休み明けでありながらシルクロードSで完勝しているように、その能力がそうとう高いのは明白である。牝馬でありながらマイルCを勝った実績は伊達ではないということだ。ローズSでは3着に敗れていることを考えると、やはりこの馬は短距離でこその馬なのだろう。叩かれた上積みも見込めるので、前走以上に強い走りをする可能性も高い。過去2年間はシルクロードSで勝った馬は必ず連対しているだけに、この馬も連対確率はそうとう高そうだ。斤量が1kg減るのも好材料である。 |
消し | 一番恐いのは2走ボケである。休み明けで大駆けするとどうしても反動が出るものである。中京コース未経験も心配である。直線の短い中京1200mは、どうしても先行馬が有利になる。差し馬は、直線だけでは差しきれないだけに、どうしてもコーナーで仕掛けなければいけなくなる。このコーナーでのスパートはけっこう馬に負担がかかるものである。大外を回るとなると距離のロスも大きくなる。 | |
マサラッキ (牡6・河内57) |
買い | H10阪急杯優勝、H9函館SS優勝、シルクロードS2着。スワンS3着、CBC賞3着を経験しているように以前よりレベルの高いレースで好走していた。前々走を勝ち、前走も2着とついに本格化の兆しを見せた。スプリンターは勢いが最も大切なだけに、今の勢いなら一気にG1制覇も夢ではない。安定度はかなり高いだけに、凡走は考えにくい。 |
消し | G2でどうしても勝ちきれないように、決め手の甘さが目立つ。堅実な走りは悪いことではないのだが、G1だとこういう馬は掲示板で終わってしまうことが多い。前走も使われていた強みで2着した印象が強く、他の有力馬が一叩きされたり、斤量が軽くなるなどの好材料があるのに対し、この馬は上昇する要因が見当たらない。大きく変わることは考えにくい。現状維持でどこまで戦えるであろうか。 | |
シンコウフォレスト (牡6・四位57) |
買い | H9阪急杯優勝、H9福島民友C優勝、H9オーシャンS優勝。前走シルクロードSで3着と頑張った。キョウエイマーチとハイペースを凌ぎ合っていたことを考えると、よく粘っている。行くだけ行って粘るという戦法がこの馬に合っているということで、無理して追いかけたらしい。今回はキョウエイマーチがいないだけに、マイペースの逃げも十分に考えられる。そうなれば前走よりも粘れることは言うまでもない。 |
消し | 前走3着に負けているように、どうしてもレベルの高いレースになると一歩甘くなる。実績がオープン特別と重馬場のG3だけでは、どうしても格不足に見えてしまう。なんというかパンチ力に欠ける感じがするのである。 | |
スギノハヤカゼ (牡6・田島裕57) |
買い | H9スプリンターズS2着、H9CBC賞優勝、H8スワンS優勝。CBC賞を3馬身差で勝っていることでも分かるとおり、中京コースは大歓迎である。スワンSをレコード勝ちしていることもあり、開幕週のスピード勝負はのぞむところだろう。スプリンターズSでついに連対を果たし、決め手不足から脱却した印象が強い。前走4着も休み明けで59kg背負っていたことを考えると上出来の結果である。叩かれた上積みと斤量が2kgも減ることで、大きく上昇する可能性が高い。 |
消し | 前走4着をどう判断するかである。G1を勝つつもりなら、休み明けでも連対を果たしてほしい感じもする。上昇する余地があると言っても、必ず上昇するかどうかは別問題であり、意外に変わらない馬も多かったりする。スプリンターは勢いが大切なだけに、4着ではいまいち勢いに欠けるように感じてしまう。 | |
エイシンバーリン (牝7・南井55) |
買い | H9シルクロードS優勝、H9高松宮杯2着。去年のこのレースで2着しているのも凄いが、何と言ってもレコードで圧勝したシルクロードSが凄かった。マイペースの逃げだったにしろ、4馬身離しての記録は大したものである。前走は5着に負けているが、休み明けは走らないタイプである。逃げることができず追いかける展開になってしまったが、それでもかなり伸びていた。逃げなければいけないタイプでは決してない。そうは言っても、マイペースで逃げるようなことがあれば、この馬を捕まえられる馬はいないだろう。 |
消し | 気分を損ねなければかなりいい走りをするのだが、逆に言えば気分を損ねるとまったく走らない馬である。そういう意味では安定度はあまり期待できない。競りかけられるとあっさりと陥落することもあるだろう。それに前走5着は負けすぎという考え方もできる。逃げることすらできなかったように、年齢的なものがあるのかもしれない。 | |
ワシントンカラー (牡5・柴田善57) |
買い | H9クリスタルC優勝。スプリンターズSで3着しているように、単なるダート馬では決してない。芝のG3も勝っているし、芝の1200mは得意なレースと見ていいだろう。先行して抜け出す競馬を得意としており、直線の短い中京コース向きの馬ではないだろうか。 |
消し | ダートでの実績の方が優秀であり、基本的にはダート馬のような感じがどうしてもする。芝の好走も重馬場と時計のかかる馬場でのものである。スピード決着になるとかなり厳しくなるかもしれない。それに今年に入ってからは、この馬らしい走りがまったく見られない。単なる超早熟馬だったりして。 | |
ビコーペガサス (牡8・上村57) |
買い | H7スプリンターズS2着、H8高松宮杯2着など。1200mG1で3度連対を果たしているように、1200mのスペシャリスト的存在である。2着が多いことでも分かるとおり安定度はかなり高い。 |
消し | 4歳から好走を続けている馬であるだけに、年齢的な限界が迫っているのは否定できないだろう。前走も休み明けとはいえ、11着に大きく負けているし、馬体もまだまだ仕上がっていないようである。勢いはまったく感じられないだけに、昔の名前だけではちょっと厳しい。 | |
チアズサイレンス (牡6・塩村57) |
買い | 前走谷川岳Sで勝っているので勢いはかなり感じられる。今までは1200mで好成績を残してきた馬がマイルでも好走したということは、よっぽど調子がいいのだろう。得意の距離であればG1でも十分に戦えるかもしれない。スプリングSでバブルガムフェローの2着を経験している馬である。一発あってもおかしくはない。 |
消し | 古馬重賞では連対を果たしたことがない。オープン特別までの馬とどうしても見たくなる。ましてG1では格が足りなすぎる。いくら調子が良くても、これだけのメンバーの中では厳しい戦いになる。 | |
コクトジュリアン (牡7・田中勝57) |
買い | H7クリスタルC優勝。その他1200mのオープン特別を3勝している実績を持つ。1200mのスペシャリストであることは明白である。前走勝っているように、勢いはかなり感じられる。休み明けを叩かれた上積みでさらに上昇ということもあり得る。 |
消し | 古馬重賞では連対を果たしたことがない。オープン特別までの馬とどうしても見たくなる。ましてG1では格が足りなすぎる。いくら調子が良くても、これだけのメンバーの中では厳しい戦いになる。 | |
ケイワンバイキング (騙6・横山典57) |
買い | ここにきての成長はめざましい。準オープンをトップハンデで2連勝したことに始まり、オープン特別も圧勝。前走も重賞で2着と勢いだけならメンバーNo1と言っても過言ではない。1800mでの戦績がいまいちであることを考えると、マイル以下の馬であると思われる。1200mは問題ないのではないか。 |
消し | 前走重賞で土がついたように、重賞ではまだ力が足りない馬ではないだろうか。G1となればなおさらである。さらに1200mという距離が短すぎる感じがする。マイルで好走を続けているだけに、スプリント勝負への不安は否めない。1月から好調を続けていただけに、そろそろ調子落ちも心配である。 | |
スーパーナカヤマ (牡5・松永幹57) |
買い | H9クリスタルC2着、H10ガーネットS優勝。ガーネットSをレコード勝ちしているように1200mには絶対の自信を持っている。クリスタルC2着からも芝は問題ない。先行して押し切る競馬を得意としているので、中京コースは合いそうだ。 |
消し | ガーネットSの走りを見る限りでは、やはりダートの方が合っているように感じる。前走芝1200mで5着に負けていることを考えても、芝ではスピード不足な感じがする。それでいて今回はメンバーが揃いすぎている。芝1200mの実績が4歳G3連対だけではどうしても頼りない。 | |
ザゴールド (牡6・藤田57) |
買い | 1200mのオープン特別を2勝している。距離はベストである。 |
消し | 前走前々走と重賞で2連敗している。しかも掲示板にも載っていない。明らかに実力不足だと判断したくなる。 | |
ドージマムテキ (牡9・村本57) |
買い | H7京王杯AH優勝、H8シルクロードS2着、H8香港国際ボウル2着、その他多くの重賞で好走いている。とにかく過去の実績はかなり凄い。G1連対こそはないものの、1流という枠には十分に入る競馬をしていた。能力的にはここでも通用してもおかしくない素材である。 |
消し | すでに9歳馬。全盛時とは大きく実力が落ちているのは否定できない。流れが落ち着くマイル戦とかならともかく、流れの速い1200m戦ではついていくのも厳しい感じがする。さすがに巻き返しは難しい。 | |
キビダンゴ (牡5・菊沢徳57) |
買い | 1200m以下で3勝しているので距離はベストだろう。 |
消し | オープンで好走したことがない実績ではとても魅力は感じない。それでいて休み明けではあまりにも厳しい。 | |
ジェットアラウンド (牡5・芹沢57) |
買い | 前走ダートとはいえ1200m戦のオープン特別を勝っているのは好材料である。勢いはかなり感じることができる。連闘でのぞむのだからよっぽど調子がいいのだろう。 |
消し | 阪急杯、シルクロードSと惨敗しているのは痛恨である。芝の1200mでは底を見せてしまっていると判断したくなる。調子がいいのは分かるがこの相手に連闘というのも厳しい。常識的には苦しい戦いになる。 | |
ヤシマジャパン (牡5・武幸57) |
買い | 4歳時から素質の高さを言われ続けてきた馬である。新潟日報賞で勝っているように1200m戦を最も得意としている。ほとんど掲示板を外していないように安定度も高い馬である。 |
消し | 古馬重賞の実績がないのは痛恨である。オープン特別でも惜敗することが多く、パンチ力が足りない感じは否めない。前走の京王杯SCでも8着に負けているように、まだ重賞で好走できるほどの馬ではないのだろう。もちろん連闘もマイナスである。 |